JPH0720186U

JPH0720186U - 洗濯板付き脱水槽

Info

Publication number: JPH0720186U
Application number: JP5816393U
Authority: JP
Inventors: 邦子大谷
Original assignee: 邦子大谷
Priority date: 1993-09-23
Filing date: 1993-09-23
Publication date: 1995-04-11

Abstract

(57)【要約】【目的】充分に手を動かす事が出来ず、自分の爪で手
を傷つける危険性があり、かつ、汚れ水が全部洗濯槽に
入り隣りの格子から脱水槽に汚れ水又は、他の物が落ち
込むようである欠点を除くために手軽に、効率よく荒洗
いができ、汚れ水も確実に外に流すことのできるもので
ある。【構成】脱水槽（１）の上蓋（１ａ）の下の中蓋
（２）に凸凹（３）を曲線状で一面に設け、かつ縦方向
に溝（４）を設け洗濯板（５）を形成すると共に、洗濯
板（５）の下方に汚れ水が流入する汚水孔（６）を設け
たことを特徴とする洗濯板付き脱水槽。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、自動洗濯機の脱水槽における上の中蓋を利用した洗濯板付き脱水槽の改良に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、図３で示すように脱水槽の中蓋（Ａ）の表面に凸状の洗濯部（Ｂ）及び格子（Ｃ）を形成したものがあるが、ほんの飾程度である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは次のような欠点があった。（イ）充分に手を動かす事が出来ず、自分の爪で手を傷つける危険性がある。（ロ）汚れ水が全部洗濯槽に入り隣りの格子（Ｃ）から脱水槽にも汚れ水が入り込む。本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

脱水槽案（１）の上蓋（１ａ）の下の中蓋（２）に凸凹（３）を曲線状で一面に設け、かつ縦方向に溝（４）を設け洗濯板（５）を形成すると共に、洗濯板（５）の下方に汚れ水が流入する汚水孔（６）を設けたことを特徴とする洗濯板付き脱水槽。本考案は、以上のような構成よりなる。

【０００５】

【作用】

中蓋（２）に凸凹（３）を形成した洗濯板（５）を脱水槽（１）に蓋をした状態で荒洗いをして洗濯槽に入れる、すると洗浄力は一段と増す事が出来る。

【０００６】

【実施例】以下、本案の実施例について説明する。（イ）脱水槽（１）の上蓋（１ａ）の下に中蓋（２）を設ける。（ロ）中蓋（２）の中央に曲線状の凸凹（３）を一面に設ける。（ハ）凸凹（３）の上面に縦の方向へ二ケ所溝（４）を下面には１ケ所補強リブ（４ａ）を設ける。このように構成したものが洗濯板（５）である。（ニ）洗濯板（５）は開閉止め（７）により開閉し、中蓋（２）の外周に枠（２ａ）を設け、汚れ水が周囲に濡れないようにし、汚れ水は下方にある汚水孔（６）より外に放出される。本案は以上のような構造からなり、使用する時は上蓋（１ａ）を上にあげる。つづいて、洗濯板（５）の凸凹（３）にて洗濯物を洗う。汚れ水は、２本の溝（４）と枠（２ａ）に沿って汚水孔（６）に入るので洗濯槽にも脱水槽（１）にも入る心配がない。

【０００７】

【考案の効果】

汚れのひどいものを洗濯槽に入れる前に少し荒洗いを洗濯板（５）で行うことが出来ると共に場所をとらず手近で簡単に面積も程良くあるので楽に洗えて、本洗いには早く汚れが落ちる。また、汚れ水は汚水孔（６）があり、溝（４）や枠（２ａ）に沿って流れるため洗っている時でも脱水槽（１）や洗濯槽に入ることなく外に流れ落ちる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す平面図。

【図２】本考案の一実施例を示す洗濯板を開いた状態の
正面図。

【図３】従来例を示す平面図。

【符号の説明】

１−−−脱水槽１ａ−−上蓋２−−−中蓋２ａ−−枠３−−−凸凹４−−−溝５−−−洗濯板６−−−汚水孔７−−−開閉止め

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】脱水槽（１）における上蓋（１ａ）の下
の中蓋（２）に凸凹（３）を曲線状で一面に設け、かつ
縦方向に溝（４）を設け洗濯板（５）を形成すると共
に、洗濯板（５）の下方に汚れ水が流入する汚水孔
（６）を設けたことを特徴とする洗濯板付き脱水槽。