JP2542019Y2 - ロータリ式電気かみそり - Google Patents

ロータリ式電気かみそり

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JP2542019Y2
JP2542019Y2 JP1265091U JP1265091U JP2542019Y2 JP 2542019 Y2 JP2542019 Y2 JP 2542019Y2 JP 1265091 U JP1265091 U JP 1265091U JP 1265091 U JP1265091 U JP 1265091U JP 2542019 Y2 JP2542019 Y2 JP 2542019Y2
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JP
Japan
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blade
cutter
inner blade
long
hair
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JP1265091U
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康雄 山下
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Kyushu Hitachi Maxell Ltd
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Kyushu Hitachi Maxell Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、アーチ状に張設された
外刃の内面をシリンダ状の内刃が一定方向に摺接回転し
てひげ剃りを行うロータリ式電気かみそりに係り、とく
に長い毛も剃り易くしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】電気かみそりのうちで、内刃が外刃の内
面を一定ストロークで直線往復摺動する往復動式のもの
では、例えば、実開昭58−143673号公報に開示
されているように剃り残し等で長くなった毛も剃り易い
ように長孔を外刃に設けることは公知である。その長孔
は特に長い毛を剃るときにだけ使用されるため、多くの
場合、その長孔は通常長さのひげ剃りに使用する毛導入
孔群の開孔領域の端側に偏して配設される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ここで、問題にするの
はロータリ式電気かみそりにも上記した往復動式電気か
みそりの場合と同様に長毛導入用の長孔を設ける場合、
その長孔を外刃のいかなる位置に設けるかである。
【0004】ロータリ式電気かみそりでは、その薄い外
刃が常にシリンダ状の内刃の摺接力を受けて内刃回転方
向下手側に向けて引張られ、内刃の回転方向下手側にお
いて外刃の弛みが発生しがちとなる。そこで、例えば、
特開平2−131792号公報に開示されているように
外刃の内刃回転方向上手側の一端部を外刃ホルダに対し
固定するとともに、外刃の内刃回転方向下手側の他端部
をばね部材で常に引張ることで外刃の弛みを少なくして
内刃との密着性を高めている。また、往復動式のものに
みられるごとく、ロータリ式のものにおいても、例え
ば、特開平2−232095号公報に開示されているよ
うに外刃が皮膚圧を受けて上下方向に浮動するに追従し
て内刃も上下浮動する支持構造にすることで、内刃の外
刃内面への摺接度合を常に一定的に維持している。
【0005】そのため、往復動式電気かみそりの場合と
同じ様に、このロータリ式電気かみそりの外刃の主要部
を占める毛導入孔群領域の端寄り側に偏して長毛導入用
の長孔を配設するにしてもその配設箇所によっては、上
記したように皮膚圧で内刃が下降することに伴い外刃が
内刃回転方向下手側に変位することにより、その長孔が
内刃との摺接領域から外れてしまう場合が生じる。こう
した問題はその長孔を外刃主要部の毛導入孔領域内に完
全におさまるような位置に設けておけば解消されるが、
これでは肝心の毛導入孔領域での開孔面積を減らすこと
になって本来の通常長さのひげ剃りの効率を下げるとい
った好ましくない事態が生じる。
【0006】そこで本考案は、上記のような、一端が固
定され他端が常にばね部材で引張られてアーチ状に張設
された外刃の内面を、シリンダ状のロータリ内刃が軸ま
わりに一定方向に摺接回転してひげ剃りを行うロータリ
式電気かみそりにおいて、内刃が皮膚圧で降下しても外
刃はこの固定端側では変位することが少ないことに着目
して、長毛導入用の長孔をその固定端側に配設すること
により、外刃の主要部での通常長さのひげ剃り効率を下
げることなく、長い毛も確実に導入切断できるものとす
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案のロータリ式電気
かみそりは、図1に例示するように、多数の毛導入孔1
4を有する外刃10の固定端側から内刃3との摺接位置
にかけて前記毛導入孔14よりも長い形の長毛導入用の
長孔15を設けたものである。
【0008】
【作用】内刃3が皮膚圧で降下して外刃10が内刃回転
方向下手側に変位しても、その固定端側の長孔15の変
位が少なく、しかもその変位方向は長孔15が内刃3と
の摺接領域方向に向かって進入する方向であるので、こ
れに導入される長い毛は確実に切れる。
【0009】また、この外刃10の固定端側では内刃3
との摺接力を受けて張り側となり、弛みやすいばね引張
側端(可動側端)とは違って、常に内刃3と安定した密
着状態にあるので、長毛の切れ味も良好になる。
【0010】これが、長孔15を外刃10の固定端側と
は反対の可動端側に設けた場合は、内刃3の降下により
外刃10が内刃回転方向下手側に変位するに伴い長孔1
5が内刃3との摺接領域から離れる方向に移動すること
になり、導入した長毛も切断されないまま残されるとい
った不具合が生じるが、上記したように外刃10の固定
端側に設けた長孔15によれば、こうした問題がなくて
確実良好に長毛を切断できる。
【0011】このように外刃10の固定端側から内刃3
との摺接位置にかけて長孔15を設けた場合は、外刃1
0の主要部を占める毛導入孔14群の領域の端側のデッ
ドスペース、すなわち内刃3との非摺接領域を利用する
ことになるので、長孔15を設けることにより外刃10
の主要部の毛導入孔14の開孔面積を減らすといった不
利を招くようなことも無くなる。
【0012】
【考案の効果】ロータリ式電気かみそりにおいても、外
刃10の固定端部側から内刃3との摺接位置にかけて設
けた長孔15により、主要部を占める毛導入孔14によ
る通常長さのひげ剃り効率を下げることなく、長い毛も
確実にかつ切れ味良好に剃ることができる。
【0013】
【実施例】図1ないし図5において、このロータリ式電
気かみそりの本体ケース1の上部において、その周面に
複数のスパイラル状の刃先2を有するシリンダ状の内刃
3がモータ4の回転をギヤ伝動機構5を介して受けるこ
とにより軸6まわりに一定方向Pに回転駆動するように
内刃支持フレーム7上に支持される一方、外刃10が本
体ケース1の上部にインナホルダ11aおよびアウタホ
ルダ11bからなる外刃ホルダ11をもって内刃3の周
面上部を巻き込むようアーチ状に湾曲して張設されてい
る。外刃10の内刃回転方向Pの上手側の一端部はイン
ナホルダ11aに備えたピン12に係止するとともに、
外刃10の内刃回転方向Pの下手側の他端部をインナホ
ルダ11aに対しばね部材13で引張って取付け、アウ
タホルダ11bをインナホルダ11aの外側に被せるこ
とによって、外刃10が、回転する内刃3との摺接力を
受けて内刃回転方向Pの下手側に向けて引張られ、その
回転方向Pの下手側において外刃10の弛みが発生しが
ちとなるのをよく抑えて、常に外刃10の内刃3との密
着性を高めている。
【0014】図5において、上記内刃支持フレーム7は
弾性変形自在な腕部7aを有しこれを本体ケース1に支
持固定することによって、皮膚圧を外刃10が受けるま
ま、内刃3が支持フレーム7共に本体ケース1に対し上
下方向に浮動自在とされ、常に外刃10と内刃3との摺
接度合を一定的に維持している。
【0015】図1および図2に示すように、このように
備えられる外刃10の内刃3との摺接領域Wには小さい
多角形あるいは円形などの毛導入孔14が多数個設けら
れるとともに、その固定端側から内刃3との摺接位置に
かけて毛導入孔14よりも長い形の長毛導入用の長孔1
5が内刃軸方向(左右方向)に複数設けられている。各
長孔15内の、外刃10の内刃3との摺接開始点Sから
内刃回転方向下手側に向かう領域では毛切断作用領域A
となり、その摺接開始点Sから内刃回転方向上手側に向
かう領域では毛導入領域Bとなる。
【0016】このように長孔15を外刃10の固定端側
から内刃3との摺接位置にかけて設けておくことによ
り、皮膚圧で内刃3が降下移動しても、長孔15の内刃
回転方向下手側への移動は少なく、この移動方向は内刃
3との摺接領域に進入する方向と一致するので、これに
導入された長い毛は剃り残されることなく、確実に切断
できる。
【0017】図6の(A)に内刃3の降下前の状態を、
同図の(B)に内刃3の降下後の状態を示すように、長
孔15の長軸方向長さは内刃3の降下許容量θよりも長
く設定することにより、内刃3が最大降下しても長孔1
5の毛導入領域Bは確保できるようにしている。
【0018】図2に示すように長孔15の長軸方向を内
刃回転方向と平行に形成して長孔15・15間のリブ1
6を内刃3の回転方向と一致させる。これにより内刃3
の摺動抵抗により生じる外刃10が踊るのをよく抑制で
きて有利である。
【0019】図4に示すように外刃10の可動側端にも
長孔15を同様に設けておくことは任意である。
【0020】長孔15群のパターンとしては、上記実施
例の他に、図7に示すように内刃軸方向に並べるその全
てを内刃回転方向に対し同じ向きで交差するよう斜め方
向に形成すること、また図8に示すように長孔15群の
左半分と右半分とを逆斜めに形成すること、さらに図9
に示すように長孔15の斜め向きを交互に変えることも
できる。
【0021】長孔15の形状としては図10に示すよう
に内刃回転方向下手側に向けて漸次狭幅とする台形に形
成するものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の縦断面図である。
【図2】要部の斜視図である。
【図3】外刃をインナホルダに取付けた状態で示す斜視
図である。
【図4】外刃の平面図である。
【図5】一部を切欠して示す全体の正面図である。
【図6】内刃の降下前の状態と降下後の状態を示す断面
図である。
【図7】他の実施例を示す外刃の正面図である。
【図8】更に他の実施例を示す外刃の正面図である。
【図9】更に又、他の実施例を示す外刃の正面図であ
る。
【図10】更に又、他の実施例を示す外刃の正面図であ
る。
【符号の説明】
3 内刃 6 軸 10 外刃 13 ばね部材 14 毛導入孔 15 長孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その一端が固定され、他端がばね部材1
    3で引張られてアーチ状に張設された多数の毛導入孔1
    4をもつ外刃10の内面を、シリンダ状の内刃3が軸6
    まわりに一定方向に摺接回転してその摺接領域でひげ剃
    りを行うロータリ式電気かみそりにおいて、外刃10の
    固定端側から内刃3との摺接位置にかけて前記毛導入孔
    14よりも長い形の長毛導入用の長孔15を設けている
    ことを特徴とするロータリ式電気かみそり。
JP1265091U 1991-02-13 1991-02-13 ロータリ式電気かみそり Expired - Lifetime JP2542019Y2 (ja)

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JPH04102971U JPH04102971U (ja) 1992-09-04
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