JPH07202744A - 局部発振回路 - Google Patents

局部発振回路

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JPH07202744A
JPH07202744A JP33533793A JP33533793A JPH07202744A JP H07202744 A JPH07202744 A JP H07202744A JP 33533793 A JP33533793 A JP 33533793A JP 33533793 A JP33533793 A JP 33533793A JP H07202744 A JPH07202744 A JP H07202744A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aft
resonance
circuit
resonance frequency
capacitor
Prior art date
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Pending
Application number
JP33533793A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Goto
一彦 後藤
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡易な構成で、共振周波数が高い部分でも理想
的なAFT特性が得られる局部発振回路を提供すること
にある。。 【構成】結合用コンデンサ6と第2の可変容量ダイオー
ド5の間に直列に補正用インダクタンス7を接続してな
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子チューナーのUH
Fの局部発振回路に関し、特に、同調回路に可変容量ダ
イオードを用いた局部発振回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、局部発振回路には発振用能動素
子の出力容量変化(電源電圧変動及び周囲温度変化)の
影響を受けにくいλ/2共振回路が用いられる。図4及
び図5はそれぞれ、λ/4共振回路及びλ/2共振回路
の基本回路図である。
【0003】図4及び図5において、20は可変コンデ
ンサー、21は共振コイル、22は終端コンデンサーで
ある。
【0004】図6は、図4及び図5の回路を基本とす
る、局部発振回路に用いられるλ/2共振回路の回路図
である。図6において、1は波長短縮用の終端コンデン
サー、2は共振コイル、3は共振周波数を変化させるた
めの可変容量で、ここではバリキャップダイオードを使
用しておりダイオードのカソード側に加える電圧を変化
させることにより共振周波数を変化させることができ
る。4は上記の第1の可変容量ダイオード3(以下、単
にダイオード3と記す)と並列に接続されるコンデンサ
ーで、共振周波数の変化範囲を補正するためのものであ
る。
【0005】ところで、この共振周波数が電源電圧や周
囲温度の変動に伴って変化した場合にはその変化分を補
正する必要があり、そのために設けられているのが、一
般にAFT回路と呼ばれるものである。図7は前記AF
T回路付き能動局部発振回路に用いられる共振回路図で
ある。図7において、5は共振周波数の変動を補正する
ための第2の可変容量ダイオード(以下、単にダイオー
ド5と記す)で、バリキャップダイオードを用いてい
る。6はダイオード6との結合容量でAFT可変範囲を
補正するためのものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図7のλ/
2共振回路の共振周波数は下記のように表される。
【0007】
【数1】
【0008】
【数2】
【0009】ここで、L1は図7における共振コイル2
のインダクタンス、CVは同調用ダイオード3の容量、
Pは補正用コンデンサー4の容量、CS’は終端コンデ
ンサー1の容量CS及び結合用コンデンサー6の容量CC
とAFT用ダイオード5の容量Cfの合成容量を表す。
【0010】また、(1)式をCS’で微分すると
(3)式のようになる。
【0011】
【数3】
【0012】従って、(3)式よりCS’の変化に伴う
共振周波数f0の変化量|df0/dCS’|はCVが大き
い時、即ち共振周波数が低い時に大きく、CVが小さい
時、即ち共振周波数が高い時に小さいことが解る。
【0013】ここでCS’は前述のように終端コンデン
サー1、結合用コンデンサー6及びAFT用ダイオード
5の合成容量であるから、AFT用ダイオード5の容量
が変化すればCS’の容量も変化することになる。つま
り、Cfの変化に伴う共振周波数f0の変化量は共振周
波数が低い時に大きく、共振周波数が高い時に小さくな
るため、共振周波数に対するAFT変化量は図8に点線
で示すような特性になる。
【0014】従って、共振周波数が高い部分でのAFT
変化量を確保するために、結合用コンデンサー6の容量
を大きく設定するわけであるが、この時共振周波数が低
い部分でのAFT変化量が必要以上に大きくなるため
に、結合用コンデンサー6の容量を妥協設定する以外に
なく、全周波数域にわたって理想的なAFT特性を得る
ことができなかった。
【0015】そこで、本発明の目的は、簡易な構成で、
共振周波数が高い部分でも理想的なAFT特性が得られ
る局部発振回路を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、同調用コイルの一端を第1の可変容量ダイ
オードを介して接地し、他の一端を、終端コンデンサー
を介して接地するとともに直列接続される結合用コンデ
ンサーと第2の可変容量ダイオードとを介して接地する
同調回路を有する局部発振回路において、前記結合用コ
ンデンサーと前記第2の可変容量ダイオードとの間に直
列に補正用インダクタンスを接続してなることを特徴と
する。
【0017】
【作用】上記構成をとることにより、終端コンデンサー
の合成容量CS’は、共振回路の共振周波数f0が低くな
るほど小さくなり、高くなるほど大きくなる特性を持つ
ことになる。一方では、Cs’の変化がf0に与える影
響はf0が低いほど大きくなり、f0が高いほど小さくな
る特性も持っているため、共振周波数f0に対するAF
T変化量は高周波数領域においても従来のように低下す
ることなく理想的な特性を得ることができる。
【0018】
【実施例】本発明の一実施例について図1を参照して説
明する。図1は、本実施例によるAFT付きのλ/2共
振回路の回路図である。なお、図7に示す従来例と同一
機能部分には同一記号を付している。
【0019】ここでは、結合用コンデンサー6、AFT
特性補正用コイル7、AFT用ダイオード5は直列共振
回路を構成しており、等価的に図7に示すような直列共
振回路として考えることができ、その共振周波数f0
は(4)式で表される。
【0020】
【数4】
【0021】
【数5】
【0022】ここで、L2はAFT特性補正用コイル7
のインダクタンス、CCfは結合用コンデンサー6の容量
CとAFT用ダイオード5の容量Cfの合成容量であ
る。
【0023】ところで、図2に示すような直列共振回路
(コイル10及びコンデンサー11)のリアクタンスX
LCは(6)式で表され、その特性は図3のようになる。
【0024】
【数6】
【0025】従って、結合用コンデンサー6とAFT用
ダイオード5及びAFT特性補正用コイル7で構成され
る共振回路はその共振周波数より高い周波数ではインダ
クタンス性として作用し、また、その共振周波数より低
い周波数では容量性として作用する。
【0026】図1における共振回路の共振周波数f0
図2における直列共振回路の共振周波数f0’の関係は
0<f0’であるから、図2における直列共振回路は容
量性として作用することになり、その容量は(7)式で
表され、f0が低くなるほどCcf’は小さくなること
がわかる。
【0027】
【数7】
【0028】図1において終端コンデンサーの合成容量
Cs’はCS’=CS+CCf’となるので、共振回路の
共振周波数f0が低くなるほど小さくなり、高くなるほ
ど大きくなる特性を持つことになる。一方では、Cs’
の変化がf0に与える影響はf0が低いほど大きくなり、
0が高いほど小さくなる特性も持っているため、共振
周波数f0に対するAFT変化量は図8の実線で示すよ
うな特性になる。
【0029】また、f0’は極めて高い周波数であるた
め、AFT特性補正用コイルL2のインダクタンスは基
板上のパターンによって構成できる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、極
めて簡易な構成で、共振周波数が高い部分においても理
想的なAFT特性が得られる高信頼性の局部発振回路を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるλ/2共振回路の回路
図である。
【図2】図1の実施例の作用を説明するための直列共振
回路の回路図である。
【図3】図2の回路の特性図である。
【図4】λ/4共振回路の基本回路の回路図である。
【図5】λ/2共振回路の基本回路の回路図である。
【図6】従来例によるλ/2共振回路の回路図である。
【図7】従来例によるAFT回路付きλ/2共振回路の
回路図である。
【図8】従来例及び本発明による共振周波数に対するA
FT特性を示した特性図である。
【符号の説明】
1 終端コンデンサー 3 第1の可変容量ダイオード 5 第2の可変容量ダイオード 6 結合用コンデンサー 7 補正用インダクタンス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同調用コイルの一端を第1の可変容量ダ
    イオードを介して接地し、他の一端を、終端コンデンサ
    ーを介して接地するとともに直列接続される結合用コン
    デンサーと第2の可変容量ダイオードとを介して接地す
    る同調回路を有する局部発振回路において、 前記結合用コンデンサーと前記第2の可変容量ダイオー
    ドとの間に直列に補正用インダクタンスを接続してなる
    ことを特徴とする局部発振回路。
JP33533793A 1993-12-28 1993-12-28 局部発振回路 Pending JPH07202744A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33533793A JPH07202744A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 局部発振回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33533793A JPH07202744A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 局部発振回路

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Publication Number Publication Date
JPH07202744A true JPH07202744A (ja) 1995-08-04

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ID=18287389

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33533793A Pending JPH07202744A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 局部発振回路

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