JPH0720347U - 全旋回型バックホー - Google Patents

全旋回型バックホー

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JPH0720347U
JPH0720347U JP1184094U JP1184094U JPH0720347U JP H0720347 U JPH0720347 U JP H0720347U JP 1184094 U JP1184094 U JP 1184094U JP 1184094 U JP1184094 U JP 1184094U JP H0720347 U JPH0720347 U JP H0720347U
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backhoe
vertical wall
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partition
boom
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誠一 土師
潤一 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 旋回台に操縦部とバックホー装置とを左右に
並べて配置した全旋回型バックホーにおいて、操縦部で
の視界を確保しながら、バケットからこぼれた土が操縦
部側に入り込まないようにする。 【構成】 操縦部4とバックホー装置とを仕切る仕切り
部14を備えて、略垂直に立設される縦壁14a、操縦
部4の上側に配置される屋根14c、及び縦壁14aよ
りも操縦部4側に偏位し屋根14cよりも下方に偏位す
る中間部14bを備えて仕切り部14を構成し、バック
ホー装置5側を透視可能な透視部を仕切り部14の縦壁
14aに備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は全旋回型バックホーにおける旋回台の操縦部付近の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
特に小型の全旋回型バックホーでは、旋回台の左右中央に操縦部を配置し、旋 回台の前端に、バックホー装置(ブームの基部)を連結したものが多くある。 そして、近年では旋回台に操縦部とバックホー装置(ブームの基部)とを左右 に並べて配置することにより、ブームを略直立状態としアームを手前側に操作す ることによって、小さな範囲で旋回台を旋回させるように構成した全旋回型バッ クホーが提案されてきている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前述のように、旋回台に操縦部とバックホー装置(ブームの基部)とを左右に 並べて配置した場合、ブームを略直立状態としアームを手前側に操作すると、ア ームの先端のバケットが操縦部の横上側に位置することになるので、バケットか らこぼれた土が操縦部側に入り込んでくることがある。
【0004】 この場合、操縦部をキャビンにより略密室状に覆ってしまうことも考えられる が、特に小型の全旋回型バックホーの場合には旋回台のスペースが小さいので、 旋回台にキャビンを設けるとこのキャビンも小さなものとなってしまい、キャビ ン内の運転者に圧迫感を与えてしまう。又、狭い市街地内で作業を行うことが多 い小型の全旋回型バックホーでは旋回台にキャビンを設けた場合、特に全旋回型 バックホー自身の近くの地面付近の視界が狭くなってしまう。 本考案は旋回台に操縦部とバックホー装置(ブームの基部)とを左右に並べて 配置した全旋回型バックホーにおいて、操縦部での快適性及び視界を確保しなが ら、バケットからこぼれた土が操縦部側に入り込んでくるのを防止することを目 的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の特徴は以上のような全旋回型バックホーにおいて、次のように構成す ることにある。つまり、 旋回台に操縦部とバックホー装置とを左右に並べて配置し、操縦部とバックホ ー装置とを仕切る仕切り部を備えると共に、 旋回台に略垂直に立設された縦壁と、操縦部の上側に配置される屋根と、縦壁 よりも操縦部側に偏位し屋根よりも下方に偏位して、縦壁と屋根とに亘り設けら れる中間部とを備えて仕切り部を構成し、バックホー装置側を透視可能な透視部 を仕切り部の縦壁に備えてある。
【0006】
【作用】
〔I〕 本考案のように構成すると、操縦部とバックホー装置とが仕切り部により仕切 られるので、ブームを略直立状態としアームを手前側に操作した際に、操縦部の 横上側に位置するバケットから土がこぼれても、この土が仕切り部に遮られて操 縦部側に入り込むようなことはない。
【0007】 〔II〕 このような仕切り部を設けても操縦部の前方及び後方、操縦部におけるバック ホー装置とは反対側の横側方は開放されているので、操縦部の運転者が圧迫感を 受けるようなことはない。 そして、操縦部の運転者にとって作業時の視界(特に全旋回型バックホー自身 の近くの地面付近の視界)が妨げられることはない。又、仕切り部の縦壁に透視 部が形成されているので、操縦部からバックホー装置側の横側方の視界も確保さ れており、操縦部からバックホー装置の状態等を容易に目視できる。
【0008】 〔III〕 旋回台に操縦部とバックホー装置(ブームの基部)とを左右に並べて配置した 場合、ブームを略直立状態としアームを手前側に操作すると、アームの先端のバ ケットが操縦部の横上側に位置することになる。 この場合、仕切り部においてバケットに最も接近する中間部が、バックホー装 置(バケット)とは反対側の操縦部側に偏位しバケットよりも下側に偏位してい るので、操縦部の横上側付近でバケットが左右に揺れても、バケットが中間部( 仕切り部)に接触するようなことはない。
【0009】
【考案の効果】
以上のように旋回台に操縦部とバックホー装置とを左右に並べて配置した全旋 回型バックホーにおいて、操縦部の運転者に圧迫感を与えないようにしながら、 バケットからこぼれた土が操縦部側に入り込んでくるのを未然に防止することが できて、操縦部での快適性を向上させることができた。 そして、操縦部の前方及び後方、操縦部におけるバックホー装置とは反対側の 横側方が開放されている点、並びに、仕切り部の縦壁の透視部を通してバックホ ー装置側が目視できる点により作業時の視界が確保されているので、作業性も充 分なものとなっている。 又、バケットを操縦部の横上側に位置させても、バケットが仕切り部の中間部 に接触するようなことがないので、バケットが仕切り部の中間部に接触すること による破損を未然に防止することができる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図5に本考案に係る全旋回型バックホーを示している。この全旋回型バックホ ーは、クローラ走行装置1を備えた走行機台2上に、縦軸芯周りで全旋回自在な 旋回台3を搭載し、旋回台3に操縦部4とバックホー装置5とを左右に並べて配 置しており、この後方側に原動部6を搭載している。
【0011】 バックホー装置5は、旋回台3から立設したブラケット7に旋回中心近くの横 軸芯周りで上下揺動自在に連結されるブーム8、ブーム8の先端部に枢支連結さ れるアーム9、アーム9の先端部に枢支連結されるバケット10から構成されて おり、ブーム8、アーム9及びバケット10をブームシリンダC1、アームシリ ンダC2及びバケットシリンダC3により揺動駆動するように構成している。バ ックホー装置5は図5及び図6に示すように、先端のバケット10を旋回台3の 外周部よりも平面視で旋回中心側に入り込ませた状態に折込み格納可能に構成し ている。
【0012】 つまり、図5及び図6に示すようにブーム8を基端部8a、中間部8b及び先 端部8cに3分割し、中間部8b及び先端部8cを延出方向と略直交する縦向き 軸芯P1,P2周りで相対揺動自在に連結して、中間部8bの連結部分で平行四 連リンク機構を構成している。これにより、基端部8aと先端部8cとを平行姿 勢に維持しながら、オフセットシリンダC4により中間部8bを揺動させること によって、図6に示すように先端部8c及びバケット10を左右にオフセット移 動可能に構成している。 そして、バケット10を操縦部4とは反対側にオフセットさせて、ブーム8及 びアーム9を折込み揺動することにより、前述のように旋回台3の内方側にバッ クホー装置5を格納できるように構成している。
【0013】 以上のようにしてバケット10を旋回台3の上方箇所まで入り込ませると、入 り込み時に積載した土が、バケット10からブーム8の連結部分(基部)にこぼ れ落ちるおそれがある。この場合、図1,5,6に示すように操縦部4とは反対 側のブーム8の部分に、バケット10よりも幅広の流下板11を設けており、流 下板11の下端側に、機体側ボンネット12に接触して屈曲可能なゴム垂れ13 を設けている。
【0014】 図1,5,6に示すようにバックホー装置5と操縦部4との間に、バックホー 装置5と操縦部4とを仕切る防護用の仕切り部14を立設している。この仕切り 部14は、旋回台3に略垂直に立設される縦壁14a、操縦部4の上側に配置さ れる屋根14c、縦壁14aよりも操縦部4側に偏位し屋根14cよりも下方に 偏位して、縦壁14aと屋根14cとに亘り設けられる中間部14bを備えて構 成されており、バックホー装置5側を透視可能な透視窓15(透視部に相当)を 仕切り部14の縦壁14aに備えている。
【0015】 図1及び図2に示すように、ブーム8に対してブームシリンダC1よりも外方 側に、格納状態のバケット10から落下する土を受止めて斜め下方に流下させる 保護カバー16を設け、ブームシリンダC1のシリンダロッド17に土が降りか かるのを防止している。シリンダロッド17の先端におけるブーム8との連結用 のボス部17aに、保護カバー16をボルト連結しており、図3及び図4に示す ようにブームシリンダC1の伸縮に伴って連動し、上下スライドするように構成 している。
【0016】 保護カバー16の下方側の操縦部4側の箇所に、仕切り部14の縦壁14aと 平行な屈曲部16aを形成して、こぼれ落ちた土が直接に透視窓15に当たるの を防止している。ブームシリンダC1のシリンダ本体18側には、伸長時に屈曲 部16aに連なって防止作用を果たすガイド部材19を、保護カバー16のスラ イドを許容する状態で設けている。
【0017】 図1及び図2に示すように、保護カバー16並びにガイド部材19の操縦部4 側の端縁に、ブーム8の揺動作用に伴って透視窓15に付着した土を掻き落とす ゴム材等から成る弾性樹脂シート20を設けている。 以上のようにして、バケット10からこぼれた土がバックホー装置5と仕切り 部14の縦壁14aとの間から落下侵入し、ブーム8の連結部分(基部)や油圧 配管部に堆積して損傷を与えるような事態を少なくしながら、透視窓15を清掃 するように構成している。
【0018】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為に符号を記す が、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブームシリンダの保護カバー及び仕切り部、操
縦部付近の正面図
【図2】ブームシリンダの保護カバー付近の斜視図
【図3】ブームを上昇させた状態におけるブームシリン
ダの保護カバー付近の側面図
【図4】ブームを下降させた状態におけるブームシリン
ダの保護カバー付近の側面図
【図5】全旋回型バックホーの全体側面図
【図6】全旋回型バックホーの全体平面図
【符号の説明】
3 旋回台 4 操縦部 5 バックホー装置 14 仕切り部 14a 仕切り部の縦壁 14b 仕切り部の中間部 14c 仕切り部の屋根 15 縦壁の透視部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回台(3)に操縦部(4)とバックホ
    ー装置(5)とを左右に並べて配置し、前記操縦部
    (4)とバックホー装置(5)とを仕切る仕切り部(1
    4)を備えると共に、 前記旋回台(3)に略垂直に立設された縦壁(14a)
    と、前記操縦部(4)の上側に配置される屋根(14
    c)と、前記縦壁(14a)よりも前記操縦部(4)側
    に偏位し前記屋根(14c)よりも下方に偏位して、前
    記縦壁(14a)と屋根(14c)とに亘り設けられる
    中間部(14b)とを備えて、前記仕切り部(14)を
    構成し、 前記バックホー装置(5)側を透視可能な透視部(1
    5)を前記仕切り部(14)の縦壁(14a)に備えて
    ある全旋回型バックホー。
JP1184094U 1994-09-26 1994-09-26 全旋回型バックホー Expired - Lifetime JP2534315Y2 (ja)

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