JPH07202705A - キャパシタ型電圧分配回路 - Google Patents

キャパシタ型電圧分配回路

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JPH07202705A
JPH07202705A JP29988094A JP29988094A JPH07202705A JP H07202705 A JPH07202705 A JP H07202705A JP 29988094 A JP29988094 A JP 29988094A JP 29988094 A JP29988094 A JP 29988094A JP H07202705 A JPH07202705 A JP H07202705A
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voltage
capacitor
voltage distribution
transistors
capacitors
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JP29988094A
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Won-Chul Song
元哲 宋
昌▲じゅん▼ ▲呉▼
Chang-Jun Oh
Jong-Ryul Lee
鍾烈 李
Hae-Wook Choi
海旭 崔
Bang-Sup Song
スップ ソン バン
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KANKOKU DENSHI TSUSHIN KENKYUSHO
Electronics and Telecommunications Research Institute ETRI
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KANKOKU DENSHI TSUSHIN KENKYUSHO
Electronics and Telecommunications Research Institute ETRI
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    • H03M1/12Analogue/digital converters
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Abstract

(57)【要約】 【目的】既存の抵抗方式の代りにキャパシタ方式を利用
して精密で消費電力の少ないキャパシタ型電圧分配回路
を提供する。 【構成】 複数個のスイッチング部311,312,3
13の各々は、所定の第1および第2クロック信号30
1,305に従って動作し、三つの基準電圧VR,V
M,VSSを各電圧分配用キャパシタ323,324に
提供する。電圧分配部は、基準電圧VR,VM,VSS
を所望の値で分配する。この場合、出力電圧(Vri)
は、Vri=(VR×Ci2+VSS×Ci1)/(C
i1+Ci2)で表される。ここで、Ci1,Ci2は
電圧分配用キャパシタ値である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電圧分配回路に関する
もので、特に、既存の抵抗方式の代わりにキャパシタ方
式を利用して精密で消費電力の少ない新たな電圧分配回
路を構成することができるようにしたキャパシタ型電圧
分配回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9に、従来技術におけるフラッシュ(f
lash)方式のアナログ/ディジタル変換器(Analog-to-Di
gital Converter)の構成を示す。
【0003】この変換器は、基準電圧を発生してディジ
タルデータに変換する回路である。図9において、基準
電圧発生器100は、電圧分配回路として複数個の基準
電圧(Vr1〜Vrn-1、ただし、nは自然数であり、任
意に設定される)を生成させて比較器101内部の各反
転入力端子(−)に出力する。
【0004】この時、上記アナログ/ディジタル変換器
に入力された外部電圧(Vin)は比較器101内部の
各非反転入力端子(+)に印加される。
【0005】比較器101は、上記外部電圧(Vin)
と上記基準電圧(Vr1〜Vrn-1)とをそれぞれ比較し
て比較した結果(“0”又は“1”)をエンコーダ(Enc
oder)102に出力する。
【0006】そうすればエンコーダ102は上記外部電
圧(Vin)がどの基準電圧の間に該当する電圧である
かを表わす所定ビットのデータ(D0〜Dn)を出力す
る。
【0007】一般的に、一つの集積回路内で複数個の基
準電圧が必要な場合、複数個の基準電圧を一つ一つ生成
させて適用することは難しい。それで、大概は二つの基
準電圧の間に複数個の抵抗を直列に連結した装置を使用
して上記抵抗の隣接する二つの抵抗の接続点から分配さ
れる電圧を使用する。
【0008】このような抵抗方式の電圧分配回路が図1
0に図示されている。
【0009】図10は、従来の抵抗方式の電圧分配回路
を示し、図9に図示された基準電圧発生器100の一例
の構成を示したものである。
【0010】図10における二つの基準電圧(Vr)お
よび(VSS)の間には複数個の抵抗(R1〜Rn)が
直列に連結されて、上記抵抗(R1〜Rn)の隣接する
二つの抵抗の各接続点から分配されて出力される電圧
(Vr1〜Vrn-1)は比較器(図9に示す101)の基
準電圧として用いられる。
【0011】一例として、Vr1は次の数1式で表現す
ることができる。
【0012】
【数1】
【0013】このように従来の抵抗方式の電圧分配回路
によると、(1)式に示されたように、どの接続点から
電圧を印加するかに従って多くの電位の基準電圧を容易
に得ることができる。
【0014】しかし、この方式は簡単な構造を有する長
所がある反面、幾つかの問題点がある。
【0015】第1に、各抵抗間には約2%の相対誤差が
ある等、マッチングが難しいので正確な基準電圧を得る
ことが難しく、フラッシュ(flash)アナログ/ディジタ
ル変換器に適用する場合8ビット程度の解像度以上は得
られ難い問題点がある。
【0016】第2に、二つの基準電圧(Vr)および
(VSS)の間に複数個の抵抗が連結されているので基
準電圧を用いるか否かにかかわらず続けて電流が流れ、
予期しない電力が消費されるという問題点がある。
【0017】ここで、抵抗値を大きくすれば消費電力は
少なくなるが、内部抵抗が小さくなければならない基準
電圧源の要件を満たすことができないため他の回路と連
結する場合動作速度が遅くなる。
【0018】また、抵抗値が大きい抵抗を集積回路内で
生成する場合面積が大きくなる問題点も発生する。
【0019】上記のような問題点を解決するためのキャ
パシタ型電圧分配回路が特開昭58−48525号公報
に開示されている。
【0020】この特開昭58−48525号公報に開示
された容量分圧回路は、キャパシタ型電圧分配回路でプ
ロセス変動(process variation)によるキャパシタ値の
誤差に因る基準電圧の誤差を減らす方法を提案してい
る。
【0021】図11は上記先行特許の基本的な実施例
で、従来のキャパシタ方式の電圧分配回路を示したもの
である。
【0022】図11において、C1とC2とは同一な値
を有し、これらキャパシタ(C1)(C2)の一方のノ
ードは出力端子(Vout)に接続され、他の一方のノードは
スイッチ(S1)と(S2)とを通じて第1電圧源(V
1)と第2電圧源(V2)とに各々接続されている。
【0023】スイッチ(S1)および(S2)は、図1
2(a)に図示されたクロック信号(CLK)により連
動されて切換えられる。
【0024】即ち、クロック信号(CLK)が“1”で
ある期間(T1)の間にはスイッチ(S1)を第1電圧
源(V1)に、スイッチ(S2)を第2電圧源(V2)
に連結するようになる。
【0025】この時の出力信号(Vout1)は、下記の数2
式のように表わされる。
【0026】
【数2】 Vout1=V2+{C1/(C1+C2)}×(V1−V2)…(2) 反対に、クロック信号(CLK)が“0”である期間
(T2)の間にはスイッチ(S1)を第2電圧源(V
2)に、スイッチ(S2)を第1電圧源(V1)に切換
えるようになる。
【0027】この時の出力信号(Vout2)は、下記の数3
式のように表わされる。
【0028】
【数3】 Vout2=V2+{C1/(C1+C2)}×(V2−V1)…(3) ここで、キャパシタ(C1)と(C2)とにΔC0の誤
差があるとし、C1=C0+ΔC0、C2=C0−ΔC
0であるとするならば、出力信号(Vout)には2ΔVの電
圧差がリプル(ripple)成分で表われるようになる(図1
2(b)に示すVout参照)。
【0029】このリプル成分は低域通過フィルタ(low p
ass filter) で除去することができるが、通常、Voutの
次に接続される演算増幅器には積分器が含まれているの
で特別にフィルタを用いなくても出力信号(Vout)は平均
化される。
【0030】図12(b)において、一点鎖線は平均化
された出力信号(Vout)のレベルを示す。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような先
行特許の方式は、プロセス変動(process variation)に
よるキャパシタ値の誤差に因る電圧レベルの誤差を減ら
すことができるが、スイッチのスイッチング動作による
ノイズを除去することができないという問題点がある。
【0032】また、生成された基準電圧レベルをリセッ
トさせる機能がないので漏洩(leakage)電流により一定
でなければならない基準電圧レベルが高くなるとか低く
なるという問題点がある。
【0033】従って、本発明の目的は、既存の抵抗方式
の代りにキャパシタ(capacitor) を利用して正確なレベ
ルの基準電圧が得られるようにしたキャパシタ型電圧分
配回路を提供することにある。
【0034】本発明の他の目的は、基準電圧源の要件を
満たすことができないとか動作速度が遅くなるとか集積
回路の面積が大きくなる等の問題点を無くして消費電力
を減らすことができるようにしたキャパシタ型電圧分配
回路を提供することにある。
【0035】本発明のさらに他の目的は、既存のキャパ
シタ方式とは異なり差動構造の電圧分配回路を構成して
スイッチングノイズを防止することができるようにした
キャパシタ型電圧分配回路を提供することにある。
【0036】本発明のさらに他の目的は、漏洩(leakag
e)電流により基準電圧のレベルが変動される問題点を改
善して生成された基準電圧レベルが常に一定になるよう
にしたキャパシタ型電圧分配回路を提供することにあ
る。
【0037】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、外部から提供される三つの基準電圧と、
所定の第1および第2クロック信号に従って動作し、上
記基準電圧を各キャパシタに提供する複数個のスイッチ
ング部と、上記基準電圧を所望の値で分配する複数個の
電圧分配用キャパシタを備えた電圧分配部とを備える。
【0038】また、所定の第1および第2クロック信号
に応答して外部印加電圧信号を転換する第1および第2
のスイッチング部と、二つの電圧分配用キャパシタで構
成し、上記第1および第2のスイッチング部から提供さ
れた電圧信号をそれぞれ分配する第1および第2の電圧
分配部とを備え、第1および第2のスイッチング部の各
々は、差動構造で構成し、第1、第2、第3、第4およ
び第5のトランジスタを備え、上記第1のスイッチング
部の上記第1のトランジスタのソースは入力電圧に、上
記第1のスイッチング部の上記第2のトランジスタのソ
ースは逆位相の基準電圧に各々連結し、上記第2のスイ
ッチング部の第1トランジスタのソースは逆位相の入力
電圧に、上記第2のスイッチング部の第2トランジスタ
のソースは基準電圧に各々連結し、上記第1および第2
のスイッチング部の第3乃至第5トランジスタのソース
は全部グラウンドに連結して構成するようにしてもよ
い。
【0039】
【作用】複数個のスイッチング部の各々は、所定の第1
および第2クロック信号に従って動作し、三つの基準電
圧を各電圧分配用キャパシタに提供する。例えば、複数
個のスイッチング部の各々は、上記第2クロック信号に
従って動作する第1および第2トランジスタと、上記第
1クロック信号に従って動作する第3、第4および第5
トランジスタと、上記第1乃至第5トランジスタのゲー
トとドレインの間に各々連結された五つの寄生キャパシ
タとを備え、そして上記第1トランジスタのソースは特
定の第3基準電圧に連結し、第2トランジスタのソース
は特定の第1基準電圧に連結し、第3乃至第5トランジ
スタのソースは特定の第2基準電圧に各々連結して構成
する。
【0040】電圧分配部は、基準電圧を所望の値で分配
する複数個の電圧分配用キャパシタを備える。例えば、
電圧分配部は、出力電圧(Vri)が次の式により出力
されるように複数個の電圧分配用キャパシタが配列され
る。
【0041】 Vri=(VR×Ci2+VSS×Ci1)/(Ci1
+Ci2) ここで、VRは第1基準電圧値で、VSSは第3基準電
圧値であり、Ci1,Ci2は電圧分配用キャパシタ値
である。
【0042】このようにして、所定のクロック信号が変
化する場合にのみキャパシタを充電放電する電流が流れ
るので消費電流を最小化することができる。また、キャ
パシタ値の相対誤差は0.06%であるので、抵抗を利
用する場合より高精密化を図ることができる。
【0043】
【実施例】以下、添付された図1〜図8を参照して本発
明の実施例を詳細に説明すれば次の通りである。
【0044】図1は、本発明のキャパシタ型電圧分配回
路の第1実施例を示した回路図である。
【0045】図1に示すキャパシタ型電圧分配回路は、
外部から提供される三つの基準電圧(VR、VM、VS
S)を入力する入力端子301、302、303と、こ
の基準電圧を該当電圧分配部へ提供する同一な構造のス
イッチング部311〜313と、上記基準電圧VR、V
M、VSSを所望の値に分配する電圧分配部371〜3
73とを備える。
【0046】上記各電圧分配部は、ノード363,36
4の間で互いに直列に連結された第1キャパシタ323
と第2キャパシタ324とを備えている。
【0047】図1に図示されたキャパシタ型電圧分配回
路において、各スイッチング部311〜313は同一な
回路構成を有し、そして各電圧分配部371〜373も
同一な回路構成を有している。
【0048】この回路の構成をスイッチング部312を
参照してもっと詳細に説明すれば次の通りである。
【0049】第1トランジスタ331のソース(source)
は基準電源VSSを入力する入力端子303に連結さ
れ、ゲート(gate)は第1クロック端子304に連結さ
れ、ドレイン(drain)はノード363に連結される。
【0050】第2トランジスタ332のソースは基準電
源VRを入力する入力端子301に連結され、ゲートは
第1クロック端子304に連結され、ドレインはノード
364に連結される。
【0051】第3トランジスタ333のソースは基準電
源VMを入力する入力端子302に連結され、ゲートは
第1クロック端子304に連結され、ドレインはノード
363に連結される。
【0052】第4トランジスタ334のソースは基準電
源VMを入力する入力端子302に連結され、ゲートは
第2クロック端子305に連結され、ドレインは出力ノ
ード352に連結される。
【0053】第5トランジスタ335のソースは基準電
源VMを入力する入力端子302に連結され、ゲートは
第2クロック端子305に連結され、ドレインはノード
364に連結される。
【0054】上記第1〜第5トランジスタ331〜33
5のゲートとドレインの間には寄生キャパシタ341〜
345が各々連結されている。
【0055】電圧分配部372の第1キャパシタ323
は出力ノード352とノード363の間に連結され、第
2キャパシタ324は出力ノード352とノード364
の間に連結される。
【0056】上記のように構成された電圧分配回路の動
作を、図2に示す波形図に基づいて説明する。
【0057】まず、時間(t0〜t1)区間では第2ク
ロック信号がハイ(high voltage)状態である時、第3〜
第5トランジスタ333〜335が全部導通状態とな
る。
【0058】それで出力ノード352およびノード36
3,364の電圧は全部基準電圧VMと同一で、第1お
よび第2キャパシタ323,324は放電されている。
【0059】つぎの時間(t1−t2)区間では第2ク
ロック信号がロー(low voltage) 状態に遷移する。
【0060】この時、上記トランジスタ333〜335
は全部不通になるので各トランジスタの寄生キャパシタ
343〜345により出力ノード352およびノード3
63,364の電圧は若干低下する。
【0061】しかし、上記ノード352,363,36
4の電圧の低下する程度は同一な電圧に置かれていたた
めに同一である。
【0062】時間(t2−t4)区間では第1クロック
信号がハイ状態になり、第1および第2トランジスタ3
31,332は導通状態になるのでノード364は基準
電圧VRになり、ノード363は基準電圧VSSにな
る。
【0063】この時、出力ノード352の電圧(Vr
i)は、第1キャパシタ323の容量をCi1とし、第2
キャパシタ324の容量をCi2とすると、第1キャパシ
タ323と第2キャパシタ324とにより分配されて次
の数4式により表現されることができる。
【0064】
【数4】Vri=VR×Ci2/(Ci1+Ci2)+VSS×Ci1/(Ci1+Ci2) =(VR×Ci2+VSS×Ci1)/(Ci1+Ci2)…(4) 上記数4式を見ると出力電圧(Vri)は、第1および
第2キャパシタ323,324の容量値を適当に調節す
ると両基準電圧(VR,VSS)の間のどんな値でも所
望の電位を得ることができる。
【0065】即ち、上記第1実施例は抵抗でないキャパ
シタにより電圧を分配することができる回路である。
【0066】ここで、基準電圧VMは第1クロック信号
がローである時出力電圧(Vri)がフローティング(f
loating)状態になることを防止するためのものである。
【0067】つぎに、第2実施例を説明する。図3は、
本発明のキャパシタ型電圧分配回路の第2実施例を示し
た回路図である。
【0068】スイッチング回路の結合構造を除いては図
1に図示された回路構成と同一である。第1実施例の電
圧分配回路(図1に図示された)の構成部品と同一な機
能を有する構成部品は同一な参照番号により表示する。
【0069】この回路の構成をスイッチ回路312aを
参照してもっと詳細に説明すれば次の通りである。
【0070】第1トランジスタ531のソースは、基準
電源VSSを入力する入力端子303に連結され、ゲー
トは第1クロック端子304に連結され、ドレインはノ
ード363に連結される。
【0071】第2トランジスタ532のソースは基準電
源VMを入力する入力端子302に連結され、ゲートは
第1クロック端子304に連結され、ドレインは出力ノ
ード352に連結される。
【0072】第3トランジスタ533のソースは基準電
圧VRを入力する入力端子301に連結され、ゲートは
第1クロック端子304に連結され、ドレインはノード
364に連結される。
【0073】第4トランジスタ534のソースは基準電
源VMを入力する入力端子302に連結され、ゲートは
第2クロック端子305に連結され、ドレインはノード
363に連結される。
【0074】第5トランジスタ535のソースは基準電
源VMを入力する入力端子302に連結され、ゲートは
第2クロック端子305に連結され、ドレインはノード
364に連結される。
【0075】上記第1〜第5トランジスタ531〜53
5のゲートとドレイン間には寄生キャパシタ541〜5
45が各々連結されている。
【0076】電圧分配部372の第1キャパシタ323
は出力ノード352とノード363の間に連結され、第
2キャパシタ324は出力ノード352とノード364
の間に連結される。
【0077】上記のように構成された電圧分配回路の動
作を図4に示す波形図に基づいて説明する。
【0078】まず、時間(t0−t1)区間では第1ク
ロック信号がハイ状態であるので第1〜第3トランジス
タ531〜533が全部導通状態となる。
【0079】それでノード364は基準電圧VRにな
り、出力ノード352は基準電圧VMになり、ノード3
63には基準電圧VSSになる。
【0080】この時、第1キャパシタ323には基準電
圧VMから基準電圧VSSを除いた電圧が充填されてお
り、第2キャパシタ324には基準電圧VRから基準電
圧VMを除いた電圧が充填されている。
【0081】次の時間(t1−t2)区間では、第1ク
ロック信号がロー状態に変わりながら第1〜第3トラン
ジスタ531〜533は全部不通になる。
【0082】この時、上記トランジスタ531〜533
の寄生キャパシタ541〜543により出力ノード35
2およびノード363,364の電圧は若干低下され
る。
【0083】時間(t2−t4)区間では、第2クロッ
ク信号はハイ状態になりながら第4および第5トランジ
スタ534,535が導通状態になる。
【0084】それで第1キャパシタ323と第2キャパ
シタ324ろが並列に合わせられて、ノード363,3
64の電圧は基準電圧VMになり、出力ノード352の
電圧(Vri)は次の数5式により表現されることがで
きる。
【0085】ここで、Vxを第1および第2キャパシタ
323,324が合わせられた後の両端電圧と言う。
【0086】
【数5】 Ci1(VM−VSS)+Ci2(VM−VR)=(Ci1+Ci2)×Vx…(5) 上記数5式においてVxを計算すれば次の数6に示すよ
うに表せる。
【0087】
【数6】 Vx=[Ci1(VM−VSS)+Ci2(VM−VR)]/(Ci1+Ci2)…(6) ここで、Vri=VM+Vxであるので出力電圧(Vr
i)は次の数7式により表現される。
【0088】
【数7】 Vri=VM+〔Ci1(VM−VSS)+Ci2(VM−VR)〕 /(Ci1+Ci2) …(7) 上記数7式を見ると出力電圧(Vri)は第1および第
2キャパシタの大きさを異にすれば任意のレベルの電圧
を得ることができる。
【0089】上記のような第1および第2実施例の回路
は、抵抗でないキャパシタを利用して任意の電圧を得る
ことができるが、スイッチ回路内の寄生キャパシタ等に
より出力電圧が若干歪む現象が発生される。
【0090】従って、このような寄生効果を相殺させる
ことのできる回路を第3および第4実施例で説明する。
【0091】図5は、本発明のキャパシタ型電圧分配回
路の第3実施例を示した回路図である。
【0092】図5に示す回路は、図1に示す回路構成か
ら一つのスイッチング回路313と一つの電圧分配部3
73とが抜けているということを除いては図1に示す回
路構成と同一である。
【0093】第1実施例の電圧分配回路(図1に図示さ
れた)の構成部品と同一な機能を有する構成部品は同一
な参照番号により表示する。
【0094】この実施例が第1の実施例と異なる点は、
二つのスイッチ回路を用いて出力電圧を差動出力電圧と
していることと、図1に示す基準電圧源VSSの代り
に、比較しようとする電圧(Vin)がスイッチング部
311bのトランジスタ331のソースに連結され、基
準電圧源VRの代りに逆位相の入力電圧(−Vin)が
スイッチング部312bのトランジスタ331aのソー
スに連結されていることと、図1に示す基準電圧源VM
の代りにグラウンド(GND)がスイッチング部311
b,312bの各トランジスタ334,334aのソー
スに連結され、図1に示す基準電圧源VSSの代りに基
準電源(−VR)と基準電源(VR)が各々スイッチン
グ部311b,312bのトランジスタ332,332
aのソースに連結されていることである。
【0095】外部の電圧(Vin,GND,−VR)を
電圧分配部371に提供するスイッチング回路311b
は第1および第2トランジスタ331,332のゲート
が第2クロック端子305に連結される。
【0096】第1トランジスタ331のソースは、入力
電圧Vinを入力する入力端子701に連結され、ドレ
インは第1ノード363に連結され、第2トランジスタ
332のソースは基準電源−VRを入力する入力端子7
03に連結され、ドレインは第2ノード364に連結さ
れる。
【0097】第3〜第5トランジスタ333〜335の
ゲートは第1クロック端子304に連結され、第3〜第
5トランジスタ333〜335のソースはグラウンドG
NDの入力端子702に連結される。
【0098】第3トランジスタ333のドレインは第1
ノード363に連結され、第4トランジスタ334のド
レインは出力ノード352に連結され、第5トランジス
タ335のドレインは第2ノード364に連結される。
【0099】第1〜第5トランジスタ331〜335の
ゲートとドレインとの間には寄生キャパシタ341〜3
45が各々連結される。
【0100】電圧分配部371の第1キャパシタ323
は、出力ノード352と第1ノード363の間に連結さ
れ、第2キャパシタ324は出力ノード352と第2ノ
ード364の間に連結される。また、第1キャパシタ3
23の容量をC1とし、第2キャパシタ324の容量を
C2とし、また、電圧分配部372の第3キャパシタ3
23aの容量をC3とし、第4キャパシタ324aの容
量をC4とする。
【0101】外部の電圧(−Vin,GND,VR)を
各キャパシタ323,324に提供するスイッチ回路3
12bは上記スイッチ回路311bと同一な構成を有す
る。
【0102】このように、二つのスイッチ回路311
b,312bを差動構造に構成した電圧分配回路は寄生
キャパシタによる電圧降下を相殺させることができる効
果がある。その理由は、各スイッチ回路311b,31
2bの出力電圧(Vc1,Vc2)に生じる同一の大き
さの電圧誤差を差動出力(Vc1−Vc2)に変更させ
ることにより電圧誤差を互いに相殺してその精密度を高
めることができるようになるからである。
【0103】図5に示す電圧分配回路の動作を図6に示
す波形図に基づいて説明する。
【0104】まず、時間(t0−t1)区間では第1ク
ロック信号がハイ状態であるときトランジスタ333〜
335,333a〜335aが全部導通状態となる。
【0105】それでノード352,352a,363,
363a,364,364aの電圧は全部グラウンド電
位GNDと同一で、差動出力電圧(Vc1−Vc2)も
またグラウンドである。
【0106】つぎの時間(t1−t2)区間では第1ク
ロック信号がロー状態に遷移する。
【0107】この時、上記トランジスタ333〜33
5,333a〜335aは全部不通になるので各トラン
ジスタの寄生キャパシタ343〜345,343a〜3
45aにより出力電圧(Vc1,Vc2)は同時に若干
低下される。
【0108】しかし、両側の負荷条件が同じために(ト
ランジスタの大きさが同一、同じクロック信号使用、C
1=C3、C2=C4)、電圧降下程度が同一であるの
で差動出力電圧(Vc1−Vc2)には変動がない。
【0109】時間(t2−t4)区間では第2クロック
信号がハイ状態になり、トランジスタ331,332,
331a,332aは導通状態になる。
【0110】それで図1に示す場合と同様に、出力電圧
(Vc1)は入力電圧Vinと基準電圧−VRを分配し
た値で、出力電圧(Vc2)は反転された入力電圧−V
inと基準電圧VRを分配した値であり、この関係を式
で表すと数8および数9に示すように表される。
【0111】
【数8】 Vc1=(Vin×C1−VR×C2)/(C1+C2)−ΔV…(8)
【0112】
【数9】 Vc2=(VR×C4−Vin×C3)/(C3+C4)−ΔV…(9) ここで、ΔVは寄生キャパシタにより降下される出力電
圧の大きさである。
【0113】C1=C3、C2=C4とすると差動出力
電圧(Vc1−Vc2)は数10に示すように表され
る。
【0114】
【数10】 Vc1−Vc2=2(Vin×C1−VR×C2)/(C1+C2)…(10) 上記数10式により寄生キャパシタによる効果は相殺さ
れることができるし、入力電圧(Vin)がVR×C2
/C1より大きいか小さいかに対する正確な比較をする
ことができ、C1とC2との比率を適切に変更すること
により所望の基準値を調節することができる。
【0115】つぎに、図7を参照して第4実施例を説明
する。図7は、本発明のキャパシタ型電圧分配回路の第
4実施例を示した回路図である。
【0116】図7に示すキャパシタ型電圧分配回路は、
図3に示すスイッチ回路311a〜313aと同様な構
造のスイッチ回路311c,312cと電圧分配部37
1,372とを備える。
【0117】図5に示す構成と同様に、図7に示す電圧
分配回路は差動構造を有するのでトランジスタの導通お
よび不通時に発生する寄生キャパシタによる出力電圧の
変動を最少化することができる。
【0118】スイッチング部312cのトランジスタ5
31aのソースには比較しようとする電圧Vinを入力
する入力端子724に連結され、スイッチング部311
cのトランジスタ531のソースには逆位相の入力電圧
(−Vin)を入力する入力端子721が連結される。
【0119】スイッチング部311c,312cのトラ
ンジスタ532,532aのソースにはグラウンド(G
ND)の入力端子722,725が連結され、スイッチ
ング部311cのトランジスタ533のソースには基準
電圧(VR)を入力する入力端子723が、スイッチン
グ部312cのトランジスタ533aのソースには基準
電源(−VR)を入力する入力端子725が各々連結さ
れる。
【0120】外部の電圧(−Vin,GND,VR)を
各々キャパシタ323,324に提供するスイッチ回路
311cは、第1〜第3トランジスタ531〜533の
ゲートが第1クロック端子304に連結される。
【0121】第1〜第3トランジスタ531〜533の
ソースは入力電圧−Vinの入力端子721、グラウン
ドGNDの入力端子722、基準電源VRの入力端子7
23に各々連結され、ドレインは各ノード363,35
2,364に各々連結される。
【0122】第4および第5トランジスタ534,53
5のゲートは第2クロック端子305に連結され、ソー
スはグラウンドGNDの入力端子722に連結され、ド
レインは各ノード363,364に連結される。
【0123】第1〜第5トランジスタ531〜535の
ゲートとドレインの間には寄生キャパシタ541〜54
5が各々連結される。
【0124】電圧分配部371の第1キャパシタ323
は出力ノード352とノード363の間に連結され、第
2キャパシタ324は出力ノード352とノード364
の間に連結される。
【0125】外部の電圧(Vin,GND,−VR)を
各キャパシタ323a,324aに提供するスイッチ回
路312cは上記スイッチ回路311cと同一な連結構
成を有する第1〜第5トランジスタ531a〜535a
と五つの寄生キャパシタ541a〜545aとを備え
る。
【0126】電圧分配部372の第3キャパシタ323
aは出力ノード352aとノード363aの間に連結さ
れ、第4キャパシタ324aは出力ノード352aとノ
ード463aの間に連結される。また、第1キャパシタ
323の容量をC1とし、第2キャパシタ324の容量
をC2とし、また、電圧分配部372の第3キャパシタ
323aの容量をC3とし、第4キャパシタ324aの
容量をC4とする。
【0127】上記のように構成された電圧分配回路の動
作を図8に示す波形図に基づいて説明する。
【0128】時間(t0−t1)区間では第1クロック
信号がハイ状態であるのでトランジスタ531〜53
3,531a〜533aが導通され出力電圧(Vc1,
Vc2)はグラウンド電位になる。
【0129】この時、第1キャパシタ323には−Vi
nが充填され、第2キャパシタ324にはVRが充填さ
れ、第3キャパシタ323aにはVinが充填され、第
4キャパシタ324aには−VRが充填されている。
【0130】時間(t1−t2)区間では第1クロック
信号がロー状態に遷移してトランジスタ531〜53
3,531a〜533aが不通になるので寄生キャパシ
タ541〜543,541a〜543aにより出力電圧
が若干低下される。
【0131】しかし、この電圧降下程度は図5に示す場
合のように出力ノード352とノード352aとにおい
て同一でない。
【0132】その理由は、同一なトランジスタの出力と
一対をなすキャパシタ(C1=C3)(C2=C4)を
用いても、トランジスタ531,533,531a,5
33aに連結された電圧が全部異なるので寄生キャパシ
タによる影響も少しずつ異なるからである。
【0133】この誤差は各スイッチ部のトランジスタを
PMOSとNMOSとを一対として用いることによりお
おいに減少することができる。
【0134】時間(t2−t4)区間では、第2クロッ
ク信号がハイ状態になるのでトランジスタ535,53
4,534a,535aが導通状態になり、出力ノード
352,352aには各キャパシタに充填された電圧が
分配されながら出力される。
【0135】この出力電圧(Vc1,Vc2)は次の数
11および数12式で表現される。
【0136】
【数11】 Vc1=(Vin×C1−VR×C2)/(C1+C2)−ΔV1…(11)
【0137】
【数12】 Vc2=(−Vin×C3+VR×C4)/(C3+C4)−ΔV2…(12) ここで、ΔV1は寄生キャパシタによるVc1の電圧降
下量であり、ΔV2は寄生キャパシタによるVc2の電
圧降下量である。
【0138】C1=C3、C2=C4とする場合、差動
出力電圧(Vc1−Vc2)は次の数13式のように表
すことができる。
【0139】
【数13】 Vc1−Vc2=2(Vin×C1−VR×C2)/ (C1+C2)−(ΔV1−ΔV2) …(13) 上記数13式を見ると寄生効果による電圧(ΔV1,Δ
V2)が互いに相殺されるので絶対誤差による影響を大
いに相殺させることができる。
【0140】以上説明した第1〜第4実施例による電圧
分配回路の長所は次の通りである。
【0141】第1に、クロックが変化する場合にのみキ
ャパシタを充電放電する電流が流れるので消費電流を最
小化することができるという効果がある。
【0142】すなわち、容量がCであるキャパシタにV
という電圧を、f1の周波数のクロック信号により続け
て充電放電すればこのキャパシタに流れる平均電流(I
avと称する)は次の数14式で表現される。
【0143】
【数14】Iav=C×V×f1 …(14) 上記数14式を見るとC,V,f1を最適化することに
より消費電流を減少することができる。
【0144】第2に、抵抗よりはキャパシタの方がマッ
チングさせ易い。通常、キャパシタ値の相対誤差は0.
06%で10ビット程度のマッチング精密度を得ること
ができる。
【0145】従って、所定のクロック信号によりトラン
ジスタが導通されるようにして、基準電圧を一つ以上の
キャパシタにより分配して所定の電圧を得ることにより
低電力化、高精密化を図ることが可能である。
【0146】
【発明の効果】本発明によれば、既存の抵抗方式の代り
にキャパシタ(capacitor)を利用して正確なレベルの基
準電圧を得ることができる。
【0147】また、基準電圧源の要件を満たすことがで
きないとか動作速度が遅くなるとか集積回路の面積が大
きくなる等の問題点を無くして消費電力を減らすことが
できる。
【0148】さらに、既存のキャパシタ方式とは異なり
差動構造の電圧分配回路を構成してスイッチングノイズ
を防止することができる。
【0149】また、漏洩(leakage)電流により基準電圧
のレベルが変動される問題点を改善し、生成された基準
電圧レベルを一定にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャパシタ型電圧分配回路の第1実施
例を示した回路図。
【図2】本発明の図1に示す構成における動作波形図。
【図3】本発明のキャパシタ型電圧分配回路の第2実施
例を示した回路図。
【図4】本発明の図3に示す構成における動作波形図。
【図5】本発明のキャパシタ型電圧分配回路の第3実施
例を示した回路図。
【図6】本発明の図5に示す構成における動作波形図。
【図7】本発明のキャパシタ型電圧分配回路の第4実施
例を示した回路図。
【図8】本発明の図7に示す構成における動作波形図。
【図9】一般的なフラッシュ方式のアナログ/ディジタ
ル変換器の構成図。
【図10】従来の抵抗方式の電圧分配回路図。
【図11】従来のキャパシタ方式の電圧分配回路図。
【図12】従来の図11に示す構成の各部入出力波形
図。
【符号の説明】
100…基準電圧発生器、101…比較器、102…エ
ンコーダ、311〜313・511〜513・708・
709・908・909…スイッチ回路、371・37
2・373…電圧分配部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 崔 海旭 大韓民国大田直轄市儒城区道龍洞住公アパ ート3−204 (72)発明者 バン スップ ソン アメリカ合衆国、イリノイ州 61801、シ ャンペイン、リバーノル ドライブ 4003

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部から提供される三つの基準電圧と、 所定の第1および第2クロック信号に従って動作し、上
    記基準電圧を各電圧分配用キャパシタに提供する複数個
    のスイッチング部と、 上記基準電圧を所望の値で分配する複数個の電圧分配用
    キャパシタを備えた電圧分配部とを備えることを特徴と
    するキャパシタ型電圧分配回路。
  2. 【請求項2】請求項1において、 上記複数個のスイッチング部の各々は、上記第2クロッ
    ク信号に従って動作する第1および第2トランジスタ
    と、 上記第1クロック信号に従って動作する第3、第4およ
    び第5トランジスタと、 上記第1乃至第5トランジスタのゲートとドレインの間
    に各々連結された五つの寄生キャパシタとを備え、 そして上記第1トランジスタのソースは特定の第3基準
    電圧に連結し、 第2トランジスタのソースは特定の第1基準電圧に連結
    し、 第3乃至第5トランジスタのソースは特定の第2基準電
    圧に各々連結して構成するようにしたことを特徴とする
    キャパシタ型電圧分配回路。
  3. 【請求項3】請求項1において、 上記電圧分配部は、出力電圧(Vri)が次の式により
    出力されるように上記複数個の電圧分配用キャパシタが
    配列されたことを特徴とするキャパシタ型電圧分配回
    路。 Vri=(VR×Ci2+VSS×Ci1)/(Ci1
    +Ci2) ここで、VRは第1基準電圧値で、VSSは第3基準電
    圧値であり、Ci1,Ci2は電圧分配用キャパシタ値
    である。
  4. 【請求項4】所定の第1および第2クロック信号に応答
    して外部印加電圧信号を転換する第1および第2のスイ
    ッチング部と、 二つの電圧分配用キャパシタで構成し、上記第1および
    第2のスイッチング部から提供された電圧信号をそれぞ
    れ分配する第1および第2の電圧分配部とを備え、 第1および第2のスイッチング部の各々は、差動構造で
    構成し、第1、第2、第3、第4および第5のトランジ
    スタを備え、 上記第1のスイッチング部の上記第1のトランジスタの
    ソースは入力電圧に、上記第1のスイッチング部の上記
    第2のトランジスタのソースは逆位相の基準電圧に各々
    連結し、 上記第2のスイッチング部の第1トランジスタのソース
    は逆位相の入力電圧に、上記第2のスイッチング部の第
    2トランジスタのソースは基準電圧に各々連結し、 上記第1および第2のスイッチング部の第3乃至第5ト
    ランジスタのソースは全部グラウンドに連結して構成す
    るようにしたことを特徴とするキャパシタ型電圧分配回
    路。
  5. 【請求項5】請求項4において、上記複数個のスイッチ
    ング部の各々は、上記第1乃至第5トランジスタのゲー
    トとドレインの間に各々連結された五つの寄生キャパシ
    タをさらに備え、 上記第1および第2の電圧分配部の出力電圧(Vc1,
    Vc2)および差動出力電圧(Vc1−Vc2)は、上
    記二つの電圧分配用キャパシタが同一な値を有する場
    合、次の式により表現されるようにしたことを特徴とす
    るキャパシタ型電圧分配回路。 Vc1=(Vin×C1−VR×C2)/(C1+C2)−ΔV Vc2=(VR×C4−Vin×C3)/(C3+C4)−ΔV Vc1−Vc2=2(Vin×C1−VR×C2)/(C1+C2) ここで、Vinは入力電圧で、VRは基準電圧で、C
    1,C2は第1のスイッチング部に連結された電圧分配
    用キャパシタ値で、C3,C4は第2スイッチング部に
    連結された電圧分配用キャパシタ値であり、ΔVは寄生
    キャパシタにより降下される出力電圧の大きさである。
  6. 【請求項6】請求項2において、 上記電圧分配部の出力電圧(Vri)は次の式により表
    現されるようにしたことを特徴とするキャパシタ型電圧
    分配回路。 Vri=VM+[Ci1(VM−VSS)+Ci2(VM−VR)]/(Ci 1+Ci2) ここで、VRは第1基準電圧で、VMは第2基準電圧
    で、VSSは第3基準電圧で、Ci1,Ci2は電圧分
    配用キャパシタ値である。
  7. 【請求項7】請求項4において、上記複数個のスイッチ
    ング部の各々は、上記第1乃至第5トランジスタのゲー
    トとドレインの間に各々連結された五つの寄生キャパシ
    タをさらに備え、 上記第1および第2の電圧分配部の出力電圧(Vc1,
    Vc2)および差動出力電圧(Vc1−Vc2)は、二
    つの電圧分配用キャパシタが同一な値を有する場合、次
    の式により表現されるようにしたことを特徴とするキャ
    パシタ型電圧分配回路。 Vc1=(Vin×C1−VR×C2)/(C1+C2)−ΔV1 Vc2=(−Vin×C3+VR×C4)/(C3+C4)−ΔV2 Vc1−Vc2=2(Vin×C1−VR×C2)/(C1+C2)−(ΔV 1−ΔV2) ここで、Vinは入力電圧で、VRは基準電圧で、C
    1,C2は第1のスイッチング部に連結された電圧分配
    用キャパシタ値で、C3,C4は第2のスイッチング部
    に連結された電圧分配用キャパシタ値で、ΔV1は寄生
    キャパシタによるVc1の電圧降下量であり、ΔV2は
    寄生キャパシタによるVc2の電圧降下量である。
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