JPH07204502A - 消臭用成形体 - Google Patents
消臭用成形体Info
- Publication number
- JPH07204502A JPH07204502A JP6002039A JP203994A JPH07204502A JP H07204502 A JPH07204502 A JP H07204502A JP 6002039 A JP6002039 A JP 6002039A JP 203994 A JP203994 A JP 203994A JP H07204502 A JPH07204502 A JP H07204502A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sawdust
- deodorizing
- activated sludge
- microorganism
- molded body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/20—Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters
Landscapes
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 微生物の固定効率が高く、高い脱臭効率にて
悪臭ガスの脱臭を行える消臭用成形体を提供する。 【構成】 活性汚泥とオガクズとの混合物を脱水、成形
してなる消臭用成形体。 【効果】 微生物源及び栄養源として活性汚泥を、ま
た、微生物の担体としてオガクズを用いる。オガクズは
極めて微生物の固定作用に優れ、活性汚泥とオガクズと
を混合することにより、活性汚泥中の微生物や一部の栄
養源がオガクズに含浸、吸着される。乾燥固化後の消臭
用成形体中にはこのような微生物の固定作用に優れたオ
ガクズが分散しているため、微生物は洗浄等によっても
流出し難い。
悪臭ガスの脱臭を行える消臭用成形体を提供する。 【構成】 活性汚泥とオガクズとの混合物を脱水、成形
してなる消臭用成形体。 【効果】 微生物源及び栄養源として活性汚泥を、ま
た、微生物の担体としてオガクズを用いる。オガクズは
極めて微生物の固定作用に優れ、活性汚泥とオガクズと
を混合することにより、活性汚泥中の微生物や一部の栄
養源がオガクズに含浸、吸着される。乾燥固化後の消臭
用成形体中にはこのような微生物の固定作用に優れたオ
ガクズが分散しているため、微生物は洗浄等によっても
流出し難い。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は消臭用成形体に係り、特
に、脱臭装置の充填層に好適に使用される、微生物によ
る優れた消臭機能を備える消臭用成形体に関する。
に、脱臭装置の充填層に好適に使用される、微生物によ
る優れた消臭機能を備える消臭用成形体に関する。
【０００２】
【従来の技術】活性汚泥は微生物による消臭機能を有す
ることから、この消臭機能を利用して、脱臭装置の充填
層に活性汚泥を装填して悪臭ガスの脱臭を行う生物脱臭
装置が提供されている。
ることから、この消臭機能を利用して、脱臭装置の充填
層に活性汚泥を装填して悪臭ガスの脱臭を行う生物脱臭
装置が提供されている。
【０００３】従来の生物脱臭装置では、活性汚泥を脱
水、成形して常温で乾燥して成形体とし、これを充填式
微生物脱臭塔に装填している。
水、成形して常温で乾燥して成形体とし、これを充填式
微生物脱臭塔に装填している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】活性汚泥のみを脱水、
成形した従来の成形体では、微生物の固定（担持）効率
が十分ではなく、洗浄等により微生物が流出し易い。こ
のため、脱臭効率も十分ではないという欠点がある。
成形した従来の成形体では、微生物の固定（担持）効率
が十分ではなく、洗浄等により微生物が流出し易い。こ
のため、脱臭効率も十分ではないという欠点がある。
【０００５】本発明は上記従来の問題点を解決し、微生
物の固定効率が高く、高い脱臭効率にて悪臭ガスの脱臭
を行える消臭用成形体を提供することを目的とする。
物の固定効率が高く、高い脱臭効率にて悪臭ガスの脱臭
を行える消臭用成形体を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１の消臭用成形体
は、活性汚泥とオガクズとの混合物を脱水、成形してな
ることを特徴とする。
は、活性汚泥とオガクズとの混合物を脱水、成形してな
ることを特徴とする。
【０００７】請求項２の消臭用成形体は、請求項１の消
臭用成形体において、該混合物は活性汚泥１００重量部
に対してオガクズ０．１〜１５０重量部を混合してなる
ことを特徴とする。
臭用成形体において、該混合物は活性汚泥１００重量部
に対してオガクズ０．１〜１５０重量部を混合してなる
ことを特徴とする。
【０００８】以下に本発明を詳細に説明する。
【０００９】本発明の消臭用成形体は、活性汚泥とオガ
クズとを混合し、得られた混合物を脱水して水分を除去
した後、成形し、３７℃以下、好ましくは常温で乾燥す
ることにより容易に製造することができる。
クズとを混合し、得られた混合物を脱水して水分を除去
した後、成形し、３７℃以下、好ましくは常温で乾燥す
ることにより容易に製造することができる。
【００１０】本発明において、活性汚泥とオガクズとの
混合割合は、湿潤状態の活性汚泥１００重量部に対し
て、オガクズ０．１〜１５０重量部であることが好まし
い。このオガクズの割合が０．１重量部未満では、オガ
クズを用いたことによる効果が得られず、１５０重量部
を超えると活性汚泥の割合が少なすぎて良好な脱臭効果
が得られず、また、成形し難くなる。
混合割合は、湿潤状態の活性汚泥１００重量部に対し
て、オガクズ０．１〜１５０重量部であることが好まし
い。このオガクズの割合が０．１重量部未満では、オガ
クズを用いたことによる効果が得られず、１５０重量部
を超えると活性汚泥の割合が少なすぎて良好な脱臭効果
が得られず、また、成形し難くなる。
【００１１】また、成形後の乾燥は温度が高すぎると微
生物が死滅するため、３７℃以下、好ましくは常温で行
うのが望ましい。
生物が死滅するため、３７℃以下、好ましくは常温で行
うのが望ましい。
【００１２】活性汚泥は、乾燥により固化する機能を有
するため、この乾燥により成形体は自然に固化して取り
扱い性に優れた消臭用成形体となる。
するため、この乾燥により成形体は自然に固化して取り
扱い性に優れた消臭用成形体となる。
【００１３】なお、オガクズの種類には特に制限はな
く、カラ松、その他各種のオガクズを用いることができ
る。
く、カラ松、その他各種のオガクズを用いることができ
る。
【００１４】このような本発明の消臭用成形体は、生物
脱臭塔に装填して、間欠的に水を散布しながら、悪臭ガ
スを通気することにより、高い脱臭効率にて、脱臭処理
することができる。
脱臭塔に装填して、間欠的に水を散布しながら、悪臭ガ
スを通気することにより、高い脱臭効率にて、脱臭処理
することができる。
【００１５】
【作用】本発明の消臭用成形体においては、微生物源及
び栄養源として活性汚泥を、また、微生物の担体として
オガクズを用いる。オガクズは極めて微生物の固定作用
に優れ、活性汚泥とオガクズとを混合することにより、
活性汚泥中の微生物や一部の栄養源がオガクズに含浸、
吸着される。乾燥固化後の消臭用成形体中にはこのよう
な微生物の固定作用に優れたオガクズが分散しているた
め、微生物は洗浄等によっても流出し難い。
び栄養源として活性汚泥を、また、微生物の担体として
オガクズを用いる。オガクズは極めて微生物の固定作用
に優れ、活性汚泥とオガクズとを混合することにより、
活性汚泥中の微生物や一部の栄養源がオガクズに含浸、
吸着される。乾燥固化後の消臭用成形体中にはこのよう
な微生物の固定作用に優れたオガクズが分散しているた
め、微生物は洗浄等によっても流出し難い。
【００１６】このため、本発明の消臭用成形体を充填式
微生物脱臭塔に装填し、間欠的に水を散布しながら悪臭
ガスを通気すると、活性汚泥中の栄養分や悪臭ガス中の
悪臭成分を栄養として微生物が活性化、増殖し、高い脱
臭効率にて脱臭を行う。
微生物脱臭塔に装填し、間欠的に水を散布しながら悪臭
ガスを通気すると、活性汚泥中の栄養分や悪臭ガス中の
悪臭成分を栄養として微生物が活性化、増殖し、高い脱
臭効率にて脱臭を行う。
【００１７】請求項２の消臭用成形体によれば、より一
層脱臭効率、取り扱い性が良好な消臭用成形体が提供さ
れる。
層脱臭効率、取り扱い性が良好な消臭用成形体が提供さ
れる。
【００１８】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をよ
り具体的に説明する。
り具体的に説明する。
【００１９】なお、実施例及び比較例においては、図１
に示す充填式微生物脱臭塔１を用いて脱臭試験を行っ
た。この脱臭塔１は下部に悪臭ガスの導入管２、上部に
処理ガスの排出管３、底部に排水管４を備え、また、メ
ッシュ７上に消臭用成形体充填層５を形成し、この充填
層５の上部に散水管６を設けてなり、脱臭塔１の内径Ｒ
は４０ｃｍ、高さＬは６０ｃｍである。８はブロワであ
る。
に示す充填式微生物脱臭塔１を用いて脱臭試験を行っ
た。この脱臭塔１は下部に悪臭ガスの導入管２、上部に
処理ガスの排出管３、底部に排水管４を備え、また、メ
ッシュ７上に消臭用成形体充填層５を形成し、この充填
層５の上部に散水管６を設けてなり、脱臭塔１の内径Ｒ
は４０ｃｍ、高さＬは６０ｃｍである。８はブロワであ
る。
【００２０】実施例１，２ 下水処理場の活性汚泥１００重量部に対してオガクズ
（カラ松オガクズ）１０重量部を３０分間混合し、フィ
ルターで脱水した。これをペレタイザで直径１０〜１５
ｍｍの球状に成形し、常温で乾燥固化させた。得られた
消臭用成形体を図１に示す脱臭塔１に充填層５の高さが
３０ｃｍとなるように装填し、１００ｃｃ／１日の散水
量にて、表１に示す悪臭ガスをＳＶ＝２５０ｈｒ-1で通
気して処理を行った。得られた処理ガスの濃度を表１に
示す。
（カラ松オガクズ）１０重量部を３０分間混合し、フィ
ルターで脱水した。これをペレタイザで直径１０〜１５
ｍｍの球状に成形し、常温で乾燥固化させた。得られた
消臭用成形体を図１に示す脱臭塔１に充填層５の高さが
３０ｃｍとなるように装填し、１００ｃｃ／１日の散水
量にて、表１に示す悪臭ガスをＳＶ＝２５０ｈｒ-1で通
気して処理を行った。得られた処理ガスの濃度を表１に
示す。
【００２１】比較例１，２ オガクズを用いず、活性汚泥のみを用いて実施例１，２
と同様にして消臭用成形体を製造し、この消臭用成形体
を用いて実施例１，２と同様に脱臭試験を行い、結果を
表１に示した。
と同様にして消臭用成形体を製造し、この消臭用成形体
を用いて実施例１，２と同様に脱臭試験を行い、結果を
表１に示した。
【００２２】
【表１】
【００２３】表１より本発明の消臭用成形体によれば、
良好な脱臭が行えることが明らかである。
良好な脱臭が行えることが明らかである。
【００２４】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の消臭用成形
体によれば、悪臭ガスを高い脱臭効率にて脱臭処理する
ことができる消臭用成形体が提供される。
体によれば、悪臭ガスを高い脱臭効率にて脱臭処理する
ことができる消臭用成形体が提供される。
【００２５】しかも、本発明の消臭用成形体は安価な材
料で製造されるため、経済的にも有利である。
料で製造されるため、経済的にも有利である。
【００２６】請求項２の消臭用成形体によれば、より一
層脱臭効率、取り扱い性が良好な消臭用成形体が提供さ
れる。
層脱臭効率、取り扱い性が良好な消臭用成形体が提供さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図１】実施例及び比較例において脱臭試験に用いた脱
臭塔の断面図である。
臭塔の断面図である。
１ 脱臭塔 ２ 悪臭ガス導入管 ３ 処理ガス排出管 ４ 排水管 ５ 充填層 ６ 散水管 ７ メッシュ ８ ブロワ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ０１Ｄ 53/38 53/77
Claims (2)
- 【請求項１】 活性汚泥とオガクズとの混合物を脱水、
成形してなる消臭用成形体。 - 【請求項２】 請求項１の消臭用成形体において、該混
合物は活性汚泥１００重量部に対してオガクズ０．１〜
１５０重量部を混合してなることを特徴とする消臭用成
形体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6002039A JPH07204502A (ja) | 1994-01-13 | 1994-01-13 | 消臭用成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6002039A JPH07204502A (ja) | 1994-01-13 | 1994-01-13 | 消臭用成形体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07204502A true JPH07204502A (ja) | 1995-08-08 |
Family
ID=11518188
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6002039A Withdrawn JPH07204502A (ja) | 1994-01-13 | 1994-01-13 | 消臭用成形体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07204502A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2822733A1 (fr) * | 2001-03-27 | 2002-10-04 | Ecole Superieure Du Bois | Composition moulable biodegradable, son procede de fabrication et tout objet obtenu a partir de ladite composition |
| CN101664635A (zh) * | 2009-09-18 | 2010-03-10 | 罗健泉 | 一种活性污泥发酵气体连续干净除臭方法 |
| CN116294003A (zh) * | 2023-03-06 | 2023-06-23 | 广州市净水有限公司 | 一种地埋式净水厂通风除臭系统 |
-
1994
- 1994-01-13 JP JP6002039A patent/JPH07204502A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2822733A1 (fr) * | 2001-03-27 | 2002-10-04 | Ecole Superieure Du Bois | Composition moulable biodegradable, son procede de fabrication et tout objet obtenu a partir de ladite composition |
| CN101664635A (zh) * | 2009-09-18 | 2010-03-10 | 罗健泉 | 一种活性污泥发酵气体连续干净除臭方法 |
| CN116294003A (zh) * | 2023-03-06 | 2023-06-23 | 广州市净水有限公司 | 一种地埋式净水厂通风除臭系统 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010403 |