JPH07206270A

JPH07206270A - 線材ボビンの収納容器

Info

Publication number: JPH07206270A
Application number: JP218094A
Authority: JP
Inventors: Katsuyoshi Fujima; 勝好藤間; Yuichi Matsunaga; 雄一松永; Hirofumi Kanda; 浩文神田; Kazuyuki Takahashi; 和幸高橋
Original assignee: Riken Electric Wire Co Ltd
Current assignee: Riken Electric Wire Co Ltd
Priority date: 1994-01-13
Filing date: 1994-01-13
Publication date: 1995-08-08
Anticipated expiration: 2012-03-12
Also published as: JP2590799B2

Abstract

(57)【要約】【目的】電線などの線材を巻いたボビンをその保護用
の収納容器に対して出し入れするとき、線材が損傷する
ことを防ぐ。作業性も向上させる。【構成】収納容器11の容器本体12は、底面13が閉塞し
上端面が開口した円筒形状である。容器本体12内の底面
13にガイド部15を立てて固定する。このガイド部15は、
容器本体12全体と同軸であり、先端が上端開口14の近く
に位置している。ガイド部15は、ボビン１の中心孔２に
嵌まるものである。【効果】ガイド部15の案内により、ボビン１を出し入
れするとき、最初から最後まで、ボビン１と容器本体12
とを同軸に保てる。したがって、ボビン１が傾いて、こ
れに巻いた線材４が容器本体12に接したりしない。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、電線などの線材の製品
梱包、搬送、保管に用いられ、製品である線材に外傷が
付くのを防止する線材ボビンの収納容器に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のこの種の線材ボビンの収納容器の
一例を図１１に示す。同図において、１は線材ボビンで
ある。このボビン１は、ほぼ円筒形状に形成され、中心
軸上を貫通する直線状の中心孔２を有しているととも
に、外周両端部にフランジ３を有している。そして、ボ
ビン１は、その外周で両フランジ３間の位置に、マグネ
ットワイヤーなどの線材４が巻かれるものである。

【０００３】また、６は収納容器の容器本体である。こ
の容器本体６は、プラスチックの成形品であり、下端面
（底面７）を閉塞し、上端面（上端開口８）を開口した
円筒形状をなしている。そして、容器本体６は、内径が
ボビン１のフランジ３の外径とほぼ等しく、軸方向の全
長がボビン１の軸方向の全長とほぼ等しい。なお、図示
していないが、容器本体６の上端部には、その上端開口
８を閉塞する蓋体が着脱自在に取り付けられるようにな
っている。

【０００４】そして、線材４を巻回したボビン１が上端
開口８から容器本体６内に入れられて収納され、さら
に、容器本体６の上端開口８に蓋体が被せられる。これ
により、製品である線材４の梱包、搬送、保管に際し、
線材４に外傷が付くことが防止される。また、線材４の
使用時には、蓋体を開け、容器本体６内からその上端開
口８を介してボビン１を取り出す。

【０００５】また、収納時に乾燥剤などの必要のあるも
のについては、従来、ボビン１の中心孔２に乾燥剤など
を収納していた。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の線
材ボビンの収納容器では、次のような問題があった。す
なわち、容器本体６に対してボビン１を出し入れするに
際して、これら容器本体６とボビン１とを互いに同軸に
保てればよいのであるが、実際には、図示のように、容
器本体６に対してボビン１がずれたり、傾いたりしやす
い。そのため、ボビン１に巻かれた線材４が容器本体６
の上縁を擦ったりして、製品である線材４の表面に打ち
傷が付きやすい。このような損傷により、最悪の場合、
線材４が製品としての用をなさなくなってしまうおそれ
がある。そのため、十分な注意を払ったり、あるいは、
十分に時間をかけてボビン１を出し入れすることが必要
であり、作業能率が悪くなっている。

【０００７】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、ボビンを出し入れするとき、このボビン
に巻かれた線材が損傷することを確実に防止できる線材
ボビンの収納容器を提供することを目的とする。さら
に、この線材ボビンの収納容器において、乾燥剤などの
必要のあるものについて、乾燥剤などを収納できるよう
にすることを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、前記
前者の目的を達成するために、直線状の中心孔を有する
とともに外周に線材が巻かれる線材ボビンを挿脱自在に
収納する収納容器において、一端面を閉塞し他端面を開
口した筒状の容器本体を備え、この容器本体内の前記一
端面に、少なくとも前記他端面の開口の近くにまで延び
前記線材ボビンの中心孔内に嵌合される直線状のガイド
部を突設したものである。

【０００９】請求項２の発明は、請求項１の発明の線材
ボビンの収納容器において、前記ガイド部は、丸棒状ま
たは中空な円筒形状または角状にしたものである。

【００１０】請求項３の発明は、請求項１の発明の線材
ボビンの収納容器において、前記ガイド部は、前記容器
本体内の一端面から延びる円錐形状の本体部の外周面
に、先端縁がほぼ同一円柱面上に位置する複数の突片を
形成してなるものである。

【００１１】請求項４の発明は、請求項１の発明の線材
ボビンの収納容器において、前記後者の目的をも達成す
るために、乾燥剤収納空間部を内部に設けたものであ
る。

【００１２】請求項５の発明は、請求項４の発明の線材
ボビンの収納容器において、前記ガイド部に、前記乾燥
剤収納空間部を設けたものである。

【００１３】請求項６の発明は、請求項５の発明の線材
ボビンの収納容器において、前記ガイド部を中空とし
て、このガイド部の内部を乾燥剤収納空間部とするとと
もに、ガイド部の周面部に開口部を形成したものであ
る。

【００１４】請求項７の発明は、請求項１の発明の線材
ボビンの収納容器において、前記容器本体の他端面部に
着脱自在に取り付けられてその開口を閉じる蓋体を備
え、この蓋体に、前記ガイド部の先端部に嵌合する受け
部を設けたものである。

【００１５】

【作用】請求項１の発明の線材ボビンの収納容器では、
線材を巻回した線材ボビンを収納するとき、このボビン
を容器本体の開口した端面から容器本体内に入れる。こ
のとき、ボビンの挿入の最初の段階から、容器本体内に
あるガイド部がボビンの中心孔に嵌合する。これによ
り、最初から最後まで、容器本体とボビンとが同軸に保
たれる。したがって、容器本体に対してボビンが傾き、
このボビンに巻かれた線材が容器本体に接したりしな
い。また、容器本体からボビンを抜き取るときにも、最
後まで、ガイド部とボビンの中心孔との嵌合により、容
器本体とボビンとが同軸に保たれる。

【００１６】さらに、請求項２の発明の線材ボビンの収
納容器では、ガイド部の成形を簡単にするために、この
ガイド部を丸棒状または中空な円筒形状などの簡単な形
状にしている。

【００１７】また、請求項３の発明の線材ボビンの収納
容器では、材料を節約しつつ、強度の高いガイド部とす
るために、このガイド部を円錐形状の本体部と複数の突
片とからなるものとしている。

【００１８】さらに、請求項４の発明の線材ボビンの収
納容器では、必要な場合、乾燥剤収納空間部に乾燥剤な
どを収納し、ボビンに巻回された線材の品質を維持す
る。

【００１９】さらに、請求項５の発明の線材ボビンの収
納容器では、ガイド部にある乾燥剤収納空間部に乾燥剤
などを収納する。

【００２０】さらに、請求項６の発明の線材ボビンの収
納容器では、中空なガイド部内の乾燥剤収納空間部に乾
燥剤などを収納するが、ガイド部の周面部の開口部によ
り、乾燥剤などの効果が十分に引き出される。

【００２１】また、請求項７の発明の線材ボビンの収納
容器では、ボビンを容器本体内に収納した後、この容器
本体の他端面部に蓋体を取り付けて、容器本体の他端面
の開口を閉じるが、この状態で、蓋体の受け部が容器本
体のガイド部の先端部に嵌合し、ガイド部を確実に固定
する。これにより、収納容器に加わる外力によるガイド
部の折れなどの破損が防止される。

【００２２】

【実施例】以下、本発明の線材ボビンの収納容器の第１
実施例について、図１から図３を参照しながら説明す
る。なお、線材ボビン１は、先に説明した図１１に示す
ものと同様なので、対応する部分に同一符号を付して、
その説明を省略する。

【００２３】収納容器11は、プラスチックの成形品であ
る容器本体12を備えている。この容器本体12は、下端面
（底面13）を閉塞し、上端面（上端開口14）を開口した
円筒形状をなしている。そして、容器本体12は、内径が
ボビン１のフランジ３の外径とほぼ等しく、軸方向の全
長がボビン１の軸方向の全長とほぼ等しい。

【００２４】そして、前記容器本体12内の底面13には、
真っ直ぐな円柱形状のガイド部15が垂直に立てて固定し
てある。このガイド部15は、容器本体12の外筒部と同軸
的に位置しており、かつ、先端が容器本体12の上端開口
14とほぼ同一平面上に位置している。また、ガイド部15
の外径は、ボビン１の中心孔２の径とほぼ等しくなって
いる。

【００２５】なお、容器本体12の上端部には、その上端
開口14を閉塞する蓋体16が着脱自在に取り付けられるよ
うになっている。この蓋体16は、容器本体12の上端部外
側に嵌合するものであり、プラスチックの成形品であ
る。そして、蓋体16の内面には、前記容器本体12のガイ
ド部15の先端部外側に嵌合する円筒形状の受け部17が突
設されている。また、蓋体16の周辺部には、収納ケース
11の内部を外気に通じさせる通気孔18が貫通形成されて
いる。

【００２６】つぎに、前記の構成について、その作用を
説明する。収納容器11に線材４を巻き回した線材ボビン
１を収納するときには、このボビン１を上端開口14から
容器本体12内に入れる。このとき、ボビン１の挿入の最
初の段階から、容器本体12内にあるガイド部15がボビン
１の中心孔２に嵌合する。これにより、図１に示すよう
に、最初から最後まで、容器本体12とボビン１とが同軸
に保たれる。その後、図３に示すように、容器本体12の
上端開口14に蓋体16を被せて取り付ける。この状態で、
蓋体16の受け部17がボビン１を貫通して支持しているガ
イド部15の先端部に嵌合する。

【００２７】こうして、収納容器11内にボビン１を収納
することにより、製品である線材４の梱包、搬送、保管
に際し、線材４に外傷が付くことが防止される。また、
蓋体16の受け部17が容器本体12のガイド部15の先端部に
嵌合しているので、このガイド部15が確実に固定され、
収納容器11に加わる外力によるガイド部15の折れなどの
破損が防止される。

【００２８】また、線材４の使用時には、蓋体を開け、
容器本体12内からその上端開口14を介してボビン１を取
り出す。このときも、ガイド部15とボビン１の中心孔２
との嵌合により、最後まで、容器本体12とボビン１とが
同軸に保たれる。

【００２９】以上のように、容器本体12に対してボビン
１を出し入れするとき、ガイド部15の案内により、最初
から最後まで、このガイド部15に沿ってボビン１を真っ
直ぐに出し入れできる。したがって、ボビン１を出し入
れするとき、容器本体12に対しボビン１が傾いて、この
ボビン１に巻かれた線材４が容器本体12に接したりする
ようなことがなく、製品である線材４の損傷を確実に防
止できる。また、ボビン１を出し入れを速やかに行える
ようになり、作業性も改善される。

【００３０】図４および図５は、本発明の第２実施例を
示している。この第２実施例は、ボビン１の軸方向の全
長よりも、容器本体12の軸方向の全長が短い場合であ
る。これに対して、容器本体12のガイド部15の長さは、
容器本体12の軸方向の全長よりも長く、さらに、ボビン
１の軸方向の全長よりも若干長い。一方、蓋体16の中央
部には、ガイド部15の先端部に嵌合する切り抜き孔から
なる受け部21が形成されている。

【００３１】本第２実施例でも、前記第１実施例と同様
の作用効果が得られる。

【００３２】図６および図７は、本発明の第３実施例を
示している。この第３実施例は、ボビン１の軸方向の全
長よりも、容器本体12の軸方向の全長が長い場合であ
る。これに対して、容器本体12のガイド部15の長さは、
容器本体12の軸方向の全長とほぼ等しく、ボビン１の軸
方向の全長よりも長い。一方、蓋体16の中央部には、前
記第１実施例と同様の受け部17が形成されている。

【００３３】本第３実施例でも、前記第１実施例や第２
実施例と作用効果は同様である。ただし、収納容器11内
におけるボビン１の軸方向のがたつきを防止するため
に、容器本体12内のボビン１の上側で蓋体16との間にス
ペーサ22を置く。

【００３４】なお、この第３実施例において、ボビン１
を案内するためのガイド部15の長さは容器本体12の軸方
向の全長よりも短くてよい。この場合、蓋体16の受け部
17は不要となる。また、他の実施例においても、蓋体16
の受け部17，21は必ずしも必要ない。しかし、受け部1
7，21を設ければ、前述のように容器本体12に蓋体16を
取り付けた状態で、ガイド部15を確実に固定でき、この
ガイド部15の破損を防止できるという効果が得られる。

【００３５】また、前記第１実施例および第３実施例で
は、蓋体16の受け部17を連続した円筒形状のものとした
が、図８に示す第４実施例のように、ガイド部15を囲ん
で３点以上で接する複数の突起からなる受け部26として
もよい。また、前記第２実施例において、蓋体16の受け
部21は、単なる切り抜き孔とする他、さらに、前記第１
実施例や第４実施例と同様に、円筒形状あるいはガイド
部15に３点以上で接触する複数の突起を加えてもよい。
また、切り抜き孔をなくして、円筒あるいは複数の突起
のみの受け部17，26としてもよい。

【００３６】また、ガイド部は、前記各実施例のような
丸棒状のガイド部15の他、図９に示す第５実施例のよう
に、中空な円筒形状のガイド部27も可能である。円筒形
状にした場合、第５実施例のように先端まで貫通させて
もよいし、また、先端を閉じてもよい。また、中空ある
いは中空でない４角柱あるいは５角柱などの角状のガイ
ド部としてもよい。さらに、図１０に示す第６実施例の
ように、円錐形状の本体部31の外周面に、その軸方向に
沿う複数の突片32を形成したガイド部33としてもよい。
全突片32の先端縁は、容器本体12内の底面13と垂直な同
一円柱面上に位置している。本体部31は、中空であって
も、中空でなくてもよい。

【００３７】丸棒状あるいは円筒形状などの簡単な形状
のガイド部15は、成形上有利である。一方、第６実施例
の形状のガイド部33は、その十分な強度を確保しつつ、
材料を節約できる。

【００３８】また、例えば前記第５実施例では、中空な
ガイド部27の内部を乾燥剤収納空間部36として利用でき
る。すなわち、必要な場合、この乾燥剤収納空間部36内
に乾燥剤37などを収納できる。この乾燥剤37などによ
り、ボビン１に巻回された線材４の品質を維持できる。
なお、ガイド部27の周面部には、開口部としてのスリッ
ト38を形成してもよい。このスリット38により、ガイド
部27内にある乾燥剤37などの効果を十分に引き出せる。
そして、ガイド部27を利用して乾燥剤37などを収納する
ことにより、乾燥剤37などの収納場所に困らず、かつ、
特別な収納場所を形成する必要もなく、収納容器11の大
型化も防げる。

【００３９】なお、ガイド部27の周面部に形成する開口
部は、スリット38に限らず、多数の丸孔などであっても
よい。成形上は、スリット38が有利である。

【００４０】また、図１０に示すような形状のガイド部
33でも、これを中空として、乾燥剤収納空間部を設けら
れる。

【００４１】しかし、乾燥剤収納空間部は、収納容器11
内において、ボビン１のフランジ３と容器本体12の底面
13あるいは蓋体16との間に設けるようにしてもよい。

【００４２】また、前記のいずれの実施例においても、
容器本体12の上端開口14を閉塞する蓋体16は、容器本体
12の上端部内側に嵌合するものとしてもよい。また、容
器本体12と蓋体16とを上下逆転した構造とすることも可
能である。

【００４３】さらに、ガイド部15，27，33または受け部
17，26は、容器本体12または蓋体16と一体に成形しても
よいし、また、別部品として後付けで固定してもよい。

【００４４】

【発明の効果】請求項１の発明によれば、線材ボビンを
挿脱自在に収納する収納容器において、一端面を閉塞し
他端面を開口した筒状の容器本体を備え、この容器本体
内の前記一端面に、少なくとも前記他端面の開口の近く
にまで延び線材ボビンの中心孔内に嵌合される直線状の
ガイド部を突設したので、線材ボビンを出し入れすると
き、ガイド部が線材ボビンの中心孔に嵌合することによ
り、最初から最後まで容器本体とボビンとを同軸に保
て、したがって、ボビンが傾いてこのボビンに巻かれた
線材が容器本体に接したりするようなことがなく、線材
の損傷を確実に防止でき、また、作業性を改善できる。

【００４５】さらに、請求項２の発明によれば、ガイド
部を丸棒状または中空な円筒形状などの簡単な形状にし
たので、ガイド部の成形上有利である。

【００４６】また、請求項３の発明によれば、ガイド部
を円錐形状の本体部と複数の突片とからなるものとした
ので、ガイド部の強度を確保しつつ、材料を節約でき
る。

【００４７】さらに、請求項４の発明によれば、収納容
器の内部に乾燥剤収納空間部を設けたので、必要に応じ
て乾燥剤などを収納でき、ボビンに巻回された線材の品
質を維持できる。

【００４８】さらに、請求項５の発明によれば、ガイド
部に乾燥剤収納空間部を設けたので、特別な収納場所を
形成する必要もなく、収納容器の大型化も防げる。

【００４９】さらに、請求項６の発明によれば、中空な
ガイド部の内部を乾燥剤収納空間部としたのに対して、
ガイド部の周面部に開口部を形成したので、乾燥剤など
の効果を十分に引き出せる。

【００５０】また、請求項７の発明によれば、容器本体
の他端面部に着脱自在に取り付けられる蓋体を備え、こ
の蓋体に、ガイド部の先端部に嵌合する受け部を設けた
ので、蓋体を取り付けた状態で、収納容器に加わる外力
によるガイド部の折れなどの破損を防止できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の線材ボビンの収納容器の第１実施例を
示すもので、容器本体に対して線材ボビンを出し入れす
る状態の斜視図である。

【図２】同上収納容器の斜視図である。

【図３】同上収納状態の断面図である。

【図４】本発明の線材ボビンの収納容器の第２実施例を
示す斜視図である。

【図５】同上収納状態の断面図である。

【図６】本発明の線材ボビンの収納容器の第３実施例を
示す斜視図である。

【図７】同上収納状態の断面図である。

【図８】本発明の線材ボビンの収納容器の第４実施例を
示す蓋体の底面図である。

【図９】本発明の線材ボビンの収納容器の第５実施例を
示す容器本体の斜視図である。

【図１０】本発明の線材ボビンの収納容器の第６実施例
を示す容器本体の斜視図である。

【図１１】従来の線材ボビンの収納容器の一例を示す斜
視図である。

【符号の説明】

１ボビン２中心孔４線材 11 収納容器 12 容器本体 13 底面（一端面） 14 上端開口（他端面） 15 ガイド部 16 蓋体 17 受け部 21 受け部 26 受け部 27 ガイド部 33 ガイド部 36 乾燥剤収納空間部 38 スリット（開口部）

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者高橋和幸新潟県白根市上八枚840番地１号理研電線株式会社白根工場内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】直線状の中心孔を有するとともに外周に
線材が巻かれる線材ボビンを挿脱自在に収納する収納容
器において、一端面を閉塞し他端面を開口した筒状の容
器本体を備え、この容器本体内の前記一端面に、少なく
とも前記他端面の開口の近くにまで延び前記線材ボビン
の中心孔内に嵌合される直線状のガイド部を突設したこ
とを特徴とする線材ボビンの収納容器。
【請求項２】前記ガイド部は、丸棒状または中空な円
筒形状または角状にしたことを特徴とする請求項１記載
の線材ボビンの収納容器。
【請求項３】前記ガイド部は、前記容器本体内の一端
面から延びる円錐形状の本体部の外周面に、先端縁がほ
ぼ同一円柱面上に位置する複数の突片を形成してなるこ
とを特徴とする請求項１記載の線材ボビンの収納容器。
【請求項４】乾燥剤収納空間部を内部に設けたことを
特徴とする請求項１記載の線材ボビンの収納容器。
【請求項５】前記ガイド部に、前記乾燥剤収納空間部
を設けたことを特徴とする請求項４記載の線材ボビンの
収納容器。
【請求項６】前記ガイド部を中空として、このガイド
部の内部を乾燥剤収納空間部とするとともに、ガイド部
の周面部に開口部を形成したことを特徴とする請求項５
記載の線材ボビンの収納容器。
【請求項７】前記容器本体の他端面部に着脱自在に取
り付けられてその開口を閉じる蓋体を備え、この蓋体
に、前記ガイド部の先端部に嵌合する受け部を設けたこ
とを特徴とする請求項１記載の線材ボビンの収納容器。