JPH07206009A - 米袋およびその製造方法 - Google Patents

米袋およびその製造方法

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JPH07206009A
JPH07206009A JP5353307A JP35330793A JPH07206009A JP H07206009 A JPH07206009 A JP H07206009A JP 5353307 A JP5353307 A JP 5353307A JP 35330793 A JP35330793 A JP 35330793A JP H07206009 A JPH07206009 A JP H07206009A
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JP
Japan
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bag
printed
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brand name
rice
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JP5353307A
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English (en)
Inventor
Shinji Yamasumi
信二 山澄
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ASAHI SHIKOUSHIYA KK
Original Assignee
ASAHI SHIKOUSHIYA KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 合成樹脂製米袋の絵柄と銘柄名の組み合わせ
を自由に選べることができ、低コストで、かつ短い納期
で米袋を製造できるようにする。 【構成】 それぞれの絵柄2を印刷したシートよりなる
袋状の見本を基本デザインとして任意数用意し、発注者
はこの見本の上に銘柄名見本を重ねて基本デザインと銘
柄名を選定し、それを基に印刷元は銘柄名と指定表示と
店名の版をつくって袋体1に銘柄名3と指定表示4と店
名5を印刷する。これら銘柄名と指定表示と店名は通常
は袋体のおもて面に一色で印刷するが、多色印刷にも対
応し、また、銘柄名をおもて面に印刷し指定表示と店名
を裏に印刷する場合にも対応する。また、これら銘柄名
と指定表示と店名の印刷はドライオフセット方式で行
い、その際、給紙を安定させ、乾燥を速め、ブロッキン
グを防止するための工夫をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は米袋に関し、特に、個々
の米穀販売店の好みのデザインに銘柄名と店名等を組み
合わせて印刷した合成樹脂製米袋を安価にかつ短い納期
で供給できるようにした米袋およびその製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】米を5kgとか10kgの単位で店頭に
並べるための合成樹脂製米袋は、一般におもて面に絵柄
と銘柄名が印刷され、うら面に産地,品種,産年,使用
割合,品名等の指定表示と店名表示が印刷される。そし
て、既製品の米袋の場合は、絵柄と銘柄名、それに指定
表示が予め印刷されていて、注文に応じて店名のみ後で
刷り込まれるのが普通であった。また、オリジナル米袋
を印刷する場合もあるが、その場合には、コストを抑え
るため、例えば10kg用で7,000枚、5kg用で
8,500枚が最低ロットとなっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】店頭において消費者の
購買意欲をそそり販売を伸ばすためには米袋のデザイン
が重要であるということから、オリジナル米袋を印刷し
たいという希望が多いが、オリジナル米袋の場合は、1
色製版当たり例えば50,000円程度かかるなどコス
ト高であり、納期も例えば30〜40日と長くなるとい
う問題があった。
【0004】また、既製米袋の場合、米穀店は例えば絵
柄は気にいったが銘柄名のデザイン等が今一つ気にいら
ないというようなことがある。このような問題を少なく
するには、絵柄の種類を増やし、また、銘柄名の種類お
よびデザインを増やすしかないが、そうすると、それら
絵柄と銘柄名の組み合わせに応じて製版数を増やさなけ
ればならず、結局、コストの高いものとなってしまう。
【0005】また、原料玄米が多様化し流動的になった
場合に、使用割合を正確に表示して消費者に安心感を与
えるようにする必要があるが、従来の既製米袋ではその
ような指定表示の多様化や指定による変更に簡単に対応
することができない。
【0006】本発明はこのような問題点を解決するため
のものであって、絵柄と銘柄名の組み合わせを自由に選
べることができ、また、従来の既製品と変わらないコス
トで、かつ短い納期で製造することのできる米袋および
その製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る米袋は、少
なくとも基材と合成樹脂層とからなるシート材を該合成
樹脂層を内面として熱接着した米袋であって、前記基材
表面に任意の銘柄名と指定表示と店名からなる印刷層を
設けたことを特徴とする。絵柄印刷層は例えば基材の裏
面に設けられる。
【0008】また、この米袋の製造方法は、例えば、基
材の片面に絵柄印刷層を設けた後、前記絵柄印刷層面に
合成樹脂層を積層し、次いで、シート材を前記合成樹脂
層を内面として熱接着することにより袋状とした後に、
前記基材表面に任意の銘柄名と指定表示と店名を印刷す
ることを特徴とするもので、銘柄名と指定表示と店名は
例えばドライオフセット方式により1色で印刷する。ま
た、この製造方法によれば、材質と絵柄の組み合わせか
らなる任意の数の基本デザインを用意して、それら基本
デザイン毎に異なる絵柄印刷層を設けたシート材により
袋体を形成し、発注者が選定したデザインの袋体に銘柄
名と指定表示と店名を印刷する。
【0009】
【作用】本発明によれば、材質と絵柄の組み合わせから
なる任意の数の基本デザインが用意され、それら基本デ
ザイン毎に、絵柄印刷層を設けたシート材により袋体が
形成される。そして、発注者である個々の米穀店が基本
デザインと銘柄名を選定し、印刷元は、銘柄名と指定表
示と店名の版をつくり、その版によって選定されたデザ
インの袋体に銘柄名と指定表示と店名を印刷する。これ
ら銘柄名と指定表示と店名は袋体のおもての最表面に一
色で印刷することができ、その場合、版は1個でよく、
1回で印刷できる。そのため、オリジナル版代は5,0
00円程度で、低コストで印刷でき、また、納期も短く
できる。また、銘柄名を袋体のおもて面に印刷し、指定
表示と店名を裏に印刷するようなことも可能であり、銘
柄名,指定表示および店名を多色刷りにすることも可能
である。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の一実施例における米袋の基
本デザインの一例を示す袋体の表面図(a)および同基
本デザインの袋体のおもて面に銘柄名と指定表示と店名
を印刷した完成品の表面図(b)である。図において、
1は合成樹脂製の袋体であり、2は製袋前に袋体1のお
もて面で基材の裏面に印刷された絵柄である。また、3
は銘柄名であり、4は指定表示(産地,品種,産年,使
用割合,品名等)であり、5は店名(名称,住所,電話
番号)である。
【0011】袋体1は、和紙を基材としこれに高密度ポ
リエチレンを貼り合わせたシート材や、ポリエステルに
アルミ蒸着層を設けたシート材やポリエステルあるいは
ナイロンを基材としポリエチレンとをラミネートしたシ
ート材により形成されるものであって、材質毎に数種類
ずつの異なる絵柄2を印刷したシート材により製袋され
た見本を基本デザインとして用意する。そして、発注者
(個々の米穀店)がこれら基本デザインの見本の上に別
途用意された銘柄名見本を重ねて基本デザインと銘柄名
を選定し発注する。これを受けて印刷元は銘柄名と指定
表示と店名の版をつくり、その版によって袋体1に銘柄
名3と指定表示4と店名5を印刷する。
【0012】図2は、一例としてポリエステルあるいは
ナイロンを基材とするシート材により製袋された袋体1
に銘柄名3,指示表示4,店名5を印刷したものの層構
成を示す。図でaは基材(PETまたはNy)、bは絵
柄印刷層、cは合成樹脂層(PE)、dは店名等の印刷
層である。
【0013】銘柄名と指定表示と店名は、袋体のおもて
面に通常は一色で印刷する。しかし、注文があれば多色
印刷にも対応する。また、銘柄名をおもて面に印刷し、
指定表示と店名を裏に印刷する場合もある。
【0014】上記基本デザインは例えば15種類であ
り、銘柄名は例えば30種類用意する。これで、15×
30で450種類の組み合わせに対応でき、版代を大幅
に削減することができる。また、銘柄名と指定表示と店
名をおもて面に1色で印刷すれば、オリジナル部分の印
刷が簡単で、コストも低減でき、したがって、1,00
0枚程度、あるいはそれ以下の少量印刷でも引き合うよ
うになり、また、納期も10日程度あるいはそれ以下に
短縮できるようになる。また、印刷元にとっては、既製
部分の版の数を少なくするとともに在庫数を削減するこ
とができ、個々の米穀店にとっては、基本デザインを統
一して銘柄名だけを差し替えるようにすることもでき、
例えば国内米50%アメリカ米50%といった使用割合
の表示の多様化や指示による表示内容の変更に対応しや
すくなる。
【0015】銘柄名と指定表示と店名の印刷は、オフセ
ット印刷機により水を使わないドライオフセット方式で
行う。スクリーン印刷でもよいが、オフセット方式の方
がコスト的に有利となる。ただし、合成樹脂への印刷の
場合は製袋後の印刷であるため、給紙が不安定になりや
すく、また、乾燥しにくく、ブロッキング等のトラブル
を生じやすい。しかし、給紙を安定させるためコロを使
わない給紙方式を採用し、版取り付けを簡単なナイロン
版とし、乾燥を速めるドライヤーを入れた特殊インクを
使用し、100枚ずつ取り出して吊り下げ治具で吊り下
げラックに保存しファン風を送るようにした乾燥装置を
使用し、合成樹脂特有の強い静電気を取るための強力な
除電装置を取り付けるなどの対策を講じることによって
これらの問題は解決できる。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、米袋の絵柄と銘柄名の組み合わせを自由に選ぶよう
にでき、従来の既製品と変わらないコストで、しかも短
い納期で米袋を製造するようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における米袋の基本デザイン
の一例を示す袋体の表面図(a)および米袋の完成品の
表面図(b)
【図2】本発明の一実施例における米袋の印刷後の層構
成図
【符号の説明】
1 袋体 2 絵柄 3 銘柄名 4 指定表示 5 店名 a 基材 b 印刷層(絵柄) c 合成樹脂層 d 印刷層(店名等)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも基材と合成樹脂層とからなる
    シート材を該合成樹脂層を内面として熱接着した米袋で
    あって、前記基材表面に任意の銘柄名と指定表示と店名
    からなる印刷層を設けたことを特徴とする米袋。
  2. 【請求項2】 前記基材の裏面に絵柄印刷層を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の米袋。
  3. 【請求項3】 少なくとも基材と合成樹脂層とからなる
    シート材により形成される米袋の製造方法であって、前
    記シート材を合成樹脂層を内面として熱接着することに
    より袋状とした後に、前記基材表面に任意の銘柄名と指
    定表示と店名を印刷することを特徴とする米袋の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 少なくとも基材と合成樹脂層とからなる
    シート材により形成される米袋の製造方法であって、前
    記基材の片面に絵柄印刷層を設けた後、前記絵柄印刷層
    面に前記合成樹脂層を積層し、次いで、前記シート材を
    前記合成樹脂層を内面として熱接着することにより袋状
    とした後に、前記基材表面に任意の銘柄名と指定表示と
    店名を印刷することを特徴とする米袋の製造方法。
  5. 【請求項5】 銘柄名と指定表示と店名をドライオフセ
    ット方式により1色で印刷する請求項3または4記載の
    米袋の製造方法。
  6. 【請求項6】 材質と絵柄の組み合わせからなる任意の
    数の基本デザインを用意して、それら基本デザイン毎に
    異なる絵柄印刷層を設けたシート材により袋体を形成
    し、発注者が選定したデザインの袋体に銘柄名と指定表
    示と店名を印刷する請求項3,4または5記載の米袋の
    製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010071148A1 (ja) * 2008-12-19 2010-06-24 東洋製罐株式会社 パウチの製造方法及びパウチ
WO2010071149A1 (ja) * 2008-12-19 2010-06-24 東洋製罐株式会社 パウチの製造方法及びパウチ

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