JPH071991B2 - 磁気浮上スライダの駆動装置 - Google Patents
磁気浮上スライダの駆動装置Info
- Publication number
- JPH071991B2 JPH071991B2 JP19475686A JP19475686A JPH071991B2 JP H071991 B2 JPH071991 B2 JP H071991B2 JP 19475686 A JP19475686 A JP 19475686A JP 19475686 A JP19475686 A JP 19475686A JP H071991 B2 JPH071991 B2 JP H071991B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slider
- magnetic levitation
- rail
- screw member
- levitation slider
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- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
- Dynamo-Electric Clutches, Dynamo-Electric Brakes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は磁気浮上スライダの駆動装置に関し、特に、
レール上を浮上しながら走行する磁気浮上スライダを駆
動するための駆動装置に関する。
レール上を浮上しながら走行する磁気浮上スライダを駆
動するための駆動装置に関する。
[従来の技術] 最近では、機械部品などを搬送するあめに、従来のベル
トコンベアの搬送装置に代えて、リニアパルスモータを
用いた搬送装置が使用されている。そのようなリニアパ
ルスモータを用いた搬送装置として、たとえば特開昭60
-91856号公報に記載されているようなものがある。この
公報に記載された搬送装置は、搬送台車の下部に可動子
を固定し、主走行レール上に固定子を取付け、この可動
子と固定子とによってリニアパルスモータを形成し、こ
のリニアパルスモータを駆動力として、搬送台車の車輪
が走行レール上に接触しながら走行するものである。
トコンベアの搬送装置に代えて、リニアパルスモータを
用いた搬送装置が使用されている。そのようなリニアパ
ルスモータを用いた搬送装置として、たとえば特開昭60
-91856号公報に記載されているようなものがある。この
公報に記載された搬送装置は、搬送台車の下部に可動子
を固定し、主走行レール上に固定子を取付け、この可動
子と固定子とによってリニアパルスモータを形成し、こ
のリニアパルスモータを駆動力として、搬送台車の車輪
が走行レール上に接触しながら走行するものである。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、半導体の製造工場などにおいても、半導体ウ
エハなどを搬送するために搬送装置が使用されている。
このような半導体製造工場においては、半導体ウエハに
ごみや埃などが付着すると、品質や信頼性が低下するた
め、工場内を無塵化する必要がある。ところが、上述の
リニアパルスを用いた搬送装置は、走行レール上を搬送
台車が走行するとき、走行レールと車輪との摩耗によ
り、金属粉が工場内に散乱するおそれがあり、このよう
な搬送装置を半導体工場において使用することができな
い。
エハなどを搬送するために搬送装置が使用されている。
このような半導体製造工場においては、半導体ウエハに
ごみや埃などが付着すると、品質や信頼性が低下するた
め、工場内を無塵化する必要がある。ところが、上述の
リニアパルスを用いた搬送装置は、走行レール上を搬送
台車が走行するとき、走行レールと車輪との摩耗によ
り、金属粉が工場内に散乱するおそれがあり、このよう
な搬送装置を半導体工場において使用することができな
い。
そこで、レールと搬送台車との機械的接触をなくするた
めに、レール上にスライダを設け、磁気軸受によってス
ライダを浮上させ、機械部品などを搬送させる磁気浮上
式走行装置が実用化されている。このような磁気浮上式
走行装置において、スライダを走行させるために、リニ
アモータが使用される。しかし、リニアモータは、その
構成が非常に複雑になるという欠点がある。
めに、レール上にスライダを設け、磁気軸受によってス
ライダを浮上させ、機械部品などを搬送させる磁気浮上
式走行装置が実用化されている。このような磁気浮上式
走行装置において、スライダを走行させるために、リニ
アモータが使用される。しかし、リニアモータは、その
構成が非常に複雑になるという欠点がある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、レール上を磁気
浮上するスライダを比較的簡単な構成で走行させること
のできるような磁気浮上スライダの駆動装置を提供する
ことである。
浮上するスライダを比較的簡単な構成で走行させること
のできるような磁気浮上スライダの駆動装置を提供する
ことである。
[問題点を解決するための手段] この発明は磁石と回転軸とモータとを有する駆動装置で
あて、磁気浮上スライダはレールに沿って駆動され、磁
石は磁気浮上スライダに取付けられ、磁極が回転軸のね
じ山のピッチの整数倍にほぼ等しい間隔で設けられ、回
転軸はその表面に所定のピッチでねじ山が形成されてモ
ータによって回転され、ねじ山が磁石によって吸引され
て磁気浮上スライダを駆動するように構成される。
あて、磁気浮上スライダはレールに沿って駆動され、磁
石は磁気浮上スライダに取付けられ、磁極が回転軸のね
じ山のピッチの整数倍にほぼ等しい間隔で設けられ、回
転軸はその表面に所定のピッチでねじ山が形成されてモ
ータによって回転され、ねじ山が磁石によって吸引され
て磁気浮上スライダを駆動するように構成される。
[作用] この発明の磁気浮上スライダの駆動装置は、スライダに
取付けられた磁石がねじ部材を吸引するため、ねじ部材
を回転することによって、スライダがレール上を浮上し
ながら走行させることができる。
取付けられた磁石がねじ部材を吸引するため、ねじ部材
を回転することによって、スライダがレール上を浮上し
ながら走行させることができる。
[発明の実施例] 第1図はこの発明の一実施例を示す図であり、特に、第
1図(a)は平面図であり、第1図(b)は側面図であ
る。
1図(a)は平面図であり、第1図(b)は側面図であ
る。
第1図において、レール1には、磁気軸受(図示せず)
によって浮上するスライダ2が設けられている。レール
1に対して平行にねじ部材4が回転可能に転がり軸受7
によって軸支される。このねじ部材4は回転軸10の表面
に螺旋状のねじ山11が形成されていて、ステッピングモ
ータ5によって回転駆動される。なお、この駆動にはサ
ーボモータを使用するようにしてもよい。また、ねじ部
材4および転がり軸受7は円筒状の非磁性体からなるカ
バー6によって覆われている。このカバー6は、転がり
軸受7の摩耗した金属粉が飛散するのを防止する。さら
に、スライダ2には、ねじ部材4に対向するように2つ
の電磁石3,3がねじ部材4のねじ山11のピッチの整数倍
にほぼ等しい間隔で取付けられている。この電磁石3,3
はそれぞれ円筒状のカバー6の外周のほぼ半分を囲むよ
うに半円形のくぼみ部を含む。
によって浮上するスライダ2が設けられている。レール
1に対して平行にねじ部材4が回転可能に転がり軸受7
によって軸支される。このねじ部材4は回転軸10の表面
に螺旋状のねじ山11が形成されていて、ステッピングモ
ータ5によって回転駆動される。なお、この駆動にはサ
ーボモータを使用するようにしてもよい。また、ねじ部
材4および転がり軸受7は円筒状の非磁性体からなるカ
バー6によって覆われている。このカバー6は、転がり
軸受7の摩耗した金属粉が飛散するのを防止する。さら
に、スライダ2には、ねじ部材4に対向するように2つ
の電磁石3,3がねじ部材4のねじ山11のピッチの整数倍
にほぼ等しい間隔で取付けられている。この電磁石3,3
はそれぞれ円筒状のカバー6の外周のほぼ半分を囲むよ
うに半円形のくぼみ部を含む。
上述のごとく駆動装置を構成し、ステッピングモータ5
を駆動すると、ねじ部材4が回転する。一方、スライダ
2の電磁石3,3はそれぞれねじ部材4のねじ山を吸引す
るため、ねじ部材4のねじ山が螺旋状に回転することに
よって、スライダ2がレール1に沿って走行する。
を駆動すると、ねじ部材4が回転する。一方、スライダ
2の電磁石3,3はそれぞれねじ部材4のねじ山を吸引す
るため、ねじ部材4のねじ山が螺旋状に回転することに
よって、スライダ2がレール1に沿って走行する。
なお、上述の実施例では、電磁石3を2つ設けることに
よって2つの電磁石3が1つのループを構成するので効
率がよくなるが、これは1つあるいは3個以上設けるこ
とも可能である。
よって2つの電磁石3が1つのループを構成するので効
率がよくなるが、これは1つあるいは3個以上設けるこ
とも可能である。
第2図はこの発明の他の実施例を示す図であり、特に、
第2図(a)は正面図であり、第2図(b)は側面図で
ある。
第2図(a)は正面図であり、第2図(b)は側面図で
ある。
この第2図に示した実施例は、ねじ部材4の下部に4組
の電磁石31,32,33および34と、これらと対になった4個
の位置センサ81,82…とを備えたスライダフレーム9に
よって構成されている。そして、X方向,Y方向のねじ部
材4と電磁石31,32,33および34との間の隙間を位置セン
サ81,82…によって検出し、予め設定した隙間設定値か
らの偏差分を増幅するとともに位置補償し、対応する電
磁石のコイル印加電圧を制御することにより、スライダ
フレーム9をねじ部材4に対して一定の隙間を有して保
持する。
の電磁石31,32,33および34と、これらと対になった4個
の位置センサ81,82…とを備えたスライダフレーム9に
よって構成されている。そして、X方向,Y方向のねじ部
材4と電磁石31,32,33および34との間の隙間を位置セン
サ81,82…によって検出し、予め設定した隙間設定値か
らの偏差分を増幅するとともに位置補償し、対応する電
磁石のコイル印加電圧を制御することにより、スライダ
フレーム9をねじ部材4に対して一定の隙間を有して保
持する。
このようにスライダフレーム9を構成し、ステッピング
モータ又はサーボモータによってねじ部材4を回転させ
ることによって、ねじ山は軸方向に移動する。それに伴
って、スライダフレーム9も軸方向に移動する。このよ
うにして、軸方向の駆動機構と磁気浮上機構とを一体的
に兼ね備えた磁気浮上スライダの駆動装置を構成するこ
とができる。
モータ又はサーボモータによってねじ部材4を回転させ
ることによって、ねじ山は軸方向に移動する。それに伴
って、スライダフレーム9も軸方向に移動する。このよ
うにして、軸方向の駆動機構と磁気浮上機構とを一体的
に兼ね備えた磁気浮上スライダの駆動装置を構成するこ
とができる。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、レールに沿って平行
にねじ部材を設けるとともに、ねじ部材に対向するよう
にスライダに磁石を取付け、ねじ部材をモータによって
回転させるだけで、スライダをレールに沿って走行させ
ることができる。したがって、従来のようにリニアモー
タを用いてスライダを走行させるものに比べて、構成を
簡単にできる。
にねじ部材を設けるとともに、ねじ部材に対向するよう
にスライダに磁石を取付け、ねじ部材をモータによって
回転させるだけで、スライダをレールに沿って走行させ
ることができる。したがって、従来のようにリニアモー
タを用いてスライダを走行させるものに比べて、構成を
簡単にできる。
第1図はこの発明の一実施例を示す図である。第2図は
この発明の他の実施例を示す図である。 図において、1はレール、2はスライダ、3,31,32,33,3
4電磁石、4はねじ部材、5はステッピングモータ、6
はカバー、7は転がり軸受、9はスライダフレーム、8
1,82は位置センサを示す。
この発明の他の実施例を示す図である。 図において、1はレール、2はスライダ、3,31,32,33,3
4電磁石、4はねじ部材、5はステッピングモータ、6
はカバー、7は転がり軸受、9はスライダフレーム、8
1,82は位置センサを示す。
Claims (1)
- 【請求項1】磁石(3)と、回転軸(10)と、モータ
(5)とを有する駆動装置であって、 磁気浮上スライダ(2)は、レール(1)に沿って駆動
され、 磁石(3)は、磁気浮上スライダ(2)に取付けられ、
磁極(31〜34)が回転軸(10)のねじ山(11)のピッチ
の整数倍にほぼ等しい間隔で設けられ、 回転軸(10)は、その表面に所定のピッチでねじ山(1
1)が形成されてモータ(5)によって回転され、磁石
(3)によってねじ山(11)が吸引されて磁気浮上スラ
イダ(2)を駆動する、磁気浮上スライダの駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19475686A JPH071991B2 (ja) | 1986-08-19 | 1986-08-19 | 磁気浮上スライダの駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19475686A JPH071991B2 (ja) | 1986-08-19 | 1986-08-19 | 磁気浮上スライダの駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6352649A JPS6352649A (ja) | 1988-03-05 |
JPH071991B2 true JPH071991B2 (ja) | 1995-01-11 |
Family
ID=16329712
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19475686A Expired - Lifetime JPH071991B2 (ja) | 1986-08-19 | 1986-08-19 | 磁気浮上スライダの駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH071991B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3861179D1 (de) * | 1987-09-03 | 1991-01-10 | Peter Schuster | Beruehrungsloser linearantrieb. |
AU2003295593A1 (en) | 2003-11-17 | 2005-07-05 | Otis Elevator Company | Magnetic elevator door mover |
DE102006005359A1 (de) * | 2006-02-07 | 2007-08-16 | Agfeo Gmbh & Co. Kg | Vorrichtung zum Umsetzen einer Rotationsbewegung in eine Translationsbewegung |
-
1986
- 1986-08-19 JP JP19475686A patent/JPH071991B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6352649A (ja) | 1988-03-05 |
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