JPH04102972U - ロータリ式電気かみそり - Google Patents

ロータリ式電気かみそり

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JPH04102972U
JPH04102972U JP1265191U JP1265191U JPH04102972U JP H04102972 U JPH04102972 U JP H04102972U JP 1265191 U JP1265191 U JP 1265191U JP 1265191 U JP1265191 U JP 1265191U JP H04102972 U JPH04102972 U JP H04102972U
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JP
Japan
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hair
cutter
sliding contact
long
outer cutter
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Pending
Application number
JP1265191U
Other languages
English (en)
Inventor
康雄 山下
Original Assignee
九州日立マクセル株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外刃の内刃との摺接開始部分に長孔を設ける
ことにより、ロータリ式の場合も長い毛を有効に導入切
断できるようにする。 【構成】 アーチ状に張設された、多数の毛導入孔14
をもつ外刃10の内面を、シリンダ状の内刃3が軸6ま
わりに一定方向に摺接回転するロータリ式電気かみそり
を前提とし、そのうえで、外刃10の内刃3との摺接開
始部分に、前記毛導入孔14よりも長い形の長毛導入用
の長孔15を設ける。これにより外刃10の主要部を占
める毛導入孔14での通常長さのひげ剃り効率を下げる
ことなく、長い毛も確実に導入切断できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、アーチ状に張設された外刃の内面をシリンダ状の内刃が一定方向に 摺接回転してひげ剃りを行うロータリ式電気かみそりに係り、とくに長い毛も剃 り易くしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
電気かみそりのうちで、内刃が外刃の内面を一定ストロークで直線往復摺動す る往復動式のものでは、例えば、実開昭58−143673号公報に開示されて いるように剃り残し等で長くなった毛も剃り易いように長孔を外刃に設けること は公知である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ここで、問題にするのはロータリ式電気かみそりの外刃にも上記した往復動式 電気かみそりの外刃の場合と同様に長毛導入用の長孔を設ける場合、その長孔を 外刃のいかなる位置に設けるかである。
【0004】 ロータリ式電気かみそりでは、例えば、特開平2−131792号公報に開示 されているようにその薄い外刃が、シリンダ状の内刃が回転するときこの内刃の 摺接力を受けて内刃回転方向下手側に引張られてこの方向に変位する。こうした 外刃の変位から避けるべくその長孔を外刃の内刃との摺接領域内に本来の短毛剃 り用の毛導入孔とともに並べて設けた場合は、肝心の短毛剃り用毛導入孔の開孔 面積を減らすことになって本来の短毛剃りの効率を下げるといった、好ましくな い事態が生じる。
【0005】 そこで本考案は、上記のような、アーチ状に張設された外刃の内面を、シリン ダ状のロータリ内刃が軸まわりに一定方向に摺接回転してひげ剃りを行うロータ リ式電気かみそりにおいて、外刃が内刃の摺接力を受けて変位してもこの変位方 向はその摺接開始部分では内刃との摺接領域に向かって進入する方向と一致する ことに着目して、長毛導入用の長孔をその摺接開始部分に設けることにより、外 刃の主要部での通常長さのひげ剃り効率を下げることなく、長い毛も確実に導入 切断できるものとすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案のロータリ式電気かみそりは、図1に例示するように、多数の毛導入孔 14を有する外刃10の内刃3との摺接開始部分に、前記毛導入孔14よりも長 い形の長毛導入用の長孔15を前記軸6方向に並べて複数設け、各長孔15は、 内刃3との摺接開始点Sから内刃回転方向下手側に向かう毛切断領域Aと、これ と連続して前記摺接開始点Sから内刃回転方向上手側に向かう毛導入領域Bとか らなっていることを特徴とする。
【0007】
【作用】
このように外刃10の内刃3との摺接開始部分に長孔15を設けた場合、その 毛導入領域Bから導入する長毛は内刃3の回転により毛切断領域Aの方向に運ば れてきて毛切断領域Aの終端で確実に捕捉して切断される。したがって、長孔1 5の切断領域Aは摺接領域W内に僅かにかかっておりさえすれば、毛導入領域B は必ずしも摺接領域W内に位置してなくても、長毛切断を可能とする。このため 、外刃10の主要部を占める短毛剃り用の毛導入孔14の開孔面積を減らすとい った、不利を招くようなことが無く、外刃10の内刃3との限られた摺接領域W を有効に活用できる。
【0008】 長孔15の毛導入領域Bは外刃10の内刃3との非摺接領域の方向に必要な限 り長くとれ、長毛の導入性を向上できる。
【0009】 外刃10が内刃3の摺接力を受けて内刃回転方向下手側(摺接終了側の方向) に変位しても、長孔15は内刃3との摺接領域方向に向かって進入する方向に変 位するので、これに導入される長い毛は確実に切れる。これが、長孔15を外刃 10の内刃3との摺接終了側に設けた場合は、外刃10が内刃3の摺接力を受け て長孔15を内刃3との摺接領域から遠去けるよう変位することになるので、導 入した長毛も切断されないまま残されるといった不具合が生じるが、上記したよ うに外刃10の内刃3との摺接開始部分に設けた長孔15によれば、こうした問 題がなくて確実良好に長毛を切ることができる。
【0010】
【考案の効果】
ロータリ式電気かみそりにおいても、外刃10の内刃3との摺接開始部分に設 けた長孔15により、主要部を占める毛導入孔14による通常長さのひげ剃り効 率を下げることなく、長い毛も確実に剃ることができるに至った。
【0011】
【実施例】
図1ないし図5において、このロータリ式電気かみそりの本体ケース1の上部 において、その周面に複数のスパイラル状の刃先2を有するシリンダ状の内刃3 がモータ4の回転をギヤ伝動機構5を介して受けることにより軸6まわりに一定 方向Pに回転駆動するように内刃支持フレーム7上に支持される一方、外刃10 が本体ケース1の上部にインナホルダ11aおよびアウタホルダ11bからなる 外刃ホルダ11をもって内刃3の周面上部を巻き込むようアーチ状に湾曲して張 設されている。外刃10の内刃回転方向Pの上手側の一端部はインナホルダ11 aに備えたピン12に係止するとともに、外刃10の内刃回転方向Pの下手側の 他端部をアウタホルダ11bに対しばね部材13で引張って取付け、アウタホル ダ11bをインナホルダ11aの外側に被せることによって、外刃10が、回転 する内刃3との摺接力を受けて内刃回転方向Pの下手側に向けて引張られ、その 回転方向Pの下手側において外刃10の弛みが発生しがちとなるのをよく抑えて 、常に外刃10の内刃3との密着性を高めている。
【0012】 図5において、上記内刃支持フレーム7は弾性変形自在な腕部7aを有しこれ を本体ケース1に支持固定することによって、皮膚圧を外刃10が受けるまま、 内刃3が支持フレーム7共に本体ケース1に対し上下方向に浮動自在とされ、常 に外刃10と内刃3との摺接度合を常に一定的に維持している。
【0013】 図1および図2に示すように、このように備えられる外刃10の内刃3との摺 接領域Wには小さい多角形あるいは円形などの毛導入孔14が多数個設けられる とともに、その摺接開始部分には毛導入孔14よりも長い形の長毛導入用の長孔 15が内刃軸方向(左右方向)に並べて複数設けられている。各長孔15内の、 外刃10の内刃3との摺接開始点Sから内刃回転方向下手側に向かう領域では毛 切断領域Aとなり、その摺接開始点Sから内刃回転方向上手側に向かう領域では 毛導入領域Bとなる。その切断領域Aは摺接領域W内に僅かにかかっておりさえ すればよく、余の毛導入領域Bは必ずしも摺接領域W内に位置してなくてもよく 、非摺接領域の方向に必要な長さだけ長くとることができる。
【0014】 このように長孔15を外刃10の内刃3との摺接開始部分に設けておくことに より、外刃10が内刃3の摺接力を受けて内刃回転方向下手側に変位してもこの 変位方向は長孔15が内刃3との摺接領域に進入する方向と一致するので、これ に導入された長い毛は剃り残されることなく、毛切断領域Aの終端で確実に捕捉 切断できる。
【0015】 図6に示すように、外刃10の内刃回転方向Pの上手側および下手側の両端共 、ばね部材13で常に引張っておくものにも同様に適用できる。
【0016】 図7に示すように、長孔15は外刃10の内刃3との摺接開始側から摺接終了 側に向けて漸次その長孔サイズを短くするように設けることもできる。
【0017】 上記内刃3は、刃先2が軸6と平行な直線状に形成されるものであってもよい が、図8に示すごとくリード角αをもつスパイラル状の刃先2をもつものである 場合は、長孔15の長軸方向nを内刃回転方向Pに対し交差させ、この交差角β を内刃3の刃先2のリード角αと一致させ、つまり長孔15の長軸方向nを内刃 3の刃先2に対し直交させる。これにより外刃10全体が内刃3の刃先2の摺動 抵抗によりそのリード角αと直交方向に巻き込まれるように引張られてもこの引 張り方向と長孔15の長軸方向とが平行になるため、この長孔15にも長毛を導 入して切断し易い。
【0018】 上記のように外刃10は内刃3の刃先2のリード角αと直交方向に巻込まれる ように引張られる。そこで、図9に示すように、長孔15の長軸方向nを刃先2 のリード角αと同じ向きに傾け、その傾き角をリード角αよりも大きく設定して 外刃10の長孔15・15間のリブ16を前記巻込み力の作用する方向と逆斜め にする。これにより外刃10が刃先2のリード角αと直交方向に巻込まれるよう に引張られても、その巻込み力を長孔15・15間のリブ16に作用する刃先2 の摺接力で相殺することになり、巻込み力による外刃10の変位を少なくするこ とができ、長孔15への長毛の導入切断をより確実良好にする。
【0019】 図4に示すように外刃10の摺接開始側のみならず、摺接終了側にも長孔15 を同様に設けておくことは任意である。
【0020】 長孔15群のパターンとしては、上記実施例のほかに、図10に示すように長 孔15の並び方向の左半分と右半分とを逆斜めに形成すること、また図11に示 すように長孔15の斜め向きを交互に変えることもできる。
【0021】 長孔15の形状としては図12に示すように内刃回転方向下手側に向けて漸次 狭幅とする台形に形成するものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の縦断面図である。
【図2】要部の斜視図である。
【図3】外刃をインナホルダに取付けた状態で示す斜視
図である。
【図4】外刃の平面図である。
【図5】一部を切欠き状態で示す全体の正面図である。
【図6】他の実施例を示す要部の縦断面図である。
【図7】他の実施例を示す外刃の斜視図である。
【図8】更に他の実施例を示す外刃の正面図である。
【図9】更に又、他の実施例を示す外刃の正面図であ
る。
【図10】更に又、他の実施例を示す外刃の正面図であ
る。
【図11】更に又、他の実施例を示す外刃の正面図であ
る。
【図12】更に又、他の実施例を示す外刃の正面図であ
る。
【符号の説明】
3 内刃 6 軸 10 外刃 14 毛導入孔 15 長孔 W 摺接領域

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アーチ状に張設された多数の毛導入孔1
    4をもつ外刃10の内面を、シリンダ状の内刃3が軸6
    まわりに一定方向に摺接回転してその摺接領域でひげ剃
    りを行うロータリ式電気かみそりにおいて、外刃10の
    内刃3との摺接開始部分に、前記毛導入孔14よりも長
    い形の長毛導入用の長孔15を前記軸6方向に並べて複
    数設け、各長孔15は、内刃3との摺接開始点Sから内
    刃回転方向下手側に向かう毛切断領域Aと、これと連続
    して摺接開始点Sから内刃回転方向上手側に向かう毛導
    入領域Bとからなっていることを特徴とするロータリ式
    電気かみそり。
JP1265191U 1991-02-13 1991-02-13 ロータリ式電気かみそり Pending JPH04102972U (ja)

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