JPS5934472Y2 - 洗濯機の排水を再使用する装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は洗濯水槽内の石けん水及びすすぎ水、さらには
脱水槽からの水を再使用することができる装置に関する
もので、経済的であり、特別の動力等を使用せず、構成
も簡単で安価に提供できることを特徴とするものである
。

さらに本考案によれば、洗濯機の作動性能に伺ら支障が
生ぜず、洗濯機からの溢水の恐れもなく排水を任意に再
使用あるいは排水することができるものである。

従来、洗濯水槽内の石けん水及びすすぎ水、さらには脱
水槽からの水は専ら、その捷１排水しているが、その濃
度状態によっては別に回収して次の洗濯物の最初の洗濯
水あるいはすずき水等として使用することが経済的であ
る。

しかしながら、上記石けん水及びすすぎ水、さらには脱
水槽からの水を再使用するため、モーター、ポンプ等を
使用するとかえってコストアップとなる欠点がある。

本考案は上記のごとき欠点を除去してなるものである。

以下に本考案の一実施例を図面について詳細に説明する
。

ＩＶ′ｉ洗濯機本体、２は洗濯水槽及びすすぎ水槽（以
下単に洗濯水槽という。

）、３は脱水槽である。

捷た、４は洗濯水槽２の底部の排水パイプ５に設けられ
た開閉バルブであり、実際には洗濯機本体１の上方に設
けられたパネル部の摘みにより開閉制御される。

また６は洗濯水槽２の溢水口から設けられた排水パイプ
、１４は脱水槽３の排水パイプで、それぞれ上記排水パ
イプ５に連結されている。

本考案では排水パイプ５の下端がその下方に設けたタン
ク７に連結され、さらに該タンク７の下方には取水管８
が、上方には排水管９が設けられ、それぞれ洗濯機本体
１の外部に導出される。

上記取水管８及び排水管９は可撓性を有するホースとさ
れる。

図中１０は取水管８の先端に必要に応じて設けた開閉バ
ルブ、１２は取水管８の引掛金具であり、タンク７の上
端より高い位置に設けられる。

捷た、図中１３は保水タンクであり、ばけつ、洗面器等
の容器でよい。

なお、タンク７の取水管８及び排水管９の内径を洗濯水
槽２の排水パイプ５の内径より太きく構成される。

その結果、洗濯水槽２の排水パイプ５に設けた開閉バル
ブ４を開き、同時に取水管８で取水を行った場合にはタ
ンク７内の水位が上がらず、排水管９から排水が行われ
ることがなく全部を保水でき、さらにタンクγ内の圧力
が上ることもないものであり、さらに取水を止めてタン
ク７の排水管９から排水を行う場合も、洗濯水槽２から
の排水を伺ら抵抗なく受は入れるので洗濯機の作動性能
に支障を生せしめることがないものである。

上記構成の本考案は末だ洗濯能力を有する石けん水を洗
濯水槽２の排水パイプ５に設けた開閉バルブ４を開き、
タンク７に導き、保水し、あるいはさらに取水管８をタ
ンク７より下方位置にさせてその開閉バルブ１０を開い
て保水タンク１３に流出させて保水すれば、次の洗濯に
使用することができ、また、すすぎ作業の終りごろのき
れいな水も同様にして保水してつぎの洗濯等に使用する
ことができる。

さらに同様にして脱水槽３からの石けん水も洗濯水槽２
に戻して、さらに適度の石けんを加える等して再使用が
可能であり、極めて経済的である効果を有するものであ
る。

上記のごとく、本考案によれば洗濯水槽内の石けん水及
びすすき水、さらには脱水槽からの水を簡単に再使用す
ることができ、極めて経済的であり、さらに再使用する
ため、モーター、ポンプ、バルブ等を必要とせず、構成
も簡単で安価に提供することができるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すもので、その要部縦断面
図である。 １・・・・・・洗濯機本体、２・・・・・・洗濯水槽、
３・・・・・・脱水槽、４・・・・・・開閉バルブ、５
・・・・・・排水パイプ、６・・・・・・排水パイプ、
７・・・・・・タンク、８・・・・・・取水管、９・・
・・・・排水管、１０・・・・・・開閉バルブ、１３・
・・・・・保水タンク。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 洗濯機水槽及び脱水槽からの排水パイプを、その下方に
   設けたタンク上端に連結し、タンクの下方には上記排水
   パイプより内径が大きく可撓性を有する取水管を、上方
   には上記排水パイプより内径が大きく可撓性を有する排
   水管を設けて外部に導出し、上記取水管の先端を引掛金
   具により上記タンク上端より高い位置に引掛は得るよう
   にしたことを特徴とする洗濯機の排水を再使用する装置
   。