JPH07199603A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH07199603A
JPH07199603A JP33856793A JP33856793A JPH07199603A JP H07199603 A JPH07199603 A JP H07199603A JP 33856793 A JP33856793 A JP 33856793A JP 33856793 A JP33856793 A JP 33856793A JP H07199603 A JPH07199603 A JP H07199603A
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JP
Japan
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roller
charging roller
transfer roller
transfer
cleaning
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Application number
JP33856793A
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English (en)
Inventor
Takeshi Saito
健 斉藤
Toshiyuki Uchida
俊之 内田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成でありながら、装置を長時間使用
しなかった場合でも白抜けや転写ムラのない良質で安定
した画像が長期に亘って得られるようにする。 【構成】 帯電ローラ2及び転写ローラ3をそれぞれ各
クリーニング部材22,32を介して加圧することによ
り感光体1にそれぞれ圧接させる加圧手段20,30を
設ける。その各加圧手段の非加圧時に、帯電ローラ2及
び転写ローラ3が自重で感光体1に対して当接又は離間
するようにする。それによって、帯電ローラ2が自重の
みによる軽い当接で感光体1に接するだけであるため、
帯電ローラ2や転写ローラ3が感光体1に強く加圧され
た状態のまま長時間放置された場合のように、その接触
部位が局部的に変質等を生じたり、永久ひずみを生じた
りして画像の品質が低下するのを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回転する感光体の表
面にそれぞれ接触して回転する帯電ローラと転写ローラ
とを備えた静電複写機,光プリンタ,ファクシミリ等の
電子写真方式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、静電複写機,光プリンタ,ファ
クシミリ等の電子写真方式の画像形成装置は、被帯電体
である感光体を帯電処理する装置を備えているが、従来
はその装置としてコロナ帯電装置が被帯電体面を均一に
帯電することができるということから広く使用されてき
た。また、転写工程においても、感光体の表面に形成さ
れたトナー像をコロナ放電を利用して転写紙に転写させ
ることが行なわれてきた。
【0003】しかしながら、このコロナ放電を利用した
帯電及び転写の場合には、コロナ放電に伴ってオゾンや
窒素酸化物が発生するため、それが人体に対して有害で
あったり、環境に対して悪影響を与えたり、さらにはそ
れらのオゾンや窒素酸化物が感光体,帯電器,光学系等
の各部に付着することによって画像劣化の原因になりや
すいという欠点があった。
【0004】そこで、最近では、上記のような欠点がほ
とんどない帯電装置及び転写装置として、電圧を印加し
たローラ状やベルト状の帯電部材又は転写部材を感光体
に直接接触させて感光体を帯電したり、その感光体上の
画像を転写紙に転写したりする直接接触方式のものが提
案されている。このような直接接触方式のものは、トナ
ー等によって帯電部材や転写部材の表面が汚れると、帯
電ムラや転写ムラが発生したりする。
【0005】その汚れは、例えば帯電部材が帯電ローラ
である場合には、画像の転写後に行なわれる感光体の表
面のクリーニングでクリーニング洩れが生じたときに、
その洩れによって感光体上に残ったトナーが、感光体の
表面に接触しながら回転する帯電ローラに転移したり、
その帯電ローラの周辺に浮遊するトナー等が直接付着し
たりして起きるものである。
【0006】そのため、例えば直接接触方式の帯電装置
の場合には、帯電ローラの表面をクリーニングするクリ
ーニング部材を設けて、それによって帯電ローラの表面
に付着したトナー等による汚れを除去するようにして、
帯電ムラの発生を防止するようにしている(例えば特開
平2−301777号公報参照)。
【0007】しかしながら、このような直接接触方式の
帯電装置の場合には、装置を使用していないときも帯電
ローラが感光体に常時加圧された状態で接触する構成に
なっている場合には、感光体の帯電ローラとの接触部位
が局部的に変質等を生じてしまうことがある。
【0008】そのようになると、その接触部位に対応し
た部分で帯電が行なわれなかったりするため、転写紙に
その部分に対応した白抜け部分ができて画像品質が低下
してしまう。
【0009】また、直接接触方式の転写装置の場合にお
いても、装置を使用していないときに転写ローラが感光
体に常時加圧された状態で接触する構成になっている場
合には、転写ローラの感光体との接触部位が局部的に永
久ひずみを生じて、それが原因で転写ムラが発生して鮮
明な画像が得られなくなってしまうことがあるという問
題点があった。
【0010】そこで、このような直接接触方式の帯電装
置の場合には、装置のスタンバイ時(画像形成時以外の
時)には帯電ローラを機械的な方法によって感光体から
離間状態にするものが提案されている(例えば特開平1
−207768号公報参照)。また、転写装置の場合に
は、画像形成時以外は転写ローラを機械的な方法によっ
て感光体から離間状態にするものが提案されている(例
えば特開平3−35276号公報参照)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに帯電ローラ及び転写ローラを機械的な方法によって
感光体に対して離間可能にした装置の場合には、その各
ローラを感光体から離間させるために例えばカム,レバ
ー,ソレノイド等を使用した複雑な機構が必要であった
ため、構成が複雑になると共にコストアップにもなって
しまうという問題点があった。
【0012】この発明は、上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、比較的簡単な構成でありながら、装置を
長時間使用しなかった場合でも白抜けや転写ムラのない
良質で安定した画像が長期に亘って得られるようにする
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、上述したような画像形成装置において、
帯電ローラ及び転写ローラをそれぞれ各クリーニング部
材を介して加圧することにより感光体にそれぞれ圧接さ
せる加圧手段を設けると共に、その加圧手段の非加圧時
に帯電ローラ及び転写ローラが自重で感光体に対して当
接又は離間するようにその帯電ローラ及び転写ローラを
支持したものである。
【0014】また、上記画像形成装置において、帯電ロ
ーラ又は転写ローラとクリーニング部材との間の摩擦系
数をμ1 、そのクリーニング部材と帯電ローラ又は転写
ローラとの接触圧力をT1 、帯電ローラ又は転写ローラ
と感光体との間の摩擦系数をμ2 、その帯電ローラ及び
転写ローラと感光体との接触圧力をT2 とした時、T1
・μ1 <T2・μ2 となるようにするとよい。
【0015】さらに、上記いずれかの画像形成装置にお
いて、各クリーニング部材に導電性を有する導電部を設
け、その各導電部を介して電源から帯電ローラ及び転写
ローラに電圧を印加するようにするとよい。
【0016】また、その画像形成装置において、各クリ
ーニング部材に導電部とクリーニング性の高いクリーニ
ング部とを設け、帯電ローラ及び転写ローラの各回転方
向の上流側にクリーニング部を、下流側に導電部を配置
するとよい。
【0017】
【作用】このように構成した画像形成装置によれば、帯
電ローラ及び転写ローラは、加圧手段の非加圧時には自
重で感光体に対して当接又は離間するので、その感光体
に当接する方のローラであっても自重のみによる軽い当
接で感光体に接するだけであるため、帯電ローラや転写
ローラが感光体に強く加圧された状態のまま長時間放置
された場合のように、その接触部位が局部的に変質等を
生じたり、永久ひずみを生じたりして画像品質を低下さ
せてしまうようなことがない。
【0018】また、上述したT1・μ1 <T2・μ2 とな
るようにすれば、帯電ローラ及び転写ローラと感光体と
の摩擦力T2・μ2 が、帯電ローラ及び転写ローラとクリ
ーニング部材との摩擦力T1・μ1 よりも大きいので、帯
電ローラ及び転写ローラは独自の駆動源を持たなくても
感光体によって連れ回りされ、その帯電ローラ及び転写
ローラの各表面がクリーニング部材によってそれぞれク
リーニングされる。
【0019】さらに、各クリーニング部材に導電性を有
する導電部を設け、その各導電部を介して電源から帯電
ローラ及び転写ローラに電圧を印加するようにすれば、
従来の帯電ローラ及び転写ローラの軸部となる芯金の部
分に電圧を印加する構成に比べて、帯電ローラ及び転写
ローラに電圧を印加する際の電気的導通をより確実なも
のにできる。
【0020】また、各クリーニング部材に導電部とクリ
ーニング性の高いクリーニング部とを設け、帯電ローラ
及び転写ローラの各回転方向の上流側に上記クリーニン
グ部を、下流側に上記導電部を配置すれば、帯電ローラ
及び転写ローラの表面にトナー等が付着していた場合に
は、それがクリーニング部によって先にクリーニングさ
れ、そのトナー等が取り除かれて清掃された面に導電部
が接触して、そこに帯電電圧及び転写電圧が印加される
ので、電圧の印加が確実に行なわれる。
【0021】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図1はこの発明の一実施例を示す画像
形成装置である静電複写機の非コピー時における感光体
付近の状態を示す概略図、図2は同じくその静電複写機
のコピー動作時における感光体付近の状態を示す概略図
である。
【0022】まず、この静電複写機によるコピー動作に
ついて説明する。この静電複写機は、図1の矢示A方向
に回転する感光体1と、その表面1aにそれぞれ接触し
て回転する帯電ローラ2及び転写ローラ3と、その各ロ
ーラ2,3にそれぞれ電圧を印加する電源4,5と、帯
電ローラ2及び転写ローラ3の各表面を清掃する各クリ
ーニング部材22,32とを備えた接触帯電方式の画像
形成装置である。
【0023】そして、感光体1が矢示A方向に所定の周
速度で回転し、図2に示すようにその感光体1に帯電ロ
ーラ2が接触しながら連れ回りにより矢示B方向に等速
で従動回転する。
【0024】その感光体1の回りには、図1に示すよう
に帯電ローラ2及び転写ローラ3の他に、現像装置6と
クリーニングユニット8とがそれぞれ配設されており、
露光装置9からの光が感光体1の表面1aに入射して、
帯電ローラ2によって一様に帯電された表面1aが露光
されてそこに静電潜像が形成され、それが現像装置6の
現像スリーブ6aによって供給されるトナーにより現像
されてトナー像(可視像)となる。
【0025】一方、給紙カセット(図示せず)内の転写
紙Pは、所定のタイミングで回転する給紙ローラにより
1枚ずつ送り出され、それがタイミング調整されて感光
体1上のトナー像と一致する正確なタイミングで、転写
ローラ3が設けられている転写部に向けて搬送される。
【0026】その転写紙Pは、図1(非コピー時の状態
であるため本来は転写紙Pは搬送されないが説明の都合
上図示している)で上面側にトナー像が転写され、それ
が感光体1から分離されて図示しない定着装置へ搬送さ
れ、そこでトナーが定着された後に装置外部の排紙トレ
イ等へ排出される。
【0027】そして、その転写終了後に感光体1上に残
った残留トナー及び紙粉等の異物は、クリーニングユニ
ット8に設けられているクリーニングブレード8aによ
り取り除かれ、その感光体1上に残った残留電位は図示
しない除電ランプにより取り除かれて、次の帯電ローラ
2による帯電に備える。
【0028】帯電ローラ2は、鉄等からなる芯金の外側
に、例えばEPDM(エチレンプロピレンジエンの3元
共重合体)による導電性ゴムローラ部を一体に装着した
ものであり、その芯金の両端が加圧手段20のローラ支
持アーム21の一端部に図示しない軸受を介して回転自
在に取り付けられている。
【0029】同様に転写ローラ3は、芯金(支持シャフ
ト)の外側に弾性層を形成し、その外側に薄い層の導電
層と抵抗層を形成したものであり、芯金の部分が加圧手
段30のローラ支持アーム31の一端部に図示しない軸
受を介して回転自在に取り付けられている。
【0030】加圧手段20と30は同様なものであり、
加圧手段20は帯電ローラ2をクリーニング部材22を
介して加圧することにより感光体1に圧接させ、加圧手
段30は転写ローラ3をクリーニング部材32を介して
加圧することにより感光体1に圧接させる。
【0031】その加圧手段20は、略中央が軸11によ
って揺動可能に支持された加圧アーム23と、その加圧
アーム23の一端部に係合してその加圧アーム23を揺
動させるソレノイド24と、そのソレノイド24がオフ
時に加圧アーム23を図1に示す位置に戻すスプリング
25とからなる。
【0032】その加圧アーム23を支持する軸11は、
帯電ローラ2を一端部に回転自在に支持したローラ支持
アーム21の他端部も自重で揺動できるように支持して
いる。また、加圧アーム23の帯電ローラ2に対応する
位置には、帯電ローラ2の表面を清掃するクリーニング
部材22を取り付けている。
【0033】同様に、加圧手段30は、略中央が軸11
によって揺動加納に支持された加圧アーム33と、その
加圧アーム33の一端部に係合してその加圧アーム33
を揺動させるソレノイド34と、そのソレノイド34が
オフ時に加圧アーム33を図1に示す位置に戻すスプリ
ング35とからなる。
【0034】その加圧アーム33を支持する軸11は、
転写ローラ3を一端部に回転自在に支持したローラ支持
アーム31の他端部も自重で揺動できるように支持して
いる。また、加圧アーム33の転写ローラ3に対応する
位置には、転写ローラ3の表面を清掃するクリーニング
部材32を取り付けている。
【0035】その各クリーニング部材22,32には、
導電性を有する導電部22a,32aと高いクリーニン
グ性を有するクリーニング部22b,32bとを設け、
帯電ローラ2及び転写ローラ3の各回転方向の上流側に
クリーニング部22b,32bを、下流側に導電部22
a,32aをそれぞれ配置している。
【0036】そして、その各導電部22a,32aを介
して、電源4,5から帯電ローラ2及び転写ローラ3に
電圧を印加するようにしている。この静電複写機は、コ
ピー動作を停止しているときには、図1に示すように加
圧手段20及び30のソレノイド24,34は共にオフ
状態(非吸引状態)にある。また、感光体1も回転を停
止している。さらに、電源4,5からの電圧の印加も行
なわれない。
【0037】この状態では、加圧手段20,30は非加
圧状態であり、各加圧アーム23,33がスプリング2
5,35の付勢力によって図1に示す位置にある。した
がって、帯電ローラ2及び転写ローラ3は共に自重で軸
11を支点としてそれぞれ揺動し、帯電ローラ2が図示
のように感光体1の表面1aに対して軽く当接し、転写
ローラ3が感光体1の表面1aから離間している。
【0038】この状態から、コピースタートキーが押さ
れてコピー動作がスタートすると、感光体1が矢示A方
向に回転し、それに同期して除電手段(図示せず)がオ
ンになった後、加圧手段20,30の各ソレノイド2
4,34が図2に示すように共にオンになる。
【0039】すると、スプリング25,35の付勢力に
抗して各加圧アーム23,33がソレノイド24,34
によって図示の位置まで回動されるため、帯電ローラ2
及び転写ローラ3が各クリーニング部材22,32を介
して加圧されて、それらのローラ2,3が共に接触圧力
T2 で感光体1にそれぞれ圧接する。
【0040】したがって、帯電ローラ2が、矢示A方向
に回転する感光体1に摩擦力「T2・μ2 」で接触しなが
ら矢示B方向に連れ回りする。なお、μ2 は帯電ローラ
2と感光体1との間の摩擦系数である。
【0041】また、このとき帯電ローラ2の表面には、
クリーニング部材22も圧接されているため、その帯電
ローラ2とクリーニング部材22との間の摩擦系数をμ
1 、そのクリーニング部材22と帯電ローラ2との接触
圧力をT1 としたとき、その帯電ローラ2にはクリーニ
ング部材22によって、その矢示B方向への回転に対し
て抵抗を与えようとする摩擦力「T1・μ1」が作用す
る。
【0042】しかしながら、この実施例では、上記各摩
擦力を、T1・μ1 <T2・μ2 となるようにしているの
で、帯電ローラ2が矢示B方向に回転すると共に、クリ
ーニング部材22が摩擦力T1・μ1 によって帯電ローラ
2の表面を摺擦してクリーニングする。
【0043】また、この帯電ローラ2の回転に同期し
て、電源4(図1)からクリーニング部材22の導電部
22aを介して帯電ローラ2に帯電電圧が印加され、こ
の電圧により帯電ローラ2を介して感光体1の表面1a
が一様に帯電される。一方、帯電ローラ2と同一のタイ
ミングで感光体1に圧接された転写ローラ3は、摩擦力
「T2・μ2 」で接触しながら矢示C方向に連れ回りす
る。
【0044】また、このとき転写ローラ3の表面にはク
リーニング部材32も接触圧力T1で圧接されているた
め、その転写ローラ3とクリーニング部材32との間の
摩擦系数をμ1 としたとき、その転写ローラ3にはクリ
ーニング部材32によって、その矢示C方向への回転に
対して抵抗を与えようとする摩擦力「T1・μ1 」が作用
する。
【0045】しかしながら、この実施例では上記各摩擦
力を、T1・μ1 <T2・μ2 となるようにしているの
で、転写ローラ3が矢示C方向に回転すると共に、クリ
ーニング部材32が摩擦力T1・μ1 によって転写ローラ
3の表面を摺擦してクリーニングする。また、この転写
ローラ3の回転に同期して、電源5(図1)からクリー
ニング部材32の導電部32aを介して転写ローラ3に
転写電圧が印加される。
【0046】なお、クリーニング部材22,32は、前
述したように帯電ローラ2及び転写ローラ3の各回転方
向の上流側にクリーニング部22b及び32bを配設
し、下流側に導電部22a及び32aを配設しているの
で、帯電ローラ2及び転写ローラ3の表面にトナー等が
付着していた場合には、それがクリーニング部22b及
び32bによってクリーニングされ、そのトナー等が取
り除かれて清掃された面に導電部22a及び32aが接
触して、そこに帯電電圧及び転写電圧が印加されるの
で、電圧の印加が確実に行なわれる。
【0047】なお、この転写ローラ3にクリーニング部
材32の導電部32aを介して転写電圧を印加させるタ
イミングは、転写紙がこの転写ローラ3と感光体1との
当接部へ搬送されるタイミングとしている。
【0048】このように、この静電複写機は、クリーニ
ング部材22,32の導電性を有する導電部22a,3
2aに電圧を印加するので、従来の接触式の帯電装置に
見られる帯電ローラの軸部となる芯金に電圧を印加する
構成に比べて電気的導通をより確実なものにすることが
できる。
【0049】ところで、この実施例では、帯電ローラ2
と転写ローラ3を感光体1の回転中心に対して点対称と
なる位置に配置している。したがって、感光体1は、そ
の中心に対して対称な位置が帯電ローラ2と転写ローラ
3とによってバランス良く加圧されるため、対称な位置
以外が加圧されたときのように特定の方向に移動される
力が加えられるようなことがないので、それを回転可能
に支持する軸受部分に過大な負荷が加わることがないの
で、常に安定した回転ができる。
【0050】また、この実施例では加圧手段20及び3
0が、帯電ローラ2及び転写ローラ3を感光体1に対し
て加圧する機構と、クリーニング部材22,32を帯電
ローラ2及び転写ローラ3の表面に加圧する機構の両方
を兼ねているので、構成部品の簡素化が図れると共にコ
スト低減ができ、信頼性も向上する。
【0051】なお、この実施例におけるクリーニング部
材22,32は、導電部22a,32aとクリーニング
部22b,32bとをそれぞれ切り分けたので、その両
者の信頼性が向上する。また、クリーニング部材22,
32の性能維持のため、その導電部22a,32a又は
クリーニング部22b,32bのいずれかのみを交換す
ることもできるため便利である。
【0052】ところで、従来の装置には、ゴム材(例え
ばEPDM)で形成されている帯電ローラを、装置をし
ばらく使用しない時でも感光体に加圧させた状態のまま
長時間放置するものがあった。その場合には、ゴム材の
中に含まれている可塑剤等がしみ出て感光体の表面を局
部的に変質させて白ヌケ等の異常画像を発生させたりし
ていた。
【0053】しかしながら、この実施例では、コピー動
作していないときは帯電ローラ2が感光体1に自重のみ
によって軽く接するだけであるため、そのような異常画
像が発生する心配がない。
【0054】また、弾性部を有する転写ローラ3は、コ
ピー動作が行なわれていないときは自重によって感光体
1から離間状態になるため、それが感光体1に強く加圧
された状態のまま長時間放置された場合には、感光体1
との接触部位が局部的に永久ひずみを生じて、それが原
因で転写ムラが発生して鮮明な画像が得られなくなって
しまうことがあるが、そのような心配のない良質の画像
が得られる。
【0055】さらに、クリーニング部材22及び32
は、クリーニング時には帯電ローラ2及び転写ローラ3
の表面にそれぞれ加圧手段20及び30により圧接され
て、回転する帯電ローラ2及び転写ローラ3の各表面を
摩擦力T1・μ1 によって摺擦してクリーニングするの
で、クリーニング性が良好である。
【0056】また、このクリーニング部材22及び32
は、帯電動作及び転写動作以外の時は加圧手段20及び
30が非加圧状態になるため帯電ローラ2及び転写ロー
ラ3の各表面に対して離間あるいは自重による接触状態
になるため、回転する感光体1に対して負荷変動を与え
るようなことがないので、感光体1が速度変動の少ない
安定した状態で回転するため、良質の画像が得られる。
【0057】さらに、この実施例では、帯電ローラ2や
転写ローラ3は独自の回転駆動手段を持たずに感光体1
に接して、その間の摩擦力によって感光体1により連れ
回りされるので、それだけ構成が簡単である。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、帯電ローラ及び転写ローラの感光体に対する非加圧
時に、それらのローラを自重で感光体に対して当接又は
離間させる簡単な構成にしたので、その感光体に当接す
る方のローラであっても自重のみによる軽い当接で感光
体に接するだけであるため、そのローラが感光体に強く
加圧された状態のまま長時間放置された場合のように、
その接触部位に局部的な変質等が生じたり、永久ひずみ
が生じたりして画像品質が低下するのを防止することが
できる。
【0059】そして、上記非加圧時に、帯電ローラと転
写ローラを感光体からそれぞれ強制的に離間させるため
のカム,レバー,ソレノイド等を使用した複雑な離間機
構を設けなくてよい分だけ構成を簡単にすることがで
き、コストダウンができる。
【0060】また、上述したT1・μ1 <T2・μ2 とな
るようにすれば、帯電ローラ及び転写ローラと感光体と
の摩擦力T2・μ2 が、帯電ローラ及び転写ローラとクリ
ーニング部材との摩擦力T1・μ1 よりも大きいことによ
って、帯電ローラ及び転写ローラが独自の駆動源を持た
なくても感光体によって連れ回りされるので、機構を簡
単にすることができる。
【0061】そして、その帯電ローラ及び転写ローラの
各表面は、摩擦力T1・μ1 で圧接するクリーニング部材
によってそれぞれ確実にクリーニングされるので、帯電
ムラや転写ムラを防止して長期に亘って良質で安定した
画像が得られる。
【0062】さらに、各クリーニング部材に導電性を有
する導電部を設け、その各導電部を介して電源から帯電
ローラ及び転写ローラに電圧を印加するようにすれば、
従来の帯電ローラ及び転写ローラの軸部となる芯金の部
分に電圧を印加する構成に比べて、帯電ローラ及び転写
ローラに電圧を印加する際の電気的導通をより確実なも
のにすることができるため、信頼性の向上が図れる。
【0063】また、各クリーニング部材に導電部とクリ
ーニング性の高いクリーニング部とを設け、帯電ローラ
及び転写ローラの各回転方向の上流側に上記クリーニン
グ部を、下流側に上記導電部を配置すれば、帯電ローラ
及び転写ローラの表面にトナー等が付着していた場合に
は、それがクリーニング部によって先にクリーニングさ
れ、そのトナー等が取り除かれて清掃された面に導電部
が接触して、そこに帯電電圧及び転写電圧が印加される
ので、電圧の印加が確実に行なわれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す画像形成装置である
静電複写機の非コピー時における感光体付近の状態を示
す概略図である。
【図2】同じくその静電複写機のコピー動作時における
感光体付近の状態を示す概略図である。
【符号の説明】
1:感光体 1a:表面 2:帯電ローラ 3:転写ローラ 4,5:電源 20,30:加圧手段 22,32:クリーニング部材 22a,32a:導電部 22b,32b:クリーニング部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する感光体と、その表面にそれぞれ
    接触して回転する帯電ローラ及び転写ローラと、その各
    ローラにそれぞれ電圧を印加する電源と、前記各ローラ
    の表面を清掃する各クリーニング部材とを備えた画像形
    成装置において、 前記帯電ローラ及び転写ローラをそれぞれ前記各クリー
    ニング部材を介して加圧することにより前記感光体にそ
    れぞれ圧接させる加圧手段を設けると共に、該加圧手段
    の非加圧時に前記帯電ローラ及び転写ローラが自重で前
    記感光体に対して当接又は離間するように該帯電ローラ
    及び転写ローラを支持したことを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記帯電ローラ又は転写ローラとクリーニング部材との
    間の摩擦系数をμ1 、該クリーニング部材と前記帯電ロ
    ーラ又は転写ローラとの接触圧力をT1 、前記帯電ロー
    ラ又は転写ローラと前記感光体との間の摩擦系数をμ2
    、該帯電ローラ及び転写ローラと前記感光体との接触
    圧力をT2 とした時、T1・μ1 <T2・μ2 となるよう
    にしたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の画像形成装置にお
    いて、前記各クリーニング部材に導電性を有する導電部
    を設け、その各導電部を介して前記電源から前記帯電ロ
    ーラ及び転写ローラに電圧を印加するようにしたことを
    特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の画像形成装置において、
    前記各クリーニング部材に前記導電部とクリーニング性
    の高いクリーニング部とを設け、前記帯電ローラ及び転
    写ローラの各回転方向の上流側に前記クリーニング部
    を、下流側に前記導電部を配置したことを特徴とする画
    像形成装置。
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