JPH07198911A - 面光源装置用光線制御シート - Google Patents

面光源装置用光線制御シート

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JPH07198911A
JPH07198911A JP6000105A JP10594A JPH07198911A JP H07198911 A JPH07198911 A JP H07198911A JP 6000105 A JP6000105 A JP 6000105A JP 10594 A JP10594 A JP 10594A JP H07198911 A JPH07198911 A JP H07198911A
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light
sheet
transmittance
light beam
haze
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JP6000105A
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Inventor
Shoichi Nakada
昌一 中田
Hideki Hayashi
秀樹 林
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドット見えを防止し、かつ指向性の強い光線
を導光板の正面方向に出射させることを可能とする光拡
散シートとしての面光源装置用光線制御シート、さらに
は集光シートとしての機能も具備した面光源装置用光線
制御シートを提供 【構成】 厚さ50〜200μm、全光線透過率60%
以上、ヘイズ75%以上の結晶性高分子材料により面光
源装置用光線制御シートを構成する。その面光源装置用
光線制御シートの少なくとも一方の面に横断面形状が略
正弦波状の凹凸条を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータやワード
プロセッサなどの液晶表示デバイスに用いられる面光源
装置に組み込まれる光線制御シートに関し、特に導光板
の出光面側に配置される光線制御シートに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータやワードプロセッサなどに
使用される液晶表示デバイスは、視認性を向上させるた
めに、背面部に面光源装置を備えたものが一般的になっ
ており、これはバックライト式液晶表示デバイスと呼ば
れる。この面光源装置、即ちバックライト装置として、
薄肉化、軽量化、省電力化などの観点から、エッジライ
ト方式と呼ばれる形式が普及している。
【0003】エッジライト方式のバックライト装置は、
例えば特開昭63−75053号公報、特開平3−57
25号公報に示されており、これは図1に示されている
構成を有する。エッジライト方式のバックライト装置は
液晶表示デバイスの表示画面とほぼ同等の大きさを有す
る導光板1の一方の端面2側に配置された棒状の冷陰極
管3を有している。
【0004】このバックライト装置においては、冷陰極
管3から発せられた光線は、直接的に、あるいは反射性
を有するランプホルダ4に反射して間接的に導光板端面
2より導光板1の内部に進入し、導光板1の裏面5に部
分的に光拡散塗料によって印刷されたドット6に照射さ
れて乱反射し、導光板表面7より図にて上方へ出射す
る。このドット6のパターンは、導光板1の出射面内
で、明るさが均一になるように調整されている。
【0005】導光板1の裏面5と冷陰極管配置側とは反
対側の端面8には各々裏面反射板9と端面反射板10と
が配置されている。裏面反射板9と端面反射板10は、
それぞれ導光板1の裏面5と端面8から漏れ出た光を拡
散反射して導光板1内に再入射させ、導光板表面7から
出射する有効光量を増加させる働きをする。また、さら
に大きな出射光量を得るために、端面反射板10の代わ
りに、この端面部分にも、もう一組の冷陰極管3とラン
プホルダ4とが付設される場合もある。
【0006】上述のような構造のバックライト装置にお
いては、液晶セルを通して画面を見たとき、ドット6の
パターンが明瞭に視認されるため、導光板1の表面7に
光拡散シート11を積層配置し、これによってドット6
からの反射光を拡散して導光板全体に明暗のむらが生じ
ないようにすることが行われている。この光拡散シート
11としては、特開昭63−33703号公報に示され
ているように、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリ
メチルメタクリレートなどの透明なシートの片面、また
は両面に酸化チタンやガラス短繊維などの光拡散剤を塗
布したもの、特開平1−209402号公報や特開平1
−172801号公報に示されているように、ポリエス
テル、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレートな
どの樹脂に酸化チタン、ガラス短繊維などの光拡散剤を
添加した材料から成型したシートが挙げられる。
【0007】またこの状態では、通常十分な明るさが確
保できないので、光拡散シート11の上に集光シート1
2を積層配置するのが普通である。この集光シート12
は光拡散シート11によって拡散された光を法線方向に
集めて明るさを強める働きをする。この集光シート12
としては、特開平2−13925号公報に示されている
ように、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリメチル
メタクリレートなどの透明なシートの片面または両面に
任意の凹凸加工を施したものが知られており、また出射
面の断面形状の一周期が、特開昭62−144102号
公報に示されているようなプリズム形状、あるいは特願
平4−199576号明細書に示されているような正弦
波形状であるような、一次元周期的凹凸構造にすること
が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】現在、市場に出回って
いる液晶表示デバイス用のエッジライト方式のバックラ
イト装置の多くは、出光方向が正面ではなく、著しい指
向性を有している。ドット印刷部分の中央において、導
光板1の表面と冷陰極管3の管軸の両方に垂直な面内の
輝度分布を測定してみると、最大輝度方向は+60〜7
0°であり、正面方向は十分な明るさが得られない。こ
こで角度は、導光板表面の法線方向を0°、冷陰極管3
側を−、端面反射板10側を+とした。
【0009】光拡散シート11は、上述したようにドッ
ト6からの光を拡散してドット見えを防止する以外に、
導光板1から著しく斜めに出射している出射光を他の角
度にも分配して全体的に出射方向を正面方向に向ける役
割を担っているが、しかし従来の光拡散シート11では
ドット隠蔽性ならびに出光方向を偏向させる力と光損失
のバランスが十分ではない。
【0010】すなわち、光の拡散力を強くして出射方向
を正面方向にもってくると、ドット見えは確実に防止さ
れるが、光拡散シート11による光損失が大きく、集光
シート12が使用されても十分な明るさが得られない。
これに対し光損失の低減のために光拡散シート11の厚
さを薄くすると、光拡散性が不足し、微かながらドット
が見え、また光が十分正面に立たず、集光シート12が
使用されても最大輝度方向が+10°以下にならず、正
面輝度は最大輝度より2〜10%低い値となる。
【0011】シートの片面または両面に任意の凹凸加工
を施された集光シート12は、シートの表面形状による
散乱を利用したもので、集光シート12によれば、法線
方向の光線が増加するものの、集光機能に関して非常に
優れたものは得られ難く、使用者の不要な方向への光線
が依然として多い。プリズムによる集光シート12で
は、法線方向への光線の放射は著しく増加するが、しか
しその分布は非常に狭い範囲に限られ、観察者の位置が
僅かにでも移動すると、輝度は急激に低下する。また光
線を拡散させる効果が全くないために、集光シート12
の単独使用では、導光板1に印刷されたドットパターン
が明瞭に観察され、実用には適さない。
【0012】本発明の目的は、ドット見えを防止し、か
つ指向性の強い光線を導光板の正面方向に出射させるこ
とを可能とする光拡散シートとしての面光源装置用光線
制御シート、さらには集光シートとしての機能も具備し
た面光源装置用光線制御シートを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明による面光源装置用光線制御シートは、厚
さ50〜200μm、全光線透過率60%以上、ヘイズ
75%以上の結晶性高分子材料により構成されているこ
とを特徴としている。また本発明による面光源装置用光
線制御シートは、その結晶性高分子膜製のシートの少な
くとも一方の面に横断面形状が略正弦波状の凹凸条が設
けられていてよい。
【0014】また上述の目的を達成するために、本発明
による面光源装置用光線制御シートは、厚さ50〜20
0μm、全光線透過率60%以上、ヘイズ75%以上と
なるような2種類以上の高分子材料により構成され、少
なくとも一方の面に横断面形状が略正弦波状の凹凸条が
設けられていることを特徴としている。結晶性高分子材
料としては、ポリテトラフルオロエチレン、ポリトリフ
ルオロエチレン、高密度ポリエチレンなどの透明でない
ものが例示される。
【0015】光線制御シートの全光線透過率は60%以
上であることが好ましい。全光線透過率が60%未満で
あると、光線制御シートによる損失が大きくて、バック
ライト装置の出射光量が減少する。光線制御シートのヘ
イズは75%以上であることが好ましい。ヘイズが75
%未満であると、光の拡散される割合が小さく、ドット
見えが防止できない。
【0016】ここでいう全光線透過率、ヘイズはJIS
規格K−7105,K−6714,K−6745に準拠
したものである。すなわち、積分球式光透過率測定装置
によって、全光線透過率、散乱光透過率、平行光線透過
率を測定したとき、ヘイズは散乱光透過率と全光線透過
率の比で表される。光線制御シートの厚さはシートの透
明度によって最適値が定まり、透明なシートほど厚く不
透明なシートほど薄くなるが、シート厚は50μm以
上、200μm以下であることが好ましい。50μm未
満であると、シートに皺が入りやすくバックライト装置
の製造時の作業性が低下する。また、バックライト装置
と液晶セルとの間隔は装置全体の薄型化が求められてお
り、光線制御シート1枚の厚さの上限は約200μmで
ある。
【0017】2種類以上の高分子材料により構成された
光線制御シートは、略正弦波状の凹凸条を設けたフィル
ムを、透明でないポリマーアロイを用いて作成する。ポ
リマーアロイとしては、厚さ50〜200μmのシート
にしたとき、全光線透過率が60%以上、ヘイズ75%
以上となり、肉眼で観察される程の相分離を起こさない
ものが用いられる。
【0018】何れの光線制御シートにおいても、略正弦
波状の凹凸条は下式により表される。 Y=asinbX 但しY:厚み方向座標値 X:凹凸条を横切る方向の座標値 a:係数 b:係数
【0019】
【作 用】結晶性高分子は1〜3μmの大きさの微結晶
から成っており、この微結晶による高次散乱により、光
線制御シート内部で入射光の強度と方向は均一化され
る。すなわち、指向性の強い光線を、より広い範囲にわ
たり均一に散乱出射し、さらにドット見えを防止するこ
とができる。この光線制御シートの出射光を集光シート
の入射光とすることにより、導光板表面の法線方向、す
なわち正面方向に効率よく集光することができる。これ
により導光板正面が非常に明るくなる。
【0020】さらに一方の面、例えば出射面に正弦波状
の凹凸条が付与されていることにより、集光性がさらに
改善される。またポリマーアロイでは相関距離がサブミ
クロンからミクロンオーダーの不均一構造を有し、その
固体内部の不均一構造に起因する高次散乱によって導光
体に取り込まれた光が効率よく拡散し、さらに出射面に
正弦曲面よりなる凹凸形状を付与することにより、正面
方向に光を集めるとともにドット見えを防止することが
できる。
【0021】この場合、混合する材料の種類や量、分子
量によって、ポリマーアロイ内部の不均一構造の大きさ
や相関距離および屈折率の揺らぎ(誘電率の揺らぎ)を
変えることができ、光の拡散の程度を制御することがで
きる。一般的には主となるポリマーと、混合するポリマ
ーとの屈折率差が大きいほど同様の効果を発現するため
に必要な混合量が少なくなるので好ましい。
【0022】
【実施例】本発明を下記実施例により具体的に説明す
る。 〔実施例1〕図1において、光拡散シート11の代わり
として、厚さ100μmの高密度ポリエチレン樹脂製の
光線制御シートを用いる。この光線制御シートの全光線
透過率は77%、ヘイズは86%であった。この上に透
明なポリカーボネート樹脂を材料に用い、押出し成型法
により一面に山谷の高低差(振幅)40μm、周期(ピ
ッチ)100μmの正弦波状の凹凸条による周期表面構
造を刻印した厚さ250μmのシート2枚を集光シート
12として用いた。このとき、集光シート12の配置角
度を、集光シート12の凹凸条の稜線と冷陰極管3の管
軸のなす角度で表すことにすると、一枚目は−45°、
二枚目は+45°であった。ただし、稜線が右下がりの
ものを−、右上がりのものを+とする。
【0023】〔実施例2〕図1において、光拡散シート
11の代わりとして、厚さ100μmのポリテトラフル
オロエチレン樹脂製の光線制御シートを用いる。この光
線制御シートの全光線透過率は79%、ヘイズは87%
であった。この上に透明なポリカーボネート樹脂を材料
を用い、プレス成型法により、一面に山谷の高低差15
0μm、ピッチ300μmの直角二等辺三角形の凹凸条
による周期表面構造を刻印した厚さ350μmのシート
を集光シート12として用いた。このとき、集光シート
12の配置角度は90°であった。
【0024】このままだと、液晶セルを通して見たとき
集光シート12の稜線が視認されるため、さらにその上
に、厚さ250μmの透明なポリカーボネート樹脂を材
料に用い、プレス成型法により一面に深さ150μmの
ランダムな凹凸構造を刻印したシートを光拡散シートと
して配置した。
【0025】〔実施例3〕ポリテトラフルオロエチレン
樹脂を材料に用い、プレス成形法により、図2に示され
ているように、一面に振幅100μm、ピッチ100μ
mの正弦波状の表面構造を有し、全体の厚みが250μ
mとなる成形シートを光拡散シート11と集光シート1
2として用いる。このポリテトラフルオロエチレンを厚
さ100μmのシートにした時の全光線透過率は77
%、ヘイズは86%であった。
【0026】〔実施例4〕高密度ポリエチレン樹脂を材
料に用い、押出−ロール転写成形法により一面に振幅8
0μm、ピッチ100μmの正弦波状の表面構造を有
し、全体の厚みが250μmとなる成形シートを光拡散
シート11と集光シート12として用いる。この高密度
ポリエチレンを厚さ100μmのシートにした時の全光
線透過率は79%、ヘイズは87%であった。
【0027】〔実施例5〕ポリカーボネート樹脂に5重
量部のポリテトラフルオロエチレン樹脂を混練した材料
を用い、押出−ロール転写成形法により、一面に振幅1
00μm、ピッチ100μmの正弦波状の表面構造を有
し、全体の厚みが250μmとなる成形シートを光拡散
シート11と集光シート12として用いる。このポリマ
ーアロイを厚さ100μmのシートにした時の全光線透
過率は77%、ヘイズは86%であった。
【0028】〔実施例6〕ポリメチルメタクリル酸樹脂
に10重量部のポリスチレン樹脂を混練した材料を用
い、プレス成形法により一面に振幅80μm、ピッチ1
00μmの正弦波状の表面構造を有し、全体の厚みが2
50μmとなる成形シートを光拡散シート11と集光シ
ート12として用いる。
【0029】このポリマーアロイを厚さ100μmのシ
ートにした時の全光線透過率は79%、ヘイズは87%
であった。なお、実施例3〜6においては、シートの表
面形状は光線方向を変化させる機能を有するため、本シ
ートを直接測定して、結晶性高分子の光学特性とするの
は好ましくない。したがって結晶性高分子の光学特性は
押出し成形法によって得られた、両面とも平滑なシート
として評価した。
【0030】〔比較例1〕実施例1において、光拡散シ
ート11として裏面に直径10〜30μmのガラスビー
ズが塗布されている厚さ200μmの透明なポリカーボ
ネート樹脂シートを用いた以外は同一の条件にした。 〔比較例2〕実施例2において、光拡散シート11とし
て裏面に直径5〜10μmのガラスビーズが塗布されて
いる厚さ200μmの透明なポリカーボネート樹脂シー
トを用いた以外は同一の条件にした。
【0031】〔比較例3〕厚さ250μmのポリマーカ
ーボネート樹脂を材料に用い、押出成形法によって得ら
れた成形体の一面に深さ150μmで凹凸密度120本
/インチの不規則な凹凸面を形成した。 〔比較例4〕透明なポリカーボネート樹脂を材料に用
い、プレス成形法により、一面に頂角90°斜面の角度
45°、ピッチ300μm、全体厚み500μmのプリ
ズム形状を付与し、従来技術によるプリズムフィルムを
得た。このプリズムフィルムを構成する面は、すべて光
学的平滑面とした。
【0032】〔性能の評価試験〕実施例1、2と比較例
1、2については、性能の評価試験を以下の条件にて行
った。図1において、光源として外径3mmφ、長さ1
30mmの冷陰極管3を使用する。ランプホルダ4はラ
ンプ面側に銀蒸着されたポリエチレンテレフタレートフ
ィルムにより構成した。導光板1は、縦128mm、横
220mm、厚さ2mmのポリメチルメタクリレート板
から成る。裏面反射板9及び端面反射板10は厚さ15
0μmの不透明ポリエチレンテレフタレートフィルムか
ら成っている。
【0033】導光板1の表面7に実施例および比較例の
光線制御シートを配置する。このように構成されたエッ
ジライト方式のバックライト装置の冷陰極管3のインバ
ータを直流9.6Vで駆動して、バックライト装置を点
灯した。バックライト性能は、画面の明るさとドット隠
蔽性で評価した、画面の明るさは、ドット印刷部分の中
央において、導光板表面と冷陰極管の管軸の両方に垂直
な面内の輝度分布を1m離れた位置から視野角0.3°
の輝度計で測定した。角度は導光板表面の法線方向を0
°、冷陰極管側を−、端面反射板側を+とした。評価対
象は、正面輝度および最大輝度とその方向である。測定
輝度が500cd/cm2 以上あれば、液晶セルを通し
て見たとき実用上問題のない明るさといえる。ドット隠
蔽性は、バックライト画面から50cm離れた位置から
光拡散シート及び集光シートを通して画面を見たときの
ドットの見え方で評価した。評価としては全くドットが
見えないものを○、微かでも見えるものを×とした。評
価結果を表1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】実施例3〜6と比較例4、5については、
性能の評価試験を以下の条件にて行った。図1におい
て、光源として外径3.5mm、長さ135mmの冷陰
極管3を使用する。導光体6は、横196mm、縦13
5mm、厚さ2.5mmのポリメチルメタクリレート板
からなる。裏面反射板9及び端面反射板10は厚さ15
0μmの不透明ポリエチレンテレフタレートフィルムか
ら成っている。導光板1の表面7に実施例および比較例
の光線制御シートを配置する。そして光線制御シートの
上に液晶表示素子を配置した。
【0036】こうして構成されたエッジライト方式のバ
ックライト装置を直流12Vのインバーターで駆動し
て、光線制御シートの評価を行った。 (1)画面の明るさ 画面上の定点(9ヶ所)において、法線方向に30cm
離れた位置から視野角2°の輝度を計り、明るさのデー
タとした。測定データが550cd/cm2 以上であれ
ば実用上問題のない明るさである。 (2)ドットパターンの視認性 画面から法線方向に50cm離れた位置から、調光フィ
ルムを通して表示画面を見たとき、正面輝度と発光外観
の評価結果を表2に示す。
【0037】
【表2】
【0038】
【発明の効果】本発明による光線制御シートが使用され
ると、ドット隠蔽性に優れ、かつ画面正面が明るいバッ
クライト装置を提供することができ、高輝度であるとと
もに、必要且つ十分な角度範囲から観察可能な液晶表示
装置が具現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】エッジライト方式のバックライト装置を示す断
面図である。
【図2】本発明による光線制御シートの凹凸条形状を示
す説明図である。
【図3】比較例の光線制御シートの凹凸条形状を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 導光板 3 冷陰極管 4 ランプホルダ 6 ドット 9 裏面反射板 10 端面反射板 11 光拡散シート 12 集光シート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚さ50〜200μm、全光線透過率6
    0%以上、ヘイズ75%以上の結晶性高分子材料から成
    る面光源装置用光線制御シート。
  2. 【請求項2】 少なくとも一方の面に横断面形状が略正
    弦波状の凹凸条が設けられていていることを特徴とする
    請求項1に記載の面光源装置用光線制御シート。
  3. 【請求項3】 厚さ50〜200μm、全光線透過率6
    0%以上、ヘイズ75%以上となるような2種類以上の
    高分子材料により構成され、少なくとも一方の面に横断
    面形状が略正弦波状の凹凸条が設けられていていること
    を特徴とする面光源装置用光線制御シート。
JP6000105A 1994-01-05 1994-01-05 面光源装置用光線制御シート Pending JPH07198911A (ja)

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