JPH07199137A - 偏光変調器およびこれを含む光通信システム - Google Patents
偏光変調器およびこれを含む光通信システムInfo
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- JPH07199137A JPH07199137A JP6323939A JP32393994A JPH07199137A JP H07199137 A JPH07199137 A JP H07199137A JP 6323939 A JP6323939 A JP 6323939A JP 32393994 A JP32393994 A JP 32393994A JP H07199137 A JPH07199137 A JP H07199137A
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- H04B10/516—Details of coding or modulation
- H04B10/532—Polarisation modulation
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- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
- G02F1/09—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on magneto-optical elements, e.g. exhibiting Faraday effect
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- G02F1/0139—Polarisation scrambling devices; Depolarisers
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数の光増幅器が直列接続された光通信シス
テムにおいて、光信号と雑音とが同じ利得を持つことを
可能にする偏光変調器を提供する。 【構成】 光信号の偏光を変調するために電気的に制御
されるファラデー回転子302を使用する光通信システ
ム中に設けられる変調器である。コイル314によりフ
ァラデー回転子材料320に可変磁界を印可することに
より光信号322の偏光の回転を制御する。ファラデー
回転子は、弱い磁界が必要なので、ビスマス鉄ガーネッ
トフィルムのような材料が使用される。誘導された磁界
強さに対する回転範囲を増加させるために、数枚のフィ
ルム316が積み重ねられる。反射器を使用してファラ
デー回転子を通る多数のパスができるようにし、適度の
追加の挿入損失で総合的回転を多重化することもでき
る。
テムにおいて、光信号と雑音とが同じ利得を持つことを
可能にする偏光変調器を提供する。 【構成】 光信号の偏光を変調するために電気的に制御
されるファラデー回転子302を使用する光通信システ
ム中に設けられる変調器である。コイル314によりフ
ァラデー回転子材料320に可変磁界を印可することに
より光信号322の偏光の回転を制御する。ファラデー
回転子は、弱い磁界が必要なので、ビスマス鉄ガーネッ
トフィルムのような材料が使用される。誘導された磁界
強さに対する回転範囲を増加させるために、数枚のフィ
ルム316が積み重ねられる。反射器を使用してファラ
デー回転子を通る多数のパスができるようにし、適度の
追加の挿入損失で総合的回転を多重化することもでき
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光信号の偏光を変調す
るために光通信に使用されるファラデー回転子を含む偏
光変調器およびこれを含む光通信システムに関する。
るために光通信に使用されるファラデー回転子を含む偏
光変調器およびこれを含む光通信システムに関する。
【0002】
【従来技術の説明】多くの光波通信システムにおいて、
信号パワーを増幅するために光電変換器および電気的再
生器/中継器を使用する従来の構成とは違う直接光増幅
器を提供することについての要望が高まっている。この
用途としては、海底の音声・データ通信システムおよび
陸上の広帯域分配システムがある。
信号パワーを増幅するために光電変換器および電気的再
生器/中継器を使用する従来の構成とは違う直接光増幅
器を提供することについての要望が高まっている。この
用途としては、海底の音声・データ通信システムおよび
陸上の広帯域分配システムがある。
【0003】長距離送信システム中の光電再生器を光増
幅器と置き換える魅力は、ビットレートおよび送信フォ
ーマットに対して透明な「ライトパイプ」をつくる可能
性にある。さらに光増幅器の使用は、多数の中継器を必
要とせずに波長分割多重信号を運ぶことを可能にする。
長距離光波通信システムのコストは、中継器の間の光フ
ァイバ送信媒体が張られた距離と密接な関係があるの
で、この中継器の除去は意味がある。この距離が増加す
ると、一般に、システムのコストは、設置および維持の
コストとの関係で相対的に減少する。
幅器と置き換える魅力は、ビットレートおよび送信フォ
ーマットに対して透明な「ライトパイプ」をつくる可能
性にある。さらに光増幅器の使用は、多数の中継器を必
要とせずに波長分割多重信号を運ぶことを可能にする。
長距離光波通信システムのコストは、中継器の間の光フ
ァイバ送信媒体が張られた距離と密接な関係があるの
で、この中継器の除去は意味がある。この距離が増加す
ると、一般に、システムのコストは、設置および維持の
コストとの関係で相対的に減少する。
【0004】長距離光波通信システムには、ファイバケ
ーブルに沿って一定間隔で増幅器が設けられている。各
個々の増幅器は、アナログ同軸ケーブルシステムのため
の従来の電気的増幅器と同じ方法で、供給された光信号
パワーを増幅してファイバの次のスパンに与える。「Op
tical Telecommunications II(S.E.Miller他著、Academ
ic Press1988)参照。一般に、光アイソレータが、フィ
ードバック効果を除去するために各増幅器とともに使用
される。
ーブルに沿って一定間隔で増幅器が設けられている。各
個々の増幅器は、アナログ同軸ケーブルシステムのため
の従来の電気的増幅器と同じ方法で、供給された光信号
パワーを増幅してファイバの次のスパンに与える。「Op
tical Telecommunications II(S.E.Miller他著、Academ
ic Press1988)参照。一般に、光アイソレータが、フィ
ードバック効果を除去するために各増幅器とともに使用
される。
【0005】これらのシステムに使うために、希土類元
素をドープしたファイバ増幅器を開発するためのかなり
の努力がなされた。希土類元素ドープ光増幅ファイバ
は、低コスト性、低雑音性、比較的大きな帯域幅、およ
び最小のクロストークを有することが知られている。希
土類元素ドープファイバ増幅器を使用する場合、通常端
と端を光通信ファイバと結合され、さらに波分割マルチ
プレクサを介してレーザダイオードポンプ信号源に結合
される。希土類元素ドープファイバ中の通信信号に例え
ば980nm、1480nmのような特定波長のポンプ
信号が存在することは、通信信号の光利得になる。
素をドープしたファイバ増幅器を開発するためのかなり
の努力がなされた。希土類元素ドープ光増幅ファイバ
は、低コスト性、低雑音性、比較的大きな帯域幅、およ
び最小のクロストークを有することが知られている。希
土類元素ドープファイバ増幅器を使用する場合、通常端
と端を光通信ファイバと結合され、さらに波分割マルチ
プレクサを介してレーザダイオードポンプ信号源に結合
される。希土類元素ドープファイバ中の通信信号に例え
ば980nm、1480nmのような特定波長のポンプ
信号が存在することは、通信信号の光利得になる。
【0006】ドープファイバ増幅を提供するための海底
または陸上の光通信システムには、多くの構成が存在す
る。そのような構成の1つは、米国特許第5,042,
039号に開示されている。すなわち、エルビウム・ド
ープ光ファイバが、適切な波長の「ポンピング」信号に
エルビウム・ドープ媒体を通過させることにより、通信
信号に利得を与えるために使用される。
または陸上の光通信システムには、多くの構成が存在す
る。そのような構成の1つは、米国特許第5,042,
039号に開示されている。すなわち、エルビウム・ド
ープ光ファイバが、適切な波長の「ポンピング」信号に
エルビウム・ドープ媒体を通過させることにより、通信
信号に利得を与えるために使用される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、直列接続され
た個々の増幅段をもつ長いスパンの光ファイバを通して
データを送信することには、色分散、偏光分散、送信フ
ァイバの非線形性、光増幅器の非線形性、および雑音の
蓄積のような困難がある。連結された光増幅器における
信号および雑音の発生は、T.Mukai et al.,S/N and Err
or Rate Performance in AlGaAs Semiconductor Laser
Preamplifier and Linear Repeater Systems,Quantum E
lectron QE-18(No.10):1560-1568(1982)において説明さ
れている。
た個々の増幅段をもつ長いスパンの光ファイバを通して
データを送信することには、色分散、偏光分散、送信フ
ァイバの非線形性、光増幅器の非線形性、および雑音の
蓄積のような困難がある。連結された光増幅器における
信号および雑音の発生は、T.Mukai et al.,S/N and Err
or Rate Performance in AlGaAs Semiconductor Laser
Preamplifier and Linear Repeater Systems,Quantum E
lectron QE-18(No.10):1560-1568(1982)において説明さ
れている。
【0008】実際には、増幅された自然発生的な放射
(ASE)と光増幅器から利用可能なパワーの観点にお
ける光信号との間の競争の観点において、増幅器の飽和
が考慮されなければならない。連結された光ファイバに
おいて、ホワイトノイズとして特徴づけられるASEが
連続する増幅器中で大きくなり、雑音のパワーを信号の
パワーに比べて連続的に大きくする原因となるので、こ
の問題は特に過酷になる。送信システムにおいて、全て
の偏光にある雑音の累積的利得が一般に大きく偏光され
た信号の利得より大きくなる場合、この問題は「ホール
バーニング」と呼ばれる効果により誇張される。
(ASE)と光増幅器から利用可能なパワーの観点にお
ける光信号との間の競争の観点において、増幅器の飽和
が考慮されなければならない。連結された光ファイバに
おいて、ホワイトノイズとして特徴づけられるASEが
連続する増幅器中で大きくなり、雑音のパワーを信号の
パワーに比べて連続的に大きくする原因となるので、こ
の問題は特に過酷になる。送信システムにおいて、全て
の偏光にある雑音の累積的利得が一般に大きく偏光され
た信号の利得より大きくなる場合、この問題は「ホール
バーニング」と呼ばれる効果により誇張される。
【0009】すなわち、光信号の偏光における励起状態
の相対的な減少があり、これは雑音と比較した信号に対
する各増幅器の利得をわずかに減少させることになる。
例えば、長距離システム中の典型的な増幅器は、約10
〜12dBの利得を有する。このようなシステムにおい
て、雑音の利得が10dBで、信号の利得が9.90d
Bであり、わずかな「ホールバーニング」がある場合、
100個の増幅器があるシステム全体では10dB小さ
い利得の信号となる。これは、システムの性能に厳しい
影響を与える。
の相対的な減少があり、これは雑音と比較した信号に対
する各増幅器の利得をわずかに減少させることになる。
例えば、長距離システム中の典型的な増幅器は、約10
〜12dBの利得を有する。このようなシステムにおい
て、雑音の利得が10dBで、信号の利得が9.90d
Bであり、わずかな「ホールバーニング」がある場合、
100個の増幅器があるシステム全体では10dB小さ
い利得の信号となる。これは、システムの性能に厳しい
影響を与える。
【0010】従って、ファイバ増幅器の全ての偏光状態
を均等に使用して、直列接続された増幅器を有する長距
離光通信システムにおける累積的な偏光に依存する利得
効果を除去する光増幅器が望まれている。
を均等に使用して、直列接続された増幅器を有する長距
離光通信システムにおける累積的な偏光に依存する利得
効果を除去する光増幅器が望まれている。
【0011】本発明は、複数の光増幅器が直列接続され
た光通信システムにおいて、光信号と雑音とが同じ利得
を持つことを可能にする偏光変調器を提供することを目
的とする。
た光通信システムにおいて、光信号と雑音とが同じ利得
を持つことを可能にする偏光変調器を提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、光通信システ
ムにおいて使用される変調器および周波数帯変換器に関
し、特に、光信号の偏光を変調するために光通信システ
ムにおいて電気的に制御されるファラデー回転子を使用
することを特徴とする。
ムにおいて使用される変調器および周波数帯変換器に関
し、特に、光信号の偏光を変調するために光通信システ
ムにおいて電気的に制御されるファラデー回転子を使用
することを特徴とする。
【0013】本発明の一実施例は、ファラデー回転子を
使用する変調器である。ファラデー回転子は、可変磁界
をファラデー回転子材料に印加することにより制御され
る量によって光の偏光を回転させる。光アイソレータに
使用されるものと同様の構造のファラデー回転子が使用
される。しかし、ファラデー回転子に一般に使用される
永久磁石は、外部電気コイルと置き換えられる。ファラ
デー回転子の高周波励起を許すために、アイソレータの
ボデーはガラスまたは合成物のような非導電性、非磁性
材料と置き換えられる。さらに、ビスマス鉄ガーネット
フィルムのような小さな磁界を要求するファラデー回転
子が使用される。誘導された磁界の振幅についての回転
範囲を増加させるために、数枚のフィルムが積み重ねら
れる。
使用する変調器である。ファラデー回転子は、可変磁界
をファラデー回転子材料に印加することにより制御され
る量によって光の偏光を回転させる。光アイソレータに
使用されるものと同様の構造のファラデー回転子が使用
される。しかし、ファラデー回転子に一般に使用される
永久磁石は、外部電気コイルと置き換えられる。ファラ
デー回転子の高周波励起を許すために、アイソレータの
ボデーはガラスまたは合成物のような非導電性、非磁性
材料と置き換えられる。さらに、ビスマス鉄ガーネット
フィルムのような小さな磁界を要求するファラデー回転
子が使用される。誘導された磁界の振幅についての回転
範囲を増加させるために、数枚のフィルムが積み重ねら
れる。
【0014】本発明の他の実施例は、ファラデー回転子
を通る多数の通路ができ、適度の追加の挿入損失で総合
的回転を多重化する構成である。このような構成は、反
射器の使用およびファイバの入出力の適切な位置決めを
含み得る。
を通る多数の通路ができ、適度の追加の挿入損失で総合
的回転を多重化する構成である。このような構成は、反
射器の使用およびファイバの入出力の適切な位置決めを
含み得る。
【0015】光信号の偏光を変調し波長を変えるために
ファラデー回転子が使用される本発明の1つの用途は、
ファイバ増幅器である。偏光の変調は、光信号に多数の
直列接続された増幅器を備えた(海底)長距離通信シス
テムにおける累積的な偏光依存利得効果を除去すること
を可能にする。エルビウム・ドープ・ファイバ増幅器に
おいてこれを達成するために要求される変調周波数は、
数十キロヘルツのレンジであり、ガーネット材料の周波
数応答能力の範囲に入っている。
ファラデー回転子が使用される本発明の1つの用途は、
ファイバ増幅器である。偏光の変調は、光信号に多数の
直列接続された増幅器を備えた(海底)長距離通信シス
テムにおける累積的な偏光依存利得効果を除去すること
を可能にする。エルビウム・ドープ・ファイバ増幅器に
おいてこれを達成するために要求される変調周波数は、
数十キロヘルツのレンジであり、ガーネット材料の周波
数応答能力の範囲に入っている。
【0016】
1.システム環境 長距離光波通信システムの構成を図1を参照して説明す
る。図1において、光波通信システム100は、6スパ
ンの低損失光ファイバ105A〜105F(集合的、一
般的には、105)を有している。送信器102は、第
1のリンク105Aに送信媒体110、および本発明に
よる変調器104により光学的に結合されている。光フ
ァイバ・スパン105は、送信器102と受信器108
との間の長距離を実質的にカバーする。送信媒体110
は、好ましい実施例においては光ファイバである。しか
し、送信媒体110は、光通信に適した他の導波デバイ
スであってもよい。
る。図1において、光波通信システム100は、6スパ
ンの低損失光ファイバ105A〜105F(集合的、一
般的には、105)を有している。送信器102は、第
1のリンク105Aに送信媒体110、および本発明に
よる変調器104により光学的に結合されている。光フ
ァイバ・スパン105は、送信器102と受信器108
との間の長距離を実質的にカバーする。送信媒体110
は、好ましい実施例においては光ファイバである。しか
し、送信媒体110は、光通信に適した他の導波デバイ
スであってもよい。
【0017】各スパン105は、再生器を介して隣のス
パン105に結合されている。通信システム100にお
いて、5個のファイバ再生器106A〜106Eがあ
る。各再生器106は、典型的には10mのエルビウム
・ドープ光ファイバのスパンを含む。再生器106は、
送信された光波信号をポンピングするために波長分割マ
ルチプレクサを通して光学的に結合されたポンプレーザ
を含む。また、再生器106は、そのような長距離光波
通信システムに共通な複数の単一または多段の増幅器、
アイソレータ、および他のコンポーネントを含む。な
お、光波通信システム100は、種々の長距離光波通信
システムの一例である。
パン105に結合されている。通信システム100にお
いて、5個のファイバ再生器106A〜106Eがあ
る。各再生器106は、典型的には10mのエルビウム
・ドープ光ファイバのスパンを含む。再生器106は、
送信された光波信号をポンピングするために波長分割マ
ルチプレクサを通して光学的に結合されたポンプレーザ
を含む。また、再生器106は、そのような長距離光波
通信システムに共通な複数の単一または多段の増幅器、
アイソレータ、および他のコンポーネントを含む。な
お、光波通信システム100は、種々の長距離光波通信
システムの一例である。
【0018】多数の直列接続された各光ファイバスパン
の増幅器による利得は、信号パワーと同じように雑音の
累積的利得となる。しかし、雑音は全ての偏光にあり、
典型的には光信号は単一の偏光にあるので、信号の偏光
における励起状態の相対的減少によって、雑音の累積的
利得は光信号の利得よりも大きくなり得る。
の増幅器による利得は、信号パワーと同じように雑音の
累積的利得となる。しかし、雑音は全ての偏光にあり、
典型的には光信号は単一の偏光にあるので、信号の偏光
における励起状態の相対的減少によって、雑音の累積的
利得は光信号の利得よりも大きくなり得る。
【0019】光信号の偏光がゆっくりと変調されるか全
く変調されない場合、増幅器の利得は偏光依存のままで
ある。光信号の一時的偏光と無関係に、雑音は常により
大きな利得となる。利得の抑制、またはより正確には利
得の低下が生じることを防ぐためには、光信号は雑音と
同じ利得を持たなければならない。これは、光信号の偏
光を急速に変化させることにより達成されることがわか
った。
く変調されない場合、増幅器の利得は偏光依存のままで
ある。光信号の一時的偏光と無関係に、雑音は常により
大きな利得となる。利得の抑制、またはより正確には利
得の低下が生じることを防ぐためには、光信号は雑音と
同じ利得を持たなければならない。これは、光信号の偏
光を急速に変化させることにより達成されることがわか
った。
【0020】電気的に制御されるファラデー回転子を使
うことにより、本発明による変調器104は光波通信シ
ステム100が光信号の全ての偏光状態を均等に使用
し、直列接続された増幅器から生じる累積的偏光依存利
得効果を防止することを可能にする。この変調器104
の実施例は以下に説明する。
うことにより、本発明による変調器104は光波通信シ
ステム100が光信号の全ての偏光状態を均等に使用
し、直列接続された増幅器から生じる累積的偏光依存利
得効果を防止することを可能にする。この変調器104
の実施例は以下に説明する。
【0021】本発明は、多数の直列接続された増幅器を
使用する長い光ファイバスパンにおいて、光信号の偏光
独立利得を提供する。以下、そのような長いスパンにつ
いての実施例を説明するが、本発明はどのような数の増
幅器を使用したどのような長さのスパンにおける光信号
の偏光独立利得を達成するためにも適用できる。
使用する長い光ファイバスパンにおいて、光信号の偏光
独立利得を提供する。以下、そのような長いスパンにつ
いての実施例を説明するが、本発明はどのような数の増
幅器を使用したどのような長さのスパンにおける光信号
の偏光独立利得を達成するためにも適用できる。
【0022】2.ファラデー回転子 典型的なファラデー回転子は磁界内に磁気ー光材料を置
くことにより構成される。磁界は、その材料を通過する
光の偏光を回転させる。その回転量は、材料のタイプ、
光の波長、磁界の強さ、および材料の雰囲気温度の関数
である。
くことにより構成される。磁界は、その材料を通過する
光の偏光を回転させる。その回転量は、材料のタイプ、
光の波長、磁界の強さ、および材料の雰囲気温度の関数
である。
【0023】次に周知の一般的に使用されるファラデー
回転子200の構成を図2を参照して説明する。ファラ
デー回転子200は、軸204に沿って延びるファラデ
ー媒体202および軸対称の磁石206を含む。ファラ
デー媒体202は、ファラデー効果を示す多数の透光性
材料のいずれであってもよい。ファラデー媒体は、異な
る波長間隔について有効であるので、光信号の意図する
波長に依存する適切な材料を選択することが必要であ
る。ファラデー媒体の例として、テルビウム・ガリウム
・ガーネット(TGG)、亜鉛セレン(ZnSe)、テ
ルビウムドープガラス、カドミウム・マンガン・テルル
化物(CdMnTe)、およびインジウム・アンチモン
(InSb)がある。
回転子200の構成を図2を参照して説明する。ファラ
デー回転子200は、軸204に沿って延びるファラデ
ー媒体202および軸対称の磁石206を含む。ファラ
デー媒体202は、ファラデー効果を示す多数の透光性
材料のいずれであってもよい。ファラデー媒体は、異な
る波長間隔について有効であるので、光信号の意図する
波長に依存する適切な材料を選択することが必要であ
る。ファラデー媒体の例として、テルビウム・ガリウム
・ガーネット(TGG)、亜鉛セレン(ZnSe)、テ
ルビウムドープガラス、カドミウム・マンガン・テルル
化物(CdMnTe)、およびインジウム・アンチモン
(InSb)がある。
【0024】ファラデー回転子200の第1の側208
において光軸204に沿った方向から受け取られた偏光
された光エネルギーは、ファラデー媒体202を通して
ファラデー回転子200の反対側の第2の側210に送
られる。送信された光信号の偏光面の回転角は、ファラ
デー媒体202の軸方向長Lおよび磁石206によって
ファラデー媒体202に加えられた磁界の強さに比例す
る。
において光軸204に沿った方向から受け取られた偏光
された光エネルギーは、ファラデー媒体202を通して
ファラデー回転子200の反対側の第2の側210に送
られる。送信された光信号の偏光面の回転角は、ファラ
デー媒体202の軸方向長Lおよび磁石206によって
ファラデー媒体202に加えられた磁界の強さに比例す
る。
【0025】ファラデー回転子は、光がファラデー回転
子を通過する方向と無関係に、通過する光の偏光ベクト
ルを時計まわりまたは反時計まわりに回転させる性質を
有する。例えば、ファラデー回転子が通過する光の偏光
ベクトルを時計まわりに45゜回転させるように構成し
たとしたら、同じ光をファラデー回転子を逆方向に通過
させても最初の方向に対して光の偏光ベクトルを反時計
まわりに45゜回転させることはない。
子を通過する方向と無関係に、通過する光の偏光ベクト
ルを時計まわりまたは反時計まわりに回転させる性質を
有する。例えば、ファラデー回転子が通過する光の偏光
ベクトルを時計まわりに45゜回転させるように構成し
たとしたら、同じ光をファラデー回転子を逆方向に通過
させても最初の方向に対して光の偏光ベクトルを反時計
まわりに45゜回転させることはない。
【0026】光偏光ベクトルは時計まわり方向にさらに
45゜回転され、出力光信号の偏光ベクトルはもとの方
向に対して直角(90゜)になる。このファラデー回転
子の特性は、非相反性と呼ばれる。ファラデー回転子
は、一般に光アイソレータのキーコンポーネントとして
使用され、所望の絶縁を行うために光信号の偏光の回転
を与える。
45゜回転され、出力光信号の偏光ベクトルはもとの方
向に対して直角(90゜)になる。このファラデー回転
子の特性は、非相反性と呼ばれる。ファラデー回転子
は、一般に光アイソレータのキーコンポーネントとして
使用され、所望の絶縁を行うために光信号の偏光の回転
を与える。
【0027】従来のファラデー回転子においては、ファ
ラデー回転の飽和を確実にして、例えば45゜のような
特定の角度の回転に固定することが望ましい。そのよう
な条件下でファラデー回転子媒体に印加される磁界は、
飽和磁界と呼ばれ、使用されるファラデー回転子材料の
タイプの関数となる。ファラデー回転子が飽和レベル以
上に磁化された場合、回転は特定の角度に固定され、も
はや磁界依存ではなくなる。しかし、依然として、波長
および温度に依存する。
ラデー回転の飽和を確実にして、例えば45゜のような
特定の角度の回転に固定することが望ましい。そのよう
な条件下でファラデー回転子媒体に印加される磁界は、
飽和磁界と呼ばれ、使用されるファラデー回転子材料の
タイプの関数となる。ファラデー回転子が飽和レベル以
上に磁化された場合、回転は特定の角度に固定され、も
はや磁界依存ではなくなる。しかし、依然として、波長
および温度に依存する。
【0028】3.シングルパス変調器 次に、図3を参照して、本発明の一実施例によるファラ
デー回転子302を含む変調器300の構成を説明す
る。図3において、光信号322は入力光ファイバ31
0を出て、レンズ304に入る。本発明の好ましい実施
例においては、光信号322の波長は、1525〜15
65nmの範囲である。しかし、後述するように、本発
明の変調器においては、どのような波長(例えば148
0nm)の光信号としてもよい。
デー回転子302を含む変調器300の構成を説明す
る。図3において、光信号322は入力光ファイバ31
0を出て、レンズ304に入る。本発明の好ましい実施
例においては、光信号322の波長は、1525〜15
65nmの範囲である。しかし、後述するように、本発
明の変調器においては、どのような波長(例えば148
0nm)の光信号としてもよい。
【0029】入力光ファイバ310および出力光ファイ
バ312は、低コスト、低雑音特性、比較的大きな帯域
幅、最少のクロストーク問題、およびこのシステムが使
用される波長(例えば、1550nm)における低挿入
損失を有するものとして知られている。入力光ファイバ
310は、一定の偏光の光を与えることができる。例え
ば、入力光ファイバ310は偏光維持ファイバまたは、
単一の周波数の光を発生するレーザのような光源であっ
てもよい。しかし、ファラデー回転子302を離れると
き、光信号の偏光回転は時間変化するので、出力光ファ
イバ312は偏光依存であってはならない。
バ312は、低コスト、低雑音特性、比較的大きな帯域
幅、最少のクロストーク問題、およびこのシステムが使
用される波長(例えば、1550nm)における低挿入
損失を有するものとして知られている。入力光ファイバ
310は、一定の偏光の光を与えることができる。例え
ば、入力光ファイバ310は偏光維持ファイバまたは、
単一の周波数の光を発生するレーザのような光源であっ
てもよい。しかし、ファラデー回転子302を離れると
き、光信号の偏光回転は時間変化するので、出力光ファ
イバ312は偏光依存であってはならない。
【0030】光信号(光ビーム)322が入力光ファイ
バ310を離れるとき、光ファイバの公知の特性により
散乱する。この散乱した信号は、レンズ304により受
け取られる。レンズ304は光信号322に含まれた発
散する光線を集中させ、光線が実質的に互いに平行にな
る平行光ビームを生じる。本発明の好ましい実施例で
は、レンズ304は屈折率がしだいに変化するレンズで
ある。しかし、当業者であればわかるように、レンズ3
04は、入力光ファイバ310から放射された発散光の
平行化を達成するものであればいかなる手段であっても
良い。例えば、レンズ304は、球面レンズまたは非球
面レンズであってもよい。
バ310を離れるとき、光ファイバの公知の特性により
散乱する。この散乱した信号は、レンズ304により受
け取られる。レンズ304は光信号322に含まれた発
散する光線を集中させ、光線が実質的に互いに平行にな
る平行光ビームを生じる。本発明の好ましい実施例で
は、レンズ304は屈折率がしだいに変化するレンズで
ある。しかし、当業者であればわかるように、レンズ3
04は、入力光ファイバ310から放射された発散光の
平行化を達成するものであればいかなる手段であっても
良い。例えば、レンズ304は、球面レンズまたは非球
面レンズであってもよい。
【0031】平行化された光信号322は、本発明によ
るファラデー回転子302を通過する。ファラデー回転
子302を通過するときに光信号322に生じる回転に
ついては後述する。ファラデー回転子302により、光
信号322は光軸306に沿って進み、レンズ305を
通して出力光ファイバ312に入る。レンズ305は、
レンズ304と同じ機能を果たし、同じ材料でつくられ
る。出力光ファイバ312は、入力光ファイバ310と
同じ形態で、同じ材料の合成物である。ファラデー回転
子302は、ファラデー回転子媒体320を含む。ファ
ラデー回転子媒体は、典型的には図2について説明した
材料でつくられる。しかし、好ましい実施例では、所定
の回転を達成するために比較的小さな磁界を必要とする
ファラデー回転子媒体320が使用される。小さな磁界
を必要とするファラデー回転子は、コイル中の達成可能
な交流駆動電流での高周波変調を提供する。
るファラデー回転子302を通過する。ファラデー回転
子302を通過するときに光信号322に生じる回転に
ついては後述する。ファラデー回転子302により、光
信号322は光軸306に沿って進み、レンズ305を
通して出力光ファイバ312に入る。レンズ305は、
レンズ304と同じ機能を果たし、同じ材料でつくられ
る。出力光ファイバ312は、入力光ファイバ310と
同じ形態で、同じ材料の合成物である。ファラデー回転
子302は、ファラデー回転子媒体320を含む。ファ
ラデー回転子媒体は、典型的には図2について説明した
材料でつくられる。しかし、好ましい実施例では、所定
の回転を達成するために比較的小さな磁界を必要とする
ファラデー回転子媒体320が使用される。小さな磁界
を必要とするファラデー回転子は、コイル中の達成可能
な交流駆動電流での高周波変調を提供する。
【0032】さらに、ファラデー回転子媒体は異なる波
長間隔に有効であるため、意図された光エネルギー波長
に依存する適切な材料を選択することが必要である。好
ましい実施例では、ファラデー回転子媒体は、1525
〜1565nmの範囲の波長に有効であるように選択さ
れる。この波長範囲において動作する光信号の高周波変
調を達成するために、ファラデー回転子媒体320はA
T&T社から入手可能なビスマス鉄ガーネット(BI
G)の少なくとも1つの薄膜層から構成される。しか
し、弱い磁界下で所望の波長で所望のファラデー効果を
示すどのようなタイプの透光性材料も使用できる。例え
ば、ファラデー回転子媒体320は、イットリウム鉄ガ
ーネット(Y3Fe)であってもよい。
長間隔に有効であるため、意図された光エネルギー波長
に依存する適切な材料を選択することが必要である。好
ましい実施例では、ファラデー回転子媒体は、1525
〜1565nmの範囲の波長に有効であるように選択さ
れる。この波長範囲において動作する光信号の高周波変
調を達成するために、ファラデー回転子媒体320はA
T&T社から入手可能なビスマス鉄ガーネット(BI
G)の少なくとも1つの薄膜層から構成される。しか
し、弱い磁界下で所望の波長で所望のファラデー効果を
示すどのようなタイプの透光性材料も使用できる。例え
ば、ファラデー回転子媒体320は、イットリウム鉄ガ
ーネット(Y3Fe)であってもよい。
【0033】ファラデー回転子媒体320を通る光伝達
パスの長さが長くなればなるほど、所定の磁界下で平行
化された光信号322に加えられる角度の回転が大きく
なる。しかし、ガーネットフィルムエレメントの厚さ
は、その製造工程により制限される。従って、本発明の
好ましい実施例においては、ファラデー回転子302は
順次積み重ねられた多数のガーネットフィルムからな
り、所定の大きさの誘導磁界に対する回転範囲を増加さ
せるようにしている。
パスの長さが長くなればなるほど、所定の磁界下で平行
化された光信号322に加えられる角度の回転が大きく
なる。しかし、ガーネットフィルムエレメントの厚さ
は、その製造工程により制限される。従って、本発明の
好ましい実施例においては、ファラデー回転子302は
順次積み重ねられた多数のガーネットフィルムからな
り、所定の大きさの誘導磁界に対する回転範囲を増加さ
せるようにしている。
【0034】図3中のファラデー回転子媒体320は、
ケーシング328中に空気により隔てられた6枚のガー
ネットフィルムエレメント316を積み重ねたものから
なる。しかし、例えば、適切な誘電体材料または光学的
に透明な接着剤を使用してガーネットフィルムエレメン
トをサンドイッチ状にしてもよい。従って、どのような
長さのファラデー回転子媒体もつくることができる。上
述したように、光学的活性材料が長いほど、所定の磁界
について達成される偏光回転が大きくなる。しかし、フ
ァラデー回転子媒体の長さが増加するに従って、光学的
損失が増加する。
ケーシング328中に空気により隔てられた6枚のガー
ネットフィルムエレメント316を積み重ねたものから
なる。しかし、例えば、適切な誘電体材料または光学的
に透明な接着剤を使用してガーネットフィルムエレメン
トをサンドイッチ状にしてもよい。従って、どのような
長さのファラデー回転子媒体もつくることができる。上
述したように、光学的活性材料が長いほど、所定の磁界
について達成される偏光回転が大きくなる。しかし、フ
ァラデー回転子媒体の長さが増加するに従って、光学的
損失が増加する。
【0035】本実施例によるファラデー回転子302に
おいては、磁界を発生させるために、従来のファラデー
回転子で使用されている永久磁石ではなく、磁化コイル
314が使用される。磁化コイル314により生成され
る磁界は、ファラデー回転子媒体320中の光軸306
と実質的に平行である。この印加される磁界は、光信号
322がファラデー回転子302中を光軸306に沿っ
て伝わるときの、光信号322の偏光の所望の回転角度
を得るために使用される。
おいては、磁界を発生させるために、従来のファラデー
回転子で使用されている永久磁石ではなく、磁化コイル
314が使用される。磁化コイル314により生成され
る磁界は、ファラデー回転子媒体320中の光軸306
と実質的に平行である。この印加される磁界は、光信号
322がファラデー回転子302中を光軸306に沿っ
て伝わるときの、光信号322の偏光の所望の回転角度
を得るために使用される。
【0036】磁化コイル314は、低インピーダンス、
大電流コイルである。この特性は、高い交流駆動電圧を
必要とすることなく、磁化コイル314が高周波数の強
い磁界を提供することを可能にする。図3において、磁
化コイル314は、ガーネットフィルムエレメント31
6からなるファラデー回転子媒体320のまわりに巻か
れている。図3の例においては、磁化コイル314の6
つの巻線がある。しかし、ガーネットフィルムエレメン
ト中に所望の磁界を誘導するために必要な巻線の数はい
くつであっても良い。コイル巻線の数が依存する要因
は、ファラデー回転子媒体のタイプ、発振器(電源)3
26の大きさおよび効率、所望の偏光回転、変調器30
0の全体の大きさの制限である。
大電流コイルである。この特性は、高い交流駆動電圧を
必要とすることなく、磁化コイル314が高周波数の強
い磁界を提供することを可能にする。図3において、磁
化コイル314は、ガーネットフィルムエレメント31
6からなるファラデー回転子媒体320のまわりに巻か
れている。図3の例においては、磁化コイル314の6
つの巻線がある。しかし、ガーネットフィルムエレメン
ト中に所望の磁界を誘導するために必要な巻線の数はい
くつであっても良い。コイル巻線の数が依存する要因
は、ファラデー回転子媒体のタイプ、発振器(電源)3
26の大きさおよび効率、所望の偏光回転、変調器30
0の全体の大きさの制限である。
【0037】磁化コイル314は、時間変化駆動電流を
生成する発振器326により励磁される。磁化コイル3
14が動作する高い周波数は、ファラデー回転子媒体3
20中に発振磁界を誘導する。磁界を誘導するために時
間変化電源を使用することにより、光信号322の偏光
は誘導された周波数に従って変調される。高周波偏光変
調は、ファイバ増幅器光通信システムにおける「ホール
バーニング」現象を効果的に減少させる。本発明の好ま
しい実施例によれば、発振器326は正弦波の駆動電流
を生成する。しかし、発振器326が他の波形の駆動電
流を生成するようにしてもよい。例えば、発振器326
が、時間とともに直線的に変化する三角波の駆動電流を
生成するようにしてもよい。
生成する発振器326により励磁される。磁化コイル3
14が動作する高い周波数は、ファラデー回転子媒体3
20中に発振磁界を誘導する。磁界を誘導するために時
間変化電源を使用することにより、光信号322の偏光
は誘導された周波数に従って変調される。高周波偏光変
調は、ファイバ増幅器光通信システムにおける「ホール
バーニング」現象を効果的に減少させる。本発明の好ま
しい実施例によれば、発振器326は正弦波の駆動電流
を生成する。しかし、発振器326が他の波形の駆動電
流を生成するようにしてもよい。例えば、発振器326
が、時間とともに直線的に変化する三角波の駆動電流を
生成するようにしてもよい。
【0038】本発明によるファラデー回転子において、
加えられる磁界は飽和レベルより小さい。これは、ファ
ラデー回転子が飽和レベル以上で磁化された場合、回転
は特定の値に保たれ、もはや加えられる磁界に依存しな
くなるからである。従って、磁界を飽和領域よりも小さ
い値に保つことで、偏光の回転が加えられる磁界に常に
依存することを確実にする。好ましい実施例では、発振
器326は磁化コイル314を15〜35kHzの適切
な範囲に変調する。光信号が雑音と同じ利得をもつよう
にするためには、光信号の偏光をこの範囲中のレートで
変化させなければならないことがわかった。しかし、最
適なシステム性能が得られる周波数を決定しなければな
らない。
加えられる磁界は飽和レベルより小さい。これは、ファ
ラデー回転子が飽和レベル以上で磁化された場合、回転
は特定の値に保たれ、もはや加えられる磁界に依存しな
くなるからである。従って、磁界を飽和領域よりも小さ
い値に保つことで、偏光の回転が加えられる磁界に常に
依存することを確実にする。好ましい実施例では、発振
器326は磁化コイル314を15〜35kHzの適切
な範囲に変調する。光信号が雑音と同じ利得をもつよう
にするためには、光信号の偏光をこの範囲中のレートで
変化させなければならないことがわかった。しかし、最
適なシステム性能が得られる周波数を決定しなければな
らない。
【0039】ファラデー回転子は、典型的には、ステン
レススチールまたは他の非磁性体のケーシングに納めら
れている。しかし、磁化コイル314を高い周波数で励
磁すると、ファラデー回転子302中に使用されている
すべての金属部品をRF加熱することになる。従って、
ファラデー回転子302のケーシングまたは支持部材の
材料は、磁化コイル326を除いて、実質的に非金属材
料からなっている。好ましい実施例においては、ファラ
デー回転子302は、ガラスまたは合成物でできたケー
シング328を有している。しかし、望ましくない加熱
なしに、交流電流(AC)磁界を提供できるいかなる材
料であってもよい。
レススチールまたは他の非磁性体のケーシングに納めら
れている。しかし、磁化コイル314を高い周波数で励
磁すると、ファラデー回転子302中に使用されている
すべての金属部品をRF加熱することになる。従って、
ファラデー回転子302のケーシングまたは支持部材の
材料は、磁化コイル326を除いて、実質的に非金属材
料からなっている。好ましい実施例においては、ファラ
デー回転子302は、ガラスまたは合成物でできたケー
シング328を有している。しかし、望ましくない加熱
なしに、交流電流(AC)磁界を提供できるいかなる材
料であってもよい。
【0040】ケーシング328はレンズ304を設ける
ための開口部を有する。これは、平行化された光信号
(光ビーム)322が、レンズ304を離れた後ファラ
デー回転子媒体320を通過することを可能にする。同
様に、ケーシング328は、ファラデー回転子302の
反対側にレンズ305を設けるための開口部を有する。
従って、光信号(光ビーム)322は、入力光ファイバ
を離れ、レンズ304およびファラデー回転子媒体32
0を通る。光信号(光ビーム)322は光軸306に沿
ってファラデー回転子302に入るので、その偏光は発
振器326、磁化コイル314、およびファラデー回転
子媒体320により誘導される時間変化する磁界に従っ
て変調される。光信号322は、レンズ305を通って
ファラデー回転子302を出ていき、出力光ファイバ3
12に入る。図3に示すように、レンズ304およびレ
ンズ305はシングルボディーのケーシング326に取
り付けられている。レンズ304、305の間には空気
とファラデー回転子媒体320だけがある。
ための開口部を有する。これは、平行化された光信号
(光ビーム)322が、レンズ304を離れた後ファラ
デー回転子媒体320を通過することを可能にする。同
様に、ケーシング328は、ファラデー回転子302の
反対側にレンズ305を設けるための開口部を有する。
従って、光信号(光ビーム)322は、入力光ファイバ
を離れ、レンズ304およびファラデー回転子媒体32
0を通る。光信号(光ビーム)322は光軸306に沿
ってファラデー回転子302に入るので、その偏光は発
振器326、磁化コイル314、およびファラデー回転
子媒体320により誘導される時間変化する磁界に従っ
て変調される。光信号322は、レンズ305を通って
ファラデー回転子302を出ていき、出力光ファイバ3
12に入る。図3に示すように、レンズ304およびレ
ンズ305はシングルボディーのケーシング326に取
り付けられている。レンズ304、305の間には空気
とファラデー回転子媒体320だけがある。
【0041】4.マルチパス変調器 次に図4により、本発明によるファラデー回転子302
を変調器400中に使う例を説明する。変調器400
は、出力光ファイバ312に入る前に光信号322がフ
ァラデー回転子302を通る2つのパスをつくることを
可能にする。図4において、光反射器402がファラデ
ー回転子302の一方の側に置かれている。入力光ファ
イバ310および出力光ファイバ312は、ファラデー
回転子302の他方の側に互いに近接させて配置され
る。入力光ファイバ310、光反射器402、および出
力光ファイバ312は、互いに傾けられており、光軸3
06に対して傾けられていて、入力光ファイバ310か
ら入力された光信号322はファラデー回転子302を
ある角度で通り、光反射器402に突き当たって、出力
光ファイバ312に戻る。
を変調器400中に使う例を説明する。変調器400
は、出力光ファイバ312に入る前に光信号322がフ
ァラデー回転子302を通る2つのパスをつくることを
可能にする。図4において、光反射器402がファラデ
ー回転子302の一方の側に置かれている。入力光ファ
イバ310および出力光ファイバ312は、ファラデー
回転子302の他方の側に互いに近接させて配置され
る。入力光ファイバ310、光反射器402、および出
力光ファイバ312は、互いに傾けられており、光軸3
06に対して傾けられていて、入力光ファイバ310か
ら入力された光信号322はファラデー回転子302を
ある角度で通り、光反射器402に突き当たって、出力
光ファイバ312に戻る。
【0042】光信号322は光反射器402で反射され
て、ファラデー回転子302に反対方向に入る。従っ
て、光信号322は、入力光ファイバ310から光反射
器402へファラデー回転子302を通過するときに、
第1の回転を経験する。そして、光信号322は、光反
射器402から出力光ファイバ312へファラデー回転
子302を通過するときに、第2の回転を経験する。フ
ァラデー回転子302は非相反であるので、光信号が経
験する第2の回転は第1の回転に累積的となる。従っ
て、出力光ファイバ312に入る光信号は、図3の変調
器300と比較して、光ファイバ出力における偏光回転
は2倍になる。これは、特定の回転量に対して、半分の
ファラデー回転材料を必要とするか、または必要とする
磁界が対応して小さくなる結果となる。
て、ファラデー回転子302に反対方向に入る。従っ
て、光信号322は、入力光ファイバ310から光反射
器402へファラデー回転子302を通過するときに、
第1の回転を経験する。そして、光信号322は、光反
射器402から出力光ファイバ312へファラデー回転
子302を通過するときに、第2の回転を経験する。フ
ァラデー回転子302は非相反であるので、光信号が経
験する第2の回転は第1の回転に累積的となる。従っ
て、出力光ファイバ312に入る光信号は、図3の変調
器300と比較して、光ファイバ出力における偏光回転
は2倍になる。これは、特定の回転量に対して、半分の
ファラデー回転材料を必要とするか、または必要とする
磁界が対応して小さくなる結果となる。
【0043】本発明の好ましい実施例においては、光反
射器402は多層誘電体ミラー、または金のような反射
材料からできたものとすることができる。しかし、光反
射器402として、他のタイプの平面ミラーを使用する
こともできる。ファラデー回転子302の同じ側に入力
光ファイバ310および出力光ファイバ312をともに
置き、ファラデー回転子302の他方の側に光反射器4
02を置くようにしているので、この変調器400の構
成はシングルエンド・デバイスと呼ばれている。
射器402は多層誘電体ミラー、または金のような反射
材料からできたものとすることができる。しかし、光反
射器402として、他のタイプの平面ミラーを使用する
こともできる。ファラデー回転子302の同じ側に入力
光ファイバ310および出力光ファイバ312をともに
置き、ファラデー回転子302の他方の側に光反射器4
02を置くようにしているので、この変調器400の構
成はシングルエンド・デバイスと呼ばれている。
【0044】図4に示された構成において、変調器40
0は、レンズ304をケーシング328に支持するため
にレンズホルダー404を使用する。図3中の変調器3
00において、レンズ304、305を支持するために
レンズホルダーを使用しても良い。変調器400のさら
なる利点は、磁界をレンズホルダー組み立て部品から離
れた光軸306に沿ってファラデー回転子媒体320に
印加できることである。
0は、レンズ304をケーシング328に支持するため
にレンズホルダー404を使用する。図3中の変調器3
00において、レンズ304、305を支持するために
レンズホルダーを使用しても良い。変調器400のさら
なる利点は、磁界をレンズホルダー組み立て部品から離
れた光軸306に沿ってファラデー回転子媒体320に
印加できることである。
【0045】他の一実施例を図5により説明する。図5
において、変調器500は、光信号322が出力光ファ
イバ312に入る前に、ファラデー回転子302を通過
する多くのパスを有する。変調器500においては、入
力光ファイバ310、出力光ファイバ312が設けられ
る側と同じファラデー回転子302の側に設けられる第
2の光反射器502が使用される。変調器500は、フ
ァラデー回転子302中を伝わる光信号322の所望量
の偏光回転を得るために、必要な反射回数を得るように
光反射器502が光反射器402に関して配置されてい
る点を除いて、変調器400と同じように動作する。典
型的な例においては、光反射器402、502は、ファ
ラデー回転子302を出てレンズ304を通り出力光フ
ァイバ312に入る前に、ファラデー回転子302を通
る2パス、4パス、または6パスを得るように傾けられ
る。
において、変調器500は、光信号322が出力光ファ
イバ312に入る前に、ファラデー回転子302を通過
する多くのパスを有する。変調器500においては、入
力光ファイバ310、出力光ファイバ312が設けられ
る側と同じファラデー回転子302の側に設けられる第
2の光反射器502が使用される。変調器500は、フ
ァラデー回転子302中を伝わる光信号322の所望量
の偏光回転を得るために、必要な反射回数を得るように
光反射器502が光反射器402に関して配置されてい
る点を除いて、変調器400と同じように動作する。典
型的な例においては、光反射器402、502は、ファ
ラデー回転子302を出てレンズ304を通り出力光フ
ァイバ312に入る前に、ファラデー回転子302を通
る2パス、4パス、または6パスを得るように傾けられ
る。
【0046】変調器500の構成においては、光信号3
22がファラデー回転子302を通るパスは4つであ
る。ファラデー回転子媒体の長さ、印加される磁界の強
さのような他のファクターは同じであるが、変調器30
0と比較すると、光信号322が変調器500中で4回
の変調または回転を経験する点が異なる。
22がファラデー回転子302を通るパスは4つであ
る。ファラデー回転子媒体の長さ、印加される磁界の強
さのような他のファクターは同じであるが、変調器30
0と比較すると、光信号322が変調器500中で4回
の変調または回転を経験する点が異なる。
【0047】以上の実施例において説明したように、所
望の偏光回転を得るために、どのようなパラメータの組
み合わせも選ぶことができる。これは、所定の磁界の強
さに対する波長範囲および回転角度に影響を与えるガー
ネットフィルムの数およびタイプの選択、所定のサイン
波入力に対して与えられる磁界の強さに影響を与えるコ
イルの数、所望の反射回数を得るための反射器の数など
を含む。
望の偏光回転を得るために、どのようなパラメータの組
み合わせも選ぶことができる。これは、所定の磁界の強
さに対する波長範囲および回転角度に影響を与えるガー
ネットフィルムの数およびタイプの選択、所定のサイン
波入力に対して与えられる磁界の強さに影響を与えるコ
イルの数、所望の反射回数を得るための反射器の数など
を含む。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、複
数の光増幅器が直列接続された光通信システムにおい
て、光信号と雑音とが同じ利得を持つことを可能にする
偏光変調器を提供することができる。
数の光増幅器が直列接続された光通信システムにおい
て、光信号と雑音とが同じ利得を持つことを可能にする
偏光変調器を提供することができる。
【図1】本発明の一実施例による変調器が使用される光
通信システムの構成を示すブロック図。
通信システムの構成を示すブロック図。
【図2】従来技術によるファラデー回転子の構成を示す
断面図。
断面図。
【図3】本発明の一実施例によるシングルパスのファラ
デー回転子を用いた変調器の構成を示す断面図。
デー回転子を用いた変調器の構成を示す断面図。
【図4】本発明の一実施例による2つのパスを有するフ
ァラデー回転子を用いた変調器の構成を示す断面図。
ァラデー回転子を用いた変調器の構成を示す断面図。
【図5】本発明の一実施例による4つのパスを有するフ
ァラデー回転子を用いた変調器の構成を示す断面図。
ァラデー回転子を用いた変調器の構成を示す断面図。
100 光波通信システム 102 送信器 104 変調器 105A〜105F 光ファイバ 106A〜106F 光増幅器 108 受信器 110 光ファイバ 200 ファラデー回転子 202 ファラデー媒体 204 光軸 206 磁石 208 第1の側 210 第2の側 300 変調器 302 ファラデー回転子 304・305 レンズ 306 光軸 310 入力光ファイバ 312 出力光ファイバ 314 磁化コイル 316 ガーネットフィルムエレメント 320 ファラデー回転子媒体 322 光信号 326 発振器 328 ケーシング 400 変調器 402 光反射器 404 レンズホルダー 500 変調器 502 光反射器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/06 (72)発明者 ニール エイチ.ソーステン アメリカ合衆国、08833 ニュージャージ ー、レバノン、コウクスベリー ロード 608
Claims (13)
- 【請求項1】 ファラデー回転子媒体(316,32
0)と、このファラデー回転子媒体を囲むケーシング
(328)と、前記ケーシングおよびファラデー回転子
媒体を取り巻き、前記ファラデー回転子媒体中に磁界を
生じさせるように配置された磁化コイル(314)とを
含み、光軸に沿って伝わる光信号の偏光の回転を磁気的
に生じさせるファラデー回転子装置と、 入力光ファイバ(310)から受け取り、出力光ファイ
バ(312)に出力する光信号を平行化する平行化手段
(304,305)とを有し、 光信号の偏光が前記磁界に従って変調されることを特徴
とする入力光ファイバから受け取った光信号の偏光を変
調する偏光変調器。 - 【請求項2】 磁化コイルに電気的に結合されていて、
前記磁化コイル中に時間変化する駆動電流を生じさせる
発振手段(326)をさらに有することを特徴とする請
求項1記載の偏光変調器。 - 【請求項3】 ケーシングが、実質的に非導電性、非磁
性材料からなることを特徴とする請求項1記載の偏光変
調器。 - 【請求項4】 平行化手段が、 入力光ファイバ(310)とファラデー回転子媒体(3
16,320)との間に置かれた第1のレンズ(30
4)と、 ファラデー回転子媒体(316,320)と出力光ファ
イバ(312)との間に置かれた第2のレンズ(30
5)とからなることを特徴とする請求項1記載の偏光変
調器。 - 【請求項5】 ファラデー回転子のケーシングが第1の
側で第1のレンズを支え、前記第1の側と反対側で第2
のレンズを支え、第1の側は入力光ファイバに近接し、
第2の側は出力光ファイバに近接するようになってお
り、 光信号が、入力光ファイバから出力光ファイバに第1の
レンズ、ファラデー回転子媒体、および第2のレンズを
通して光軸に沿って伝わることを特徴とする請求項4記
載の偏光変調器。 - 【請求項6】 入力光ファイバおよび出力光ファイバが
互いに近接して配置され、かつケーシングの第1の側に
近接して配置され、 第1の側と反対側のケーシングの第2の側に近接して配
置された第1の光反射器を有し、 入力光ファイバ、第1の光反射器、および出力光ファイ
バは、光信号が入力光ファイバから第1の光反射器にフ
ァラデー回転子媒体を通して伝わり、光反射器から出力
光ファイバにファラデー回転子媒体を通して伝わるよう
に配置されていることを特徴とする請求項1記載の偏光
変調器。 - 【請求項7】 平行化手段が入出力光ファイバとファラ
デー回転子媒体との間に設けられ、 ケーシングが入力光ファイバに面する第1の側に平行化
手段を支え、第1の側と反対側の第2の側に光反射器を
支えるようにしたことを特徴とする請求項6記載の偏光
変調器。 - 【請求項8】 ケーシングの第1の側に近接して配置さ
れた第2の光反射器を有し、 入力光ファイバ、第1の光反射器、第2の光反射器、お
よび出力光ファイバは、光信号が入力光ファイバから出
力光ファイバに伝わるときに、光信号がファラデー回転
子媒体を通る複数のパスを形成するように配置されてい
ることを特徴とする請求項7記載の偏光変調器。 - 【請求項9】 第1の光ファイバと、 第2の光ファイバと、 第1の光ファイバと結合された所定の波長で動作する光
信号源と、 第2の光ファイバに沿って直列接続された複数の光増幅
器と、 第1の光ファイバと第2の光ファイバとの間に置かれ
て、前記複数の光増幅器により増幅される前に光信号の
偏光を変調する変調手段とを有することを特徴とする光
通信システム。 - 【請求項10】 変調手段が、 ファラデー回転子媒体と、このファラデー回転子媒体を
囲むケーシングと、前記ケーシングおよびファラデー回
転子媒体を取り巻く磁化コイルとを含み、光信号の偏光
の回転を磁気的に生じさせるファラデー回転子と、 光信号がファラデー回転子媒体に入る前に、第1の光フ
ァイバから受け取った光信号を平行化する平行化手段と
を有することを特徴とする請求項9記載の光通信システ
ム。 - 【請求項11】 磁化コイルに電気的に結合されてい
て、前記磁化コイル中に時間変化する駆動電流を生じさ
せる発振手段をさらに有することを特徴とする請求項1
0記載の光通信システム。 - 【請求項12】 平行化手段が、 入力光ファイバとファラデー回転子媒体との間に置かれ
た第1のレンズと、 ファラデー回転子媒体と出力光ファイバとの間に置かれ
た第2のレンズとからなることを特徴とする請求項11
記載の光通信システム。 - 【請求項13】 ファラデー回転子のケーシングが第1
の側で第1のレンズを支え、前記第1の側と反対側で第
2のレンズを支え、第1の側は入力光ファイバに近接
し、第2の側は出力光ファイバに近接するようになって
おり、 光信号が、入力光ファイバから出力光ファイバに第1の
レンズ、ファラデー回転子媒体、および第2のレンズを
通して光軸に沿って伝わることを特徴とする請求項12
記載の光通信システム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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US164505 | 1993-12-09 | ||
US08/164,505 US5657151A (en) | 1993-12-09 | 1993-12-09 | Polarization scrambler/modulator |
Publications (1)
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---|---|
JPH07199137A true JPH07199137A (ja) | 1995-08-04 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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---|---|
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JP (1) | JPH07199137A (ja) |
KR (1) | KR950022301A (ja) |
GB (1) | GB2284677A (ja) |
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