JPH07206478A - ガラスストランドの製造および処理方法 - Google Patents

ガラスストランドの製造および処理方法

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JPH07206478A
JPH07206478A JP6306591A JP30659194A JPH07206478A JP H07206478 A JPH07206478 A JP H07206478A JP 6306591 A JP6306591 A JP 6306591A JP 30659194 A JP30659194 A JP 30659194A JP H07206478 A JPH07206478 A JP H07206478A
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JP
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strands
weight
glass
filaments
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JP6306591A
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English (en)
Inventor
Patrick Moireau
パトリック・モワロー
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Saint Gobain Adfors SAS
Original Assignee
Vetrotex France SA
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Publication date
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C25/00Surface treatment of fibres or filaments made from glass, minerals or slags
    • C03C25/10Coating
    • C03C25/24Coatings containing organic materials
    • C03C25/26Macromolecular compounds or prepolymers
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 サイジングされたガラスストランドの製造お
よび処理方法において、熱重合可能なサイジング組成物
が、フィラメントの表面上に付着され、該サイジング組
成物は、5重量%未満の溶剤含量を有し、且つ400c
P以下の粘度を有する溶液により構成され、該溶液は、
熱により重合または架橋され得る基本構造を含み、該構
造は、少なくとも1種のアクリルまたはメタクリルまた
はビニルエーテルまたはNビニルアミドまたはNビニル
ラクタム官能基を有する750未満の分子量を有する1
種以上の成分の少なくとも60重量%を含み、該成分中
の多官能成分の割合は、該成分の少なくとも45重量%
である方法。 【効果】 有機物質によるガラスストランドの濡れを最
適にコントロールすることができ、得られる複合体の機
械的特性が改善され、しかも低コストである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、とくに有機物質を強化
するために用いられるガラスストランドの製造方法およ
び処理方法に関するものである。該ガラスストランド
は、熱の作用により重合可能である有機質のサイジング
組成物で実質的にコーティングされている。さらに本発
明は、該方法により製造されたガラスストランド、およ
び該ストランドから製造された複合体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術および課題】ガラスストランドの直接製造
は、一つ以上のダイの孔部から流れる溶融ガラスの糸ま
たは“細い流れ”から、公知の方法により行われてい
る。糸が機械的に引き出され、連続フィラメントを形成
し、該フィラメントは、続いて一つ以上の基本的なスト
ランドに組み立てられ、該ストランドは、求められる用
途に応じて、動く支持体上に集められるか、あるいは収
集の前に別の処理に施される。
【0003】これらがストランドの形状に集合される
前、フィラメントは連続的に供給されるサイジング用部
材を通過することにより、サイジング組成物でコーティ
ングされる。サイジング組成物のこの付着は、ストラン
ドの製造に必要なものであり、ストランドが別の物質、
例えば有機物質と組み合わされ、複合体を製造すること
を可能にしている。
【0004】実際、第一に、サイジング組成物は滑剤と
して作用し、且つ上記のプロセスの間、案内部材のよう
な様々な部材に対し、速い速度でストランドが摩擦する
ことにより生じる摩耗からストランドを保護する。
【0005】ほとんどの場合において、サイジング組成
物は、上述のストランドの一体性、すなわち、ストラン
ドを構成しているフィラメントのお互いの結合を確実な
ものにしている。この一体性は、ストランドが大きな機
械的応力に施される場合の織物の用途にとくに求められ
ている。実際、もしストランドを構成するフィラメント
がお互いに結合されていないならば、これらは、前記用
途に用いられると容易に分離し、繊維機械に目詰まりを
起こす。一般的に、ストランドの一体性は、必要である
とされている。一体性のないストランドは、取り扱い、
とくに巻体からストランドを手動あるいは機械により取
り出すことが困難であると考えられている。
【0006】また、サイジング組成物は、ストランドが
強化される様々な物質と組み合わされることを可能に
し、これによりストランドと強化される物質との間の結
合を促進し、且つ該物質により該ストランドが濡らされ
ることを容易にすることにより、複合要素が製造され
る。ストランドの濡れとは、ストランドの表面上に前記
物質が拡散することだけではなく、フィラメントから構
成されるストランドの内部にこれが浸透することも意味
する。該物質および該ストランドから製造される複合体
の機械的特性は、とくにストランドに対する該物質の付
着性および該物質により濡らされるストランドの適性に
依存する。しかしながら、濡れ特性は、上記のような一
体性と相入れない性質である。実際、ストランドの一体
性を増加させればされるほど、フィラメント同士の結合
も強まり、ストランドの内部に、強化される物質が浸透
するのをより困難にする。実際、現在存在するサイジン
グ組成物は、一般的にストランドに要求される他の物質
を強化する性質と、一体性との間で妥協したものであ
る。
【0007】製造を適切に行うために、とくにサイジン
グ組成物は、これを通過しなくてはならないフィラメン
トの引き出し速度に対して安定且つ調和しなければなら
ない。サイジング組成物は、フィラメント(このフィラ
メントは数十メートル/秒の速い速度で引き出される)
の速いスピードにより、過剰の剪断現象源となってはな
らず、また前記速度でフィラメントの表面を濡らすのに
問題を起こしてはならない。サイジング組成物の熱処理
のためのステップを使用する方法において、熱により反
応し、且つダイの下部で安定となるために十分に高い反
応温度を有するサイジング組成物を使用することは従来
から行われている。
【0008】この方法の選択は、特定の条件に応答する
サイジング組成物の使用を包含するが、サイジング組成
物の選択は、該方法に影響を及ぼす。
【0009】現時点で最も多く利用されているサイジン
グ組成物は、容易に使用できるが多量の水を含む(サイ
ジング組成物の90重量%は、とくに水の8〜14重量
%を有する巻体を導く)水性サイジング組成物であり、
このことは、強化するものが有機物質の場合、該ストラ
ンドを使用する前、ストランドを乾燥するステップを必
要とする。なぜならば、水はストランドと該物質との間
の良好な付着性を損なうかもしれないからである。この
乾燥ステップは時間がかかり、コストもかかる。乾燥ス
テップが、フィラメントのレベルで(WO/0512
2)あるいはストランドのレベルで(米国特許第3,8
53,605号)、引き出し操作のときに行われる(す
なわちフィラメントが集合した後に得られたストランド
の収集の前)とき、乾燥ステップは、各ダイの下部で乾
燥装置の取り付けを必要とし、および乾燥ステップがス
トランドの巻体上で行われるとき、乾燥ストランドは、
巻体の内部にサイジング組成物が移行する危険性があ
る。この移行は、ガラスに対するサイジング組成物の親
和性により、多少選択的に行われ、これはその長さに沿
って不均一な特性を有するストランドの製造を導き、つ
まり水性のサイジング組成物は、その付着性によりスト
ランド上に不均一に分散する。このような移行現象に加
え、ある場合において、ストランドの着色または巻体の
変形も見られる。さらに、乾燥ステップの有効性は、常
に最適なものではなく、乾燥ステップは、サイジング組
成物の組成、乾燥されるストランドの重量等に依存する
様々な製造条件に適合させなければならない。
【0010】幾つかの特許は、水性のサイジング組成物
を使用して、乾燥および/または移行の問題を減少する
ための解決法を提案している。しかしながら、このよう
な水性のサイジング組成物は、毒性がありおよび/また
は粘度の問題を生じるため、一般的に取り扱いが困難
で、付近の人間に有害であるとされている有機溶剤の使
用が必要である。その問題を簡単に解決する方法として
は、サイジング組成物を加熱すること(米国特許第4,
604,325号)または適切な試薬を添加すること
(米国特許第4,609,591号)等がある。多くの場
合において、これらのサイジング組成物を使用すること
は、ダイの下部に特定の装置を設置することが必要であ
り;とくに、サイジング組成物でコーティングされたス
トランドを巻体の形状で収集する場合、ストランド間の
過剰な結合を防止するために(過剰な結合は、ストラン
ドをほどくことを困難にする)、巻体の製造が終了する
前にストランドを処理することが必要となる。これらの
処理は例えばサイジング組成物でコーティングされた連
続フィラメントの層を加熱することからなり、これによ
りフィラメントの集合の前にサイジング組成物から溶剤
を除去する(米国特許第3,425,862号)か、ある
いはストランドの進行する一部分上に紫外線の作用にス
トランドを施すことによりサイジング組成物を重合させ
る(米国特許第5,049,407号)ことからなる。こ
れらの処理の有効性は、繰り返すが、操作条件に依存す
る。
【0011】本発明の目的は、サイジング処理されるガ
ラスストランドの製造方法および処理方法であり、該方
法は、ストランドが直接製造され、続いて収集され、サ
イジングされたストランドは、特別な処理(重合を含
む)を必要とせず、またはサイジング組成物の付着ステ
ップから、サイジングされたストランドの収集ステップ
まで、補助的な装置の利用を必要とせず(これらの2つ
のステップが含まれる場合)、さらに該方法は、重合の
前の乾燥のような処理も必要としないものである。
【0012】本発明の別の目的は、サイジングされたガ
ラスストランドの製造方法および処理方法であり、用い
られるサイジング組成物は、十分に安定であり、摩耗か
ら有効にストランドを保護し、強化される物質により濡
らされる良好な性質をストランドに付与し、サイジング
されたストランドは、取り扱いが容易であり、その長さ
方向の全体にわたり均一な特性を有し、改善された機械
的特性を有する複合体の製造に有利に利用可能であるも
のである。
【0013】本発明のさらに別の目的は、本発明の方法
により製造されたストランド、さらにこれらのストラン
ドにより強化された複合体に関する。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、次のよ
うなサイジングされたガラスストランドの製造方法およ
び処理方法により達成される。該方法は、一つ以上のダ
イのベースに配置された複数の孔部から流れる溶融ガラ
スの複数の糸が引き出され、連続フィラメントのファン
(FAN)を形成し、該フィラメントは、続いて一つ以
上のストランドに集合され、動作する支持体上に収集さ
れるものであり、そして該方法は、フィラメントがスト
ランドに集合されるよりも前の引き出しの間、フィラメ
ントの表面上に熱重合可能なサイジング組成物を付着さ
せることからなり、該組成物は、5重量%未満の溶剤含
量、且つ400cP以下の粘度を有する溶液により構成
され、該溶液は、熱により重合および/または架橋され
得る基本構造を含み、該構造は、少なくとも一つのアク
リルおよび/またはメタクリルおよび/またはビニルエ
ーテルおよび/またはNビニルアミドおよび/またはN
ビニルラクタム官能基を有する、750未満の分子量を
有する一つ以上の成分の少なくとも60重量%を含み、
該成分に含まれる多官能成分の割合は、該成分の少なく
とも45重量%であり、これにより重合されていない、
熱重合可能なサイジング組成物でコーティングされたガ
ラスストランドが製造されるというものである。
【0015】この方法によりフィラメントが集合した後
に製造されたストランドは、回転する支持体上で巻体の
形状で収集されるのが好ましい。
【0016】本発明によれば、“熱重合可能なサイジン
グ組成物”とは、サイジング組成物の成分の少なくとも
幾つかが、多少の熱処理により重合および/または架橋
することができることを意味する。
【0017】“重合していないサイジング組成物でコー
ティングされたガラスストランド”とは、先のパラグラ
フで定義されたサイジング組成物でコーティングされた
ガラスストランドを意味する。対照的に、“重合したサ
イジング組成物でコーティングされたガラスストラン
ド”とは、熱処理により重合および/または架橋したサ
イジング組成物でコーティングされたものである。
【0018】本発明によれば、付着されるたサイジング
組成物において、溶剤は、重合および/または架橋され
得る特定の化合物を溶解することのできる有機溶媒であ
ることができ、または通常は水和または加水分解された
成分により間接的に導入される水であることができる。
制限された量における溶剤の存在は、これを除去するた
めの特別な処理を必要としない;またほとんどの場合に
おいて、本発明のサイジング組成物は全く溶剤のないも
のである。
【0019】その低い粘度により、サイジング組成物は
直接法によるガラスストランドの製造条件と調和する。
すなわち、これは通過するフィラメントのどんな引き出
し速度でも(数十メートル/秒)、あるいはどんなフィ
ラメントの直径(一般的には5〜24μm)でも所望の
方法を用いることができる。本発明のサイジング組成物
は、ストランドの引き出しスピードと調和するストラン
ドの濡らすスピードを有する。
【0020】本発明によれば、“基本構造(または“基
本システム”)”とは、サイジング組成物の構造に実質
的に関係する機能を有する化合物を意味する。本発明に
よれば、基本構造は、サイジング組成物の少なくとも7
0重量%を示すものが好ましく、さらに好ましくはサイ
ジングの80〜100重量%を示すものがよい。
【0021】好ましくは、本発明におけるほとんどの場
合、本発明のサイジング組成物の基本構造に存在し、且
つ本発明の定義において述べられた機能の少なくとも一
つを有する750未満の分子量を有する成分(類)は、
500未満の分子量を有するのがよい。同様に、本発明
のほとんどの場合において、またとくに好適な態様とし
ては、この成分(類)は、(モノ−または多官能)モノ
マーである。この基本構造は、上記の750未満の分子
量を有する成分の少なくとも60重量%を含み、好まし
くは該成分の少なくとも70重量%を含むのがよい。
【0022】基本構造は、750未満の分子量を有する
成分の混合物の少なくとも60重量%を含み、該成分の
混合物は、とくに該成分が一種のみから構成されるより
も、反応性を有するのが有利である。この混合物の各種
成分は、一つの官能基(単官能成分)または複数の官能
基(多官能成分)または本発明の定義で述べられたもの
から選択された異なる機能を有する(すなわちアクリ
ル、メタクリルビニルエーテル、Nビニルアミドおよび
ビニルラクタム)。本発明の定義で示したように、基本
構造の750未満の分子量を有する成分より形成された
群の中での多官能成分(類)の割合は、該群の45重量
%以上であり、好ましくは該群の50重量%以上であ
る。これにより、とくに基本構造に十分な反応性を付与
することができ、且つ重合の間に、2または3方向の分
枝を形成することができる。基本構造内の多官能成分の
割合は、該成分がどんな分子量であっても、該構造の4
5重量%以上であり、好ましくは該構造の50重量%以
上である。
【0023】本発明によれば、750未満の分子量を有
するアクリルまたはメタクリル成分は、例えば脂肪族ア
クリレートまたはメタクリレート、芳香族のアクリレー
トまたはメタクリレート、ハロゲン化置換基を有するア
クリレートまたはメタクリレート(この場合のハロゲン
は、フッ素、塩素または臭素であることができる)、あ
るいはアクリレートまたはメタクリレートの誘導体、例
えばアクリルアミドまたはメタクリルアミド誘導体等の
ようなモノマーであることができる。
【0024】例として、本発明によれば、単官能アクリ
ルまたはメタクリルモノマーは、とくに脂肪族アクリレ
ートまたはメタクリレート、例えばシクロヘキシル、n
−ヘキシル、イソデシル、ステアリル、ラウリル、オク
チル、イソボルニル等のアクリレートまたはメタクリレ
ート、芳香族アクリレートまたはメタクリレート、例え
ば2フェノキシエチル、ベンジル−等のアクリレートま
たはメタクリレート、あるいはさらにアルキル、テトラ
ヒドロフルフリル、2−エトキシエチル、2−メトキシ
エチル、2(2エトキシエトキシ)エチル、グリシジ
ル、イソプロピル−2ヒドロキシエチルカーバメート、
n−ブチル2ヒドロキシエチルカーバメート、2ヒドロ
キシエチルオキサゾリドン等のアクリレートまたはメタ
クリレート、フルオロアルキルアクリレートまたはアク
リルアミドまたはメタクリルアミド誘導体(必要に応じ
てアルキル、アルコキシアルキルまたはヒドロキシアル
キルによりN−置換されている)、例えばN,N'ジメ
チルアクリルアミド、N−イソブチルアクリルアミド、
Nメチロールアクリルアミド、N−メトキシメチルアク
リルアミド、Nブトキシメチルアクリルアミド、ジアセ
トンアクリルアミド等であることができる。これらの単
官能モノマーは、とくにサイジング組成物に所望の流動
性を与えるのに役立つ。
【0025】本発明によれば、多官能アクリルまたはメ
タクリルモノマーは、とくに、トリエチレングリコー
ル、エチレングリコール、テトラエチレングリコール、
200〜600のポリエチレングリコール、1−3ブチ
レングリコール、1−4ブタンジオール、ジエチレング
リコール、1−6ヘキサンジオール、ネオペンチルグリ
コール、エトキシ化ビスフェノールA、ジエチルカーボ
ネート等のジアクリレートまたはジメタクリレート、ア
ルコキシ化または非アルコキシ化ジアクリレートまたは
ジメタクリレートジオール(C14〜C15の脂肪族鎖を有
する)、トリス(2−ヒドロキシエチルイソシアネー
ト)、ペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン
等のトリアクリレートまたはトリメタクリレート、ペン
タエリスリトール、ジトリメチロールプロパン等のテト
ラアクリレートまたはテトラメタクリレート、ジペンタ
エリスリトール等のペンタアクリレートまたはペンタメ
タクリレート、テトラブロモビスフェノールAジアクリ
レート、エチレングリコールビス(Nメチロールアクリ
ルアミド)等からなることができる。
【0026】本発明によれば、単官能ビニルエーテルモ
ノマーは、ブタンジオールモノビニルエーテル、イソブ
チルビニルエーテル、トリエチレングリコールモノビニ
ルエーテル、オクタデシルビニルエーテル、ハイドロア
ルキルビニルエーテル、ウレタンアルキルビニルエーテ
ル、ウレタンフェニルビニルエーテル等からなることが
でき、単官能Nビニルアミドおよび/またはNビニルラ
クタムモノマーは、Nビニル2ピロリドン、Nビニルカ
プロラクタム、Nビニルピペリドン、Nビニルオキサゾ
リドン、NメチルNビニルホルムアミド、Nビニルモル
ホリノン、Nビニルサクシンイミド、Nビニルカルバゾ
ール等からなることができる。
【0027】多官能ビニルエーテル、Nビニルアミドま
たはNビニルラクタムモノマーは、とくに、トリエチレ
ングリコールジビニルエーテル、ジエチレングリコール
ジビニルエーテル、1−4シクロヘキサンジメタノール
ジビニルエーテル等からなることができる。
【0028】上記で述べたモノマー類に加え、サイジン
グ組成物の基本構造は、熱により重合および/または架
橋され得る他の化合物を含むことができ、例えば使用さ
れるモノマーの反応性官能基と同じものを有する部分的
に重合される官能基を有するポリマーおよび/またはコ
ポリマーが挙げられ、これらのポリマーおよび/または
コポリマーは、一般的に750を超える分子量を有す
る。とくに本発明の方法に使用されるサイジング組成物
がアクリルまたはメタクリルモノマーを含む場合、サイ
ジング組成物は、さらにアクリルおよび/またはメタク
リル官能基を有するポリマーおよび/またはコポリマー
を含むことができ、この官能基は、部分的に重合され
る。とくにこれらのポリマーまたはコポリマーは、使用
されるモノマーと同じベースに基づくアクリレートまた
はメタクリレート樹脂であることができ、ベースの例と
しては、脂肪族または芳香族ウレタンベース、脂肪族お
よび/または芳香族ベース、シリコーンベース、脂肪酸
エステルまたはポリエステルベース、シリコーンウレタ
ンベース等が挙げられる。用いられる樹脂は、ハロゲン
化置換基を有していてもよい。同様に、使用されるポリ
マーおよび/またはコポリマーは、ビニルエーテルおよ
び/またはNビニルアミドおよび/またはビニルラクタ
ム官能基を有することができる。該官能基は部分的に重
合される。本発明の一つの態様によれば、基本構造は7
50を超える分子量を有する少なくとも一つの成分を含
み、この成分は、例えば少なくとも一つのアクリルおよ
び/またはメタクリルおよび/またはビニルエーテルお
よび/またはNビニルアミドおよび/またはNビニルラ
クタム官能基を有する上記で述べたようなポリマーまた
はコポリマーの形状であることができる。
【0029】本発明の方法に使用されるサイジング組成
物が引き出しの間フィラメント上に付着される場合、こ
れはその表面全体に非常に迅速に分散し、フィラメント
上に適切な保護フィルムを形成することに注意するべき
である。本発明の方法により製造されたストランドは、
お互いにスライドすることができるフィラメントの束に
より構成され、これは、強化される物質による含浸に有
利である。しかしながら、サイジング組成物の成分の選
択、そのそれぞれの割合、および集合体の低粘度によ
り、存在する成分が、製造されたサイジングされたスト
ランドに対して、特定の一体性を付与する結合剤として
作用することはない。ストランドは、この用語“一体
性”の通常の意味において、一体性をもたない。すなわ
ち、例えばフィルム形成剤がサイジング組成物中で多量
に存在するとき、フィルム形成剤によりもたらされるも
ののように、サイジング組成物の一つ以上の成分により
もたらされる結合により、フィラメントがお互いに固定
されることはない。
【0030】それにもかかわらず、本発明により製造さ
れたストランドは、取り扱いが容易であり、これが巻体
を形成するために巻かれた場合でも、サイジング組成物
を重合(および/または架橋)する処理をすることな
く、この巻体から容易に取り出すことができることが分
かった。さらに、製造されたストランドは、上記のよう
に、強化される物質により濡らされる良好な性質を有す
る。
【0031】本発明のサイジング組成物は、フィルム形
成剤のような結合剤が存在しないことにより特徴付けら
れる。しかし、もしこれが多量に存在した場合でも、基
本構造の添加剤として、10重量%を超えない割合にお
いて少なくとも一つのフィルム形成剤を含むことができ
る。この割合は、ストランドに一体性を付与するのには
不十分であるが、フィラメントの特定の引き出し速度お
よび特定の直径の場合、本発明の方法において引き出し
を容易にする。とくにフィルム形成剤の存在は、フィラ
メントが非常に細く、且つ速い引き出し速度である場
合、サイジング組成物を付着させる装置に対して、フィ
ラメントの過剰な摩擦を避けるものである。本発明によ
れば、フィルム形成剤は、熱により重合および/または
架橋され得るものであり、好ましくは、シリコーンおよ
びシロキサン、例えばシリコーンアクリレート、α,ω
−ヒドロキシポリジメチルシロキサン、α,ω−アミノ
ポリジメチルシロキサン、α,ω−アクリロキシポリジ
メチルシロキサン等からなるのがよい。
【0032】サイジング組成物に導入することのできる
添加剤は、特定の機能を実現し、且つ基本構造とは異な
り、サイジング組成物の構造に実質的に関係しないもの
である。これらの添加剤は、基本構造と区別されるべき
ものであるが、それにもかかわらず、これらは、基本構
造の化合物と同様に、熱により重合および/または架橋
され得るものであることができる。
【0033】本発明のサイジング組成物は、添加剤とし
て少なくとも一つのカップリング剤を含むことができ
る。サイジング組成物におけるカップリング剤の割合
は、15重量%以下である。使用され得るカップリング
剤は、フリーラジカル反応により重合しないものがしば
しば使用され、好ましくは500未満の分子量を有する
オルガノシランからなることができる。オルガノシラン
カップリング剤の例としては、γ−アミノプロピルトリ
エトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、γ−グリ
シドキシプロピルトリメトキシシラン、Nβ−(アモノ
エチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ
−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン、3−メ
トキシ−5−ヒドロキシ−フェニル−アルキルトリメト
キシシラン等が挙げられる。本発明に使用できるカップ
リング剤は、チタネートまたはジルコネート、さらにシ
ロキサンからなることもできる。
【0034】本発明によれば、サイジング組成物は、さ
らに添加剤として、実質的に滑剤として作用し、とくに
特定の織物の用途に使用される、いわゆる“織物用”添
加剤の少なくとも1種を含むことができる。この織物用
添加剤の割合は、8重量%以下である。使用できる織物
用添加剤は、好ましくは脂肪エステルまたはグリコール
エステル、例えばイソプロピルパルミテート、セチルパ
ルミテート、イソブチルステアレート、デシルラウレー
ト、エチレングリコールアジペート等がよい。サイジン
グ組成物は、さらに添加剤として、強化される物質、と
くにセメント質(cementitious)の場合への適合のため
に、少なくとも1種の添加剤を含むことができる。
【0035】本発明により製造されたストランドの意図
された目的によれば、用いられるサイジング組成物はさ
らに添加剤として、少なくとも1種の有機過酸化物、必
要に応じて1種以上の触媒、例えばコバルト誘導体を含
む重合開始剤の1種以上を含むことができる。多くの場
合において、有機過酸化物は、サイジング組成物中に存
在することができ、また0.5〜4重量%の間で変化す
る割合で存在することができる。とくにこの過酸化物
は、サイジング組成物の重合が、強化される物質でスト
ランドをあらかじめ含浸することなく、サイジングされ
たストランドの収集の後に直接行わなければならないと
き(例えばストランドが織物の用途に用いられると
き)、サイジング組成物中に存在することができる。
【0036】本発明によれば、この過酸化物はとくに、
メチルエチルケトンパーオキサイド、シクロヘキサノン
パーオキサイド、アセチルアセトンパーオキサイド、ジ
ベンゾイルパーオキサイド、ビス(4−ターチオブチル
−シクロヘキシル)−パーオキシジカーボネート、ター
ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、ターブ
チルパーオキシ−3−3−5−トリメチルヘキサノエー
ト、ターブチルパーオキシベンゾエート、ターブチルパ
ーオキシイソプロピルカーボネート、1−1ビス(ター
チオ−ブチル−パーオキシ)−シクロヘキサン、1−1
ビス(ターチオブチル−パーオキシ)−3−3−5−ト
リメチルシクロヘキサノン、ジターチオブチルパーオキ
サイド、ビス(ターブチルパーオキシイソプロピル)ベ
ンゾエート、ジクミルパーオキサイド、ターブチルハイ
ドロパーオキサイド等からなることができる。これらの
過酸化物は、好ましくは60℃を超える分解温度を有す
るのがよい。
【0037】非常に反応性であるこれらの過酸化物は、
サイジング組成物がストランド上に付着する前および/
またはサイジングされたストランドの収束の前、とくに
サイジング組成物が重合を開始するのを防止するため
に、重合防止剤として作用する1種以上の安定剤と組み
合わせることができる。この場合において、サイジング
組成物は、安定剤の多くとも3重量%を含むことがで
き、この安定剤は、とくにフタレート、パラターチオブ
チルカテコール、2−6−ジターチオブチルパラクレゾ
ール等であることができる。しかしながら、安定剤を使
用すれば、ダイの付近でサイジング組成物が加熱される
ことを防ぐために、ストランドおよび/またはストラン
ド上にサイジング組成物を付着するシステムを冷却する
ことが必要でなくなるために好ましい(なお加熱の危険
性は、サイジング組成物が重合を始めることである)。
【0038】本発明の方法により製造されたサイジング
されたストランドは、多くの用途に用いることができ
る。なお、ストランドが収束された後、且つその用途に
用いられる前に直接ストランドをコーティングするサイ
ジング組成物の重合(および/または架橋)を必要とし
てもしなくてもよい。とくにストランドが、その使用の
間に大きい機械的応力に施されるとき(例えば織物に使
用するとき)、これを使用する前、一般的には巻体の形
状である製造されたストランドに、引き出しステップと
は独立して熱処理を施すことにより、サイジング組成物
を重合させることが好ましい。この重合は、このような
応力に耐える十分な一体性(この用語の通常の意味)を
ストランドに付与する。この場合において、本発明の方
法に用いられたサイジング組成物は、上記のような重合
開始剤(複数種類でもよい)を含有するのが好ましい。
さらにこの場合において、もし本発明の方法により製造
されたストランドが巻体の形状で収束されるならば、フ
ィラメント上に付着したサイジング組成物の量は、該ス
トランドがサイジング組成物5重量%未満を含むような
量である。実際、この上限を超えた場合、巻体内部でお
互いにストランドの回転の過剰の結合は重合の間に起こ
るであろう。そしてこの結合はストランドを使用不可能
にする。さらに、本発明により製造され、且つストラン
ドを巻き戻しの前の熱処理に施されるサイジングされた
ガラスストランドの巻体のレベルで、巻体を構成するス
トランドの巻回は、少なくとも1.5度の交錯角度を有
するべきである。この交錯角度とは2つの連続する層に
おけるストランドの巻回の角度を意味し、その二等分線
は、巻体の軸に対して垂直の平面内部にある。
【0039】実際、この処理の最初の段階の間、温度の
上昇は、重合(および/または架橋)反応の前のサイジ
ング組成物の粘度の一時的な減少をもたらす。もし巻体
の交錯角度がゼロまたは非常に小さいならば、巻体の2
つの連続する層のストランドの巻回は結合するか、ある
いは少なくともその長さ方向のかなりの部分が接触し、
サイジング組成物が巻回を連結する傾向にある。熱処理
の完了時、連続する2つの層のストランドの巻回間の結
合領域が大きくなり、巻体が使用できなくなる。ストラ
ンドの交錯角度が1.5度以上である場合、結合領域は
顕著に減少し、ストランドの分離を妨げることはない。
【0040】本発明によりサイジングされたストランド
は(熱処理を受けていてもいなくても)、織物に適用す
る以外の用途に使用することができる。このストランド
の主な用途は、複合体を製造するために様々な物質を強
化することである。この物質は、無機物(セメント質)
であることができるが、ほとんど有機物である。本発明
により製造された、重合していないサイジング組成物ま
たは重合したサイジング組成物でコーティングされたガ
ラスストランドは、様々な有機物質と組み合わせること
ができ、続いて、この集合体は、複合体の製造のための
中間製品、例えばあらかじめ含浸された製造物を製造す
るために処理されるか、あるいは直接複合体が製造され
る。
【0041】本発明によれば、重合していないサイジン
グ組成物でコーティングされたストランドを使用する場
合、とくに本発明の方法により製造された巻体から取り
出されたストランドは、サイジング組成物をあらかじめ
重合させることなく、有機物質と直接組み合わせること
ができ、また集合体の重合または架橋(またはゲル化)
は、該集合体を熱処理に施すことにより行うことがで
き、該反応は有機物質の内部において、少なくとも1種
の熱重合開始剤および/または触媒により、少なくとも
部分的に開始される。本発明のサイジング組成物が、少
なくとも1種が有機過酸化物である重合開始剤を含むと
き、その開始剤は、反応の開始のときに存在させること
ができる。マトリックスに存在する熱重合開始剤および
/または触媒は、必ずしも有機過酸化物を含む必要はな
い。
【0042】本発明によれば、重合したサイジング組成
物でコーティングされたストランドを使用する場合にお
いて、複合体を製造するためにストランドと強化される
有機物質とを組み合わせることは、公知の方法により行
うことができ、続いて集合体は、強化された物質をキュ
アするために適切な処理(熱処理以外であってもよい)
に施される。
【0043】本発明の方法は、引き出し操作とは独立し
て熱処理により重合された、あるいはされていないサイ
ジング組成物でコーティングされたストランドの製造を
可能にする。この場合において、サイジングされたスト
ランドは、5重量%未満の強熱減量を有する;該ストラ
ンドは、サイジング組成物で均一にコーティングされ、
且つ有機物質で容易に含浸され得るフィラメントにより
構成される。このストランドは、複合体の製造にとくに
好適であり、ほとんどの場合、複合体の機械的特性が改
善されている。
【0044】
【実施例】以下、本発明およびその有利さを実施例によ
りさらに説明するが、本発明はこれらの実施例により制
限されるものではない。以下に述べられるガラスストラ
ンドは、14μmの直径のフィラメントを形成するため
にダイの孔部から流れる溶融ガラス糸を機械的に引き出
すことにより形成された。用いられたガラスは、実際に
アルカリ性酸化物の存在しないアルミノボロシリケート
であり、Eガラスという名で知られている。ガラスフィ
ラメントは110rpmで回転する40mmの直径のサイ
ジングローラーにより、本発明のサイジング組成物でコ
ーティングされた。次にフィラメントは、集合してスト
ランドを形成し、約10〜16度の平均交錯角度を有す
る巻体が得られるように、回転する支持体に巻かれた。
【0045】実施例 1 この実施例において、フィラメントは次のようなサイジ
ング組成物によりコーティングされた。なお%は重量%
である。
【0046】
【表1】 基本構造: 750未満の分子量を有する成分 モノマー類: ・2(2−エトキシエトキシ)エチルアクリレート(1) 21% ・トリエチレングリコールジビニルエーテル(2) 23% ・エトキシ化トリメチロールプロパントリアクリレート(3) 20% 750を超える分子量を有する成分 ・芳香族のエポキシをベースとするアクリレート樹脂(4) 20% 重合開始剤: ・ターブチルパーオキシベンゾエート(5) 2% 添加剤: ・γ−アミノプロピルトリエトキシシランカップリング剤(6) 10% ・イソプロピルパルミテート織物用添加剤 4%
【0047】このサイジング組成物は、37℃で40c
Pの粘度を有していた。サイジング組成物でコーティン
グされたストランドは、約7kgのロービングを形成する
ために1200秒巻かれた。そしてこのロービングは、
130℃で180分の熱処理に施された。
【0048】次にストランドを巻体から取り出し、その
耐摩耗性を測定した。ストランドは330テックス(g
/km)の繊度を有し、その強熱減量は0.75%であっ
た。巻体から取り出されたストランドの耐摩耗性は、ス
トランドを一連のロッド上を通過させた後に形成された
毛羽の重量を測定することにより評価した。上記の重合
したサイジング組成物でコーティングされた様々なスト
ランドの場合、毛羽の量は、8〜50mg/kgの間で変化
した(試験の完了時に測定した、試験されたストランド
のkgあたりの毛羽のmgとして表示)。
【0049】比較として、エポキシ樹脂のエマルジョ
ン、シランおよびカチオン界面活性剤をベースとする水
性サイジング組成物でコーティングされたストランド
(このストランドは、通常の方法により乾燥されてい
る)は、ストランド1kgあたり毛羽の200〜500mg
を形成した。
【0050】さらに、この実施例における重合したサイ
ジング組成物でコーティングされたストランドは、非常
に良好な織物の品質を有していた。
【0051】実施例 2 この実施例において、フィラメントは次のようなサイジ
ング組成物によりコーティングされた。なお%は重量%
である。
【0052】
【表2】 基本構造: 750未満の分子量を有する成分 モノマー類: ・2(2−エトキシエトキシ)エチルアクリレート(1) 23.5% ・トリエチレングリコールジビニルエーテル(2) 27% ・トリアクリレートエステル(7) 26% 750を超える分子量を有する成分 ・脂肪族アクリレートウレタンオリゴマー(8) 7.5% 重合開始剤: ・ターブチルパーオキシベンゾエート(5) 2% 添加剤: ・γ−アミノプロピルトリエトキシシランカップリング剤(6) 10% ・イソプロピルパルミテート織物用添加剤 4%
【0053】製造されたストランドは、約20kgを有す
るロービングを形成するために3600秒巻かれた。そ
してこのロービングは、130℃で180分の熱処理に
施された。ロービングから取り出されたストランドは4
74テックスの繊度および0.97%の強熱減量を有し
ていた。巻体の熱処理の後、サイジング組成物の移行が
ないことが見いだされた。
【0054】実施例 3 この実施例において、フィラメントは次のようなサイジ
ング組成物によりコーティングされた。なお%は重量%
である。
【0055】
【表3】 基本構造: 750未満の分子量を有する成分 モノマー類: ・2(2−エトキシエトキシ)エチルアクリレート(1) 21% ・トリエチレングリコールジビニルエーテル(2) 23% ・トリアクリレートエステル(7) 20% 750を超える分子量を有する成分 ・脂肪族アクリレートウレタンオリゴマー(8) 20% 重合開始剤: ・ターブチルパーオキシベンゾエート(5) 2% 添加剤: ・γ−アミノプロピルトリエトキシシランカップリング剤(6) 10% ・イソプロピルパルミテート織物用添加剤 4%
【0056】製造されたストランドは、約20kgを有す
るロービングを形成するために3600秒巻かれた。そ
してこのロービングは、130℃で180分の熱処理に
施された。ロービングから取り出されたストランドは3
35テックスの繊度および0.86%の強熱減量を有し
ていた。巻体の熱処理の後、サイジング組成物の移行が
ないことが見いだされた。
【0057】実施例 4 この実施例において、フィラメントは次のようなサイジ
ング組成物によりコーティングされた。なお%は重量%
である。
【0058】
【表4】 基本構造: 750未満の分子量を有する成分 モノマー類: ・2(2−エトキシエトキシ)エチルアクリレート(1) 25% ・トリエチレングリコールジビニルエーテル(2) 29% ・トリアクリレートエステル(7) 29% 重合開始剤: ・ターブチルパーオキシベンゾエート(5) 3% 添加剤: ・γ−アミノプロピルトリエトキシシランカップリング剤(6) 10% ・イソプロピルパルミテート織物用添加剤 4%
【0059】このサイジング組成物は、25℃で24c
Pの粘度を有していた。サイジング組成物でコーティン
グされたストランドは、約7kgを有するロービングを形
成するために1200秒巻かれた。そしてこのロービン
グは、130℃で180分の熱処理に施された。巻体か
ら取り出された、重合したサイジング組成物でコーティ
ングされたストランドは342テックスの繊度および
0.70%の強熱減量を有していた。
【0060】実施例 5 この実施例において、フィラメントは次のようなサイジ
ング組成物によりコーティングされた。なお%は重量%
である。
【0061】
【表5】基本構造: 750未満の分子量を有する成分 モノマー類: ・2(2−エトキシエトキシ)エチルアクリレート(1) 22% ・トリエチレングリコールジビニルエーテル(2) 24% ・エトキシ化トリメチロールプロパントリアクリレート(3) 20% 750を超える分子量を有する成分 ・芳香族エポキシベースのアクリレート樹脂 20% 添加剤: ・γ−アミノプロピルトリエトキシシランカップリング剤(6) 10% ・イソプロピルパルミテート織物用添加剤 4%
【0062】このサイジング組成物は、25℃で50c
Pの粘度を有していた。重合していないサイジング組成
物でコーティングされたストランドは、321テックス
の繊度および0.80%の強熱減量を有していた。
【0063】実施例 6 この実施例において、フィラメントは次のようなサイジ
ング組成物によりコーティングされた。なお%は重量%
である。
【0064】
【表6】 基本構造: 750未満の分子量を有する成分 モノマー類: ・ラウリルアクリレート(9) 24% ・脂肪族アルコキシジアクリレートエステル(10) 21% ・トリエトキシ化トリメチロールプロパントリアクリレート(3) 23% ・アクリル化エポキシビスフェノールA(11) 20% 重合開始剤: ・ジターブチルパーオキサイド(12) 2% 添加剤: ・γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランカップリング剤(13) 10%
【0065】このサイジング組成物は、48cPの粘度
を有していた。サイジングされたストランドは、約13
kgを有するロービングを形成するために巻かれた。そし
てこのロービングは、130℃で5時間、続いて140
℃で4時間の熱処理に施された。巻体から取り出され
た、重合したサイジング組成物でコーティングされたス
トランドは332テックスの繊度および0.74%の強
熱減量を有していた。ストランドの耐摩耗性は、実施例
1と同様に評価された。試験の完了時に測定された毛羽
の量は、ストランド1kgあたり、毛羽の約57mgであっ
た。
【0066】実施例 7 この実施例において、フィラメントは次のようなサイジ
ング組成物によりコーティングされた。なお%は重量%
である。
【0067】
【表7】 基本構造: 750未満の分子量を有する成分 モノマー類: ・トリプロピレングリコールジアクリレート(14) 25% ・ジプロポキシル化ネオペンチルグリコールジアクリレート(15) 21% ・トリエトキシ化トリメチロールプロパントリアクリレート(3) 23% 750を超える分子量を有する成分 ・ビスフェノールAをベースとするアクリレートエポキシ樹脂(16) 13% 重合開始剤: ・ターブチルおよびクミルパーオキサイド(17) 2% 添加剤: ・γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランカップリング剤(13) 10% ・イソプロピルパルミテート織物用添加剤 6%
【0068】このサイジング組成物は、60cPの粘度
を有していた。サイジングされたストランドは、約13
kgを有するロービングを形成するために巻かれた。そし
てこのロービングは、140℃で8時間の熱処理に施さ
れた。巻体から取り出された、重合したサイジング組成
物でコーティングされたストランドは325テックスの
繊度および0.66%の強熱減量を有していた。
【0069】実施例 8 この実施例において、フィラメントは次のようなサイジ
ング組成物によりコーティングされた。なお%は重量%
である。
【0070】
【表8】 基本構造: 750未満の分子量を有する成分 モノマー類: ・ジプロポキシル化ネオペンチルグリコールジアクリレート(15) 31% ・トリプロピレングリコールジアクリレート(14) 32% 750を超える分子量を有する成分 ・芳香族ポリウレタンアクリレートオリゴマー(18) 25% 重合開始剤: ・ターブチルおよびクミルパーオキサイド(17) 2% 添加剤: ・γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランカップリング剤(13) 10%
【0071】このサイジング組成物は、78cPの粘度
を有していた。サイジングされたストランドは、約13
kgを有するロービングを形成するために巻かれた。そし
てこのロービングは、160℃で8時間の熱処理に施さ
れた。巻体から取り出された、重合したサイジング組成
物でコーティングされたストランドは320テックスの
繊度および0.54%の強熱減量を有していた。ストラ
ンドの耐摩耗性は実施例1と同様に評価された。試験の
完了時に測定された毛羽の量は、ストランド1kgあたり
毛羽の41mgであった。
【0072】実施例 9 この実施例において、フィラメントは次のようなサイジ
ング組成物によりコーティングされた。なお%は重量%
である。
【0073】
【表9】 基本構造: 750未満の分子量を有する成分 モノマー類: ・トリアクリレートエステル(7) 28% ・2(2−エトキシエトキシ)エチルアクリレート(1) 32% ・ヘキサンジオールジアクリレート(19) 25% 添加剤: ・γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランカップリング剤(13) 12% ・イソプロピルパルミテート織物用添加剤 5%
【0074】サイジングされたストランドは、熱重合処
理に施さなかった。
【0075】比較例 実施例1および4による、重合したサイジング組成物で
コーティングされたストランドを用いて製造された複合
体、あるいは実施例5による、重合していないサイジン
グ組成物でコーティングされたストランドの機械的特性
は、エポキシ樹脂のエマルジョン、シランおよびカチオ
ン界面活性剤をベースとする水性サイジング組成物でコ
ーティングされた比較品のストランドを用いて製造され
た複合体の機械的特性と比較された。
【0076】これらの特性を比較するために、平行のス
トランドを有する試験板(plaque)をNF57152規
格に従って種々のストランドから成形した。用いた樹脂
は、共重合剤として役立つアミノ化硬化剤の21.5重
量%(CIBA-GEIGY社からHT972という名で市販され
ている)を加えた、CIBA-GEIGY社から市販されているC
Y205エポキシ樹脂である。
【0077】この試験板の機械的曲げ特性および剪断特
性をISO178およびISO4585によりそれぞれ
測定した。これらの特性は、98℃で72時間、水中に
プラックを浸漬させ、老化される前およびさせた後に測
定された。同じガラスの重量%を有する試験板につい
て、各タイプのストランドの8〜10サンプルに対して
得られた結果を以下に示す。
【0078】
【表10】 実施例1 実施例4 実施例5 比較品 破断点での曲げ応力(MPa) 老化前 2376 2369 2488 2280 σ (75) (50) (47) (40) 老化後 1563 1635 1637 1400 σ (73) (24) (27) (20) 破断点での剪断応力(MPa) 老化前 64.0 67.2 74.5 69.5 σ (1.4) (0.8) (1.0) (1.0) 老化後 32.2 43.3 50.4 40.0 σ (1.0) (1.2) (1.1) (0.4) 括弧内の数値は、それぞれの測定値の標準偏差を示して
いる。
【0079】これらの結果は、本発明により製造された
複合体のサンプルが、従来のストランドから製造された
サンプルと同じくらいに機械的特性が良好であり、少な
くとも特性の内の一つは、従来よりも良好であることを
示している。実施例5の重合していないサイジング組成
物でコーティングされたストランドから製造されたサン
プルにおける結果は、とくに良好であり、製造された複
合体は、曲げおよび剪断特性において、従来のストラン
ドから製造された複合体よりも良好な機械的特性を有し
ている。
【0080】本発明により製造されたストランドは、織
物への用途、または鉱物のマトリックス(例えばビチュ
ーメンのためのメッシュを強化する)または有機質のマ
トリックスの数多くのタイプの用途に有利に用いること
ができる。
【0081】上記の実施例における括弧番号について、
以下に説明する。 (1) CRAY-VALLEY社から市販されている商品名“SR 25
6”である。 (2) INTERNATIONAL SPECIALITY PRODUCTS社から市販さ
れている商品名“DVE3”である。 (3) CRAY-VALLEY社から市販されている商品名“SR 45
4”である。 (4) AKCROS社から市販されている商品名“Photomer 3C
16”である。 (5) AKCROS社から市販されている商品名“Trigonox
C”である。 (6) UNION CARBIDE社から市販されている商品名“A 11
00”である。 (7) AKCROS社から市販されている商品名“Photomer 41
71”である。 (8) AKCROS社から市販されている商品名“Actilane 2
7”である。 (9) CRAY-VALLEY社から市販されている商品名“SR 33
5”である。 (10) CRAY-VALLEY社から市販されている商品名“SR 92
09”である。 (11) UNION CHIMIQUE BELGE社から市販されている商品
名“Ebecryl 3605”である。 (12) AKCROS社から市販されている商品名“Trigonox
B”である。 (13) OSI SPECIALITIES S.A.社から市販されている商
品名“Silane A187”である。 (14) UNION CHIMIQUE BELGE社から市販されている商品
名“TPGDA”である。 (15) CRAY-VALLEY社から市販されている商品名“SR 90
03”である。 (16) CRAY-VALLEY社から市販されている商品名“CN 10
4”である。 (17) AKCROS社から市販されている商品名“Trigonox
T”である。 (18) AKCROS社から市販されている商品名“Actilane”
である。 (19) UNION CHIMIQUE BELGE社から市販されている商品
名“HDOA”である。
【0082】
【発明の効果】本発明によれば、有機物質によりガラス
ストランドの濡れを最適にコントロールすることがで
き、得られる複合体の機械的性質が改善され、しかも低
コストであるガラスストランドの製造および処理方法が
提供される。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つ以上のダイのベースに配置された複
    数の孔部から流れる複数の溶融ガラスの糸が、連続フィ
    ラメントの一つ以上のファン(FAN)を形成するため
    に引き出される、サイジングされたガラスストランドの
    製造および処理方法において、熱重合可能なサイジング
    組成物が、該フィラメントがストランドに集合されるよ
    りも前に、該フィラメントの表面上に付着され、該サイ
    ジング組成物は、5重量%未満の溶剤含量を有し、且つ
    400cP以下の粘度を有する溶液により構成され、該
    溶液は、熱により重合および/または架橋され得る基本
    構造を含み、該構造は、少なくとも1種のアクリルおよ
    び/またはメタクリルおよび/またはビニルエーテルお
    よび/またはNビニルアミドおよび/またはNビニルラ
    クタム官能基を有する750未満の分子量を有する1種
    以上の成分の少なくとも60重量%を含み、該成分中の
    多官能成分の割合は、該成分の少なくとも45重量%で
    あり、これにより重合していない、熱重合可能なサイジ
    ング組成物でコーティングされたガラスストランドが製
    造されることを特徴とする、ガラスストランドの製造お
    よび処理方法。
  2. 【請求項2】 基本構造が、フィラメント上に付着され
    るサイジング組成物の70重量%を超えた量である、請
    求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 熱により重合および/または架橋され得
    る基本構造が、750を超える分子量を有する少なくと
    も一つの成分を含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 フィラメント上に付着するサイジング組
    成物が、少なくとも1種のフィルム形成剤を含み、該サ
    イジング組成物中の該フィルム形成剤の割合は、10重
    量%以下である、請求項1ないし3のいずれか1項に記
    載の方法。
  5. 【請求項5】 フィラメント上に付着するサイジング組
    成物が、少なくとも1種のフィルム形成剤を含み、該サ
    イジング組成物中の該フィルム形成剤の割合は、15重
    量%以下である、請求項1ないし4のいずれか1項に記
    載の方法。
  6. 【請求項6】 フィラメント上に付着するサイジング組
    成物が、少なくとも1種の繊維潤滑剤(lubricating te
    xtile agent)を含み、該サイジング組成物中の該繊維
    潤滑剤の割合は、8重量%以下である、請求項1ないし
    5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 ストランドが、回転する支持体上で巻体
    として収集される、請求項1ないし6のいずれか1項に
    記載の方法。
  8. 【請求項8】 製造された巻体が、サイジング組成物の
    5重量%未満を含む、請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 巻体のストランドの交錯角度が、少なく
    とも1.5度である、請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 フィラメント上に付着するサイジング
    組成物が、有機過酸化物の0.5〜4重量%を含む、請
    求項1ないし8のいずれか1項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 フィラメント上に付着するサイジング
    組成物が、少なくとも1種の安定剤を含み、該安定剤の
    割合は、3重量%以下である、請求項10に記載の方
    法。
  12. 【請求項12】 製造されたストランドが、収集ステッ
    プの後に熱処理の作用に施され、サイジング組成物の重
    合がもたらされる、請求項10または11に記載の方
    法。
  13. 【請求項13】 収集された、サイジングされたストラ
    ンドが、強化されるべき有機物質と接触しておかれ、続
    いて得られた集合体を熱処理に施し、該集合体を重合ま
    たはゲル化し、複合体を製造する、請求項1ないし11
    のいずれか1項に記載の方法。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし11のいずれか1項に
    記載された方法により収集されるガラスストランドであ
    って、該ガラスストランドを構成するフィラメントが、
    重合していないサイジング組成物により均一にコーティ
    ングされている、ガラスストランド。
  15. 【請求項15】 ガラスストランドを構成するフィラメ
    ントが、重合したサイジング組成物により均一にコーテ
    ィングされている、請求項12に記載された方法により
    製造されたガラスストランド。
  16. 【請求項16】 強熱減量が5%未満である、請求項1
    5に記載のガラスストランド。
  17. 【請求項17】 ガラスストランドにより強化された有
    機物質の複合体であって、該複合体は、請求項15また
    は16に記載されたガラスストランドを含む、複合体。
  18. 【請求項18】 請求項14に記載されたガラスストラ
    ンドから形成された、請求項13に記載された方法によ
    り製造された複合体。
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