JPH07199199A - 液晶表示素子の製造方法 - Google Patents
液晶表示素子の製造方法Info
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- JPH07199199A JPH07199199A JP35155293A JP35155293A JPH07199199A JP H07199199 A JPH07199199 A JP H07199199A JP 35155293 A JP35155293 A JP 35155293A JP 35155293 A JP35155293 A JP 35155293A JP H07199199 A JPH07199199 A JP H07199199A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 セルに欠陥の生じない液晶表示素子を得る。
【構成】 セルカセット９に配設された複数枚の空セル
を液晶槽にて液晶セルを注入した液晶セル１をセルカセ
ット９ごと引き上げ、次いでセルカセット９ごと封止剤
槽に浸漬した後、引き上げて注入口表面に余剰封止剤２
が付着した液晶セル１を、繊維性部材４およびエアーバ
ッグ３より下方に余剰封止剤２が位置するように封止剤
除去治具５にセルカセットを配置する。次に、封止剤除
去治具５のエアー供給管６よりエアーバッグ３にダイレ
クトエアー（ＤＡ）を封入してエアーバッグ３を膨張さ
せて繊維性部材４を液晶セル１の注入口付近に押し付
け、次いでセルカセット９を上方に引き上げることによ
り液晶セル１に付着している余剰封止剤２をエアーバッ
グ３により拭き取る。液晶セル１をセルカセット９ごと
紫外線（ＵＶ）照射装置にセットしてＵＶ照射により封
止剤を硬化させ、セルカセット９ごと洗浄槽に入れて洗
浄し、液晶セルの製造を行う。
を液晶槽にて液晶セルを注入した液晶セル１をセルカセ
ット９ごと引き上げ、次いでセルカセット９ごと封止剤
槽に浸漬した後、引き上げて注入口表面に余剰封止剤２
が付着した液晶セル１を、繊維性部材４およびエアーバ
ッグ３より下方に余剰封止剤２が位置するように封止剤
除去治具５にセルカセットを配置する。次に、封止剤除
去治具５のエアー供給管６よりエアーバッグ３にダイレ
クトエアー（ＤＡ）を封入してエアーバッグ３を膨張さ
せて繊維性部材４を液晶セル１の注入口付近に押し付
け、次いでセルカセット９を上方に引き上げることによ
り液晶セル１に付着している余剰封止剤２をエアーバッ
グ３により拭き取る。液晶セル１をセルカセット９ごと
紫外線（ＵＶ）照射装置にセットしてＵＶ照射により封
止剤を硬化させ、セルカセット９ごと洗浄槽に入れて洗
浄し、液晶セルの製造を行う。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示素子の製造方
法に関し、特にそのセルの液晶注入口表面に付着した余
剰封止剤の除去性能を高めた液晶表示素子の製造方法に
関する。
法に関し、特にそのセルの液晶注入口表面に付着した余
剰封止剤の除去性能を高めた液晶表示素子の製造方法に
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の液晶表示素子の製造方法として
は、例えば、注入治具に空セルを保持させて液晶を注入
後、注入口を封止していた。注入口の封止剤としては、
熱硬化型樹脂または紫外線硬化型樹脂があるが、最近で
は紫外線硬化型樹脂が多く使用されている。
は、例えば、注入治具に空セルを保持させて液晶を注入
後、注入口を封止していた。注入口の封止剤としては、
熱硬化型樹脂または紫外線硬化型樹脂があるが、最近で
は紫外線硬化型樹脂が多く使用されている。
【０００３】封止剤の塗布方法としては、注射器に入れ
た封止剤を注入口付近に適量塗布する方法、又は封止剤
を満たした皿にセルの注入口部分を浸漬させて封止する
方法等がある。
た封止剤を注入口付近に適量塗布する方法、又は封止剤
を満たした皿にセルの注入口部分を浸漬させて封止する
方法等がある。
【０００４】そしてセル内に浸透した封止剤以外のセル
表面に付着している余分な封止剤を除去する方法として
は、圧縮エアーを吹き付けて封止剤の広がりを抑えて封
止剤を硬化させる方法、又はハンドメイドで液晶を拭き
取る方法、へら，ブラシ等で掻き取って硬化させる方法
がある（例えば、特開平２−１５４２２４号公報、特開
昭５７−１７７１２３号公報参照）。
表面に付着している余分な封止剤を除去する方法として
は、圧縮エアーを吹き付けて封止剤の広がりを抑えて封
止剤を硬化させる方法、又はハンドメイドで液晶を拭き
取る方法、へら，ブラシ等で掻き取って硬化させる方法
がある（例えば、特開平２−１５４２２４号公報、特開
昭５７−１７７１２３号公報参照）。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の液晶表示素子の製造方法にあっては、いずれ
も作業性が非常に悪く、手で拭き取った部分が色ムラに
なったり、セルを傷つけたりするという問題点があっ
た。
うな従来の液晶表示素子の製造方法にあっては、いずれ
も作業性が非常に悪く、手で拭き取った部分が色ムラに
なったり、セルを傷つけたりするという問題点があっ
た。
【０００６】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、セル表面に傷が付いたり、液晶セ
ルに色ムラを生じることなく、液晶表示素子を製造する
ことを目的とする。
なされたものであり、セル表面に傷が付いたり、液晶セ
ルに色ムラを生じることなく、液晶表示素子を製造する
ことを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の液晶表
示素子の製造方法は、少なくとも一対のプラスチックフ
イルムから成り、内側に透明電導膜が形成され、これら
プラスチックフイルム基板面にスペーサーが面内分散さ
れ、少なくとも一個以上の注入口を形成して周辺部にシ
ール材を介在させて封着し、該基板間に形成されるセル
に真空注入法により液晶を封入してなる液晶表示素子の
製造工程における、セルの液晶注入口を封止する封止工
程において、余剰封止剤をエアーバッグを用いて除去す
ることを特徴とする。
示素子の製造方法は、少なくとも一対のプラスチックフ
イルムから成り、内側に透明電導膜が形成され、これら
プラスチックフイルム基板面にスペーサーが面内分散さ
れ、少なくとも一個以上の注入口を形成して周辺部にシ
ール材を介在させて封着し、該基板間に形成されるセル
に真空注入法により液晶を封入してなる液晶表示素子の
製造工程における、セルの液晶注入口を封止する封止工
程において、余剰封止剤をエアーバッグを用いて除去す
ることを特徴とする。
【０００８】請求項２に記載の液晶表示素子の製造方法
は、前記エアーバッグが、収縮性および弾力性を有する
ことを特徴とする。
は、前記エアーバッグが、収縮性および弾力性を有する
ことを特徴とする。
【０００９】請求項３に記載の液晶表示素子の製造方法
は、前記エアーバッグが、表面に封止剤除去部材を備え
ていることを特徴とする。
は、前記エアーバッグが、表面に封止剤除去部材を備え
ていることを特徴とする。
【００１０】請求項４に記載の液晶表示素子の製造方法
は、請求項２または３に記載のエアーバッグを備えてい
る余剰封止剤除去治具を用いて、余剰封止剤を除去する
ことを特徴とする。
は、請求項２または３に記載のエアーバッグを備えてい
る余剰封止剤除去治具を用いて、余剰封止剤を除去する
ことを特徴とする。
【００１１】請求項５に記載の液晶表示素子の製造方法
は、前記エアーバッグを圧縮気体で膨張させて、封止剤
除去部材をセルに押しつけて余剰封止剤を掻き取ること
を特徴とする。
は、前記エアーバッグを圧縮気体で膨張させて、封止剤
除去部材をセルに押しつけて余剰封止剤を掻き取ること
を特徴とする。
【００１２】請求項６に記載の液晶表示素子の製造方法
は、前記エアーバッグに加える圧力が、０．０１ｋｇｆ
／ｃｍ2 以上、０．０５ｋｇｆ／ｃｍ2 以下であること
を特徴とする。
は、前記エアーバッグに加える圧力が、０．０１ｋｇｆ
／ｃｍ2 以上、０．０５ｋｇｆ／ｃｍ2 以下であること
を特徴とする。
【００１３】請求項７に記載の液晶表示素子の製造方法
は、前記余剰封止剤除去治具が、エアー排気する機構を
備えていることを特徴とする。
は、前記余剰封止剤除去治具が、エアー排気する機構を
備えていることを特徴とする。
【００１４】請求項８に記載の液晶表示素子の製造方法
は、複数枚のセルを一定の間隔を置いて配設するセルカ
セットを用いて、液晶表示素子の製造工程をセルカセッ
トに保持されたバッチ単位で行うことを特徴とする。
は、複数枚のセルを一定の間隔を置いて配設するセルカ
セットを用いて、液晶表示素子の製造工程をセルカセッ
トに保持されたバッチ単位で行うことを特徴とする。
【００１５】請求項９に記載の液晶表示素子の製造方法
は、前記余剰封止剤除去治具のエアーバッグおよび封止
除去剤の幅が、液晶セルの注入口の幅より広いことを特
徴とする。
は、前記余剰封止剤除去治具のエアーバッグおよび封止
除去剤の幅が、液晶セルの注入口の幅より広いことを特
徴とする。
【００１６】請求項１０に記載の液晶表示素子の製造方
法は、前記余剰封止剤除去治具のエアーバッグおよび封
止除去部材を備えている長さが、前記セルカセットのセ
ルを配設する部分より長いことを特徴とする。
法は、前記余剰封止剤除去治具のエアーバッグおよび封
止除去部材を備えている長さが、前記セルカセットのセ
ルを配設する部分より長いことを特徴とする。
【００１７】本発明の液晶表示素子の製造方法において
は、その製造工程は、次の順に行なわれる。プラスチッ
ク基板に周知の方法でスペーサーを散布し周辺にシール
剤を印刷して基板の重ね合わせを行い、周辺シール剤の
硬化まで施された液晶表示素子の第一半製品（以下セル
と云う）をセルカセットに設置し、その内部を減圧し、
セルの注入口部に液晶を浸漬し、大気圧に戻すことによ
り液晶を注入した第二半製品（以下、液晶セルと云う）
とし、次いで液晶セルの注入口付近に残った余剰の液晶
を除去する。その後、紫外線硬化型封止剤が盛られてい
る槽に液晶セル注入口部を浸漬させて封止した後、余剰
封止剤を除去し紫外線（以下、ＵＶと云う）を照射して
封止剤を硬化させた後、セル洗浄を実施して完成する。
は、その製造工程は、次の順に行なわれる。プラスチッ
ク基板に周知の方法でスペーサーを散布し周辺にシール
剤を印刷して基板の重ね合わせを行い、周辺シール剤の
硬化まで施された液晶表示素子の第一半製品（以下セル
と云う）をセルカセットに設置し、その内部を減圧し、
セルの注入口部に液晶を浸漬し、大気圧に戻すことによ
り液晶を注入した第二半製品（以下、液晶セルと云う）
とし、次いで液晶セルの注入口付近に残った余剰の液晶
を除去する。その後、紫外線硬化型封止剤が盛られてい
る槽に液晶セル注入口部を浸漬させて封止した後、余剰
封止剤を除去し紫外線（以下、ＵＶと云う）を照射して
封止剤を硬化させた後、セル洗浄を実施して完成する。
【００１８】
【作用】請求項１記載の発明においては、セルの注入口
表面に付着した余剰封止剤をエアーバッグを用いて拭わ
れると、余剰封止剤は液晶セルに悪影響を及ぼすことな
く速やかに除去される。
表面に付着した余剰封止剤をエアーバッグを用いて拭わ
れると、余剰封止剤は液晶セルに悪影響を及ぼすことな
く速やかに除去される。
【００１９】請求項２記載の発明においては、セル自体
がプラスチックフイルムで柔らかいため、エアーバッグ
を圧縮気体で膨張させてセルに押し当てた時、セルが変
形して気泡が混入する恐れがあるが、エアーバッグに弾
力性があるのでセルの変形を防止する。
がプラスチックフイルムで柔らかいため、エアーバッグ
を圧縮気体で膨張させてセルに押し当てた時、セルが変
形して気泡が混入する恐れがあるが、エアーバッグに弾
力性があるのでセルの変形を防止する。
【００２０】請求項３記載の発明においては、図２〜図
４に示すようにエアーバッグにエアーを入れてセルに押
し当てて余剰封止剤を除去する時、エアーバッグ側面に
封止剤除去部材として吸収性の良い繊維性部材等を使用
しているので、余剰封止剤を速やかに除去する。
４に示すようにエアーバッグにエアーを入れてセルに押
し当てて余剰封止剤を除去する時、エアーバッグ側面に
封止剤除去部材として吸収性の良い繊維性部材等を使用
しているので、余剰封止剤を速やかに除去する。
【００２１】請求項４〜６記載の発明においては、エア
ーバッグを膨張させる時、エアーバッグ内の圧力を圧縮
空気により適当にコントロールされると、封止剤除去部
材をセルに押し付けた時、セル自体を変形させずに余剰
封止剤を除去する。
ーバッグを膨張させる時、エアーバッグ内の圧力を圧縮
空気により適当にコントロールされると、封止剤除去部
材をセルに押し付けた時、セル自体を変形させずに余剰
封止剤を除去する。
【００２２】請求項７〜８記載の発明においては、余剰
封止剤をセルカセットに配設したバッチ単位で除去され
るので、余剰封止剤を除去した後、速やかにエアーを排
気することでセル自体に負担をかけずに処理できる。
封止剤をセルカセットに配設したバッチ単位で除去され
るので、余剰封止剤を除去した後、速やかにエアーを排
気することでセル自体に負担をかけずに処理できる。
【００２３】請求項９記載の発明においては、図７に示
すように、液晶セルの注入口の幅より、封止剤除去部
材、エアーバッグの幅を広くされると、液晶セルの注入
口およびその近傍に付着した余剰封止剤を完全に除去
し、次工程でのＵＶ照射による封止剤の硬化を容易にす
る。
すように、液晶セルの注入口の幅より、封止剤除去部
材、エアーバッグの幅を広くされると、液晶セルの注入
口およびその近傍に付着した余剰封止剤を完全に除去
し、次工程でのＵＶ照射による封止剤の硬化を容易にす
る。
【００２４】請求項１０記載の発明においては、図２〜
図６に示すように、セルカセットよりも封止剤除去治具
を長くされると、一度に複数枚のセルの余剰封止剤を除
去する。
図６に示すように、セルカセットよりも封止剤除去治具
を長くされると、一度に複数枚のセルの余剰封止剤を除
去する。
【００２５】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１は、本発明に係る液晶表示素子の一実施例を
示す平面図（ａ）および側面図（ｂ）であり、図２〜図
４は、本発明に係る液晶表示素子の製造方法の一実施例
の工程を側面図で順に示すものであり、図５，図６は、
本発明の別の実施例を説明する側面図である。また、図
７は余剰封止剤とエアーバッグの関係を示す正面図であ
る。なお、実施例を説明する全図において、同一機能を
有するものは同一符号を付け、その繰返しの説明は省略
する。
する。図１は、本発明に係る液晶表示素子の一実施例を
示す平面図（ａ）および側面図（ｂ）であり、図２〜図
４は、本発明に係る液晶表示素子の製造方法の一実施例
の工程を側面図で順に示すものであり、図５，図６は、
本発明の別の実施例を説明する側面図である。また、図
７は余剰封止剤とエアーバッグの関係を示す正面図であ
る。なお、実施例を説明する全図において、同一機能を
有するものは同一符号を付け、その繰返しの説明は省略
する。
【００２６】実施例１ セルカセット９は空セルを複数枚配設し液晶を注入後、
液晶槽より液晶セル１をセルカセット毎引き上げて液晶
セルの注入口付近の余分な液晶を除去し、次に液晶セル
をセルカセット毎封止剤が盛られている槽に液晶セル注
入口部を浸漬した後、液晶セルをセルカセット毎引き上
げると、図１に示すように液晶セル注入口表面に余剰封
止剤２が付着する。
液晶槽より液晶セル１をセルカセット毎引き上げて液晶
セルの注入口付近の余分な液晶を除去し、次に液晶セル
をセルカセット毎封止剤が盛られている槽に液晶セル注
入口部を浸漬した後、液晶セルをセルカセット毎引き上
げると、図１に示すように液晶セル注入口表面に余剰封
止剤２が付着する。
【００２７】そこで図２（ａ）に示すように液晶セル注
入口の余剰封止剤が繊維性部材４及びエアーバッグ３に
より下方に位置するように、封止剤除去治具５にセルカ
セット９を配置した。
入口の余剰封止剤が繊維性部材４及びエアーバッグ３に
より下方に位置するように、封止剤除去治具５にセルカ
セット９を配置した。
【００２８】次に、図３に示すように封止剤除去治具５
のエアー供給管６よりエアーバッグ３にダイレクトエア
ー（以下、ＤＡと云う）を封入してエアーバッグ３を膨
張させて繊維性部材４を液晶セル１の注入口付近に押し
付けた。この時のＤＡの圧力は０．０２ｋｇｆ／ｃｍ2
であり繊維性部材４にはベンコットンを使用した。
のエアー供給管６よりエアーバッグ３にダイレクトエア
ー（以下、ＤＡと云う）を封入してエアーバッグ３を膨
張させて繊維性部材４を液晶セル１の注入口付近に押し
付けた。この時のＤＡの圧力は０．０２ｋｇｆ／ｃｍ2
であり繊維性部材４にはベンコットンを使用した。
【００２９】エアーバッグ３の繊維性部材４を液晶セル
１に押し付けた状態から図４に示すようにセルカセット
９を上方に引き上げることにより液晶セルに付着してい
る余剰封止剤２をエアーバッグにより掻き取ることがで
きる。次に、封止剤除去治具５のエアー排気管７の開閉
弁８を開けてＤＡを抜くことにより速やかに初期状態に
戻す。
１に押し付けた状態から図４に示すようにセルカセット
９を上方に引き上げることにより液晶セルに付着してい
る余剰封止剤２をエアーバッグにより掻き取ることがで
きる。次に、封止剤除去治具５のエアー排気管７の開閉
弁８を開けてＤＡを抜くことにより速やかに初期状態に
戻す。
【００３０】次に、液晶セル１をセルカセット９毎ＵＶ
照射装置にセットしてＵＶを照射させて封止剤を硬化さ
せ、セルカセット毎セル洗浄槽に入れて洗浄し液晶セル
を完成させた。
照射装置にセットしてＵＶを照射させて封止剤を硬化さ
せ、セルカセット毎セル洗浄槽に入れて洗浄し液晶セル
を完成させた。
【００３１】実施例２ 図５に示すように繊維性部材４及びエアーバッグ３を備
えた封止剤除去治具５に液晶セル１の注入口付近が繊維
性部材４と同位置になるようにセルカセット９を設置
し、図６に示すように封止剤除去治具５のエアー供給管
６よりＤＡを供給しエアーバッグ３を膨張させて繊維性
部材を液晶セルに押し付けた。
えた封止剤除去治具５に液晶セル１の注入口付近が繊維
性部材４と同位置になるようにセルカセット９を設置
し、図６に示すように封止剤除去治具５のエアー供給管
６よりＤＡを供給しエアーバッグ３を膨張させて繊維性
部材を液晶セルに押し付けた。
【００３２】この時のＤＡの圧力は０．０１ｋｇｆ／ｃ
ｍ2 で繊維性部材はベンコットンを使用した、繊維性部
材４を押し付けた状態で５分間保持し、液晶セルに付着
した余剰封止剤をベンコットンて吸い取ることにより除
去した。この時、図７に示すように、エアーバッグ３の
幅を余剰封止剤２の幅よりも広くしておく。以下、実施
例１と同様にして液晶セルを完成させた。
ｍ2 で繊維性部材はベンコットンを使用した、繊維性部
材４を押し付けた状態で５分間保持し、液晶セルに付着
した余剰封止剤をベンコットンて吸い取ることにより除
去した。この時、図７に示すように、エアーバッグ３の
幅を余剰封止剤２の幅よりも広くしておく。以下、実施
例１と同様にして液晶セルを完成させた。
【００３３】
【発明の効果】請求項１〜４記載の発明によれば、封止
剤除去部材、エアーバッグを備えた余剰封止剤除去治具
で余剰封止剤を吸い取ることができ、余剰封止剤を除去
する時に余剰封止剤で注入口付近を広く汚すことなく、
セル表面に傷が付かない液晶セルを作製することができ
る。請求項５〜７記載の発明によれば、制御された圧力
により液晶セルの色ムラもなく、セル自体の変形もなく
余剰封止剤を除去することができる。請求項８〜１０記
載の発明によれば、液晶セルを複数枚保持したセルカセ
ットで液晶の注入を実施後、液晶セルをセルカセットに
配設した状態で速やかに余剰封止剤の除去工程を行うこ
とが出来る。
剤除去部材、エアーバッグを備えた余剰封止剤除去治具
で余剰封止剤を吸い取ることができ、余剰封止剤を除去
する時に余剰封止剤で注入口付近を広く汚すことなく、
セル表面に傷が付かない液晶セルを作製することができ
る。請求項５〜７記載の発明によれば、制御された圧力
により液晶セルの色ムラもなく、セル自体の変形もなく
余剰封止剤を除去することができる。請求項８〜１０記
載の発明によれば、液晶セルを複数枚保持したセルカセ
ットで液晶の注入を実施後、液晶セルをセルカセットに
配設した状態で速やかに余剰封止剤の除去工程を行うこ
とが出来る。
【図１】本発明に係る液晶表示素子を示し、（ａ）は平
面図、（ｂ）は側面図である。
面図、（ｂ）は側面図である。
【図２】本発明に係る液晶表示素子の製造方法の一実施
例の工程を順に示す側面図である。
例の工程を順に示す側面図である。
【図３】本発明に係る液晶表示素子の製造方法の一実施
例の工程を順に示す側面図である。
例の工程を順に示す側面図である。
【図４】本発明に係る液晶表示素子の製造方法の一実施
例の工程を順に示す側面図である。
例の工程を順に示す側面図である。
【図５】本発明の別の実施例を説明する側面図である。
【図６】本発明の別の実施例を説明する側面図である。
【図７】余剰封止剤とエアーバッグの関係を示す正面図
である。
である。
１ 液晶セル ２ 封止剤（余剰封止剤） ３ エアーバッグ ４ 繊維性部材 ５ 封止剤除去治具 ６ エアー供給管 ７ エアー排気管 ８ 開閉弁 ９ セルカセット
Claims (10)
- 【請求項１】 少なくとも一対のプラスチックフイルム
から成り、内側に透明電導膜が形成され、これらプラス
チックフイルム基板面にスペーサーが面内分散され、少
なくとも一個以上の注入口を形成して周辺部にシール材
を介在させて封着し、該基板間に形成されるセルに真空
注入法により液晶を封入してなる液晶表示素子の製造工
程における、セルの液晶注入口を封止する封止工程にお
いて、余剰封止剤をエアーバッグを用いて除去すること
を特徴とする液晶表示素子の製造方法。 - 【請求項２】 前記エアーバッグが、収縮性および弾力
性を有することを特徴とする請求項１記載の液晶表示素
子の製造方法。 - 【請求項３】 前記エアーバッグが、表面に封止剤除去
部材を備えていることを特徴とする請求項１記載の液晶
表示素子の製造方法。 - 【請求項４】 請求項２または３に記載のエアーバッグ
を備えている余剰封止剤除去治具を用いて、余剰封止剤
を除去することを特徴とする請求項１記載の液晶表示素
子の製造方法。 - 【請求項５】 前記エアーバッグを圧縮気体で膨張させ
て、封止剤除去部材をセルに押しつけて余剰封止剤を掻
き取ることを特徴とする請求項１記載の液晶表示素子の
製造方法。 - 【請求項６】 前記エアーバッグに加える圧力が、０．
０１ｋｇｆ／ｃｍ2以上、０．０５ｋｇｆ／ｃｍ2 以下
であることを特徴とする請求項１記載の液晶表示素子の
製造方法。 - 【請求項７】 前記余剰封止剤除去治具が、エアーを排
気する機構を備えていることを特徴とする請求項１記載
の液晶表示素子の製造方法。 - 【請求項８】 複数枚のセルを一定の間隔を置いて配設
するセルカセットを用いて、液晶表示素子の製造工程を
セルカセットに保持されたバッチ単位で行うことを特徴
とする請求項１記載の液晶表示素子の製造方法。 - 【請求項９】 前記余剰封止剤除去治具のエアーバッグ
および封止除去剤の幅が、液晶セルの注入口の幅より広
いことを特徴とする請求項１記載の液晶表示素子の製造
方法。 - 【請求項１０】 前記余剰封止剤除去治具のエアーバッ
グおよび封止除去部材を備えている長さが、前記セルカ
セットのセルを配設する部分より長いことを特徴とする
請求項１記載の液晶表示素子の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35155293A JPH07199199A (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 液晶表示素子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35155293A JPH07199199A (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 液晶表示素子の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07199199A true JPH07199199A (ja) | 1995-08-04 |
Family
ID=18418058
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35155293A Pending JPH07199199A (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 液晶表示素子の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07199199A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6151097A (en) * | 1998-01-20 | 2000-11-21 | Nec Corporation | Apparatus for filling up a liquid crystal injection hole in a LCD cell and method of doing the same having a detector of resin location in an injection hole |
| KR100330598B1 (ko) * | 1999-06-07 | 2002-03-29 | 윤종용 | 아이솔레이터를 내장한 스루 어댑터 |
| JP2002131763A (ja) * | 2000-10-25 | 2002-05-09 | Optrex Corp | 液晶表示素子の製造方法 |
| US6801293B1 (en) | 1999-10-06 | 2004-10-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Method for manufacturing an in-plane electric field mode liquid crystal element |
-
1993
- 1993-12-29 JP JP35155293A patent/JPH07199199A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6151097A (en) * | 1998-01-20 | 2000-11-21 | Nec Corporation | Apparatus for filling up a liquid crystal injection hole in a LCD cell and method of doing the same having a detector of resin location in an injection hole |
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