JPH0549980B2 - - Google Patents

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JPH0549980B2
JPH0549980B2 JP2190377A JP19037790A JPH0549980B2 JP H0549980 B2 JPH0549980 B2 JP H0549980B2 JP 2190377 A JP2190377 A JP 2190377A JP 19037790 A JP19037790 A JP 19037790A JP H0549980 B2 JPH0549980 B2 JP H0549980B2
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JP
Japan
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photosensitive
composition
photopolymerizable
present
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JP2190377A
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JPH03212643A (ja
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Ee Uirusaku Uoicheku
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Original Assignee
Hoechst Celanese Corp
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Publication date
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Publication of JPH0549980B2 publication Critical patent/JPH0549980B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F3/00Colour separation; Correction of tonal value
    • G03F3/10Checking the colour or tonal value of separation negatives or positives
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S430/00Radiation imagery chemistry: process, composition, or product thereof
    • Y10S430/1053Imaging affecting physical property or radiation sensitive material, or producing nonplanar or printing surface - process, composition, or product: radiation sensitive composition or product or process of making binder containing
    • Y10S430/1055Radiation sensitive composition or product or process of making
    • Y10S430/106Binder containing
    • Y10S430/107Polyamide or polyurethane
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S430/00Radiation imagery chemistry: process, composition, or product thereof
    • Y10S430/1053Imaging affecting physical property or radiation sensitive material, or producing nonplanar or printing surface - process, composition, or product: radiation sensitive composition or product or process of making binder containing
    • Y10S430/1055Radiation sensitive composition or product or process of making
    • Y10S430/106Binder containing
    • Y10S430/11Vinyl alcohol polymer or derivative

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の背景〕 本発明は色校正フイルムに関し、さらに詳しく
は活性線照射処理および剥離現像により陽画を作
製できる、陽画処理剥離感光性材料に関する。平
版印刷技術においては、印刷者が一式の色分離フ
イルムを、印刷版作製に使用する前に修正し易く
するために、多色校正を行なうのが望ましい。校
正は、印刷過程で得られる色の品質を再現する必
要がある。この校正は、望ましい網版画像を厳密
に再現していなければならない。色校正の検査で
は、それらの色分離フイルムを使用する印刷から
予想される色の表現、および印刷版を作製する前
に修正する必要がありそうな色分離フイルム上の
欠点を示している必要がある。多色印刷用の校正
シートを造ることはできるが、これには実際の印
刷段階を実行する必要がある。この従来の色校正
方法は、経費と時間がかかる。
色校正を行なうには、写真映像方法を使用する
こともできる。写真映像による色校正には二つの
一般的な方法、オーバーレイ型および単シート型
がある。
オーバーレイ型の色校正では、対応する色の感
光性溶液を塗布して各色分離フイルムの画像を造
るのに、独立した透明プラスチツク支持体を使用
する。その様な対応する色の画像を載せた、これ
らの多数の支持体を白紙の上に互いに重ね合わ
せ、色画像複合材料を造る。オーバーレイ型の色
校正には、校正を迅速に行なうことができ、保存
している二つ以上の色と組み合わせることによ
り、校正を進行的に実行できるという利点があ
る。しかし、この型の色校正には、重ね合わせた
プラスチツク支持体が色校正シートを暗くすると
いう欠点がある。その結果、この様にして調製し
た色校正複合材料の印象は、従来の印刷機および
校正印刷で得た複写の印象とは異なつている。そ
の様なオーバーレイ方法の例は、米国特許第
3136637、3211553および3326682号に記載されて
いる。
単シート型の色校正では、色分離フイルムから
異なつた色の画像を、単一の受けシート上に順次
再現することによつて色校正シートを調製する。
これには、一枚の不透明支持体上に順次着色剤、
または着色した感光層を付けて行く。この方法は
実際の印刷過程により近く、オーバーレイ方式固
有の色の歪みが無い。その様な単シート方法の例
は、米国特許第3671236、4260673、4366223、
4650738、4656114、4659642および3574049号に記
載されている。
熱転写および光重合技術を応用した画像の単シ
ート色校正を行なうための各種の方法が米国特許
第3060023、3060024、3060025、3481736および
3607264号に記載されている。これらの方法では、
適当な支持体上に施した光重合層に、色分離フイ
ルムを通して画像を映す様に露光する。次いで、
この露光した層の表面を、別の材料の画像受容表
面に押し付ける。それらの材料の少なくとも一方
を、その層の未露光部分の転写温度以上に加熱す
る。次いで二つの材料を分離することにより、こ
の複合材料の熱転写性で未露光の画像区域が、画
像受容材料に転写される。この材料が予め着色し
てなければ、この粘着性の未露光画像を、望まし
いトナーで選択的に着色することができる。着色
材は、この透明な未重合材料に優先的に付着す
る。
米国特許第3721557号には、感光性材料と支持
体との間に剥離層を塗布した、着色画像の転写方
法が示されている。感光層を化学反応光に当てて
現像すると、より溶解性が高い部分が選択的に除
去され、目に見える画像が得られる。この画像を
付けた支持体を、適当な接着剤を塗布した受容体
に押し付け、続いて担体シートを剥離すると画像
の転写が完了する。続く転写毎に、受容体に新し
い接着剤の層を塗布しなければならない。
米国特許第4596757号は、画像を転写する、ま
たは一様な着色剤を転写し、続いて画像処理する
方法を開示している。この感光性材料は、支持体
の上に順次、剥離層、着色光重合層および接着層
を載せたものである。この材料は、露光し、一時
的な支持体に張り付け、湿式現像し、次いで受容
シートに張り付けることができる。あるいは、こ
の感光性材料を受容シートに張り付け、露光し、
次いで湿式現像することもできる。両方法とも水
性媒体中で現像する必要がある。
米国特許第4489154号には、湿式現像を行なわ
ずに、単層色校正を行なう方法が開示されてい
る。この感光性材料は、剥離できるカバーシー
ト、着色接着層、非感光性有機連続層、およびシ
ート支持体から成る。この材料を露光し、剥離現
像する。陽画または陰画は受容基材に転写され
る。それに続く転写毎に、受容体に新しい接着層
を塗布しなければならない。
〔発明の概要〕
本発明では、二つの感光層を有する色校正材料
を調製する。この材料は、順に、活性線照射
(actinic radiation)に対して透明で剥離できる
カバーシート、少なくとも一つのエチレン性不飽
和重合性物質および光反応開始剤を含む光重合性
層、ジアゾニウムまたはo−キノンジアジド化合
物、重合性バインダー、および着色剤を含む感光
層、熱可塑性の重合性接着層、および支持体シー
トから成る。本発明の製品に光重合体およジアゾ
ニウムまたはo−キノンジアジド層の両方を使用
することにより、色校正フイルムの画像品質が改
良されることが分かつた。
ジアゾニウム塩またはo−キノンジアジドを含
む露光/未露光層の剥離性の差に基づく剥離現像
方式は、例えば米国特許第4334006号から公知で
ある。現像は、現像シートを予め露光したジアゾ
ニウムまたはo−キノンジアジド層上に張りつ
け、剥離現像の際に、ジアゾニウムまたはo−キ
ノンジアジド層と現像層との接着性が、露光した
区域と露光していない区域との間で異なることを
利用している。しかし、ジアゾニウム塩またはo
−キノンジアジド層の、露光した区域と露光して
いない区域との間の差は、湿式現像では著しい
が、剥離現像では比較的小さいので、その様な方
式により得られる画像の識別性は低過ぎる。
驚くべきことに、重合性層をジアゾニウム/o
−キノンジアジド層と密に接触させることによ
り、剥離現像で望ましい識別性を与えるのに大き
な効果があることが分かつた。光重合体層中に光
反応開始剤を入れないと、即ちこの層中で重合が
起こらず、生じる差が二つの層間の密着性だけに
よる場合は、長期間露光した後でも画像が得られ
ないことが分かつた。本発明の製品は、剥離現像
工程により、非常に高品質の画像を再現する。
本発明は、順次、 (i) 剥離できる透明なカバー、および (ii) 該カバーの上にあり、光反応開始剤、少なく
とも一つのエチレン性不飽和基を含むフリーラ
ジカル重合性成分、および選択として含むこと
ができる有機バインダー樹脂から成る光重合性
組成物層であつて、前記光反応開始剤が、十分
な活性線照射で露光した時に該重合性成分のフ
リーラジカル重合を開始するのに十分な量で存
在し、該重合性成分が、その組成物を活性線照
射で画像を映す様に露光した時に、画像を識別
させるのに十分な量で存在し、所望により含む
ことができるバインダー樹脂が、それが存在す
る場合、その組成物の成分を均質なフイルムに
するのに十分な量で存在する様な、光重合性組
成物層、および (iii) 該光重合性組成物の直上にあり、有機バイン
ダー、感光重合性のジアゾニウム化合物または
o−キノンジアジド化合物、および着色剤から
成る感光性組成物層であつて、該バインダーが
その組成物の成分を均質なフイルムにするのに
十分な量で存在し、該感光性化合物が、その感
光性組成物を活性線照射で画像状に露光した時
に画像を識別させるのに十分な量で存在し、該
着色剤がその層を均一に着色するのに十分な量
で存在する様な感光性組成物層、および (iv) 該感光層に直接接着した、約25℃〜約100℃
の範囲にあるTgを有する接着層、および (v) その接着層に付けた支持体シート から成る陽画作用の校正シートを提供する。
また、本発明は、 (a)(i) 剥離できる透明なカバー、および (ii) 該カバーの上にあり、光反応開始剤、少な
くとも一つのエチレン性不飽和基を含むフリ
ーラジカル重合性成分、および所望により含
むことができる有機バインダー樹脂からなる
光重合性組成物層であつて、該光反応開始剤
が、十分な活性線照射で露光した時に該重合
性成分のフリーラジカル重合を開始するのに
十分な量で存在し、該重合性成分が、その組
成物を活性線照射で画像状に露光した時に、
画像を識別させるのに十分な量で存在し、所
望により含むことができる前記バインダー樹
脂が、それが存在する場合、その組成物の成
分を均一なフイルムにするのに十分な量で存
在する様な光重合性組成物層 から成る光重合性材料を用意すること、および (b)(i) 支持体シート、および (ii) 該支持体シートに直接接着した、約25℃〜
約100℃の範囲にあるTgを有する熱可塑性樹
脂から成る接着層、および (iii) 該カバーの上にあり、光反応開始剤、少な
くとも一つのエチレン性不飽和基を含むフリ
ーラジカル重合性成分、および所望により含
むことができる有機バインダー樹脂から成る
光重合性組成物層であつて、該光反応開始剤
が、十分な活性線照射で露光した時に該重合
性成分のフリーラジカル重合を開始するのに
十分な量で存在し、該重合性成分が、その組
成物を活性線照射で画像状に露光した時に、
画像を識別させるのに十分な量で存在し、所
望により含むことができる前記バインダー樹
脂が、それが存在する場合、その組成物の成
分を均質なフイルムにするのに十分な量で存
在する様な光重合性組成物層 から成る感光性材料を用意すること、および (c) その光重合性材料をその感光性材料に、感光
性組成物層が光重合性組成物層に接着する様
に、高温で圧力をかけて張り合せること、およ
び (d) 該感光性組成物および該光重合性組成物を、
透明カバーを通して、活性線照射で画像を映す
様に露光すること、および (e) 該支持体シートおよび該透明カバーを剥離す
ることによつて、該支持体上の接着層上に陽画
を形成すること から成る、陽画を作製するための方法をも提供す
る。
さらに本発明は、 (a)(i) 剥離できる透明なカバー、および (ii) 該カバーの上にあり、光反応開始剤、少な
くとも一つのエチレン性不飽和基を含むフリ
ーラジカル重合性成分、および所望により含
むことができる有機バインダー樹脂から成る
光重合性組成物層であつて、該光反応開始剤
が、十分な活性線照射で露光した時に該重合
性成分のフリーラジカル重合を開始するのに
十分な量で存在し、該重合性成分が、当該組
成物を活性線照射で画像状に露光した時に、
画像を識別させるのに十分な量で存在し、所
望により含むことができる前記バインダー樹
脂が、それが存在する場合、その組成物の成
分を均一なフイルムにするのに十分な量で存
在する様な光重合性組成物層 からなる光重合性材料を用意すること、および (b)(i) 支持体シート、および (ii) 該支持体シートの直上にあり、有機バイン
ダー、感光重合性ジアゾニウム化合物または
o−キノンジアジド化合物、および着色剤か
ら成る感光性組成物層であつて、該バインダ
ーがその組成物の成分を均質なフイルムに結
合するのに十分な量で存在し、該感光性化合
物が、その感光性組成を活性線照射で画像状
に露光した時に画像を識別させるのに十分な
量で存在し、該着色剤がその層を均一に着色
するのに十分な量で存在する様な感光性組成
物層、および (iii) 該感光性層に直接接着した、約25℃〜約
100℃の範囲にあるTgを有する熱可塑性樹脂
から成る接着層 から成る感光性材料を用意すること、および (c) 受容シートを用意すること、および (d) その感光性材料をその受容シートに、その接
着層が受容シートに接着する様に、熱と圧力を
かけて張り合せ、その後その支持体シートを剥
離することによつて、接着層および感光性組成
物層を受容シートに転写すること、および (e) その光重合性層をその感光層に、光重合性組
成物層が感光性組成物層に接着する様に、高温
で圧力をかけて張り合せること、および (f) 該感光性組成物および該光重合性組成物を、
透明カバーを通して、活性線照射で画像状に露
光すること、および (g) 該受容シートおよび該透明カバーを剥離する
ことによつて、該受容シート上の接着層上に陽
画を形成すること、および (h) 所望により、工程(a)、(b)および(d)〜(g)を少な
くとも一回繰り返し、少なくとも一つの異なつ
た色を持つた、工程(b)による他の感光性材料
を、その接着層を介して、前の感光性材料およ
び光重合性材料から作製した受容シート上の陽
画に転写すること から成る、陽画を作製するための方法をも提供す
る。
通常の全色校正指標では、4種類の異なつた色
の、即ちマゼンタ、シアン、黄、および黒色の画
像を形成する。これらの画像を互いに重ね合わせ
ると、全色の画像が再現される。以下に説明する
様に、本発明の方法は、カバーおよびその上に載
せた光重合性層から成る、光重合性材料を調製す
ることから始める。
好ましい実施形態では、そのカバーは、光重合
性層のための活性線照射に対して透明であれば、
どのような可撓性シート材料でできていても良
い。好ましい実施形態では、そのシートは接着性
を強化した、つまりコロナ処理した表面を有す
る。また、ここに説明する処理過程を実行する際
に、寸法的に安定しているシートが好ましい。即
ち、張り合せの際の約60℃〜120℃の加熱に対し
て、本質的に寸法が変化してはならない。好まし
い材料の一つはポリエチレンテレフタレートであ
る。好ましい実施形態では、そのシートは、厚さ
が約1〜10ミル、より好ましくは厚さが約2〜約
5ミル、最も好ましくは約2〜約3ミルである。
適当なフイルムには、ICI製のメリネツクス054、
504、504および582、およびヘキストセラニーズ
コーポレーシヨンから入手できるホスタフアン
4400、4500および4540があるが、これらに限定す
るものではない。支持体の表面は滑らかでも良い
し、メリネツクス475の様にツヤ消し表面を備え
ていても良い。粗い表面は照射された活性線を散
乱させ、材料の分解能力を低下させるので、滑ら
かな表面の方が好ましい。
光重合性層は、溶剤型塗装組成物からカバーに
塗布する。各種成分の溶解性が異なるので、光重
合性層の塗装には有機溶剤が好ましい。代表的な
溶剤にはメチルエチルケトン、2−メトキシエタ
ノール、1−メトキシ−2−プロパノール、4−
ヒドロキシ−4−メチル−2−ペンタノン、テト
ラヒドロフラン、およびガンマ−ブチロラクトン
があるが、これらに限定するものではない。
代表的な光重合性層は、光重合性モノマー、光
反応開始剤、バインダー樹脂、および必要に応じ
て使用する、この技術で公知の他の原料から成
る。
光重合性材料は、少なくとも一つの、好ましく
は少なくとも二つの末端エチレン性不飽和基を含
み、フリーラジカルにより反応を開始して鎖を成
長させる、付加重合により高分子量重合体を形成
することができる、付加重合性の、非気体状(通
常の気圧で沸点が100℃を超える)の、エチレン
性不飽和化合物を含むのが好ましい。最も好まし
い化合物は、この技術で良く知られている様に、
アクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステル
モノマーである。適当な重合性物質には、ジメタ
クリル酸トリエチレングリコール、ジアクリル酸
トリプロピレングリコール、ジメタクリル酸テト
ラエチレングリコール、ジメタクリル酸ジエチレ
ングリコール、ジアクリル酸1,4−ブタンジオ
ール、ジメタクリル酸1,6−ヘキサンジオー
ル、テトラアクリル酸ペンタエリトリトール、ト
リアクリル酸トリメチロールプロパン、トリメタ
クリル酸トリメチロールプロパン、モノヒドロキ
シペンタアクリル酸ジ−ペンタエチトリトール、
トリアクリル酸ペンタエリトリトール、ビスフエ
ノールAエトキシレートジメタクリレート、トリ
メチロールプロパンエトキシレートトリアクリレ
ート、トリメチロールプロパンプロポキシレート
トリアクリレートおよびジメタクリル酸ビスフエ
ノールAジエポキシドがあるが、これらに限定す
るものではない。
フリーラジカルを放出する光反応開始剤として
は、活性線照射による刺激で、フリーラジカルを
放出する、どのような化合物でも良い。好ましい
光反応開始剤には、米国特許第3765898号に記載
されているキノキサリン化合物、米国特許第
2367660号のビシナルポリケタルドニル化合物、
米国特許第2367661および2367670号のアルフア−
カルボニル、米国特許第2448828号のアシロイン
エーテル、米国特許第3479185号のトリアリール
イミダゾリルダイマー、米国特許第2722512号の
アルフア−炭化水素置換芳香族アシロイン、米国
特許第2951758および3046127号の多核キノン、お
よび米国特許第4656272号のs−トリアジンがあ
るが、これらに限定するものではない。最も好ま
しい光反応開始剤には、2,3−ジ(4−メトキ
シフエニル)キノキサリン、9−フエニルアクリ
ジン、ビス(2,4,5−トリフエニル)イミダ
ゾール、ビス−トリクロロメチル−s−トリアジ
ンおよびそれらの誘導体がある。光重合性層は、
塗膜の硬度および/または可撓性を決定するだけ
でなく、乾式現像の調整にも使用できるバインダ
ー樹脂を含むこともできる。この層に適したバイ
ンダー樹脂は、酢酸ポリビニル、スチレン/無水
マレイン酸共重合体およびそれらの半エステル、
アクリル酸の重合体および共重合体、ポリアミ
ド、ポリビニルピロリドン、セルロースおよびそ
の誘導体、フエノール樹脂、等である。最も好ま
しいバインダー樹脂は、ポリ酢酸ビニルおよびポ
リビニルアセタール、例えばユニオンカーバイド
から市販されているUCARSおよびポリビニルブ
チラールおよびポリビニルプロピオナールであ
る。バインダー樹脂を使用するのが最も好ましい
が、重合性成分自体が良好なフイルム形成物であ
り、他の組成物成分に対してバインダーとして作
用し、均質な層を形成するので、バインダー樹脂
は所望により使用する成分である。バインダーと
しても作用する適当な重合性成分は、通常約5000
以上の分子量を有する。その様な物質は、この技
術で良く知られている様に、末端不飽和基を持つ
重合体でよい。
米国特許第4282309および4454218号およびヨー
ロツパ特許出願第0179448および0211615号に記載
する様に、光反応開始剤をスペクトル的に増感す
るために、染料を含むことができる。
光重合性層中に存在しても良い他の原料には、
熱重合防止剤、可塑剤、オリゴマー、残留溶剤、
界面活性剤、不活性充填材、ハレーシヨン防止
剤、水素原子供与体、光活性剤、および光学光沢
剤がある。
好ましい実施形態では、乾式光重合性層の塗膜
重量は約0.1〜約5g/m2、より好ましくは約0.4
〜約2g/m2である。
本発明の実施においては、光重合性モノマー成
分は感光層中に、その層の固体の重量に対して、
好ましくは約20〜70%、より好ましくは約30%〜
60%の量で存在する。
本発明の実施においては、光反応開始剤成分は
感光層中に、その層の固体の重量に対して、好ま
しくは約2〜30%、より好ましくは約6%〜20%
の量で存在する。
本発明の実施においては、バインダー樹脂成分
を使用する場合は、感光層中に、その層の固体の
重量に対して、好ましくは約10〜75%、より好ま
しくは約40%〜70%の量で存在する。
次に、大まかに言つて、剥離表面を持つ支持体
シート、その剥離表面上の着色感光層、およびそ
の感光層上の接着層から成る、感光性材料を調製
する。好ましい実施形態では、支持体シートは、
カバーシートとして使用するのに適した上記の材
料のどれでも良い。この支持体シートは剥離表面
を持つ、即ち感光層を剥離できる様に保持するこ
とができるのが好ましい。これは、本来剥離性の
ある支持体表面、適当な処理により剥離性を与え
た表面を使用する、あるいは支持体表面上に剥離
性を与えることによつて達成される。その様な剥
離層は、ポリビニルアルコールで良い。
剥離表面には感光層を剥離できる様に接着させ
る。その感光層は、大まかに言つて、光増感剤、
着色剤、結合剤、および可塑剤、安定剤、界面活
性剤、帯電防止剤、UV吸収剤、選択的に使用す
る光沢剤、不活性充填材、光活性剤、スペクトル
増感剤、ハレーシヨン防止剤、水素原子供与体、
露光指示剤、重合防止剤、および残留塗装溶剤な
どの他の選択として使用する原料を含む。
一実施形態では、この光増感剤は、好ましくは
感光性の陰画処理重合性ジアゾニウム塩である。
最も好ましい光増感剤は、米国特許第3849392号
に開示されている様な、メシチレンスルホン酸塩
として沈殿する、3−メトキシ−4−ジアゾ−ジ
フエニルアミン硫酸塩と4,4′−ビス−メトキシ
メチル−ジフエニルエーテルとの重縮合生成物で
ある。他の適当な光増感剤は、米国特許第
4436804号に開示されている。有機溶剤に可溶な
ジアゾ化合物を選択するのが好ましい。
別の実施形態では、この光増感剤は、好ましく
は感光性の陽画作用o−ナフトキノンジアジドで
ある。最も好ましい光増感剤は、米国特許第
4407926号に開示されている様な、ビス−(3−ベ
ンゾイル−4,5,6−トリヒドロキシフエニ
ル)−メタンと2−ジアゾ−1−ナフトール−5
−スルホン酸とのエステルである。他の適当な光
増感剤は、米国特許第3106365、3148983、
3201239および4266001号に開示されている。有機
溶剤に可溶なジアジド化合物を選択するのが好ま
しい。驚くべきことに、陽画作用o−キノンジア
ジドを使用しても、陰画作用重合性ジアゾニウム
塩を使用しても、受容基材上に陽画が形成される
ことが分かつた。
画像区域に色を与えるには、感光層に染料およ
び/または顔料を加える。本発明に適した着色材
は、染料よりもむしろ顔料の方である。耐光性着
色材が好ましい。顔料は、一般に有機性結合剤と
共に有機溶剤または有機溶剤の混合物中に分散さ
せる。顔料は有機性でも無機性でも良い。これら
の顔料は、相当するインクの粒子径および色を複
製するのに十分小さな粒径に粉砕する。平均粒子
径は一般に1ミクロン未満である。
本発明に使用できる着色材の例としては、パー
マネントイエローG(C.I.21095)、パーマネント
イエローGR(C.I.21100)、パーマネントイエロー
DHG(C.I.21090)、パーマネントルビンL6B(C.
I.15850:1)、パーマネントピンクF3B(C.
I.12433)、ホスタパームピンクE(C.I.73915)、ホ
スタパームレツドバイオレツトER(C.I.46500)、
パーマネントカーミンFBB(12485)、ホスタパー
ムブルーB2G(C.I.74160)、ホスタパームブルー
A2R(C.I.74160)、およびプリンテツクス25があ
るが、これらに限定するものではない。これらの
大部分はヘキストAGの製品である。これらの着
色材を個別に使用し、または混合して望ましい色
にすることができる。
感光層に適した結合剤としては、スチレン/無
水マレイン酸共重合体およびそれらの半エステ
ル、アクリル酸重合体および共重合体、ポリアミ
ド、ポリビニルピロリドン、セルロースおよびそ
の誘導体、フエノール樹脂、およびポリビニルホ
ルマール、ポリビニルブチラール、およびポリビ
ニルプロピオナールなどのポリビニルアセタール
がある。
感光層中に存在していても良い他の原料として
は、酸安定剤、露光指示剤、熱重合防止剤、可塑
剤、オリゴマー、残留溶剤、界面活性剤、不活性
充填材、ハレーシヨン防止剤、水素原子供与体、
光活性剤、および光学光沢剤がある。
本発明の実施において、感光層を基材に塗布す
る時に、結合剤成分は感光層中に、組成物の成分
を、均質な混合物および均質なフイルムの形で結
合するのに十分な量で存在するのが好ましい。結
合剤は、その層中の固体の重量に対して、好まし
くは約10%〜約80%、より好ましくは約20%〜約
70%の量で存在する。
好ましい実施形態では、ジアゾニウム塩または
ジアジド化合物が光増感剤成分である場合、それ
は感光層中に約5〜約70重量%、より好ましくは
約10〜約50重量%の量で存在する。
本発明を実施する際、着色剤成分は、感光層を
均一に着色するのに十分な量で存在するのが好ま
しく、その層中の固体の重量に対して、好ましく
は約5%〜約50%、より好ましくは約10%〜約40
%の量で存在する。
感光性組成物層で効果的な酸安定剤には、リン
酸、クエン酸、安息香酸、m−ニトロ安息香酸、
p(p−アニリノフエニルアゾ)ベンゼンスルホ
ン酸、4,4′−ジニトロ−2,2′−スチルベンジ
スルホン酸、イタコン酸、酒石酸、およびp−ト
ルエンスルホン酸、およびそれらの混合物があ
る。酸安定剤としてはリン酸が好ましい。
感光性組成物層と関連して効果的に使用できる
露光指示剤(つまり光映像剤)には、4−フエニ
ルアゾジフエニルアミン、エオシン、アゾベンゼ
ンカルコジン、フクシン、クリスタルバイオレツ
ト、およびメチレンブルー染料がある。好ましい
露光指示剤は、4−フエニルアゾジフエニルアミ
ンである。
本発明の感光性組成物層には可塑剤を配合し、
塗膜の脆さを防ぎ、必要であれば組成物を曲げ易
く保つことができる。適当な可塑剤には、フタル
酸ジブチル、リン酸トリアリルおよびそれらの置
換化合物、および好ましくはフタル酸ジオクチル
がある。
感光性組成物層を形成するには、その組成物成
分を溶剤、または溶剤の混合物に溶解し、その組
成物を基材に塗布し易くする。その目的に適した
溶剤には、水、テトラヒドロフラン、ガンマブチ
ロラクトン、プロピレングリコールモノメチルエ
ーテルやメチルセロソルブなどのグリコールエー
テル、エタノールやn−プロパノールなどのアル
コール、およびメチルエチルケトンなどのケトン
がある。一般に、組成物を適当な基材に塗布した
後は、溶剤を蒸発させるが、少量の溶剤は残留物
として残つていても良い。
好ましい実施形態では、感光層の塗膜重量は、
約0.1〜5.0g/m2である。最も好ましい重量は約
0.5〜2.0g/m2である。
次に、感光層に接着層を塗布する。感光層に接
着層を塗布する目的は、感光層を受容シートに転
写し、下にある、前に形成した画像の状態を、そ
れに続く層の現像の際に保護することにある。接
着層は、感光層に幾つかの異なつた方法で塗布す
ることができる。接着層は感光層上に、有機また
は水性溶剤混合物から直接塗布することもできる
し、高温溶融押出し、張り合せ、あるいは塗装に
より付着させることもできる。接着層は、好まし
くは主要量の、一つ以上の熱可塑性重合体、およ
び選択として他の望ましい成分、例えばUV吸収
剤、帯電防止剤、光学的光沢剤、不活性充填材、
および可塑剤を含むことができる。適当な重合体
としては、モンサントから入手できるButvar B
−79の様なビニルアセタール樹脂、デユポンから
入手できるエルバサイト2044の様なアクリル樹
脂、デユポンから入手できるエルバツクス210の
様なエチレン樹脂、およびヘキストAGから入手
できるホスタフレツクスCM133の様な塩化ビニ
ル樹脂があるが、これらに限定するものではな
い。重合体は、好ましくは酢酸ビニルの重合体ま
たは共重合体である。効果的なポリ酢酸ビニルに
は、ヘキストAGから入手できるモウイリスDM
−6、DM−22、20、25、30およびそれらの混合
物があるが、これに限定するものではない。これ
らの重合体は、通常水に分散させるか、あるいは
メチルイソブチルケトンまたは酢酸n−ブチルま
たは他の溶剤に溶解して感光層上に塗布する。次
いで、塗膜重量が約2〜約30g/m2、より好まし
くは約4〜約20g/m2になる様に乾燥させる。こ
の層は、選択として、GAFから入手できる
Uvinul D−50の様なUV吸収剤を含むことがで
きる。また、この層は、ケンブリツジインダスト
リーズから入手できるレソフレツクスR−296の
様な可塑剤を含むこともできる。また、この層
は、GAFから入手できるガフアツクおよびガフ
スタツトの様な帯電防止剤を含むこともできる。
また、この層は、ハーキユリーズから入手できる
ニトロセルロースRS1/2の様な他の樹脂を含むこ
ともできる。接着層は、貯蔵中、触つた時に粘着
性があつてはならない。この層は、熱および圧力
をかけて張り合せた時に、約60℃〜約180℃、好
ましくは約60℃〜120℃、より好ましくは60℃〜
100℃の範囲の温度で、受容シートに転写できる
必要がある。好ましい実施形態では、接着層中に
熱可塑性重合体が約50重量%以上存在する。可塑
剤は、約30重量%までの量で、UV吸収剤は約20
重量%までの量で、他の樹脂は約50重量%までの
量で存在することができる。
感光性材料用の代表的な接着剤配合例は、重量
で、 酢酸イソプロピル 80.00 UCAR VYNC(ユニオンカーバイド) 20.00 水 50.00 モウイリスDM−22 50.00 酢酸n−ブチル 78.00 レソフレツクスR−296 1.00 モウイリス30 21.00 酢酸n−ブチル 68.70 Uvinul D−50 1.30 モウイリス20 30.00 酢酸n−ブチル 85.00 モウイリス60 15.00 受容基材は、張り合せと乾式現像過程に耐えら
れるなら、事実上どの材料でも良い。この目的に
は、ICIから市販されている接着前処理ポリエス
テルのメリネツクス3020の様な白色プラスチツク
シートが適している。シエーラーから入手できる
ポリエチレン被覆紙の様なプラスチツク被覆紙も
使用できる。その他の基材には、木、ガラス、金
属、紙等がある。
張り合せ作業は、感光性材料の接着層を受容基
材に接触させ、その材料を、適当な圧力をかけた
一対の加熱ローラーに通すことによつて行なう。
適当な張り合せ温度は通常約60〜120℃、好まし
くは70〜100℃である。次いで、支持体を剥離し、
感光層を露出させる。この段階で、この順次形成
された複合材料は、受容基材、接着層および感光
層から成る。次いで、同じ様な条件下で、光重合
性層を感光層に張り合せる。次に、その感光層に
接着層を塗布する前あるいは後に、感光層および
光重合性層を、この技術で良く知られた手段によ
り、同時に露光する。その様な露光作業は、真空
フレーム条件下で、通常の網版陽画色分離フイル
ムを通して、光源から活性線照射で露光すること
によつて行なえば良い。ハロゲン化金属ランプよ
りも水銀蒸気放電ランプの方が好ましい。他の照
射源、例えばカーボンアーク、パルスキセノンお
よびレーザーも使用できる。材料中の光の散乱を
少なくするために、光吸収フイルターを使用する
と良い。
露光後、室温で、一定した連続した動作で、受
容基材から透明カバーを剥離することによつて、
受容基材上に陽画が形成される。材料は普通の手
の力で剥離できるので、剥離工程で、受容基材を
保持する装置は必要ない。剥離方向に対する好ま
しい剥離角度は、90°以上である。剥離により、
感光層の露光した区域が光重合性層に付着し、光
重合性層の未露光区域と共にカバーにより除去さ
れる。感光層の未露光区域は接着層上に残り、接
着層は受容基材に残る。こうして、陽画が接着層
と共に受容基材上に残るのである。この時点で、
この陽画を後露光し、存在する光増感剤を破壊し
ても良い。
多色画像を得るには、受容基材上の第一画像に
別の感光層を、別の接着層を介して張り合せる。
この第二感光層は、第一の感光層と異なつた色を
持つのが好ましい。同じ受容基材に張り合せた
後、第二感光層の支持体シートを、第一の支持体
で行なつた様にして、除去する。第二の光重合性
材料を上記の様に調製し、同じ様に感光層に張り
合わせ、露光し、第二の光重合性材料のカバーか
ら受容基材を剥離することによつて、第二の色を
乾式現像する。第二の陽画とその接着層が、第一
の画像と共に残る。第二の画像を形成するのに使
用した方法と同様にして、第三および第四の画像
を加えることができる。通常、望ましい画像を全
色再現するには、4つの着色層を使用する。これ
らの4色とは、シアン、マゼンタ、黄および黒で
ある。
最終画像のツヤ消し仕上げは、その画像の光沢
のある上表面に、ICIから入手できるメリネツク
ス377の様なツヤ消し材料を押し付けることによ
つて得られる。これは、最終画像とツヤ消し材料
とを一緒に張り合せることによつて行なう。張り
合せ後、一般にツヤ消し材料を除去する。この方
法の長所は、ツヤ消し材料を注意深く選択するこ
とによつて、最終校正の仕上げを決定できること
である。
最終的な4色校正に均一な前面露光を行ない、
受容基材上の未露光の着色区域を光硬化させるこ
とができる。また、最終の乾式現像した層の上に
保護層を張り合せても良い。
〔実施例〕
以下に、実施例により本発明をさらに説明する
が、これらの実施例に限定するものではない。
実施例 1 感光性ジアゾニウム化合物を含有する層 下記の感光性ジアゾニウム層塗装溶液を調製
し、ポリエステル支持体シート(メリネツクス
516、ICI)上にマイアー#15ロツドで塗装する。
メチルセロソルブ 35.54g メチルエチルケトン 33.35g ジアセトンアルコール 14.18g スチレン/無水マレイン酸共重合体の半エステル
(スクリプセツト540、モンサント) 2.60g 米国特許第3849392号に開示するバリアミンブル
ーソルト/p,p′ビスメトキシメチルジフエニル
エステル(MMDPE)ジアゾニウム縮合物 1.07g BYK 301 0.03g 青色顔料分散物(重量%で、6.5%のホスタパー
ムブルーB2G、5.5%の米国特許第4670507号に開
示する樹脂バインダー、44%のドワノールPM、
44%のブチロラクトンを含む) 13.23g 乾燥後、この感光性塗料に熱可塑性接着剤溶液
(UCAR VYNC樹脂、20%酢酸イソプロピル溶
液、ユニオンカーバイドから入手)をマイアー
#26ロツドで上塗りし、乾燥させる。熱および圧
力をかけて、この材料を受容シート(メリネツク
ス3020、ICI)に張り合せ、支持体を剥離し、着
色したジアゾニウム層を露出させる。
下記の光重合体溶液を剥離可能なカバーシート
(メリネツクス505、ICI)に#12マイアーロツド
で塗布して、下記の光重合性材料を調製する。
ヌポル46−4400アクリル樹脂(フリーマン)2g ポリビニルブチラール(平均分子量=36000、Tg
−51C) 1g 2−(4−スチリルフエニル)−4,6−ビス−ト
リクロロメチル−s−トリアジン 0.1g テトラヒドロフラン 50g 乾燥後、この光重合性材料を、着色したジアゾ
ニウム層に、熱および圧力をかけて、光重合性層
が着色したジアゾニウム層に直接接触する様に張
り付ける。剥離可能なカバーシート上に陽画を置
き、この複合材料をBerkey−Ascor露光装置で、
化学反応光線に30秒間露光する。ジアゾニウム層
の露光区域の色が変化(黄色から灰色へ)した
ら、この層がジアゾニウム化合物を破壊するのに
十分な光を得たことになる。着色ジアゾ層の露光
区域が光重合性層の重合した区域に密着するため
に、剥離現像により、その区域が除去される。支
持体シートに付着した熱可塑性接着層上に、高品
質の着色陽画が残る。
実施例 2 光重合性層が光反応開始剤の2−(4−スチリ
ルフエニル)−ビス−トリクロロメチル−s−ト
リアジンを含まない以外は、実施例1を繰り返
す。露光および剥離現像の後、画像は全く得られ
ない。
実施例 3 着色層がジアゾニウム化合物、即ちバリアミン
ブルーソルト/(MMDPE)ジアゾニウム縮合
物を含まない以外は、実施例1を繰り返す。露光
および剥離現像の後、画像は全く得られない。
実施例2および3から、本発明の実施には、ジ
アゾニウム化合物および光重合の両方が必要であ
ることが分かる。
実施例 4 感光性o−キノンジアジド含有層 下記の感光性溶液をポリエステル支持体(メリ
ネツクス516)上に15マイアーロツドで塗布する。
ドワノールPM 14.00g メチルエチルケトン 18.83g ジアセトンアルコール 5.17g ブチロラクトン 4.76g スチレン/無水マレイン酸共重合体の半エステル
(スクリプセツト550、モンサント) 0.66g ポリビニルブチラール(Butvar B−90、モンサ
ント) 0.25g 米国特許第4407962号に開示するビス(3−ベン
ゾイル−4,5,6−トリヒドロキシフエニル)
メタンと2−ジアゾ−1−ナフトール−5−スル
ホン酸とのエステル 1.32g 実施例1の青色顔料分散物 10.38g 乾燥後、この感光性塗料に熱可塑性接着剤溶液
(UCAR VYNC、20%酢酸イソプロピル溶液)
をマイアー#25ロツドで上塗りし、乾燥させる。
熱および圧力をかけて、この材料を受容シート
(メリネツクス3020)に張り合せ、支持体を剥離
し、着色したo−キノンジアジド層を露出させ
る。下記の光重合体溶液を剥離可能なカバーシー
ト(メリネツクス505)に#12マイアーロツドで
塗布して、光重合体材料を調製する。
ヌポル46−4400アクリル樹脂(フリーマン)2g ポリビニルブチラール(Butvar 79、モンサン
ト) 1g 2−(4−スチリルフエニル)−4,6−ビス−ト
リクロロメチル−s−トリアジン 0.1g BYK 301 0.05g テトラヒドロフラン 50g 乾燥後、この光重合性材料を、熱および圧力を
かけて、o−キノンジアジド化合物を含む着色し
た感光性材料に、光重合性層が着色したo−キノ
ンジアジド層に直接接触する様に張り付ける。剥
離可能なカバーシート上に陽画を置き、この複合
材料を化学反応光線で30秒間露光する。着色した
o−キノンジアジド層の露光区域が光重合性層の
重合した区域に密着するために、剥離現像によ
り、その区域が除去される。支持体シートに付着
した熱可塑性接着層上に、高品質の陽画が残る。
実施例 5 着色層がo−キノンジアジド化合物、即ちビス
(3−ベンゾイル−4,5,6−トリヒドロキシ
フエニル)メタンと2−ジアゾ−1−ナフトール
−5−スルホン酸とのエステルを含まない以外
は、実施例4を繰り返す。露光および剥離現像の
後、画像は全く得られない。
実施例 6 光重合体層が光反応開始剤の2−(4−スチリ
ルフエニル)−4,6−ビス−トリクロロメチル
−s−トリアジンを含まない以外は、実施例4を
繰り返す。露光および剥離現像の後、画像は全く
得られない。
実施例 7 実施例1の感光性ジアゾニウム含有材料を使用
する。下記の光重合体溶液を剥離可能なカバーシ
ート(メリネツクス505)に#12マイアーロツド
を塗布して、光重合体材料を調製する。
QM9200モノマー(トリメチロールプロパン系の
三官能アクリル性モノマー、ロームアンドハー
ス) 2g UCAR VYNC樹脂(20%酢酸イソブチル溶液、
ユニオンカーバイド) 20g 2−(4−スチリルフエニル)−4,6−ビス−ト
リクロロメチル−s−トリアジン 0.1g 酢酸N−ブチル 30g 実施例1の手順に従い、接着層上に高品質の青
色陽画が得られる。
実施例 8 感光性ジアゾニウム層 下記の感光性塗装溶液を、ポリエステル支持体
シート(メリネツクス516)上に#15マイアーロ
ツドで塗装する。
メチルエチルケトン 38.72g ジアセトンアルコール 16.01g ドワノールPM 30.91g スチレン/無水マレイン三共重合体の半エステル
(スクリプセツト540、モンサント) 2.23g 実施例1のバリアミンブルーソルト/
(MMDPE)ジアゾニウム縮合物 0.93g BYK 301 0.022g 黄色顔料分散物(重量%で、5.0%のホスタパー
ムイエローGR、6.0%の米国特許第4670507号に
開示する樹脂バインダー、44.5%のドワノール
PM、44.5%のブチロラクトンを含む) 11.17g 乾燥後、この感光性塗料に熱可塑性接着剤溶液
(UCAR VYNC、20%酢酸イソプロピル溶液、
ユニオンカーバイド)を#26マイアーロツドで上
塗りし、乾燥させる。熱および圧力をかけて、こ
の材料を受容シート(メリネツクス3020)に張り
合せ、支持体を剥離し、ジアゾニウム層を露出さ
せる。
光重合性層 下記の光重合体溶液を剥離可能なカバーシート
(メリネツクス505)に#12マイアーロツドで塗布
して、光重合体材料の調製する。
フオトマー4072(トリメチロールプロパンプロポ
キシレートトリアクリレート、ヘンケルコーポレ
ーシヨン) 2.5g UCAR VYNC(20%酢酸イソプロパノール溶液、
ユニオンカーバイド) 20g 2−(4−スチリルフエニル)−4,6−ビス−ト
リクロロメチル−s−トリアジン 0.2g 酢酸N−ブチル 70g 乾燥後、この光重合性材料を、ジアゾニウム層
に、熱および圧力をかけて、光重合性層が感光性
ジアゾニウム層に直接接触する様に張り付ける。
剥離可能なカバーシート上に陽画を置き、この複
合材料をBerkey−Ascor露光装置で、活性線に
30秒間露光する。剥離現像により、着色ジアゾ層
の露光区域が、光重合体層の重合した区域と共に
除去される。熱可塑性接触層上に、高品質の黄色
陽画が残る。
実施例 9 光重合体溶液中の2−(4−スチリルフエニル)
−4,6−ビス−トリクロロメチル−s−トリア
ジンを0.2gの2,3−ビス(4−メトキシフエ
ニル)キノキサンリンで置き換える以外は、実施
例8を繰り返す。最終複合材料を60秒間露光し、
剥離現像することにより、熱可塑性接着層上に高
品質の黄色陽画が得られる。
実施例 10 4色単シート校正を行なうために、下記の4種
類の感光性ジアゾニウム溶液を調製する。
実施例1のシアン溶液。
実施例8の黄色溶液。
下記の組成を持つマゼンタ溶液。
ジアセトンアルコール 25.37g テトラヒドロフラン 13.20g エチルアルコール 14.20g ドワノールPM 30.44g スクリプセツト540 2.25g 実施例1のバリアミンブルーソルト/
(MMDPE)ジアゾニウム縮合物 0.90g マゼンタ顔料分散物(重量%で、5.2%のパー
マネントカーミン、5.2%の米国特許第4670507
号に開示する樹脂バインダー、44.8%のドワノ
ールPM、44.8%のブチロラクトンを含む)
12.83g 下記の組成を持つ黒色溶液。
メチルセロソルブ 40.78g メチルエチルケトン 26.90g ジアセトンアルコール 12.62g スクリプセツト540 2.47g 実施例1のバリアミンブルーソルト/
(MMDPE)ジアゾニウム縮合物 0.90g 黒色顔料分散物(重量%で、5.5%のカーボン
ブラツク、4.5%の米国特許第4670507号に開示
する樹脂バインダー、45%のドワノールPM、
45%のブチロラクトンを含む) 15.70g 実施例8の黄色に着色したジアゾニウム溶液を
塗布、乾燥し、接着剤を上塗りし、乾燥し、転写
し、下記の溶液から調製した光重合材料に張り合
せる。
ビスフエノールAジエポキシドジメタクリレート
(ポリサイエンス) 10g UCAR VYNC(20%イソプロピルアルコール溶
液) 50g ドワノールPM 50g テトラヒドロフラン 50g 2−(4−スチリルフエニル)−4,6−ビストリ
クロロメチル−s−トリアジン 0.2g 黄色分離陽画を通して活性線照射で画像を映す
様に露光し、剥離現像することにより、接着層上
に黄色陽画が得られる。
この画像に、第二の着色ジアゾニウム層、即ち
実施例8と同様に予め支持体上に塗布し、接着剤
を上塗りしたシアン層を張り合せる。支持体を剥
離し、シアンジアゾニウム層に光重合性材料を張
り合せ、続いてシアン分離陽画を通して露光し、
剥離現像することにより、第二の接着層上にシア
ン画像が得られる。この手順を残りの2色につい
て繰り返し、選択として、後露光することによ
り、4色単シート校正が得られる。
実施例 11 実施例10の黒色感光性ジアゾニウム溶液を使用
する。支持体(メリネツクス516)上に塗布し、
乾燥した後、この黒色感光性ジアゾニウム層にア
クリル性接着剤溶液(アクリロイドB48−N、ロ
ームアンドハース、の10%酢酸N−ブチル溶液)
を#26マイアーロツドで上塗りし、乾燥させる。
この材料を受容シート(メリネツクス3020)に張
り合せ、支持体を剥離して感光層を露出させる。
この層に、実施例8の光重合性材料を、光重合体
層がジアゾニウム層に直接接する様に張り合せ
る。陽画を通して露光し、剥離現像することによ
り、アクリル性接着層上に陽画が得られる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a)(i) 剥離できる透明なカバー、および (ii) 該カバー上にあり、光反応開始剤、少なく
    とも一つのエチレン性不飽和基を有するフリ
    ーラジカル重合性成分、および所望により含
    むことができる有機バインダー樹脂からなる
    光重合性組成物層であつて、前記光反応開始
    剤が、十分な活性線照射で露光した時に該重
    合性成分のフリーラジカル重合を開始するの
    に十分な量で存在し、前記重合性成分が、当
    該組成物を活性線照射で画像状に露光した時
    に、画像を識別させるのに十分な量で存在
    し、所望により含有される前記バインダー樹
    脂が、それが存在する場合、当該組成物の成
    分を均質なフイルムにするのに十分な量で存
    在する、光重合性組成物層 からなる光重合性材料を用意すること、および (b)(i) 支持体シート、および (ii) 該支持体シートの直上にあり、有機バイン
    ダー、感光重合性ジアゾニウム化合物または
    o−キノンジアジド化合物、および着色剤か
    らなる感光性組成物層であつて、前記バイン
    ダーがその組成物の成分を均質なフイルムに
    するのに十分な量で存在し、前記感光性化合
    物が、その感光性組成物を活性線照射で画像
    状に露光した時に画像を識別させるのに十分
    な量で存在し、前記着色剤がその層を均一に
    着色するのに十分な量で存在する、感光性組
    成物層、および (iii) 前記感光層に直接接着した、約25℃〜約
    100℃の範囲にあるTgを有する熱可塑性樹脂
    からなる接着層 からなる感光性材料を用意すること、および (c) 受容シートを用意すること、および (d) その感光性材料をその受容シートに、その接
    着層が受容シートに接着する様に、熱と圧力を
    かけて張り合せ、その後その支持体シートを剥
    離することによつて、接着層および感光性組成
    物層を受容シートに転写すること、および (e) その光重合性層をその感光層に、光重合性組
    成物層が感光性組成物層に接着する様に、高温
    で圧力をかけて張り合せること、および (f) 前記感光性組成物および前記光重合性組成物
    を、透明カバーを通して、活性線照射で画像状
    に露光すること、および (g) 前記受容シートおよび前記透明カバーを剥離
    することによつて、該受容シート上の接着層上
    に陽画を形成すること、および (h) 所望により、前記工程(a)、(b)および(d)〜(g)を
    少なくとも一回繰り返し、少なくとも一つの異
    なつた色を持つた、工程(b)による他の感光性材
    料を、その接着層を介して、前の感光性材料お
    よび光重合性材料から作製した受容シート上の
    陽画に転写すること からなることを特徴とする、陽画を作製するため
    の方法。 2 透明カバーがポリエチレンテレフタレートか
    らなることを特徴とする、請求項1記載の方法。 3 光重合性組成物が、ジメタクリル酸トリエチ
    レングリコール、ジアクリル酸トリプロピレング
    リコール、ジメタクリル酸テトラエチレングリコ
    ール、ジメタクリル酸ジエチレングリコール、ジ
    アクリル酸1,4−ブタンジオール、ジメタクリ
    ル酸1,6−ヘキサンジオール、テトラアクリル
    酸ペンタエリトリトール、トリアクリル酸トリメ
    チロールプロパン、トリメタクリル酸トリメチロ
    ールプロパン、モノヒドロキシペンタアクリル酸
    ジ−ペンタエリトリトール、トリアクリル酸ペン
    タエリトリトール、ビスフエノールAエトキシレ
    ートジメタクリレート、トリメチロールプロパン
    エトキシレートトリアクリレート、トリメチロー
    ルプロパンプロポキシレートトリアクリレートお
    よびジメタクリル酸ビスフエノールAジエポキシ
    ドからなるグループから選択した一以上のモノマ
    ーからなることを特徴とする、請求項1記載の方
    法。 4 光重合組成物が、2,3−ジ(4−メトキシ
    フエニル)キノキサリン、9−フエニルアクリジ
    ン、ビス(2,4,5−トリフエニル)イミダゾ
    ール、ビス−トリクロロメチル−s−トリアジン
    およびそれらの誘導体からなるグループから選択
    した一つ以上の光反応開始剤を含むことを特徴と
    する、請求項1記載の方法。 5 光重合性組成物が、スチレン/無水マレイン
    酸共重合体およびそれらの半エステル、アクリル
    酸の重合体および共重合体、ポリアミド、ポリビ
    ニルピロリドン、セルロース樹脂、フエノール樹
    脂、ポリビニルアセタール、ポリ酢酸ビニルおよ
    びそれらの共重合体からなるグループから選択し
    た一以上のバインダー樹脂を含むことを特徴とす
    る、請求項1記載の方法。 6 フリーラジカル重合性成分が感光層中に、感
    光性組成物の約30〜60重量%の量で存在すること
    を特徴とする、請求項1記載の方法。 7 光反応開始剤成分が感光層中に、感光性組成
    物の約2〜30重量%の量で存在することを特徴と
    する、請求項1記載の方法。 8 バインダーが、感光層中に、感光性組成物の
    約10〜75重量%の量で存在することを特徴とす
    る、請求項1記載の方法。 9 支持体がポリエチレンテレフタレートからな
    ることを特徴とする、請求項1記載の方法。 10 感光層が、メシチレンスルホン酸塩として
    沈殿する、3−メトキシ−4−ジアゾ−ジフエニ
    ルアミン硫酸塩と4,4′−ビス−メトキシメチル
    −ジフエニルエーテルとの重縮合生成物である重
    合性ジアゾニウム塩を含むことを特徴とする、請
    求項1記載の方法。 11 感光層が、ビス−(3−ベンゾイル−4,
    5,6−トリヒドロキシフエニル)−メタンと2
    −ジアゾ−1−ナフトール−5−スルホン酸との
    エステルであるジアシドを含むことを特徴とす
    る、請求項1記載の方法。 12 感光層が、スチレン/無水マレイン酸共重
    合体およびそれらの半エステル、アクリル酸の重
    合体および共重合体、ポリアミド、ポリビニルピ
    ロリドン、セルロースおよびその誘導体、フエノ
    ール樹脂、ポリビニルアセタールからなるグルー
    プから選択したバインダーを含むことを特徴とす
    る、請求項1記載の方法。 13 感光層が、さらに、可塑剤、安定剤、帯電
    防止剤、UV吸収剤、スペクトル増感剤、光学的
    光沢剤、不活性充填材、露光指示剤、重合防止
    剤、オリゴマー、界面活性剤、水素原子供与体、
    ハレーシヨン防止剤、および光活性剤からなるグ
    ループから選択した一以上の原料を含むことを特
    徴とする、請求項1記載の方法。 14 感光層の塗膜重量が約0.1〜5.0g/m2であ
    ることを特徴とする、請求項1記載の方法。 15 支持体の接着層が、さらに、可塑剤、UV
    吸収剤、帯電防止剤、不活性充填材、ハレーシヨ
    ン防止剤、および光学的光沢剤からなるグループ
    から選択した一以上の原料を含むことを特徴とす
    る、請求項1記載の方法。 16 接着層の塗膜重量が約2〜約30g/m2であ
    ることを特徴とする、請求項1記載の方法。 17 受容シートが紙、被覆した紙、または重合
    体フイルムからなることを特徴とする、請求項1
    記載の方法。 18 各張り合せ作業を約60℃〜約120℃の温度
    で行なうことを特徴とする、請求項1記載の方
    法。 19 続いて、受容シート上の感光層の画像的に
    露光していない部分上に保護被覆を施す工程をさ
    らに含むことを特徴とする、請求項1記載の方
    法。 20 順次、 (i) 剥離できる透明なカバー、および (ii) 該カバーの上にあり、光反応開始剤、少なく
    とも一つのエチレン性不飽和基を含むフリーラ
    ジカル重合性成分、および選択として含むこと
    ができる有機バインダー樹脂から成る光重合性
    組成物層であつて、前記光反応開始剤が、十分
    な活性線照射で露光した時に該重合性成分のフ
    リーラジカル重合を開始するのに十分な量で存
    在し、前記重合性成分が、当該組成物を活性線
    照射で画像状に露光した時に、画像を識別させ
    るのに十分な量で存在し、所望により含有する
    前記バインダー樹脂が、それが存在する場合、
    その組成物の成分を均質なフイルムにするのに
    十分な量で存在する様な、光重合性組成物層、
    および (iii) 前記光重合性組成物の直上にあり、有機バイ
    ンダー、感光重合性のジアゾニウム化合物また
    はo−キノンジアジド化合物、および着色剤か
    らなる感光性組成物層であつて、前記バインダ
    ーがその組成物の成分を均質なフイルムにする
    のに十分な量で存在し、前記感光性化合物が、
    その感光性組成物を活性線照射で画像状に露光
    した時に画像を識別させるのに十分な量で存在
    し、前記着色剤がその層を均一に着色するのに
    十分な量で存在する様な感光性組成物層、およ
    び (iv) 前記感光層に直接接着した、約25℃〜約100
    ℃の範囲にあるTgを有する接着層、および (v) その接着層に付けた支持体シート からなることを特徴とする、陽画作用の校正シー
    ト。 21 (a)(i) 剥離できる透明なカバー、および (ii) 該カバーの上にあり、光反応開始剤、少な
    くとも一つのエチレン性不飽和基を含むフリ
    ーラジカル重合性成分、および所望により含
    むことができる有機バインダー樹脂からなる
    光重合性組成物層であつて、前記光反応開始
    剤が、十分な活性線照射で露光した時に該重
    合性成分のフリーラジカル重合を開始するの
    に十分な量で存在し、該重合性成分が、当該
    組成物を活性線照射で画像状に露光した時
    に、その画像を識別させるのに十分な量で存
    在し、所望により含有することができる前記
    バインダー樹脂が、それが存在する場合、当
    該組成物の成分を均一なフイルムにするのに
    十分な量で存在する様な光重合性組成物層か
    らなる光重合性材料を用意すること、および (b)(i) 支持体シート、および (ii) 該支持体シートに直接接着した、約25℃〜
    約100℃の範囲にあるTgを有する熱可塑性樹
    脂からなる接着層、および (iii) 前記接着層の直上にあり、有機バインダ
    ー、感光重合性ジアゾニウム化合物またはo
    −キノンジアジド化合物、および着色剤から
    なる感光性組成物層であつて、前記バインダ
    ーがその組成物の成分を均質なフイルムに結
    合するのに十分な量で存在し、前記感光性化
    合物が、その感光性組成物を活性線照射で画
    像状に露光した時に画像を識別させるのに十
    分な量で存在し、前記着色剤がその層を均一
    に着色するのに十分な量で存在する様な感光
    性組成物層 からなる感光性材料を用意すること、および (c) その光重合性材料をその感光性材料に、感光
    性組成物層が光重合性組成物層に接着する様
    に、高温で圧力をかけて張り合せること、およ
    び (d) 前記感光性組成物および前記光重合性組成物
    を、透明カバーを通して、化学反応光線照射で
    画像を映す様に露光すること、および (e) 該支持体シートおよび該透明カバーを剥離す
    ることによつて、該支持体上の接着層上に陽画
    を形成すること からなることを特徴とする、陽画を作製するため
    の方法。
JP2190377A 1990-01-08 1990-07-18 二つの感光層を有する、陽画形成、剥離現像式、色校正システム Granted JPH03212643A (ja)

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