JPH0720288Y2 - シリンダ錠の排水装置 - Google Patents
シリンダ錠の排水装置Info
- Publication number
- JPH0720288Y2 JPH0720288Y2 JP16137487U JP16137487U JPH0720288Y2 JP H0720288 Y2 JPH0720288 Y2 JP H0720288Y2 JP 16137487 U JP16137487 U JP 16137487U JP 16137487 U JP16137487 U JP 16137487U JP H0720288 Y2 JPH0720288 Y2 JP H0720288Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- water
- cylinder outer
- lock
- drainage device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のドア、トランク等に用いられるシリ
ンダ錠の排水装置の改良に関するものである。
ンダ錠の排水装置の改良に関するものである。
(従来の技術) この種のシリンダ錠は、シリンダアウタとシリンダイン
ナからなり、シリンダインナには前端部から軸方向にキ
ー挿入穴が形成されており、シリンダアウタには、該シ
リンダアウタに形成された係合溝にキーの抜き差しによ
り係脱するロックプレートが設けられている。
ナからなり、シリンダインナには前端部から軸方向にキ
ー挿入穴が形成されており、シリンダアウタには、該シ
リンダアウタに形成された係合溝にキーの抜き差しによ
り係脱するロックプレートが設けられている。
そして、このシリンダ錠は、シリンダインナのキー挿入
穴が外側に露出するようにシリンダアウタをドアパネル
等の被取付部材に固着し、シリンダインナの後端部をロ
ッド、レバーを介してドア等の開閉装置に連結すること
により取り付けられる。
穴が外側に露出するようにシリンダアウタをドアパネル
等の被取付部材に固着し、シリンダインナの後端部をロ
ッド、レバーを介してドア等の開閉装置に連結すること
により取り付けられる。
ところが、雨天時あるいは洗車時にキー挿入穴より侵入
した水や、シリンダアウタ内で結露した水がたまり、ロ
ックプレートが錆びたり凍結して施錠不可能となること
があるため、シリンダアウタには、その後端下部に水抜
き口が設けられているものがある。
した水や、シリンダアウタ内で結露した水がたまり、ロ
ックプレートが錆びたり凍結して施錠不可能となること
があるため、シリンダアウタには、その後端下部に水抜
き口が設けられているものがある。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このようなものでは水抜き口から出た水
滴がシリンダ錠の後端に設けられたレバー上に落ちレバ
ーに回動自在に取り付けられたロッドとの間に入り込
み、これが凍結してシリンダ錠が回動できないといった
不具合が生じていた。
滴がシリンダ錠の後端に設けられたレバー上に落ちレバ
ーに回動自在に取り付けられたロッドとの間に入り込
み、これが凍結してシリンダ錠が回動できないといった
不具合が生じていた。
本考案は、上記問題点に鑑みてなされたもので、水抜き
口から出た水滴をレバー上には落ちないようにして寒冷
地においてもシリンダ錠を確実に回動することのできる
シリンダ錠の排水装置を提供することを目的としてい
る。
口から出た水滴をレバー上には落ちないようにして寒冷
地においてもシリンダ錠を確実に回動することのできる
シリンダ錠の排水装置を提供することを目的としてい
る。
(問題点を解決するための手段) 前記問題点を解決するため、本考案では下側に水抜き口
が形成されたシリンダアウタと、該シリンダアウタ内で
回動するシリンダインナと、先端にドアロック装置に連
結されたロッドが取り付けられ、シリンダインナの回動
に応じて、所定の範囲内を回動するレバーとを備えたシ
リンダ錠の排水装置において、 上記水抜き口の後端部に下方に向けて突出した水滴ガイ
ド用の突出部と、シリンダアウタの後端部周囲にリング
状に突出した水滴阻止用の突出部とがシリンダアウタに
一体的に形成されていることを基本的な特徴としてい
る。
が形成されたシリンダアウタと、該シリンダアウタ内で
回動するシリンダインナと、先端にドアロック装置に連
結されたロッドが取り付けられ、シリンダインナの回動
に応じて、所定の範囲内を回動するレバーとを備えたシ
リンダ錠の排水装置において、 上記水抜き口の後端部に下方に向けて突出した水滴ガイ
ド用の突出部と、シリンダアウタの後端部周囲にリング
状に突出した水滴阻止用の突出部とがシリンダアウタに
一体的に形成されていることを基本的な特徴としてい
る。
(実施例) 次に本考案の実施例を、図面に沿ってより詳細に説明す
る。
る。
第1図および第2図は、本考案に係るシリンダ錠1を示
し、2はシリンダアウタ、3は該シリンダアウタ2内で
回動するシリンダインナ、4は該シリンダインナ3の前
端側に形成されたキー挿入穴、5は後述するロックプレ
ートが係合する係合溝、6…6はキー挿入時にはシリン
ダインナ3内に没入したシリンダインナ3の回動を可能
とするとともにキーの抜脱時には前記係合溝5内に突出
してシリンダインナ3の回動を不能とするロックプレー
ト、7はシリンダインナ3の回動に応じて所定の範囲内
を回動するレバーで、該レバー7の先端には嵌合穴7aが
形成されロッドホルダ8とドアロック装置(図示せず)
に連結されたロッド9が取り付けられている。10はシリ
ンダアウタ2の下側に設けられた水抜き口で、該水抜き
口10の後端には水滴ガイド用の突出部11が形成されてい
る。尚、該突出部11の先端部11aの垂直方向下側にレバ
ー7やロッド9が位置しないように突出部11は形成され
ている。12はシリンダアウタ2の後端部にリング状に突
出し、ドアパネル15の取付穴16からシリンダアウタ2の
外周面に入り込んだ水滴がシリンダ錠1の後端の回転部
分やレバー7に流れ込むのを阻止する水滴阻止用の突出
部である。
し、2はシリンダアウタ、3は該シリンダアウタ2内で
回動するシリンダインナ、4は該シリンダインナ3の前
端側に形成されたキー挿入穴、5は後述するロックプレ
ートが係合する係合溝、6…6はキー挿入時にはシリン
ダインナ3内に没入したシリンダインナ3の回動を可能
とするとともにキーの抜脱時には前記係合溝5内に突出
してシリンダインナ3の回動を不能とするロックプレー
ト、7はシリンダインナ3の回動に応じて所定の範囲内
を回動するレバーで、該レバー7の先端には嵌合穴7aが
形成されロッドホルダ8とドアロック装置(図示せず)
に連結されたロッド9が取り付けられている。10はシリ
ンダアウタ2の下側に設けられた水抜き口で、該水抜き
口10の後端には水滴ガイド用の突出部11が形成されてい
る。尚、該突出部11の先端部11aの垂直方向下側にレバ
ー7やロッド9が位置しないように突出部11は形成され
ている。12はシリンダアウタ2の後端部にリング状に突
出し、ドアパネル15の取付穴16からシリンダアウタ2の
外周面に入り込んだ水滴がシリンダ錠1の後端の回転部
分やレバー7に流れ込むのを阻止する水滴阻止用の突出
部である。
なお、第1図からも明らかなように、水滴ガイド用の突
出部11と水滴阻止用の突出部12とはシリンダアウタ2に
一体的に、すなわち一体物に形成されている。
出部11と水滴阻止用の突出部12とはシリンダアウタ2に
一体的に、すなわち一体物に形成されている。
次に、この実施例の作用について述べる。
洗車時や強い雨が降ったとき水がキー挿入穴4から侵入
し、これらの水滴は、水抜き口10から排出されるが、該
水抜き口10の後端に形成された水滴ガイド用の突出部11
によりガイドされ、その先端部11aから水滴が落下す
る。しかし、該先端部11aの垂直方向下側にはレバー7
やロッド9は位置していないため、これらの水滴はレバ
ー7やロッド9の上には落ちることがない。また、シリ
ンダインナ3のキーシリンダ錠1はその段部13にシール
ゴム14を嵌め込んだ状態でドアパネル15の取付穴16に板
ばね17により後端が低くなった状態で取り付けられてい
るが、洗車時や雨の強い時にはこの取付穴16から若干で
はあるが水滴が入り込む事がある。しかしながらこの水
滴は上記突出部12により阻止され、シリンダ錠1の後端
の回転部分やレバー7側に行かないようにしている。
し、これらの水滴は、水抜き口10から排出されるが、該
水抜き口10の後端に形成された水滴ガイド用の突出部11
によりガイドされ、その先端部11aから水滴が落下す
る。しかし、該先端部11aの垂直方向下側にはレバー7
やロッド9は位置していないため、これらの水滴はレバ
ー7やロッド9の上には落ちることがない。また、シリ
ンダインナ3のキーシリンダ錠1はその段部13にシール
ゴム14を嵌め込んだ状態でドアパネル15の取付穴16に板
ばね17により後端が低くなった状態で取り付けられてい
るが、洗車時や雨の強い時にはこの取付穴16から若干で
はあるが水滴が入り込む事がある。しかしながらこの水
滴は上記突出部12により阻止され、シリンダ錠1の後端
の回転部分やレバー7側に行かないようにしている。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によれば、水抜
き口の後端部に水滴ガイド用の突出部を一体的に形成
し、水滴がレバー等の上に落ちないようにしているた
め、凍結用によりシリンダ錠が回動しなくなるというこ
とはない。また、シリンダアウタの外周面にリング状に
突出した水滴阻止用の突出部が一体的に形成されている
ので、取付穴から水滴が侵入して後端側に移動しても、
レバーへの水滴の流れ込みが確実に阻止される。さら
に、水滴ガイド用の突出部と、水滴阻止用の突出部とを
シリンダアウタに一体的に形成されているので部品点数
を増加させることはなく簡単な構造の排水装置にするこ
とができる等の効果を有している。
き口の後端部に水滴ガイド用の突出部を一体的に形成
し、水滴がレバー等の上に落ちないようにしているた
め、凍結用によりシリンダ錠が回動しなくなるというこ
とはない。また、シリンダアウタの外周面にリング状に
突出した水滴阻止用の突出部が一体的に形成されている
ので、取付穴から水滴が侵入して後端側に移動しても、
レバーへの水滴の流れ込みが確実に阻止される。さら
に、水滴ガイド用の突出部と、水滴阻止用の突出部とを
シリンダアウタに一体的に形成されているので部品点数
を増加させることはなく簡単な構造の排水装置にするこ
とができる等の効果を有している。
第1図は本考案に係る排水装置を備えたシリンダ錠のド
アパネルへの取り付け状態を示す断面図、第2図は第1
図の斜視図である。 1…シリンダ錠、2…シリンダアウタ、3…シリンダイ
ンナ、10…水抜き口、11…水滴ガイド用の突出部、12…
水滴阻止用の突出部である。
アパネルへの取り付け状態を示す断面図、第2図は第1
図の斜視図である。 1…シリンダ錠、2…シリンダアウタ、3…シリンダイ
ンナ、10…水抜き口、11…水滴ガイド用の突出部、12…
水滴阻止用の突出部である。
Claims (1)
- 【請求項1】下側に水抜き口が形成されたシリンダアウ
タと、該シリンダアウタ内で回動するシリンダインナ
と、先端にドアロック装置に連結されたロッドが取り付
けられ、シリンダインナの回動に応じて、所定の範囲内
を回動するレバーとを備えたシリンダ錠の排水装置にお
いて、 上記水抜き口の後端部に下方に向けて突出した水滴ガイ
ド用の突出部と、シリンダアウタの後端部周囲にリング
状に突出した水滴阻止用の突出部とがシリンダアウタに
一体的に形成されていることを特徴とするシリンダ錠の
排水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16137487U JPH0720288Y2 (ja) | 1987-10-23 | 1987-10-23 | シリンダ錠の排水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16137487U JPH0720288Y2 (ja) | 1987-10-23 | 1987-10-23 | シリンダ錠の排水装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0167267U JPH0167267U (ja) | 1989-04-28 |
JPH0720288Y2 true JPH0720288Y2 (ja) | 1995-05-15 |
Family
ID=31444254
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16137487U Expired - Lifetime JPH0720288Y2 (ja) | 1987-10-23 | 1987-10-23 | シリンダ錠の排水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0720288Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3257318B2 (ja) * | 1995-01-19 | 2002-02-18 | 日産自動車株式会社 | キーシリンダ |
-
1987
- 1987-10-23 JP JP16137487U patent/JPH0720288Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0167267U (ja) | 1989-04-28 |
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