JPH07201066A - 光学ヘッド - Google Patents

光学ヘッド

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Publication number
JPH07201066A
JPH07201066A JP5349331A JP34933193A JPH07201066A JP H07201066 A JPH07201066 A JP H07201066A JP 5349331 A JP5349331 A JP 5349331A JP 34933193 A JP34933193 A JP 34933193A JP H07201066 A JPH07201066 A JP H07201066A
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JP
Japan
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light beam
light
optical
optical system
lens
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Application number
JP5349331A
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English (en)
Inventor
Takashi Yoshizawa
隆 吉澤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH07201066A publication Critical patent/JPH07201066A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は光検出器の調整、接着作業が容易であ
るとともに、光検出器の感受部の面積を小さくできるよ
うにした光学ヘッドを提供することを目的とする。 【構成】本発明は光学ベ−ス12の光学系50の光ビ−
ム出射端側に設けられ、前記光学系50から出射される
光ビームの一部を前記光学ベ−ス12に対し垂直な方向
に反射させるとともに、その他の光ビームを通過させて
前記対物レンズ60に送るビ−ムスピリッタ30と、こ
のビ−ムスピリッタ30の光ビーム入射側に設けられ光
ビームの光束を収束させる収束レンズ30aと、前記ビ
−ムスピリッタ30の光ビーム出射側に設けられ光ビー
ムの光束を発散させる発散レンズ30bと、前記ビ−ム
スピリッタ30により光学ベ−ス12に対し垂直な方向
に収束されて反射された光ビームを受光する光検出器3
1とを具備してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、光ディスク
装置に備えられる光学ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の光学ヘッドを示すものであ
る。
【0003】すなわち、半導体レーザ1から出射された
レーザビームRはコリメータレンズ2により平行光束に
変換され、送光プリズム3に達する。平行光束のうち約
20%は送光プリズム3で反射され、半導体レーザ1か
ら出射されている光量をモニターするためのフロント光
検出器13に入射する。このフロント光検出器13の出
力をもとに、半導体レーザ1の出射光量の制御がなされ
る。
【0004】一方、送光プリズム3を透過した光束はそ
の断面強度分布がほぼ円形に形成された後、光束は防塵
のため張り付けられているカバーガラス4を透過する。
【0005】なお、上記の半導体レーザ1、コリメータ
レンズ2、ビームスプリッタ3、フロント光検出器1
3、カバーガラス4および以下に述べる1/2波長板
7、収束レンズ8、偏光ビームスプリッタ9、前側光検
出器10および後側光検出器11はすべて光学ベース1
2に固定されているので、この部分を固定光学系50と
呼ぶ。
【0006】さて、図10に示すように、固定光学系5
0から出射したレーザビームRはリニアモータ上に構成
された光学系へと導かれる。
【0007】すなわち、レーザビームRは立ち上げミラ
ー61により光路を90°変更され、レーザビームRの
強度中心と対物レンズ60の中心とがほぼ一致した状態
で対物レンズ60に入射する。この立ち上げミラー61
および対物レンズ60を配設したリニアモータを主構成
要素とするユニットを移動光学系63と呼ぶことにす
る。
【0008】レーザビームRは対物レンズ60に導かれ
収束された後、スポットとして光ディスク62へ照射さ
れる。光ディスク62での反射光R′は上記の光路を逆
走し、送光プリズム3へ達する。送光プリズム3では光
束の一部が反射され、1/2波長板7へと導かれる。1
/2波長板7で光束の偏光方向が略45°回転し、さら
に次の収束レンズ8で平行光束が収束光束に変換され
る。この後、偏光ビームスプリッタ9では光束は略半分
ずつに分けられ、前側光検出器10と後側光検出器11
とに入り、電気信号へと変換される。前側光検出器10
は収束レンズ9で絞り込まれた光束が焦点に達する位置
から所定の距離だけ前方に置かれ、後側光検出器11は
逆に光束が焦点に達する位置から同じ所定の距離だけ後
方に置かれている。前側光検出器10と後側光検出器1
1は図示しない調整機構により、光軸方向およびこの光
軸と直行する面内の2方向の計3方向にそれぞれ調整さ
れた後、図示しない固定機構により光学ベース12に固
定される。
【0009】光ディスク62で反射し前側光検出器10
と後側光検出器11に達した光束は、光電変換され、所
定の情報信号のほか、対物レンズ6で収束された光スポ
ットと光ディスク62との焦点ずれをフォーカスエラー
信号および光ディスク62上のトラックからのずれを示
すトラッキングエラー信号が得られる。
【0010】次に、カバーガラス4の周辺の構成を図1
1、図12に示す。固定光学系をなしている各光学素子
はカバーガラス4および図13に示す固定光学系カバー
40にて図14に示すように密閉されていて、ほこりや
ゴミが入らない構造となっている。
【0011】ところで、現在では、光学ヘッドを用いた
光ディスクドライブ装置は、小型化が開発上の大きな要
件となっている。
【0012】このため、光学素子どうしも近接して配設
されたり、狭小な空間に配設されたりすることが多い。
このことをフロント光検出器13について詳しく説明す
る。
【0013】フロント光検出器13は図15に示すよう
に、ごく小型のホルダー14にあらかじめ接合されてい
る。半導体レーザ1、コリメータレンズ2およびビーム
スプリッタ3が調整ののち接着されたならば、フロント
光検出器13が接合されたホルダー14を図16に示す
ように、光学ベース12に設けられた溝15に落とし込
み、光学ベース12に設けられた突起部16にホルダー
14を押し当てる。次に、半導体レーザ1を点灯させ、
ビームスプリッタ3からの反射光をフロント光検出器1
3に入射させる。フロント光検出器13で光電変換され
た信号レベルを観測してビームスプリッタ3で反射した
光のほぼ全部がフロント光検出器13に入射するようホ
ルダー14を突起部16に押し当てながら、ホルダー1
4の位置調整を図示しない治具により行なう。調整が完
了したならば、ホルダー14を接着剤17により接着す
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成では溝15が狭小であるため、ホルダー14は
溝15に入れにくく、またホルダー14は小型であるた
め、調整作業および接着作業がしずらい、という不具合
がある。
【0015】さらに、フロント光検出器13に入射する
光束は平行光であり、全く収束されていないため、その
径が大きい。このため、フロント光検出器13の感受部
もこれに応じて大きな面積のものを用意しなければなら
ない。ところが、フロント光検出器13の感受部の面積
が大きくなればなるほど光電変換の応答速度は落ちる。
これは半導体レーザ1からの出射光を高速で制御すると
いう目的からは致命的な欠陥となってしまう。
【0016】そこで、本発明は光検出器の調整、接着作
業が容易であるとともに、光検出器の感受部の面積を小
さくできるようにした光学ヘッドを提供することを目的
とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、光学ベ−スと、この光学ベ−スに設けられ情
報記録媒体に光ビームを供給する光ビーム供給手段と、
前記光学ベ−スに設けられ前記光ビーム供給手段から供
給された光ビームを所定方向に導く光学系と、前記情報
記録媒体の半径方向に沿って移動自在に設けられ、前記
光学系から出射された光ビ−ムを前記情報記録媒体に照
射させる対物レンズと、前記光学系の光ビ−ム出射端部
に設けられ、前記光学系から出射される光ビームの一部
を前記光学ベ−スに対し垂直な方向に反射させるととも
に、その他の光ビームを通過させて前記対物レンズに送
る光学素子と、この光学素子の光ビーム入射側に設けら
れ光ビームの光束を収束させる収束手段と、前記光学素
子の光ビーム出射側に設けられ光ビームの光束を発散さ
せる発散手段と、前記収束手段により収束されたのち、
光学素子により光学ベ−スに対し垂直な方向に反射され
た光ビームを受光する光検出器とを具備してなる。
【0018】また、光学ベ−スと、この光学ベ−スに設
けられ情報記録媒体に光ビームを供給するための半導体
レ−ザと、前記光学ベ−スに固定的に設けられ前記半導
体レ−ザから供給された光ビームを所定方向に導く固定
光学系と、前記情報記録媒体の半径方向に沿って移動自
在に設けられ、前記固定光学系から出射された光ビ−ム
を前記情報記録媒体に照射させる対物レンズを有する移
動光学系と、前記固定光学系の光ビ−ム出射端部に設け
られ、前記固定光学系から出射される光ビームの一部を
前記光学ベ−スに対し垂直な方向に反射させるととも
に、その他の光ビームを通過させて前記移動光学系の対
物レンズに送るビ−ムスプリッタと、このビ−ムスプリ
ッタの光ビーム入射側に設けられ光ビームの光束を収束
させる収束レンズと、前記光学素子の光ビーム出射側に
設けられ光ビームの光束を発散させる発散レンズと、前
記収束レンズにより収束されたのち、前記ビ−ムスプリ
ッタにより光学ベ−スに対し垂直な方向に収束されて反
射された光ビームを受光する光検出器とを具備してな
る。
【0019】
【作用】前記固定光学系から出射される光ビームの一部
を前記光学ベ−スに対し垂直な方向に反射させるととも
に、その他の光ビームを通過させて前記移動光学系の対
物レンズに送る光学素子の光ビーム入射側に光ビームの
光束を収束させる収束手段を設けることにより、光検出
器に対し、収束された光ビームを受光させる。
【0020】これにより、光検出器の感受部の小形化を
可能とし、光ビ−ムの制御を高速化する。
【0021】また、上記光学素子に埃、ゴミなどが入る
ことを防ぐためのカバーとしての機能も併せて持たせる
ことができ、カバ−の小形化を可能とする。
【0022】また、上記光学素子は光ビーム供給手段か
らの出射光の一部をベ−スに対し垂直な方向に取り出す
ことにより、広いスペ−スで光検出器の取付作業をでき
るようにする。
【0023】
【実施例】以下に、本発明を図1〜図6に示す一実施例
を参考にしながら説明する。
【0024】なお、図7〜図14で説明した部分と同一
部分については同一番号を付してその説明を省略する。
【0025】図1は光学素子としてのビームスプリッタ
30の周辺の構成を示すものである。
【0026】半導体レーザ1から発振されたレ−ザビ−
ムRを走光させる走光路の終端部にビームスプリッタ3
0が設けられて光学ベ−ス12に固定されている。この
ビームスプリッタ30の光束入射面側には収束手段とし
ての収束レンズ30aが接着され、光束はこの収束レン
ズ30aで収束光に変換されるようになっている。前記
収束レンズ30aは平凸レンズで、その曲率半径は8m
mである。
【0027】また、上記ビームスプリッタ30の出射面
側には発散手段としての発散レンズ30bが接着され、
この発散レンズ30bで再び平行光へと変換されるよう
になっている。この発散レンズ30bは平凹レンズであ
り、その曲率半径は6mmである。
【0028】また、上記ビームスプリッタ30の上面部
側にはフロント光検出器31が対向されている。このフ
ロント光検出器31は予め、フロント光検出器ホルダー
32に接合されている。このフロント光検出器ホルダー
32の長手方向には2つの孔が設けられている。
【0029】フロント光検出器31の取り付け時には、
半導体レーザ1を点灯した状態で、ビームスプリッタ3
0の上方にフロント光検出器ホルダー32をセットし、
固定ネジ33でフロント光検出器ホルダー32を完全に
は固定しない状態で押さえる。フロント光検出器31の
出力を電圧計等でモニターしながら、ビームスプリッタ
30の反射光のフロント光検出器31に入射するよう、
フロント光検出器ホルダー32を図示しない治具により
位置調整する。調整が完了したならば、固定ネジ33を
完全に締め込み、フロント光検出器ホルダー32を光学
ベース12に固定する。
【0030】さらに、従来例と同様に固定光学系50全
体は図5に示す固定光学系カバー71で、図6に示すよ
うにおおわれている。
【0031】以上のように、固定光学系50はビームス
プリッタ30と固定光学系カバー71によって、密閉構
造となり、ゴミなどが入り込まないようになっている。
【0032】なお、図2は上記ビ−ムスプリッタ30を
取り付けた状態を示す光学ヘッドの全体構成図で、図4
はその斜視図である。
【0033】しかして、半導体レーザ1から出射した光
束はコリメ−タレンズ2を介して送光プリズム3まで達
し、全光量が透過する。すなわち、送光プリズム3の反
射光をモニター光としてはいない。送光プリズム3を透
過した光束はビームスプリッタ30に接合されている収
束レンズ30aで収束光に変換されながら、光束の約2
0%が上方へ反射される。上方へ反射された光はフロン
ト光検出器31へと導かれ、光電変換され半導体レーザ
1からの出射光のモニターおよび制御が可能となる。
【0034】一方、ビームスプリッタ30を透過した収
束光はビームスプリッタ30の出射端に接合された発散
レンズ30bで再び平行光へと変換されて固定光学系5
0から出射される。このレーザビームRは図3に示すよ
うに、立ち上げミラー61により光路を90°変更さ
れ、レーザビームRの強度中心と対物レンズ60の中心
とがほぼ一致した状態で対物レンズ60に入射する。レ
ーザビームRは対物レンズ60に導かれ収束された後、
スポットとして光ディスク62へ照射される。光ディス
ク62で反射し、情報信号および誤差信号を含んだ光束
は前記の光路を逆走し、ビームスプリッタ30を透過
後、送光プリズム3に達する。送光プリズム3では光束
の一部が反射され、1/2波長板7へと導かれる。1/
2波長板7で光束の偏光方向が略45°回転し、さらに
次の収束レンズ8で平行光束が収束光束に変換される。
この後、偏光ビームスプリッタ9では光束は略半分ずつ
に分けられ、前側光検出器10と後側光検出器11とに
入り、電気信号へと変換される。
【0035】上述したように、フロント光検出器13を
ビームスプリッタ30の上方部に設けて光学ベ−ス12
の上面部に取り付けるため、従来のように狭い溝の内部
に取り付ける場合と比較して広いスペ−スで調整作業お
よび接着作業を行うことができ、作業性が良い。
【0036】また、ビームスプリッタ30の光束入射面
側に収束レンズ30aを設け、この収束レンズ30aで
収束光に変換してから、フロント光検出器31へ入射さ
せるから、フロント光検出器31の感受部の面積を小さ
なものとすることができ、光電変換の応答速度を向上で
きる。
【0037】また、ビームスプリッタ30はカバ−とし
ての機能を兼用でき、カバ−71の小形化を図ることが
できる。
【0038】なお、図7は本発明の他の実施例を示すも
のである。
【0039】従来例と比較して光検出器31に入射する
光束系はかなり小さくなっていることはすでに述べた。
【0040】そこで、収束レンズ30aおよび拡散レン
ズ30bの曲率半径を適当に選んで、たとえば、感受部
での光束径を約0.1mm、感受部の形状を円形とし、そ
の径を約0.7mmとすれば、感受部中心と光束中心と
は、約0.3mmずれても光束はなおも感受部内に収まる
ことになる。
【0041】このことを考え合わせると、光検出器は第
1の実施例のごとく、調整をする必要がなくなる可能性
がでてくる。
【0042】いま、図7に示すように、フロント光検出
器ホルダ−32には、フロント光検出器31の位置決め
を行う突起34a,34bを設け、さらに、光学ベ−ス
12にはフロント光検出器ホルダ−32の位置決めを行
うための突起35a,35bを設けておく。
【0043】ただし、これらの突起34a,34b,3
5a,35bは設計値に対して高い位置精度で加工され
ていることが必要である。
【0044】すると、ビ−ムスプリッタ30を接着後、
半導体レ−ザ1を点灯させる。
【0045】次に、あらかじめ突起34a,34bにき
ちんと押し当てた状態で、高い位置精度でフロント光検
出器31が取り付けられたフロント光検出器ホルダ−3
2をビ−ムスプリッタ30上にもってくる。
【0046】突起35a,35bにフロント光検出器ホ
ルダ32をきちんと押し当て固定ねじ33を完全に締め
込みフロント光検出器ホルダ32を固定する。
【0047】全体として部品の加工精度および組み立て
精度を確保し、感光部と光束とのずれを0、3mm以下に
すれば、このような方法により、フロント光検出器31
の調整作業を省略でき、製造コストの低減が図れる。
【0048】また、図8は本発明のさらに、他の実施例
を示すものである。
【0049】すなわち、収束レンズ30aおよび発散レ
ンズ30bはプリズム30から分離した状態で配設して
もかまわない。この例においては、収束レンズ30a、
および発散レンズ30bはそれぞれ収束レンズホルダ−
36aおよび発散レンズホルダ36bに予め、接合され
ていて、プリズム30を光学ベ−ス12へ接合する工程
の前または後に、収束レンズホルダ36aおよび発散レ
ンズホルダ36bをそれぞれプリズム30の入射側、出
射側の光学ベ−ス12上へ接合すれば良い。
【0050】このような構成をとることにより、たとえ
ば、収束レンズ30a、発散レンズ30bを樹脂の出射
成形品で構成することができ、コスト低減という効果が
新たに生まれる。もちろん、樹脂成形品の収束レンズ3
0aおよび収束レンズ30bを直にプリズム30へ接着
することも可能であるが、光学ヘッドの実使用を考えた
場合、外部温度の変化による影響を強く受けるという不
都合が現れる。すなわち、レンズに用いることができる
樹脂の線膨脹係数と、光学ガラスのそれとの間におおよ
そ2ケタ弱の差があり、外部温度の変化によるプリズム
と収束レンズ30aおよび発散レンズ30bとで大きな
膨脹量差または収縮量差が生じる。これは接着剤を介し
てヤング率の小さい樹脂量の収束レンズ30aおよび発
散レンズ30bに応力変化を与えられてしまう。これに
より、収束レンズ30a、および発散レンズ30bの曲
率を変え、フロント光検出器31の感受部へ入射する光
束の径に変化を与えたり、発散レンズ30から出射する
平行光束を非平行光束にしてしまうといった不具合をも
たらす。
【0051】ところが、上で述べた他の実施例における
収束レンズホルダ36aおよび発散レンズホルダ36b
の材質はその形状がそう単純ではないということもあっ
て、金属あるいは樹脂が常識的なところである。
【0052】かりに金属だとしても線膨脹係数差は1ケ
タ程度であるので、外部温度の変化による応力変形の影
響は比較的すくなくてもすむ。
【0053】さらに、上記のような構成をとることによ
り、収束レンズ30aおよび発散レンズ30bに光束の
平行状態の調整手段を持たせることもできる。
【0054】通常、半導体レ−ザ1から出射した発散光
束を平行光束に変換するには、前述したように、コリメ
−トレンズ2を光軸方向に移動させることで調整を行う
方法がとられる。
【0055】ところが、何等かの理由により、コリメ−
トレンズ2の調整、固定後に調整状態がずれてしまった
場合には、収束レンズ30aかつ、または、発散レンズ
30bを光軸方向にごくわずか所定の固定位置からずら
して固定することで再び、平行状態をとり戻すことがで
きる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
学素子の光ビ−ム供給手段から供給された光ビ−ムを入
射させる光学素子の入射面側に光束を収束させる収束手
段を設けるから、光検出器に対し収束された光束を受光
させることができ、出射光の制御を高速化できる。
【0057】また、上記光学素子は光学系にほこり、ゴ
ミなどが入ることを防ぐためのカバーとしての機能も併
せてもたせることができ、カバ−の小形化を図ることが
できる。
【0058】さらに、光学素子は光ビ−ム供給手段から
の出射光の一部を光学ベ−スに対し垂直な方向に取り出
すから、従来のように、狭小な空間に光検出器を落とし
込む必要がなく、広いスペ−スで光検出器の調整、接着
作業を行うことができ、作業性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるビ−ムスプリッタおよ
び光検出器の取り付け状態を示すもので、図1(a)は
その平面図、図1(b)はその側面図。
【図2】図1のビ−ムスプリッタおよび光検出器を備え
る光学ヘッドの固定光学系を示す平面図。
【図3】図1のビ−ムスプリッタおよび光検出器を備え
る光学ヘッドの固定光学系および移動光学系を示す側面
図。
【図4】図1のビ−ムスプリッタおよび光検出器を備え
る光学ヘッドの固定光学系を示す斜視図。
【図5】図2の光学ヘッドの固定光学系に設けられるカ
バ−を示す斜視図。
【図6】図5のカバ−が図2の光学ヘッドの固定光学系
に取り付けられた状態を示す斜視図。
【図7】本発明の光検出器の他の取付例を示す平面図。
【図8】本発明の収束レンズおよび発散レンズの他の取
付例を示す側面図。
【図9】従来の光学ヘッドの固定光学系を示す構成図。
【図10】図9の光学ヘッドの固定光学系から出射され
たレ−ザビ−ムを光ディスクに導く移動光学系を示す構
成図。
【図11】図9の光学ヘッドの固定光学系を示す斜視
図。
【図12】図9の光学ヘッドの固定光学系の出射端部側
を示すもので、図12(a)はその平断面図、図12
(b)はその側断面図。
【図13】図9の光学ヘッドに取り付けられるカバ−を
示す斜視図。
【図14】図13のカバ−を取り付けた光学ヘッドを示
す斜視図。
【図15】図9の光学ヘッドに取り付けられる光検出器
を示すもので、図15(a)はその側面図、図15
(b)はその正面図、図15(c)はその平面図。
【図16】図15の光検出器を取り付けた状態を示す光
学ヘッドの平面図。
【符号の説明】
12…光学ベ−ス、62…情報記録媒体、1…半導体レ
−ザ(光ビーム供給手段)、50…光学系、60…対物
レンズ、30…ビ−ムスピリッタ(光学素子)、30a
…収束レンズ(収束手段)、30b…発散レンズ(発散
手段)、31…光検出器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学ベ−スと、 この光学ベ−スに設けられ情報記録媒体に光ビームを供
    給する光ビーム供給手段と、 前記光学ベ−スに設けられ前記光ビーム供給手段から供
    給された光ビームを所定方向に導く光学系と、 前記情報記録媒体の半径方向に沿って移動自在に設けら
    れ、前記光学系から出射された光ビ−ムを前記情報記録
    媒体に照射させる対物レンズと、 前記光学系の光ビ−ム出射端部に設けられ、前記光学系
    から出射される光ビームの一部を前記光学ベ−スに対し
    垂直な方向に反射させるとともに、その他の光ビームを
    通過させて前記対物レンズに送る光学素子と、 この光学素子の光ビーム入射側に設けられ光ビームの光
    束を収束させる収束手段と、 前記光学素子の光ビーム出射側に設けられ光ビームの光
    束を発散させる発散手段と、 前記収束手段により収束されたのち、光学素子により光
    学ベ−スに対し垂直な方向に反射された光ビームを受光
    する光検出器と、 を具備してなることを特徴とする光学ヘッド。
  2. 【請求項2】 光学ベ−スと、 この光学ベ−スに設けられ情報記録媒体に光ビームを供
    給するための半導体レ−ザと、 前記光学ベ−スに固定的に設けられ前記半導体レ−ザか
    ら供給された光ビームを所定方向に導く固定光学系と、 前記情報記録媒体の半径方向に沿って移動自在に設けら
    れ、前記固定光学系から出射された光ビ−ムを前記情報
    記録媒体に照射させる対物レンズを有する移動光学系
    と、 前記固定光学系の光ビ−ム出射端部に設けられ、前記固
    定光学系から出射される光ビームの一部を前記光学ベ−
    スに対し垂直な方向に反射させるとともに、その他の光
    ビームを通過させて前記移動光学系の対物レンズに送る
    ビ−ムスプリッタと、 このビ−ムスプリッタの光ビーム入射側に設けられ光ビ
    ームの光束を収束させる収束レンズと、 前記光学素子の光ビーム出射側に設けられ光ビームの光
    束を発散させる発散レンズと、 前記収束レンズにより収束されたのち、前記ビ−ムスプ
    リッタにより光学ベ−スに対し垂直な方向に収束されて
    反射された光ビームを受光する光検出器と、 を具備してなることを特徴とする光学ヘッド。
JP5349331A 1993-12-28 1993-12-28 光学ヘッド Pending JPH07201066A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7023787B2 (en) 2002-03-01 2006-04-04 Sharp Kabushiki Kaisha Optical pickup device

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