JPH0719923Y2 - 電動によるショルダベルトアンカ - Google Patents

電動によるショルダベルトアンカ

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JPH0719923Y2
JPH0719923Y2 JP4963389U JP4963389U JPH0719923Y2 JP H0719923 Y2 JPH0719923 Y2 JP H0719923Y2 JP 4963389 U JP4963389 U JP 4963389U JP 4963389 U JP4963389 U JP 4963389U JP H0719923 Y2 JPH0719923 Y2 JP H0719923Y2
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JP
Japan
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slider
shoulder belt
center pillar
adjuster rail
belt anchor
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JP4963389U
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JPH02142361U (ja
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敬之 菅沼
克己 上野
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、前席乗員の体格に合せてショルダベルトアン
カの高さを上下に調節する機構に関する。
従来の技術 従来、ショルダベルトアンカの高さを上下に調節出来る
ようにした機構があり、操作を手動にて行うものは一般
的であったが電動によるものもあった。
従来における電動によるショルダベルトアンカを第6図
により示すと、モータ1′の回転による送りネジ式でネ
ジの刻設されたバー2′が回転されることによって、そ
れに螺合するスライダ3′がセンタピラー4′にボルト
6′で固定されているアジャスタレール5′をガイドに
して摺動することによってショルダベルトアンカ8′の
上下調節する機構であった。
考案が解決しようとする課題 ところが、ネジを刻設した真直くの剛体であるバー2′
がモータ1′によって回転する送りネジ式の電動による
ショルダベルトアンカはアジャスタレール5′が直線上
にあるものにしか設定出来なかった。しかし、実際には
アジャスタレール5′を設置するセンタピラー4′が曲
面構造をしているので、それへの取付けにはセンタピラ
ー4′より大分外側に出して取付けるか、又はセンタピ
ラー4′を刳り貫いて内に納めて取付けるかしなければ
ならなく、不都合であった。そして、それでも取付けた
場合にはセンタピラー4′を大きくしなければならない
ということで取付けにスペース問題があった。
そこで、センタピラーが曲面構造をしていても、そのセ
ンタピラーに沿わせたアジャスタレールが敷設出来るよ
う改良することを望まれ、本考案はセンタピラーの曲面
に突出したり、刳り貫いたり、そして大きくしたりする
ことなく電動によるショルダベルトアンカが取付けられ
る構造とし、しかも、シートベルトに加えられた衝撃荷
重をシートベルトのみでなく、ショルダベルトアンカで
も吸収出来るようにすることを目的とするものである。
課題を解決するための手段 本考案の電動によるショルダベルトアンカは、センタピ
ラーに固定したアジャスタレールと、該アジャスタレー
ルをガイドにして摺動するベルトアンカの取付けられた
スライダと、該スライダを上下作動させるモータ及び作
動伝達機構とよりなるショルダアンカにおいて、作動伝
達機構がモータよりの回転を伝達するフレキシブルワイ
ヤと、それに継続された角付ワイヤとより成り、スライ
ダ上下作動機構は該角付ワイヤに挿着されると共にスラ
イダへ軸着で組付けられた雄ネジの刻設されたコマと、
該コマの雄ネジに噛合する雌ネジが底部にスリットの羅
列を刻設したアジャスタレールとで形成し、可撓性の作
動伝達機構の為にアジャスタレールがセンタピラーの曲
面に沿った設定が出来ることを特徴とするものである。
作用 従って、可撓性の作動伝達機構によってセンタピラーの
曲面に沿ったアジャスタレールの設定が可能となり、該
アジャスタレールをガイドとして摺動するスライダの上
下作動は、モータの回動によるフレキシブルワイヤの回
転伝達が継続する角付ワイヤに挿着されると共に、スラ
イダに軸着組付けされている雄ネジ付コマを回転し、該
コマの雄ネジに噛合するアジャスタレールの底部に形成
された雌ネジでスライダが上下作動される。依って、前
席乗員の体格に合わせたショルダベルトアンカの高さの
上下調節をすることが出来る。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明すると、、第
1図はシートベルト配設状態を示し、第2図は電動によ
るショルダベルトアンカ全体構造を示し、第3図はスラ
イダの上下作動機構構造を示し、そして、第4図はショ
ルダベルトアンカのセンタピラーへの取付状態を示す。
第1図について、1はモータ、2はフレキシブルワイ
ヤ、3はスライダ、4はセンタピラー、そして5はアジ
ャスタレールであって、該アジャスタレール5は曲面構
造をなすセンタピラー4に沿った設定がされ、ボルト6
によって固定している。そのアジャスタレール5にはそ
れをガイドにして摺動するスライダ3が設置され、該ス
ライダにはシートベルト7を懸下するショルダベルトア
ンカ8が設けられている。
第2図について、フレキシブルワイヤ2は一端がモータ
1にジョイント2aを介して取付けられ、他端が角付ワイ
ヤ10にジョイント2bで継続され、また、そのジョイント
2bによって角付ワイヤ10がアジャスタレール5のジャー
ナル5aに係合保持されている。そして、角付ワイヤの他
端も、同様にしてアジャスタレール5の他端壁のジャー
ナル5bに軸支されている。
スライダ3について更に詳述すると、第3図にも示す如
く、両側のフランジ部3aと、前後端のスカート部3bと、
本体部3cとで構成され、該本体部3cにはショルダベルト
アンカ8を設置する為のアンカナット8aが固着され、フ
ランジ部3aでアジャスタレール5のガイドレール5cを挾
持し、そのガイドによってスライダ3の上下への摺動が
される。前後端の両スカート部3b間にはコマが軸着で組
付けられ、角付ワイヤ10を挿着する。該コマはコマ軸芯
部材9とコマ本体11とで構成され、コマ軸芯部材9には
中心に挿着された角付ワイヤ10摺動させるが、回動は係
合して共に回転させる角孔を設け、このコマ軸芯部材9
の一方端のフランジ9aと他方端に嵌着されたスナップリ
ング12とにより、スライダ3のスカート部3bに軸着して
組付けられる。コマ本体11には外周に雄ネジ11aが刻設
され、内周に形成されたスプライン11bをコマ軸芯部材
9外周に形成されたスプライン9bと噛合させて一体化す
る。一方センタピラー4の曲面に沿ったガイドレール5c
を備えたアジャスタレール5の底部には、上記スライダ
に軸着組付けのされたコマのコマ本体11外周に刻設され
た雄ネジ11aと噛合する羅列するスリット孔が雌ネジ5d
として形成されている。
なお、アジャスタレール底部に形成される雌ネジ5dがエ
ンボスによるビードを成形してもよいことは云うまでも
ない。
以上の構造により、モータ1が回動するとフレキシブル
ワイヤ2を介して角付ワイヤ10も回転し、該角付ワイヤ
10を挿通したコマ軸芯部材9が回転する。コマ軸芯部材
9はその回転によってスプライン結合しているコマ本体
11を回転し、その外周の雄ネジ11aで噛合しているアジ
ャスタレール5底部の雌ネジ5dによってコマ本体11が軸
方向への送り移動させられる。しかし、コマ本体11はス
ライダ3の両スカート部3b間に嵌挿され、該スカート部
3bに回転のみ可能とするよう軸着されたコマ軸芯部材9
とスプライン結合した組付けになっている為、コマ軸芯
部材9が回転させられながらそのコマ本体11の推力でス
カート部3bを押して、スライダ3の上下動がされること
によってスライダ3に取付けられたショルダベルトアン
カ8のセンタピラー4における位置調節をする。
なお、スライダ3の上下動に際して、角付ワイヤ10とコ
マ軸芯部材9、コマ軸芯部材9とコマ本体11には回転作
動の伝達をするものであるが、軸方向への摺動の伝達を
行わないようになっている。
そこで、第4図に示す如く、可撓性のフレキシブルワイ
ヤ2や角付ワイヤ10によってモータ1よりの回転をスラ
イダ3の上下動に伝達出来るようにした為に、センタピ
ラー4の曲面に沿ったアジャスタレール5の設定、及び
モータ1のセンタピラー4内への自由な設定が可能にな
り、ショルダベルトアンカの取付けをセンタピラー4よ
り外側へ突出させたり、刳り貫いたりすることが必要な
くなった。
また、シートベルトに衝撃等による入力を受けた場合、
シートベルト8のウェビング自身でも吸収するが、スラ
イダ3のスカート部3b、コマ本体11、そして雄ネジ11a
から雌ネジ5dへと順に入力され、それら間に存在する間
隙を詰めることによってその衝撃力を経時的に吸収軽減
し、更には、スライダ3のフランジ部3a及びアジャスタ
レール5のガイドレール5cの撓み変形によっても吸収す
ることになる。
考案の効果 以上の結果、本考案の電動によるショルダベルトアンカ
は可撓性のフレキシブルワイヤ及び角付ワイヤ、そし
て、モータの回転がフレキシブルワイヤ、角付ワイヤに
伝達され、その回転をスライダの上下動に変換するコマ
の使用により、センタピラーの曲面に沿ったアジャスタ
レールの設定が可能となり、センタピラーより外側への
突出や刳り貫いての取付けをしないでよい為にレイアウ
ト上、自由度があり、生産性の向上とコスト低下をし、
また、衝撃入力のあったとき、スライダ及びアジャスタ
レール等による吸収でシートベルトに及ぼす衝撃力を経
時的に吸収出来るという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のシートベルト配設状態図であり、第
2図は、電動によるショルダベルトアンカ全体構造図で
あって、第3図は、スライダの上下作動機構構造図であ
る。そして、第4図は、ショルダベルトアンカのセンタ
ピラーへの取付状態図である。第5図は、従来のショル
ダベルトアンカの取付状態図である。 1,1′……モータ、2……フレキシブルワイヤ、2′…
…バー、2a,2b……ジョイント、3,3′……スライダ、3a
……フランジ部、3b……スカート部、3c……本体部、4,
4′……センタピラー、5,5′……アジャスタレール、5
a,5b……ジャーナル、5c……ガイドレール、5d……雌ネ
ジ、6,6′……ボルト、7……シートベルト、8,8′……
ショルダベルトアンカ、8a……アンカナット、9……コ
マ軸芯部材、9a……フランジ、9b……スプライン、10…
…角付ワイヤ、11……コマ本体、11a……雄ネジ、11b…
…スプライン、12……スナップリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】センタピラーに固定したアジャスタレール
    と、該アジャスタレールをガイドにして摺動するベルト
    アンカの取付けられたスライダと、該スライダを上下作
    動させるモータ及び作動伝達機構とよりなるショルダベ
    ルトアンカにおいて、作動伝達機構がモータよりの回転
    を伝達するフレキシブルワイヤと、それに継続された角
    付ワイヤとより成り、スライダ上下作動機構は該角付ワ
    イヤに挿着されると共にスライダへ軸着組付けした雄ネ
    ジが刻設されたコマと、該雄ネジに噛合する雌ネジを底
    部に刻設したアジャスタレールとで形成し、可撓性の作
    動伝達機構の為にアジャスタレールがセンタピラーの曲
    面に沿った設定が出来ることを特徴とする電動によるシ
    ョルダベルトアンカ。
JP4963389U 1989-04-28 1989-04-28 電動によるショルダベルトアンカ Expired - Lifetime JPH0719923Y2 (ja)

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JPH02142361U JPH02142361U (ja) 1990-12-03
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