JPH07198985A - 光ファイバカプラ及びその製造方法 - Google Patents
光ファイバカプラ及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH07198985A JPH07198985A JP35422093A JP35422093A JPH07198985A JP H07198985 A JPH07198985 A JP H07198985A JP 35422093 A JP35422093 A JP 35422093A JP 35422093 A JP35422093 A JP 35422093A JP H07198985 A JPH07198985 A JP H07198985A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical fiber
- groove
- positioning
- grooved substrate
- grooved
- Prior art date
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- Pending
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- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 強固なカプラ部を有し、また、収納性に優れ
た光ファイバカプラを提供する。 【構成】 溝付き基板1の光ファイバ用溝は、中間部が
浅く、両端部にいくにつれて深くなっている。この光フ
ァイバ用溝に光ファイバ4が挿入されると(A)に示す
ように、中間部において、光ファイバ4の一部は、溝付
き基板1の表面より上に出る。この状態で、光ファイバ
4は溝付き基板1に接着剤で固定される。(B)に示す
ように、光ファイバ4が、溝付き基板1の表面より上に
出た部分を研磨する。光ファイバ4は、コア近傍まで研
磨される。ついで、同様の溝付き基板1bを、(C)に
示すように、溝付き基板1aと研磨面が重なるように対
向させ、接着剤で固定する。このとき、図示しない位置
決め用溝に、位置決め用ガイドピンを挟むことによっ
て、位置合わせができる。
た光ファイバカプラを提供する。 【構成】 溝付き基板1の光ファイバ用溝は、中間部が
浅く、両端部にいくにつれて深くなっている。この光フ
ァイバ用溝に光ファイバ4が挿入されると(A)に示す
ように、中間部において、光ファイバ4の一部は、溝付
き基板1の表面より上に出る。この状態で、光ファイバ
4は溝付き基板1に接着剤で固定される。(B)に示す
ように、光ファイバ4が、溝付き基板1の表面より上に
出た部分を研磨する。光ファイバ4は、コア近傍まで研
磨される。ついで、同様の溝付き基板1bを、(C)に
示すように、溝付き基板1aと研磨面が重なるように対
向させ、接着剤で固定する。このとき、図示しない位置
決め用溝に、位置決め用ガイドピンを挟むことによっ
て、位置合わせができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信線路において用
いられる、光ファイバカプラ及びその製造方法に関する
ものである。
いられる、光ファイバカプラ及びその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の光ファイバカプラの製造
方法の一例を説明するための構成図である。図中、1
1,12は光ファイバの被覆部、13は同じくガラス
部、14は延伸ステージ、15はマイクロトーチ、16
は光源、17,18はパワーメータである。
方法の一例を説明するための構成図である。図中、1
1,12は光ファイバの被覆部、13は同じくガラス
部、14は延伸ステージ、15はマイクロトーチ、16
は光源、17,18はパワーメータである。
【0003】図に示すように、ガラス部13を露出させ
た2本の光ファイバの被覆部11,12を延伸ステージ
14に固定し、マイクロトーチ15で加熱融着させた
後、加熱しながら延伸ステージ14を移動させてガラス
部13を延伸し、カプラ部を形成する。延伸工程におい
ては、一方の光ファイバの一端側に光源16からの光線
を入射させ、他方側からパワーメータ17,18で出射
光をモニタし、所定の分岐比が得られたところで、延伸
を停止し、保護基板にカプラを固定してモールドする。
た2本の光ファイバの被覆部11,12を延伸ステージ
14に固定し、マイクロトーチ15で加熱融着させた
後、加熱しながら延伸ステージ14を移動させてガラス
部13を延伸し、カプラ部を形成する。延伸工程におい
ては、一方の光ファイバの一端側に光源16からの光線
を入射させ、他方側からパワーメータ17,18で出射
光をモニタし、所定の分岐比が得られたところで、延伸
を停止し、保護基板にカプラを固定してモールドする。
【0004】このように、融着延伸方法で製造される光
ファイバカプラは、延伸の結果、カプラ部がきわめて細
くなるため、保護ケースに収納したとしても、外力等、
環境の影響を受けやすいという問題がある。
ファイバカプラは、延伸の結果、カプラ部がきわめて細
くなるため、保護ケースに収納したとしても、外力等、
環境の影響を受けやすいという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたものであり、強固なカプラ部を有
し、また、収納性に優れた光ファイバカプラを提供する
こと、および、その製造方法を提供することを目的とす
るものである。
情に鑑みてなされたものであり、強固なカプラ部を有
し、また、収納性に優れた光ファイバカプラを提供する
こと、および、その製造方法を提供することを目的とす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、光ファイバカ
プラの製造方法において、光ファイバ用溝と位置決め用
溝を有する1対の溝付き基板を用い、それぞれの溝付き
基板の光ファイバ用溝に光ファイバを埋設固定し、光フ
ァイバの一部をコア近傍部まで研磨して研磨面を形成
し、これら1対の溝付き基板を各々の研磨面が重なり合
うようにするとともに、位置決め用溝に位置決め用ガイ
ドピンを挟んで対向させるようにしたことを特徴とする
ものである。
プラの製造方法において、光ファイバ用溝と位置決め用
溝を有する1対の溝付き基板を用い、それぞれの溝付き
基板の光ファイバ用溝に光ファイバを埋設固定し、光フ
ァイバの一部をコア近傍部まで研磨して研磨面を形成
し、これら1対の溝付き基板を各々の研磨面が重なり合
うようにするとともに、位置決め用溝に位置決め用ガイ
ドピンを挟んで対向させるようにしたことを特徴とする
ものである。
【0007】前記位置決め用ガイドピンの径が前記光フ
ァイバの径とほぼ同じであること、また、前記光ファイ
バ用溝と前記位置決め用溝が研削加工により形成される
こと、また、前記溝付き基板は単結晶シリコンを材質と
するものであることも特徴とするものである。
ァイバの径とほぼ同じであること、また、前記光ファイ
バ用溝と前記位置決め用溝が研削加工により形成される
こと、また、前記溝付き基板は単結晶シリコンを材質と
するものであることも特徴とするものである。
【0008】さらに、前記光ファイバ用溝と前記位置決
め用溝が単結晶シリコンの異方性エッチングにより形成
されることも特徴とするものである。
め用溝が単結晶シリコンの異方性エッチングにより形成
されることも特徴とするものである。
【0009】前記位置決め用溝は深さの一定な直線状の
溝であり、前記光ファイバ用溝は中央部が浅く、両端部
が深い曲線状であることも特徴とするものである。
溝であり、前記光ファイバ用溝は中央部が浅く、両端部
が深い曲線状であることも特徴とするものである。
【0010】また、本発明は、光ファイバカプラにおい
て、光ファイバ用溝と位置決め用溝を有する1対の溝付
き基板と、前記光ファイバ用溝に埋設固定され一部がコ
ア近傍部まで研磨して研磨面が形成された光ファイバ
と、前記位置決め用溝に位置される位置決め用ガイドピ
ンを有し、これら1対の溝付き基板が各々の研磨面が重
なり合いかつ前記位置決め用ガイドピンが前記位置決め
用溝に挟まれて対向されていることを特徴とするもので
あり、前記位置決め用溝は深さの一定な直線状の溝であ
り、前記光ファイバ用溝は中央部が浅く、両端部が深い
曲線状であることも特徴とするものである。
て、光ファイバ用溝と位置決め用溝を有する1対の溝付
き基板と、前記光ファイバ用溝に埋設固定され一部がコ
ア近傍部まで研磨して研磨面が形成された光ファイバ
と、前記位置決め用溝に位置される位置決め用ガイドピ
ンを有し、これら1対の溝付き基板が各々の研磨面が重
なり合いかつ前記位置決め用ガイドピンが前記位置決め
用溝に挟まれて対向されていることを特徴とするもので
あり、前記位置決め用溝は深さの一定な直線状の溝であ
り、前記光ファイバ用溝は中央部が浅く、両端部が深い
曲線状であることも特徴とするものである。
【0011】
【作用】本発明によれば、カプラ部が溝付き基板の光フ
ァイバ用溝に埋設固定された光ファイバで形成されるか
ら、カプラ部を強固に構成できる。また、位置決め用溝
を設け、位置決め用ガイドピンを挟んで1対の溝付き基
板を対向させるようにしたことにより、カプラ部の位置
決め精度が向上できる。
ァイバ用溝に埋設固定された光ファイバで形成されるか
ら、カプラ部を強固に構成できる。また、位置決め用溝
を設け、位置決め用ガイドピンを挟んで1対の溝付き基
板を対向させるようにしたことにより、カプラ部の位置
決め精度が向上できる。
【0012】位置決め用ガイドピンの径を前記光ファイ
バの径とほぼ同じとした場合には、光ファイバ用溝と位
置決め用溝の溝形成を共通の研削工具で行なうことがで
き、また、異方性エッチング方法による場合も、エッチ
ング時間に大きな差を生じることがない。位置決め用溝
は深さの一定な直線状の溝とすることにより、位置決め
用ガイドピンを通して挟むことができ、位置合わせの精
度がよい。光ファイバ用溝は中央部が浅く、両端部が深
い曲線状であることにより、カプラ部となる光ファイバ
部分の研磨が容易である。
バの径とほぼ同じとした場合には、光ファイバ用溝と位
置決め用溝の溝形成を共通の研削工具で行なうことがで
き、また、異方性エッチング方法による場合も、エッチ
ング時間に大きな差を生じることがない。位置決め用溝
は深さの一定な直線状の溝とすることにより、位置決め
用ガイドピンを通して挟むことができ、位置合わせの精
度がよい。光ファイバ用溝は中央部が浅く、両端部が深
い曲線状であることにより、カプラ部となる光ファイバ
部分の研磨が容易である。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の実施例の光ファイバカプラ
に用いられる溝付き基板の一実施例の斜視図である。図
中、1は溝付き基板、2は光ファイバ用溝、3は位置決
め用溝である。
に用いられる溝付き基板の一実施例の斜視図である。図
中、1は溝付き基板、2は光ファイバ用溝、3は位置決
め用溝である。
【0014】溝付き基板1には、光ファイバ用溝2と位
置決め用溝3が形成されている。光ファイバ用溝2は、
図では4本が形成されているが、1本でもよく、あるい
は、2本以上の適宜の数でもよい。光ファイバ用溝2の
形状は、中央部において浅く、両端部においては深い溝
となっている。両端部から中央部にかけての形状は、折
れ線状に深さが変化するものであってもよいが、曲線的
に深さを変化させる形状が好ましい。位置決め用溝3
は、光ファイバ用溝2の両側に形成されている。もちろ
ん、一方側だけに設けてもよい。位置決め用溝3の形状
は、全体を通して同じ深さとするのがよい。後述するよ
うに、位置決め用溝3に位置決め用ガイドピンを納める
場合に、両端を1本で通るガイドピンとすることがで
き、位置決め精度を向上させることができる。
置決め用溝3が形成されている。光ファイバ用溝2は、
図では4本が形成されているが、1本でもよく、あるい
は、2本以上の適宜の数でもよい。光ファイバ用溝2の
形状は、中央部において浅く、両端部においては深い溝
となっている。両端部から中央部にかけての形状は、折
れ線状に深さが変化するものであってもよいが、曲線的
に深さを変化させる形状が好ましい。位置決め用溝3
は、光ファイバ用溝2の両側に形成されている。もちろ
ん、一方側だけに設けてもよい。位置決め用溝3の形状
は、全体を通して同じ深さとするのがよい。後述するよ
うに、位置決め用溝3に位置決め用ガイドピンを納める
場合に、両端を1本で通るガイドピンとすることがで
き、位置決め精度を向上させることができる。
【0015】溝付き基板1は、ガラス,セラミック,シ
リコン等、精密加工に適した材料が用いられる。熱膨張
係数は小さい材料がよい。光ファイバ用溝2と位置決め
用溝3は、研削加工によって形成することができる。位
置決め用ガイドピンの径を、光ファイバの径とほぼ等し
くすることにより、同一の切削工具で両方の溝を形成す
ることができる。
リコン等、精密加工に適した材料が用いられる。熱膨張
係数は小さい材料がよい。光ファイバ用溝2と位置決め
用溝3は、研削加工によって形成することができる。位
置決め用ガイドピンの径を、光ファイバの径とほぼ等し
くすることにより、同一の切削工具で両方の溝を形成す
ることができる。
【0016】溝付き基板1の材料として、単結晶シリコ
ンを用いた場合には、異方性エッチング(ODE)によ
って溝形成を行なうことができる。この場合は、エッチ
ング用のマスクの開口幅は、光ファイバ用溝2に対して
は、中間部において狭く、両端部にいくにつれて広く
し、位置決め用溝3に対しては、同じ幅とすればよい。
ンを用いた場合には、異方性エッチング(ODE)によ
って溝形成を行なうことができる。この場合は、エッチ
ング用のマスクの開口幅は、光ファイバ用溝2に対して
は、中間部において狭く、両端部にいくにつれて広く
し、位置決め用溝3に対しては、同じ幅とすればよい。
【0017】図2乃至図4は、本発明の光ファイバカプ
ラの一実施例の製造工程を説明するためのもので、図2
は製造工程に伴う縦断面図、図3は図2(B)における
異なる部分の横断面図、図4は図2(C)における異な
る部分の横断面図である。図中、1,1a,1bは溝付
き基板、3は位置決め用溝、4,4a,4bは光ファイ
バ、5は接着剤、6は位置決め用ガイドピンである。
ラの一実施例の製造工程を説明するためのもので、図2
は製造工程に伴う縦断面図、図3は図2(B)における
異なる部分の横断面図、図4は図2(C)における異な
る部分の横断面図である。図中、1,1a,1bは溝付
き基板、3は位置決め用溝、4,4a,4bは光ファイ
バ、5は接着剤、6は位置決め用ガイドピンである。
【0018】図2(A)は、図1で説明した溝付き基板
1を光ファイバ用溝2を通る面で切った縦断面図であ
る。光ファイバ用溝2に光ファイバ4が挿入されてお
り、中間部において、光ファイバ4の一部は、溝付き基
板1の表面より上に出ている。この状態で、光ファイバ
4は溝付き基板1に図示しない接着剤で固定される。
1を光ファイバ用溝2を通る面で切った縦断面図であ
る。光ファイバ用溝2に光ファイバ4が挿入されてお
り、中間部において、光ファイバ4の一部は、溝付き基
板1の表面より上に出ている。この状態で、光ファイバ
4は溝付き基板1に図示しない接着剤で固定される。
【0019】図2(B)は、光ファイバ4が、溝付き基
板1の表面より上に出た部分を研磨した状態を示してい
る。このときの横断面図を図3に示す。図3(A)は、
中央部の横断面図であり、光ファイバ4は、コア近傍ま
で研磨される。このとき、研磨面は、溝付き基板1の表
面より僅か上とするのがよい。それによって、ブレード
の摩耗の影響を逃げることができる。図3(B)は、溝
付き基板1の端部近傍における横断面図である。光ファ
イバ4は、溝付き基板1の表面より深い位置にあって、
研磨の影響を受けない。
板1の表面より上に出た部分を研磨した状態を示してい
る。このときの横断面図を図3に示す。図3(A)は、
中央部の横断面図であり、光ファイバ4は、コア近傍ま
で研磨される。このとき、研磨面は、溝付き基板1の表
面より僅か上とするのがよい。それによって、ブレード
の摩耗の影響を逃げることができる。図3(B)は、溝
付き基板1の端部近傍における横断面図である。光ファ
イバ4は、溝付き基板1の表面より深い位置にあって、
研磨の影響を受けない。
【0020】ついで、光ファイバ4の一部を研磨した状
態の溝付き基板1aに対して、もう1つ用意した同様の
溝付き基板1bを、図2(C)に示すように、研磨面が
重なるように対向させ、接着剤で固定する。光学接着剤
を用いてもよい。このときの横断面図を図4に示す。図
4(A)は、中央部の横断面図であり、コア近傍まで研
磨された光ファイバ4a,4bが対向して、コア間に光
結合状態を実現でき、カプラ部が形成される。このと
き、位置決め用溝に、位置決め用ガイドピン6を挟むこ
とによって、上下の光ファイバ4a,4bの位置合わせ
ができる。両基板間の表面には、僅かの隙間が存在して
いる。図4(B)は、端部近傍における横断面図であ
る。図3(B)で説明したように、光ファイバ4a,4
bは、溝付き基板1a,1bの表面から離れたより深い
位置にある。
態の溝付き基板1aに対して、もう1つ用意した同様の
溝付き基板1bを、図2(C)に示すように、研磨面が
重なるように対向させ、接着剤で固定する。光学接着剤
を用いてもよい。このときの横断面図を図4に示す。図
4(A)は、中央部の横断面図であり、コア近傍まで研
磨された光ファイバ4a,4bが対向して、コア間に光
結合状態を実現でき、カプラ部が形成される。このと
き、位置決め用溝に、位置決め用ガイドピン6を挟むこ
とによって、上下の光ファイバ4a,4bの位置合わせ
ができる。両基板間の表面には、僅かの隙間が存在して
いる。図4(B)は、端部近傍における横断面図であ
る。図3(B)で説明したように、光ファイバ4a,4
bは、溝付き基板1a,1bの表面から離れたより深い
位置にある。
【0021】このようにして作製された光ファイバカプ
ラは、図2(C)に図示したように、溝付き基板から延
びる光ファイバによって、外部機器等と接続することが
できる。また、カプラ部が溝付き基板内に固定されてい
るから、溝付き基板の両端面近傍で光ファイバを切断
し、両端面を研磨すれば、重ね合わせた溝付き基板自体
をフェルールとして用いることができる。また、溝付き
基板自体をコネクタとし、他の光コネクタに直接接続す
ることもできる。光コネクタとの位置合わせを考慮する
場合には、そのためのガイドピンを接続する溝を別に形
成しておくこともできる。
ラは、図2(C)に図示したように、溝付き基板から延
びる光ファイバによって、外部機器等と接続することが
できる。また、カプラ部が溝付き基板内に固定されてい
るから、溝付き基板の両端面近傍で光ファイバを切断
し、両端面を研磨すれば、重ね合わせた溝付き基板自体
をフェルールとして用いることができる。また、溝付き
基板自体をコネクタとし、他の光コネクタに直接接続す
ることもできる。光コネクタとの位置合わせを考慮する
場合には、そのためのガイドピンを接続する溝を別に形
成しておくこともできる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、カプラ部が溝付き基板に固定されているか
ら、カプラ部で強固あり、また、収納性に優れた光ファ
イバカプラを得ることができる。
によれば、カプラ部が溝付き基板に固定されているか
ら、カプラ部で強固あり、また、収納性に優れた光ファ
イバカプラを得ることができる。
【図1】本発明の実施例の光ファイバカプラに用いられ
る溝付き基板の一例の斜視図である。
る溝付き基板の一例の斜視図である。
【図2】本発明の光ファイバカプラの一実施例の製造工
程に伴う縦断面図である。
程に伴う縦断面図である。
【図3】図2(B)における異なる部分の横断面図であ
る。
る。
【図4】図2(C)における異なる部分の横断面図であ
る。
る。
【図5】従来の光ファイバカプラの製造方法の一例を説
明するための構成図である。
明するための構成図である。
1,1a,1b 溝付き基板 2 光ファイバ用溝 3 位置決め用溝 4,4a,4b 光ファイバ 5 接着剤 6 位置決め用ガイドピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石黒 洋一 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 小林 勇仁 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内
Claims (8)
- 【請求項1】 光ファイバ用溝と位置決め用溝を有する
1対の溝付き基板を用い、それぞれの溝付き基板の光フ
ァイバ用溝に光ファイバを埋設固定し、光ファイバの一
部をコア近傍部まで研磨して研磨面を形成し、これら1
対の溝付き基板を各々の研磨面が重なり合うようにする
とともに、位置決め用溝に位置決め用ガイドピンを挟ん
で対向させるようにしたことを特徴とする光ファイバカ
プラの製造方法。 - 【請求項2】 前記位置決め用ガイドピンの径が前記光
ファイバの径とほぼ同じであることを特徴とする請求項
1に記載の光ファイバカプラの製造方法。 - 【請求項3】 前記光ファイバ用溝と前記位置決め用溝
が研削加工により形成されることを特徴とする請求項1
または2に記載の光ファイバカプラの製造方法。 - 【請求項4】 前記溝付き基板は単結晶シリコンを材質
とするものであることを特徴とする請求項1乃至3のい
ずれか1項に記載の光ファイバカプラの製造方法。 - 【請求項5】 前記光ファイバ用溝と前記位置決め用溝
が異方性エッチングにより形成されることを特徴とする
請求項4に記載の光ファイバカプラの製造方法。 - 【請求項6】 前記位置決め用溝は深さの一定な直線状
の溝であり、前記光ファイバ用溝は中央部が浅く、両端
部が深い曲線状であることを特徴とする請求項1乃至5
のいずれか1項に記載の光ファイバカプラの製造方法。 - 【請求項7】 光ファイバ用溝と位置決め用溝を有する
1対の溝付き基板と、前記光ファイバ用溝に埋設固定さ
れ一部がコア近傍部まで研磨して研磨面が形成された光
ファイバと、前記位置決め用溝に位置される位置決め用
ガイドピンを有し、これら1対の溝付き基板が各々の研
磨面が重なり合いかつ前記位置決め用ガイドピンが前記
位置決め用溝に挟まれて対向されていることを特徴とす
る光ファイバカプラ。 - 【請求項8】 前記位置決め用溝は深さの一定な直線状
の溝であり、前記光ファイバ用溝は中央部が浅く、両端
部が深い曲線状であることを特徴とする請求項7に記載
の光ファイバカプラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35422093A JPH07198985A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 光ファイバカプラ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35422093A JPH07198985A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 光ファイバカプラ及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07198985A true JPH07198985A (ja) | 1995-08-01 |
Family
ID=18436091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35422093A Pending JPH07198985A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 光ファイバカプラ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07198985A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114074284A (zh) * | 2021-10-05 | 2022-02-22 | 桂林电子科技大学 | 一种可实现高精度批量侧抛光纤的装置 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP35422093A patent/JPH07198985A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114074284A (zh) * | 2021-10-05 | 2022-02-22 | 桂林电子科技大学 | 一种可实现高精度批量侧抛光纤的装置 |
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