JP3293395B2 - 成形金型 - Google Patents

成形金型

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JP3293395B2
JP3293395B2 JP07020095A JP7020095A JP3293395B2 JP 3293395 B2 JP3293395 B2 JP 3293395B2 JP 07020095 A JP07020095 A JP 07020095A JP 7020095 A JP7020095 A JP 7020095A JP 3293395 B2 JP3293395 B2 JP 3293395B2
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豊 北川
清秀 勝谷
高生 森本
順次 荒川
正晃 小辻
修 下井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ランナーロックピンを
有する成形金型に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の成形金型として、図2に示す構
成のものが存在する。すなわち、このものは、ランナー
A を形成して流れて来た樹脂B をゲート口C からキャビ
ティDに注入して成形された成形体E が型開き時にゲー
ト口C にて破断するよう、ランナーロックピンF がその
先端に設けた逆テーパ状のロック突起F1によりランナー
A を保持するようになっている。
【0003】さらにこの成形金型の動作状態を詳しく説
明すると、樹脂B をキャビティD に注入して成形体E が
成形された後、その樹脂B が冷却固化され、そしてま
ず、分離面P1から型開きし、このとき冷却固化された樹
脂B がランナーロックピンF の逆テーパ状のロック突起
F1に食い付いてランナーA を保持しているために、キャ
ビティD 内の成形体E がゲート口C から引きちぎって破
断され、次いで分離面P2から型開きし、ランナーA をラ
ンナーロックピンF のロック突起F1から外し、最後に分
離面P2の型開きを進行させつつ分離面P3の型開きを行っ
て、エジェクターピンG により成形体E をコア板H から
分離させ、かつランナーA も外部へ取り出すようになっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の成形金
型にあっては、分離面P1から型開きしたとき、冷却固化
された樹脂B がランナーロックピンF の逆テーパ状のロ
ック突起F1に食い付くことによってランナーA を保持す
るため、その樹脂B がゴム状の弾性を有するいわゆるエ
ラストマー樹脂のような場合、ロック突起F1に食い付い
たランナーA の樹脂B が引っ張られて伸びて引きちぎら
れてしまわないよう、成形サイクル時間を十分に長くし
て完全固化状態にする必要があり、従って生産性を上げ
ることが難しかった。
【0005】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、より生産性を上げること
ができる成形金型を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載のものは、ランナーを形成して流
れて来た樹脂をゲート口からキャビティに注入して成形
された成形体が型開き時にゲート口にて破断するよう、
ランナーロックピンがその先端に設けた逆テーパ状のロ
ック突起によりランナーを保持する成形金型において、
前記ランナーロックピンは、前記ゲート口側へ延びる突
設片が前記ロック突起から突設された構成にしてある。
【0007】また、請求項2記載のものは、請求項1記
載のものにおいて、前記ロック突起が複数個設けられた
構成にしてある。
【0008】
【作用】請求項1記載のものによれば、ランナーを形成
して流れて来た樹脂をゲート口からキャビティに注入し
て成形体が成形された後、ランナーの樹脂はランナーロ
ックピンのロック突起自体に加えてそのロック突起から
ゲート口側へ延びて突設された突設片でもってより速く
冷却固化される。
【0009】また、請求項2記載のものによれば、ロッ
ク突起自体によるランナーの樹脂の冷却固化が、1個の
場合に比べてより速く行えるとともに、樹脂がロック突
起の逆テーパ状の部分に食い付く面積も増える。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を図1に基づいて以下に説
明する。なお、図1は型締め状態を示している。
【0011】1 はランナーロックピンで、円柱状に形成
され、その先端には、より先端方向へ行くほど径を大き
くした逆テーパ状のロック突起1aが2個長手方向に重ね
て設けられ、さらに先端側のロック突起1aの中央からは
ロック突起1aよりも小径の突設片1bが先端方向へ突設さ
れている。
【0012】このランナーロックピン1 は、大径の頭部
1cが固定側取付板2 の座ぐり部2aに位置して、固定側取
付板2 に対し分離面P2を介して配設されたランナースト
リッパープレート3 から先端のロック突起1aが突出し、
かつ長手方向に移動自在なよう、固定側取付板2 及びラ
ンナーストリッパープレート3 に貫挿され、固定側取付
板2 に固定されている。
【0013】このランナーストリッパープレート3 に対
しては固定側型板4 が分離面P1を介して配設され、この
固定側型板4 には、ランナーストリッパープレート3 側
にランナー4a用のランナー型部と、そのランナー型部に
直交し先端にゲート口4bを有するスプール型部と、ゲー
ト口4bに連通するキャビティ4c用のキャビティ型部とが
それぞれ形成されている。このとき、ランナーロックピ
ン1 のロック突起1aは、ランナー型部とスプール型部と
が直交する部分に位置し、突設片1bはゲート口4b側へ延
びるよう延設された状態になっている。
【0014】この固定側型板4 に対してはコア板5 が分
離面P3を介して配設され、このコア板5 には、固定側型
板4 のキャビティ型部との間でキャビティ4cを形成する
コア型部が設けられ、そのコア型部にはキャビティ4cに
突出移動し得るエジェクターピン6 が設けられている。
【0015】次に、上記成形金型の動作を説明する。こ
こで、成形される樹脂7 はゴム状の弾性を有するいわゆ
るエラストマー樹脂であって、その樹脂7 が高温高圧の
溶融状態でランナー型部にてランナー4aを形成しつつ、
ランナーストリッパープレート3 から突出するランナー
ロックピン1 のロック突起1a及び突設片1bを覆いながら
スプール型部を経由してゲート口4bからキャビティ4cに
注入され、成形体8 が成形される。このとき、2個のロ
ック突起1aが位置する部分つまりランナー型部とスプー
ル型部とが直交する部分のスペースを広くしてあり、ま
た突設片1bはロック突起1aよりも小径に形成されて細く
してあるから、樹脂7 はロック突起1a及び突設片1bに邪
魔されずに支障なく流れる。
【0016】この後に、樹脂7 の冷却固化を待ち、そし
てまず、分離面P1から型開きする。そうすると、ランナ
ーロックピン1 は固定側取付板2 の座ぐり部2aに位置す
る大径の頭部1cが押し上げられて、固定側取付板2 及び
ランナーストリッパープレート3 と共に移動するが、こ
のとき冷却固化された樹脂7 がランナーロックピン1の
逆テーパ状の2個のロック突起1aに食い付いてランナー
4aを保持しているために、キャビティ4c内の成形体8 が
ゲート口4bから引きちぎって破断され、次いで分離面P2
から型開きし、ランナー4aをランナーロックピン1 のロ
ック突起1aから外し、最後に分離面P2の型開きを進行さ
せつつ分離面P3の型開きを行って、エジェクターピン6
により成形体8 をコア板5 から分離させ、かつランナー
4aも外部へ取り出すようになっている。
【0017】かかる成形金型にあっては、上述したよう
に、ランナー4aを形成して流れて来た樹脂7 をゲート口
4bからキャビティ4cに注入して成形体8 が成形された
後、樹脂7 の冷却固化を待って型開きするが、ランナー
4aの樹脂7 はランナーロックピン1 のロック突起1a自体
に加えてそのロック突起1aからゲート口4b側へ延びて突
設された突設片1bでもってより速く冷却固化されるか
ら、成形サイクル時間を短くしても、樹脂7 がゴム状の
弾性を有するいわゆるエラストマー樹脂ではあるが、分
離面P1から型開きしたとき、ランナーロックピン1 のロ
ック突起1aに食い付いたランナー4aの樹脂7 が引っ張ら
れて伸びて引きちぎられるようなことがなく、生産性を
上げることができる。
【0018】また、ランナーロックピン1 のロック突起
1aは2個設けてあるから、1個の場合に比べてロック突
起1a自体によるランナー4aの樹脂7 の冷却固化をより速
く行えるとともに、樹脂7 がロック突起1aの逆テーパ状
の部分に食い付く面積も増え、ランナーロックピン1 は
ランナー4aをより確実に保持することができる。
【0019】なお、ランナーロックピン1 の突設片1b
は、樹脂7 の流れに支障がない範囲において、ゲート口
4b側へ可能な限り長く延設されるのが望ましい。
【0020】また、本実施例では、樹脂7 はエラストマ
ー樹脂の場合を示したが、通常の熱可塑性樹脂の場合で
も、成形サイクル時間を短くしてより生産性を上げるこ
とができる。
【0021】また、本実施例では、ランナーロックピン
1 のロック突起1aは2個設けてあるが、ランナー4aにス
ペースがない場合は1個でもよく、逆にスペースがある
場合は3個以上でもよく、但しその個数によって、ロッ
ク突起1a自体による樹脂7 の冷却固化作用及びランナー
4aの保持作用の程度は異なる。
【0022】
【発明の効果】請求項1記載のものは、ランナーを形成
して流れて来た樹脂をゲート口からキャビティに注入し
て成形体が成形された後、樹脂の冷却固化を待って型開
きするが、ランナーの樹脂はランナーロックピンのロッ
ク突起自体に加えてそのロック突起からゲート口側へ延
びて突設された突設片でもってより速く冷却固化される
から、成形サイクル時間を短くしても、型開きしたと
き、ランナーロックピンのロック突起に食い付いたラン
ナーの樹脂が引っ張られて伸びて引きちぎられるような
ことがなく、生産性を上げることができる。
【0023】また、請求項2記載のものは、請求項1記
載のものの効果に加えて、ランナーロックピンのロック
突起は2個設けてあるから、1個の場合に比べてロック
突起自体によるランナーの樹脂の冷却固化をより速く行
えるとともに、樹脂がロック突起の逆テーパ状の部分に
食い付く面積も増え、ランナーロックピンはランナーを
より確実に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の型締め状態を示す要部断面
図である。
【図2】従来例の型締め状態を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 ランナーロックピン 1a ロック突起 1b 突設片 4a ランナー 4b ゲート口 4c キャビティ 7 樹脂 8 成形体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森本 高生 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 荒川 順次 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 小辻 正晃 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 下井 修 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−134724(JP,A) 実開 昭63−121519(JP,U) 実開 平5−46420(JP,U) 実開 平5−80722(JP,U) 実開 昭63−25522(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/00 - 45/84

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランナーを形成して流れて来た樹脂をゲ
    ート口からキャビティに注入して成形された成形体が型
    開き時にゲート口にて破断するよう、ランナーロックピ
    ンがその先端に設けた逆テーパ状のロック突起によりラ
    ンナーを保持する成形金型において、 前記ランナーロックピンは、前記ゲート口側へ延びる突
    設片が前記ロック突起から突設されたことを特徴とする
    成形金型。
  2. 【請求項2】 前記ロック突起が複数個設けられたこと
    を特徴とする請求項1記載の成形金型。
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