JPH07200767A - メモリカード - Google Patents

メモリカード

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JPH07200767A
JPH07200767A JP5336030A JP33603093A JPH07200767A JP H07200767 A JPH07200767 A JP H07200767A JP 5336030 A JP5336030 A JP 5336030A JP 33603093 A JP33603093 A JP 33603093A JP H07200767 A JPH07200767 A JP H07200767A
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JP
Japan
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timer
data
memory card
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JP5336030A
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Yoshikado Sanemitsu
良門 實光
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 データの読み出しおよび書き込みに保護機能
を設けたメモリカードを提供する。 【構成】 メモリへのアクセスを行うにはタイマ6への
所定のデータのダミー書き込みを行う必要があり、デコ
ーダ4の入力側の各制御信号がダミー書き込みの状態に
ありその出力13がLレベルにあり、データバス12を
介してダミー書き込みにより書き込まれるデータの所定
のビット14がHレベルになった時にANDゲート回路
5の出力によりタイマ6が始動し、所定の動作時間の
間、動作状態となる。タイマ6は動作状態の間は出力1
6がHレベルとなり、この間だけ、カードイネーブル信
号8がLレベルであればNANDゲート回路3の出力で
あるチップイネーブル信号9がLレベルになりメモリ2
へのアクセスが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、システム等に接続さ
れてメモリ媒体として使用されるメモリカード、特にそ
の保護機能に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図22はこの種のメモリカードと端末機
等のシステムとの関係を概略的に示すブロック図であ
る。システム300はバス307に、データ処理および
各部の制御を行うCPU301、プログラム等の格納さ
れている不揮発性メモリ部であるROM302、データ
を一時的に記憶させておく揮発性メモリ部であるRAM
303、処理結果等の書き換えの必要なデータを記憶さ
せておく不揮発性メモリ部であるE2PROM304、
各部に動作の開始・終了等の時間等の指示を行うタイマ
305等が接続され、CPU301がROM302等に
記憶されているプログラムに従ってデータ処理等を行う
ものである。メモリカード100、200(不揮発性メ
モリカード100、揮発性メモリカード200)は通
常、このシステム300に着脱可能なメモリ媒体として
使用される。このメモリカード100、200は端末機
300のコネクタ308に着脱可能に接続され、I/O
(入出力制御部)306を介してデータのやりとりを行
う。
【0003】図23は従来のこの種の、データの読み出
し専用の不揮発性メモリカードの構成を示すブロック図
である。図中、100は不揮発性メモリカードで、1は
コネクタ、2は例えば1Mバイトの不揮発性半導体メモ
リ、7はアドレスバス(A0〜A19)、8はカードイネ
ーブル信号線、10は読み出し制御信号線、12はデー
タバス(D0〜D7)、17はプルアップ抵抗、19は電
源線、20はグランド線である。
【0004】次に動作について説明する。なお回路は負
論理回路で構成されている。また各信号線の信号は同一
の符号で示す。メモリカード100は図22に示すよう
にシステム300に接続され、電源線19とグランド線
20に電源電圧が印加されて使用される。カードイネー
ブル信号8をHレベルとするとカードは非動作状態とな
り、Lレベルとすると動作状態となり、このとき読み出
し制御信号10をLレベルとすると、データバス12に
アドレスバス7で指定されたデータが読み出される。な
お、プルアップ抵抗17は、カードイネーブル信号線8
がハイインピーダンス“Hz"状態の時にHレベル固定
し、動作停止状態に維持するためのものである。
【0005】また図24は従来の、データの書き込みも
可能な揮発性のメモリも含む揮発性メモリカードの構成
を示すブロック図である。図中、200は揮発性メモリ
カードで、図23の不揮発性メモリカード100と異な
るところは、メモリ部分がデータの書き込みも可能な揮
発性半導体メモリ2aになっているところである。従っ
て制御線として書き込み制御信号線11が追加されてい
る。またさらに、カード200がシステム300に接続
されていない時に、メモリ2a内のデータを保持するた
めのデータバックアップ用の回路が設けられている。す
なわちメモリ2aのデータは、電圧検知回路50および
電源切り替え回路51によって、システムから電源線1
9を介して電力の供給がない場合は、電池52によって
バックアップされ、また電源線19より電力の供給を受
けている場合には、電圧検知回路50の出力53により
電池52からのバックアップが停止される。
【0006】次に動作について説明する。図23の不揮
発性メモリカード100と同様に、システム300に接
続され、電源線19とグランド線20に電源電圧が印加
されて使用される。カードイネーブル信号8をHレベル
とするとカードは非動作状態となり、Lレベルとすると
動作状態となる。そして動作状態にある時に、読み出し
制御信号10をLレベル、書き込み制御信号11をHレ
ベルとすると、データバス12にアドレスバス7で指定
されたデータが読み出される。反対に、読み出し制御信
号10をHレベル、書き込み制御信号11をLレベル
し、デーダおよびアドレスを供給すると、メモリ2a内
のアドレスバス7で指定されたアドレスにデータバス1
2から供給されたデータが書き込まれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のメモリカードは
以上のように構成されていたが、半導体メモリ内に格納
されているデータやプログラムの読み出し或は書き込み
に関し何等、保護機能が設けられていなかった。従っ
て、半導体メモリの内容が簡単に外部システムへ読み出
されてしまったり、或は半導体メモリへデータが書き込
まれてしまっていた。従ってメモリカードに格納してあ
るデータを他人に不当にコピー(読み出し)されたり、或
はデータを書き変えられてしまうという問題点があっ
た。
【0008】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、特定の手段によってのみデータ
の読み出し或は読み出しおよび書き込み(メモリへのア
クセス)が可能となる、保護機能を設けたメモリカード
を得ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的に鑑み、この
発明の第1の発明は、データを記憶するメモリ手段と、
このメモリ手段を制御するための外部からの各種制御信
号、データおよびアドレスの上記メモリ手段への入出力
を行う入出力手段と、所定のデータがダミー書き込みさ
れた時に動作状態にされてカウントを開始し、予め設定
された所定時間が経過すると動作停止状態に戻るタイマ
を含み、このタイマが動作停止状態の間は、上記メモリ
手段への上記制御信号およびアドレスのいずれかを無効
の状態にして上記メモリ手段へのアクセスを不可能にす
るデータ保護手段と、上記タイマへの上記ダミー書き込
みを行うためのダミー書き込み手段と、を備えたメモリ
カードにある。
【0010】この発明の第2の発明は、上記データ保護
手段が、動作状態にあるか否かを示す出力を発生する上
記タイマと、上記入出力手段の制御信号およびアドレス
が上記タイマへのデータのダミー書き込みの状態にある
ことを検出するデコーダと、このデコーダの出力と上記
データの所定の1ビットを入力とし、それぞれ所定の値
の時に上記タイマを始動させる信号を発生するゲート回
路と、上記入出力手段の制御信号およびアドレスの少な
くとも1つに設けられ、上記タイマからの出力に従っ
て、上記タイマが動作停止状態の間は入出力手段の該信
号を無効にするゲート回路とを含み、上記ダミー書き込
み手段が、上記デコーダに接続される書き込み制御信号
および上記タイマへのダミー書き込み用の追加されたア
ドレスビットを含む、請求項1のメモリカードにある。
【0011】この発明の第3の発明は、電源投入時に上
記データ保護手段のタイマを動作状態にして、データ保
護機能が設けられていなかのように見せかける保護機能
カモフラージュ手段をさらに備えた請求項1のメモリカ
ードにある。
【0012】この発明の第4の発明は、上記データ保護
手段が、動作状態にあるか否かを示す出力を発生する上
記タイマと、上記入出力手段の制御信号およびアドレス
が上記タイマへのデータのダミー書き込みの状態にある
ことを検出するデコーダと、ダミー書き込みされたデー
タが予め定められた所定のデータであることを判断する
データ判定用デコーダと、このデータ判定用デコーダと
上記デコーダの出力を入力とし、それぞれが所定の値の
時に上記タイマを始動させる信号を発生するゲート回路
と、上記入出力手段の制御信号およびアドレスの少なく
とも1つに設けられ、上記タイマからの出力に従って、
上記タイマが動作停止状態の間は入出力手段の該信号を
無効にするゲート回路とを含み、上記ダミー書き込み手
段が、上記デコーダに接続される書き込み制御信号およ
び上記タイマへのダミー書き込み用の追加されたアドレ
スビットを含む、請求項1のメモリカードにある。
【0013】この発明の第5の発明は、上記データ保護
手段のタイマの設定時間を外部から変更するためのタイ
マ設定時間変更手段をさらに備えた請求項1のメモリカ
ードにある。
【0014】この発明の第6の発明は、上記各手段を1
チップ内に構成した請求項1のメモリカードにある。
【0015】
【作用】この発明の第1の発明のメモリカードでは、タ
イマが動作停止状態にある期間は、メモリ手段への制御
信号を外部からの信号とは無関係に、メモリ手段へのア
クセスを不可能な状態とし、タイマに対して所定のデー
タのダミー書き込みが行われるとタイマが動作状態にな
り、設定された一定の期間は、外部からの制御信号を有
効とし、メモリへのアクセスを可能にするデータ保護手
段を設けた。これにより、タイマに対して所定のデータ
のダミー書き込みをしないと、メモリへはアクセスでき
ず、さらにメモリへ連続してアクセスす続ける場合に
は、通常の動作の中に、タイマに設定された動作時間よ
り短い周期で、上記ダミー書き込みの動作を入れていく
必要がある。
【0016】この発明の第2の発明のメモリカードで
は、データ保護手段を、動作状態にあるか否かを示す出
力を発生するタイマと、制御信号およびアドレスがタイ
マへのデータのダミー書き込みの状態にあることを検出
するデコーダと、このデコーダの出力とダミー書き込み
されたデータの所定の1ビットを入力とし、それぞれ所
定の値の時にタイマを始動させる信号を発生するゲート
回路と、制御信号およびアドレスの少なくとも1つに設
けられ、タイマからの出力に従って、タイマが動作停止
状態の間は該制御信号或はアドレスを無効にするゲート
回路とで構成し、ダミー書き込みの際に書き込まれるデ
ータをHレベルかLレベルかの1ビットのデータとし
た。
【0017】この発明の第3の発明のメモリカードで
は、電源投入時にデータ保護手段のタイマを動作状態に
して、データ保護機能が設けられていなかのように見せ
かける保護機能カモフラージュをさらに設け、使用者を
困惑させることでさらなるデータの保護効果を得るよう
にした。
【0018】この発明の第4の発明のメモリカードで
は、上記データ保護手段を、動作状態にあるか否かを示
す出力を発生するタイマと、制御信号およびアドレスが
タイマへのデータのダミー書き込みの状態にあることを
検出するデコーダと、ダミー書き込みされたデータが予
め定められた所定のデータであることを判断するデータ
判定用デコーダと、このデータ判定用デコーダと上記デ
コーダの出力を入力とし、それぞれが所定の値の時にタ
イマを始動させる信号を発生するゲート回路と、制御信
号およびアドレスの少なくとも1つに設けられ、タイマ
からの出力に従って、タイマが動作停止状態の間は制御
信号およびアドレスの該信号を無効にするゲート回路と
で構成し、ダミー書き込みの際に書き込まれるデータを
複数のビットからなるデータとし、さらに高度なデータ
保護を構築した。
【0019】この発明の第5の発明のメモリカードで
は、データ保護手段のタイマの設定時間を外部から変更
するためのタイマ設定時間変更手段をさらに設け、タイ
マの動作時間を選択できるようにした。
【0020】この発明の第6の発明のメモリカードで
は、回路部分を1チップで構成し、データ保護機能を外
部から解析するのをより難しくした。
【0021】
【実施例】以下この発明の実施例をデータ読み出し専用
の不揮発性メモリカードおよび書き込みも可能な揮発性
メモリカードのそれぞれについて図に従って説明する。 実施例1.図1はこの発明の第1の実施例の不揮発性メ
モリカードの構成を示すブロック図である。図1におい
て、図中、101は不揮発性メモリカード、1はコネク
タ、2は1Mバイトの不揮発性半導体メモリ、3はNA
NDゲート回路、4はデコーダ、5はANDゲート回
路、6はタイマ、17はプルアップ抵抗、19は電源
線、20はグランド線である。7はアドレスバス(A0
〜A20)であってそのうちの下位アドレス線群(A0〜
A19)が不揮発性半導体メモリ2に接続され、上位の
アドレス線(A20)18はデコーダ4に接続されてい
る。8はカードイネーブル信号線であってNANDゲー
ト回路3およびデコーダ4の制御入力に接続されてい
る。10は読み出し制御信号線であって不揮発性半導体
メモリ2aに接続される。11は書き込み制御信号線で
あってデコーダ4の制御入力に接続されている。なおこ
の書き込み制御信号11は後で詳細に説明するように、
タイマ6を始動させるための所定のデータをダミー書き
込みするために使用されるものである。12はデータバ
ス(D0〜D7)であって不揮発性半導体メモリ2に接続
され、そのうちの1本(D0)は信号線14としてAND
ゲート回路5に接続されている。ANDゲート回路5の
もう一方の入力端子にはデコーダ4の出力13が接続さ
れており、さらにこのANDゲート回路5の出力線は信
号線15としてタイマ6の制御入力となっている。タイ
マ6の出力線16は、NANDゲート回路3の入力とな
っており、従って不揮発性半導体メモリ2を動作状態に
するためのチップイネーブル信号線9の信号は、信号1
6と信号8の組み合わせとして決定される。
【0022】また図2はこの発明の第1の実施例の揮発
性メモリカードの構成を示すブロック図である。図2の
揮発性メモリカード201において、図1の不揮発性メ
モリカード101と異なるところはまず、メモリ部分が
データの書き込みも可能な揮発性半導体メモリ2aで構
成されていることである。また、通常はこのメモリ2a
に接続されている書き込み制御信号線11が、タイマ6
を動作させるためのダミー書き込みのためにデコーダ4
にも接続されていることである。さらに電圧検知回路5
0、電源切り替え回路51および電池52からなるデー
タバックアップ用の回路が設けられていることである。
【0023】図1および図2のデコーダ4は、カードイ
ネーブル信号8および書き込み制御信号11がLレベ
ル、上位アドレス(20A)18がHレベルの時にLレベ
ルの出力信号13を出力するデコーダ回路であり、例え
ば、カードイネーブル信号8および書き込み制御信号1
1をそれぞれインバータを介して入力し、上位アドレス
(20A)18はそのまま入力する3入力のNANDゲー
ト回路(共に図示せず)からなる。
【0024】またタイマ6は、入力信号15がHレベル
になった時に出力信号16をHレベルにしてカウントを
開始し、予め設定された時間が経過した時に出力信号1
6をLレベルに戻すようなタイマであればよい。図3に
はこのタイマ6の一実施例を示す回路図を示した。図3
の回路について簡単に説明すると、600はD型フリッ
プフロップで例えばLS74からなる。601および6
02は単安定マルチバイブレータで例えばLS121か
らなる。603、606および611はインバータであ
る。604はプリセット機能付バイナリカウンタで例え
ばLS161からなる。605はタイマの設定時間を決
める時間設定部であり、抵抗群によって形成されてい
る。
【0025】次に図3のタイマ6の動作について説明す
る。入力信号15がLレベルからHレベルになるとイン
バータ611の出力607はHレベルになり、出力60
8はLレベルになる。(1)信号610はHレベルであっ
たので出力608の立ち下がりでマルチバイブレータ6
01が動作を始め、出力609に正のパルスが出力され
る。(2)次に出力609の立ち下がりでマルチバイブレ
ータ602が動作を始め、出力610に負のパルスが出
力される。上記(1)および(2)の動作は繰り返され、4
ビットのバイナリカウンタ604へのクロック入力とな
る。バイナリカウンタ604へは、入力信号15がHレ
ベルの時に時間設定部605の抵抗群により初期値(0
000b)が設定されており、上記クロック入力によっ
てカウントアップされる。カウントが(1111b)に達
すると出力613がHレベルとなり、これがインバータ
606で反転されてLレベルの信号614が出力され
る。D型フリップフロップ600の出力16は、入力信
号15の立ち上がりでHレベルとなっていたが、Lレベ
ルの入力信号614によりLレベルとなる。
【0026】次に、図1のデータの読み出し専用の不揮
発性メモリカード101の動作について説明する。なお
回路は負論理回路で構成されている。また、信号線とそ
の信号は同一符号で示す。メモリカード101がコネク
タ1を介して図22に示すようにシステム300に接続
され、電源電圧が印加されたとき、タイマ6は非動作状
態であり、従ってその出力16はLレベルであってカー
ドイネーブル信号8の入力レベルに関わらずNANDゲ
ート回路3の出力であるチップイネーブル信号9はHレ
ベルであるので不揮発性半導体メモリ2も非動作状態と
なるので、メモリカード101のデータを読み出すこと
はできない。
【0027】このメモリカード101からデータを読み
出す場合には、タイマ6を始動させるためのタイマ6へ
のダミー書き込みを行う必要がある。そこで、タイマ6
にダミー書き込みを行うために、アドレスバス12に上
位アドレス(20A)18がHレベルとなるアドレス(1
FFFFFh)を入力し、カードイネーブル信号8をL
レベル、読み出し制御信号10をHレベル、書き込み制
御信号線11をLレベルとし、タイマ6にデータバス1
2を介して所定のデータの書き込みを行う。デコーダ4
は、上位アドレス(20A)18、カードイネーブル信号
8および書き込み制御信号線11がそれぞれ上記のレベ
ルにありダミー書き込みの状態にあると選択状態にな
り、出力13をLレベルにする。ここで、データの最下
位ビットがHレベルとなるデータ、例えば(01h)をデ
ータバス12を介してダミー書き込みすると、信号(D
0)14がHレベルになり、ANDゲート回路5の出力
15がHレベルになり、タイマ6を始動させる。タイマ
6が動作している期間は、出力16がHレベルであるの
で、カードイネーブル信号8をLレベル、読み出し制御
信号10をLレベルとすると、メモリ2a内のアドレス
(A0〜A19)7で指定されたアドレスのデータがデー
タバス12を介して出力される。タイマ6は予め設定さ
れた所定の時間をカウントするとその出力16をLレベ
ルに戻すので、再び、メモリ2のデータが読み出せない
状態に戻る。
【0028】このようにメモリカード101からデータ
の読み出しを行うには、タイマ6に対して所定のデータ
を書き込むダミーの書き込みを行う必要があり、連続し
てデータの読み出しを行うには、タイマ6に設定された
時間より短い周期でタイマ6へのダミー書き込みを行う
必要がある。従ってこれを知らない使用者には、メモリ
カード101からのデータの読み出しができず、格納さ
れたプログラムやデータの不当なコピー等の防止が実現
できる。
【0029】次に図2のデータの書き込みも可能な揮発
性メモリカード201の動作について説明する。基本的
な動作は図1の不揮発性メモリカード101と同じであ
り、この揮発性メモリカード201へのデータの書き込
み或は読み出しを行う場合には、タイマ6を始動させる
ためのタイマ6へのダミー書き込みを行う必要がある。
そしてタイマ6が動作状態にあり、その出力16がHレ
ベルにある時に、カードイネーブル信号8をLレベル、
読み出し制御信号10をLレベルとすると、メモリ2a
内のアドレス(A0〜A19)7で指定されたアドレスの
データをデータバス12を介して読み出すことができ
る。また、読み出し制御信号10をHレベル、書き込み
制御信号11をLレベルにすると、メモリ2a内のアド
レス(A0〜A19)7で指定するアドレスにデータバス
12を介して入力したデータを書き込むことが可能とな
る。
【0030】このようにメモリカード201へのデータ
の書き込み或は読み出しを行うには、タイマ6に対して
所定のデータを書き込むダミーの書き込みを行う必要が
あり、連続してデータの書き込み或は読み出しを行うに
は、タイマ6に設定された時間より短い周期でタイマ6
へのダミー書き込みを行う必要がある。従ってこれを知
らない使用者には、メモリカード201へのデータの書
き込み或は読み出しができず、格納されたプログラムや
データの不当なコピーや改竄等の防止が実現できる。
【0031】なお、図1および図2の各メモリカード1
01、102において、メモリ手段は、不揮発性半導体
メモリ2、或は50〜53のバックアップ回路を備えた
揮発性半導体メモリ2aからなる。入出力手段は、下位
アドレスバス(A0〜A19)、カードイネーブル信号線
8、チップイネーブル信号線9、読み出し制御信号線1
0、書き込み制御信号線11(揮発性メモリカードの場
合のみ)およびデータバス12からなる。データ保護手
段は、デコーダ4、タイマ6、ANDゲート回路5およ
びNANDゲート回路3からなる。ダミー書き込み手段
は、書き込み制御信号線11および上位アドレス(A2
0)18からなる。
【0032】実施例2.図4はこの発明の第2の実施例
の不揮発性メモリカードの構成を示すブロック図、図5
は同揮発性メモリカードの構成を示すブロック図であ
る。これらの図4のメモリカード102および図5のメ
モリカード202では、それぞれ図示のように、ORゲ
ート回路21、コンデンサ22および抵抗23からなる
保護機能カモフラージュ手段を設けることにより、電源
印加時の信号24のレベルを一瞬Hレベルとし、その信
号をORゲート回路21を介してタイマ6に信号25と
して伝達することにより、信号15のレベルに関わりな
くタイマ6を動作状態(ただし、動作期間は、メモリ2
或は2aの内容全体が読み出せない時間に設定する)、
すなわちメモリ2或は2aのデータの読み出し或は読み
出しおよび書き込みを可能に設定したものである。
【0033】すなわち、メモリカード102或は202
をシステムに接続し電源が印加された状態では外部から
はデータの読み出し、或は書き込みおよび読み出しが可
能に見えるようにすることで、メモリカードにデータ保
護機能が設けられていることを外部から分からないよう
にしている。これによりタイマ6の最初の設定期間の間
はデータへのアクセスが可能であるが、設定期間が経過
してタイマ6が動作停止状態になると、それ以後は上述
したタイマ6への所定データのダミー書き込みを行わな
いと、データへのアクセスはできない。これにより例え
ば、メモリカード内のプログラムやデータを不当にコピ
ーしようとする使用者は、データ保護機能の存在が分か
らずに困惑され、不当なコピー等の防止により効果的で
ある。
【0034】実施例3.図6はこの発明の第3の実施例
の不揮発性メモリカードの構成を示すブロック図、図7
は同揮発性メモリカードの構成を示すブロック図であ
る。上記各実施例のメモリカードでは、下位アドレス
(A0〜A19)にタイマ6に対するダミー書き込みを行
うために上位アドレス(20A)を追加していた。これは
システムからメモリカードを制御する際に、メモリ2或
は2aとタイマ6を同様の制御空間に設けている。これ
に対して図6のメモリカード103および図7のメモリ
カード203では、それぞれ図に示すように、メモリ2
或は2aとタイマ6をメモリ選択信号26によって制御
される別の空間に置くようにした。すなわち、タイマ6
にダミー書き込みを行う場合には、メモリ選択信号26
をHレベルとし、またメモリ2或は2aを選択する場合
にはLレベルにする。これによりシステムからの制御が
より容易になるというさらなる効果が得られる。
【0035】実施例4.図8はこの発明の第4の実施例
の不揮発性メモリカードの構成を示すブロック図、図9
は同揮発性メモリカードの構成を示すブロック図であ
る。上記各実施例では、タイマ6を動作させる際に書き
込まれるデータは、その最下位ビット(D0)だけが使用
されていたが、この実施例では例えば8ビットのデータ
の全てのビットを使用して比較を行うようにした。図8
のメモリカード104および図9のメモリカード204
では、それぞれ図に示すように、データ判定用デコーダ
27を設け、タイマ6に対してダミー書き込みされる8
ビットのデータがこのデータ判定用デコーダ27内に設
定されている所定のデータの時にのみ、タイマ6が動作
するようにした。
【0036】図10には上記データ判定用デコーダ27
の一実施例の回路図を示した。図において、271およ
び272は4−16デコーダであり、例えはLS154
からなる。273はNANDゲート回路である。LS1
54からなる4−16デコーダ271および272はそ
れぞれ,端子G1、G2に共にLレベルの信号が入力され
ている時に、4ビットの入力信号A〜Dに従って16の
出力Y0〜Y15(うち1本を図示)のいずれか1つをLレ
ベルにするデコーダである。出力Y5を使用するデコー
ダ271は、入力A〜Dが(0101b)の時にLレベル
の出力を発生する。また、出力Y3を使用するデコーダ
272は、入力A〜Dが(0011b)の時にLレベルの
出力を発生する。従ってデータ判定用データ27はデー
タバス12より(01010011b)の時に出力28が
Lレベルになり、この時に同時にデコーダ4の出力信号
13もLレベルであればタイマ6を始動させることがで
きる。
【0037】このようにデータ判定用デコーダ27を設
け、タイマ6を始動させるためのダミー書き込みされる
データを8ビットのデータとしたことでさらに、より高
度なデータ保護機能を構築できるという効果が得られ
る。
【0038】実施例5.図11はこの発明の第5の実施
例の不揮発性メモリカードの構成を示すブロック図、図
12は同揮発性メモリカードの構成を示すブロック図で
ある。上記各実施例では、カードイネーブル信号線8に
NANDゲート回路3を設け、タイマ6が動作停止状態
の時、カードイネーブル信号8を無効にして半導体メモ
リのデータの読み出しや書き込みをできないようにして
いたが、この実施例では読み出し制御信号を無効にする
ことにより、データの保護を図った。
【0039】図11の不揮発性メモリカード105で
は、読み出し制御信号線10にタイマ6の出力信号16
で制御されるNANDゲート回路29を設け、信号16
がLレベルの時は読み出し制御信号30をHレベルに
し、データの読み出しができないようにした。また図1
2の揮発性メモリカード205では、メモリ2aへの書
き込み制御信号線11および読み出し制御信号線10に
タイマ6の出力信号16で制御されるNANDゲート回
路29aおよび29bをそれぞれ設け、信号16がLレ
ベルの時は書き込み制御信号30aおよび読み出し制御
信号30bを共にHレベルにし、データの読み出しおよ
び書き込みができないようにした。このようにしても、
同様の効果が得られる。
【0040】実施例6.図13はこの発明の第6の実施
例の不揮発性メモリカードの構成を示すブロック図、図
14は同揮発性メモリカードの構成を示すブロック図で
ある。この実施例では、タイマ6が動作停止状態の時に
下位アドレス(A0〜A19)の最上位のアドレス(A1
9)をLレベルに固定することにより、例えばメモリ2
或は2aのメモリマップ上の半分の部分を読み出し或は
読み出しと書き込みができないようにし、データの保護
を図った。
【0041】図13の不揮発性メモリカード106およ
び図14の揮発性メモリカード206では共に、アドレ
ス線(A19)31にタイマ6の出力信号16で制御され
るORゲート回路32を設け、信号16がLレベルの時
はアドレス(A19)をLレベルに固定し、メモリ2或は
2aの半分の領域でのデータの読み出し或は読み出しお
よび書き込みができないようにした。なお、ORゲート
回路32を下位アドレス(A0〜A19)のアドレス(A
19)以外のアドレス線に設けても、データの読み出し
或は読み出しおよび書き込みが禁止される領域が分散さ
れるだけで、同様の効果が得られる。このように、メモ
リ2或は2aを部分的に読み出し或は読み出しおよび書
き込みを禁止することで、例えばメモリ内に格納されて
いるプログラムを部分的にしかコピーすることができ
ず、プログラムの不当な使用を防止できる。
【0042】実施例7.図15はこの発明の第7の実施
例の不揮発性メモリカードの構成を示すブロック図、図
16は同揮発性メモリカードの構成を示すブロック図で
ある。この実施例では、タイマ6の設定時間を外部から
変更できるようにした。図15の不揮発性メモリカード
107および図16の揮発性メモリカード207では、
共にタイマ設定時間変更手段としてのラッチ回路33を
設け、このラッチ回路33にタイマ6の動作時間を動作
開始前に予め設定することによって、タイマ6の動作時
間すなわちタイマ6の設定時間を可変(無期限を含む)と
するようにした。タイマ6は図3に示しものと基本的に
同じである。但し、図3の抵抗群からなる時間設定部6
05の部分がなくなり、この部分にラッチ回路33の出
力34が接続される。
【0043】図17にはラッチ回路33の一実施例の回
路図を示した。331は4ビットラッチであり、例えば
LS77からなる。332はインバータである。デコー
ダ4の出力13がHレベルになった時に、この時にデー
タバス12から入力されたデータの下位4ビットがラッ
チされて、この値に従ってタイマ6の動作時間が設定さ
れる。
【0044】このようにタイマ6の動作時間を外部から
設定できるようにしたことにより、使用状況および条件
に応じてタイマ6の動作時間を変更でき、データ保護機
能の適用範囲がより広いものとなり、ひいてはメモリカ
ードの適用範囲も広がる等の効果が得られる。
【0045】実施例8.図18はこの発明の第8の実施
例の不揮発性メモリカードの構成を示すブロック図、図
19は同揮発性メモリカードの構成を示すブロック図で
ある。この実施例では、タイマ6、デコーダ4およびメ
モリ2、2a等を含むメモリカード内の回路部分を1つ
の半導体チップ内に形成した。図18の不揮発性メモリ
カード108では全ての回路部分を1つの半導体チップ
35内に形成した1チップカードにしている。また図1
9の揮発性メモリカード208でも、符号50〜53の
部分からなるデータバックアップ回路部分以下の部分を
1つの半導体チップ35内に形成している。このように
1チップ構造にすることにより、外部からデータ保護機
能を分析することがさらに難しくなり、より高いデータ
保護機能を有するメモリカードが得られる効果がある。
【0046】実施例9.図20はこの発明の第9の実施
例の不揮発性メモリカードの構成を示すブロック図、図
21は同揮発性メモリカードの構成を示すブロック図で
ある。この実施例では、タイマをアナログ回路で構成し
た。図20の不揮発性メモリカード109および図21
の揮発性メモリカード209では共に、アナログ回路で
タイマ45を構成している。タイマ45は、逆流防止用
のダイオード38、コンデンサ39および抵抗40で構
成され、コンデンサ39の放電時間を利用している。3
6はデコーダ4の出力信号13で制御されるスリーステ
ートバッファである。そしてデコーダ4の出力信号13
がLレベル、データバス12の最下位ビット(D0)がH
レベルの時にコンデンサ39が充電され、この充電され
た電荷が抵抗40を介して放電される間、出力41はH
レベルとなる。このような構造にしても同様の効果が得
られる。
【0047】
【発明の効果】以上のようにこの発明の第1の発明のメ
モリカードでは、タイマが動作停止状態にある期間は、
メモリ手段への制御信号を外部からの信号とは無関係
に、メモリ手段へのアクセスを不可能な状態とし、タイ
マに対して所定のデータのダミー書き込みが行われると
タイマが動作状態になり、設定された一定の期間は、外
部からの制御信号を有効とし、メモリへのアクセスを可
能にするデータ保護手段を設けた。これにより、タイマ
に対して所定のデータのダミー書き込みをしないと、メ
モリへはアクセスできず、さらにメモリへ連続してアク
セスす続ける場合には、通常の動作の中に、タイマに設
定された動作時間より短い周期で、上記ダミー書き込み
の動作を入れていく必要がありる。従ってデータの保護
機能を備えた信頼性の高いメモリカードを提供できる効
果が得られる。
【0048】この発明の第2の発明のメモリカードで
は、データ保護手段を、動作状態にあるか否かを示す出
力を発生するタイマと、制御信号およびアドレスがタイ
マへのデータのダミー書き込みの状態にあることを検出
するデコーダと、このデコーダの出力とダミー書き込み
されたデータの所定の1ビットを入力とし、それぞれ所
定の値の時にタイマを始動させる信号を発生するゲート
回路と、制御信号およびアドレスの少なくとも1つに設
けられ、タイマからの出力に従って、タイマが動作停止
状態の間は該制御信号或はアドレスを無効にするゲート
回路とで構成し、ダミー書き込みの際に書き込まれるデ
ータをHレベルかLレベルかの1ビットのデータとし
た。従って比較的簡単な構造でデータの保護機能を実現
でき、かつ信頼性の高いメモリカードを提供できる効果
が得られる。
【0049】この発明の第3の発明のメモリカードで
は、電源投入時にデータ保護手段のタイマを動作状態に
して、データ保護機能が設けられていなかのように見せ
かける保護機能カモフラージュをさらに設けることによ
り、使用者を困惑させる、さらに高度なデータ保護機能
を備えたメモリカードを提供できる効果が得られる。
【0050】この発明の第4の発明のメモリカードで
は、データ保護手段を、動作状態にあるか否かを示す出
力を発生するタイマと、制御信号およびアドレスがタイ
マへのデータのダミー書き込みの状態にあることを検出
するデコーダと、ダミー書き込みされたデータが予め定
められた所定のデータであることを判断するデータ判定
用デコーダと、このデータ判定用デコーダと上記デコー
ダの出力を入力とし、それぞれが所定の値の時にタイマ
を始動させる信号を発生するゲート回路と、制御信号お
よびアドレスの少なくとも1つに設けられ、タイマから
の出力に従って、タイマが動作停止状態の間は制御信号
およびアドレスの該信号を無効にするゲート回路とで構
成し、ダミー書き込みの際に書き込まれるデータを複数
ビットからなるデータとした。従ってより高度なデータ
の保護機能を構築したより信頼性の高いメモリカードを
提供できる効果が得られる。
【0051】この発明の第5の発明のメモリカードで
は、データ保護手段のタイマの設定時間を外部から変更
するためのタイマ設定時間変更手段をさらに設け、タイ
マの動作時間を選択できるようにした。これによりタイ
マの動作時間に自由度を持たせた適応範囲の広い、かつ
信頼性の高いメモリカードを提供できる効果が得られ
る。
【0052】この発明の第6の発明のメモリカードで
は、回路部分を1チップで構成するようにした。これに
より、データ保護機能を外部から解析するのをより難し
くした、データ保護機能をより向上させた信頼性の高い
メモリカードを提供できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例による不揮発性メモリ
カードの構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の第1の実施例による揮発性メモリカ
ードの構成を示すブロック図である。
【図3】図1および図2のタイマの一実施例を示す回路
図である。
【図4】この発明の第2の実施例による不揮発性メモリ
カードの構成を示すブロック図である。
【図5】この発明の第2の実施例による揮発性メモリカ
ードの構成を示すブロック図である。
【図6】この発明の第3の実施例による不揮発性メモリ
カードの構成を示すブロック図である。
【図7】この発明の第3の実施例による揮発性メモリカ
ードの構成を示すブロック図である。
【図8】この発明の第4の実施例による不揮発性メモリ
カードの構成を示すブロック図である。
【図9】この発明の第4の実施例による揮発性メモリカ
ードの構成を示すブロック図である。
【図10】図8および図9のデータ判定用デコーダの一
実施例を示す回路図である。
【図11】この発明の第5の実施例による不揮発性メモ
リカードの構成を示すブロック図である。
【図12】この発明の第5の実施例による揮発性メモリ
カードの構成を示すブロック図である。
【図13】この発明の第6の実施例による不揮発性メモ
リカードの構成を示すブロック図である。
【図14】この発明の第6の実施例による揮発性メモリ
カードの構成を示すブロック図である。
【図15】この発明の第7の実施例による不揮発性メモ
リカードの構成を示すブロック図である。
【図16】この発明の第7の実施例による揮発性メモリ
カードの構成を示すブロック図である。
【図17】図15および図16のラッチ回路の一実施例
を示す回路図である。
【図18】この発明の第8の実施例による不揮発性メモ
リカードの構成を示すブロック図である。
【図19】この発明の第8の実施例による揮発性メモリ
カードの構成を示すブロック図である。
【図20】この発明の第9の実施例による不揮発性メモ
リカードの構成を示すブロック図である。
【図21】この発明の第9の実施例による揮発性メモリ
カードの構成を示すブロック図である。
【図22】メモリカードとシステムとの関係を示すブロ
ック図である。
【図23】従来の不揮発性メモリカードの構成を示すブ
ロック図である。
【図24】従来の揮発性メモリカードの構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 コネクタ 2 不揮発性半導体メモリ 2a 揮発性半導体メモリ 3 NANDゲート回路 4 デコーダ 5 ANDゲート回路 6 タイマ 7 アドレスバス 8 カードイネーブル信号線 9 チップイネーブル信号線 10 読みだし制御信号線 11 書き込み制御信号線 12 データバス 18 上位アドレス 26 メモリ選択信号線 27 データ判定用デコーダ 29 NANDゲート回路 29a NANDゲート回路 29b NANDゲート回路 32 ORゲート回路 33 ラッチ回路 30 チップイネーブル信号線 35 半導体チップ 45 タイマ 101 不揮発性メモリカード 201 揮発性メモリカード
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年3月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】次に動作について説明する。図23の不揮
発性メモリカード100と同様に、システム300に接
続され、電源線19とグランド線20に電源電圧が印加
されて使用される。カードイネーブル信号8をHレベル
とするとカードは非動作状態となり、Lレベルとすると
動作状態となる。そして動作状態にある時に、読み出し
制御信号10をLレベル、書き込み制御信号11をHレ
ベルとすると、データバス12にアドレスバス7で指定
されたデータが読み出される。反対に、読み出し制御信
号10をHレベル、書き込み制御信号11をLレベル
し、データおよびアドレスを供給すると、メモリ2a内
のアドレスバス7で指定されたアドレスにデータバス1
2から供給されたデータが書き込まれる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】
【作用】この発明の第1の発明のメモリカードでは、タ
イマが動作停止状態にある期間は、メモリ手段への制御
信号を外部からの信号とは無関係に、メモリ手段へのア
クセスを不可能な状態とし、タイマに対して所定のデー
タのダミー書き込みが行われるとタイマが動作状態にな
り、設定された一定の期間は、外部からの制御信号を有
効とし、メモリへのアクセスを可能にするデータ保護手
段を設けた。これにより、タイマに対して所定のデータ
のダミー書き込みをしないと、メモリへはアクセスでき
ず、さらにメモリへ連続してアクセス続ける場合に
は、通常の動作の中に、タイマに設定された動作時間よ
り短い周期で、上記ダミー書き込みの動作を入れていく
必要がある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】
【実施例】以下この発明の実施例をデータ読み出し専用
の不揮発性メモリカードおよび書き込みも可能な揮発性
メモリカードのそれぞれについて図に従って説明する。 実施例1.図1はこの発明の第1の実施例の不揮発性メ
モリカードの構成を示すブロック図である。図1におい
て、図中、101は不揮発性メモリカード、1はコネク
タ、2は1Mバイトの不揮発性半導体メモリ、3はNA
NDゲート回路、4はデコーダ、5はANDゲート回
路、6はタイマ、17はプルアップ抵抗、19は電源
線、20はグランド線である。7はアドレスバス(A0
〜A20)であってそのうちの下位アドレス線群(A0〜
A19)が不揮発性半導体メモリ2に接続され、上位の
アドレス線(A20)18はデコーダ4に接続されてい
る。8はカードイネーブル信号線であってNANDゲー
ト回路3およびデコーダ4の制御入力に接続されてい
る。10は読み出し制御信号線であって不揮発性半導体
メモリに接続される。11は書き込み制御信号線であ
ってデコーダ4の制御入力に接続されている。なおこの
書き込み制御信号11は後で詳細に説明するように、タ
イマ6を始動させるための所定のデータをダミー書き込
みするために使用されるものである。12はデータバス
(D0〜D7)であって不揮発性半導体メモリ2に接続さ
れ、そのうちの1本(D0)は信号線14としてANDゲ
ート回路5に接続されている。ANDゲート回路5のも
う一方の入力端子にはデコーダ4の出力13が接続され
ており、さらにこのANDゲート回路5の出力線は信号
線15としてタイマ6の制御入力となっている。タイマ
6の出力線16は、NANDゲート回路3の入力となっ
ており、従って不揮発性半導体メモリ2を動作状態にす
るためのチップイネーブル信号線9の信号は、信号16
と信号8の組み合わせとして決定される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】このメモリカード101からデータを読み
出す場合には、タイマ6を始動させるためのタイマ6へ
のダミー書き込みを行う必要がある。そこで、タイマ6
にダミー書き込みを行うために、アドレスバスに上位
アドレス(A20)18がHレベルとなるアドレス(1F
FFFFh)を入力し、カードイネーブル信号8をLレ
ベル、読み出し制御信号10をHレベル、書き込み制御
信号線11をLレベルとし、タイマ6にデータバス12
を介して所定のデータの書き込みを行う。デコーダ4
は、上位アドレス(20A)18、カードイネーブル信号
8および書き込み制御信号線11がそれぞれ上記のレベ
ルにありダミー書き込みの状態にあると選択状態にな
り、出力13をLレベルにする。ここで、データの最下
位ビットがHレベルとなるデータ、例えば(01h)をデ
ータバス12を介してダミー書き込みすると、信号(D
0)14がHレベルになり、ANDゲート回路5の出力
15がHレベルになり、タイマ6を始動させる。タイマ
6が動作している期間は、出力16がHレベルであるの
で、カードイネーブル信号8をLレベル、読み出し制御
信号10をLレベルとすると、メモリ内のアドレス
(A0〜A19)7で指定されたアドレスのデータがデー
タバス12を介して出力される。タイマ6は予め設定さ
れた所定の時間をカウントするとその出力16をLレベ
ルに戻すので、再び、メモリ2のデータが読み出せない
状態に戻る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】すなわち、メモリカード102或は202
をシステムに接続し電源が印加された直後では外部から
はデータの読み出し、或は書き込みおよび読み出しが可
能に見えるようにすることで、メモリカードにデータ保
護機能が設けられていることを外部から分からないよう
にしている。これによりタイマ6の最初の設定期間の間
はデータへのアクセスが可能であるが、設定期間が経過
してタイマ6が動作停止状態になると、それ以後は上述
したタイマ6への所定データのダミー書き込みを行わな
いと、データへのアクセスはできない。これにより例え
ば、メモリカード内のプログラムやデータを不当にコピ
ーしようとする使用者は、データ保護機能の存在が分か
らずに困惑され、不当なコピー等の防止により効果的で
ある。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】実施例3.図6はこの発明の第3の実施例
の不揮発性メモリカードの構成を示すブロック図、図7
は同揮発性メモリカードの構成を示すブロック図であ
る。上記各実施例のメモリカードでは、下位アドレス
(A0〜A19)にタイマ6に対するダミー書き込みを行
うために上位アドレス(A20)を追加していた。これは
システムからメモリカードを制御する際に、メモリ2或
は2aとタイマ6を同様の制御空間に設けている。これ
に対して図6のメモリカード103および図7のメモリ
カード203では、それぞれ図に示すように、メモリ2
或は2aとタイマ6をメモリ選択信号26によって制御
される別の空間に置くようにした。すなわち、タイマ6
にダミー書き込みを行う場合には、メモリ選択信号26
をHレベルとし、またメモリ2或は2aを選択する場合
にはLレベルにする。これによりシステムからの制御が
より容易になるというさらなる効果が得られる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】実施例7.図15はこの発明の第7の実施
例の不揮発性メモリカードの構成を示すブロック図、図
16は同揮発性メモリカードの構成を示すブロック図で
ある。この実施例では、タイマ6の設定時間を外部から
変更できるようにした。図15の不揮発性メモリカード
107および図16の揮発性メモリカード207では、
共にタイマ設定時間変更手段としてのラッチ回路33を
設け、このラッチ回路33にタイマ6の動作時間を動作
開始前に予め設定することによって、タイマ6の動作時
間すなわちタイマ6の設定時間を可変(無期限を含む)と
するようにした。タイマ6は図3に示しものと基本的
に同じである。但し、図3の抵抗群からなる時間設定部
605の部分がなくなり、この部分にラッチ回路33の
出力34が接続される。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】実施例8.図18はこの発明の第8の実施
例の不揮発性メモリカードの構成を示すブロック図、図
19は同揮発性メモリカードの構成を示すブロック図で
ある。この実施例では、タイマ6、デコーダ4およびメ
モリ2、2a等を含むメモリカード内の回路部分を1つ
の半導体チップ内に形成した。図18の不揮発性メモリ
カード108では全ての回路部分を1つの半導体チップ
35内に形成した1チップカードにしている。また図1
9の揮発性メモリカード208でも、符号50〜53の
部分からなるデータバックアップ回路部分以外の部分を
1つの半導体チップ35内に形成している。このよう
に1チップ構造にすることにより、外部からデータ保護
機能を分析することがさらに難しくなり、より高いデー
タ保護機能を有するメモリカードが得られる効果があ
る。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】
【発明の効果】以上のようにこの発明の第1の発明のメ
モリカードでは、タイマが動作停止状態にある期間は、
メモリ手段への制御信号を外部からの信号とは無関係
に、メモリ手段へのアクセスを不可能な状態とし、タイ
マに対して所定のデータのダミー書き込みが行われると
タイマが動作状態になり、設定された一定の期間は、外
部からの制御信号を有効とし、メモリへのアクセスを可
能にするデータ保護手段を設けた。これにより、タイマ
に対して所定のデータのダミー書き込みをしないと、メ
モリへはアクセスできず、さらにメモリへ連続してアク
セスす続ける場合には、通常の動作の中に、タイマに設
定された動作時間より短い周期で、上記ダミー書き込み
の動作を入れていく必要がある。従ってデータの保護機
能を備えた信頼性の高いメモリカードを提供できる効果
が得られる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 コネクタ、2 不揮発性半導体メモリ、2a 揮発
性半導体メモリ、3NANDゲート回路、4 デコー
ダ、5 ANDゲート回路、6 タイマ、7アドレスバ
ス、8 カードイネーブル信号線、9 チップイネーブ
ル信号線、10 読みだし制御信号線、11 書き込み
制御信号線、12 データバス、18上位アドレス、2
6 メモリ選択信号線、27 データ判定用デコーダ、
29、29a、29b NANDゲート回路、32 O
Rゲート回路、33 ラッチ回路、30、30a 読み
出し制御信号線、30b 書き込み制御信号線、35、
35a 半導体チップ、45 タイマ、101、201
揮発性メモリカード。
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図19
【補正方法】変更
【補正内容】
【図19】
【手続補正14】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図23
【補正方法】変更
【補正内容】
【図23】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを記憶するメモリ手段と、 このメモリ手段を制御するための外部からの各種制御信
    号、データおよびアドレスの上記メモリ手段への入出力
    を行う入出力手段と、 所定のデータがダミー書き込みされた時に動作状態にさ
    れてカウントを開始し、予め設定された所定時間が経過
    すると動作停止状態に戻るタイマを含み、このタイマが
    動作停止状態の間は、上記メモリ手段への上記制御信号
    およびアドレスのいずれかを無効の状態にして上記メモ
    リ手段へのアクセスを不可能にするデータ保護手段と、 上記タイマへの上記ダミー書き込みを行うためのダミー
    書き込み手段と、 を備えたメモリカード。
  2. 【請求項2】 上記データ保護手段が、動作状態にある
    か否かを示す出力を発生する上記タイマと、上記入出力
    手段の制御信号およびアドレスが上記タイマへのデータ
    のダミー書き込みの状態にあることを検出するデコーダ
    と、このデコーダの出力と上記データの所定の1ビット
    を入力とし、それぞれ所定の値の時に上記タイマを始動
    させる信号を発生するゲート回路と、上記入出力手段の
    制御信号およびアドレスの少なくとも1つに設けられ、
    上記タイマからの出力に従って、上記タイマが動作停止
    状態の間は入出力手段の該信号を無効にするゲート回路
    とを含み、 上記ダミー書き込み手段が、上記デコーダに接続される
    書き込み制御信号および上記タイマへのダミー書き込み
    用の追加されたアドレスビットを含む、 請求項1のメモリカード。
  3. 【請求項3】 電源投入時に上記データ保護手段のタイ
    マを動作状態にして、データ保護機能が設けられていな
    かのように見せかける保護機能カモフラージュ手段をさ
    らに備えた請求項1のメモリカード。
  4. 【請求項4】 上記データ保護手段が、動作状態にある
    か否かを示す出力を発生する上記タイマと、上記入出力
    手段の制御信号およびアドレスが上記タイマへのデータ
    のダミー書き込みの状態にあることを検出するデコーダ
    と、ダミー書き込みされたデータが予め定められた所定
    のデータであることを判断するデータ判定用デコーダ
    と、このデータ判定用デコーダと上記デコーダの出力を
    入力とし、それぞれが所定の値の時に上記タイマを始動
    させる信号を発生するゲート回路と、上記入出力手段の
    制御信号およびアドレスの少なくとも1つに設けられ、
    上記タイマからの出力に従って、上記タイマが動作停止
    状態の間は入出力手段の該信号を無効にするゲート回路
    とを含み、 上記ダミー書き込み手段が、上記デコーダに接続される
    書き込み制御信号および上記タイマへのダミー書き込み
    用の追加されたアドレスビットを含む、請求項1のメモ
    リカード。
  5. 【請求項5】 上記データ保護手段のタイマの設定時間
    を外部から変更するためのタイマ設定時間変更手段をさ
    らに備えた請求項1のメモリカード。
  6. 【請求項6】 上記各手段を1チップ内に構成した請求
    項1のメモリカード。
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