JPH07203941A - ビールを清澄し安定させる方法及び配合剤 - Google Patents

ビールを清澄し安定させる方法及び配合剤

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JPH07203941A
JPH07203941A JP6003542A JP354294A JPH07203941A JP H07203941 A JPH07203941 A JP H07203941A JP 6003542 A JP6003542 A JP 6003542A JP 354294 A JP354294 A JP 354294A JP H07203941 A JPH07203941 A JP H07203941A
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JP
Japan
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beer
cellulose
fibers
formulation
fibrillated
Prior art date
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Pending
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JP6003542A
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English (en)
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Schafft Helmut
シャフト ヘルムート
Humes Norbert
フムズ ノルベルト
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Individual
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  • Distillation Of Fermentation Liquor, Processing Of Alcohols, Vinegar And Beer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビールを安定させ濾過することができ、かつ
従来の珪藻土濾過と経済的に競合することのできる方法
と、そのための配合物を得る。 【構成】 前清澄したビールに、ポリビニルポリピロリ
ドン10〜25Wt%、短いフィブリル化セルロース繊維65〜
85Wt%を添付して、ビールを安定させ、かつ再清澄し、
次にビールを滞留装置へ移し、添加した薬剤を沈殿させ
て、固形物ケーキを形成し、固形物ケーキの成分の少な
くとも一部を再生し、再循環させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビールを清澄し安定さ
せる方法と、その配合物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ドイツ公開特許公報第 26 48 97
8号により、ビールを前清澄し、例えば遠心分離し、引
き続き、濾過の間に濾過助剤として珪藻土混合物、安定
剤としてポリビニルポリピロリドン(PVPP)を持続的
に添加することが知られている。このように処理された
ビールは、引き続き濾過装置内に移され、そこで、添加
した薬剤を沈殿させて、固形物ケーキが形成される。固
形物ケーキのPVPPは、少なくとも一部を再生し、再
循環させて、再びプロセスに供給することができる。
【0003】PCT 特許公報第86/05511号に
より、ビールを遠心分離し、引き続き濾過助剤及び安定
剤、例えばPVPP及びセルロースと混合し、これによ
って、ビールを同時に濾過し安定させることが知られて
いる。この方法は、その後実際に試された。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ビー
ルを安定させ濾過することができ、かつ従来の珪藻土濾
過と経済的に競合することのできる方法と、そのための
配合物を得ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】濾過助剤として、いわゆ
るフィブリル化繊維、特に、フィブリル化セルロース繊
維又はポリエチレン合成繊維を使用することが大切であ
ることが判明した。これらの繊維は、特殊な方法によっ
て製造され、少なくとも両端がさまざまに裂開し、即ち
フィブリル化した中央ストランドからなっている。これ
により、超微細トルーブも引き留められる細かな濾過マ
トリクスを構成することに成功した。
【0006】繊維は、好ましくは繊維長1〜500μ
m、平均して、特に繊維長10〜200μm、そして繊
維太さ14〜40μm、平均して約20μmである。
【0007】ビールを濾過を安定させる配合物中に占め
るフィブリル化繊維の割合は、約5〜15Wt%、好ま
しくは8Wt%である。別の濾過助剤として、粉砕セル
ロースが、65〜85Wt%、好ましくは77Wt%前
後の割合で使用される。安定剤として、10〜25Wt
%、好ましくは15Wt%のPVPPが使用される。
【0008】フィブリル化セルロース繊維は、同様の寸
法を有する同様の割合のフィブリル化合成繊維、特にポ
リエチレン繊維によって、すべて又は一部を取り替える
ことができる。
【0009】上記配合物及び上記方法でもってビールの
優れた微細濾過、即ちビール中になお存在する超微細ト
ルーブを沈殿させることが可能であることが判明した。
【0010】上記安定剤及び濾過助剤の他に、なお別の
物質を添加すること、例えば、タンパク質を吸着し又は
沈殿させるために、シリカゲル、シリカゾル、ゼラチン
又はベントナイトを添加することも勿論可能である。
【0011】好ましくは、ビールは遠心分離によって前
清澄される。引き続き濾過助剤及び安定剤を添加するこ
とにより、遠心分離機によって粉砕された超微細トルー
ブもビールから除去される。
【0012】
【実施例】ビールを濾過し安定させる本発明方法を実施
するための装置の1実施態様を略示した図1に基づい
て、本発明を詳しく説明する。
【0013】濾過し安定させるべきビールは、送り管1
を介して遠心分離機2に供給され、トルーブ等の残留物
を除去するために、遠心分離機は間欠的に停止される。
【0014】遠心分離物は、遠心分離機2から導管3を
介して緩衝タンク4へと流れる。遠心分離機2と緩衝タ
ンク4との間で、第1計量装置5を介して導管3にシリ
カゲルが第1安定剤として供給され、これはタンパク質
を吸着するのに役立つ。
【0015】シリカゲルと混合された遠心分離物は、緩
衝タンク4から導管6を介して、液体混合装置7へと流
れ、その際、濾過と安定化を併せて行うため、ポリフェ
ノールを吸着する安定剤として、セルロース粉とセルロ
ース繊維とPVPPとからなる配合物が第2計量装置8
からのビールに供給される。上に述べたように、フィブ
リル化セルロースのすべて又は一部を、合成繊維に取り
替えることができる。
【0016】液体混合装置7からビールは、導管9を介
してプレコートフィルタ10に供給され、次にビール
は、出口管11又は11'を介して、殺菌濾過機12又
は低温殺菌装置13による生物学的再処理へと進む。
【0017】これに対し、濾過助剤と安定剤及びそれら
に付着したコロイド状の吸着されたポリフェノール及び
タンパク質は、プレコートフィルタ10によって引き留
められる。引き留められたこれらの濾過助剤及び安定剤
は、次に従来の仕方で再生される。
【0018】図1に示してある別の導管15を介して、
濾過助剤及び安定剤の部分流は計量装置8から緩衝タン
ク4の入口へと供給される。緩衝タンク4において、こ
れらの薬剤は、ビールと渦流で混合される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ビールを濾過し安定させる本発明方法を実施す
るための装置の1実施態様を示す。
【符号の説明】
1 送り管 2 遠心分離機 3 導管 4 緩衝タンク 5 第1計量装置 6 導管 7 液体混合装置 8 第2計量装置 9 導管 10 プレコートフィルタ 11、11’ 出口管 12 殺菌濾過機 13 低温殺菌装置 15 導管
フロントページの続き (72)発明者 ノルベルト フムズ ドイツ国 デー−84036 ランドシュット マーテス−ドイチュヴェック 5

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリフェノール及び場合によってはタン
    パク質を含有するビールを清澄し安定させる方法におい
    て、 a)ビールを前清澄する。 b)前清澄したビールに、安定剤としてポリビニルポリ
    ピロリドン(PVPP)、濾過助剤として短いフィブリル
    化セルロース繊維及び/又は合成繊維を添加して、これ
    よりビールを同時に安定させ、かつ再清澄する。 c)このように処理したビールを、滞留装置内に移し
    て、そこで、添加した薬剤を沈殿させて固形物ケーキを
    形成する。 d)固形物ケーキの成分を少なくとも一部を再生し、再
    循環させて、再びプロセスに供給する。 以上の組合せからなることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 遠心分離によってビールを前清澄するこ
    とを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 濾過助剤として、繊維の他に付加的に粒
    質物、好ましくは粉砕セルロースを使用することを特徴
    とする請求項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】 繊維長1〜500μm、繊維太さ17〜
    40μm、特に繊維長10〜200μm、繊維太さ約2
    0μmであることを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 セルロース繊維が、高純度αセルロース
    からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項
    記載の方法。
  6. 【請求項6】 合成繊維が、ポリアミド、ポリエチレ
    ン、ハロゲン化ポリエチレン及び/又はポリプロピレ
    ン、特に、PTFE等のフッ素化ポリエチレンからなる
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項記載の方法
    において使用するための、ビールを濾過し安定させる配
    合物において、 −PVPP10〜25Wt%、好ましくは15Wt%。 −粉砕セルロース65〜85Wt%、好ましくは77W
    t%。 −フィブリル化セルロース繊維5〜15%Wt%、好ま
    しくは8Wt%。 以上の組成を有することを特徴とする配合物。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6のいずれか1項記載の方法
    において使用するための、ビールを濾過し安定させる配
    合物において、 −PVPP10〜25Wt%、好ましくは15Wt%。 −粉砕セルロース65〜85Wt%、好ましくは77W
    t%。 −フィブリル化合成繊維、特にポリエチレン繊維5〜1
    5Wt%、好ましくは8Wt%。 以上の組成を有することを特徴とする配合物。
  9. 【請求項9】 粉砕セルロースが、平均長さ30μm、
    平均粒径18μの粒子を有し、90%範囲の高い割合の
    高純度αセルロースであることを特徴とする請求項7又
    は8記載の配合物。
  10. 【請求項10】 フィブリル化繊維が、請求項4記載の
    寸法を有することを特徴とする請求項7〜9のいずれか
    1項記載の配合物。
JP6003542A 1994-01-18 1994-01-18 ビールを清澄し安定させる方法及び配合剤 Pending JPH07203941A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009537171A (ja) * 2006-05-19 2009-10-29 ハイネケン・サプライ・チェーン・ビー.ブイ. 清澄な酵母発酵飲料の製造方法
WO2017040837A1 (en) * 2015-09-02 2017-03-09 Ep Minerals, Llc Regenerated media useful in the treatment of fermented liquids
CN115109675A (zh) * 2021-03-22 2022-09-27 克朗斯股份公司 稳定啤酒

Cited By (4)

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