JPH07204369A - ロータリ式電気かみそり - Google Patents

ロータリ式電気かみそり

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JPH07204369A
JPH07204369A JP3146595A JP3146595A JPH07204369A JP H07204369 A JPH07204369 A JP H07204369A JP 3146595 A JP3146595 A JP 3146595A JP 3146595 A JP3146595 A JP 3146595A JP H07204369 A JPH07204369 A JP H07204369A
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Yasuo Yamashita
康雄 山下
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Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Maxell Holdings Ltd
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Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外刃の内刃との摺接開始部分に長孔を設ける
ことにより、ロータリ式の場合も長い毛を有効に導入切
断できるようにする。 【構成】 アーチ状に張設された、多数の毛導入孔14
をもつ外刃10の内面を、シリンダ状の内刃3が軸6ま
わりに一定方向に摺接回転するロータリ式電気かみそり
を前提とし、そのうえで、外刃10の内刃3との摺接開
始部分に、前記毛導入孔14よりも長い形の長毛導入用
の長孔15を設ける。これにより外刃10の主要部を占
める毛導入孔14での通常長さのひげ剃り効率を下げる
ことなく、長い毛も確実に導入切断できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アーチ状に張設された
外刃の内面をシリンダ状の内刃が一定方向に摺接回転し
てひげ剃りを行うロータリ式電気かみそりに係り、とく
に長い毛も剃り易くしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】電気かみそりのうちで、内刃が外刃の内
面を一定ストロークで直線往復摺動する往復動式のもの
では、例えば、実開昭58−143673号公報に開示
されているように剃り残し等で長くなった毛も剃り易い
ように長孔を外刃に設けることは公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、問題にするの
はロータリ式電気かみそりの外刃にも上記した往復動式
電気かみそりの外刃の場合と同様に長毛導入用の長孔を
設ける場合、その長孔を外刃のいかなる位置に設けるか
である。
【0004】ロータリ式電気かみそりでは、例えば、特
開平2−131792号公報に開示されているようにそ
の薄い外刃が、シリンダ状の内刃が回転するときこの内
刃の摺接力を受けて内刃回転方向下手側に引張られてこ
の方向に変位する。こうした外刃の変位から避けるべく
その長孔を外刃の内刃との摺接領域内に本来の短毛剃り
用の毛導入孔とともに並べて設けた場合は、肝心の短毛
剃り用毛導入孔の開孔面積を減らすことになって本来の
短毛剃りの効率を下げるといった、好ましくない事態が
生じる。
【0005】そこで本発明は、上記のような、アーチ状
に張設された外刃の内面を、シリンダ状のロータリ内刃
が軸まわりに一定方向に摺接回転してひげ剃りを行うロ
ータリ式電気かみそりにおいて、外刃が内刃の摺接力を
受けて変位してもこの変位方向はその摺接開始部分では
内刃との摺接領域に向かって進入する方向と一致するこ
とに着目して、長毛導入用の長孔をその摺接開始部分に
設けることにより、外刃の主要部での通常長さのひげ剃
り効率を下げることなく、長い毛も確実に導入切断でき
るものとすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のロータリ式電気
かみそりは、図1に例示するように、多数の毛導入孔1
4を有する外刃10の内刃3との摺接開始部分に、前記
毛導入孔14よりも長い形の長毛導入用の長孔15を前
記軸6方向に並べて複数設け、各長孔15は、内刃3と
の摺接開始点Sから内刃回転方向下手側に向かう毛切断
領域Aと、これと連続して前記摺接開始点Sから内刃回
転方向上手側に向かう毛導入領域Bとからなっているこ
とを特徴とする。
【0007】
【作用】このように外刃10の内刃3との摺接開始部分
に長孔15を設けた場合、その毛導入領域Bから導入す
る長毛は内刃3の回転により毛切断領域Aの方向に運ば
れてきて毛切断領域Aの終端で確実に捕捉して切断され
る。したがって、長孔15の切断領域Aは摺接領域W内
に僅かにかかっておりさえすれば、毛導入領域Bは必ず
しも摺接領域W内に位置してなくても、長毛切断を可能
とする。このため、外刃10の主要部を占める短毛剃り
用の毛導入孔14の開孔面積を減らすといった、不利を
招くようなことが無く、外刃10の内刃3との限られた
摺接領域Wを有効に活用できる。
【0008】長孔15の毛導入領域Bは外刃10の内刃
3との非摺接領域の方向に必要な限り長くとれ、長毛の
導入性を向上できる。
【0009】外刃10が内刃3の摺接力を受けて内刃回
転方向下手側(摺接終了側の方向)に変位しても、長孔
15は内刃3との摺接領域方向に向かって進入する方向
に変位するので、これに導入される長い毛は確実に切れ
る。これが、長孔15を外刃10の内刃3との摺接終了
側に設けた場合は、外刃10が内刃3の摺接力を受けて
長孔15を内刃3との摺接領域から遠去けるよう変位す
ることになるので、導入した長毛も切断されないまま残
されるといった不具合が生じるが、上記したように外刃
10の内刃3との摺接開始部分に設けた長孔15によれ
ば、こうした問題がなくて確実良好に長毛を切ることが
できる。
【0010】
【発明の効果】ロータリ式電気かみそりにおいても、外
刃10の内刃3との摺接開始部分に設けた長孔15によ
り、主要部を占める毛導入孔14による通常長さのひげ
剃り効率を下げることなく、長い毛も確実に剃ることが
できるに至った。
【0011】
【実施例】図1ないし図5において、このロータリ式電
気かみそりの本体ケース1の上部において、その周面に
複数のスパイラル状の刃先2を有するシリンダ状の内刃
3がモータ4の回転をギヤ伝動機構5を介して受けるこ
とにより軸6まわりに一定方向Pに回転駆動するように
内刃支持フレーム7上に支持される一方、外刃10が本
体ケース1の上部にインナホルダ11aおよびアウタホ
ルダ11bからなる外刃ホルダ11をもって内刃3の周
面上部を巻き込むようアーチ状に湾曲して張設されてい
る。外刃10の内刃回転方向Pの上手側の一端部はイン
ナホルダ11aに備えたピン12に係止するとともに、
外刃10の内刃回転方向Pの下手側の他端部をアウタホ
ルダ11bに対しばね部材13で引張って取付け、アウ
タホルダ11bをインナホルダ11aの外側に被せるこ
とによって、外刃10が、回転する内刃3との摺接力を
受けて内刃回転方向Pの下手側に向けて引張られ、その
回転方向Pの下手側において外刃10の弛みが発生しが
ちとなるのをよく抑えて、常に外刃10の内刃3との密
着性を高めている。
【0012】図5において、上記内刃支持フレーム7は
弾性変形自在な腕部7aを有しこれを本体ケース1に支
持固定することによって、皮膚圧を外刃10が受けるま
ま、内刃3が支持フレーム7共に本体ケース1に対し上
下方向に浮動自在とされ、常に外刃10と内刃3との摺
接度合を常に一定的に維持している。
【0013】図1および図2に示すように、このように
備えられる外刃10の内刃3との摺接領域Wには小さい
多角形あるいは円形などの毛導入孔14が多数個設けら
れるとともに、その摺接開始部分には毛導入孔14より
も長い形の長毛導入用の長孔15が内刃軸方向(左右方
向)に並べて複数設けられている。各長孔15内の、外
刃10の内刃3との摺接開始点Sから内刃回転方向下手
側に向かう領域では毛切断領域Aとなり、その摺接開始
点Sから内刃回転方向上手側に向かう領域では毛導入領
域Bとなる。その切断領域Aは摺接領域W内に僅かにか
かっておりさえすればよく、余の毛導入領域Bは必ずし
も摺接領域W内に位置してなくてもよく、非摺接領域の
方向に必要な長さだけ長くとることができる。
【0014】このように長孔15を外刃10の内刃3と
の摺接開始部分に設けておくことにより、外刃10が内
刃3の摺接力を受けて内刃回転方向下手側に変位しても
この変位方向は長孔15が内刃3との摺接領域に進入す
る方向と一致するので、これに導入された長い毛は剃り
残されることなく、毛切断領域Aの終端で確実に捕捉切
断できる。
【0015】図6に示すように、外刃10の内刃回転方
向Pの上手側および下手側の両端共、ばね部材13で常
に引張っておくものにも同様に適用できる。
【0016】図7に示すように、長孔15は外刃10の
内刃3との摺接開始側から摺接終了側に向けて漸次その
長孔サイズを短くするように設けることもできる。
【0017】上記内刃3は、刃先2が軸6と平行な直線
状に形成されるものであってもよいが、図8に示すごと
くリード角αをもつスパイラル状の刃先2をもつもので
ある場合は、長孔15の長軸方向nを内刃回転方向Pに
対し交差させ、この交差角βを内刃3の刃先2のリード
角αと一致させ、つまり長孔15の長軸方向nを内刃3
の刃先2に対し直交させる。これにより外刃10全体が
内刃3の刃先2の摺動抵抗によりそのリード角αと直交
方向に巻き込まれるように引張られてもこの引張り方向
と長孔15の長軸方向とが平行になるため、この長孔1
5にも長毛を導入して切断し易い。
【0018】上記のように外刃10は内刃3の刃先2の
リード角αと直交方向に巻込まれるように引張られる。
そこで、図9に示すように、長孔15の長軸方向nを刃
先2のリード角αと同じ向きに傾け、その傾き角をリー
ド角αよりも大きく設定して外刃10の長孔15・15
間のリブ16を前記巻込み力の作用する方向と逆斜めに
する。これにより外刃10が刃先2のリード角αと直交
方向に巻込まれるように引張られても、その巻込み力を
長孔15・15間のリブ16に作用する刃先2の摺接力
で相殺することになり、巻込み力による外刃10の変位
を少なくすることができ、長孔15への長毛の導入切断
をより確実良好にする。
【0019】図4に示すように外刃10の摺接開始側の
みならず、摺接終了側にも長孔15を同様に設けておく
ことは任意である。
【0020】長孔15群のパターンとしては、上記実施
例のほかに、図10に示すように長孔15の並び方向の
左半分と右半分とを逆斜めに形成すること、また図11
に示すように長孔15の斜め向きを交互に変えることも
できる。
【0021】長孔15の形状としては図12に示すよう
に内刃回転方向下手側に向けて漸次狭幅とする台形に形
成するものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の縦断面図である。
【図2】要部の斜視図である。
【図3】外刃をインナホルダに取付けた状態で示す斜視
図である。
【図4】外刃の平面図である。
【図5】一部を切欠き状態で示す全体の正面図である。
【図6】他の実施例を示す要部の縦断面図である。
【図7】他の実施例を示す外刃の斜視図である。
【図8】更に他の実施例を示す外刃の正面図である。
【図9】更に又、他の実施例を示す外刃の正面図であ
る。
【図10】更に又、他の実施例を示す外刃の正面図であ
る。
【図11】更に又、他の実施例を示す外刃の正面図であ
る。
【図12】更に又、他の実施例を示す外刃の正面図であ
る。
【符号の説明】
3 内刃 6 軸 10 外刃 14 毛導入孔 15 長孔 W 摺接領域

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アーチ状に張設された多数の毛導入孔1
    4をもつ外刃10の内面を、シリンダ状の内刃3が軸6
    まわりに一定方向に摺接回転してその摺接領域でひげ剃
    りを行うロータリ式電気かみそりにおいて、 外刃10の内刃3との摺接開始部分に、前記毛導入孔1
    4よりも長い形の長毛導入用の長孔15を前記軸6方向
    に並べて複数設け、各長孔15は、内刃3との摺接開始
    点Sから内刃回転方向下手側に向かう毛切断領域Aと、
    これと連続して摺接開始点Sから内刃回転方向上手側に
    向かう毛導入領域Bとからなっていることを特徴とする
    ロータリ式電気かみそり。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001198366A (ja) * 2000-01-18 2001-07-24 Kyushu Hitachi Maxell Ltd 電気かみそり

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JP2001198366A (ja) * 2000-01-18 2001-07-24 Kyushu Hitachi Maxell Ltd 電気かみそり

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