JP2535201Y2 - リニアモータの軸受機構 - Google Patents

リニアモータの軸受機構

Info

Publication number
JP2535201Y2
JP2535201Y2 JP11685390U JP11685390U JP2535201Y2 JP 2535201 Y2 JP2535201 Y2 JP 2535201Y2 JP 11685390 U JP11685390 U JP 11685390U JP 11685390 U JP11685390 U JP 11685390U JP 2535201 Y2 JP2535201 Y2 JP 2535201Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rack
gear
retainer
stator
linear motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11685390U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0476177U (ja
Inventor
義守 田島
Original Assignee
群馬日本電気株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 群馬日本電気株式会社 filed Critical 群馬日本電気株式会社
Priority to JP11685390U priority Critical patent/JP2535201Y2/ja
Publication of JPH0476177U publication Critical patent/JPH0476177U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2535201Y2 publication Critical patent/JP2535201Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Linear Motors (AREA)
  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はリニアモータの軸受機構、特に磁気ディスク
装置のヘッド駆動に用いるリニアモータの軸受機構に関
する。
〔従来の技術〕
従来、この種のリニアモータの軸受機構は、第3図
(a)および第3図(b)にそれぞれ従来例の正面図お
よび平面図を示すように、内蔵する磁気回路にコイルお
よびバイアスマグネットを有する固定子3の上に、転動
体として4個の鋼球10を保持する保持器4を介して可動
子5が載置されている。また保持器4および可動子5に
は、可動子5の移動方向の側面にそれぞれ第1のラック
6および第2のラック7を有し、更に第1のラック6お
よび第2のラック7にそれぞれかみあい一体に回転する
固定子3に支持された第1の歯車8および第2の歯車9
が設けられている。ここで第1の歯車8と第2の歯車9
との径は可動子5が移動したとき、鋼球10が固定子3お
よび可動子5と滑ることなく保持器4が移動するように
設定されている(実願昭61-176027直線往復動用ころが
り軸受装置)。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述した従来のリニアモータの軸受機構は、外部から
の衝撃等により可動子5に急激な移動力が発生した場合
に、可動子5を固定子3に保持する力は固定子3の磁気
回路に設けてあるバイアスマグネットの吸引力のみであ
るため、第1の歯車8と第1のラック6、または第2の
歯車9と第2のラック7とのかみあいがはずれ、歯数の
複数倍だけ保持器4と可動子5との位置がずれてしまう
という欠点を有している。可動子5は鉄等の強磁性体で
作られているため、第2の歯車9と第2のラック7との
かみあいについては第3図(c)に第3図(a)の側面
図を示すように、固定子3に側壁を設け、この側壁と可
動子5との間隙を第2の歯車9と第2のラック7とのか
みあい量以下にすることにより、第2の歯車9と第2の
ラック7とのはずれを防止できるが、保持器4について
は、保持器4が枠体構造で、材料も磁気に関係なく、転
動体と接するため潤滑性と弾性とを有する合成樹脂等に
より作られるので、固定子3に対して側壁を設けた方法
では変形を生じて第1の歯車8と第1のラック6とのか
みあいのはずれを防ぐことができないという問題点を有
している。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のリニアモータの軸受機構は、平板状の固定子
の上に転動体としての鋼球を保持する保持器を介して平
板状の可動子を置載し、保持器および可動子には可動子
の移動方向の側面にそれぞれ第1のラックおよび第2の
ラックを有し、第1のラックおよび第2のラックのそれ
ぞれにかみあい一体に回転する固定子に設けた軸に支持
される第1の歯車および第2の歯車を有する磁気ディス
ク装置のヘッド駆動に用いるリニアモータの軸受機構に
おいて、保持器の平面に設けた矩形穴の第1のラックと
並行する側面から第1のラックと第1の歯車とのかみあ
い量を越えない位置の固定子上にかみあいはずれ防止ピ
ンを固着したことにより構成される。
〔実施例〕
次に、本考案について図面を参照して説明する。
第1図(a)は本考案の一実施例の平面図、第1図
(b)は第1図(a)のA-A断面の部分拡大図である。
第1図の実施例では保持器4の第1のラック6が設けら
れた枠に、第1のラック6と平行に矩形穴2を設け、固
定子3上の第1の歯車8に近い位置に矩形穴2を貫通す
るかみあいはずれ防止ピン1が固着された構造となって
いる。ここでかみあいはずれ防止ピン1と矩形穴2の第
1のラック6側の内面との間隙は、第1のラック6と第
1の歯車8とのかみあい量より小さく設定されていて、
保持器4に異常な力が加えられても第1のラック6の第
1の歯車8とのかみあいがはずれることのないようにな
っている。一方、可動子5の通常の移動による保持器4
の移動に対しては、かみあいはずれ防止ピン1と矩形穴
2とは接触することなく負荷を与えることはない。
第2図(a)は本考案の別の実施例の平面図、第2図
(b)は第2図(a)のB-B断面の部分拡大図である。
第1図においては保持器4の第1のラック6が設けられ
た枠に矩形穴2を設けて、この矩形穴2を貫通してかみ
あいはずれ防止ピン1を固定したが、第2図の実施例で
は第1図において矩形穴2を設けた枠辺の側面を直接利
用し、この側面から第1のラック6と第1の歯車8との
かみあい量より小さい位置にかみあいはずれ防止ピン1
が固着されている。この場合も第1図の実施例と同じ効
果を得ることができるが、かみあいはずれ防止ピン1を
固定子3に穴を設けて圧入する場合には、固定子3の内
部構造に留意する必要がある。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、外部からの急激な衝撃
等により可動子に急速な移動が発生した場合でも、保持
器に設けられた矩形穴の側面と固定子に固着したかみあ
いはずれ防止ピンとにより、保持器のラックと対応する
歯車とのはずれを生ずることなく、従って可動子と保持
器と固定子との間にずれを生ずることがなく、安定に動
作を継続できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本考案の一実施例の平面図、第1図
(b)は第1図(a)のA-A断面の部分拡大図、第2図
(a)は本考案の別の実施例の平面図、第2図(b)は
第2図(a)のB-B断面の部分拡大図、第3図(a),
(b)および(c)はそれぞれ従来のリニアモータの軸
受機構の正面図,平面図および側面図である。 1……かみあいはずれ防止ピン、2……矩形穴、3……
固定子、4……保持器、5……可動子、6……第1のラ
ック、7……第2のラック、8……第1の歯車、9……
第2の歯車、10……鋼球。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】平板状の固定子の上に転動体としての鋼球
    を保持する保持器を介して平板状の可動子を置載し、保
    持器および可動子には可動子の移動方向の側面にそれぞ
    れ第1のラックおよび第2のラックを有し、第1のラッ
    クおよび第2のラックのそれぞれにかみあい一体に回転
    する固定子に設けた軸に支持される第1の歯車および第
    2の歯車を有する磁気ディスク装置のヘッド駆動に用い
    るリニアモータの軸受機構において、保持器の平面に設
    けた矩形穴の第1のラックと並行する側面から第1のラ
    ックと第1の歯車とのかみあい量を越えない位置の固定
    子上にかみあいはずれ防止ピンを固着したことを特徴と
    するリニアモータの軸受機構。
JP11685390U 1990-11-07 1990-11-07 リニアモータの軸受機構 Expired - Fee Related JP2535201Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11685390U JP2535201Y2 (ja) 1990-11-07 1990-11-07 リニアモータの軸受機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11685390U JP2535201Y2 (ja) 1990-11-07 1990-11-07 リニアモータの軸受機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0476177U JPH0476177U (ja) 1992-07-02
JP2535201Y2 true JP2535201Y2 (ja) 1997-05-07

Family

ID=31864700

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11685390U Expired - Fee Related JP2535201Y2 (ja) 1990-11-07 1990-11-07 リニアモータの軸受機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2535201Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0476177U (ja) 1992-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6552449B2 (en) Stage system with onboard linear motor
JP4883845B2 (ja) リニアモータ駆動ユニット
JPH0257794A (ja) 駆動機構の潤滑方法
US5441130A (en) Magnetic apparatus for preventing backlash of transmission for a vehicle
JPS63140111A (ja) 駆動装置付きボ−ルスプライン軸受
US5512871A (en) Rotatable single-phase electromagnetic actuator
JP2535201Y2 (ja) リニアモータの軸受機構
US2685043A (en) Brake for electric motors
JPS62147146A (ja) エピサイクロイド減速機構における外側歯車の保持装置
US20080142332A1 (en) Electromagnetic clutch device and method for manufacturing same
EP0357014A2 (en) Linear pulse motor having means for locking up an armature thereof
JPS6235549B2 (ja)
JP2674893B2 (ja) リニアモータの軸受機構
US4028951A (en) Motion transforming mechanism
JPS61293152A (ja) リニアパルスモ−タの移動子案内機構
US20230062527A1 (en) Timepiece mechanism provided with a magnetic gear
JP2628299B2 (ja) ヘッド送り装置
JPS6260452A (ja) プ−リ−付電動機
JP2777214B2 (ja) 可動コイル型リニアモータ
JPS59113367A (ja) 動力伝達装置
JPH02307356A (ja) リニアパルスモータ
JPS59159462A (ja) 非接触形直線運動減速機
JPH058775Y2 (ja)
JPH024254Y2 (ja)
JPS6323557A (ja) リニアパルスモ−タの可動子ロツク機構

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees