JPH07199366A - フィルムストリップ平面化装置 - Google Patents

フィルムストリップ平面化装置

Info

Publication number
JPH07199366A
JPH07199366A JP6310694A JP31069494A JPH07199366A JP H07199366 A JPH07199366 A JP H07199366A JP 6310694 A JP6310694 A JP 6310694A JP 31069494 A JP31069494 A JP 31069494A JP H07199366 A JPH07199366 A JP H07199366A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film strip
width direction
frame
edges
filmstrip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6310694A
Other languages
English (en)
Inventor
Clyde L Fetterman
エル フェッターマン クライド
Donald F Grube
エフ グルーベ ドナルド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eastman Kodak Co filed Critical Eastman Kodak Co
Publication of JPH07199366A publication Critical patent/JPH07199366A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B27/00Photographic printing apparatus
    • G03B27/32Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera
    • G03B27/52Details
    • G03B27/62Holders for the original
    • G03B27/6271Holders for the original in enlargers
    • G03B27/6285Handling strips
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/04Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa
    • H04N1/10Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa using flat picture-bearing surfaces
    • H04N1/1008Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa using flat picture-bearing surfaces with sub-scanning by translatory movement of the picture-bearing surface
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N2201/00Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
    • H04N2201/04Scanning arrangements
    • H04N2201/0402Arrangements not specific to a particular one of the scanning methods covered by groups H04N1/04 - H04N1/207
    • H04N2201/0404Scanning transparent media, e.g. photographic film
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N2201/00Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
    • H04N2201/04Scanning arrangements
    • H04N2201/0402Arrangements not specific to a particular one of the scanning methods covered by groups H04N1/04 - H04N1/207
    • H04N2201/0422Media holders, covers, supports, backgrounds; Arrangements to facilitate placing of the medium

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Projection-Type Copiers In General (AREA)
  • Light Sources And Details Of Projection-Printing Devices (AREA)
  • Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルムストリップに一定の力を加えること
ができ、常に画像の駒を正確に平面化することができる
とともに、作動が迅速なフィルム平面化クランプを提供
する。 【構成】 クランプ手段60は、後退位置で、基板20
との間に搬送間隙を画成し、フィルムストリップ10を
搬送して基板20を通過させ、接触位置で、フィルムス
トリップ10の搬送が停止したとき、画像駒を仕切る長
手方向の両縁に沿って垂直方向および幅方向にクランプ
力を作用させ、前記長手方向の縁部面に対してフィルム
ストリップの駒を平面化しつつ幅方向に引っ張るととも
に、画像駒を仕切る幅方向の両縁に沿って垂直方向にク
ランプ力を作用させ、前記基板の幅方向縁面24、26
に対してフィルムストリップ10の駒を平面化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルムストリップの
画像の駒を平面化し、簡単かつ正確に画像を走査するフ
ィルムクランプに関する。
【0002】
【従来の技術】本出願は、1993年12月14日付米
国特許出願第166769号「写真フィルム平面化装
置」や、1992年6月30日付米国特許出願第906
635号「マルチフォーマットフィルムクランプ」、1
993年6月10日付米国特許出願第074894号
「マルチフォーマットフィルムクランプの改良」に関連
する出願である。
【0003】一般的に、写真フィルムは、フィルムベー
スの片面を感光性乳剤層で被覆して形成される。通常は
カメラ内でこの被覆面に画像が捕捉される。この写真フ
ィルムを切断して細長いフィルムストリップにした場
合、フィルムベースおよびフィルムストリップの大きさ
に応じて、フィルムは長手方向(軸方向)と幅方向(横
方向)の両方向に自然にある程度巻き上がってしまう。
フィルムストリップは一般的にきっちりと巻かれてカー
トリッジに収められ、一部づつカメラ内で巻きが解かれ
て露光される。カートリッジ内のフィルムストリップ
は、様々な温度および湿度条件の下で長い時間保管され
ることもあり、その結果、フィルムストリップにはフィ
ルムコアに巻かれたときのカールが強く残ってしまう。
例えば、細長いネガフィルムストリップにプリントの前
処理を行った場合や、現像、焼き付け後にフィルムスト
リップを短く分断した場合、フィルムには強いカールが
見られる。ネガフィルムを分断するのは、注文されたプ
リントと共に袋に収めるためである。
【0004】写真技術の分野では良く知られるように、
自動写真プリンタは、処理済みのネガフィルムストリッ
プの画像駒からポジ印画紙プリントを作る。大抵の自動
プリンタが備えるフィルム搬送機構は、供給リールから
巻き取りリールに1度に1駒ずつ段階的にフィルムスト
リップを送り、駒の大きさの走査ゲートおよび露光ゲー
トを高速で通過させる。走査ゲートでは、ネガフィルム
の密度および色バランスが自動的に読み出され、その駒
が露光ゲートに達するまでに、露光パラメータが計算さ
れメモリに記憶される。こうして瞬間的に走査および露
光が行われる際に好ましいことは、いずれの場合でも、
画像駒を平面状態で保持することや、その駒を解き放っ
て次に高速で搬送されてくる駒に備えることである。
【0005】本出願人による米国特許第5111241
号や第5055874号、その他の特許や文献に開示さ
れるように、走査ゲートおよび露光ゲートにフィルムス
トリップを送り入れる搬送システムや、走査ゲートおよ
び露光ゲートで画像の駒を瞬間的に平面に保持するクラ
ンプ機構には様々なものがある。5111241特許で
は、ベルヌーイ効果を利用してフィルムを空気により支
持し、フィルムストリップがリニアアレイ走査ゲートを
通過する際に生じる接触や引きずりを最小限に抑えてい
る。5055874特許におけるフィルム平面化装置
は、露光ゲートにあるフィルムストリップの駒の両側で
フィルムのパーフォレーション付縁部に接触してこれを
押さえ付ける一方、フィルムストリップが次の駒へ進む
間には上昇する。露光ゲートの開口を通過する前後で
は、湾曲装置がフィルムストリップのパーフォレーショ
ン付縁部に接触してフィルムストリップを凸状に湾曲さ
せ、フィルムストリップが横方向に巻き上がるのを防止
している。
【0006】米国特許第4353645号には、いくつ
も繋がったフィルムストリップ断片や個々の短いフィル
ムストリップ断片のためのフィルム搬送/平面化装置が
開示される。この装置では、ソレノイドによって駆動さ
れる揺り子がヒンジを介して側部に設けられ、この揺り
子に、長手方向および幅方向の枠部材からなる矩形平面
化枠が取り付けられる。ソレノイドによって揺り子が駆
動されると、フィルム送りの間、ヒンジを介して側部に
設けられた揺り子の上まで枠が持ち上げられる。枠が振
り下ろされると、この枠が画像の駒の側部に係合し、露
光開口を囲む固定の枠に対して駒が押し付けられる。こ
の場合、揺り子の横付けや揺動運動によって、移動可能
な幅方向枠部材の下縁は、上向きに巻き上がったフィル
ムストリップと接触し、フィルムストリップの先端部が
折れ曲がってしまう。この問題を解決するために、移動
可能な幅方向枠部材の内縁を直線形状にするのではなく
湾曲させることが提案されている。
【0007】他の従来システムとしては本出願人が製造
する自動プリンタに用いられるものがある。このシステ
ムでは、露光ゲートのフィルムを平面化するために、フ
ィルムストリップの上下に配置された「画像駒」部材が
移動する。この「画像駒」部材は、フィルムストリップ
の搬送中は互いに離隔して休止位置まで移動し、互いに
接すると、画像の駒を平面状態で保持する。移動する枠
部材は横方向クランプ部材を搬送方向の上流および下流
かつ上下に有する。桁腹により搬送されるフィルムスト
リップ断片は、横方向クランプ部材の休止位置を広く取
ることによって先端の折り曲がりが回避される。しか
し、こうすると、搬送経路および所要時間が増大し、シ
ステム全体の搬送速度を低下させるとともに、プリンタ
の1時間当たりのプリント率を低下させる。また、次の
画像の駒へフィルムストリップを搬送する際に駒に傷が
ついてしまうおそれもある。
【0008】図1および図2は上記「画像駒」フィルム
クランプの効果を示す。フィルムストリップ1には、画
像の駒の幅方向および長手方向の縁部にクランプ力7が
働き、基礎3に形成された開口5の対応縁部に押し付け
られる。このようなクランプを使用すると、いくらフィ
ルムを完全な平面状態で保持しようとしても、フィルム
に自然に発生する巻き上げが解消しきれないことが見た
目にもわかる。
【0009】その他、ビデオフォーマットの分野では、
開口および枠に対してフィルムストリップの画像の駒を
平面化して位置決めし、駒を走査することが知られてい
る。この走査によって駒をデジタル化し、そのデジタル
化した情報は再生のために記録される。例えば、写真画
像駒が走査されると、走査から画像データが得られる。
この画像データは「フォトCD」再生用コンパクトビデ
オディスクの記録に用いられるビデオビットストリーム
に変換される。このようなフィルムストリップの駒平面
化装置は、上述の米国特許出願第906635号、米国
特許第4965632号および第5028956号に開
示されている。
【0010】このようなフィルムストリップ平面化装置
では、画像の駒を幅方向に引き延ばすために、ソレノイ
ド駆動式ベルクランク機構によって線接触グリップ部材
が駒の長手方向先縁に沿ってこれを押圧する。このソレ
ノイド駆動式ベルクランク機構は、まず駒の基端側縁に
接触し、続いて駒の先端側縁に接触する。496563
2特許の線接触グリップ部材は1対のローラーであり、
5028956特許では基端側の線接触ローラーとして
駆動ベルトが用いられる。フィルムストリップに幅方向
への張力を加えるために、先端側ローラーが駒の長手方
向先縁を押さえつけ、そして幅方向に延びる。ローラー
を延ばすため、線接触グリップ部材を互いに結合する腕
がレバーによりわずかに弾性変形し平らになる。
【0011】図3および図4はフィルムストリップ1単
体および断面図を示す。フィルムストリップ1の画像駒
は開口5の縁に対して平面状態で押さえ付けられる。フ
ィルムストリップ1の一方の長手方向縁には垂直力F1
が作用し、他方の長手方向縁には垂直力と幅方向張力と
の合成力F2が作用している。図1〜図4において示さ
れるこれらの力については、4965632特許および
5028956特許においてさらに詳しく説明されてい
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】これらの平面化装置で
は、線接触グリップ部材の位置を維持して張力やこの張
力による幅方向の平面性を維持し続けることは困難であ
る。なぜなら、使用期間が長くなると弾性腕が消耗しそ
の形状が変化してしまうからである。また、ソレノイド
は、高い加速率でベルクランクに力を供給するため、ソ
レノイドの1ストロークの最終段階で供給される力は最
大になる。高い加速率や供給される力は、弾性腕に疲労
欠陥を生じさせたり、グリップ部材の跳ね返りやフィル
ムストリップとの接触の喪失を生じさせる傾向にある。
このような状況を避けるためには、厳密な公差を維持し
てストローク最終段階での最大力を先端側グリップ部材
の接触および幅方向移動に確実に関連づける必要があ
る。しかし、公差は装置の使用により変化するか、製造
時に増加するので、ソレノイドのストロークおよびベル
クランクの揺動運動によってフィルムに供給される力の
量およびタイミングに振れが生じ、これらを修正するの
は困難である。
【0013】4965632特許や5028956特許
に開示されるフィルムクランプ装置では、強く巻き上が
ったフィルムストリップの前縁部および後縁部には、い
かなる制御も行われない。この点からすると、巻き上が
ったフィルムストリップの第1駒の前端部および後端部
が制御されないために4965632特許や50289
56特許に開示される装置でこれらの駒を平面状態で保
持するのは非常に難しい。
【0014】上記の特許出願第906635号および第
074894号における画像駒型機構では、所定形状の
従順な材料からなるストリップが長手方向および幅方向
に延びるクランプ要素として用いられ、図5および図6
に示されるように、画像駒の周縁に垂直力が適用され
る。図6に示されるように、フィルムストリップの駒の
全ての縁に、等しい垂直なクランプ力F2sinθおよ
び等しい幅方向の張力F2cosθが作用する。全ての
縁ではフィルムストリップ自身の運動に力μF2sin
θが対抗する。ここで、μはフィルムストリップの表面
と開口を有する基礎すなわち基台との間の摩擦係数であ
る。適切な機能を得るためには、次の関係が維持されな
ければならない。
【0015】F2cosθ > μF2sinθ 特許出願第906635号および第074894号の手
法では、クランプ要素に用いられる材料の形状および弾
性は、クランプ要素が高い垂直力の適用下で変形したと
きに幅方向に向かう力を供給できるように決められる。
垂直および幅方向の力のベクトルF2は、所定形状のク
ランプ要素の側壁を湾曲させることにより得られる。
【0016】このように、この方法は材料の選択に依存
しているため、フィルムと基台との界面において一定で
正確な力を得ることは難しい。
【0017】本発明は、動的な強制力が低く、製造時の
公差および使用により生じる公差のずれとは無関係にフ
ィルムストリップに一定の力を加えることができ、その
結果、常に画像の駒を正確に平面化することができると
ともに、作動が迅速なフィルム平面化クランプを提供す
ることを目的とする。また、本発明は、効率的に、走査
開口に対して、極めて平坦かつ均一にフィルムの画像の
駒を平面化することを目的とする。
【0018】さらに、本発明は、フィルムストリップの
上下の巻き上げとは無関係に、フィルムストリップの駒
を平面化する長手方向および幅方向のフィルム平面化要
素を低い加速度で、かつ、短い移動経路で運動させるこ
とを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するために、本発明の第1の側面によれば、接触位置
で、基板または基台に設けられた固定の開口に関してフ
ィルムストリップの画像の駒を押し付け平面化し、後退
位置で、押し付けを解除し、幅方向に巻き上がったフィ
ルムストリップをフィルムストリップ搬送機構によって
迅速に搬送して固定の開口を通過させる装置であって、
フィルムストリップの長手方向縁に均一な幅方向の引っ
張り力を作用させて押し付けられた状態にある駒の前後
の幅方向縁を平面化するものや、この装置の作動に従う
方法が提供される。
【0020】好ましくは、本発明によれば、固定の開口
に対してフィルムストリップの画像の駒の長手方向およ
び幅方向の縁を押し付ける方法は以下の工程を有する。
搬送モードで、固定の開口に関してフィルムストリップ
の画像の駒を位置決めする工程。平面化モードで、基板
の長手方向縁部面に対してフィルムストリップの画像の
駒の長手方向縁を押し付ける工程。平面化モードで、フ
ィルムストリップの画像の駒の長手方向縁を離隔方向に
引っ張る工程。平面化モードで、基板の幅方向縁部面に
対してフィルムストリップの画像の駒の幅方向縁を押し
付ける工程。これらの工程によって、駒の長手方向およ
び幅方向縁に沿って接触させ、駒の長手方向縁の間で平
坦に引っ張り、フィルムストリップの画像の駒を平面化
する。
【0021】本発明の好適な実施例によれば、固定の開
口は、基板または基台の平坦な表面に形成され、相対抗
する幅方向および長手方向の開口縁によって仕切られ
る。開口は、フィルムストリップの画像の駒を操作する
ことが可能な大きさであり、開口縁に隣接する幅方向お
よび長手方向の縁部面を規定する。移動可能なキャリア
は、長手方向に延びる一対のクランプ要素と、幅方向に
延びる一対のクランプ要素とを支持する。長手方向のク
ランプ要素は開口の長手方向開口縁に対応する間隔で設
けられ、幅方向のクランプ要素は開口の幅方向縁に対応
する間隔で設けられる。キャリアは原動機によって後退
位置から接触位置に移動する。後退位置では、キャリア
は基板から離隔し、フィルムストリップが搬送される。
接触位置では、長手方向に延びる一対のクランプ要素
は、フィルムストリップの画像駒の長手方向縁を基板の
長手方向縁部面に対して垂直に押し付け接触させ、か
つ、幅方向に引っ張り接触させ、フィルムストリップの
画像駒を幅方向に引き伸ばす。また、接触位置では、幅
方向に延びる一対のクランプ要素は、フィルムストリッ
プの画像駒の幅方向縁に押し付け接触し、幅方向縁を基
板の長手方向縁部面に対して押し付ける。長手方向に延
びる一対のクランプ要素は、キャリアから基板へ向かっ
て延びるように支持腕によって支持される。各支持腕
は、付勢されつつその自由端に沿って一方の長手方向の
クランプ要素を支持し、その他端で移動キャリアに軸支
される。この結果、キャリアが接触位置に移動すると、
付勢された支持腕が、キャリアに向かって、かつ、幅方
向外方に回動するので、長手方向のクランプ要素がフィ
ルムストリップの画像駒の長手方向縁に対して垂直かつ
幅方向に移動する。幅方向に延びる一対のクランプ要素
は、キャリアから基板に向かって延びるようにガイドに
よって支持される。各ガイドは、付勢されつつ幅方向の
クランプ要素の一方を支持する。この結果、キャリアが
接触位置に移動すると、長手方向のクランプ要素を支持
する支持腕がキャリアに向かって幅方向外方に回動する
と同時に、幅方向のクランプ要素がフィルムストリップ
の画像駒の幅方向縁に対して移動する。
【0022】長手方向に延びるクランプ要素は、表面の
摩擦係数が高く、従順な素材からなる長めのロッド状要
素であることが好ましい。表面が摩擦によって画像駒の
長手方向縁と係合し、幅方向の引っ張り力に変換され
る。
【0023】キャリアは枠に取り付けられ、後退位置か
ら接触位置へと基板に対して上下運動する。キャリアの
上下運動は、モータ駆動型偏心リフタ組立体によって、
低い加速率で行われる。リフタ組立体はキャリアを持ち
上げるためにキャリアに対して押し付けられ、キャリア
を後退位置から接触位置へ移動させる。リフタを1回転
させるとキャリアは後退位置まで下降する。リフタが接
触位置まで移動する間、まず、長手方向および幅方向の
クランプ要素は画像駒の縁に接触し、引っ張り力および
/または押し付け力が加えられる。これらの力はリフタ
組立体のモータ駆動力を超えるまで増加し、そこでリフ
タ運動が停止される。走査が終了すると再びモータが作
動し、リフタ組立体が下降し、キャリアは後退位置まで
復帰する。
【0024】基板を取り外し可能に枠に取り付ければ、
清浄もしくは交換を簡単に行うことができる。
【0025】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の好適な実施
例を説明する。図7はフィルムストリップ単体を示す。
フィルムストリップ10には、画像駒の縁に図7に示す
方向および分布の力が作用する。画像の駒の幅方向縁に
は垂直力F1が直線的に分布している。画像の駒の長手
方向縁には、垂直押圧力と幅方向の張力とを集合させた
力F2が作用する。この力F2は、図6に示す力F2に
対応する。
【0026】本発明によれば、図8〜図12に示される
フィルムクランプ12が作動すると図7および図6に示
される力が供給される。フィルムストリップ10は、フ
ィルム搬送機構(図示せず)によってフィルムクランプ
12の走査ゲートに搬送される。フィルム搬送機構は、
フィルムクランプが後退位置にあるときに、フィルムス
トリップの先端を矢印14に沿って枠18の間隙16へ
と案内する。枠18の間隙16は開口基板20の下面よ
りも下方に設けられている。フィルム搬送機構は既知の
画像駒検出機構を備え、この画像駒検出機構は、駒が基
板20の開口22中央に位置づけられると搬送を一旦停
止する。駒が位置決めされると、開口22の幅方向およ
び長手方向の縁がフィルムストリップ10の駒の幅方向
および長手方向の境界に一致し、画像全体の走査が可能
になる。したがって、基板20の下面は、開口の各縁に
隣接する幅方向および長手方向の開放された縁面とな
る。開口の縁には、フィルムクランプの接触位置におい
て、駒の縁が押し付けられる。
【0027】枠18には駆動モータ組立体30が設けら
れる。この駆動モータ組立体30は、駆動モータ31お
よび駆動プーリ32を備えている。駆動プーリ32は、
モータ軸と駆動プーリとの間に巻かれた駆動ベルト34
を用いて駆動される。駆動モータ31は、図示しない電
子制御ユニットからの指令に基づいて作動する。電子制
御ユニットは、画像駒検出器およびフィルム搬送機構か
らの信号を受信し、プーリ32を駆動する。プーリ32
の回転によって、後述するようにフィルムクランプ12
の駆動部が作動し、フィルムストリップ10の駒を平面
化する。フィルムクランプ12の駆動部は、駆動モータ
31が停止すると、フィルムが走査されている間、フィ
ルムストリップの駒の境界にクランプ力を作用させる。
駆動モータ31が反転し、プーリ32を出発点まで回転
させると、フィルムクランプの駆動部は再び後退位置ま
で戻される。これによりフィルムストリップの駒は解放
され、次の駒の位置までフィルムストリップ10が前進
させられる。駆動モータは、ブラシ整流器タイプの直流
永久磁石ギアモータなどがよく、その作動は電流制限駆
動回路(current limited drive circuit )によって制
御される。
【0028】開口基板20は枠18上面の台座にはめ込
まれる。基板20の片側はクイックロックリリースノブ
36と位置決めばね38により保持される。基板20の
他側はばね付勢された保持具40、42によって保持さ
れる。ばね付勢保持具40、42のばね44、46は、
後述するように、クランプ要素がフィルムに接触する際
に基板20を浮かせるように働く全ての力に対抗する。
【0029】基板20は台座から簡単に取り外すことが
できる。まずノブ36のネジを緩めて枠18から外し、
基板20を持ち上げて位置決めばね38の接触から解除
する。続いてばね付勢保持具40、42下から基板20
縁の切り欠きを滑らせながら抜き取る。清掃や基板の交
換が済んだ後、これと逆の手順によって、基板20を枠
18の台座に再び取り付けることができる。
【0030】基板20および枠18はフィルムクランプ
12の固定部を形成する。この固定部に対して、駆動部
が図7に示すような力を作用させる。図9は、前述の固
定部が取り外された図8のフィルムクランプ12を示
す。図9では、リフタ組立体50やキャリア60、フィ
ルムクランプ12の駆動部を構成するその他の要素が分
かりやすく示されている。
【0031】リフタ組立体50は一対のリフト腕52
(一方のみ図示する)を備える。各リフト腕52は自由
端にカム面54を有する。このカム面54は、偏心カム
すなわちリフタ56によってキャリア60の下面61に
押し付けられる(図10参照)。2つのリフト腕52は
共通の軸53に取り付けられ、この軸53は、図8に示
すように、枠18の前後側に設けられた軸受58を介し
て枠18に取り付けられる。両偏心リフタ56は、プー
リ32を支持する共通軸57に結合される。軸57の両
端は、図示しない軸受を介して枠18の前後側に支持さ
れる。駆動モータ31が軸57を回転させると、各偏心
リフタ56はリフト腕52の下面に接しつつ回転し、リ
フト腕52およびキャリア60を上昇もしくは下降させ
る。図10を参照し、キャリア60は付勢されてリフタ
組立体50による上方向への運動に対抗する。
【0032】キャリア60はほぼ中空の長方形に形成さ
れる。キャリア60の幅方向に延びる側部は、幅方向に
延びるクランプ要素72、74の支持柱と付勢ばねや、
長手方向に延びるクランプ要素82、84の回動支持ア
ームを支持する。支持腕86、88は平面視でU字型に
形成される。支持腕86、88の長手方向に延びる部分
には、長手方向に延びるクランプ要素82、84が支持
される。支持腕86、88の幅方向に延びる部分は、キ
ャリア60の前後側面の中央点付近まで延び、その中央
点で、軸受90、92に支持された軸に取り付けられ
る。
【0033】図10は図8の断面図であり、支持腕8
6、88の付勢ばねや支持柱の外、支持腕86、88の
支持構造、枠18によるキャリア60の支持および案
内、長手方向に延びるクランプ要素72、74の付勢ば
ねおよび支持柱を示す。図10では、キャリア60は下
方の後退位置にあり、基板20は枠18の上面に着座
し、クランプ要素および基板20間の間隙をフィルムス
トリップ10が長手方向に延びている。フィルムストリ
ップ10の長手方向の縁は、基板20の下面に形成され
た長手方向縁面24、26に位置合わせされている。軸
53および軸受58によって軸支されるリフト腕52
は、偏心リフタ56の接触によって、キャリア60の下
面に押し付けられる。
【0034】キャリア60の隅部は柱およびばねによっ
て支持される。図10には、柱66、68、およびばね
62、64が示される。柱66、68および付勢ばね6
2、64は枠18に形成された穴から下方に延び、柱6
6、68はキャリア60の孔を貫通している。したがっ
て、リフタ組立体50がキャリア60に引き上げ力を加
えると、キャリア60がばね62、64に抗して柱6
6、68に沿って上昇する。キャリア60が後退位置ま
で下降するには、リフト腕52が図10に示すような最
下方位置まで下がる。
【0035】長手方向に延びるクランプ要素82、84
を支持する支持腕86、88は、図10に示す軸受90
と、図11、図12に示す軸受92とにおいて自由端が
回動可能に取り付けられる。支持腕86、88は、各隅
部に設けられたコイルばね(図10の符号83、85を
参照)によってキャリア60から離隔する方向に付勢さ
れる。U字型をした支持腕86、88の端部は斜めに切
断され、図11および図12に示す斜面87を形成す
る。支持腕86、88の端部がこのような斜面87を有
することにより、付勢ばね83、85といった隅部のば
ねが付勢力を加えても支持腕86、88の上方への回動
運動が制限される。付勢ばね83、85は、図10に示
すように、キャリア60および支持腕86、88間で互
いに位置決めされた2つの穴の組合せ4組に収容され
る。
【0036】長さ方向に延びるクランプ要素82、84
が移動してフィルムストリップ10の駒の長手方向縁に
接触すると、駒の長手方向縁が基板すなわち基台20の
開口22周囲の長手方向縁部面24、26に対して押し
付けられる。キャリア60の上昇が継続されると、U字
型の支持腕86、88は付勢ばね83、85に抗して回
動し、軸受90、92から幅方向外方に移動する。した
がって、最初にフィルムストリップ10の駒の長手方向
縁を垂直に押圧する力が作用し、キャリア60の上昇が
続くと、支持腕86、88が外側に移動するにつれて幅
方向に力が作用するようになり、フィルムストリップ1
0が幅方向に引っ張られる。この幅方向に作用する張力
の伝達は、長手方向に延びるクランプ要素82、84お
よびフィルムストリップ10間の面接触による摩擦によ
ってなされる。
【0037】同時にフィルムストリップ10の駒の幅方
向縁には押圧力が作用する。図10に示されるように、
幅方向に延びるクランプ要素72、74は端部を柱およ
びコイルばねによって支持される。例えば、図10で
は、クランプ要素72が柱73、75およびコイルばね
76、78によって支持されている。柱73、75は、
クランプ要素72の端部に設けられた穴に固定され、こ
れらの穴に対応するキャリア60の穴に摺動可能に収容
される。クランプ要素を上方に付勢するコイルばねは、
キャリア60の移動によって幅方向に延びるクランプ要
素72、74がフィルムストリップ10の駒の幅方向縁
に接触するにつれ圧縮される。このように、幅方向に延
びるクランプ要素は上下にのみ運動し、上昇することに
より駒の幅方向縁に垂直な押圧力を作用させ、その縁を
基板20の開口22の幅方向縁部面に対して押し付け
る。
【0038】図11および図12は、後退位置から接触
位置に移る際のキャリア60や長手方向に延びるクラン
プ要素82、84、幅方向に延びるクランプ要素72、
74の動きを示す。図11および図12は図9のB−B
線断面を示し、フィルムストリップ10に関連してキャ
リア60やクランプ組立体の端面が簡略化されている。
図12は、中央点を中心に回動する長手方向に延びるク
ランプ要素の幅方向の動きを示す。図12では、ロッド
の形状をしたクランプ要素82、84がフィルムストリ
ップ10の長手方向縁に接触しながら互いに離隔する
と、フィルムストリップ10には幅方向に張力が作用
し、その張力によってフィルムストリップ10が平面化
される。
【0039】長手方向に延びるクランプ要素82、84
は、圧縮可能なロッド、例えば、Oリングシールの材料
となるウレタン、ネオプレン、シリコンゴムなどで形成
されることが好ましい。この種の素材は比較的摩擦係数
の高い表面を有し、こうした表面が摩擦によってフィル
ムストリップ10の縁部面に係合し、幅方向に張力を作
用させる。断面円形のロッドは、図10〜図12に示さ
れるように、支持腕86、88の長手方向に延びる部分
の上面に設けられたL字チャネルに接着される。幅方向
に延びるクランプ要素72、74は、摩擦係数の低いプ
ラスチックや研磨鉄材料で形成されることが好ましく、
幅方向に巻き上がったフィルムストリップの先端が間隙
16に入りやすいよう、クランプ要素72、74の縁に
は図9および図10に示すような斜面が形成されてい
る。
【0040】なお、上述の好適な実施例においては、幅
方向のクランプ要素および長手方向のクランプ要素は、
キャリア60が上昇する間にフィルムストリップに接触
する。しかし、一連の接触動作を変更して、長手方向の
クランプ要素が幅方向に動いてフィルムストリップに幅
方向の張力を作用させている間に、もっと遅れた段階で
幅方向のクランプ要素をフィルムストリップに接触させ
るようにしてもよい。また、幅方向のクランプ要素の後
退位置を長手方向のクランプ要素より低い位置に設定
し、きつく巻き上がったフィルムストリップの先端が間
隙16へ供給されるようにより大きな間隔を設けるよう
にしてもよい。
【0041】キャリア60が図12に示す接触位置まで
移動するとフィルムストリップ10において押さえ付け
られた画像の駒が走査される。この走査は矢印100方
向に行われ、開口22、フィルムストリップ10の画像
駒、中空キャリア60、中空枠18を通過する。走査を
行うために線形光源および3色フィルタCCDリニアア
レイが用いられる。かかる構成によって、既知のよう
に、図示しない走査機搬送機構によってフィルムクラン
プ組立体12全体が1ラインずつ長手方向に移動するに
つれ画像は線形走査される。
【0042】なお、本発明に係るフィルムクランプをフ
ィルム走査に適用した場合を説明してきたが、本発明
は、例えば、ネガフィルムストリップからプリントを作
成する高速写真プリンタといった他の用途に適用するこ
とができる。
【0043】また、本発明の好適な実施例のみを説明し
てきたが、当然のことながら、本発明の範囲内での多様
な変更および修正が可能である。したがって、請求項の
範囲には、本発明の範囲内にあるそのようなすべての変
更および修正が含まれる。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、キャリア
が後退位置にあるときは、フィルムストリップが過度に
巻き上がっていても、フィルムストリップの先端を折り
曲げることなく、フィルムストリップを走査開口に搬送
して通過させることができる。特に、本発明は、画像の
駒の先端または後端が巻き上がった短いフィルムストリ
ップ断片だけでなく、巻き上がりの少ない中間画像の駒
を走査する際のフィルムの平面化に適用される。また、
本発明は、過度に巻き上がったフィルムストリップが走
査ゲートに入る時に起こる搬送動作のミスを減少させ
る。
【0045】加えて、長手方向に延びるクランプ要素の
ための付勢された回動支持腕や、幅方向に延びるクラン
プ要素のための付勢されたガイドを設けることにより、
接触時の跳ね返りや構成要素の消耗を解消し、初期製造
段階における公差を拡大することができ、使用中に生じ
るずれに耐えることができる。ばねによる付勢力は、キ
ャリアの進行経路に対して容易に調節することができ、
しかも長時間にわたって比較的一定である。装置の動部
分に作用する動力(ダイナミック力)は極めて低く、こ
のため、これらの部分の誘導応力は1平方インチあたり
100ポンドの桁数である。これらの応力は、前述の従
来からのフィルムクランプを用いた場合の誘導応力に比
べてはるかに低い。しかも、本発明のフィルムクランプ
によれば、フィルムストリップが強く巻き上がったとし
ても、標準的な35ミリフィルムの画像駒に対して達成
される平面度は±0.003インチより小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 フィルムストリップ単体図であって、従来技
術のフィルムクランプの1例においてクランプ力が供給
される様子を示す図である。
【図2】 図1の単体図の断面図であって作用するクラ
ンプ力の方向を示す。
【図3】 フィルムストリップ単体図であって、従来技
術のフィルムクランプの他の1例においてクランプ力が
供給される様子を示す図である。
【図4】 図3の単体図の断面図であって作用するクラ
ンプ力の方向を示す。
【図5】 フィルムストリップ単体図であって、従来技
術のフィルムクランプの他の1例においてクランプ力が
供給される様子を示す図である。
【図6】 図3の単体図の断面図であって作用するクラ
ンプ力の方向を示す。
【図7】 フィルムストリップ単体図であって、本発明
に係るフィルムクランプにおいてクランプ力が供給され
る様子を示す図である。
【図8】 本発明に係るフィルムクランプの好適な実施
例を示す斜視図である。
【図9】 本発明に係るフィルムクランプの斜視図であ
って、枠および開口基板(基台)を取り外し、クランプ
要素、キャリア、駆動モータに結合された偏心リフタを
示すものである。
【図10】 図8のA−A線に沿った断面側面図であっ
て、枠内で移動するキャリアやクランプ要素のための支
持要素および付勢要素を示す。
【図11】 図9のB−B線に沿った簡略化された断面
側面図であって、フィルムストリップおよび基板開口に
対してクランプ力を作用させない後退位置にあるフィル
ムクランプを示す。
【図12】 図9のB−B線に沿った簡略化された断面
側面図であって、フィルムストリップおよび基板開口に
対してクランプ力を作用する接触位置にあるフィルムク
ランプを示す。
【符号の説明】
10 フィルムストリップ、12 フィルムクランプ、
16 搬送間隙、18枠、20 基板(基台)、22
開口、24,26 長手方向縁面、30 クランプ手段
を移動させる手段としての駆動モータ組立体、50 ク
ランプ手段を移動させる手段としてのリフタ組立体、6
0 クランプ手段としてのキャリア、72,74 幅方
向に延びるクランプ要素、82,84 長手方向に延び
るクランプ要素。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接触位置では、フィルムストリップの画
    像駒を固定の駒開口に対し押さえ付けて平面化し、後退
    位置では、前記押さえ付けを解除して、幅方向に巻き上
    がったフィルムストリップをフィルムストリップ搬送機
    構によって搬送して前記開口を通過させるフィルムスト
    リップ平面化装置において、 幅方向および長手方向の開口縁の対によって前記開口を
    画成し、この開口を通じてフィルムストリップの画像駒
    を走査させるとともに、開口縁に隣接し、前記接触位置
    でフィルムストリップの画像駒の縁が押し付けられる幅
    方向および長手方向の縁部面を有する基板と、 前記後退位置で、前記基板との間に搬送間隙を画成し、
    前記フィルムストリップを搬送して基板を通過させ、前
    記接触位置で、搬送が停止したとき、フィルムストリッ
    プの画像駒を仕切る長手方向の両縁に沿って垂直方向お
    よび幅方向にクランプ力を作用させ、前記長手方向の縁
    部面に対してフィルムストリップの駒を平面化しつつ幅
    方向に引っ張るとともに、フィルムストリップの画像駒
    を仕切る幅方向の両縁に沿って垂直方向にクランプ力を
    作用させ、前記幅方向の縁部面に対してフィルムストリ
    ップの駒を平面化するクランプ手段と、 前記後退位置と接触位置との間でクランプ手段を移動さ
    せる手段と、を備えるフィルムストリップ平面化装置。
  2. 【請求項2】 フィルムストリップの搬送が停止する平
    面化モードで、固定の基台表面に形成された長手方向お
    よび幅方向の開口縁によって画成された固定の開口に対
    してフィルムストリップの画像駒の長手方向および幅方
    向の縁を押し付け、搬送モードで、押し付けを解除する
    とともに、フィルムストリップ搬送機構によって搬送間
    隙を通じてフィルムストリップを搬送して前記固定の開
    口を通過させる方法であって、 前記搬送モードで、フィルムストリップの画像駒を前記
    固定の開口に関して位置決めする工程と、 前記平面化モードで、フィルムストリップの駒の長手方
    向縁を前記基板表面に対して押し付ける工程と、 前記平面化モードで、フィルムストリップの駒の長手方
    向縁を駒の幅方向外方に引っ張る工程と、 前記平面化モードで、フィルムストリップの駒の幅方向
    縁を前記基板表面に対して押し付ける工程と、を有し、 前記フィルムストリップを駒の長手方向および幅方向の
    縁に沿って押し付け、かつ、引っ張ることによってフィ
    ルムストリップの駒を平面化する方法。
  3. 【請求項3】 フィルムストリップの搬送が停止する平
    面化モードで、固定の基台表面に形成された長手方向お
    よび幅方向の開口縁によって画成された固定の開口に対
    してフィルムストリップの画像駒の長手方向および幅方
    向の縁を押し付け、搬送モードで、押し付けを解除する
    とともに、フィルムストリップ搬送機構によって搬送間
    隙を通じてフィルムストリップを搬送して前記固定の開
    口を通過させるクランプ装置であって、 前記搬送モードで選択的に作動し、前記固定の開口に関
    してフィルムストリップの画像駒を位置決めする手段
    と、 前記平面化モードで、フィルムストリップの駒の長手方
    向縁を前記基板表面に対して押し付け、フィルムストリ
    ップの駒の長手方向縁を基板に関して幅方向外方に引っ
    張り、フィルムストリップの駒の幅方向縁を前記基板表
    面に対して押し付ける手段と、を備え、 前記フィルムストリップを駒の長手方向および幅方向の
    縁に沿って押し付け、かつ、引っ張ることによってフィ
    ルムストリップの駒を平面化するクランプ装置。
JP6310694A 1993-12-14 1994-12-14 フィルムストリップ平面化装置 Pending JPH07199366A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US167643 1988-03-14
US08/167,643 US5400117A (en) 1993-12-14 1993-12-14 Film clamp for flattening image frames in a scanning gate

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07199366A true JPH07199366A (ja) 1995-08-04

Family

ID=22608200

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6310694A Pending JPH07199366A (ja) 1993-12-14 1994-12-14 フィルムストリップ平面化装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5400117A (ja)
EP (1) EP0660170A1 (ja)
JP (1) JPH07199366A (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2286309B (en) * 1994-02-01 1998-04-15 Rank Cintel Ltd High resolution film scanner
US5748286A (en) * 1994-05-27 1998-05-05 Agfa-Gevaert Aktiengesellschaft Method and apparatus for printing photographs of different formats
JPH0915748A (ja) * 1995-06-29 1997-01-17 Fuji Photo Film Co Ltd フィルム装填方法及びフィルム搬送装置
US5822045A (en) * 1995-08-24 1998-10-13 Eastman Kodak Company Filmstrip holding apparatus and method
US5982477A (en) * 1998-05-27 1999-11-09 Eastman Kodak Company Film drive apparatus for a photographic film scanner
US20070177221A1 (en) * 2006-01-30 2007-08-02 Wan Kum W Image capture device object template
US20070183759A1 (en) * 2006-02-08 2007-08-09 Wan Kum W Image capture device object template
TWM297595U (en) * 2006-03-23 2006-09-11 Lite On Technology Corp Clamping apparatus capable of fixing a film and image processing apparatus utilizing the clamping apparatus
US20090167854A1 (en) * 2007-12-26 2009-07-02 Crs Electronic Co., Ltd. Apparatus For Converting Film Images Into Digital Data
US20090167853A1 (en) * 2007-12-26 2009-07-02 Crs Electronic Co., Ltd Apparatus For Converting Film Images Into Digital Data
US20090257096A1 (en) * 2008-04-10 2009-10-15 Crs Electronic Co., Ltd Apparatus With Display For Converting Photographs Into Digital Data
US9338330B2 (en) 2011-09-23 2016-05-10 Reflex Technologies, Llc Method and apparatus for continuous motion film scanning

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2248646A (en) * 1938-10-27 1941-07-08 Small Howard Photographic film tensioning mechanism
US2251184A (en) * 1939-02-28 1941-07-29 George S Bohannon Film holder
US2199305A (en) * 1939-05-23 1940-04-30 Dewey Edward Bradley Negative holder for photographic printers, enlargers, or the like
US3288027A (en) * 1964-01-02 1966-11-29 Meopta Narodni Podnik Two-part negative holder
GB1177497A (en) * 1966-03-26 1970-01-14 Meopta Narodni Podnik Improvements in or relating to Photographic Equipment.
US3488120A (en) * 1966-09-28 1970-01-06 Agfa Gevaert Ag Photographic copying machine
US3779643A (en) * 1972-10-26 1973-12-18 Eastman Kodak Co Easel locking device
CH619793A5 (ja) * 1978-04-07 1980-10-15 Zelacolor Syst
US4181428A (en) * 1978-07-31 1980-01-01 Optical Art Camera Corporation Special effects compound and slide holder therefor
JPS6111720Y2 (ja) * 1979-12-28 1986-04-12
JPH0722112B2 (ja) * 1987-07-30 1995-03-08 キヤノン株式会社 マスクホルダ並びにそれを用いたマスクの搬送方法
US4835555A (en) * 1987-10-13 1989-05-30 Imax Systems Corporation Film transport apparatus
US4774553A (en) * 1987-11-19 1988-09-27 Eastman Kodak Company Film handling mechanism
US5028956A (en) * 1990-10-22 1991-07-02 Eastman Kodak Company Film clamp
US4965632A (en) * 1989-11-28 1990-10-23 Eastman Kodak Company Film clamp
JPH04503267A (ja) * 1989-11-28 1992-06-11 イーストマン・コダック・カンパニー フィルムクランプ
US5055874A (en) * 1990-10-03 1991-10-08 Eastman Kodak Company Film flattening apparatus and method
US5111241A (en) * 1991-08-27 1992-05-05 Eastman Kodak Company Bernoulli scan gate
US5258807A (en) * 1992-06-30 1993-11-02 Eastman Kodak Company Multiformat film clamp

Also Published As

Publication number Publication date
EP0660170A1 (en) 1995-06-28
US5400117A (en) 1995-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07199366A (ja) フィルムストリップ平面化装置
EP0200976B1 (en) An apparatus for transporting a web of photosensitive material in a photo printer
US6870561B2 (en) Image recording apparatus and method
US6572104B2 (en) Sheet member holding device
JPH07199256A (ja) 写真フィルムの平坦化装置
EP0715206A1 (en) Magnetics-on-film image area recording head with film flattening emulsion side support
US5982477A (en) Film drive apparatus for a photographic film scanner
JPH06208176A (ja) 写真フィルム走査装置用弓形状ゲート
JPH08220624A (ja) フィルム上磁気画像領域記録ヘッドおよびサスペンション機構
US4982229A (en) Vacuum contact printing method and apparatus having a friction-reducing sheet
EP0756271A1 (en) Roll stabilized, nesting vee, magnetic head assembly for magnetics-on-film
JPH06347901A (ja) ペーパーマスク装置
JPH08220623A (ja) フィルム上に磁気ヘッドを懸架する装置
JPS622131Y2 (ja)
US6710858B2 (en) Photo film carrier
JP3529211B2 (ja) 画像位置情報の形成方法
JP3342964B2 (ja) フィルムキャリア
JP3248601B2 (ja) 感光材料の切断装置におけるエッジめくれ防止方法及び感光材料の切断装置
JP3574230B2 (ja) 写真フィルム処理装置
JP2002046890A (ja) シート状部材の保持装置
JP2002107944A (ja) シート状部材の保持装置
JPH09329886A (ja) 写真焼付現像装置
JP2005148482A (ja) フイルム搬送ローラおよびフイルムキャリア
JP2002234628A (ja) ガイド搬送機構およびこれを備えた写真処理装置
JPS60112364A (ja) 画像記録装置