JPH0552248A - 送りねじ機構 - Google Patents

送りねじ機構

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Publication number
JPH0552248A
JPH0552248A JP40115490A JP40115490A JPH0552248A JP H0552248 A JPH0552248 A JP H0552248A JP 40115490 A JP40115490 A JP 40115490A JP 40115490 A JP40115490 A JP 40115490A JP H0552248 A JPH0552248 A JP H0552248A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
feed screw
magnetic
moving member
male
Prior art date
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Pending
Application number
JP40115490A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Shinozaki
弘行 篠崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Corp filed Critical Ebara Corp
Priority to JP40115490A priority Critical patent/JPH0552248A/ja
Publication of JPH0552248A publication Critical patent/JPH0552248A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H25/00Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms
    • F16H25/18Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying or interconverting oscillating or reciprocating motions
    • F16H25/20Screw mechanisms
    • F16H25/24Elements essential to such mechanisms, e.g. screws, nuts

Abstract

(57)【要約】 本発明は、雄ねじが形成された送りねじと、該送りねじ
の周囲部に配置され且つ雄ねじに対応する雌ねじが形成
されている移動部材とを含み、送りねじの回転運動を移
動部材の直線運動に変換する送りねじ機構に関する。本
発明は、磁力により送りねじと移動部材とを非接触状態
に維持しつつ回転運動を直線運動に変換するために前記
送りねじ及び前記移動部材は磁性材料により形成された
部分を備えている。これにより、宇宙空間の様な高真空
環境や、半導体製造設備における清浄環境においても好
適に用いられ、長寿命が得られる様な送りねじ機構を提
供している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送りねじの回転運動
を、該送りねじを包囲する様に配置されている移動部材
の直線運動に変換するための送りねじ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】この様な送りねじ機構は、駆動側部材の
回転運動を被駆動側部材の直線運動に変換する機構の代
表的なものの一つである。そして、非駆動部材を正確に
位置決めすることが出来るため、精密機械、精密機械加
工等の高い精度を要求される分野において、送り機構や
割り出し(インデックス)機構、その他として用いられ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、送りねじ機構
は雄ねじと雌ねじの螺合により上記の運動変換を行って
いるため、部材同士の接触やそれによる摺動磨耗が不可
避である。そして、磨耗による部材の劣化、それに伴う
寿命の短縮という問題が存在する。
【0004】一方、雄ねじと雌ねじとの螺合により微小
な金属粉或いは塵等の汚染物質が発生することがある。
従って、例えば半導体製造設備における清浄であること
が要求される環境では好適に使用することが出来ない。
【0005】また、例えば宇宙空間の様な高真空環境で
は潤滑剤をシールし難く、そのため潤滑が困難であるの
で従来の送りねじ機構を使用することは好ましくない。
【0006】本発明は上記した従来技術の問題点に鑑み
て提案されたもので、宇宙空間の様な高真空環境や、ク
リーンルームの様な清浄環境においても好適に用いら
れ、長寿命が得られる様な送りねじ機構の提供を目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の送りねじ機構
は、雄ねじが形成された送りねじと、該送りねじの周囲
部に配置され且つ雄ねじに対応する雌ねじが形成されて
いる移動部材とを含み、送りねじの回転運動を移動部材
の直線運動に変換する送りねじ機構において、磁力によ
り送りねじと移動部材とを非接触状態に維持しつつ回転
運動を直線運動に変換するために前記送りねじ及び前記
移動部材は磁性材料により形成された部分を備えてい
る。
【0008】本発明の実施に際して、雄ねじが形成され
た送りねじのねじ山を含む表面部分と、移動部材の雌ね
じのねじ山が形成されていない部分とを、前記磁性材料
により形成された部分とするのが好ましい。勿論、送り
ねじ全体を磁性材料で構成しても良い。ここで、送りね
じのねじ山だけを磁性材料で構成することも不可能では
ないが、ねじ山以外の部分を非磁性材料で構成すると磁
気回路における抵抗が増大するので、これに対する措置
が必要である。
【0009】一方、移動部材の雌ねじ部のねじ山は、高
透磁率の磁性材料、例えばケイ素鋼板で構成されるのが
好ましい。そして、雌ねじ部は磁石と高透磁率の磁性材
料とを積層して構成されるのが好ましい。
【0010】ここで前記磁石としては、Sm−Co系或
いはNd−Fe系永久磁石が好ましい。
【0011】また、前記移動部材は送りねじを包囲する
様に配置しても良く、或いは周囲上を分割して配置して
も良い。そして該移動部材は、例えばテーブルとして構
成されるのが好ましい。
【0012】さらに、送りねじは1条ねじであっても、
複数条のねじ山を有するタイプであっても良い。2条ね
じを用いた場合には、好適な構成の移動部材を用いるこ
とが出来るので、好都合である。
【0013】これに加えて、送りねじの雄ねじを移動部
材の雌ねじの様にうず巻状の磁石を用いて構成すること
も可能である。その様に構成すれば、磁気カップリング
剛性が非常に大きくなる。
【0014】
【作用】上述の構成を有する本発明の送りねじ機構によ
れば、送りねじ及び移動部材は磁性材料により形成され
た部分を備えているので、雄ねじのねじ山と雌ねじのね
じ山が磁気カップリング状態となり、対応するねじ山間
に磁気的な吸引力が作用する。そのため、雄ねじのねじ
山と雌ねじのねじ山とが螺合しておらず、両者が機械的
には非接触状態であっても、送りねじが回転して雄ねじ
のねじ山が移動すれば対応する雌ねじのねじ山も相対運
動をして移動部材が直線運動をするのである。その結
果、非接触状態にて回転運動を直線運動に変換できる。
【0015】そして非接触であることから、磨耗による
部材の劣化とそれに伴う寿命の短縮が防止され、微小な
金属粉或いは塵等の汚染物質の発生も防止されて、雄ね
じと雌ねじとの螺合による摩擦熱により部材が加熱する
こともない。従って、機械的な寿命が長くなり、清浄環
境或いは宇宙空間の様な高真空環境においても好適に使
用されるのである。
【0016】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の実施例
について説明する。なお、図において同一の部材には同
一の符号を付して、重複説明を省略する。
【0017】図1〜5は本発明の第1実施例を示してい
る。図1において、全体を符号10で示す送りねじ機構
は、雄ねじ12が形成された送りねじ14と、送りねじ
14の周囲部に配置され且つ雄ねじ12に対応する雌ね
じ16が形成されている移動部材18とを含んでいる。
図1では、この移動部材18はテーブル20を備えた構
造となっている。
【0018】図2において、送りねじ14の表面部分
(雄ねじ12が形成されている部分)22は、磁性材料
で形成されている。この部分は送りねじ14側の磁極と
なるべき部位であり、高透磁率の磁性材料が用いられて
いる。一方、移動部材18(図2では図示せず)の雌ね
じ16は、高透磁率の磁性材料24とSm−Co系或い
はNd−Fe系永久磁石26とを積層して構成されてい
る。
【0019】図2及び図3において明示されている様
に、送りねじ14の雄ねじ或いはねじ山12と、移動部
材18の雌ねじ16の磁性材料24とは対向する様に配
置されている。そして、両者の間に磁気的な吸引力が作
用して磁気カップリングが構成される様になっている。
【0020】再び図1において、送りねじ14の右端側
は、磁気シール28を備えた軸受30を介して駆動源で
あるモータ32に接続されている。そして、雄ねじ14
の左端側にも軸受34が設けられている。
【0021】図1及び図4には、移動部材18が示され
ており、前述したように移動部材18の雌ねじ16は、
高透磁率の磁性材料24と永久磁石26とが積層して構
成されている。図4において、永久磁石26の極性は矢
印で示されている。なお図1及び図4において、符号3
6は移動部材18のハウジングを示している。
【0022】図5は、図1〜4で説明した送りねじ機構
と非接触搬送台装置とを組み合わせたものを示してい
る。送りねじ機構の移動部材18は搬送台40と一体に
組み合わされており、該搬送台40は浮上用電磁石42
により軌道44から離隔して非接触状態を維持してい
る。ここで符号46は、軌道44に対する搬送台40の
浮上量を検出するためのセンサを示している。
【0023】図1〜5に示す実施例の作動に際して、モ
ータ32を始動すれば送りねじ14が回転駆動する。そ
して、送りねじ14の雄ねじ12或いはねじ山も回転す
る。ここで、雄ねじ12と移動部材18の雌ねじ16の
磁性材料24とは対向しており、磁気カップリングが構
成されているので、対向する雄ねじ16の回転に追従し
て雌ねじ16の磁性材料24も移動する。(磁性材料2
4の)移動により移動部材18は直線運動を行い、その
結果、モータ32の回転運動は移動部材18の直線運動
に変換されるのである。そして、第5図の様に搬送台4
0が移動部材18に取り付けられていれば、モータ32
の作動により搬送台40は軌道44上を非接触状態を保
ちつつ移動するのである。
【0024】次に、図6、7を参照して、本発明の第2
実施例を説明する。
【0025】図1〜5の実施例の送りねじ14が1条ね
じで構成されていたのに対して、第2実施例における送
りねじ14A(図6)では2条ねじを用いている。これ
により、移動部材18Aの永久磁石26Aの極性を図6
及び7に示す様に配置できるのである。
【0026】その他の点については第1実施例と略々同
様なので、対応する部材に添字Aを付して図示して、そ
の他の構成、作用については文章による説明を省略す
る。なお、図7は移動部材18の雌ねじ16を示す図で
ある。
【0027】
【発明の効果】本発明の効果を以下に列挙する。
【0028】(1) 送りねじ及び移動部材は磁性材料
により形成された部分を備えているので、雄ねじのねじ
山と雌ねじのねじ山が磁気カップリング状態となり、対
応するねじ山間に磁気的な吸引力が作用する。
【0029】(2) 雄ねじのねじ山と雌ねじのねじ山
とが螺合しておらず、両者が機械的には非接触状態であ
っても、送りねじが回転して雄ねじのねじ山が移動すれ
ば対応する雌ねじのねじ山も相対運動をして移動部材が
直線運動をするのである。その結果、非接触状態にて回
転運動を直線運動に変換できる。
【0030】(3) 非接触であることから、磨耗によ
る部材の劣化が防止される。
【0031】(4) 機構自体の寿命が長くなる。
【0032】(5) 微小な金属粉或いは塵等の各種汚
染物質の発生が防止される。
【0033】(6) 雄ねじと雌ねじとの螺合による摩
擦熱により部材が加熱することが防止される。
【0034】(7) 清浄環境或いは宇宙空間の様な高
真空環境においても好適に使用される。
【0035】(8) 非接触タイプの搬送台装置と好適
に組み合わせることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の側面図。
【図2】第1実施例の要部を示す部分拡大断面図。
【図3】第1実施例の要部を一部破断して示す部分拡大
平面図。
【図4】図1のB−B線矢視断面図。
【図5】第1実施例を非接触搬送台装置と組み合わせた
状態を示す正面図。
【図6】本発明の第2実施例の要部を示す部分拡大断面
図。
【図7】第2実施例で用いられる移動部材を示す部分拡
大正面図。
【符号の説明】
10…送りねじ機構 12、12A…雄ねじ 14、14A…送りねじ 16、16A…雌ねじ 18、18A…移動部材 24、24A…高透磁率の磁性材料 26、26A…永久磁石

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雄ねじが形成された送りねじと、該送り
    ねじの周囲部に配置され且つ雄ねじに対応する雌ねじが
    形成されている移動部材とを含み、送りねじの回転運動
    を移動部材の直線運動に変換する送りねじ機構におい
    て、磁力により送りねじと移動部材とを非接触状態に維
    持しつつ回転運動を直線運動に変換するために前記送り
    ねじ及び前記移動部材は磁性材料により形成された部分
    を備えていることを特徴とする送りねじ機構。
JP40115490A 1990-12-10 1990-12-10 送りねじ機構 Pending JPH0552248A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP40115490A JPH0552248A (ja) 1990-12-10 1990-12-10 送りねじ機構

Applications Claiming Priority (1)

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JP40115490A JPH0552248A (ja) 1990-12-10 1990-12-10 送りねじ機構

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Publication Number Publication Date
JPH0552248A true JPH0552248A (ja) 1993-03-02

Family

ID=18511009

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP40115490A Pending JPH0552248A (ja) 1990-12-10 1990-12-10 送りねじ機構

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JP (1) JPH0552248A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5456134A (en) * 1992-08-12 1995-10-10 U.S. Philips Corporation Magnetic transmission mechanism and applications thereof
US6111491A (en) * 1997-05-12 2000-08-29 Koyo Machinery Industries Co., Ltd. Magnetic screw
US8673125B2 (en) 2010-12-27 2014-03-18 Canon Anelva Corporation Substrate conveyer and vacuum processing apparatus
CN104781178A (zh) * 2012-11-20 2015-07-15 奥的斯电梯公司 用于升降机的磁力丝杠推进系统

Cited By (6)

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