JPH11160504A - 光制御シート - Google Patents

光制御シート

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JPH11160504A
JPH11160504A JP32484697A JP32484697A JPH11160504A JP H11160504 A JPH11160504 A JP H11160504A JP 32484697 A JP32484697 A JP 32484697A JP 32484697 A JP32484697 A JP 32484697A JP H11160504 A JPH11160504 A JP H11160504A
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JP
Japan
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light
sheet
control sheet
light control
length
Prior art date
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Pending
Application number
JP32484697A
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English (en)
Inventor
Haruyo Hashimoto
陽世 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶表示素子等に用いた場合に正面方向が充
分明るくなるような集光性と、ある程度の視野角度範囲
内であれば均等に明るく見えるという拡散性とを兼ね備
えた、光制御シートを提供する。 【解決手段】 片面が、中心線平均粗さ(Ra)が0.
3μm以下の平滑面とされ、他面は、平滑面上に一方向
に延びる突条2が略平行に多数連設されてなり、該突条
の横断面形状が、2つの底角θが30〜42°で上底の
長さbが下底の長さaの20〜35%である台形の上底
を外側に凸弧状に膨出させた形状となされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、面状発光装置等を
構成するための光制御シートに関する。
【0002】なお、本明細書全体を通して、シートと
は、厚さに基づく厳密な定義によるものを意味するので
はなく、通常フィルムと呼ばれる比較的薄手のものも含
むこととする。
【0003】
【従来の技術】パーソナルコンピュータやワードプロセ
ッサなどの厚みの薄い液晶表示画面は、自家発光性を有
しないため、通常は、これに背面から光を当てるバック
ライトユニットと呼ばれる光源装置が使用されている。
バックライトユニットは、厚みが薄くしかも表示画面全
体をほぼ均一に照射する必要がある。一般にバックライ
トユニットは面状のものであり、最も多く使用されてい
る面状発光装置は、導光板の一端面すなわち光導入面に
光源を設けたエッジライト一灯式のものである。この方
式では、光源から照射される光を導光板の表面や、導光
板の前面に設けられた光拡散板等の光制御シートの表面
全面からほぼ均一に出光させることができる。
【0004】近年、表示画面の薄型化やカラー化の要求
が高まっており、これに対処するためバックライトユニ
ットの輝度向上が求められている。
【0005】エッジライト方式の面状光源装置は、図3
に示す基本構造を有する。即ち、この装置では、光源と
しての螢光管21は、透明板からなる導光板22の一側
面に配されている。導光板22の背面には塗料のドット
パターン24が形成されている。ドットパターン24
は、側面の螢光管21から入射した光を、画面のどの位
置からも均等に出射させるために導光板22の背面に形
成された光散乱性の印刷パターンであり、疑似光源と呼
ばれるものである。導光板22の後側には反射板25が
配されている。
【0006】螢光管21から発せられた光線は、導光板
端面23より導光板内部に進入し、その背面のドットパ
ターン24によって乱反射され、導光板表面より前方へ
出射される。導光板22の表面より出射された光線の各
出射角度における強度分布、すなわち面状発光装置から
の光線の各出射角度における強度分布は、できるだけ使
用者の見ている方向に効率よく光を出射する必要があ
る。
【0007】そこで、図4に示すように、導光板22の
表面上にプリズムシート29を用いることが試みられて
いる。プリズムシート29は片面に多数の小さなプリズ
ムを並列状に並べたものであり、これに入射した光線を
屈折あるいは反射させる機能を有する光学機能シートで
ある。このプリズムシート29を用いた場合の光線の各
出射角度における強度分布、すなわち出射光パターン3
0は、図4に示すように、法線方向への光線の出射が、
他の方向に比べて著しく増加している(特開平9−15
9810号公報、従来技術の欄参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の面状発
光装置では、出射角度における強度分布が強すぎて、正
面から画面を見る場合はよいが、近年のように、液晶画
面が大型化し、多数の人間が異なった角度から見る場合
には、それに応じた視野角度の広域化が、必要になって
くる。
【0009】本発明は上記の課題を解決し、液晶表示素
子等に用いた場合に正面方向が充分明るくなるような集
光性と、ある程度の視野角度範囲内であれば均等に明る
く見えるという拡散性とを兼ね備えた、光制御シートを
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の光制御シート
は、片面が、中心線平均粗さ(Ra)が0.3μm以下
の平滑面とされ、他面は、平滑面上に一方向に延びる突
条が略平行に多数連設されてなり、該突条の横断面形状
が、2つの底角が30〜42°で上底の長さが下底の長
さの20〜35%である台形の上底を外側に凸弧状に膨
出させた形状となされているものである。
【0011】本発明における光制御シート(以下、単に
「シート」ということがある)は、片面が、中心線平均
粗さ(以下、「Ra」という)が0.3μm以下の微細
な凹凸面とされている。この値が0.3μmを超える
と、シートの集光性が損われる。
【0012】一方、他面は、平滑面上に一方向に延びる
突条が略平行に多数連設されてなり、該突条の横断面形
状が、2つの底角が30〜42°で上底の長さが下底の
長さの20〜35%である台形の上底を外側に凸弧状に
膨出させた形状となされている。
【0013】上記底角は、小さすぎると集光性が低下
し、大きすぎると均等な輝度を有する視野角度が狭くな
るので、30〜42°に限定される。又、凸弧状に膨出
させた部分の直線距離(台形の上底に相当する)が、短
すぎると均等な輝度を有する視野角度が狭くなり、長す
ぎると集光性が低下するので、下底の長さの20〜35
%に限定される。
【0014】上記光制御シートは、単層であってもよい
し、複数の層の積層体であってもよい。但し、積層体と
する場合には、層間の接着性を考慮して接着方法や樹脂
の選定を行う必要があり、使用される接着剤も無色透明
である必要があるのはいうまでもない。この場合、接着
強度の点で各層を融着する方法が好ましい。
【0015】上記光制御シートの厚みは、特に限定され
るものではないが、薄すぎるとシートのスティッフネス
が乏しく、バックライトユニットへの組み込みが難しく
なり、5インチ程度の画像表示装置に使用する場合は1
00μm以上、又、10インチ程度の画像表示装置に使
用する場合は150μm以上が好ましい。又、厚すぎる
とバックライトユニットへの組み込みに場所を取るの
で、500μm以下が好ましい。
【0016】光制御シートの材質は、透明な熱可塑性樹
脂であれば特に限定されないが、光の出射方向を制御す
るという機能上、屈折率が高いものが好ましい。上記熱
可塑性樹脂としては、例えば、スチレン系樹脂;非晶性
オレフィン系樹脂;ポリカーボネート系樹脂;ポリメチ
ルメタクリレート等のアクリル系樹脂;非晶性ポリエチ
レンテレフタレート等のポリエステル系樹脂などがあげ
られる。これらは、単独で使用されてもよいし、2種類
以上混合して使用されてもよい。さらに上述したよう
に、2種類以上の樹脂を積層して用いてもよい。
【0017】又、片面に凹凸形状を形成する際、断面台
形形状の斜面には、不要な凹凸を付与しないほうが好ま
しい。ただし、凹凸が付与された場合においても、斜面
のRaの値が大きすぎるとシートの集光性が損われるの
で、0.3μm以下が好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面をもっ
て詳細に説明する。図1は、本発明の光制御シートの一
例を示す斜視図である。図1に示すように、本発明の光
制御シート1は片面が、Raが0.3μm以下の微細な
凹凸面とされ、他面は、平滑面上に一方向に延びる突条
2が略平行に多数連設されてなり、該突条2の横断面形
状が、2つの底角θが30〜42°で上底の長さbが下
底の長さaの20〜35%である台形の上底を外側に凸
弧状に膨出させた形状となされている。
【0019】図2は、本発明による光制御シートを用い
た場合の出射光特性を示す概略図である。図2におい
て、1は本発明の光制御シート、21は光源、22は導
光板、3は出射光パターンである。図2に示すように、
出射光は導光板22の法線方向を中心としてその周囲に
十分な角度範囲で分布していることが認められる。
【0020】
【実施例】本発明を実施例をもってさらに詳細に説明す
る。 (実施例、比較例1〜5)ポリカーボネート樹脂をTダ
イから押出し、半溶融状態の樹脂シートを所定の横断面
形状の突条2が平行に多数連設されるように配したエン
ボスロールとゴムロールとで挟圧しながら厚み200μ
mの光制御シートを得た。得られた光制御シートを以下
の評価に供した。
【0021】評価方法 底角θ、上底の長さbと下底の長さaの比(b/a)
中心線平均粗さRa 得られた光制御シートに付加反応型シリコーン樹脂を塗
布し、固化した後、切断した断面を光学顕微鏡で観察
し、底角θ、上底の長さbと下底の長さaの比(b/
a)を求めた。
【0022】中心線平均粗さRa 得られた光制御シート平滑面をJIS B0601に準
じて測定した。
【0023】法線方向の輝度 得られた光制御シートを用いて、図2に示したバックラ
イトユニットを作製し、法線方向の輝度をJIS C7
614に準じて9点測定し、平均値を記した。
【0024】視野角度 法線方向から左右方向の輝度をJIS C7614に準
じて9点測定し、平均値が50%になる角度を求めた。
以上の結果を表1に纏めて記した。
【0025】
【表1】
【0026】
【発明の効果】本発明の光制御シートは、片面が、中心
線平均粗さ(Ra)が0.3μm以下の平滑面とされ、
他面は、平滑面上に一方向に延びる突条が略平行に多数
連設されてなり、該突条の横断面形状が、2つの底角が
30〜42°で上底の長さが下底の長さの20〜35%
である台形の上底を外側に凸弧状に膨出させた形状とな
されているから、大型サイズの液晶表示素子に用いた場
合に、正面方向が充分明るくなるような集光性と、ある
程度の視野角度範囲内であれば均等に明るく見えるとい
う拡散性とを兼ね備えた、光制御シートとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光制御シートの一例を示す斜視図
である。
【図2】本発明による光制御シートの一例を示す横断面
図である。
【図3】エッジライト方式の面状発光装置を示す斜視図
である。
【図4】従来のプリズムシートの一例を示す横断面図で
ある。
【符号の説明】
1 光制御シート 2 突条 a 下底の長さ b 上底の長さ θ 底角

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面が、中心線平均粗さ(Ra)が0.
    3μm以下の平滑面とされ、他面は、平滑面上に一方向
    に延びる突条が略平行に多数連設されてなり、該突条の
    横断面形状が、2つの底角が30〜42°で上底の長さ
    が下底の長さの20〜35%である台形の上底を外側に
    凸弧状に膨出させた形状となされていることを特徴とす
    る光制御シート。
JP32484697A 1997-11-26 1997-11-26 光制御シート Pending JPH11160504A (ja)

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