JPH07199462A - 着色画像を形成するための感光性材料および方法 - Google Patents

着色画像を形成するための感光性材料および方法

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JPH07199462A
JPH07199462A JP6200828A JP20082894A JPH07199462A JP H07199462 A JPH07199462 A JP H07199462A JP 6200828 A JP6200828 A JP 6200828A JP 20082894 A JP20082894 A JP 20082894A JP H07199462 A JPH07199462 A JP H07199462A
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photosensitive
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photosensitive layer
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JP6200828A
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English (en)
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Stephan J W Platzer
スティーブン、ジェー、ダブリュ、プラッツァー
Andrea Buchmann
アンドレア、ブックマン
Gerhard Buhr
ゲルハルト、ブール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoechst AG
Original Assignee
Hoechst AG
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F3/00Colour separation; Correction of tonal value
    • G03F3/10Checking the colour or tonal value of separation negatives or positives

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】着色画像の形成、特に多色印刷用の色校正に好
適な感光性材料および着色画像の製造法の提供。 【構成】柔軟で透明なフィルム支持体、有機バインダ
ー、染料または着色顔料、放射線に露出した時に強酸を
形成する化合物および酸により開裂し得る少なくとも1
個の基を有する化合物を含む着色感光層、更に熱可塑性
重合体を含み、軟化温度が40〜200℃である接着促
進層を含む感光性材料を、接着促進層の上で、圧力およ
び昇温下に受像シートと積層し、得られたラミネートを
フィルム支持体を通して像様に露光し、フィルム支持体
を感光層の露光していない層部分と共に受像シートから
剥離することからなる、着色画像の製造法、特に多色印
刷用の色校正方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、着色画像の形成、特に多色印刷
用の色校正、に好適な感光性材料に関する。本発明はさ
らに着色画像の製造法、特に透明なフィルム支持体、着
色感光層および熱可塑性接着促進層を含んでなる感光性
材料を受像シートに積層し、フィルム支持体を通して像
様に露光し、フィルム支持体を着色感光層の非露光部分
と共に剥離することにより画像を現像する(「剥離」現
像)、色校正方法、に関する。この様にして、複数の原
色画像から多色画像を形成することができる。
【0002】上記の種類の材料は、例えばUS−A 5
108868号明細書に記載されている。そこでは、ジ
アゾニウム塩を基剤とする感光性材料が使用されてお
り、得られた原色画像を最終的な受像材料に再度転写し
なければならず、別の原色画像を第一の画像と精確に積
層しなければならない。
【0003】US−A 4923780号明細書には、
短波長UV放射線に露出することにより重合防止剤を形
成する芳香族o−ニトロ化合物を含む着色光重合性層か
ら原色画像を形成する、色校正方法が開示されている。
画像反転は、短波長UV放射線に像様に露出し、原画な
しに長波長UV放射線に露出することにより、達成され
る。ネガ多色画像は、受像材料と積層し、精確に重ね合
わせて露光し、個々の原色画像を剥離現像することによ
り得られる。
【0004】EP−A 514186号明細書も同様
に、現像を剥離により行なうネガ型色校正方法を開示し
ている。ここでは、原画を一度は使用し、一度は使用せ
ずに、二重積層および二重露光により、光重合性材料か
ら反転を行なっている。
【0005】本発明の目的は、ネガ型色校正方法、およ
びこの目的に好適で、これまで公知の方法の利点を簡単
に得られる感光性材料を提案することである。
【0006】本発明は、(A)柔軟で透明なフィルム支
持体、(B)有機バインダー(B1)および染料または
着色顔料(B2)を含む着色感光層、および(C)熱可
塑性重合体を含有して、軟化温度が40〜200℃であ
る接着促進層を含んでなり、露光していない感光層
(B)の接着促進層(C)に対する接着性(a1 )が、
露光していない感光層(B)のフィルム支持体(A)に
対する接着性(a3 )よりも、および層(B)および
(C)の一体性(cohesion)よりも小さく、露光した感光
層(B)のフィルム支持体(A)に対する接着性(a3
' )が、露光した感光層(B)の接着促進層(C)に対
する接着性(a1 ' )よりも、および接着促進層(C)
および露光した感光層(B)の一体性よりも小さい感光
性材料から出発する。
【0007】本発明の材料では、着色感光層(B)は、
放射線に露出した時に強酸を形成する化合物(B3)お
よび酸により開裂し得る少なくとも1個の基を有する化
合物(B4)をさらに含有している。
【0008】本発明は、(A)柔軟で透明なフィルム支
持体、(B)有機バインダー(B1)および染料または
着色顔料(B2)を含有する着色感光層、および(C)
熱可塑性重合体を含み、軟化温度が40〜200℃であ
る接着促進層を含んでなる感光性材料を、接着促進層
(C)を介して、圧力および昇温下に受像シート(D)
と積層し、得られたラミネートをフィルム支持体(A)
を通して像様に露光し、フィルム支持体を感光層(B)
の露光していない層部分と共に受像シート(D)から剥
離することからなり、露光していない感光層(B)の接
着促進層(C)に対する接着性(a1 )が、接着促進層
(C)の受像シート(D)に対する接着性(a2 )およ
び露光していない感光層(B)のフィルム支持体(A)
に対する接着性(a3 )よりも、および層(B)および
(C)の一体性よりも小さく、露光した感光層(B)の
フィルム支持体(A)に対する接着性(a3 ' )が、接
着促進層(C)の受像シート(D)に対する接着性(a
2 )および露光した感光層(B)の接着促進層(C)に
対する接着性(a1 ' )よりも、および接着促進層
(C)および露光した感光層(B)の一体性よりも小さ
いことを特徴とする、着色画像の製造法を提案するもの
である。
【0009】本発明の方法では、使用する感光性材料
が、放射線に露出した時に強酸を形成する化合物(B
3)および酸により開裂し得る少なくとも1個の基を有
する化合物(B4)を含む着色感光層(B)を有する。
【0010】放射線に露出した時に強酸を形成する化合
物(B3)は、好ましくは、脂肪族炭素原子にまたは芳
香環上に1個より多いハロゲン原子を含む感光性有機ハ
ロゲン化合物である。例えば、トリクロロ−およびトリ
ブロモメチル化合物の様なトリハロメチル化合物、特に
トリハロメチル基が複素環(例えばs−トリアジン環ま
たはチアゾリン環)上にある化合物、が特に有効であ
る。この種の好適な化合物はUS−A 3954475
号、4189323号および4619998号各明細書
に記載されている。
【0011】酸発生剤として好適な他の化合物は、スル
ホン酸の誘導体、例えばo−ニトロベンジルエステルの
様なエステル、アミドおよびイミドである。その様な化
合物はとりわけHoulian ら、Macromolecules, Vol. 21,
2001 〜2006頁(1988)、EP−A 510446号およ
びUS−A 4618674号およびUS−A 473
1605号各明細書に記載されている。
【0012】この目的のためには多くのオニウム塩も開
示されている[J. Crivello, Polym. Eng. Sci., 23(19
83), 953] 。
【0013】酸形成成分は、層(B)中に2〜30重量
%、好ましくは5〜20重量%、の量で含まれる。
【0014】酸により開裂し得る少なくとも1個の基を
有する化合物も、同様に公知である。一般的に、酸によ
り開裂し得るC−O−C基を有する化合物が使用され
る。その様な化合物は、特にオルトカルボン酸エステ
ル、カルボキサミドアセタール、アセタールまたはケタ
ールでよい。エノールエーテル、N−アシルイミノカー
ボネート、第3級アルコールのエーテルおよび第3級ア
ルコール、アリルアルコールまたはベンジルアルコール
のカルボン酸エステルまたは炭酸エステル、も好適であ
る。この目的には、酸により開裂し得るC−O−Si基
を有する、例えばシリルエーテル基またはシリルエノー
ルエーテル基を有する、化合物も使用できる。好適な酸
−開裂性化合物はとりわけ、US−A 4189323
号、4311782号、4247611号、42502
47号および4248957号、およびEP−A 51
0448号各明細書に記載されている。酸−開裂性化合
物の中で、室温程度で、あるいは僅かに高い温度で開裂
する化合物が好ましい。これらの中でケタールおよび特
にオルトカルボン酸エステルが好ましい。酸−開裂性化
合物は、感光層中に一般的に10〜70重量%、好まし
くは20〜50重量%、の量で含まれる。
【0015】有機重合体バインダー(B1)は、層に均
質性および強度を与えるために使用する。好適なバイン
ダーは、スチレン/無水マレイン酸およびスチレンマレ
イン酸ハーフエステル共重合体、アクリル酸エステル重
合体および共重合体、ポリアミド、ポリビニルピロリド
ン、セルロース誘導体、例えばセルロースエステルおよ
びセルロースエーテル、フェノール樹脂、ポリビニルエ
ステルおよびポリビニルアセタール、例えばポリビニル
ブチラール、ポリビニルプロピオナールまたはポリビニ
ルホルマール、である。バインダーの量は、固体層の重
量に対して一般的に10〜75重量%、好ましくは15
〜50重量%、である。
【0016】感光層は、色を与える成分(B2)とし
て、無機でも有機でもよいが、染料または好ましくは着
色顔料を含む。染料を使用する場合、染料は耐光性を有
するのが好ましい。
【0017】染料または着色顔料は、例えば、パーマネ
ントイエローG(C.I.21095)、パーマネント
イエローGR(C.I.21100)、パーマネントイ
エローDHG(C.I.21090)、パーマネントル
ビーL6B(C.I.15850:1)、パーマネント
ピンクF3B(C.I.12433)、ホスタパーム
(商品名)ピンクE(C.I.73915)、ホスタパ
ーム(商品名)レッド−バイオレットER(C.I.4
6500)、パーマネントカーマインFBB(C.I.
12485)、ホスタパームブルーB2G(C.I.7
4160)、ホスタパーム(商品名)ブルーA2R
(C.I.74160)およびプリンテックス(商品
名)25(カーボンブラック)である。顔料および染料
は、必要であれば混合して望ましい色調を達成すること
ができる。顔料は一般的に好適な溶剤中にバインダーの
一部と共に分散させ、ペーストにする。平均粒子径は一
般的に1μm 未満、好ましくは0.2μm 未満、であ
る。一般的に染料よりも顔料が好ましい。染料または着
色顔料は、不揮発成分に対して通常は10〜50重量
%、好ましくは15〜35重量%、の量で層中に存在す
る。
【0018】この層は、他の成分として、酸−開裂性化
合物の熱分解防止剤、スペクトル増感剤、可塑剤、オリ
ゴマー、表面活性化合物、不活性充填材、光学増白剤、
ハレーション防止剤、指示染料、親水性化合物および残
留溶剤を含んでもよい。感光層の層重量は一般的に0.
05〜5g/m2 、好ましくは0.2〜1 g/m2 、であ
る。
【0019】接着促進層(C)は、熱可塑性重合体およ
び、必要であれば、その他の成分を含有する。この層
は、60〜130℃に加熱した時に粘着性になる特性を
有する。この層は着色した重合性層(B)に、溶液また
は分散液から塗布するか、あるいは積層により施され
る。層(B)を溶解しない好適な溶剤は、飽和炭化水
素、例えばシクロヘキサン、n−ヘキサンおよびn−ヘ
プタン、水、または水と、混合可能な有機溶剤との混合
物である。酸価の高い(メタ)アクリル酸共重合体また
は酢酸ビニル/クロトン酸共重合体は、水溶液、例えば
アンモニア性水溶液、から塗布することができる。他の
重合体、例えば酢酸ビニル重合体は水性分散液から塗布
することができる。さらに他の重合体、例えばエチレン
−酢酸ビニル共重合体、は、溶融物から塗布することが
できる。また、接着促進層を一時的な層支持体上に形成
させ、そこから積層により感光層に転移させ、一時的な
支持体を剥離することにより、接着促進層を着色感光層
(B)に施すこともできる。
【0020】接着促進層は、積層および剥離により、一
時的な支持体から受像シート(D)にも転位させること
ができる。次いで該層上で、フィルム支持体(A)およ
び着色感光層(B)を含む感光性材料を、受像シート上
の接着促進層に積層する。この転移方法には、軟化範囲
が80〜180℃である(メタ)アクリル酸エステル重
合体、特に酢酸ビニル重合体、が好適である。
【0021】熱可塑性重合体は、接着促進層中に50重
量%を超える量で存在するのが好ましい。この重合体は
一般的に軟化温度が40〜200℃、特に60〜120
℃、である。接着促進層はさらにUV吸収剤、帯電防止
剤、不活性充填材、光学増白剤、粘着性を増加する添加
剤、および可塑剤を含むことができる。好適な接着促進
層は、US−A 5049476号および以前の独国特
許出願第P4204950.4号および第P42432
53.7号各明細書に開示されている。接着促進層は厚
さが一般的に1μm を超え、層重量が通常は2〜30 g
/m2 、好ましくは4〜12 g/m2 、である。
【0022】本発明の材料に使用する柔軟で透明なフィ
ルム支持体(A)としては、特に、約60〜130℃に
加熱した時に寸法的に安定したプラスチックフィルムが
好適である。この目的には、ポリエステル、ポリカーボ
ネート、ポリイミドおよび類似の重合体からなるフィル
ムが好ましく、一般的にポリエステルフィルムが好まし
い。フィルム支持体は、約10〜120μm 、好ましく
は20〜75μm の厚さを有することができる。寸法安
定性を改良するために、フィルムは一般的に二軸延伸
し、必要であれば、熱固定する。フィルムの表面は平滑
でもつや消しでもよいが、一般的に平滑なフィルムが好
ましい。フィルムは、例えばフィルムの透明性が悪影響
を受けない様な粒子径、量および屈折率を有する、細か
く粉砕した有機の、または特に無機の、粒子を含む好適
な下側層で被覆することにより、ブロッキング防止処理
することができる。
【0023】受像シート(D)は、積層および剥離の条
件に耐え、転写した色画像に対して好適な視覚的コント
ラストを形成する、好適な材料を含むことができる。こ
の材料は通常は白色である。プラスチックフィルム、例
えば顔料を加えたポリエステルフィルム、プラスチック
被覆した紙、例えばポリエチレン被覆した紙、木、ガラ
ス、金属およびその他を使用することができる。この材
料は、予め接着促進性の被覆を有することができる。通
常の印刷紙を使用することもできる。
【0024】積層は、感光性材料を、その接着促進層を
介して受けシート上に載せ、その受けシートと共に2本
の加熱した積層ロール間の隙間に十分な加圧下で通して
行なう。積層温度は通常60〜130℃、好ましくは7
0〜120℃である。ロールの温度は等しくても、異な
っていてもよく、積層速度は一般的に10〜100 cm/
分、好ましくは20〜60 cm/分、である。
【0025】感光性層は、積層の前または後に、透明フ
ィルム支持体(A)を通して、公知の方法により露光す
る。露光は通常、真空複写フレーム中で、ネガ型スクリ
ーン色分離手段の下で行う。光源としては水銀蒸気ラン
プが好ましい。吸光フィルターを使用して散乱光を低減
させることができる。
【0026】積層および露光の後、室温でフィルム支持
体を受けシートから剥離することにより、画像を現像す
る。剥離作業の際、僅かな剥離力しか必要としないの
で、受けシートを掴む、または保持する特殊な装置は不
要である。剥離角度は少なくとも90度にすべきであ
る。剥離の際、感光層の非露光部分がフィルム支持体と
共に除去され、露光部分は接着促進層全体と共に、受像
シート上に残る。この様にして原画のネガ画像が得られ
る。
【0027】異なった色の感光層(B)を有する別の感
光性材料を、接着促進層(C)により、第一の原色画像
に積層し、第一の原色画像と精確に重ね合わせた、対応
する色分離手段を通して露光する。フィルム支持体を剥
離することにより、第二の原色画像を同様に現像する。
同じ方法で、第三および第四の原色画像を追加すること
ができる。通常、シアン、マゼンタ、イエローおよびブ
ラックの原色から4色画像が構成される。所望により、
例えば光沢のある表面を粗い表面、例えばつや消しフィ
ルム、と接触させてエンボス加工し、でき上がった画像
の表面につや消し構造を与えることができる。この目的
には、画像およびつや消しフィルムを、積層装置のロー
ル間の隙間に通す。適切なつや消し材料を選択すること
により、表面構造を決定することができる。最後に、必
要であれば加熱しながら、好適な光源で露光することに
より、完成した画像を硬化させることができる。完成し
た画像の表面上に、例えばUS−A 4,999,26
6号明細書に記載されている様に、保護層を積層するこ
ともできる。完成した画像は、US−A 519263
0号明細書に記載されている様に、一次支持体から永久
支持体に転写することもできる。
【0028】下記の諸例により、本発明の好ましい実施
態様を説明する。量は通常、重量部(pbw) で示す。比率
および百分率は、他に指示が無い限り、重量単位で示
す。
【0029】
【実施例】例1 4枚の、二軸延伸および熱固定し、ブロッキング防止処
理を施した50μm 厚のポリエチレンテレフタレートフ
ィルムのそれぞれに、シアン、イエロー、マゼンタおよ
びブラックの原色に対する下記のコーティング溶液の一
つを塗布した。
【0030】 シアン イエロー マゼンタ ブラック pbw pbw pbw pbw 重合体状オルトエステル* 2.02 2.01 1.96 1.94 2-(4- ビフェニル)-4,6-ビス- トリクロロメチル-s- トリアジン 0.51 0.50 0.43 0.52 ポリビニルホルマール 2.15 1.79 1.57 2.20 平均分子量80,000、 ビニルアルコール単位24% 、 酢酸ビニル単位26% および ビニルホルマール単位50% (Formvar(商品名)12/85) ホスタパーム(商品名)ブルーB2G 0.90 - - - (C.I.74160) パーマネントイエローGR - 0.95 - - (C.I.21100) パーマネントカーマインFBB - - 1.21 - (C.I.12485) カーボンブラック - - - 1.30 (プリンテックス25) テトラヒドロフラン 34.81 34.61 33.67 33.37 1-メトキシ-2- プロパノール 23.58 23.45 22.81 22.61 γ−ブチロラクトン 7.22 7.63 9.71 10.41 トルエン 1.87 1.86 1.81 1.79 * オルトギ酸トリメチルを4−オキサ−6,6−ビスヒ
ドロキシメチルオクタン−1−オールと反応させて製造
した。
【0031】着色顔料は分散液として溶液に導入した。
このためには、顔料をポリビニルホルマールの一部と共
にブチロラクトン中に分散させ、所望の粒子径、すなわ
ち平均粒子径0.1μm 、に粉砕した。被覆工程の前
に、各塗料溶液を十分に攪拌した。被覆を70℃で2分
間乾燥させた後、個々の層の光学密度は下記の値を有し
ていた。 シアン 1.3 イエロー 1.0 マゼンタ 1.4 ブラック 1.6 層重量は0.5 g/m2 であった。
【0032】着色層のそれぞれに、下記の組成を有する
接着促進層溶液を塗布した。 pbw 水酸化アンモニウム(25%) 8.5 亜硫酸ナトリウム 1.4 ポリビニルメチルエーテル(Lutonal M40) 1.9 95:5酢酸ビニル−クロトン酸共重合体 96.7 水 520.0 エタノール 43.0 乾燥後、各接着促進層の重量は6.5 g/m2 であった。
【0033】シアンフィルムを、その接着層により、紙
の受けシート上に105℃で積層した。次いで、この感
光性材料を、フィルム支持体を通し、シアンネガ型色分
離手段の下で5000W複写ランプに露出した。露光
後、フィルム支持体を受けシートから剥離すると、着色
層の非露光部分がフィルム支持体に密着し、露光部分は
接着促進層全体と共に受けシート上に残った。
【0034】イエローの感光性カラーフィルムを同様に
してシアン画像上に積層し、次いで対応するイエローの
色分離手段の下で露光し、フィルム支持体を剥離するこ
とにより、イエローの画像に現像した。これらの工程を
同様にマゼンタおよびブラックのカラーフィルムで繰り
返した。原画の正確な4色再現が達成された。
【0035】網点再現は、1cmあたり60本の線を有す
るスクリーンで、少なくとも2〜99%である。露光時
間は約20〜30秒間であった。
【0036】例2〜9 感光層中に異なった光反応開始剤を使用して、例1を繰
り返した。これらの光反応開始剤、それらの吸収極大の
位置(nm)およびこの波長における吸光係数(E)を下記
の表に示す。
【0037】 例 光反応開始剤 λmax (μm) E 1 2-(4-ビフェニリル)-4,6-ビス 332 30,800 トリクロロメチル-s- トリアジン 2 4,4'-ビス[2,4- ビストリクロロ 331 50,500 メチルトリアジン-6- イル]- ジフェニルエーテル 3 2-(4-エトキシフェニル)-4,6- 333 28,200 ビストリクロロメチル-s- トリアジン 4 2-スチリル-4,6- ビストリクロロ 336 30,800 メチル-s- トリアジン 5 2-(3,4,5-トリメトキシフェニル)-4,6- 337 15,900 ビストリクロロメチル-s- トリアジン 6 2-(3,4-ジメトキシフェニル)-4,6- 352 17,700 ビストリクロロ- メチル-s- トリアジン 7 2-フルオレン-2- イル-4,6- ビス 371 37,800 トリクロロ- メチル-s- トリアジン 8 2-(4-スチリルフェニル)-4,6-ビス 371 41,400 トリクロロ- メチル-s- トリアジン 9 2-(4-エトキシナフト-1- イル)-4,6- ビストリクロロ- メチル-s- トリアジン 388 25,000
【0038】例10 感光性混合物を、75μm 厚ポリエステルフィルムの未
処理側に塗布するという変更を加えて例1を繰り返し
た。この場合、より厚いフィルムを通して露光したの
で、網点再現は3〜97%しかなかった。
【0039】例11 重合体オルトエステルを、2−エチルブチルアルデヒド
をトリエチレングリコールと反応させて得たポリアセタ
ールで置き換えるという変更を加えて、例1を繰り返し
た。例1におけるのと同様の品質を有する多色画像が得
られた。
【0040】例12 テトラヒドロフランと1−メトキシ−2−プロパノール
の溶剤混合物を同量の、ブタノン、1−メトキシ−2−
プロパノールおよび4−ヒドロキシ−4−メチル−2−
ペンタノンの混合物(混合比35:20:25)で置き
換えて、例1を繰り返した。得られた溶液は過酸化物形
成に対して安定しており、同等の多色画像が得られた。
【0041】例13 ポリビニルホルマールを、同量の、分子量が70,00
0〜80,000で、ビニルブチラール単位71%、酢
酸ビニル単位2%およびビニルアルコール単位27%を
含むポリビニルブチラールで置き換えて、例1を繰り返
した。フィルムを受像材料から剥離するのに、つまり現
像に必要な力は、例1のポリビニルホルマールの場合よ
りも僅かに大きかった。得られた多色画像は実質的に同
じ品質であった。
【0042】例14 接着促進層に、ビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体
(1:1)31.7部、水90.2部およびエタノール
10.2部からなる溶液を使用するという変更を加え
て、例1を繰り返した。得られた結果は、例1のそれと
実質的に同じであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 7/11 503 7/34 (72)発明者 ゲルハルト、ブール ドイツ連邦共和国ケーニヒシュタイン、ア ム、エールトベールシュタイン、28

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)柔軟で透明なフィルム支持体、 (B)有機バインダー(B1)および染料または着色顔
    料(B2)を含有する着色感光層、および (C)熱可塑性重合体を含有して、軟化温度が40〜2
    00℃である接着促進層を含んでなり、露光していない
    感光層(B)の接着促進層(C)に対する接着性
    (a1 )が、露光していない感光層(B)のフィルム支
    持体(A)に対する接着性(a3 )よりも、および層
    (B)および(C)の一体性よりも小さく、露光した感
    光層(B)のフィルム支持体(A)に対する接着性(a
    3 ' )が、露光した感光層(B)の接着促進層(C)に
    対する接着性(a1 ' )よりも、および接着促進層
    (C)および露光した感光層(B)の一体性よりも小さ
    く、着色感光層(B)がさらに、放射線に露出した時に
    強酸を形成する化合物(B3)および酸により開裂し得
    る少なくとも1個の基を有する化合物(B4)を含有す
    ることを特徴とする感光性材料。
  2. 【請求項2】化合物(B3)が、少なくとも1個のトリ
    ハロメチル基を含有する、請求項1に記載の感光性材
    料。
  3. 【請求項3】化合物(B4)中に存在する、酸により開
    裂し得る基がC−O−C基である、請求項1に記載の感
    光性材料。
  4. 【請求項4】化合物(B4)がオルトカルボン酸エステ
    ル、アセタールまたはケタールである、請求項1に記載
    の感光性材料。
  5. 【請求項5】感光層(B)を支持する透明フィルム支持
    体の表面がブロッキングを防止すべく前処理されてい
    る、請求項1に記載の感光性材料。
  6. 【請求項6】感光層(B)の重量が0.05〜5 g/m2
    である、請求項1に記載の感光性材料。
  7. 【請求項7】接着促進層(C)の重量が2〜30 g/m2
    である、請求項1に記載の感光性材料。
  8. 【請求項8】(A)柔軟で透明なフィルム支持体、 (B)有機バインダー(B1)および染料または着色顔
    料(B2)を含有する着色感光層、および (C)熱可塑性重合体を含有して、軟化温度が40〜2
    00℃である接着促進層を含んでなる感光性材料を、接
    着促進層(C)を介して、圧力および昇温下に受像シー
    ト(D)と積層し、得られたラミネートをフィルム支持
    体(A)を通して像様に露光し、フィルム支持体を感光
    層(B)の露光していない層部分と共に受像シート
    (D)から剥離することからなり、露光していない感光
    層(B)の接着促進層(C)に対する接着性(a1
    が、接着促進層(C)の受像シート(D)に対する接着
    性(a2 )および露光していない感光層(B)のフィル
    ム支持体(A)に対する接着性(a3 )よりも、および
    層(B)および(C)の一体性よりも小さく、露光した
    感光層(B)のフィルム支持体(A)に対する接着性
    (a3 ' )が、接着促進層(C)の受像シート(D)に
    対する接着性(a2 )および露光した感光層(B)の接
    着促進層(C)に対する接着性(a1 ' )よりも、およ
    び接着促進層(C)および露光した感光層(B)の一体
    性よりも小さく、使用する感光性材料が、放射線に露出
    した時に強酸を形成する化合物(B3)および酸により
    開裂し得る少なくとも1個の基を有する化合物(B4)
    を含む着色感光層(B)を有することを特徴とする、着
    色画像の製造法。
  9. 【請求項9】積層工程、露光工程およびフィルム支持体
    を剥離する工程を、別の染料を含む少なくとも1個の感
    光性材料で、同じ受像シート上で繰り返す、請求項8に
    記載の方法。
  10. 【請求項10】感光性材料を、60〜130℃の温度で
    受像シートと積層する、請求項8に記載の方法。
JP6200828A 1993-08-26 1994-08-25 着色画像を形成するための感光性材料および方法 Pending JPH07199462A (ja)

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