JPH1126852A - 光導波路を用いて空間を基礎として量子光増幅器を動作させるための方法及び装置 - Google Patents

光導波路を用いて空間を基礎として量子光増幅器を動作させるための方法及び装置

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JPH1126852A
JPH1126852A JP10171112A JP17111298A JPH1126852A JP H1126852 A JPH1126852 A JP H1126852A JP 10171112 A JP10171112 A JP 10171112A JP 17111298 A JP17111298 A JP 17111298A JP H1126852 A JPH1126852 A JP H1126852A
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ジャン−ミシェル・マヨール
Etienne Rochat
エティエンヌ・ロシャ
Karim Haroud
カラン・アルー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より効率的でかつ省スペースで軽量の量子光
増幅器によって必要とされる光出力を生成することがで
きる、光導波路を用いて空間を基礎として量子光増幅器
を動作させるための方法及び装置を提供する。 【解決手段】 空間において見つけられる特別な条件を
考慮して、光導波路を用いて空間を基礎として量子光増
幅器を動作させるための方法及び装置である。窒素が充
填された光増幅器200のハウジング2は、平面で平行
な石英ガラス板4が取り付けられた切り欠き部分を有
し、当該切り欠き部分を介して光ビームがハウジング2
に入射し又はハウジング2から出射される。ハウジング
2は断熱支持部3a及び3b上に設けられ、ペルチェ素
子5によって温度が一定にされる。ハウジング2には、
地球上と同様の動作条件を達成するために窒素が充填さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空間又は宇宙空間
(space)において克服できて設定できる特別な条件を
考慮して、光導波路を用いて空間又は宇宙空間を基礎と
して量子光増幅器を動作させるための方法及び装置に関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】現在ま
でのところ、通信及び航行の目的のための衛星の使用
は、マイクロ波無線チャネルを介して地上のオペレータ
又はそれぞれのユーザと通信するだけの独立した衛星又
は数個の衛星を使用するものが主流である。しかしなが
ら、将来的には、増大する数の衛星のグループは、低い
高度で地球を回る衛星を基礎とした、一部は実現段階に
ある通信システムのように、同一の目的のために地球の
軌道に配置されるであろう。それらの限定された視野
は、連続して通過する複数の衛星間で地上のユーザの永
久的な転送を必要とする。
【0003】1つの衛星の視野を越えた通信の維持は、
このようなシステムの個々の衛星間で情報の伝送を行な
うことによって行われるが、これは、重量及び空間の理
由から光学的方法(光通信)で行うことが最も優れてい
る。光ファイバケーブル通信と比較すると、かなり大き
な光出力が必要とされるが、マイクロ波通信のために必
要とされる出力と比較するとまだ比較的小さい。
【0004】もし、特にエネルギー効率の良いコヒーレ
ントな伝送方法を使用するとき、ダイオードによって励
起された固体レーザ装置は、その発光の非常に大きなコ
ヒーレント性のために有用である。広い変調幅を使用す
ると、この場合において必要とされるレーザ装置によっ
て放射される光の位相の外部変調は、光導波路の形式で
設計された変調器によって実行される必要があり、光導
波路は高い光出力では動作不可能である。付加的な出力
の留保値(reserve)が後続の量子光増幅器において必
要とされるために、平行化されたビームを放射する固体
レーザ装置のボディ部から光導波路構造への転換は、臨
界的であり損失を生じやすいと考えられる。後者を固体
光増幅器として設計することには、さらに技術上の問題
点がある。
【0005】従って、ダイオードレーザ装置によって生
成される光励起出力を大量に利用するためには、光学的
に励起された固体ゾーンによって増幅されるべき光の通
路を非常に多く提供することが必要であり、このこと
は、比較的サイズが大きく非常に重く、加速度に敏感な
装置を結果として必要とする。外的影響による励起光ビ
ーム及び信号光ビームとの重畳を防止するには、温度に
対して安定しかつ加速度に対して抵抗力がある機械的構
造が必要とされる。
【0006】従って、本発明の目的は以下の問題点を解
決し、より効率的でかつ省スペースで軽量の量子光増幅
器によって必要とされる光出力を生成することができ
る、光導波路を用いて空間を基礎として量子光増幅器を
動作させるための方法及び装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光導波路を
用いて空間を基礎として量子光増幅器を動作させるため
の方法は、少なくとも十分な量の光エネルギーは、使用
される光導波路(12)に永久的に供給され、これによ
って、制動放射により発生される各色中心は褪色化され
ることを特徴とする。
【0008】また、本発明に係る光導波路を用いて空間
を基礎として量子光増幅器を動作させるための装置は、
上記空間において動作可能な光導波路を用いて空間を基
礎として量子光増幅器を動作させるための装置であっ
て、増幅されるべき光は上記光導波路(12)を介して
両方向に移動し、上記光導波路(12)の一端は、上記
増幅されるべき光を反射するが励起光(18)を反射せ
ずに通過させる層(17)によって覆われ、上記増幅さ
れるべき光の反射は、ファラデー回転によって生じる9
0度の偏光回転によって達成され、必要とされるファラ
デー回転は、上記光導波路(12)の巻線によって又は
上記光導波路(12)の一部に磁界を印加することによ
って提供され、上記光増幅器に入射する増幅されるべき
光と上記光増幅器から出力される光(9a,11b)と
の分離は、偏光ビームスプリッタ(7)手段によって実
行されることを特徴とする。
【0009】また、本発明に係る光導波路を用いて空間
を基礎として量子光増幅器を動作させるための装置は、
上記空間において動作可能な光導波路を用いて空間を基
礎として量子光増幅器を動作させるための装置であっ
て、上記増幅されるべき光は上記光導波路(12)を介
して両方向に移動し、上記光導波路(12)の一端は、
上記増幅されるべき光を反射するが励起光(18)を反
射せずに通過させる層(17)によって覆われ、上記増
幅されるべき光の上記反射は、ファラデー回転によって
起こる90度の偏光回転によって達成され、必要とされ
る上記ファラデー回転は、上記光導波路(12)の巻線
又は上記光導波路(12)の一部に磁界を印加すること
によって提供され、上記量子光増幅器は、上記光増幅器
に入射する増幅されるべき光と光増幅器から出力される
光(9b,11b)を分離するための偏光選択性光ファ
イバカプラ(13)を有することを特徴とする。
【0010】さらに、上記装置において、好ましくは、
組紐形状の細い編組物は上記光導波路(12)の周りに
紡がれ、上記光導波路(12)は熱を伝導可能なボディ
部(104)上に巻回されたことを特徴とする。
【0011】またさらに、上記装置において、好ましく
は、上記光導波路(12)は薄い保護層によって被覆さ
れ、多層化巻線として実施されることを特徴とする。
【0012】また、上記装置において、好ましくは、上
記光導波路(12)において伝搬される光波の偏光を制
御する手段(54,64,58a,58b,60)をさ
らに備えたことを特徴とする。
【0013】さらに、上記装置において、好ましくは、
伝搬される光波の複屈折を制御及び調整する機械的圧力
印加手段(116,112,108,114,116)
は、上記光導波路(118)において設けられたことを
特徴とする。
【0014】また、上記装置において、好ましくは、上
記光導波路(12,38,118)は、気密方式で密封
され、かつガスで充填されたハウジング(2)内に設け
られたことを特徴とする。
【0015】さらに、上記装置において、好ましくは、
上記光導波路(12,38,118)は、気密方式で密
封されたハウジング(2)内に設けられ、そのガス充填
圧は地球の大気圧の1.5倍であることを特徴とする。
【0016】本発明によると、本発明の目的は、量子光
学増幅媒体を含む構造である光ファイバ導波路を使用す
ることによって達成される。光ファイバ通信では幅広く
使用されるエルビウムを添加された光ファイバの使用を
離れ、ネオジウム(Nd)を添加された材料を使用する
ことにより、増幅するための光源として使用されるネオ
ジウム−YAG固体レーザ装置のボディ部と同一の四準
位系が生成され、これは、増幅媒体が光学的に十分に励
起されていない領域における光の吸収を防止する。
【0017】光学的に増幅する光導波路は、窒素を充填
されたハウジングの壁に弾性ストラップによって固定さ
れ、光導波路はまた、例えば上記光増幅器を光学的に励
起するレーザダイオード等の重要な電子素子を含む。
【0018】窒素の充填は、地球と同様の動作条件を生
成するために使用される。対流がなくてもいい場合は、
局所的に発生される熱を除去することが可能であり、真
空内での成分のガス抜きが防止される。危険なガス抜き
は、適切な専門家によって行わなければならない。
【0019】光出力は、平行化されたビームの形式で上
記ハウジングに向けて放射されることができ、さらにそ
こから平面で平行であるプレート(基板)から構成され
る石英ガラス窓を介して伝送されることができ、これは
また、光導波路を介して、ハウジングの壁から気密方式
で伝送することもできる。平面で平行であるプレートが
窓として提供され、特に軽量な実施形態では、上記平面
で平行であるプレートが光学レンズによって置き換えら
れて窓として提供される限りは、使用する偏光装置にお
ける反射を除去するため、上記実施形態に依存して、ブ
ルースター角内でビーム透過が提供される。励起光や、
上記励起光の吸収の結果として自然に放射される信号光
又は増幅される信号光の波長の光は、全体的な光伝送装
置の動作状態に関わらず、使用される増幅光導波路を連
続的に伝送される。
【0020】これにより、色中心の急速な褪色化(色漂
白又はブリーチ(bleach out))が保証され、これは、
衛星のボディ部を介して進入する粒子放射に起因する制
動放射によって生成される(従来技術文献「エイチ・ヘ
ンシェル他(H.Henschel etal.),“短波長光を用いた
光褪色化による光ファイバリンクの放射線硬化(Radiat
ion Hardening of Optical Fiber Links by Photobleac
hing with light ofShorter Wavelength)”,IEEE Tra
nsact. on Nuclear Science,1996年,P.105
0」参照。)。
【0021】一般的に、色中心は光導波路の光の減衰を
著しく増大させる。光増幅器から出力される光の偏光
は、コイルによって生成されてファイバ方向に沿って印
加される磁界によって電子的に制御される。特に小型化
の設計では、両伝搬方向における増幅する光導波路の使
用が規定され、ここで、増幅されるべき信号光の偏光は
光導波路の一端で反射されて方向を90度だけ変更さ
れ、直角に偏光されて戻る(従来技術文献「アイ・エヌ
・デュリング(I.N.Duling),アール・ディー・エスマ
ン(R.D.Esman),“単偏光ファイバ増幅器(Single-Po
larization Fiber Amplifier)”,El. Lett.,1992
年,p.1126」)。上記増幅器の入力光及び出力光
は、光導波路の他端で偏光ビームスプリッタによって分
離される。一端に反射層を有しかつ1つ又は複数の重複
された磁界内に所定の方法で存在する光導波路は、偏光
を回転することに使用される(従来技術文献「ヴィー・
アンヴァツィ−ロディ他(V.Annovazzi-Lodi et a
l.),“整合(マッチング)された複屈折を有する多タ
ーンの8の字のコイルによって形成される全ファイバの
ファラデー回転子(All-Fiber Faraday Rotator, Made
by a Multiturn Figure-EightCoil with Matched Bi-re
fringence)”,IEEE JLT,1995年,p.234
9」)。特別な実施形態では、この光導波路に量子光増
幅器を組み合わせる。断面では、光導波路自身が数層か
ら構成され、ここで、コア層だけは信号光の電気力学モ
ードを伝送する一方、その他の層はシェル層と共に励起
光を高性能で結合できる多モード導波路を形成する。そ
の結合は、個々のレーザダイオードの平行ビームによっ
て行われ、平行ビームは、両方の直交方向では重畳を用
いるが、他では重畳せず、これによって、マルチモード
光導波路において互いに関連して近接するように伝送さ
れ、この結果、干渉する重複の影響は大幅に防がれる。
【0022】粒子放射及び制動放射が半導体ゾーンに付
加的な電荷キャリアを放出し、通常動作中はこれが損失
した電流密度ピークをトリガするので(従来技術文献
「エムシー・シー・ハスティング(M.C.Hastings)他,
“高出力赤外線ダイオード及び可視レーザダイオードに
おけるガンマ線の効果(Effects of Gamma Radiation o
n High-Power Infrared and Visible Laser Diode
s)”,IEEE Trans. on Nuclear Science,1996
年,p.2141」)、励起光を発生する多くのレーザダ
イオードによって、それらを明らかに増大した寿命で動
作することができる。さらに、レーザダイオードを直列
に接続することによって、その低い動作電圧を衛星に搭
載された電源の電圧レベルにさらに適応させる。ここ
で、出力光の調整は、個々のダイオードに並列に流れる
短絡電流を調節することによって行う。この結果として
の利点は、固体光増幅器と比較して個々の軽量な重量、
及び光導波路の形状で構築された電気光学変調器との互
換性である。
【0023】励起光の有用で効率的な利用は、励起光が
光導波路の非常に長い距離に渡って増幅されるべき光と
完全に重複することによって保証される。励起光の多数
の利用は、光導波路において増幅される光の大きな強度
によって、従って誘導放出の高いレートによってさらに
保証される。ファラデー回転子を用いて動作する装置に
おいて、偏光の安定性と、光導波路の2倍の利用を考慮
して1.5倍だけ短いその長さとについて、さらに言及
されなければならない。さらに、直交する両偏光方向の
反転の使用は、効率をさらに高めるだけでなく、妨害的
な自然発光を比較的少なくする。
【0024】本発明のさらなる詳細、特徴及び利点は、
特許請求の範囲や、請求項自身及び/又はそれらの組み
合わせから得られる特徴だけでなく、以下の好ましい実
施形態の説明からも明らかである。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る第1の実施
形態の窒素を充填された光増幅器200を示す正面図で
ある。図1において図示された窒素を充填された光増幅
器200のハウジング2は、平面で平行な石英ガラス板
4が取り付けられた切り欠き部分を有し、そこを介して
光ビームは、光増幅器200のハウジング2に入射し、
またハウジング2から出力されることが可能である。光
増幅器200のハウジング2は断熱支持部材3a及び3
b上に設けられ、ペルチェ素子5によって温度を一定に
され、ペルチェ素子5の光増幅器200のハウジング2
に接続されていない側の側面は、熱を伝導することがで
きるストラップ1によってヒートシンク又は低温シンク
(図示せず。)に接続される。光増幅器200のハウジ
ング2には、地球上のそれらと同様の動作条件を達成す
るために、窒素又は同等の有用な特性を有する気体が充
填される。真空での種々の材料からの熱除去及びガス抜
きとについて言及する。
【0026】真空中に設けられた光増幅器200の並列
動作は長期間の実験として考えられるが、説明される装
置は、空間における光ファイバ素子の長期間に関する十
分な量の経験の欠如を考慮に入れても増大した信頼性と
いう利点を有する。光増幅器200のハウジング2上の
機械的負荷を最小にするために、ガス充填を地上の圧力
の半分で行うことができる。しかし、過圧力下での充填
がまた提供され、衛星の上昇段階の間は、予め決められ
た圧力に達するまで、過圧力バルブ15を介して排出さ
れる。
【0027】図2は、図1のハウジング2を開放した状
態の光増幅器200を示す平面図である。図2において
表される開放された光増幅器200のハウジング2の例
示的な第1の実施形態は、そこに設けられた構成要素に
よって装置の動作モードを明確にする。明確化のために
図示されずかつ光源として用いられる固体レーザ装置か
らの平行化(コリメート)された光ビーム9aは、偏向
されることなく偏光ビームスプリッタ7を通過し、その
先の伝搬路6を介して石英ガラス板4及びレンズ10を
通過して光導波路12に入射し、光導波路12は弾性ス
トラップ14によって光増幅器200のハウジング2の
底部に固定される。光導波路12は、励起光ビーム18
によって光導波路12のもう一方の端部を介して光学的
に励起(ポンピング)される増幅媒体を含む。励起光ビ
ーム18は、石英ガラス板4の表面に対する角度20
で、レンズ19を介して、次いで光導波路12の端部に
ある増幅光反射層17を介してファラデー回転子である
偏光回転装置16に入射し、増幅光反射層17は、固体
レーザ装置から到来する増幅された光に反射作用を加え
るが、励起光に対しては無反射である。増幅されるべき
光が2つのパスを介して到達する間に、増幅された光が
伝搬路6を介して偏光ビームスプリッタ7によって偏向
されたビーム11aの形式で光増幅器200から出力さ
れるために、偏光回転装置16は偏光を90度だけ回転
させ、それはレンズ10に近接して設けられた光導波路
12の入力ポートで再生される。石英ガラス板4の表面
に対する伝搬路6の角度8は、入射ビーム9aのブルー
スター角であると仮定して反射を防止することができ
る。偏光ビームスプリッタ7はまた、光導波路12に設
けられた偏光選択性の光ファイバケーブルのカプラの形
式で実施されることも可能であり、これによって、導波
路の形状で実施された位相変調器の直接接続を可能にす
ることができる。
【0028】図3は、本発明に係る第2の実施形態のハ
ウジング2を開放した状態の光増幅器200aを示す平
面図である。特に、偏光選択式光ファイバカプラである
カプラ13が、偏光ビームスプリッタ7と比較して軽量
かつ省スペースに設計されることが可能であるので、設
計のさらなる簡単化は、偏光を保持する各光導波路9b
及び11bにおける平行光ビーム9a及び11a(図2
に図示される。)の案内又は誘導(ガイダンス)に起因
する。本質的には、カプラ13は2つの光導波路9b及
び11bから構成され、2つの光導波路9b及び11b
は互いに近接するように形成され、非常に大きな複屈折
特性を有し、結果として偏光を保持し、所定の偏光方向
に伝送される光は、このカプラ13においてそれぞれ隣
接する光導波路9b及び11bに結合されるが、上記方
向に直交する偏光方向においては無視される。このこと
の理由は、上記方向に直交する偏光との結合の場合の両
方の光導波路の整合(マッチング)された位相速度にあ
り、この位相速度は2つの導波路9b及び11b間で大
幅に異なる。このように、光導波路9b内を光増幅器2
00aの方向に伝送される適切に偏光された光は、カプ
ラ13においては結合されず、増幅媒体を含む光導波路
12に伝送される。光導波路12と、偏光回転装置16
と、増幅光反射層17とによって構成される装置の外部
に反射される光波は、反対の伝搬方向でカプラ13に伝
送されるが、ここで、その直交する偏光の結果として、
外部に通じる光導波路11bに結合される。
【0029】図4は、光増幅器のハウジング2を開放し
た状態の本発明に係る例示的な第3の実施形態を示す側
面図である。図4によれば、光導波路12はまた、熱の
制御が可能な同等の条件下の真空において動作されるこ
とも可能である。このために、光導波路12は、非常に
薄くかつ熱を伝導可能な光ファイバケーブルから形成さ
れる組紐形状(編組形状)の編組物に紡がれ、熱を伝導
可能なボディ部104に巻回され、形状がボディ部10
4の形状に適合された細長い形状のボディ部106によ
って所定の位置に固定される。ボディ部104の温度
は、適当な手段によって調整されることができる。この
他にも可能性は光導波路12を巻き付けることにあり、
光導波路12は、せいぜい、数層の薄いテフロン片を用
いて薄い保護層によって被覆されてかつ丸いボディ部に
巻き付けられ、上記テフロン片はその粘着性により接着
剤を使用せずにそれ自身で固着する。
【0030】図5は、図2又は図3におけるファラデー
回転子である偏光回転装置16を示す正面図である。増
幅されるべき光の偏光を回転する偏光回転装置16は、
本質的に、光導波路12を8の字の形状で形成されるよ
うに数回曲げたもので構成され、光導波路12は、永久
磁石のS極22aとN極22bとの間の永久磁界である
磁界24内に設けられる。制御された複屈折の導入と、
これによって生じ伝搬方向に対して交互に発生する磁界
24と同相である通過する光の繰り返される偏光の回転
数(偏光ターン数)とによって、連続するファラデー回
転が発生され、これは、通過毎に45度であり、反射光
に対して合計90度になる。付加的な電磁石23は、使
用中に磁界24を変更することによって放射路又は伝送
路における装置の後の調整のために使用される。
【0031】図6は、図2における量子光増幅器である
光増幅器200において使用される光導波路12の異な
る屈折率を有するゾーンを示した断面図である。円形の
ゾーン26の内部が最も高い光屈折率であることを示
す。ゾーン26はゾーン28によって被覆され、ゾーン
28の屈折率はゾーン26と比較して僅かに小さいだけ
であり、この結果、比較的大きな広がりにも関わらず、
ゾーン26及びゾーン28の両方は、増幅されるべき光
の1つだけの電気力学的モードを伝搬させる。ゾーン2
6及びゾーン28の両ゾーンを被覆するゾーン30は非
常に低い屈折率を有し、これによって、ゾーン26及び
ゾーン28と共に、励起光が伝送されるマルチモードの
光導波路12が形成される。従って、励起光は、利得生
成媒体を含むゾーン26を多量に通過し、上記利得生成
媒体を通過する増幅されるべき光はゾーン26を介して
伝送される。
【0032】図7は、テスト構造によって、He−Ne
レーザ装置32によって生成されて光導波路3において
伝搬される光波の偏光を制御する装置を示すブロック図
である。He−Neレーザ装置32によって放射される
光は、一部透過ミラーであるミラー34によって第1の
部分光ビームと第2の部分光ビームである2つの部分光
ビームに分光され、ここで、第1の部分光ビームは音響
光学変調器40に入射し、音響光学変調器40において
光の周波数が発振器54の周波数値(好ましくは40M
Hzである。)だけ変移(シフト)される。第2の部分
光ビームは、光導波路38を介してファラデー回転子
(ファラデー旋光器ともいう。)FR1とファラデー回
転子FR2によって磁界が印加されて伝送される。ここ
で、光導波路38は2つのコイル48及び50に巻回さ
れ、2つのコイル48及び50はそれぞれ電気コイル5
2a,52b及びコイル52c,52dを備えて構成さ
れる。ここで、ファラデー回転子FR1は電気コイル5
2a及び電気コイル52bを備えたコイル48から構成
され、ファラデー回転子FR2は電気コイル52c及び
電気コイル52dを備えたコイル50から構成される。
電気コイル52及び52bには電流源56aから電流が
供給され、また、電気コイル52c及び52dには電流
源56bから電流が供給され、これによって、磁界が、
コイル48とコイル50において、結合された光波の伝
搬方向で生じ、ファラデー回転が発生する。次いで、光
導波路38から外部と結合することに続いて、このよう
に生成された光ビームは、レンズ70を介して、ビーム
スプリッタ72によって、2つの光ビームに分光され
る。分光された一方の光ビームは、音響光学変調器40
を出力された後長さ500mまでの光導波路(又は光フ
ァイバケーブル)44を介して伝送される周波数をシフ
トされた第1の部分光ビームと合波される。また、ビー
ムスプリッタ72は、光導波路44からの光ビームと、
光導波路38からの光ビームとを合波し、両方の部分光
ビームは光検出器68において互いに検出されて重畳さ
れ、同一の偏光のときには、発振器54の周波数を有す
る電波が生成される。好ましくはこの周波数を増幅する
IF増幅器である増幅器66と包絡線検波器64とを通
過した後、包絡線検波器64によって発生された直流電
圧値がアナログ/ディジタル変換器62に伝送されてA
/D変換され、その測定値がマイクロプロセッサ60に
供給される。マイクロプロセッサ60からの2つの出力
データは、ディジタル/アナログ変換器58aとディジ
タル/アナログ変換器58bに伝送されてそれぞれD/
A変換される。ディジタル/アナログ変換器58aの出
力データは電流源56aに伝送され、ディジタル/アナ
ログ変換器58bの出力データは電流源56bに伝送さ
れ、これによって、それぞれ電流源56b及び電流源5
6bの設定値に影響を与え、それゆえ、ファラデー回転
子FR1及びFR2におけるファラデー回転の結果とし
て得られる大きさ(サイズ;偏光の大きさ,回転量)に
よって光導波路38から出力される光波の偏光に影響を
及ぼす。また、ビームスプリッタ72からの他方の光ビ
ームは、ビームスプリッタ73によってさらに2つの光
ビームに分光され、分光後の一方の光ビームはウォラス
トンプリズム74aによってさらに2つの光ビームに分
光され、それらはPIN型フォトダイオード76a,7
6bを介して偏光計78に入射する。また、ビームスプ
リッタ73による分光後の他方の光ビームはまた、ミラ
ー71によって反射されてウォラストンプリズム74b
によってさらに2つの光ビームに分光され、それらはP
IN型フォトダイオード76c,76dを介して偏光計
78に入射する。
【0033】光導波路において互いに直交する両モード
で伝搬される光波の偏光を操作する1つの方法は、自由
空間において伝搬する平行化(コリメート)された光ビ
ームと共に用いられる1/4波長板を置き換えるため
に、2つの光導波路のループの回転を用いることであ
る。これによって、光導波路の巻回から得られる光導波
路の増大された複屈折は、互いに直交する両モードの光
波の位相を互いに90度だけ変位(シフト)させるため
に使用される。
【0034】図8は、光導波路118のループにおける
複屈折を調整するための複屈折調整装置107の断面図
である。複屈折調整装置107は、回転可能なループに
横方向の圧力を印加して複屈折を正確に設定又は制御す
ることが可能である。複屈折調整装置107は、基板1
08と、ねじ式ボルト110と、シリンダ(円筒部材)
112と、シリンダ(円柱形状の)ねじ114と、円筒
形ボディ部116と、巻線形状(巻回された)の光導波
路118とを備える。巻線状の巻回された光導波路11
8は基板108上に置かれ、シリンダ112の周囲に巻
回され、当該シリンダ112は上記基板108に対して
ねじ式ボルト110の手段によって装着される。ここ
で、巻回された光導波路118は、別の円筒形ボディ部
116によって機械的圧力を印加され、上記機械的圧力
は、円筒形ボディ部116を固定するために用いられる
別のシリンダねじ114と、円筒形ボディ部116上に
設けられピンと張られた螺旋形状のコイルばね120と
の間に発生する。もちろん、ボディ部であるシリンダ1
12に対する光導波路118の巻き回数は1回以上にす
ることも可能である。機械的圧力はまた、張力コイルば
ね120の代わりに、電気信号を機械的圧力に変換する
電気機械変換手段によって行うことも可能である。従っ
て、電磁気的装置に加えて、圧電材料にてなるボディ部
であるシリンダ112が提供され、それらの伸張は、電
圧を印加することによってねじ式ボルト114に向かう
方向に変換する。
【0035】図9は、光を発生するレーザダイオードを
励起する電源回路89を示す回路図であり、励起光の出
力を発生する量子光増幅器である光増幅器200のレー
ザダイオードのための、電流源82と、光出力制御ユニ
ットとを示す。レーザダイオード83a乃至83cはそ
れぞれ回路ブロック84a乃至84cに組み込まれ、電
流源82において生成された電流が回路ブロック84a
乃至84cを流れる。要求される電流の大きさは非常に
大きいが、回路ブロック84a乃至84cの動作電圧は
比較的低いので、全ての動作する回路ブロック84a乃
至84c又は余分に提供された回路ブロック84a乃至
84cを縦続接続し、それらを衛星の搭載電圧に一致さ
せることとが、エネルギーに関しては最も有効な方法で
あることが証明されている。このことは、最小にする必
要がある発生される廃熱及び電気エネルギーの消費の両
方にも適用される。電流源82から出力される固定され
た電流にかかわらず、回路ブロック84a乃至84cに
それぞれ集積化された個々のレーザダイオード83a乃
至83cを流れる電流の流れを調整できるようにするた
めに、個々の回路ブロック84a乃至84cを流れる電
流の流れの一部は、必要ならばレーザダイオード83a
乃至83bの周りの個々の回路ブロック84a乃至84
cにおいてバイパスされる。実際に個々のレーザダイオ
ード83a乃至83bを流れる電流の調整は制御ユニッ
ト80によって行われ、制御ユニット80は、全てのレ
ーザダイオード83a乃至83bによって生成される光
出力をフォトダイオード88によって計測し、個々の回
路ブロック84a乃至84cの個々のレーザダイオード
83a乃至83bに取り付けられたフォトダイオード8
8から個々のレーザダイオード83a乃至83bの光出
力に関するデータを得る。さらに、上記回路ブロック8
4a乃至84cの1つ又は幾つかにおける偏光制御のた
めに提供される複数のコイルのための複数のコネクタを
用いて複数のレーザダイオード83a乃至83cを取り
かえることが提供され、ここで、偏光フィルタを有する
1つ又は幾つかのフォトダイオードが対応する実際値を
提供する。
【0036】図10は、レーザダイオード98の電源を
制御する制御回路の簡単化された回路図である。回路ブ
ロック84は図10においてレギュレータの形式で表さ
れ、即ち、この場合、レーザダイオード98の動作状態
に関する情報は制御ユニット80には伝送されない。レ
ーザダイオード98によって生成される光の流れ(phot
oflow;フォトフロー)の設定値は、電圧の形式で演算
増幅器90の非反転入力端子92に送られ、ここで、こ
の演算増幅器90の反転入力端子94には、適切に接続
されたフォトダイオード102において生成される光の
流れの実際値が電圧の形式で供給される。実際値と設定
値との一致は、演算増幅器90の出力電圧を導き、演算
増幅器90の出力電圧は、適切に接続されたトランジス
タ100によって、これに比例しかつレーザダイオード
98の接続端子を橋絡する短絡電流を導く。レーザダイ
オード98を短絡することは、トランジスタ100を流
れる電流の上昇方向の調整(upward regulation)のみ
を行う一方で、レーザダイオード98の導通停止(outa
ge of the conductivity)は、また光の流れの不足のた
めに、トランジスタ100を流れる電流の上昇方向への
調整(upward regulation)を生じる。これらの2つの
電流路の全体の導通停止(total outage)は、これと並
列に接続された半導体ダイオード96a乃至96cの直
列接続によって回復される。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る光導波
路を用いて空間を基礎として量子光増幅器を動作させる
ための方法によれば、少なくとも十分な量の光エネルギ
ーは、使用される光導波路(12)に永久的に供給さ
れ、これによって、制動放射により発生される各色中心
は褪色化される。従って、より効率的でかつ省スペース
で軽量の量子光増幅器によって必要とされる光出力を生
成することができる
【0038】また、本発明に係る光導波路を用いて空間
を基礎として量子光増幅器を動作させるための装置によ
れば、上述の空間において動作可能な光導波路を用いて
空間を基礎として量子光増幅器を動作させるための装置
であって、増幅されるべき光は上記光導波路(12)を
介して両方向に移動し、上記光導波路(12)の一端
は、上記増幅されるべき光を反射するが励起光(18)
を反射せずに通過させる層(17)によって覆われ、上
記増幅されるべき光の反射は、ファラデー回転によって
生じる90度の偏光回転によって達成され、必要とされ
るファラデー回転は、上記光導波路(12)の巻線によ
って又は上記光導波路(12)の一部に磁界を印加する
ことによって提供され、上記光増幅器に入射する増幅さ
れるべき光と上記光増幅器から出力される光(9a,1
1b)との分離は、偏光ビームスプリッタ(7)手段に
よって実行される。従って、より効率的でかつ省スペー
スで軽量の量子光増幅器によって必要とされる光出力を
生成することができる
【0039】さらに、本発明に係る光導波路を用いて空
間を基礎として量子光増幅器を動作させるための装置に
よれば、上述の空間において動作可能な光導波路を用い
て空間を基礎として量子光増幅器を動作させるための装
置であって、上記増幅されるべき光は上記光導波路(1
2)を介して両方向に移動し、上記光導波路(12)の
一端は、上記増幅されるべき光を反射するが励起光(1
8)を反射せずに通過させる層(17)によって覆わ
れ、上記増幅されるべき光の上記反射は、ファラデー回
転によって起こる90度の偏光回転によって達成され、
必要とされる上記ファラデー回転は、上記光導波路(1
2)の巻線又は上記光導波路(12)の一部に磁界を印
加することによって提供され、上記量子光増幅器は、上
記光増幅器に入射する増幅されるべき光と光増幅器から
出力される光(9b,11b)を分離するための偏光選
択性光ファイバカプラ(13)を有する。従って、より
効率的でかつ省スペースで軽量の量子光増幅器によって
必要とされる光出力を生成することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る第1の実施形態の窒素を充填さ
れた光増幅器200を示す正面図である。
【図2】 図1のハウジング2を開放した状態の光増幅
器200を示す平面図である。
【図3】 本発明に係る第2の実施形態のハウジング2
を開放した状態の光増幅器200aを示す平面図であ
る。
【図4】 本発明に係る第3の実施形態のハウジング2
を開放した状態の光増幅器を示す側面図である。
【図5】 図2又は図3におけるファラデー回転子であ
る偏光回転装置16を示す平面図である。
【図6】 図1の量子光増幅器である光増幅器200に
おいて使用される光導波路12の屈折率のプロフィール
を表す断面図である。
【図7】 He−Neレーザ装置32によって生成され
て光導波路3において伝搬される光波の偏光を制御する
装置を示すブロック図である。
【図8】 光導波路118のループにおける複屈折を調
整するための複屈折調整装置107の断面図である。
【図9】 本発明に係る一実施形態において、光を発生
するレーザダイオードを励起する電源回路89を示す回
路図である。
【図10】 本発明に係る一実施形態において、レーザ
ダイオード98の電源を制御する制御回路の簡単化され
た回路図である。
【符号の説明】
1…ストラップ、 2…ハウジング、 3a,3b…断熱支持部材、 4…石英ガラス板、 5…ペルチェ素子、 6…伝搬路、 7…偏光ビームスプリッタ、 8…角度、 9a…光ビーム、 9b…光導波路、 10…レンズ、 11a…偏向された光ビーム、 11b…光導波路、 12…光導波路、 13…光カプラ、 14…弾性ストラップ、 15…過圧力バルブ、 16…偏光回転装置、 17…増幅光反射層、 18…励起光ビーム、 19…レンズ、 20…角度、 22a…S極、 22b…N極、 23…電磁石、 24…磁界、 26,28,30…ゾーン、 32…He−Neレーザ装置、 34…ミラー、 36…レンズ、 38…光導波路、 40…音響光学変調器、 42…レンズ、 44…光ファイバケーブル、 46…レンズ、 48,50…コイル、 52a,52b,52c,52d…電気コイル、 54…発振器、 56a,56b…電流源、 58a,58b…D/A変換器、 60…マイクロプロセッサ、 62…A/D変換器、 64…包絡線検波器、 66…増幅器、 68…Si−フォトダイオード、 70…レンズ、 72…ビームスプリッタ、 74…ウォラストンプリズム、 76…PIN−フォトダイオード、 78…偏光計、 80…制御ユニット、 82…電流源、 83a,83b,83c…レーザダイオード、 84a,84b,84c,86…回路ブロック、 85…コイル、 88…フォトダイオード、 89…電源回路、 90…演算増幅器、 92…非反転入力端子、 94…反転入力端子、 96a,96b,96c…半導体ダイオード、 98…レーザダイオード、 100…トランジスタ、 102…フォトダイオード、 104,106…ボディ部、 107…複屈折調整装置、 108…基板、 110…ねじ式ボルト、 112…シリンダ、 114…シリンダねじ、 116…円筒形ボディ部、 118…光導波路、 120…コイルばね、 200,200a…光増幅器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エティエンヌ・ロシャ スイス、ツェーハー−1400イヴェルドン、 ムーラン109番 (72)発明者 カラン・アルー スイス、ツェーハー−1512シャヴァンヌ・ シュール・ムードン、ラ・パストゥーレル 77番

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光導波路を用いて空間を基礎として量子
    光増幅器を動作させるための方法において、 少なくとも十分な量の光エネルギーは、使用される光導
    波路(12)に永久的に供給され、これによって、制動
    放射により発生される各色中心は褪色化されることを特
    徴とする光導波路を用いて空間を基礎として量子光増幅
    器を動作させるための方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の空間において動作可能な
    光導波路を用いて空間を基礎として量子光増幅器を動作
    させるための装置であって、 増幅されるべき光は上記光導波路(12)を介して両方
    向に移動し、 上記光導波路(12)の一端は、上記増幅されるべき光
    を反射するが励起光(18)を反射せずに通過させる層
    (17)によって覆われ、 上記増幅されるべき光の反射は、ファラデー回転によっ
    て生じる90度の偏光回転によって達成され、 必要とされるファラデー回転は、上記光導波路(12)
    の巻線によって又は上記光導波路(12)の一部に磁界
    を印加することによって提供され、 上記光増幅器に入射する増幅されるべき光と上記光増幅
    器から出力される光(9a,11b)との分離は、偏光
    ビームスプリッタ(7)手段によって実行されることを
    特徴とする光導波路を用いて空間を基礎として量子光増
    幅器を動作させるための装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の空間において動作可能な
    光導波路を用いて空間を基礎として量子光増幅器を動作
    させるための装置であって、上記増幅されるべき光は上
    記光導波路(12)を介して両方向に移動し、 上記光導波路(12)の一端は、上記増幅されるべき光
    を反射するが励起光(18)を反射せずに通過させる層
    (17)によって覆われ、 上記増幅されるべき光の上記反射は、ファラデー回転に
    よって起こる90度の偏光回転によって達成され、 必要とされる上記ファラデー回転は、上記光導波路(1
    2)の巻線又は上記光導波路(12)の一部に磁界を印
    加することによって提供され、 上記量子光増幅器は、上記光増幅器に入射する増幅され
    るべき光と光増幅器から出力される光(9b,11b)
    を分離するための偏光選択性光ファイバカプラ(13)
    を有することを特徴とする光導波路を用いて空間を基礎
    として量子光増幅器を動作させるための装置。
  4. 【請求項4】 組紐形状の細い編組物は上記光導波路
    (12)の周りに紡がれ、上記光導波路(12)は熱を
    伝導可能なボディ部(104)上に巻回されたことを特
    徴とする請求項2又は3記載の光導波路を用いて空間を
    基礎として量子光増幅器を動作させるための装置。
  5. 【請求項5】 上記光導波路(12)は薄い保護層によ
    って被覆され、多層化巻線として実施されることを特徴
    とする請求項2又は3記載の光導波路を用いて空間を基
    礎として量子光増幅器を動作させるための装置。
  6. 【請求項6】 上記光導波路(12)において伝搬され
    る光波の偏光を制御する手段(54,64,58a,5
    8b,60)をさらに備えたことを特徴とする請求項2
    又は3記載の光導波路を用いて空間を基礎として量子光
    増幅器を動作させるための装置。
  7. 【請求項7】 伝搬される光波の複屈折を制御及び調整
    する機械的圧力印加手段(116,112,108,1
    14,116)は、上記光導波路(118)において設
    けられたことを特徴とする請求項2又は3記載の光導波
    路を用いて空間を基礎として量子光増幅器を動作させる
    ための装置。
  8. 【請求項8】 上記光導波路(12,38,118)
    は、気密方式で密封され、かつガスで充填されたハウジ
    ング(2)内に設けられたことを特徴とする請求項2乃
    至7のうちの1つに記載の光導波路を用いて空間を基礎
    として量子光増幅器を動作させるための装置。
  9. 【請求項9】 上記光導波路(12,38,118)
    は、気密方式で密封されたハウジング(2)内に設けら
    れ、そのガス充填圧は地球の大気圧の1.5倍であるこ
    とを特徴とする請求項8記載の光導波路を用いて空間を
    基礎として量子光増幅器を動作させるための装置。
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