JPH0720353U - 埋設物破壊防止装置付きパワ−ショベル - Google Patents

埋設物破壊防止装置付きパワ−ショベル

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JPH0720353U
JPH0720353U JP5654793U JP5654793U JPH0720353U JP H0720353 U JPH0720353 U JP H0720353U JP 5654793 U JP5654793 U JP 5654793U JP 5654793 U JP5654793 U JP 5654793U JP H0720353 U JPH0720353 U JP H0720353U
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JP
Japan
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circuit
valve
boom
switch
safety valve
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Application number
JP5654793U
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English (en)
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健 熊沢
章夫 大田
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 掘削工事中に埋設管と遭遇した場合に、掘削
ができなくなるようにするもの。 【構成】 ブ−ム2、ア−ム3およびバケット4からな
る作業機を有する油圧式パワ−ショベル1において、ブ
−ム2を昇降させるブ−ムシリンダ5のヘッド側の回路
6に、セット圧の可変可能な安全弁7を、ア−ムシリン
ダ8を作動させる方向切換弁9とパイロット圧比例制御
弁10との間の回路11に同回路11を遮断する電磁弁
12をそれぞれ設け、埋設物との接触感知時、埋設物に
より任意に設定された圧力で作動する安全弁7と、さの
作動信号14を受けた第2スイッチ15により電磁弁1
2を作動させるもの。 【効果】 埋設物の破壊が防止されると共に、岩盤掘削
時等、車体の持ち上がりから落下する際の落下ショック
をなくすことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は油圧式パワ−ショベルに係り、特に埋設物破砕防止装置付きパワ−シ ョベルに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、市街地においてガス管、上水道管、および下水管等の埋設のために油圧 式パワ−ショベル等の掘削機を用いて溝を掘削し、その中に設置することが行わ れているが、各管の設置場所は計画された図面に基づいて実施されているので、 故障、あるいは設置代え等で溝を掘り起こす場合でも図面により既設場所が確認 できるようになっており、新たな掘削の場合も問題はない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら今日のような都市計画がなされていなかった古い時代に埋設され たガス管、上水道管、および下水管等についてはその設置場所が明確でないため に、新たな掘削等の工事を行なっている場合、これらの既設管を破壊することが あり、修理費や工期の延長等の問題が発生する。こうした問題を発生させないた めに埋設物探知装置の使用を求める要望が多いが、探知機の精度やコストから云 って現状では余り使用されていない。
【0004】 本発明はこれに鑑み、掘削工事中に埋設管と遭遇した場合に、掘削ができなく なるようにした埋設管破砕防止付きパワ−ショベルを提供して従来技術の持つ欠 点の解消を図ることを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明の請求項1はブ−ム、ア−ムおよびバケットか らなる作業機を有する油圧式パワ−ショベルにおいて、ブ−ムを昇降させるブ− ムシリンダのヘッド側の回路に、セット圧の可変可能な安全弁を、ア−ムシリン ダを作動させる方向切換弁とパイロット圧比例制御弁との間の回路に該回路を遮 断する電磁弁をそれぞれ設け、埋設物により任意に設定された圧力で作動する安 全弁と、その作動信号を受けた第2スイッチにより前記電磁弁を作動させること を特徴とし、請求項2は請求項1において前記電磁弁を作動させる第2スイッチ を圧力スイッチとして前記可変安全弁とタンクとの間の回路に設けたことを特徴 とする。
【0006】
【作用】
上記構成によれば、掘削作業中、オペレ−タが配管等の埋設物が近いと感じた 時に、第1スイッチにより任意に設定される安全弁により、誤って埋設物を掘削 しようとして作業機を操作した場合でも、設定した圧力で安全弁が働くと共に、 電磁弁が作動してア−ムの作動を止めるので、掘削による埋設物の破壊は防止さ れる。
【0007】
【実施例】
図1は本発明にかかる埋設管破壊防止装置付きパワ−ショベルの側面図、図2 は本発明の請求項1にかかる埋設管破壊防止装置の油圧および電気回路図、図3 は本発明の請求項2にかかる埋設管破壊防止装置の油圧および電気回路図である 。
【0008】 以下、本発明を図1乃至図2に示す実施例を参照して説明する。本発明の請求 項1にかかる埋設物破壊防止装置付きパワ−ショベルはブ−ム2、ア−ム3およ びバケット4からなる作業機を有する油圧式パワ−ショベル1において、ブ−ム 2を昇降させるブ−ムシリンダ5のヘッド側の回路6に、セット圧の可変可能な 安全弁7を、ア−ムシリンダ8を作動させる方向切換弁9とパイロット圧比例制 御弁10との間の回路11に該回路11を遮断する電磁弁12をそれぞれ設け、 埋設物との接触感知時、前記安全弁7は第1スイッチ13のONにより低圧力と なり、その信号14を受けた第2スイッチ15により前記電磁弁12を作動させ るようにしたもので構成されている。
【0009】 本発明の原理は図1および図2に示すようにブ−ムシリンダ5のヘッド側に設 けた安全弁7のセット圧を低くし、ブ−ム2の上方だけを浮きの状態近くして掘 削力の発生を抑えると共に、ア−ムの掘削側への回動を停止させるものである。 すなわち、図1において掘削によるF1 l1 のモ−メントはブ−ムシリンダ5の ヘッド圧により発生する力f1 とl2 のモ−メントとが釣り合うことで、F1 l 1 =f1 l2 ,またf1 =Pa×S(Sはシリンダ5の断面積、Paはシリンダ 5の圧力)、これによりF1 が発生する。ここでもしPa≒であればア−ム3と 作動させても地面に沿ってア−ム3が移動しブ−ム2は上に逃げることになる。 この原理を利用してf1 が任意に調整できればF1 を任意に設定できる。したが って埋設管の種類により安全弁7のセット圧を変えることで破壊防止できること になる。
【0010】 図2はこの場合の回路図を示すもので、ブ−ム2を操作するパイロット圧比例 制御弁16はブ−ム2の上げ・下げ用の方向切換弁17とパイロット回路18, 19とつながり、図の中立位置から左右何れかに切換えられると図示しないメイ ンポンプからの吐出油がブ−ムシリンダ5のヘッド側か、ボトム側の何れかに供 給されるが、本発明ではヘッド側の回路6にセット圧を可変できる安全弁7が設 けられている。ア−ム3を操作するパイロット圧比例制御弁10もブ−ム2の場 合と同様にア−ム3の掘削・ダンプ用の方向切換弁9とパイロット回路11,2 0とつながり、図の中立位置から左右何れかに切換えられると図示しないメイン ポンプからの吐出油がア−ムシリンダ8のヘッド側か、ボトム側の何れかに供給 される。そしてパイロット回路11(掘削側)には、この回路11を遮断する電 磁弁12が設けられている。前記安全弁7はダイヤル型の第1スイッチ13によ りセット圧が可変できるようになっており、第2スイッチ15は電気スイッチで 安全弁7の作動信号によりONとなるものである。図中、21は安全弁開閉セン サ、22は警報器、23はタンクである。
【0011】 つぎに作用を説明する。図1に示すように掘削作業中に操作を誤ってバケット 4の刃先で既設の埋設物24を掘削しようとした場合、ブ−ムシリンダ5のヘッ ド側に負荷に比例した圧力が発生する。しかしながらブ−ムシリンダ5のヘット 側の安全弁7を第1スイッチ13により予め予測される埋設物24の硬さに応じ たセット圧にしておけば、硬さに応じてブ−ム2を逃がすことができる。同時に 安全弁7が作動した信号14を第2スイッチ15が受信すれば、第2スイッチ1 5がONとなり、電磁弁12が作動してア−ム3の掘削用のパイロット回路11 が遮断されるので、ア−ムシリンダ8が止められてブ−ム2の逃げのほかア−ム 3による掘削作業も停止される。したがって埋設物24の破壊を防止することが できる。この状況は安全弁開閉センサ21を通して警報器22により知らせるよ うにしても良い。
【0012】 図3は本考案の請求項2を示すもので図2と共通する部品については図2と同 一符号を付して説明は省略し、異なる個所のみ説明する。図3は前記電磁弁12 を作動させる第2スイッチを圧力スイッチ25として前記可変安全弁7とタンク 23との間の回路26に設けたものである。図中、27は絞りである。この場合 の作動は図2とほぼ同一であり、効果は図2と同一であるので省略する。
【0013】 また本考案の作業機操作レバーはパイロット圧比例制御弁を操作するタイプで あるが電気レバータイプにおいても、第2スイッチの信号を採り入れ、主操作弁 を遮断することが可能であることはいうまでもない。
【0014】
【発明の効果】
本発明は以上説明したように、請求項1はブ−ム、ア−ムおよびバケットから なる作業機を有する油圧式パワ−ショベルにおいて、ブ−ムを昇降させるブ−ム シリンダのヘッド側の回路に、セット圧の可変可能な安全弁を、ア−ムシリンダ を作動させる方向切換弁とパイロット圧比例制御弁との間の回路に該回路を遮断 する電磁弁をそれぞれ設け、埋設物により任意に設定された圧力で作動する安全 弁と、その作動信号を受けた第2スイッチにより前記電磁弁を作動させるように し、請求項2は請求項1において前記電磁弁を作動させる第2スイッチを圧力ス イッチとして前記可変安全弁とタンクとの間の回路に設けたから埋設物の破壊が 防止されると共に、岩盤掘削時等、車体の持ち上がりから落下する際の落下ショ ックをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる埋設管破壊防止装置付きパワ−
ショベルの一実施例を示す側面図である。
【図2】本発明の請求項1にかかる埋設管破壊防止装置
の油圧および電気回路図である。
【図3】本発明の請求項2にかかる埋設管破壊防止装置
の油圧および電気回路図である。
【符号の説明】
1 油圧式パワ−ショベル 2 ブ−ム 3 ア−ム 4 バケット 5 ブ−ムシリンダ 6 回路 7 可変安全弁 8 ア−ムシリンダ 9 方向切換弁(ア−ム用) 10 パイロット圧比例制御弁 11 回路 12 電磁弁 13 第1スイッチ(ダイヤル) 14 信号 15 第2スイッチ(電気) 25 〃 (圧力) 27 回路

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブ−ム、ア−ムおよびバケットからなる
    作業機を有する油圧式パワ−ショベルにおいて、ブ−ム
    を昇降させるブ−ムシリンダのヘッド側の回路に、セッ
    ト圧の可変可能な安全弁を、ア−ムシリンダを作動させ
    る方向切換弁とパイロット圧比例制御弁との間の回路に
    該回路を遮断する電磁弁をそれぞれ設け、埋設物との接
    触感知時、任意に設定された圧力で作動する安全弁と、
    その作動による信号を受けた第2スイッチにより前記電
    磁弁を作動させることを特徴とする埋設物破砕防止装置
    付きパワ−ショベル。
  2. 【請求項2】 前記電磁弁を作動させる第2スイッチを
    圧力スイッチとして前記可変安全弁とタンクとの間の回
    路に設けたことを特徴とする請求項1記載の埋設物破砕
    防止装置付きパワ−ショベル。
JP5654793U 1993-09-24 1993-09-24 埋設物破壊防止装置付きパワ−ショベル Pending JPH0720353U (ja)

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Cited By (5)

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