JPH07205200A - 基板成形用金型及び基板成形方法 - Google Patents

基板成形用金型及び基板成形方法

Info

Publication number
JPH07205200A
JPH07205200A JP166494A JP166494A JPH07205200A JP H07205200 A JPH07205200 A JP H07205200A JP 166494 A JP166494 A JP 166494A JP 166494 A JP166494 A JP 166494A JP H07205200 A JPH07205200 A JP H07205200A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stamper
mold
substrate
molding
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP166494A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanori Tamura
孝憲 田村
Shoji Yokota
章司 横田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP166494A priority Critical patent/JPH07205200A/ja
Publication of JPH07205200A publication Critical patent/JPH07205200A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/263Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs
    • B29C45/2632Stampers; Mountings thereof

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ディスク等の基板を合成樹脂で成形する際
にプリフォーマット情報のピットやグループがピットず
れや2重転写を起こすことのない金型及び方法を提供す
る。 【構成】 スタンパーを背面側を吸引して固定し、成形
される基板の外周側面を規定する金型のキャビティーに
面する部分をスタンパー取付面に対して垂直から±3°
以内の角度としたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は基板成形用金型及び基板
成形方法に関する。詳しくは、光ディスク等に用いる樹
脂基板成形時におけるピットずれ及び2重転写等を防止
した光ディスク等用の基板の成形に適した金型構造及び
射出成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大容量、高速のメモリ媒体として
光記録媒体が注目されている。光記録媒体としては再生
専用型光ディスク(CD,CD−ROM等)、記録再生
型光ディスク(ライトワンス型)、記録、再生、消去、
再書込可能型光ディスク(リライタブル型)等が知られ
ている。これらの光記録媒体の基板としては一般に樹脂
基板(ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂等)が用い
られている。
【0003】これらのディスク基板は生産性の面から通
常、射出成形法や射出圧縮成形法を用いて固定金型と可
動金型との間に型締め状態で形成されるキャビティー内
に環状の平坦なスタンパーを取付け、キャビティー内に
溶融樹脂材を射出することによってスタンパーの信号
(ピット)やレーザー案内溝等のプリフォーマット情報
を転写した偏平なディスク基板が成形される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに成形して得られた光ディスク用基板では、射出成形
時にプリフォーマット情報のピットのずれやピットの2
重転写が発生するという問題があった。これらのピット
ずれや2重転写は光ディスク(追記型、書換え可能型)
においてIDエラーの原因となる。また、ゾーン記録フ
ォーマットの光ディスクの場合には、ゾーンの変りめに
おいて、ピットずれや2重転写は記録領域に発生するた
めバーストエラーの原因となるといった問題があった。
【0005】本発明者等は基板成形時におけるこのよう
な問題点につき、鋭意検討した結果、ピットずれ及び2
重転写はピットや案内溝を転写するスタンパーからの基
板の離型性が不均一であることに起因していることが判
明した。この基板の離型性を改善する方法として (1)スタンパーのピット深さ、ピット形状の制御 (2)樹脂に添加する離型剤の種類、添加量を選択する 等が知られているが、いずれも満足し得る方法とは云え
なかった。
【0006】本発明の目的は、基板成形時におけるピッ
トずれ及び2重転写の発生を著しく抑制して、光ディス
ク用基板を射出成形することができる光ディスク基板成
形用金型及び成形方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、射出成
形金型のキャビティーにスタンパーを固定した基板成形
用金型であって、スタンパーの固定をスタンパーの背面
側を金型から吸引することによって行ない、スタンパー
の表面側及び周囲端面を金型と非接触に保ち、かつ、成
形される基板の外周側面を規定する金型の、キャビティ
ーに面する部分を、スタンパー取付面に対して垂直から
±3°以内の角度としたことを特徴とする基板成形用金
型及び、請求項1に記載の金型を用いて基板を成形する
方法であって、金型に溶融樹脂を導入後冷却し、金型と
成形された基板との間に空気を導入して離型するに際
し、成形された基板のスタンパー側に空気を導入し、該
スタンパー側への空気の導入とほぼ同時あるいは遅らせ
てスタンパーに面していない側に空気を導入することを
特徴とする基板成形方法に存する。
【0008】以下、本発明のディスク用基板成形法につ
き詳細に説明する。図1には本発明の基板の成形方法を
実施する成形装置の一例が示されている。この金型10
は可動金型11と固定金型12とを含み、可動金型11
には基板表面にピットやレーザー案内溝を転写形成する
ためのスタンパー14が固定されている。スタンパー1
4は、通常ニッケル等の薄板からなり金型面(通常は可
動金型面)に固定されるが、本発明の装置ではスタンパ
ー14の背面側を金型11に設けた吸引孔13によって
吸引して密着させて固定する。
【0009】スタンパー14の外周部には外周ホルダー
16、内周部には内周ホルダー15が設けられるが、両
ホルダー15,16は、スタンパー14の表面側及び周
囲端面には接触させず非接触に保つ。スタンパー14の
表面側とホルダー15,16との間には通常5〜50μ
程度の間隙が形成される。この間隙を形成せず、ホルダ
ー15,16によってスタンパー14の表面を接触状態
で保持するとスタンパー14に歪が生じピットずれが生
じ易くなる。
【0010】他方、固定金型12は固定盤に載置されて
おり、中央には湯口筒体即ちスプルー部18が設けられ
ている。このスプルー部18の中心には樹脂流入路18
aが形成されており、その一端18bは金型11,12
間に形成されるキャビティー19内に開口し且つ他端は
射出ノズル(図示せず)に接続している。可動金型11
と固定金型12は温度調整用チャンネル22a〜22
f,23a〜23fを備え、このチャンネルによって各
金型11,12の径方向内側(以下内周部と称す)の温
度と外側(以下外周部と称す)の温度とを調節する。ま
た、スプルー部18には中心の樹脂流入路18aを取り
巻くように冷却媒体通路24が形成されている。
【0011】本発明のディスク用基板成形法はこのよう
な金型10によって実施される。すなわち、当該金型1
0において、可動金型11が固定金型12に型閉じさ
れ、例えばポリカーボネートのような溶融樹脂が射出ノ
ズルからスプルー部18の樹脂流入路18aを介してキ
ャビティー19内に射出される。溶融樹脂のキャビティ
ー19への射出工程前又は射出工程中若しくは射出工程
完了直後に、可動金型11は高圧で加圧される。
【0012】この可動金型11の加圧力即ち型締め圧力
は、通常、ディスク面圧力で100〜600kgf/c
2 、望ましくは200〜500kgf/cm2 の範囲
である。この型締め圧力によりキャビティー19内の溶
融樹脂は所望の板厚のディスクにプレス成形され、スタ
ンパー14のピット又は溝等のプリフォーマット情報が
転写される。そして、プレス成形後はこの型締め圧力を
そのまま保持、或いは経時的に変化させる。この後、成
形されたディスク基板を金型11,12から取り出す。
【0013】金型を開く直前、あるいは型開後に突出ピ
ン28等の機械的突出機構が動作するまでの間に固定金
型12に付属したエアー離型機構25から成形された基
板と固定金型12との間にエアーを導入して基板を固定
金型12から引き離し、金型を開く。可動金型11側
は、金型を開く直前あるいは型開後に機械的突出機構が
動作するまでの間に可動金型11に付属したエアー離型
機構26から基板とスタンパー14との間にエアー供給
することにより、ディスク基板をスタンパー14から引
離す。
【0014】本発明においては外周ホルダー16の内側
面16a、即ち、基板の外周側面を規定する金型のキャ
ビティーに面する部分が、スタンパー取付け面に対して
垂直ないし±3°以内の角度を有する点に特徴を有す
る。すなわち外周スタンパー押さえの内側面16aがス
タンパー取付け面に対して垂直面から外側(外周方向)
に3°(+3°)傾いた角度から垂直面から内側(内周
方向)に3°(−3°)傾いた角度までの範囲に位置す
ることを意味する。
【0015】更に、この外周ホルダー16を使用すると
同時に、離型エアーの供給条件を以下のように制御する
ことが好ましい。反スタンパー側(スタンパーに面して
いない側)のエアー離型機構(スリット)25により供
給されるエアーの動作を、スタンパー側のスリット26
により供給されるエアーの動作に対して同時とするか遅
らせることにより、成形時の基板は反スタンパー側に密
着しピットずれや2重転写の発生防止に効果的となる。
【0016】
【実施例】以下に実施例を示すが、本発明はその要旨を
越えない限り以下の実施例に限定されるものではない。
【0017】実施例1〜4,比較例1〜4 図1に概略を示す装置を用いた。スンタパー14を可動
金型側に吸引孔27で吸着して固定した。ホルダー1
5,16とスタンパー表面との間隙は20μとした。外
周ホルダー16の内側面はスタンパー取付け面に対して
垂直なものを用いた。ポリカーボネート溶融樹脂材を金
型温度110℃においてキャビティー内に射出した。型
締め圧力をディスク面圧力で300kg/cm2 で加圧
保持し、次いで常圧に戻し可動金型11側のスタンパー
14とディスク基板との間にエアーを供給し、これらを
分離させた。さらに金型を開放するとともに固定金型1
2とディスク基板との間にエアーを供給して、これらの
間を分離させた。得られた直径130mmφ、板厚1.
2mmのディスク基板はスタンパーの溝、ピットの転写
性は良好であり、離型むらやピットずれは全く見られな
かった。結果を表1に示す。表中○は良好、×は不良を
示す。
【0018】実施例2 実施例1において型締め圧力を常圧に戻した後、スタン
パー14とディスク基板との間ならびに固定金型12と
ディスク基板との間にエアーをそれぞれ同時に供給した
こと以外は同様にして行なった。結果を表1に示す。
【0019】比較例1 実施例1において、外周ホルダー16としてその内側面
がスタンパー取付け面に対し垂直面から5°外側にテー
パ状に開いた外周ホルダー16を用いたこと以外は実施
例1と同様にして行なった。結果を表1に示す。
【0020】比較例2 実施例1において、外周ホルダー16としてその内側面
がスタンパー取付け面に対し垂直面から5°外側にテー
パ状に開いた外周ホルダー16を用い、且つ、型締め圧
力を常圧に戻した後、スタンパー14とディスク基板と
の間ならびに固定金型12とディスク基板との間にエア
ーをそれぞれ同時に供給したこと以外は同様にして行な
った。結果を表1に示す。
【0021】比較例3 実施例1において外周ホルダー16として、その内側面
がスタンパー取付け面に対して垂直面から5°外側にテ
ーパ状に開いた外周ホルダー16を用い、且つ、型締め
圧力を常圧に戻した後固定金型12とディスク基板との
間にエアーを供給し、次いでスタンパー14とディスク
基板との間にエアーを供給したこと以外は同様にして行
なった。結果を表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】
【発明の効果】本発明の金型を用いればピットずれや二
重転写の少ない光ディスク用等のプリフォーマット基板
が安定して得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金型の一例の縦断面図。
【符号の説明】 10 金型 11 可動金型 12 固定金型 13 吸引孔 14 スタンパー 15 内周ホルダー 16 外周ホルダー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出成形金型のキャビティーにスタンパ
    ーを固定した基板成形用金型であって、スタンパーの固
    定をスタンパーの背面側を金型から吸引することによっ
    て行ない、スタンパーの表面側及び周囲端面を金型と非
    接触に保ち、かつ、成形される基板の外周側面を規定す
    る金型の、キャビティーに面する部分を、スタンパー取
    付面に対して垂直から±3°以内の角度としたことを特
    徴とする基板成形用金型。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の金型を用いて基板を成
    形する方法であって、金型に溶融樹脂を導入後冷却し、
    金型と成形された基板との間に空気を導入して離型する
    に際し、成形された基板のスタンパー側に空気を導入
    し、該スタンパー側への空気の導入とほぼ同時あるいは
    遅らせてスタンパーに面していない側に空気を導入する
    ことを特徴とする基板成形方法。
JP166494A 1994-01-12 1994-01-12 基板成形用金型及び基板成形方法 Pending JPH07205200A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP166494A JPH07205200A (ja) 1994-01-12 1994-01-12 基板成形用金型及び基板成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP166494A JPH07205200A (ja) 1994-01-12 1994-01-12 基板成形用金型及び基板成形方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07205200A true JPH07205200A (ja) 1995-08-08

Family

ID=11507797

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP166494A Pending JPH07205200A (ja) 1994-01-12 1994-01-12 基板成形用金型及び基板成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07205200A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5330693A (en) Process and apparatus for injection-molding product having minute surface pattern and central hole
JPH01200924A (ja) 光ディスク等用成型装置
JP3294971B2 (ja) ディスク基板およびその成形用型
JPH07205200A (ja) 基板成形用金型及び基板成形方法
JPH0825434A (ja) ディスク用基板の成形方法
JPH08221813A (ja) 樹脂製ディスク基板の製造方法
JPH0751300B2 (ja) プリフォーマット入り光ディスク基板の成形方法およびそれに用いる金型
JP3631539B2 (ja) ディスク成形金型
JPH09314563A (ja) 円盤状記録媒体基板の成形用金型装置
JPS58151223A (ja) 光デイスク基板の製造法及び成形金型
JPH07316B2 (ja) フォーマット入り光ディスク基板の成形方法
JPH06297514A (ja) プリフォーマット基板の成形方法
JP3486809B2 (ja) ディスク基板成形型
JPH10193400A (ja) ディスク基板成形用金型及びディスク基板
JPH03293107A (ja) 光デイスクの製造方法及びその金型
JPH0763991B2 (ja) フォーマット入り光ディスク基板成形用金型
JPH09174611A (ja) ディスク基板の成形方法
JP3074137B2 (ja) ディスク基板成形用金型およびディスク基板
JPH06297515A (ja) プリフォーマット基板の成形方法
JP2006255942A (ja) 光ディスク基板成形用金型装置
JP2000322781A (ja) 金型装置及びディスク基板の製造方法
JP2000343565A (ja) 金型装置
JPH10309722A (ja) 光ディスク用樹脂成形金型
JP2003305756A (ja) ディスク基板の製造方法、金型装置及び射出成形装置
JPH11105074A (ja) ディスク基板の製造方法