JPH07201615A - 巻き鉄心の製造方法 - Google Patents
巻き鉄心の製造方法Info
- Publication number
- JPH07201615A JPH07201615A JP33813193A JP33813193A JPH07201615A JP H07201615 A JPH07201615 A JP H07201615A JP 33813193 A JP33813193 A JP 33813193A JP 33813193 A JP33813193 A JP 33813193A JP H07201615 A JPH07201615 A JP H07201615A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel plate
- wound core
- file
- burr
- machine
- Prior art date
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- Pending
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- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 かえりのばらつきを無くし、不良巻き鉄心の
発生を防止し製造能率を向上させる。 【構成】 所定巾にスリットされた鋼板による巻き鉄心
の製造方法において、巻き鉄心用鋼板としてスリットさ
れた鋼板のかえりを除去したものを用いる。
発生を防止し製造能率を向上させる。 【構成】 所定巾にスリットされた鋼板による巻き鉄心
の製造方法において、巻き鉄心用鋼板としてスリットさ
れた鋼板のかえりを除去したものを用いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に柱上変圧器に使用
される巻き鉄心の製造方法に関する。
される巻き鉄心の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】柱上変圧器に使用される方向性電磁鋼板
を素材とした巻き鉄心は、アンコイラ、ループ送りロー
ル、メジャロール、厚さ測定器、切断器、マンドレル等
を備えた自動巻板機により主として加工されており、ス
リット後の鋼板はアンコイラに装着され、順次ループ送
りロール、メジャロール、厚さ測定器、切断機を通りマ
ンドレルに巻きとられ巻きコアとなる。
を素材とした巻き鉄心は、アンコイラ、ループ送りロー
ル、メジャロール、厚さ測定器、切断器、マンドレル等
を備えた自動巻板機により主として加工されており、ス
リット後の鋼板はアンコイラに装着され、順次ループ送
りロール、メジャロール、厚さ測定器、切断機を通りマ
ンドレルに巻きとられ巻きコアとなる。
【0003】ところが、従来の方法によると、スリッテ
ィング加工の際、鋼板のエッジ部にいわゆるかえりが発
生しており、これが巻き加工された鉄心の間の隙間のむ
ら、あるいはエッジ部の不揃い等を引き起こす原因とな
っており、これによって、製造されたコアが竹の子状に
なったり、また、ガイドに接触して折損する等のトラブ
ルが発生している。
ィング加工の際、鋼板のエッジ部にいわゆるかえりが発
生しており、これが巻き加工された鉄心の間の隙間のむ
ら、あるいはエッジ部の不揃い等を引き起こす原因とな
っており、これによって、製造されたコアが竹の子状に
なったり、また、ガイドに接触して折損する等のトラブ
ルが発生している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明が解決
すべき課題は、かかるかえりのばらつきを無くし、不良
巻き鉄心の発生を防止し製造能率を向上させることにあ
る。
すべき課題は、かかるかえりのばらつきを無くし、不良
巻き鉄心の発生を防止し製造能率を向上させることにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、巻き鉄心用鋼板として、特開昭56−39
813号公報に開示されたかえりなしスリット法、また
特開昭61−214980号公報に開示されたかえり取
り装置、さらには、ベースと、同ベースに揺動自在に保
持されたアーム部と、同アーム部に取り付けられたやす
り部とを有する切断かえり除去装置等によって、かえり
のない鋼板を用いることを特徴とする。
するために、巻き鉄心用鋼板として、特開昭56−39
813号公報に開示されたかえりなしスリット法、また
特開昭61−214980号公報に開示されたかえり取
り装置、さらには、ベースと、同ベースに揺動自在に保
持されたアーム部と、同アーム部に取り付けられたやす
り部とを有する切断かえり除去装置等によって、かえり
のない鋼板を用いることを特徴とする。
【0006】
【実施例】以下発明の特徴を図面に示す実施例に基づい
て具体的に説明する。
て具体的に説明する。
【0007】図1は本発明の巻き鉄心の製造方法を実施
するための巻き鉄心製造ラインを示す全体図である。
するための巻き鉄心製造ラインを示す全体図である。
【0008】同図において、20はアンコイラ、21は
ループ送りロール、22はかえり除去装置、23はメジ
ャロールで、さらにメジャロール23の下流側には厚さ
測定器24、切断機25及びマンドレル26が設けられ
ている。
ループ送りロール、22はかえり除去装置、23はメジ
ャロールで、さらにメジャロール23の下流側には厚さ
測定器24、切断機25及びマンドレル26が設けられ
ている。
【0009】このような構造において、スリット後の鋼
板Sは、アンコイラ20に装着され、ループ送りロール
21の前にループを形成した後、順次、かえり除去装置
22、メジャロール23、厚さ測定器24、切断機25
を通り、最後にマンドレル26に巻きとられ巻きコアと
なる。
板Sは、アンコイラ20に装着され、ループ送りロール
21の前にループを形成した後、順次、かえり除去装置
22、メジャロール23、厚さ測定器24、切断機25
を通り、最後にマンドレル26に巻きとられ巻きコアと
なる。
【0010】図2は、図1の製造ラインに設けられた切
断かえり除去装置22の斜視図である。
断かえり除去装置22の斜視図である。
【0011】切断かえり除去装置22は、前後端に磁石
1aを設けた矩形状のベース1と、このベース1の上面
に固定された一対の保持ブロック2に掛け渡された回動
軸(図示せず)に、揺動可能に保持された6本のアーム
部5を備えており、アーム部5の先端にやすり部6を形
成し、このやすり部6の上面側にやすり面6aを形成し
ている。
1aを設けた矩形状のベース1と、このベース1の上面
に固定された一対の保持ブロック2に掛け渡された回動
軸(図示せず)に、揺動可能に保持された6本のアーム
部5を備えており、アーム部5の先端にやすり部6を形
成し、このやすり部6の上面側にやすり面6aを形成し
ている。
【0012】このかえり除去装置22は、自然状態にお
いて図2の実施に示すようにやすり部6側が浮いた状態
であり、鋼板のかえり部にやすり部6を接触させた時
に、図の一点鎖線で示すように下方に移動する。
いて図2の実施に示すようにやすり部6側が浮いた状態
であり、鋼板のかえり部にやすり部6を接触させた時
に、図の一点鎖線で示すように下方に移動する。
【0013】図3はかえり除去装置22の取付け状況を
示す縦断面で、鋼板Sの進行に伴い、切断かえり除去装
置22のやすり面6aが鋼板Sの下面に形成されたかえ
りに接触し、これによってスリットにより生じた鋼板S
のかえりが自動的に除去されることとなる。
示す縦断面で、鋼板Sの進行に伴い、切断かえり除去装
置22のやすり面6aが鋼板Sの下面に形成されたかえ
りに接触し、これによってスリットにより生じた鋼板S
のかえりが自動的に除去されることとなる。
【0014】本発明の効果を確認するために、実際の製
造ラインで、図4に示すように、最初の1枚は〔(マン
ドレルの外径+板厚さ)×π−ギャップ長さ〕の長さに
切断し、2枚目は〔1枚目長さ+板厚さ×π〕の長さ
に、同様に板厚さの分に相当した長さだけ順次長い鋼板
を作成し、マンドレルに所要枚数を巻き込んでコアを製
造した。100台製造した結果は、本実施例の方法によ
りかえりを除去したものでは、かえりを除去しないもの
に比べ占積率が0.7%向上し、これによってトランス
の電力損失が2%減少した。また巻き機でのエッジ不揃
いが解消し、時間当りの巻き個数が20%向上した。さ
らに、図4の鉄心図に示すギャップ位置精度の向上によ
り、製造されたトランスの騒音が2dB減少した。
造ラインで、図4に示すように、最初の1枚は〔(マン
ドレルの外径+板厚さ)×π−ギャップ長さ〕の長さに
切断し、2枚目は〔1枚目長さ+板厚さ×π〕の長さ
に、同様に板厚さの分に相当した長さだけ順次長い鋼板
を作成し、マンドレルに所要枚数を巻き込んでコアを製
造した。100台製造した結果は、本実施例の方法によ
りかえりを除去したものでは、かえりを除去しないもの
に比べ占積率が0.7%向上し、これによってトランス
の電力損失が2%減少した。また巻き機でのエッジ不揃
いが解消し、時間当りの巻き個数が20%向上した。さ
らに、図4の鉄心図に示すギャップ位置精度の向上によ
り、製造されたトランスの騒音が2dB減少した。
【0015】
【発明の効果】以上に述べたように、巻き鉄心用鋼板と
して、特開昭56−39813号公報に開示されたかえ
りなしスリット法、また特開昭61−214980号公
報に開示されたかえり取り装置、さらには、ベースと、
同ベースに揺動自在に保持されたアーム部と、同アーム
部に取り付けられスリット後の鋼板のかえりを除去する
切断かえり除去装置等によって、かえりを除去した鋼板
を用いることにより、エッジ部の平坦性が確保され、製
造能率が高くかつ電気性能に優れた巻き鉄心が製造でき
る。
して、特開昭56−39813号公報に開示されたかえ
りなしスリット法、また特開昭61−214980号公
報に開示されたかえり取り装置、さらには、ベースと、
同ベースに揺動自在に保持されたアーム部と、同アーム
部に取り付けられスリット後の鋼板のかえりを除去する
切断かえり除去装置等によって、かえりを除去した鋼板
を用いることにより、エッジ部の平坦性が確保され、製
造能率が高くかつ電気性能に優れた巻き鉄心が製造でき
る。
【図1】本発明の巻き鉄心の製造方法を実施するための
巻き鉄心製造ラインを示す全体図である。
巻き鉄心製造ラインを示す全体図である。
【図2】図1に示す切断かえり除去装置を示す斜視図で
ある。
ある。
【図3】図2に示す切断かえり除去装置をセットした状
態を示す縦断面図である。
態を示す縦断面図である。
【図4】巻き鉄心の正面図である。
1 ベース 2 保持ブロック 5 アーム部 6 やすり部 6a やすり面 22 かえり除去装置
Claims (1)
- 【請求項1】 所定巾にスリットされた鋼板による巻き
鉄心の製造方法において、前記巻き鉄心用鋼板としてス
リットされた鋼板のかえりを除去したものを用いること
を特徴とする巻き鉄心の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33813193A JPH07201615A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 巻き鉄心の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33813193A JPH07201615A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 巻き鉄心の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07201615A true JPH07201615A (ja) | 1995-08-04 |
Family
ID=18315208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33813193A Pending JPH07201615A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 巻き鉄心の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07201615A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106663530A (zh) * | 2014-06-18 | 2017-05-10 | 株式会社村田制作所 | 陶瓷内芯的去毛刺方法、去毛刺装置及陶瓷内芯的制造方法 |
JP2021012195A (ja) * | 2019-07-03 | 2021-02-04 | アー・ベー・ベー・パワー・グリッズ・スウィツァーランド・アクチェンゲゼルシャフトAbb Power Grids Switzerland Ag | 電磁鋼の非破壊的分析 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP33813193A patent/JPH07201615A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106663530A (zh) * | 2014-06-18 | 2017-05-10 | 株式会社村田制作所 | 陶瓷内芯的去毛刺方法、去毛刺装置及陶瓷内芯的制造方法 |
JP2021012195A (ja) * | 2019-07-03 | 2021-02-04 | アー・ベー・ベー・パワー・グリッズ・スウィツァーランド・アクチェンゲゼルシャフトAbb Power Grids Switzerland Ag | 電磁鋼の非破壊的分析 |
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