JPH0720448Y2 - 密封装置 - Google Patents
密封装置Info
- Publication number
- JPH0720448Y2 JPH0720448Y2 JP1989130063U JP13006389U JPH0720448Y2 JP H0720448 Y2 JPH0720448 Y2 JP H0720448Y2 JP 1989130063 U JP1989130063 U JP 1989130063U JP 13006389 U JP13006389 U JP 13006389U JP H0720448 Y2 JPH0720448 Y2 JP H0720448Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lip
- seal
- extension
- peripheral surface
- outer peripheral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、密封装置に係り、特に、摩耗抑制用のフッ素
樹脂被膜を用いた密封装置に関する。
樹脂被膜を用いた密封装置に関する。
〈従来の技術〉 密封装置としては、一般に、環状の芯金にゴムなどのシ
ール体を被着し、このシール体の内周部に転がり軸受の
内輪または軸などの外周面に接触するリップを設けた構
造になっている。ところで、リップの軸に対する接触部
分の摩耗を抑制するためなどに、前記リップにフッ素樹
脂被膜を被覆することが考えられている(例えば、米国
特許No.4504067および米国特許No.4132421参照)。
ール体を被着し、このシール体の内周部に転がり軸受の
内輪または軸などの外周面に接触するリップを設けた構
造になっている。ところで、リップの軸に対する接触部
分の摩耗を抑制するためなどに、前記リップにフッ素樹
脂被膜を被覆することが考えられている(例えば、米国
特許No.4504067および米国特許No.4132421参照)。
この種、フッ素樹脂被膜を用いた密封装置として、本件
考案者らは、第3図のような構造を考えている。図例の
密封装置は、L字形断面を有する環状の芯金1と、芯金
1の半径方向に延びる円板状部分2の一側面に被着され
たゴムなどからなるシール本体部3と、シール本体部3
の外周部に連なり芯金1の円筒部分外周面に被着されか
つ転がり軸受の外輪などの外側部材4の内周面部分に弾
性的に嵌着されるシール嵌着部5と、シール本体部3の
内周部に形成されシール本体部3に連なり、リップ先端
部11が軸などの内側部材10の外周面部分に摺接されるシ
ールリップ部6と、前記シール本体部3の内周面3a、シ
ールリップ部6の外周面6a、および前記シール本体部3
とシールリップ部6とが連結するリップ基部9の一側面
9aとで形成される環状溝14内に位置するようシールリッ
プ部の外周面6aに装着され、該シールリップ部6を前記
内側部材10の外周部分に押し付けるコイルばね12と、シ
ールリップ部6の後述する位置に被着されたフッ素樹脂
被膜7とからなる。
考案者らは、第3図のような構造を考えている。図例の
密封装置は、L字形断面を有する環状の芯金1と、芯金
1の半径方向に延びる円板状部分2の一側面に被着され
たゴムなどからなるシール本体部3と、シール本体部3
の外周部に連なり芯金1の円筒部分外周面に被着されか
つ転がり軸受の外輪などの外側部材4の内周面部分に弾
性的に嵌着されるシール嵌着部5と、シール本体部3の
内周部に形成されシール本体部3に連なり、リップ先端
部11が軸などの内側部材10の外周面部分に摺接されるシ
ールリップ部6と、前記シール本体部3の内周面3a、シ
ールリップ部6の外周面6a、および前記シール本体部3
とシールリップ部6とが連結するリップ基部9の一側面
9aとで形成される環状溝14内に位置するようシールリッ
プ部の外周面6aに装着され、該シールリップ部6を前記
内側部材10の外周部分に押し付けるコイルばね12と、シ
ールリップ部6の後述する位置に被着されたフッ素樹脂
被膜7とからなる。
前述のフッ素樹脂被膜7は、シールリップ部6における
リップ先端部11の芯金1側の側面からリップ基部9の他
側面である芯金延長部8に対向する側の側面にかけて被
着され、さらに、前記フッ素樹脂被膜7のリップ基部9
側に被着された部分が、前記芯金延長部8とは非接着と
され、かつ前記リップ基部9と芯金延長部8とで挟持さ
れている。
リップ先端部11の芯金1側の側面からリップ基部9の他
側面である芯金延長部8に対向する側の側面にかけて被
着され、さらに、前記フッ素樹脂被膜7のリップ基部9
側に被着された部分が、前記芯金延長部8とは非接着と
され、かつ前記リップ基部9と芯金延長部8とで挟持さ
れている。
また、フッ素樹脂被膜7は、比較的硬質でかつ耐摩耗
性,耐熱性に優れた特性を有するもので、例えばポリテ
トラフロロエチレンなどが挙げられる。このフッ素樹脂
被膜7は、前述のように芯金延長部8に対して非接着に
され、リップ先端部11がフッ素樹脂被膜7の外周縁近傍
におけるリップ基部9(第3図のAで示す点)を揺動支
点として揺動可能とすることによって、硬質なフッ素樹
脂被膜7が原因となるリップ先端部11の剛体化を防いで
いる。
性,耐熱性に優れた特性を有するもので、例えばポリテ
トラフロロエチレンなどが挙げられる。このフッ素樹脂
被膜7は、前述のように芯金延長部8に対して非接着に
され、リップ先端部11がフッ素樹脂被膜7の外周縁近傍
におけるリップ基部9(第3図のAで示す点)を揺動支
点として揺動可能とすることによって、硬質なフッ素樹
脂被膜7が原因となるリップ先端部11の剛体化を防いで
いる。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、このような構成を有する従来例の場合に
は、次のような不都合がある。
は、次のような不都合がある。
上記密封装置を外側部材4に対して装着保持させてお
き、密封装置に対して内側部材10を矢印B方向から挿入
する際、密封装置のリップ先端部11が内側部材10との摩
擦力により内側部材10の挿入方向へ押し込まれるため
に、リップ基部9が芯金延長部8から離れて矢印C方向
へ大きく傾いてしまい、内側部材10の挿入完了時におい
てリップ先端部11が内側部材10に対して斜め姿勢のまま
で接触するなど、所定のシール機能を発揮できなくなる
ことがある。
き、密封装置に対して内側部材10を矢印B方向から挿入
する際、密封装置のリップ先端部11が内側部材10との摩
擦力により内側部材10の挿入方向へ押し込まれるため
に、リップ基部9が芯金延長部8から離れて矢印C方向
へ大きく傾いてしまい、内側部材10の挿入完了時におい
てリップ先端部11が内側部材10に対して斜め姿勢のまま
で接触するなど、所定のシール機能を発揮できなくなる
ことがある。
また、前述のように内側部材10の挿入過程で、リップ基
部9及びリップ先端部11の傾き量が大きいことと、リッ
プ基部9及びリップ先端部11の揺動支点であるA点部分
が薄肉であることから、甚だしい場合には前記A点部分
に亀裂が生じたり、千切れてしまうことにもなりかねな
い。
部9及びリップ先端部11の傾き量が大きいことと、リッ
プ基部9及びリップ先端部11の揺動支点であるA点部分
が薄肉であることから、甚だしい場合には前記A点部分
に亀裂が生じたり、千切れてしまうことにもなりかねな
い。
本考案はこのような事情に鑑みて創案されたもので、内
側部材の挿入時などにおいてリップ基部の芯金延長部に
対する撓みを抑制し、挿入完了状態での内側部材に対す
るリップ先端部の接触姿勢が適正となるようにすること
を目的としている。
側部材の挿入時などにおいてリップ基部の芯金延長部に
対する撓みを抑制し、挿入完了状態での内側部材に対す
るリップ先端部の接触姿勢が適正となるようにすること
を目的としている。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、このような目的を達成するために、 半径方向に延びる円板状部分と該円板状部分から半径方
向内方へ延びる延長部とを有する環状の芯金と、 該芯金に被着されるシール本体部と、 該シール本体部の外周部に形成され、外側部材の内周面
部分に弾性的に嵌着されるシール嵌着部と、 シール本体部の内周部に形成され、シール本体部に連な
り、リップ先端部が内側部材の外周面部分に摺接される
シールリップ部と、 前記シール本体部の内周面、シールリップ部の外周面、
および前記シール本体部とシールリップ部とが連結する
リップ基部の一側面とで形成される環状溝内に位置する
ようシールリップ部の外周面に装着され、該シールリッ
プ部を前記内側部材の外周面部分に押し付けるコイルば
ねと、 前記シール本体部のリップ先端部から前記芯金側の側面
から前記リップ基部の他側面である芯金延長部に対向す
る側の側面にかけて被着されるフッ素樹脂被膜とからな
り、 前記フッ素樹脂被膜のリップ基部側に被着された部分
が、前記芯金延長部とは非接着とされ、かつ前記リップ
基部と芯金延長部とで挟持されている構成の密封装置に
おいて、次のような構成をとる。
向内方へ延びる延長部とを有する環状の芯金と、 該芯金に被着されるシール本体部と、 該シール本体部の外周部に形成され、外側部材の内周面
部分に弾性的に嵌着されるシール嵌着部と、 シール本体部の内周部に形成され、シール本体部に連な
り、リップ先端部が内側部材の外周面部分に摺接される
シールリップ部と、 前記シール本体部の内周面、シールリップ部の外周面、
および前記シール本体部とシールリップ部とが連結する
リップ基部の一側面とで形成される環状溝内に位置する
ようシールリップ部の外周面に装着され、該シールリッ
プ部を前記内側部材の外周面部分に押し付けるコイルば
ねと、 前記シール本体部のリップ先端部から前記芯金側の側面
から前記リップ基部の他側面である芯金延長部に対向す
る側の側面にかけて被着されるフッ素樹脂被膜とからな
り、 前記フッ素樹脂被膜のリップ基部側に被着された部分
が、前記芯金延長部とは非接着とされ、かつ前記リップ
基部と芯金延長部とで挟持されている構成の密封装置に
おいて、次のような構成をとる。
本考案の密封装置は、前記フッ素樹脂被膜の芯金延長部
によって挟持された部分には、芯金延長部の内周縁部分
とリップ基部とが直接接触し一体的に接着されるための
貫通孔が円周数か所に軸方向に貫通して形成されている
ことに特徴を有する。
によって挟持された部分には、芯金延長部の内周縁部分
とリップ基部とが直接接触し一体的に接着されるための
貫通孔が円周数か所に軸方向に貫通して形成されている
ことに特徴を有する。
〈作用〉 前記フッ素樹脂被膜の芯金延長部によって挟持された部
分には、芯金延長部の内周縁部分とリップ基部とが直接
接触し一体的に接着されるための貫通孔が円周数か所に
軸方向に貫通して形成され、この貫通孔を通じてリップ
基部の一部を芯金延長部にスポット的に接着しているの
で、内側部材の挿入過程において、一旦は、円周方向で
隣り合う貫通孔の間のリップ基部及びフッ素樹脂被膜が
部分的に芯金延長部に対して僅かに傾いて、リップ先端
部を斜め姿勢にするものの、挿入が完了すると、芯金延
長部の内周縁部分に対するリップ基部の接着部分によっ
て前記傾いたリップ基部及びフッ素樹脂被膜が芯金延長
部側へ弾性的に引き戻され、さらにそれによってリップ
先端部が適正な姿勢に戻されることになる。
分には、芯金延長部の内周縁部分とリップ基部とが直接
接触し一体的に接着されるための貫通孔が円周数か所に
軸方向に貫通して形成され、この貫通孔を通じてリップ
基部の一部を芯金延長部にスポット的に接着しているの
で、内側部材の挿入過程において、一旦は、円周方向で
隣り合う貫通孔の間のリップ基部及びフッ素樹脂被膜が
部分的に芯金延長部に対して僅かに傾いて、リップ先端
部を斜め姿勢にするものの、挿入が完了すると、芯金延
長部の内周縁部分に対するリップ基部の接着部分によっ
て前記傾いたリップ基部及びフッ素樹脂被膜が芯金延長
部側へ弾性的に引き戻され、さらにそれによってリップ
先端部が適正な姿勢に戻されることになる。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
る。
第1図及び第2図に本考案の一実施例を示している。実
施例の図において、従来例の第3図に示す部品,部分と
同一のものに同じ符号を付し、その説明を省略する。
施例の図において、従来例の第3図に示す部品,部分と
同一のものに同じ符号を付し、その説明を省略する。
本実施例では、フッ素樹脂被膜7の芯金延長部8によっ
て挟持された部分には、芯金延長部8の内周縁部分とリ
ップ基部9とが直接接触し一体的に接着されるための貫
通孔13が円周数か所に軸方向に貫通して形成され、この
貫通孔13を通じてリップ基部9の一部を芯金延長部8の
内周縁部分にスポット的に接着させている。なお、実施
例では貫通孔13を丸穴とし円周8等配に設けているが、
この貫通孔13の形状は丸穴以外に円周方向側を長くした
長穴状,矩形状等の適宜の形状を採用でき、また、孔数
も適宜変更し得るものである。
て挟持された部分には、芯金延長部8の内周縁部分とリ
ップ基部9とが直接接触し一体的に接着されるための貫
通孔13が円周数か所に軸方向に貫通して形成され、この
貫通孔13を通じてリップ基部9の一部を芯金延長部8の
内周縁部分にスポット的に接着させている。なお、実施
例では貫通孔13を丸穴とし円周8等配に設けているが、
この貫通孔13の形状は丸穴以外に円周方向側を長くした
長穴状,矩形状等の適宜の形状を採用でき、また、孔数
も適宜変更し得るものである。
そして、リップ基部9は、コイルばねが位置する溝14を
形成する前記リップ基部9の一側面9aが前記貫通孔13の
形成位置から径方向外方に向かうにつれ肉厚を増す斜面
状に形成されてシール本体部3の内周に連結されるとと
もに、肉厚の最も薄肉となる前記貫通孔13の形成位置で
シールリップ部6に連結されており、これによりリップ
基部9の剛性を高めている。
形成する前記リップ基部9の一側面9aが前記貫通孔13の
形成位置から径方向外方に向かうにつれ肉厚を増す斜面
状に形成されてシール本体部3の内周に連結されるとと
もに、肉厚の最も薄肉となる前記貫通孔13の形成位置で
シールリップ部6に連結されており、これによりリップ
基部9の剛性を高めている。
本考案は、以上の構成により外側部材4に装着保持させ
た密封装置に内側部材10を挿入する場合、矢印B方向へ
の内側部材10の押し込みに伴う内側部材10とリップ先端
部11との摩擦により、挿入過程において、一旦は、フッ
素樹脂被膜7及びリップ基部9において周方向で隣り合
う貫通孔13それぞれの間の部分は、あたかもダイアフラ
ムスプリングが撓むように芯金延長部8から矢印C方向
へ僅かに傾き、リップ先端部11が斜め姿勢になるもの
の、挿入が完了すると、芯金延長部8の内周縁部分に対
するリップ基部9の各接着部分により、前記傾いたリッ
プ基部9及びフッ素樹脂被膜7が芯金延長部8側へ弾性
的に引き戻され、さらにそれによってリップ先端部11が
図の如き適正な姿勢に復帰させられる。
た密封装置に内側部材10を挿入する場合、矢印B方向へ
の内側部材10の押し込みに伴う内側部材10とリップ先端
部11との摩擦により、挿入過程において、一旦は、フッ
素樹脂被膜7及びリップ基部9において周方向で隣り合
う貫通孔13それぞれの間の部分は、あたかもダイアフラ
ムスプリングが撓むように芯金延長部8から矢印C方向
へ僅かに傾き、リップ先端部11が斜め姿勢になるもの
の、挿入が完了すると、芯金延長部8の内周縁部分に対
するリップ基部9の各接着部分により、前記傾いたリッ
プ基部9及びフッ素樹脂被膜7が芯金延長部8側へ弾性
的に引き戻され、さらにそれによってリップ先端部11が
図の如き適正な姿勢に復帰させられる。
そして、この場合、内側部材10の挿入過程で一旦傾くリ
ップ基部9及びフッ素樹脂被膜7の所定部分は、上記接
着部分を支点として傾き、その後フッ素樹脂被膜7の外
周縁近傍のリップ基部9のA′点を支点として傾くか
ら、前記傾き量は従来例に比べて少なく抑制され、さら
にリップ基部9の剛性を前述したように従来例よりも高
めているので、リップ基部9における前記A′点での亀
裂や千切れを回避できる。
ップ基部9及びフッ素樹脂被膜7の所定部分は、上記接
着部分を支点として傾き、その後フッ素樹脂被膜7の外
周縁近傍のリップ基部9のA′点を支点として傾くか
ら、前記傾き量は従来例に比べて少なく抑制され、さら
にリップ基部9の剛性を前述したように従来例よりも高
めているので、リップ基部9における前記A′点での亀
裂や千切れを回避できる。
なお、本考案は上記実施例のみに限定されず、本考案の
趣旨を逸脱しない範囲で実施することが可能である。
趣旨を逸脱しない範囲で実施することが可能である。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案では、揺動可能なリップ基
部の一部を、フッ素樹脂被膜に設けた複数の貫通孔を通
じて芯金の内周縁にスポット的に接着させたから、内側
部材の挿入完了状態にてリップ基部及びフッ素樹脂被膜
を芯金延長部に沿う状態に保持して、リップ先端部を適
正な姿勢で内側部材に対して接触させることができるよ
うになる。
部の一部を、フッ素樹脂被膜に設けた複数の貫通孔を通
じて芯金の内周縁にスポット的に接着させたから、内側
部材の挿入完了状態にてリップ基部及びフッ素樹脂被膜
を芯金延長部に沿う状態に保持して、リップ先端部を適
正な姿勢で内側部材に対して接触させることができるよ
うになる。
第1図及び第2図は本考案の一実施例に係り、第1図は
密封装置の上半部を示す縦断側面図、第2図は密封装置
の上半部を示す正面図である。 また、第3図は従来例にかかり、第1図に対応する図で
ある。 1…芯金、2…円板状部分、3…シール本体部、4…外
側部材、5…シール嵌着部、6…シールリップ部、7…
フッ素樹脂被膜、8…芯金延長部、9…リップ基部、10
…内側部材、11…リップ先端部、13…貫通孔。
密封装置の上半部を示す縦断側面図、第2図は密封装置
の上半部を示す正面図である。 また、第3図は従来例にかかり、第1図に対応する図で
ある。 1…芯金、2…円板状部分、3…シール本体部、4…外
側部材、5…シール嵌着部、6…シールリップ部、7…
フッ素樹脂被膜、8…芯金延長部、9…リップ基部、10
…内側部材、11…リップ先端部、13…貫通孔。
Claims (2)
- 【請求項1】半径方向に延びる円板状部分と該円板状部
分から半径方向内方へ延びる延長部とを有する環状の芯
金と、 該芯金に被着されるシール本体部と、 該シール本体部の外周部に形成され、外側部材の内周面
部分に弾性的に嵌着されるシール嵌着部と、 シール本体部の内周部に形成され、シール本体部に連な
り、リップ先端部が内側部材の外周面部分に摺接される
シールリップ部と、 前記シール本体部の内周面、シールリップ部の外周面、
および前記シール本体部とシールリップ部とが連結する
リップ基部の一側面とで形成される環状溝内に位置する
ようシールリップ部の外周面に装着され、該シールリッ
プ部を前記内側部材の外周面部分に押し付けるコイルば
ねと、 前記シール本体部のリップ先端部から前記芯金側の側面
から前記リップ基部の他側面である芯金延長部に対向す
る側の側面にかけて被着されるフッ素樹脂被膜とからな
り、 前記フッ素樹脂被膜のリップ基部側に被着された部分
が、前記芯金延長部とは非接着とされ、かつ前記リップ
基部と芯金延長部とで挟持されている構成の密封装置に
おいて、 前記フッ素樹脂被膜の芯金延長部によって挟持された部
分には、芯金延長部の内周縁部分とリップ基部とが直接
接触し一体的に接着されるための貫通孔が円周数か所に
軸方向に貫通して形成されていることを特徴とする密封
装置。 - 【請求項2】前記シール本体部とシールリップ部とを連
結するリップ基部は、コイルばねが位置する溝を形成す
る前記一側面が前記貫通孔の形成位置から径方向外方に
向かうにつれ肉厚を増す斜面状に形成されてシール本体
部の内周に連結されるとともに、肉厚の最も薄肉となる
前記貫通孔の形成位置でシールリップ部に連結されてい
ることを特徴とする請求項第1項に記載の密封装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989130063U JPH0720448Y2 (ja) | 1989-11-07 | 1989-11-07 | 密封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989130063U JPH0720448Y2 (ja) | 1989-11-07 | 1989-11-07 | 密封装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0368675U JPH0368675U (ja) | 1991-07-05 |
JPH0720448Y2 true JPH0720448Y2 (ja) | 1995-05-15 |
Family
ID=31677659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989130063U Expired - Lifetime JPH0720448Y2 (ja) | 1989-11-07 | 1989-11-07 | 密封装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0720448Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3993996B2 (ja) * | 2001-10-23 | 2007-10-17 | 株式会社ミキ | 車椅子 |
-
1989
- 1989-11-07 JP JP1989130063U patent/JPH0720448Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0368675U (ja) | 1991-07-05 |
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