JPH0720429Y2 - 防振装置 - Google Patents

防振装置

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JPH0720429Y2
JPH0720429Y2 JP15558587U JP15558587U JPH0720429Y2 JP H0720429 Y2 JPH0720429 Y2 JP H0720429Y2 JP 15558587 U JP15558587 U JP 15558587U JP 15558587 U JP15558587 U JP 15558587U JP H0720429 Y2 JPH0720429 Y2 JP H0720429Y2
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JP
Japan
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steel plate
mounting base
screw rod
vibration
cylindrical steel
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JP15558587U
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JPH0160046U (ja
Inventor
浩 倉林
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Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd
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Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、機器から発生する振動が基礎へ伝わるのを小
さくし、又は床等の基礎の振動が機器へ伝わるのを小さ
くする防振装置に関するものである。
[従来の技術] 機器の防振装置として、従来から空気ばね、防振ゴム、
巻ばね、板ばね、皿ばね等各種のものが使用され、その
種類に応じてそれぞれ特徴を持っているが、簡便なもの
として、防振ゴムによる防振装置が多く使用されてい
た。
[考案が解決しようとする問題点] 防振ゴムによる防振装置は、次のような欠点があった。
(1)ゴムの固有振動数は通常5Hz以上であって、低振
動数の振動に対しては防振効果がない。
(2)水平方向の剛性は、上下方向の剛性に対して1以
下であり、水平方向の剛性が不足する。
(3)振動の減衰はゴムの内部摩擦のみで行うことにな
り、減衰力が不足する場合には、減衰器を別に付けなけ
ればならない。
本考案はこのような従来の欠点を改善し、上下方向に低
い固有振動数が得られ、水平方向の剛性が大きく、ゴム
の内部摩擦による減衰のほかに振動減衰機能を有する防
振装置を提供しようとするものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、円筒状鋼板と円筒状ゴムとを交互に同心にか
つ上端が同一水平面で複数層結合して中心線を鉛直に
し、最外周の円筒状鋼板の下端を基礎に固定し、最内周
の円筒状鋼板の内面上部に機器取付台を螺合し、該機器
取付台に鉛直にねじ杆を螺合して該ねじ杆を機器取付台
の上方と下方とに突出させ、前記機器取付台上に載置し
た機器を前記ねじ杆の上部に固定するようにしたことを
特徴とする防振装置としたものである。上記円筒状ゴム
は均一でも不均一でもよく、同心状態は等ピッチでも不
等ピッチ間隔でもよい。又、最外周の円筒状鋼板基礎お
よび機器取付台の空間に粘性体を挿入してもよい。
[作用] 上下方向の固有振動数は円筒状ゴムによって低くなっ
て、低振動数に対する緩衝効果が向上し、水平方向の振
動に対しては円筒状の最外周鋼板が基礎に固定して、そ
の内側の円筒状鋼板と円筒状ゴムとの複数層は上端が同
一水平面の剛性になっているから、水平方向の変位を拘
束しながら振動減衰作用をする。さらに粘性体によって
減衰作用を調整する。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図に基づいて説明する。
複数の円筒状鋼板1、2、3、4と、複数の円筒状ゴム
5、6、7とが、交互に同心に結合してあって、その同
心の中心線を鉛直にして、最外周の円筒状鋼板1の下端
は、基板8と共に水平の基礎9上に固定してある。円筒
状鋼板1、2、3、4の上端と、円筒状ゴム5、6、7
の上端とは、同一水平面に並んでいるが、それぞれの下
端は、内側になるほど高くなっている。そして最外周の
円筒状鋼板1の内面下部には、粘度の高い油等の粘性体
10が、上部に空間を残して封入してある。
最内周の円筒状鋼板4の内面には雌ねじが刻設してあっ
て、その上部に機器取付台11を螺合してある。機器取付
台11の中心には、ねじ杆12が鉛直に螺合してあって、ね
じ杆12の上部と下部とは、それぞれ機器取付台11の上方
と下方に突出し、ねじ杆12の下部は粘性体10の中に挿入
されている。
防振する機器13は機器取付台11の上に載置し、ねじ杆12
の上部に螺合したナット14によって機器取付台11上に固
定する。
機器13の振動は円筒状ゴム5、6、7によって緩衝され
ることになるが、上下方向に低い固有振動数が得られ、
最外周の円筒状鋼板1が基礎9に固定されているので、
水平方向の剛性は大きくなる。ねじ杆12は機器取付台11
と共に変位することになり、ねじ杆12が変位すると、粘
性体10の中に挿入されているねじ杆12の下部と粘性体10
との間の摩擦力によって、振動は減衰する。
機器13をナット14で固定する前に、機器取付台11を回転
すると最内周の円筒状鋼板4に対する機器取付台11の高
さが変るので、機器13の水平調整をすることができ、ま
たねじ杆12を回転すると、ねじ杆12下部の粘性体10に対
する挿入長さが変るので、減衰力を調整することができ
る。また、本装置を横にすれば水平方向の振動は円筒状
ゴム5,6,7によって緩衝できる。
[考案の効果] 本考案は上下方向の固有振動数は低くなって低振動数に
対する緩衝効果が向上し、水平方向の変位を拘束するガ
イドや振動を吸収する減衰器を別個に設ける必要がな
い。
また機器の水平調整や減衰力の調整を容易に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の縦断面図、第2図は第1図
のII−II断面図である。 1,2,3,4…円筒状鋼板、5,6,7…円筒状ゴム、8…基板、
9…基礎、10…粘性体、11…機器取付台、12…ねじ杆、
3…機器、14…ナット。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状鋼板と円筒状ゴムとを交互に同心
    に、かつ上端が同一水平面で複数層結合して中心線を鉛
    直にし、最外周の円筒状鋼板の下端を基礎に固定し、最
    内周の円筒状鋼板の内面上部に機器取付台を螺合し、該
    機器取付台に鉛直にねじ杆を螺合して該ねじ杆を機器取
    付台の上方と下方とに突出させ、前記機器取付台上に載
    置した機器を前記ねじ杆の上部に固定して上下方向に低
    い固有振動、水平方向に大きな剛性を有するようにした
    ことを特徴とする防振装置。
  2. 【請求項2】最外周の円筒状鋼板、基礎および機器取付
    台の空間に粘性体を挿入してなる実用新案登録請求の範
    囲第(1)項記載の防振装置。
JP15558587U 1987-10-13 1987-10-13 防振装置 Expired - Lifetime JPH0720429Y2 (ja)

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JP15558587U JPH0720429Y2 (ja) 1987-10-13 1987-10-13 防振装置

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JP15558587U JPH0720429Y2 (ja) 1987-10-13 1987-10-13 防振装置

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Publication Number Publication Date
JPH0160046U JPH0160046U (ja) 1989-04-17
JPH0720429Y2 true JPH0720429Y2 (ja) 1995-05-15

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ID=31433343

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JP15558587U Expired - Lifetime JPH0720429Y2 (ja) 1987-10-13 1987-10-13 防振装置

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JP3526117B2 (ja) * 1994-11-07 2004-05-10 株式会社小松製作所 液体封入サスペンション

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JPH0160046U (ja) 1989-04-17

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