JPH072025U - ゴムの立型真空射出成形機 - Google Patents
ゴムの立型真空射出成形機Info
- Publication number
- JPH072025U JPH072025U JP3174593U JP3174593U JPH072025U JP H072025 U JPH072025 U JP H072025U JP 3174593 U JP3174593 U JP 3174593U JP 3174593 U JP3174593 U JP 3174593U JP H072025 U JPH072025 U JP H072025U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- heating plate
- mold
- injection molding
- molding machine
- Prior art date
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- Granted
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 気泡不良がなく、良品率を大幅に向上させる
ことができるゴムの立型真空射出成形機を提供するこ
と。 【構成】内部にゴム射出機構10が組み込まれた支持部材
3の下端に、上熱盤4と上金型5を取り付け、昇降自在
なテーブル7の上に下熱盤8と下金型9とを取り付け
る。また前記支持部材3の外周に昇降自在な真空ケース
16を設け、その下端面18をテーブル7の上面に密着させ
て中を真空引きする。これにより気泡不良をほぼ完全に
防止することができる。
ことができるゴムの立型真空射出成形機を提供するこ
と。 【構成】内部にゴム射出機構10が組み込まれた支持部材
3の下端に、上熱盤4と上金型5を取り付け、昇降自在
なテーブル7の上に下熱盤8と下金型9とを取り付け
る。また前記支持部材3の外周に昇降自在な真空ケース
16を設け、その下端面18をテーブル7の上面に密着させ
て中を真空引きする。これにより気泡不良をほぼ完全に
防止することができる。
Description
【0001】
本考案は、ゴムの立型真空射出成形機に関するものである。
【0002】
ゴムの立型射出成形機は、上熱盤の下面に取り付けられた上金型と下熱盤の上 面に取り付けられた下金型とをラムの力により密着させ、上熱盤側に設けられた 射出機構により金型内部にゴムを射出成形し、金型を加熱して加硫する装置であ る。しかし金型の内部に気泡が残っていると成形品に気泡不良と呼ばれる欠点が 発生することとなり、従来生産されていた自動車用、家電用、雑貨等の成形品の 場合には不良率が高いという問題があった。
【0003】
本考案は上記した従来の問題点を解決して、射出成形された成形品中の気泡不 良をなくし、良品率を大幅に向上させることができる新規なゴムの立型真空射出 成形機を提供するためになされたものである。
【0004】
上記の課題を解決するためになされた本考案のゴムの立型真空射出成形機は、 内部にゴム射出手段が組み込まれた支持部材の下端に上熱盤を取り付けるととも に、これに対向する下熱盤を昇降自在なテーブルの上に取付け、また前記支持部 材の外周には環状の下端面を下熱盤の外側においてテーブルの上面と密着できる 昇降自在な真空ケースを設けたことを特徴とするものである。
【0005】
本考案のゴムの立型真空射出成形機は、上熱盤の下面に取り付けられた上金型 と下熱盤の上面に取り付けられた下金型とを密着させ、ゴム射出機構により金型 内部にゴムを射出し加硫することは従来のものと同様である。しかし本考案にお いては、成形に先立ち真空ケースを下降させてその環状の下端面を下熱盤の外側 においてテーブルの上面と密着させることにより、上金型と下金型の周囲を真空 状態としてゴムの射出成形を行う。このように金型の内部に空気がない状態でゴ ムの射出成形ができるので、気泡不良をほぼ完全になくすることができ、良品率 を99%以上とすることができる。
【0006】
以下に本考案を図示の実施例によって更に詳細に説明する。 図1において、1は上部フレーム、2は下部フレームであり、上部フレーム1 の下面には円筒状の支持部材3が設けられており、その下面に上熱盤4が固定さ れ、更にこの上熱盤4の下面に上金型5が取り付けられている。一方、下部フレ ーム2の上部には下ラム6によって昇降できるテーブル7が設けられており、こ のテーブル7の上面には下熱盤8を介して下金型9が取り付けられている。これ らの上熱盤4、下熱盤8は内部にヒータを備えたものであり、上金型5と下金型 9とを加熱してゴムを加硫するためのものである。
【0007】 上部フレーム1の上方には、ゴム射出機構10が設けられている。このゴム射出 機構10は、縦長のシリンダ11と、その内部に原料ゴムを練りながら供給するスク リューフィーダ12と、シリンダ11内に供給された原料ゴムをノズル13を通じて上 金型5側から金型内部に射出するプランジャ14と、その駆動機構15を含むもので ある。図示のとおり、ゴムの射出機構10の一部であるノズル13は支持部材3の内 部に組み込まれ、ゴム射出手段を構成している。
【0008】 16は円筒状の支持部材3の外周に設けられた真空ケースである。この真空ケー ス16は図示しない真空源に接続されており、支持部材3の外周に案内されながら 左右一対のシリンダ17によって昇降することができる。真空ケース16が下降した とき、その環状の下端面18は図2に示すように下熱盤8の外側においてテーブル 7の上面と密着することができる。そしてテーブル7の上面にOリング等のシー ル機構(図示せず)を設けておけば、真空ケース16が下降したときにその内部の 上金型5と下金型9とを十分な真空状態とすることができる。
【0009】 このように構成された実施例のゴムの立型真空射出成形機の作動は、次の通り である。 まず、図1の状態においてゴム射出機構10のシリンダ11の内部にスクリューフ ィーダ12によって原料ゴムがチャージされる。チャージ量はプランジャ14の下端 の位置によって正確にコントロールすることができる。
【0010】 次に真空ケース16をシリンダ17によって下降させるとともに、下ラム6によっ てテーブル7を上昇させる。この結果、まず真空ケース16の下端面18が図2に示 すように下熱盤8の外側においてテーブル7の上面と密着するとともに、上金型 5と下金型9とが密着する。そして真空ケース16の内部を真空ポンプ等の真空源 により真空とする。
【0011】 次に予めシリンダ11の内部にチャージされていた原料ゴムを、プランジャ14を 下降させることによって、ゴム射出手段であるノズル13を通じて上金型5と下金 型9との内部に射出する。このようにして射出成形された製品は上熱盤4、下熱 盤8により加熱されている金型の内部で引き続いて加硫されたうえで取り出され る。
【0012】 上記したように、本考案では金型の周囲の空気は射出成形に先立ち、真空ケー ス16によってほぼ完全に排除されているため、成形品に気泡不良が発生するおそ れは全くなく、従来は80%前後であった良品率を99. 9 %程度まで大幅に向上さ せることが可能となった。
【0013】
以上の実施例による説明からも明らかなように、本考案のゴムの立型真空射出 成形機によれば、射出成形された成形品中の気泡不良をなくし、良品率を大幅に 向上させることができる。よって本考案は従来の問題点を解決したゴムの立型真 空射出成形機として、その実用的価値は極めて大きいものである。
【図1】本考案の実施例を、型開き状態で示す一部切欠
正面図である。
正面図である。
【図2】本考案の実施例を、型閉じ状態で示す一部切欠
正面図である。
正面図である。
3 支持部材 4 上熱盤 7 テーブル 8 下熱盤 10 ゴム射出機構 16 真空ケース 18 真空ケースの下端面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 21:00 105:24
Claims (1)
- 【請求項1】 内部にゴム射出手段が組み込まれた支持
部材(3) の下端に上熱盤(4) を取り付けるとともに、こ
れに対向する下熱盤(8) を昇降自在なテーブル(7) の上
に取付け、また前記支持部材(3) の外周には環状の下端
面(18)を下熱盤(8) の外側においてテーブル(7) の上面
と密着できる昇降自在な真空ケース(16)を設けたことを
特徴とするゴムの立型真空射出成形機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3174593U JPH0742672Y2 (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | ゴムの立型真空射出成形機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3174593U JPH0742672Y2 (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | ゴムの立型真空射出成形機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH072025U true JPH072025U (ja) | 1995-01-13 |
JPH0742672Y2 JPH0742672Y2 (ja) | 1995-10-04 |
Family
ID=12339570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3174593U Expired - Lifetime JPH0742672Y2 (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | ゴムの立型真空射出成形機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0742672Y2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02113251U (ja) * | 1989-02-27 | 1990-09-11 | ||
JPH02113250U (ja) * | 1989-02-27 | 1990-09-11 | ||
JPH02115237U (ja) * | 1989-02-27 | 1990-09-14 | ||
ITVI20100268A1 (it) * | 2010-10-05 | 2012-04-06 | Guarda Corrado Dalla | Macchina per lo stampaggio di elastomeri e materie plastiche in genere |
-
1993
- 1993-06-14 JP JP3174593U patent/JPH0742672Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02113251U (ja) * | 1989-02-27 | 1990-09-11 | ||
JPH02113250U (ja) * | 1989-02-27 | 1990-09-11 | ||
JPH02115237U (ja) * | 1989-02-27 | 1990-09-14 | ||
ITVI20100268A1 (it) * | 2010-10-05 | 2012-04-06 | Guarda Corrado Dalla | Macchina per lo stampaggio di elastomeri e materie plastiche in genere |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0742672Y2 (ja) | 1995-10-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960405 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |