JPH07205208A - 射出成形金型 - Google Patents
射出成形金型Info
- Publication number
- JPH07205208A JPH07205208A JP517794A JP517794A JPH07205208A JP H07205208 A JPH07205208 A JP H07205208A JP 517794 A JP517794 A JP 517794A JP 517794 A JP517794 A JP 517794A JP H07205208 A JPH07205208 A JP H07205208A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slide
- mold
- injection molding
- gate
- die
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/2628—Moulds with mould parts forming holes in or through the moulded article, e.g. for bearing cages
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/33—Moulds having transversely, e.g. radially, movable mould parts
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】バリの発生のない射出成形品を得ることのでき
るスライドコアを有する射出成形金型を提供する。 【構成】複数のスライドピン６、及び７がキャビティ５
内において互いに当接してパーティング面１０となって
いるか、或いはスライドピン６、或いは７が可動型、又
は固定型と当接してパーティング面１０となっており、
ゲート１１がスライドピン７に対してほぼ直角方向に設
けられ、且つ、上記パーティング面１０がゲート１１方
向に対して傾斜して設けられた射出成形金型。
るスライドコアを有する射出成形金型を提供する。 【構成】複数のスライドピン６、及び７がキャビティ５
内において互いに当接してパーティング面１０となって
いるか、或いはスライドピン６、或いは７が可動型、又
は固定型と当接してパーティング面１０となっており、
ゲート１１がスライドピン７に対してほぼ直角方向に設
けられ、且つ、上記パーティング面１０がゲート１１方
向に対して傾斜して設けられた射出成形金型。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、スライドコアを有する
射出成形金型に関する。
射出成形金型に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の射出成形において、スライドコア
のパーティング面のパーティングラインに沿って発生す
るバリを防止する射出成形金型としては、特開平４−２
２３１２３号公報記載の射出成形金型が知られている。
上記公報記載の射出成形金型は、可動型のコア型側部
に、コア型の側面に臨むピンを埋め込んだスライド型を
有し、上記ピンの後部に形状記憶合金により形成した押
圧部材を設けたものであり、形状記憶合金の有する弾性
変形回復力を利用して、コア型側面に対するピン等の密
着を、充分な加圧力の下に行うことができるようにし
て、パーティング面に発生するバリを防止しようとする
ものである。
のパーティング面のパーティングラインに沿って発生す
るバリを防止する射出成形金型としては、特開平４−２
２３１２３号公報記載の射出成形金型が知られている。
上記公報記載の射出成形金型は、可動型のコア型側部
に、コア型の側面に臨むピンを埋め込んだスライド型を
有し、上記ピンの後部に形状記憶合金により形成した押
圧部材を設けたものであり、形状記憶合金の有する弾性
変形回復力を利用して、コア型側面に対するピン等の密
着を、充分な加圧力の下に行うことができるようにし
て、パーティング面に発生するバリを防止しようとする
ものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
射出成形金型においては、コア型とスライド型のピンの
当接する面が小さいとき、密着性を高くすることが期待
できないこと、又、型締め圧力を上げることによる金型
の耐久性が十分でない点が上げられる。又、コア型とス
ライド型のピンの接触面圧を上げることによるピンの変
形により、精密性の要求される成形品の射出成形金型と
しは不適であるといった問題がある。
射出成形金型においては、コア型とスライド型のピンの
当接する面が小さいとき、密着性を高くすることが期待
できないこと、又、型締め圧力を上げることによる金型
の耐久性が十分でない点が上げられる。又、コア型とス
ライド型のピンの接触面圧を上げることによるピンの変
形により、精密性の要求される成形品の射出成形金型と
しは不適であるといった問題がある。
【０００４】又、筒状の射出成形品の成形においては、
溶融樹脂の流動のバランスをとるために、ゲートの位置
がキャビティの外周面のほぼ中央に設けられると、ゲー
トがスライドコアに対して直角となり、バリが発生し易
い問題がある。
溶融樹脂の流動のバランスをとるために、ゲートの位置
がキャビティの外周面のほぼ中央に設けられると、ゲー
トがスライドコアに対して直角となり、バリが発生し易
い問題がある。
【０００５】本発明は、このような上記の問題点に着目
してなされたものであり、その目的とするところは、こ
れらの問題点を解消し、バリの発生の無い射出成形品を
得ることのできるスライドコアを有する射出成形金型を
提供するものである。
してなされたものであり、その目的とするところは、こ
れらの問題点を解消し、バリの発生の無い射出成形品を
得ることのできるスライドコアを有する射出成形金型を
提供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の射出成形金型に
おいては、可動型と固定型とスライドピンにより成形す
べき成形品の形状に対応するキャビティが形成され、固
定型に溶融樹脂をキャビティ内に射出するゲートが設け
られた射出成形金型であって、複数のスライドピンがキ
ャビティ内において互いに当接してパーティング面とな
っているか、或いはスライドピンが可動型、又は固定型
と当接してパーティング面となっており、ゲートがスラ
イドピンに対してほぼ直角方向に設けられ、且つ、上記
パーティング面がゲート方向に対して傾斜していること
を特徴とする。
おいては、可動型と固定型とスライドピンにより成形す
べき成形品の形状に対応するキャビティが形成され、固
定型に溶融樹脂をキャビティ内に射出するゲートが設け
られた射出成形金型であって、複数のスライドピンがキ
ャビティ内において互いに当接してパーティング面とな
っているか、或いはスライドピンが可動型、又は固定型
と当接してパーティング面となっており、ゲートがスラ
イドピンに対してほぼ直角方向に設けられ、且つ、上記
パーティング面がゲート方向に対して傾斜していること
を特徴とする。
【０００７】
【作用】本発明の射出成形金型においては、複数のスラ
イドピンがキャビティ内において互いに当接してパーテ
ィング面となっているか、或いはスライドピンが可動
型、又は固定型と当接してパーティング面となってお
り、ゲートがスライドピンに対してほぼ直角方向に設け
られ、且つ、上記パーティング面がゲート方向に対して
傾斜していることにより、溶融樹脂がキャビティ内に流
動、充填された際、溶融樹脂の圧力がパーティング面を
より密着させる方向にかかるため、パーティングライン
上に隙間がでずバリの発生を防止できる。
イドピンがキャビティ内において互いに当接してパーテ
ィング面となっているか、或いはスライドピンが可動
型、又は固定型と当接してパーティング面となってお
り、ゲートがスライドピンに対してほぼ直角方向に設け
られ、且つ、上記パーティング面がゲート方向に対して
傾斜していることにより、溶融樹脂がキャビティ内に流
動、充填された際、溶融樹脂の圧力がパーティング面を
より密着させる方向にかかるため、パーティングライン
上に隙間がでずバリの発生を防止できる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図１は本発明の射出成形金型の一例を示す断面図
であり、図２は、図１に示す金型のスライドコア部の拡
大断面図である。図１において、可動型は可動型受板１
と、可動型受板１に取り付けられた可動側型板２よりな
る。又、固定型は固定型受板３と、固定型受板３に取り
付けられた固定側型板４からなっている。上記可動側型
板２と固定側型板４によりキャビティ５が形成されてお
り、この可動側型板２と固定側型板４との間で、且つ両
側より、キャビティ５内にスライドピン６、及び７が貫
通して設けられ、ほぼ中央部がパーティング面１０とな
っている。
する。図１は本発明の射出成形金型の一例を示す断面図
であり、図２は、図１に示す金型のスライドコア部の拡
大断面図である。図１において、可動型は可動型受板１
と、可動型受板１に取り付けられた可動側型板２よりな
る。又、固定型は固定型受板３と、固定型受板３に取り
付けられた固定側型板４からなっている。上記可動側型
板２と固定側型板４によりキャビティ５が形成されてお
り、この可動側型板２と固定側型板４との間で、且つ両
側より、キャビティ５内にスライドピン６、及び７が貫
通して設けられ、ほぼ中央部がパーティング面１０とな
っている。
【０００９】８、及び９は、それぞれスライドピン６、
及び７の固定されたスライドコアであり、このスライド
コア８、及び９に固定されたスライドピン６、及び７
は、傾斜ピン１２、及び１３により金型の開閉に伴い移
動されてキャビティ５内をスライドするようになってい
る。
及び７の固定されたスライドコアであり、このスライド
コア８、及び９に固定されたスライドピン６、及び７
は、傾斜ピン１２、及び１３により金型の開閉に伴い移
動されてキャビティ５内をスライドするようになってい
る。
【００１０】１１は固定型受板３、及び固定側型板４を
貫通して、上記スライドコア６、及び７の上面に対して
直角方向に設けられたゲートである。
貫通して、上記スライドコア６、及び７の上面に対して
直角方向に設けられたゲートである。
【００１１】図２において、パーティング面１０は、傾
斜して設けられており、この傾斜角度Ａは２０度から６
０度の範囲に設定されている。ゲート１１は、上記スラ
イドピン６、及び７により形成されたパーティング面１
０の断面の傾斜幅Ｌのほぼ中央である１／２Ｌに位置し
て、且つスライドピン６、及び７の上面に対して直角方
向に設けられている。
斜して設けられており、この傾斜角度Ａは２０度から６
０度の範囲に設定されている。ゲート１１は、上記スラ
イドピン６、及び７により形成されたパーティング面１
０の断面の傾斜幅Ｌのほぼ中央である１／２Ｌに位置し
て、且つスライドピン６、及び７の上面に対して直角方
向に設けられている。
【００１２】ゲート１１より射出されてくる溶融樹脂
は、スライドピン６、及び７の上面に対して直角方向に
流動してきて、スライドピン７の上面を押圧することに
なる。従って、パーティング面１０の上面のパーティン
グラインは１０ａは下方に密着して、隙間が生じないた
め、バリの発生を抑えることができる。又、キャビティ
５のほぼ中央にゲート１１を設けることができるので、
キャビティ５内でバランスよく左右に溶融樹脂を流動、
充填させることができる。
は、スライドピン６、及び７の上面に対して直角方向に
流動してきて、スライドピン７の上面を押圧することに
なる。従って、パーティング面１０の上面のパーティン
グラインは１０ａは下方に密着して、隙間が生じないた
め、バリの発生を抑えることができる。又、キャビティ
５のほぼ中央にゲート１１を設けることができるので、
キャビティ５内でバランスよく左右に溶融樹脂を流動、
充填させることができる。
【００１３】図３は本発明の射出成形金型の他の例を示
す断面図であり、図４は、図３に示す金型のスライドコ
ア部の拡大断面図である。図３において、１０１は可動
型受板であり、１０２は可動側型板である。１０３は固
定型受板であり、１０４は可動側型板である。上記可動
側型板１０２と固定側型板１０４によりキャビティ１０
５、及び１０６が形成されており、この可動側型板１０
２と固定側型板１０４との間で、且つ片側より、キャビ
ティ１０５、及び１０６内にスライドピン１０７が貫通
して設けられ、中央近傍において、可動側型板１０２よ
り突出した突出部１１２の先端とスライドピン１０７の
先端が当接して、傾斜したパーティング面１１１となっ
ている。
す断面図であり、図４は、図３に示す金型のスライドコ
ア部の拡大断面図である。図３において、１０１は可動
型受板であり、１０２は可動側型板である。１０３は固
定型受板であり、１０４は可動側型板である。上記可動
側型板１０２と固定側型板１０４によりキャビティ１０
５、及び１０６が形成されており、この可動側型板１０
２と固定側型板１０４との間で、且つ片側より、キャビ
ティ１０５、及び１０６内にスライドピン１０７が貫通
して設けられ、中央近傍において、可動側型板１０２よ
り突出した突出部１１２の先端とスライドピン１０７の
先端が当接して、傾斜したパーティング面１１１となっ
ている。
【００１４】１０８は、スライドピン１０７の延設され
たスライドコアであり、スライドピン１０７は、スライ
ドコア１０８と一体に製作されている。このスライドコ
ア１０８は、傾斜ピン１０９により金型の開閉に伴い移
動されてキャビティ１０５、及び１０６内をスライドす
るようになっている。
たスライドコアであり、スライドピン１０７は、スライ
ドコア１０８と一体に製作されている。このスライドコ
ア１０８は、傾斜ピン１０９により金型の開閉に伴い移
動されてキャビティ１０５、及び１０６内をスライドす
るようになっている。
【００１５】１１０は固定型受板１０３、及び固定側型
板１０４を貫通して、上記スライドコア１０８の上面に
対して直角方向に設けられたゲートである。
板１０４を貫通して、上記スライドコア１０８の上面に
対して直角方向に設けられたゲートである。
【００１６】図４において、パーティング面１１１は、
傾斜しており、この傾斜角度Ｂは４５度に設定されてい
る。ゲート１１０は、上記スライドピン１０７と、可動
側型板１０２の突出部１１２により形成されたパーティ
ング面１１１の断面の傾斜幅Ｗのほぼ中央である１／２
Ｗに位置して、且つスライドピン１０７の上面に対して
直角方向に設けられている。
傾斜しており、この傾斜角度Ｂは４５度に設定されてい
る。ゲート１１０は、上記スライドピン１０７と、可動
側型板１０２の突出部１１２により形成されたパーティ
ング面１１１の断面の傾斜幅Ｗのほぼ中央である１／２
Ｗに位置して、且つスライドピン１０７の上面に対して
直角方向に設けられている。
【００１７】ゲート１１０より射出されてくる溶融樹脂
は、スライドピン１０７の上面に対して直角方向に流動
してきて、スライドピン１０７の上面を押圧することに
なる。従って、パーティング面１１１の上面のパーティ
ングライン１１３は下方に密着して、隙間が生じないた
め、バリの発生を抑えることができる。
は、スライドピン１０７の上面に対して直角方向に流動
してきて、スライドピン１０７の上面を押圧することに
なる。従って、パーティング面１１１の上面のパーティ
ングライン１１３は下方に密着して、隙間が生じないた
め、バリの発生を抑えることができる。
【００１８】図５の（イ）は、本発明の射出成形金型の
スライドコアの他の例を示す上面図であり、（ロ）は、
その側面図である。図５において、１ａはスライドコア
であり、１ｂはその前面部である。この前面部１ｂに
は、スライドピン１ｃのフランジ部１ｄがスライドコア
１ａの前端面に当接して固定されている。即ち、スライ
ドコア１ａとスライドピン１ｃが別々に製作された例を
示すものである。１ｆは傾斜ピンのガイド孔であり、ス
ライドコア１ａの作動のために設けられたものである。
スライドコアの他の例を示す上面図であり、（ロ）は、
その側面図である。図５において、１ａはスライドコア
であり、１ｂはその前面部である。この前面部１ｂに
は、スライドピン１ｃのフランジ部１ｄがスライドコア
１ａの前端面に当接して固定されている。即ち、スライ
ドコア１ａとスライドピン１ｃが別々に製作された例を
示すものである。１ｆは傾斜ピンのガイド孔であり、ス
ライドコア１ａの作動のために設けられたものである。
【００１９】図６の（ハ）は、本発明の射出成形金型の
スライドコアの更に他の例を示す上面図であり、（ニ）
は、その側面図である。図６において、２ａはスライド
コアであり、この前面部には、スライドピン２ｂが突設
されている。このスライドピン２ｂは、スライドコア２
ａと一体に製作された例を示すものてある。２ｃは傾斜
ピンのガイド孔であり、スライドコア２ａの作動のため
に設けられたものである。
スライドコアの更に他の例を示す上面図であり、（ニ）
は、その側面図である。図６において、２ａはスライド
コアであり、この前面部には、スライドピン２ｂが突設
されている。このスライドピン２ｂは、スライドコア２
ａと一体に製作された例を示すものてある。２ｃは傾斜
ピンのガイド孔であり、スライドコア２ａの作動のため
に設けられたものである。
【００２０】上記説明のように、本発明の射出成形金型
のスライドコアに設けられるスライドピンは、スライド
コアとは別に製作してボルトや圧入等により固着された
ものでもよく、或いは一体に製作されたものでもよい。
のスライドコアに設けられるスライドピンは、スライド
コアとは別に製作してボルトや圧入等により固着された
ものでもよく、或いは一体に製作されたものでもよい。
【００２１】〔実施例１〕図１に示した、図２における
パーティング面の傾斜角度Ａを４５度に設定した、片側
の平均長さ６４ミリメートル、直径8.6 ミリメートルの
スライドピンが設けられた射出成形金型を使用して、原
料にポリエーテルエーテルケトン（ＩＣＩＳ社製 商品
名：４５０Ｇ）を用い、射出温度摂氏３６５度、金型温
度摂氏１３０度、射出圧力平方センチメートル当たり１
００キログラムの条件により、直径１０ミリメートル、
厚さ１ミリメートルの円筒状のパイプを１００ショット
射出成形した。その結果バリの発生のない良好な成形品
を得ることができた。
パーティング面の傾斜角度Ａを４５度に設定した、片側
の平均長さ６４ミリメートル、直径8.6 ミリメートルの
スライドピンが設けられた射出成形金型を使用して、原
料にポリエーテルエーテルケトン（ＩＣＩＳ社製 商品
名：４５０Ｇ）を用い、射出温度摂氏３６５度、金型温
度摂氏１３０度、射出圧力平方センチメートル当たり１
００キログラムの条件により、直径１０ミリメートル、
厚さ１ミリメートルの円筒状のパイプを１００ショット
射出成形した。その結果バリの発生のない良好な成形品
を得ることができた。
【００２２】〔比較例１〕図２におけるパーティング面
の傾斜角度Ａを９０度に設定したスライドピンが設けら
れた射出成形金型を使用した以外は、実施例１と同様の
諸条件でもって同様に射出成形を行ったが、その結果、
スタートの第一ショット目でバリが発生した。
の傾斜角度Ａを９０度に設定したスライドピンが設けら
れた射出成形金型を使用した以外は、実施例１と同様の
諸条件でもって同様に射出成形を行ったが、その結果、
スタートの第一ショット目でバリが発生した。
【００２３】本発明の射出成形金型は、熱可塑性合成樹
脂、及び熱硬化性合成樹脂の射出成形に用いられるもの
である。
脂、及び熱硬化性合成樹脂の射出成形に用いられるもの
である。
【００２４】
【発明の効果】本発明の射出成形金型においては、溶融
樹脂がキャビティ内に流動、充填された際、溶融樹脂の
圧力がパーティング面をより密着させる方向にかかるた
め、 １）パーティングライン上に隙間がでずバリの発生を防
止できる。 ２）パーティングライン上に隙間がでず精度の高い金型
を必要としない。 ３）パーティング面に樹脂圧がかかるため、パーティン
グ面には余分な圧力をかける必要がなく、金型の耐久性
を上げることができる。 ４）スライドコア、或いはスライドピンが変形しにく
く、精密成形に適している。 従って、スライドコアを有する射出成形金型として好適
である。
樹脂がキャビティ内に流動、充填された際、溶融樹脂の
圧力がパーティング面をより密着させる方向にかかるた
め、 １）パーティングライン上に隙間がでずバリの発生を防
止できる。 ２）パーティングライン上に隙間がでず精度の高い金型
を必要としない。 ３）パーティング面に樹脂圧がかかるため、パーティン
グ面には余分な圧力をかける必要がなく、金型の耐久性
を上げることができる。 ４）スライドコア、或いはスライドピンが変形しにく
く、精密成形に適している。 従って、スライドコアを有する射出成形金型として好適
である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の射出成形金型の一例を示す断面図。
【図２】図１に示す金型のスライドコア部の拡大断面
図。
図。
【図３】本発明の射出成形金型の他の例を示す断面図。
【図４】図３に示す金型のスライドコア部の拡大断面
図。
図。
【図５】（イ）本発明の射出成形金型のスライドコアの
他の例を示す上面図。 （ロ）（イ）に示すスライドコアの側面図。
他の例を示す上面図。 （ロ）（イ）に示すスライドコアの側面図。
【図６】（ハ）本発明の射出成形金型のスライドコアの
更に他の例を示す上面図。 （ニ）（ハ）に示すスライドコアの側面図。
更に他の例を示す上面図。 （ニ）（ハ）に示すスライドコアの側面図。
１、１０１ 可動型取付板 ２、１０２ 可動側型板 ３、１０３ 固定型取付板 ４、１０４ 固定側型板 ５、１０５、１０６ キャビティ ６、７、１０７、１ｃ、２ｃ スライドピン ８、９、１０８、１ａ、２ａ スライドコア １０、１１１ パーティング面 １０ａ、１１３ パーティングライン １１、１１０ ゲート １２、１３、１０９ 傾斜ピン
Claims (1)
- 【請求項１】可動型と固定型とスライドピンにより成形
すべき成形品の形状に対応するキャビティが形成され、
固定型に溶融樹脂をキャビティ内に射出するゲートが設
けられた射出成形金型であって、複数のスライドピンが
キャビティ内において互いに当接してパーティング面と
なっているか、或いはスライドピンが可動型、又は固定
型と当接してパーティング面となっており、ゲートがス
ライドピンに対してほぼ直角方向に設けられ、且つ、上
記パーティング面がゲート方向に対して傾斜しているこ
とを特徴とする射出成形金型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP517794A JPH07205208A (ja) | 1994-01-21 | 1994-01-21 | 射出成形金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP517794A JPH07205208A (ja) | 1994-01-21 | 1994-01-21 | 射出成形金型 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07205208A true JPH07205208A (ja) | 1995-08-08 |
Family
ID=11603961
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP517794A Pending JPH07205208A (ja) | 1994-01-21 | 1994-01-21 | 射出成形金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07205208A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106738702A (zh) * | 2017-02-17 | 2017-05-31 | 上海甬兴塑胶有限公司 | 一种注塑模具的二层大滑块带二次滑块装置 |
-
1994
- 1994-01-21 JP JP517794A patent/JPH07205208A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106738702A (zh) * | 2017-02-17 | 2017-05-31 | 上海甬兴塑胶有限公司 | 一种注塑模具的二层大滑块带二次滑块装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH07205208A (ja) | 射出成形金型 | |
| KR100256032B1 (ko) | 미끄럼 파스너 슬라이더 몸체의 성형 방법 및 성형 주형 | |
| JP3714592B2 (ja) | 射出成形金型 | |
| JP3218587B2 (ja) | リングゲート金型 | |
| JP3005211B1 (ja) | 射出成形金型 | |
| JPH03193320A (ja) | 射出成形用金型 | |
| JP4040963B2 (ja) | 射出成形金型 | |
| JPH08281708A (ja) | 射出成形金型 | |
| JP3355756B2 (ja) | 芯材一体射出成形方法 | |
| JP3008750B2 (ja) | 長尺樹脂成形品の製造方法 | |
| JP3163873B2 (ja) | 複合製品の製造方法及びその製造用金型 | |
| JP2002187168A (ja) | 光学素子成形用金型および光学素子成形品 | |
| JP3030871B2 (ja) | 複数の平行羽根を有する成形品の射出成形用金型装置 | |
| JP3908141B2 (ja) | 樹脂成形用金型への成形樹脂注入方法及び成形樹脂注入構造 | |
| JP3146476B2 (ja) | 成形装置 | |
| JPS588607A (ja) | インサ−ト成形金型 | |
| JP2514984Y2 (ja) | 射出成形用金型 | |
| JP2798441B2 (ja) | 樹脂の成形方法 | |
| JPH11291301A (ja) | 樹脂成形用金型 | |
| EP4188667A1 (en) | A mold for injection molding | |
| KR810001069B1 (ko) | 아우트 서어트(out sert)성형법 | |
| JPH059139Y2 (ja) | ||
| JPH11156890A (ja) | プラスチックレンズの射出成形装置 | |
| JPH11291285A (ja) | 樹脂製品の製造方法 | |
| JP3293395B2 (ja) | 成形金型 |