JPH07205419A - インクジェット装置 - Google Patents

インクジェット装置

Info

Publication number
JPH07205419A
JPH07205419A JP688994A JP688994A JPH07205419A JP H07205419 A JPH07205419 A JP H07205419A JP 688994 A JP688994 A JP 688994A JP 688994 A JP688994 A JP 688994A JP H07205419 A JPH07205419 A JP H07205419A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
ink jet
ink tank
head
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP688994A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeji Niikura
武二 新倉
Akira Shimoda
明良 霜田
Isao Ebisawa
功 海老沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP688994A priority Critical patent/JPH07205419A/ja
Publication of JPH07205419A publication Critical patent/JPH07205419A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インクジェット記録装置におけるインクタン
クないしインクジェットヘッドの交換に際して、インク
消費量等に関するカウント値のリセット操作をユーザー
が適切に行う。 【構成】 記録動作に伴なって吐出パルス数や吸引回復
の回数を計数するとともに(S702)、ユーザーによ
って交換キーが押下されると(S703)、そのときの
インクタンクまたはインクジェットヘッドの状態に応じ
て交換に係るインク色のバーグラフを表示し(S710
またはS714)、ユーザーに上記計数値のリセットを
促す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェット装置に関
し、詳しくはインクジェット装置におけるインクジェッ
トヘッドおよびインクタンクの交換処理に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】インクジェット装置の中で最も一般的で
あるインクジェット記録装置においては、近年インクタ
ンクやインクジェットヘッドを着脱自在としたものが普
及しつつある。このような装置においてインクタンクや
インクジェットヘッドを着脱する場合としては、多くは
インクタンクのインクが無くなったときや、インクジェ
ットヘッドが寿命となったときである。しかし、このよ
うな場合に限られず、例えば、原因のわからない装置の
不具合を調べるなどのためユーザーが意図的に着脱した
りあるいは不要意に着脱することもある。
【0003】このように、様々なタイミングでインクジ
ェットヘッドやインクタンクの着脱がなされる場合に
は、これらの本来の交換(着脱)時期の管理、すなわ
ち、インクタンクのインク無し(インク残量がわずかで
あること)やインクジェットヘッドの寿命を正確に管理
することが重要となる。
【0004】上記交換時期の管理の一従来例として、イ
ンク吐出に係るパルス信号数および/または吐出回復回
数をカウントして累積的なインク消費量を求め、これに
よりインクタンクのインク残量やインクジェットヘッド
の寿命を知るものが知られている。このような従来例で
は、上記カウント値がインクタンクまたはインクジェッ
トヘッド個々に定めた所定量以上となってインクタンク
ないしはインクジェットヘッドを新たなものに交換した
際には、上記パルス信号数等のカウンタ値をリセットす
る必要があり、この処理は多くの場合、ユーザーのリセ
ット操作によって行われるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インク
タンクやインクジェットヘッドを新たなものに交換した
にもかかわらず、ユーザーがリセット操作を忘れた場合
にはそのインクタンクないしはインクジェットヘッドに
関するインク残量やヘッド寿命を正確に知ることができ
なくなるという問題がある。
【0006】この問題は、インクタンクのインクが無く
なる前やインクジェットヘッドが寿命となる前に新たな
ものに交換された場合のリセット操作や、いわゆるフル
カラー記録に対応してインクタンクおよびインクジェッ
トヘッドをそれぞれ複数具える装置におけるリセット操
作にあっては、一層複雑な問題となる。すなわち、交換
されたインクタンクやインクジェットヘッドがどの状態
のものであるか(新たなものか、単に着脱してもとに戻
したものなのか)をユーザーが適格に判断することは困
難となる。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、インクタンクないし
はインクジェットヘッドの交換に際してのリセット操作
をユーザーが適切に行うことができるインクジェット装
置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
インクを吐出するためのインクジェットヘッドと該ヘッ
ドに供給するインクを貯留したインクタンクをキャリッ
ジ上に搭載して記録を行うインクジェット装置であっ
て、前記インクジェットヘッドと前記インクタンクとが
一体で着脱され、または、前記インクジェットヘッドお
よび前記インクタンクが個々に着脱されるインクジェッ
ト装置において、インクを吐出させるパルス信号数およ
び/またはインクを排出して行う吐出回復の回数を計数
してインク使用量を算出するカウンタ手段と、前記イン
クタンクまたは前記インクジェットヘッドの交換の際、
該カウンタ手段の計数値をリセットするリセット手段
と、該リセット手段の操作をユーザーに告知する手段と
を具えたことを特徴とする。
【0009】
【作用】以上の構成によれば、ユーザーによってインク
タンクやインクジェットヘッドが交換された場合、これ
らのインク残量または寿命の指標となるカウント値をリ
セットするよう、ユーザーに対して告知が行われる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0011】図1および図2は、本発明の一実施例に係
るインクジェット記録装置を示し、図1はこの装置本体
の全体を示す上面図であり、図2は、装置本体に自動給
紙ユニット(以下、ASFともいう)を装着した状態を
装置側方から視た断面図である。
【0012】本例のインクジェット記録装置は、被記録
媒体として、通常の記録紙やハガキ等の単票紙(以下、
カットシートともいう)およびファンホールド紙のよう
な連続紙を用いることができるものである。
【0013】すなわち、カットシートを用いる場合、通
常はASFを用いて給紙を行うかあるいはいわゆる手差
しによる給紙を行う。ASFは、図2に明らかなよう
に、2つのビン30aおよび30bからなり、これによ
り、例えばサイズの異なるカットシートを同時にセット
し、ユーザーの選択操作に応じて、2種類のサイズのカ
ットシートを用いることができる。各ビン30a,30
bの給紙機構は、同一の構成からなる。すなわち、押圧
板31a,31b上に積層された複数枚のカットシット
(図2ではカットシートの図示は省略されている)は、
ばね32a,32bの押圧力によってピックアップロー
ラ33a,33bに対して付勢されており、給紙開始命
令に応じて回転するピックアップローラ33aまたは3
3bにより1枚づつ分離されながら、給紙される。
【0014】カットシートを用いる場合、レジストロー
ラ11は不図示のリリースレバーの操作によって搬送ロ
ーラ10に付勢するように設定されており、これにより
ASFから給紙されたカットシートは、搬送ローラ10
の回転によってその周囲に形成された搬送路を記録領域
側まで搬送される。記録領域側では、紙押え板12が板
ばねの弾性力によって搬送ローラ10に付勢されてお
り、カットシートにはさらにここで搬送力が作用し、イ
ンクジェットヘッド20jとプラテン24との間を搬送
される。ここにおける搬送は、後述されるインクジェッ
トヘッド20jの1走査毎に間欠的に行われるものであ
り、その搬送量は、インクジェットヘッド20jに設け
られる複数のインク吐出口の上記のカートシートの搬送
方向における配列長さに対応して行われる。
【0015】このような、1走査毎の搬送とその間のイ
ンクジェットヘッド20jからのインク吐出によって記
録が行われたカートシートは、アシストローラ13およ
び排紙ローラ14の回転(およびこれら押圧されるそれ
ぞれ拍車13a,14a)によって装置上方へ順次搬送
されて排紙される。
【0016】連続紙を用いる場合はASFは用いられ
ず、給紙口35から給紙される連続紙はピントラフタ3
の駆動によって搬送される。この際、レジストローラ1
1は、上述のリリースレバーによって、その搬送ローラ
10への付勢は解かれている。記録領域側まで搬送され
た連続紙は、上述のカットシートの場合と同様、インク
ジェットヘッド20jの1走査毎の間欠的な搬送によっ
て順次装置上方へ搬送され、この間に記録がなされて行
く。
【0017】インクジェットヘッド20jは、136個
(Bk64,Y24,M24,C24)のインク吐出口
を1列に配設し、この吐出口配列はキャリッジ21に装
着されたとき、上述の被記録媒体の搬送方向に沿ったも
のとなる(以下この方向を副走査方向ともいう)。
【0018】本例のインクジェット記録装置は、イエロ
ー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)および黒(B
k)それぞれのインクを用いたフルカラー記録およびB
kインクを用いたモノクロ記録を行うことができる。
【0019】フルカラー記録を行う構成にあっては、イ
ンクジェットヘッド20jおよびY,M,C,Bkそれ
ぞれのインクを貯留するそれぞれのインクタンク20t
は、それぞれ別々にキャリッジ21に対して着脱自在に
装着される。すなわち、例えば、Yインクが無くなった
り、あるいは交換の必要が生じた場合には、それのみを
インクタンクと交換可能であり、また、インクジェット
ヘッド20jに交換の必要が生じた場合には、そのイン
クジェットヘッドのみを交換することができる。なお、
この構成の場合、上述したインクジェットヘッド20j
の136個のインク吐出口は所定数毎に各インクに対応
付けられ、これに応じて、液室,インク供給路等で別々
に形成される。
【0020】一方、モノクロ記録を行う構成にあって
は、インクジェットヘッド20jとBkインクのインク
タンク20tとが一体に形成され。これらはユニットと
して、キャリッジ21に対して着脱自在に装着される。
【0021】以上のようにインクジェットヘッド20j
およびインクタンク20tを装着したキャリッジ21
は、図1に示されるように、その一部と接続するベルト
23を介して伝達されるキャリッジモータ22の駆動力
によって移動することができる。キャリッジ21は、図
1の左右方向に沿在するガイド軸21aおよびガイド片
21bと摺動自在に係合するたこにより、これらガイド
軸等に沿って上記移動が可能となるものであり、これに
より、記録のための走査等を行うことができる。キャリ
ッジ21は、非記録時等は、図1の左方に位置するホー
ムポジションに移動され、同図に示すように、インクジ
ェットヘッド20jの吐出口を配設した面がキャピング
ユニット25にキャップされる。
【0022】キャリッジ21の移動情報は、ガイド軸2
1a等と平行に設けられるエンコーダフィルム24およ
びこれを挾み込むようにキャリッジ21に取付けられる
光学的ないし磁気的なエンコーダ素子51a,51b
(図2参照)によって検出される。また、装置本体をイ
ンクジェットヘッド20jとの間の電気信号の授受は、
フレキシブル基板44を介して行われる。
【0023】装置本体のホームポジション側に設けられ
たASFモータ26(図1参照)は、上述したASFの
ピックアップローラの駆動やキャピングユニット25に
おける吸収ポンプの駆動に用いられ、また、搬送ローラ
10の駆動など被記録媒体の搬送に必要な駆動力は、上
記ホームポジションとは反対側の位置に設けられる不図
示にLFモータからギア列41(図1参照)を介して得
ることができる。
【0024】装置本体の底板をなすシャーシ1上には、
制御基板100、内部インターフェース基板110およ
びこれらを互いに接するコネクタ120等が設けられて
いる。
【0025】図3は、図1および図2に示したインクジ
ェット記録装置の主に制御構成を示すブロック図であ
る。
【0026】制御基板100はプリント回路基板の形態
をなし、図2に示したように、装置本体の底部に設けら
れる。制御基板100には、MPU101,ゲートアレ
イ(GA)102,ダイナミックRAM(DRAM)1
03およびマスクROM(MASKROM)107が設
けられる。また、各モータ用の駆動回路、すなわち、キ
ャリッジモータドライバ(CRモータドライバ)10
4、紙送りモータドライバ(LFモータドライバ)10
5およびASFモータドライバ106も設けられてい
る。また、制御基板100には、同様にプリント回路基
板形態のセントロニクスインターフェース(I/F)基
板110が接続し、これにより、ホスト装置からの記録
データ等の受信を行うことができる。
【0027】なお、本例のインクジェット記録装置にお
いては、異なる仕様のI/F基板111を接続すること
が可能であり、これにより、多様なホスト装置に対応で
きるとともに、他のデータ処理を行う処理機能を付加す
ることもできる。
【0028】制御基板100において、MPU101に
装置全体に関するデータ処理を実行するものであり、M
ASKROM107はこの処理手順等を格納し、また、
DRAM103は上記データ処理の際のワークエリアと
して用いられる。ゲートアレイ102には、上記MPU
101の処理に係る種々の回路が形成されている。MP
U101はI/F110を介してホスト装置から転送さ
れてくる画像データを、インクジェットヘッド20jで
用いる吐出データに変換し、インクジェットヘッド20
jにおける吐出タイミングに応じてこのデータをインク
ジェットヘッド20jのドライバへ転送する処理を行
う。また、MPU101は各ドライバ104,105お
よび106を介して、それぞれ対応するモータ22,2
7および26を駆動する。特にCRモータ22の駆動制
御は、キャリッジ21を介して得られるリニアエンコー
ダ情報に基づいて、吐出タイミング制御とともに行われ
る。
【0029】その他、MPU101は、フロントパネル
130におけるキー入力や情報表示に係る処理、ホーム
ポジション(HP)センサ38,RRLセンサ36,紙
端(PE)センサ37からの検出情報に応じた処理を実
行する。
【0030】図4は、図3に示したフロントパネルの詳
細を示す正面図である。
【0031】図において、131は本例インクジェット
記録装置とホスト装置との間のオンライン/オフライン
を設定するためのオンラインキーであり、132はイン
クタンクおよびインクジェットヘッドの交換の際に用い
るヘッド/タンク交換キーである。133は、イエロー
(Y),マゼンタ(M),シアン(C)の各インクタン
クを特定するための表示を行うバーグラフであり、13
4は同様に黒インクタンクのバーグラフである。また、
135はアラーム表示であり、136はリセットキーで
ある。
【0032】本例インクジェットヘッドは、黒インクの
みを用いたモノクロ記録およびイエロー(Y),マゼン
タ(M),シアン(C),黒(Bk)のインクを用いた
フルカラー記録を行うことができ、これに応じて、2種
類のインクジェットユニットをキャリッジ21(図2参
照)に対して着脱することができる。図5および図6は
これらのユニットを示す図である。
【0033】図5に示すモノクロ対応のインクジェット
ユニットは、インクタンク20tとインクジェットヘッ
ド20jは一体とされ、互いに分離できないものであ
り、従って、これらはインクタンクのインクが無くなっ
た時点またはインクジェットヘッドが寿命となった時点
でインクタンクとインクジェットヘッドが一体で交換さ
れるものである(以下、これをAユニットという)。
【0034】一方、図6に示すフルカラー対応のインク
ジェットユニットは、インクジェットヘッド20jとイ
ンクタンク20tY,20tM,20tCとがそれぞれ
相互に分離可能なものである。従って、各インクタンク
個々に交換でき、また、勿論インクジェットヘッド20
jを別個に分離交換できるものである(以下、これらの
ユニットをBユニットという)。Bユニットの場合、各
インクタンク20tY,20tM,20tC,20tB
kそれぞれに応じてインクジェットヘッド20jにイン
ク供給を行うための供給管202が設けられる(Bkに
対応する供給管は不図示)。
【0035】図7は、本発明の一実施例に係るヘッド/
タンク交換処理の手順を示すフローチャートである。
【0036】記録動作に伴なって、吐出パルス数(予備
吐出のパルス数を含む)および吸引回数のカウントを続
ける(S702)。ステップS703で交換キー(図4
符号132参照)押下が検出されると、ステップS70
4でインクタンクまたはインクジェットヘッドの交換を
促すアラーム(図4の符号135参照)が発生している
か否かを判断する。すなわち、吐出パルスのカウンタ値
が所定以上となりインクタンク20tのインクが無くな
るか、インクジェットヘッド20jが寿命となってアラ
ームが発生しているか否かを判断する。
【0037】これが否定判断の場合は、ユーザーが故意
かまたは不要意に交換キー132を押下した場合であ
り、ステップS707以降の処理に移行する。これに対
し、ステップS704の判断が肯定判断の場合は、イン
クタンクのインクが無くなった場合またはインクジェッ
トヘッドが寿命となった場合であり、ステップS705
以降の処理を行う。
【0038】ステップS705では、ユーザーによるイ
ンクタンクまたはインクジェットヘッドの交換終了を表
わす入力である交換キー132の入力があるか否かの判
断を行う。このキーの入力があるとまたは、キー押下が
なく3分以上経過した場合は次のステップS706でキ
ャリッジを交換位置からホームポジションへ移動させる
とともに、装置をオフライン状態とする。ステップS7
07,S708も同様の処理を行う。
【0039】ステップS709では、インク無しまたは
ヘッド寿命による交換が、上述したAまたはBユニット
同一ユニット間の交換であるか否かを判断する。なお、
この判断はインクタンク等に設けられた抵抗の値を検出
することなどによって行う。同一ユニット間の交換の場
合、次のステップS710でアラーム表示に係るインク
色のバーグラフを点滅させ、そのインク色のリセットを
促す。
【0040】次に、ステップS711では、このような
点滅によるリセットキー136(図4参照)の押下を促
すのに対し、ユーザーがリセットキー136を押下した
か否かの判断を行ない、リセットキー136が押下され
るとステップS712でカウンタをリセットする。
【0041】ステップS714以降の処理も上述と同様
であるが、ステップS714では交換対象となるインク
色が確定できないため、交換対象の候補となるインク色
のバーグラフの点灯のみ行ない、点滅は行わない。
【0042】以上示したように、本例の処理手順には、
図7に示すように(1)〜(4)の4つの態様が存在す
ることになる。すなわち、(1)の場合、ユーザーがイ
ンクまたはインクジェットヘッドを使い切り、インクタ
ンクまたはインクジェットヘッドを交換し、カウンタが
リセットされた場合である。(2)の場合は、ユーザー
がリセットを忘れた場合またはインクタンク等を交換し
なかった場合であり、カウンタのカウント値は累積され
る。
【0043】(3)の場合は、インクを使い切る前また
は吐出不良等でインクタンク等を着脱した場合(必ずし
も交換したとは限らない)、あるいはモノクロヘッドと
カラーヘッドを交換した場合などであり、バーグラフの
点滅等は行わず、リセットを促すことはない。(4)の
場合は、ユーザーのリセット忘れ、またはヘッド交換を
しない場合であり、カウント値は累積される。
【0044】なお、上述したインクジェットヘッドおよ
びインクタンクの交換についてユーザーがリセットを行
う基準としては、インクジェットヘッドの交換の場合、
新品インクカートリッジあるいは新品のインクタンクを
装着した場合のみリセットを行ない、例えば以前に使用
し、保管箱で保管等していたインクカートリッジ等を装
着する場合は、リセットは行わない。このようにすれ
ば、RAMに保存された保管する前のカウント値を継続
することができるため、インク残量を認識することがで
きる。
【0045】また、DRAM103(図3参照)に構成
されるカウンタへのカウント値の書込みは、1ラインま
たは1ページ記録する毎に行う。
【0046】図8は、本発明の他の実施例に係るキャリ
ッジ21の上面図である。
【0047】本例では、キャリッジ21の底部にタンク
着脱スイッチを設け、交換されたタンクをより確実に検
出するものである。すなわち、キャリッジ21の底面か
らわずかに突出するようにスイッチ端子211を設け、
インクタンクの装着時には、端子211を保持するアー
ム212の弾性力に抗して、端子211は下降(図中矢
印の方向)して、他方の端子213と接続する。これに
より、インクタンクの装着が検知される。また、取外し
時や非装着時には端子211,213同士が非接続とな
り、そのときの回路状態から非装着であることを検出で
きる。
【0048】このような構成によれば、交換されたイン
クタンクを確実に検出でき、これによってリセットを促
すことができ、例えば図7のステップS714において
対象インク色のバーグラフのみを点滅または点灯させる
ことができる。これによりリセット操作が行われる可能
性が大となる。また、例えばインクタンクの非装着状態
が所定時間以上継続する場合にはアラーム表示等によ
り、その状態を報知できる。
【0049】図9(A)および(B)は、本発明のさら
に他の実施例に係るインクタンクの例を示す概略図であ
る。
【0050】同図(A)はインクタンクの後背面にその
タンクの識別情報を記載したバーコード215を貼付し
た例を示す。このバーコードを読取りセンサで読取るよ
うにすれば、このタンクがどのように交換された場合で
も、各個体について吐出パルス等のカウント値を正確に
計数でき、確実な交換処理を行うことが可能となる。
【0051】図9(B)はバーコードの代わりにインク
タンクやインクジェットヘッドの一部に設けられた切欠
き216の形,数等の組合せを用い、これによってその
タンク等を識別するものである。この場合それぞれ認識
されるインクタンクやインクジェットヘッド毎にその計
数値を格納する領域を例えば、DRAMに設けるように
する。
【0052】上述してきた実施例は、その構成に限定さ
れるものでなく、広くインクタンクまたはインクカート
リッジ交換時にリセットが必要なケースについてユーザ
ーに報知する技術を含むものである。
【0053】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0054】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0055】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0056】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0057】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0058】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0059】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0060】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0061】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0062】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、ユーザーによってインクタンクやインクジェッ
トヘッドが交換された場合、これらのインク残量または
寿命の指標となるカウント値をリセットするよう、ユー
ザーに対して告知が行われる。
【0063】この結果、ユーザーはインクタンク等の交
換の際適切に交換に係るインクタンク等のリセットを行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るインクジェット記録装
置の上面図である。
【図2】図1に示した装置を側方から見た断面図であ
る。
【図3】図1および2に示した装置の制御構成を示すブ
ロック図である。
【図4】上記装置におけるフロントパネルの一部を示す
平面図である。
【図5】上記装置で用いることができるインクジェット
ユニットの一形態を示す図である。
【図6】上記装置で用いることができるインクジェット
ユニットの他の形態を示す図である。
【図7】本発明の一実施例に係るインクタンク/ヘッド
交換処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明の他の実施例に係るキャリッジの上面図
である。
【図9】(A)および(B)は、本発明のさらに他の実
施例に係るインクタンクを示す図である。
【符号の説明】
20j インクジェットヘッド 20t インクタンク 21 キャリッジ 22 キャリッジ(CR)モータ 23 ベルト 101 MPU 102 ゲートアレイ(GA) 103 ダイナミックRAM(DRAM) 104 CRモータドライバ 211,213 スイッチ端子 215 バーコード 216 切欠き

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出するためのインクジェット
    ヘッドと該ヘッドに供給するインクを貯留したインクタ
    ンクをキャリッジ上に搭載して記録を行うインクジェッ
    ト装置であって、前記インクジェットヘッドと前記イン
    クタンクとが一体で着脱され、または、前記インクジェ
    ットヘッドおよび前記インクタンクが個々に着脱される
    インクジェット装置において、 インクを吐出させるパルス信号数および/またはインク
    を排出して行う吐出回復の回数を計数してインク使用量
    を算出するカウンタ手段と、 前記インクタンクまたは前記インクジェットヘッドの交
    換の際、該カウンタ手段の計数値をリセットするリセッ
    ト手段と、 該リセット手段の操作をユーザーに告知する手段とを具
    えたことを特徴とするインクジェット装置。
  2. 【請求項2】 前記インクタンクまたは前記インクジェ
    ットヘッドの交換制御終了時は、ホスト装置との間でオ
    フライン状態であり、その後のオンラインキー押下によ
    って、インク使用量の確定とオンライン状態とすること
    を特徴とする請求項1に記載のインクジェット装置。
  3. 【請求項3】 前記交換制御終了時のオフライン状態に
    おいては、前記計数値のリセットまたはリセットの解除
    が可能であることを特徴とする請求項2に記載のインク
    ジェット装置。
  4. 【請求項4】 前記カウンタ手段が、所定量以上の計数
    値を計数した場合には、ユーザーへの報知を行うことを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のインク
    ジェット装置。
  5. 【請求項5】 前記インクジェット装置は、複数のイン
    クタンクを搭載可能であることを特徴とする請求項1な
    いし4のいずれかに記載のインクジェット装置。
  6. 【請求項6】 前記インクタンクあるいは前記インクジ
    ェットヘッドの交換制御において、所定量以上の計数値
    を計数したインクタンクについては、ランプの表示等に
    より、ユーザへのリセットを促すことを特徴とする請求
    項1ないし5のいずれかに記載のインクジェット装置。
  7. 【請求項7】 前記インクジェット装置は、前記カウン
    タ手段による計数値の状態を表すバーグラフを有するこ
    とを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のイ
    ンクジェット装置。
  8. 【請求項8】 前記インクタンクまたはインクジェット
    ヘッドの着脱を検知するセンサを設けたことを特徴とす
    る請求項1ないし7のいずれかに記載のインクジェット
    装置。
  9. 【請求項9】 前記インクタンクまたはインクジェット
    ヘッドの固体を認識する手段を設けたことを特徴とする
    請求項1ないし7のいずれかに記載のインクジェット装
    置。
  10. 【請求項10】 複数の前記固体の認識と、それに対応
    する前記固体の計数値を記憶する格納領域を設けたこと
    を特徴とする請求項9に記載のインクジェット装置。
JP688994A 1994-01-26 1994-01-26 インクジェット装置 Pending JPH07205419A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP688994A JPH07205419A (ja) 1994-01-26 1994-01-26 インクジェット装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP688994A JPH07205419A (ja) 1994-01-26 1994-01-26 インクジェット装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07205419A true JPH07205419A (ja) 1995-08-08

Family

ID=11650806

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP688994A Pending JPH07205419A (ja) 1994-01-26 1994-01-26 インクジェット装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07205419A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6174042B1 (en) 1996-11-11 2001-01-16 Seiko Epson Corporation Ink jet recording apparatus
US7280243B2 (en) 2002-05-09 2007-10-09 Canon Kabushiki Kaisha Printer control apparatus and method
US8172349B2 (en) 2008-06-13 2012-05-08 Seiko Epson Corporation Fluid discharge device, control method for a fluid discharge device, and a fluid tank

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6174042B1 (en) 1996-11-11 2001-01-16 Seiko Epson Corporation Ink jet recording apparatus
US7280243B2 (en) 2002-05-09 2007-10-09 Canon Kabushiki Kaisha Printer control apparatus and method
US7595908B2 (en) 2002-05-09 2009-09-29 Canon Kabushiki Kaisha Printer control apparatus and method
US7884967B2 (en) 2002-05-09 2011-02-08 Canon Kabushiki Kaisha Printer control apparatus and method
US8172349B2 (en) 2008-06-13 2012-05-08 Seiko Epson Corporation Fluid discharge device, control method for a fluid discharge device, and a fluid tank

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20020008723A1 (en) Printer and method of compensating for malperforming and inoperative ink nozzles in a print head
JPH03244548A (ja) ファクシミリ装置
JP2002301829A (ja) インクジェット記録装置
EP0688673B1 (en) Recording apparatus
JPH09277508A (ja) プリント装置
JP4605731B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2002264357A (ja) インクジェットプリント装置および該装置用プリントヘッドの不吐出判定方法
JPH02165954A (ja) インクジェット記録装置および該装置に装着される記録ヘッド
JPH07205419A (ja) インクジェット装置
JPH11320913A (ja) インクジェット記録装置
JPH0880619A (ja) インクジェット記録装置およびインクの残量低下の判別方法ならびに情報処理装置
JP2001113797A (ja) 画像形成装置
JP3854770B2 (ja) インクジェットプリント装置
JP2000246922A (ja) 記録装置、該記録装置を用いたファクシミリ装置および記録装置の吐出回復方法
JP2761073B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2654220B2 (ja) 記録ヘッド及び前記記録ヘッドを装着可能な記録装置
JP3264594B2 (ja) 記録装置
JPH08238781A (ja) 記録装置及び記録装置を用いる電子機器、及び該装置における交換制御方法
JP2004322476A (ja) 記録方法及び記録装置
JP2001088322A (ja) インクジェット記録装置
JP2004009447A (ja) インクジェット記録装置
JP3870149B2 (ja) 電子機器、及び電子機器の表示方法
JPH0839824A (ja) インクカートリッジ及び該インクカートリッジを用いた記録装置
JP3178589B2 (ja) カラー記録装置
JP3530635B2 (ja) 記録方法及びその記録装置