JPH0719943Y2 - 車両用登坂装置 - Google Patents

車両用登坂装置

Info

Publication number
JPH0719943Y2
JPH0719943Y2 JP1988060415U JP6041588U JPH0719943Y2 JP H0719943 Y2 JPH0719943 Y2 JP H0719943Y2 JP 1988060415 U JP1988060415 U JP 1988060415U JP 6041588 U JP6041588 U JP 6041588U JP H0719943 Y2 JPH0719943 Y2 JP H0719943Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rack
vehicle
gear
swing arm
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988060415U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01167957U (ja
Inventor
三郎 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Senyo Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Senyo Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Senyo Kogyo Co Ltd filed Critical Senyo Kogyo Co Ltd
Priority to JP1988060415U priority Critical patent/JPH0719943Y2/ja
Publication of JPH01167957U publication Critical patent/JPH01167957U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0719943Y2 publication Critical patent/JPH0719943Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission Devices (AREA)
  • Types And Forms Of Lifts (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車両用登坂装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、レールに沿って走行している車両が登坂する場
合、該レールに沿ってラックを配設して、該ラックに、
車両に付設されたギアを噛合させて、該車両を登坂させ
ていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来では、平坦地から登坂する際に、車両のギアとラッ
クとがうまくかみ合わない場合があり、そのような場合
に、ギアの歯とラックの歯とが破損する虞れがあり、破
損すれば、登坂の際、車両ががたついたりしていた。
そこで、本考案では、ラックの歯とギアの歯とが常にか
み合い、該ラック及びギアの歯の破損を防止することが
できる車両用登坂装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するために、本考案に係る車両用登坂
装置は、上記ラックの低所側の端部近傍に配設された鉛
直状取付片部に、上記ギアに噛合するローラが上記ラッ
クのピッチに近似した長手方向ピッチにて複数個配設さ
れた揺動アームのラック側一端部を、枢支軸にて枢着
し、上記揺動アームの反ラック側の他端部を上下揺動自
在な自由端部とし、さらに、上記揺動アームの自由端部
近傍に、該揺動アームの自由端部側の水平片部に当接し
て該揺動アームが所定位置よりも上方へ揺動しないよう
に揺動規制するストッパを、設け、かつ、該揺動アーム
の自由端部が上記ストッパに当接するように該揺動アー
ムを上方へ弾発的に押圧すると共に上記車両のギアが上
記ローラに当たる際の衝撃力により該揺動アームが上記
枢支軸を中心として下方へ逃げるように収縮する弾性部
材を、設けたものである。
〔作用〕
車両がレールに沿って走行して、揺動アームに差し掛っ
た場合、最初、ギアの歯部は、アームの自由端側のロー
ラと、次のローラとの間に入るか、又は、自由端側のロ
ーラに当接する。そして、ギアの歯部がローラに当接し
た場合、該アームは、下方向へ逃げることができ、しか
も、ギアの逆登坂方向の回転は自由であるので、次のロ
ーラとの間に、その歯部は入る。また、揺動アームのラ
ック側一端部が、枢支軸にて鉛直状取付部に枢着されて
いるため、車両のギアがローラに当たる際の衝撃力によ
り揺動アームがラック側へスライドすることはなく、衝
撃に十分に耐え得る。さらに、車両が走行すれば、ギア
の次の歯部は、同様に自由端から2番目のローラと3番
目のローラとの間に入り、さらに次のローラとの間に順
次入って行く。つまり、ギアの歯部とローラとが噛み合
うことになる。また、ラック側一端部寄りのローラは殆
ど上下動せず、かつ、アームの長手方向に移動すること
もない。このため、相互に隣合うローラとラックの歯部
との高さ位置のずれ及びピッチのずれは生ずることがな
く、ギアは、ローらからラックへとスムースに乗り移
る。
〔実施例〕
以下、実施例について図面を参照して説明する。
第3図と第4図は本考案に係る車両用登坂装置の一実施
例を示し、この装置は、レール1,1に沿って長手方向に
配設されたラック2に、車両3のギア4が噛合して、該
車両3を登坂させるものである。なお、ラック2は、一
対の長尺板22,22の間に介在されている。
そして、このラック2の低所2a側の端部5近傍には、長
手方向に沿って、揺動アーム6が配設され、該アーム6
には、複数個のローラ7a…が付設されて、走行して来た
車両3のギア4の歯部8…を、順次、ローラ7,7間にか
み合わせ、該ギア4をラック2にかみ合わせるものであ
る。
しかして、揺動アーム6は、ラック2と略同一高さに直
列状に配設され、第1図と第2図に示す様に、アングル
材からなり、ラック2側の枢支軸9を中心として下方側
に揺動可能とされると共に、自由端部10側においてコイ
ルスプリング等からなる弾発部材11にて上方へ押圧され
ている。
つまり、ラック2の低所2a側の端部5近傍に配設された
鉛直状取付片部13,13に、ギア4に噛合するローラ7a,7
b,7c…がラック2のピッチPに近似した長手方向ピッチ
P1,P2,P3…にて複数個配設された揺動アーム6のラック
側一端部を、枢支軸9にて枢着し、揺動アーム6の反ラ
ック側の他端部を上下揺動自在な自由端部10とする。具
体的には、アーム6の下方に配設される底板12の両端部
に、夫々一対ずつの鉛直状取付片部13,13と平板片14,14
を立設し、そして、該取付片部13,13間に枢支軸9が挿
通される挿通部材15を介在させると共に、該挿通部材15
の上面にアーム6のラック2側の端部下面を取付けてい
る。つまり、枢支軸9と挿通部材15が一体に回動して、
アーム6が該枢支軸9を中心に揺動するように設定して
いる。21,21は枢支軸9の抜け止めピンであって、取付
片部13,13から突出した枢支軸9の突出部9a,9aに挿入固
着されている。
しかして、揺動アームの自由端部10近傍に、該揺動アー
ム6の自由端部10側の水平片部6bに当接して該揺動アー
ム6が所定位置よりも上方へ揺動しないように揺動規制
するストッパ16を、設ける。かつ、揺動アーム6の自由
端部10がストッパ16に当接するように該揺動アーム6を
上方へ弾発的に押圧すると共に車両3のギア4がローラ
7a,7b,7c…に当たる際の衝撃力により該揺動アーム6が
枢支軸9を中心として下方へ逃げるように収縮する弾性
部材11を、設ける。具体的には、平板片14,14間におけ
る底板12とアーム6の水平部6bとの間に上記弾発部材11
が介装されている。また、ストッパ16は、揺動アーム6
を少なくともラック2の低所2a側の端部5より上方へ揺
動させないように設けられている。
ここで、ストッパ16とは、アーム6の自由端部10近傍の
枕木17の上面に固着される平板体からなり、該枕木17か
ら突出した突出部16aがアーム6の自由端部10側の水平
片部6bに当接して、該アーム6の上方への揺動を規制し
ている。
従って、このアーム6は、枢支軸9を中心に揺動する
が、ストッパ16より上方へは揺動しない。つまり、常時
は、このアーム6は略水平状に保持されており、下方へ
押圧力が作用したときに、下方へ揺動し、その押圧力が
解除されれば、元の水平状態に戻る。
しかして、ローラ7a…は、アーム6の立設片部6aに所定
の長手方向ピッチにて、相互に平行に配設され、各軸心
O…廻りに回転自在とされている。即ち、各ローラ7a…
は平面的に見て直線状に配設されて、各ローラ7a…は、
ラック2と同一直線上に配設される。
そして、ローラ7a…の長手方向のピッチは、ラック2の
ピッチPに近似したものとされている。例えば、実施例
では、ラック2のピッチPを156mmとし、自由端部10側
のローラ7a(以下、「1番目のローラ7a」と呼ぶ)とそ
の次のローラ7b(以下、「2番目のローラ7b」と呼ぶ)
との間のピッチP1を120mmとし、2番目のローラ7bとそ
の次のローラ7c(以下「3番目のローラ7c」と呼ぶ)と
の間のピッチP2を135mmとし、3番目のローラ7cとその
次のローラ7d(以下「4番目のーラ7d」と呼ぶ)との間
のピッチP3を100mmとし、4番目のローラ7dとその次の
ローラ7e(以下「5番目のローラ7e」と呼ぶ)との間の
ピッチP4を150mmとしている。なお、これらのピッチP
とは、各軸心O間寸法をいう。さらに、5番目のローラ
7eの軸心Oとラック2の端部5の歯部18の軸心との間の
ピッチPaを157mmとしている。
また、第1図と第2図においては、各ローラ7a…の外径
寸法は同一とされているが、第3図に示す様に、3番目
のローラ7c〜5番目のローラ7eの外径寸法が、同一とさ
れると共に、1番目のローラ7aと2番目のローラ7bの外
径寸法より大とされるも好ましい。なお、この場合、1
番目のローラ7aと2番目のローラ7bの外径寸法は同一と
されている。
しかして、車両に付設されるギア4には、第4図に示す
様に、駆動源(図示省略)から該ギア4に回転駆動力を
伝達する規制部材19が付設されている。
即ち、この規制部材19とは、いわゆるワンウェイクラッ
クからなり、駆動源からの回転駆動力にてギア4を登坂
方向(つまり、第4図における矢印A方向)に回転させ
ると共に、該ギア4の逆登坂方向(つまり、第4図にお
ける矢印B方向)の回転を自由としている。20は、規制
部材19に駆動源からの回転駆動力を伝達するチェーン等
の伝達部材である。
従って、上述の如く構成された車両用登坂装置におい
て、車両3がアーム6に差し掛かった時に、ギア4の歯
部8は1番目のローラ7aに当接する。しかして、揺動ア
ーム6のラック側一端部が、枢支軸9にて鉛直状取付部
13,13に枢着されているため、車両3のギア4がローラ7
aに当たる際の衝撃力により揺動アーム6がラック側へ
スライドすることはなく、衝撃に十分に耐え得る。当接
すれば、アーム6に下方向に押圧力が作用して、該アー
ム6は下方に逃げるが、その際、ギア4は逆登坂方向
(つまり、第4図における矢印B方向)には回転が自由
であるので、該ギア4のその歯部8は、ローラ7aに案内
されて、該ローラ7aと2番目のローラ7bとの間に入る。
そして、さらに車両3がラック2方向に走行してゆけ
ば、順次、ギア4の歯部8…は、ローラ7b,7c間、ロー
ラ7c,7d間、ローラ7d,7e間、ローラ7eとラック2の端部
5の歯部18との間に入ってゆくことになる。つまり、ギ
ア4がラック2に噛合する際には、該ギア4の歯部8と
ラック2の歯部18とがずれることなくかみ合うことにな
り、ギア4とラック2は同調され、該歯部8,8は破損す
ることがない。
また、実施例において、P1<P2<P3<P4と設定している
のは、自由端部10側はより大きく揺動することに鑑み、
自由端部10側にてほぼラック2とギア4とのかみ合わせ
を調整するものである。
なお、本考案は上述の実施例に限定されず、本考案の要
旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であり、例えば、ロ
ーラ7a…の数の増減は自由であり、この長手方向ピッチ
P1…もラック2のピッチPに近似したものであれば、実
施例以外のものとすることができる。
〔考案の効果〕
本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載
する著大な効果を奏する。
(鉛直状取付片部13,13に、揺動アーム6のラック
側一端部を、枢支軸9にて枢着するので)車両3のギア
4がローラ7aに衝突した際のラック方向への衝撃力に十
分に耐え得ると共にギア4の歯部8をローラ7a…にスム
ースに噛合させることができる。
(揺動アーム6は長手方向へ移動せず、かつ、揺動
アーム6のラック2側一端部寄りのローラは殆ど上下動
しないため)ギアが、ローラ7a,7b,7c…からラック2へ
とスムースに乗り移る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す正面図、第2図は平面
図、第3図は簡略斜視図、第4図はギアとラックとの噛
合状態を示す簡略斜視図である。 1……レール、2……ラック、2a……低所、3……車
両、4……ギア、5……端部、6……揺動アーム、7a…
…ローラ、9……枢支軸、10……自由端部、11……弾発
部材、19……規制部材、P……ピッチ、P1……長手方向
ピッチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】レール1,1に沿って長手方向に配設された
    ラック2に、車両3のギア4が噛合して、該車両3を登
    坂させる車両用登坂装置であって、 上記ラック2の低所2a側の端部5近傍に配設された鉛直
    状取付片部13,13に、上記ギア4に噛合するローラ7a,7
    b,7c…が上記ラック2のピッチPに近似した長手方向ピ
    ッチP1,P2,P3…にて複数個配設された揺動アーム6のラ
    ック側一端部を、枢支軸9にて枢着し、上記揺動アーム
    6の反ラック側の他端部を上下揺動自在な自由端部10と
    し、さらに、上記揺動アーム6の自由端部10近傍に、該
    揺動アーム6の自由端部10側の水平片部6bに当接して該
    揺動アーム6が所定位置よりも上方へ揺動しないように
    揺動規制するストッパ16を、設け、かつ、該揺動アーム
    6の自由端部10が上記ストッパ16に当接するように該揺
    動アーム6を上方へ弾発的に押圧すると共に上記車両3
    のギア4が上記ローラ7a,7b,7c…に当たる際の衝撃力に
    より該揺動アーム6が上記枢支軸9を中心として下方へ
    逃げるように収縮する弾性部材11を、設けたことを特徴
    とする車両用登坂装置。
JP1988060415U 1988-05-07 1988-05-07 車両用登坂装置 Expired - Lifetime JPH0719943Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988060415U JPH0719943Y2 (ja) 1988-05-07 1988-05-07 車両用登坂装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988060415U JPH0719943Y2 (ja) 1988-05-07 1988-05-07 車両用登坂装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01167957U JPH01167957U (ja) 1989-11-27
JPH0719943Y2 true JPH0719943Y2 (ja) 1995-05-10

Family

ID=31286122

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988060415U Expired - Lifetime JPH0719943Y2 (ja) 1988-05-07 1988-05-07 車両用登坂装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0719943Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5730659A (en) * 1980-08-01 1982-02-18 Hitachi Ltd Synchronous device for rack type railway rolling stock
JPS5920766A (ja) * 1982-07-28 1984-02-02 財団法人機械システム振興協会 車両の傾斜地走行機構

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01167957U (ja) 1989-11-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI479091B (zh) 直線運動導引裝置
EP0076041B1 (en) Vehicle seat slide mechanism
JPH0719943Y2 (ja) 車両用登坂装置
KR910014298A (ko) 중간고속 에스컬레이터
US4582500A (en) Toy service accessory for self-propelled vehicle
KR910000447A (ko) 장력저감(tensian reduce) 기구가 부착된 시이트벨트 권취장치
KR101613985B1 (ko) 조립식 레일 완구
US4490865A (en) Bed apparatus with urinal and an integral drive mechanism
WO2005051279A1 (es) Silla de ruedas eléctrica
CN216761957U (zh) 一种可调节张紧程度的履带装置
JP3716921B2 (ja) 鉄道模型車両の車輪支持構造
RU8263U1 (ru) Транспортное средство
JPS6038732Y2 (ja) 除塵機の可動シユ−ト装置
CN219517780U (zh) 一种亲子过山车游乐设备
CN218023588U (zh) 一种防止逆行的输送带
JPS60271U (ja) 回動自在に支持された駆動装置ユニツトを有するレ−ル走行式の搬送台車
JPH0443276Y2 (ja)
JPH0125798Y2 (ja)
CN208050434U (zh) 一种光伏发电设备清洁装置用限位机构
JPH0214678Y2 (ja)
JPH0731715Y2 (ja) ハンドル式手動棚のクラッチ装置における騒音発生防止装置
JPS5828295Y2 (ja) 積算計におけるリセツト機構
JP2535713B2 (ja) 田植機用苗載台の構造
JPH025037Y2 (ja)
JPS6241879Y2 (ja)