JPH0719878Y2 - シフトレバ−ブ−ツ - Google Patents
シフトレバ−ブ−ツInfo
- Publication number
- JPH0719878Y2 JPH0719878Y2 JP1985169690U JP16969085U JPH0719878Y2 JP H0719878 Y2 JPH0719878 Y2 JP H0719878Y2 JP 1985169690 U JP1985169690 U JP 1985169690U JP 16969085 U JP16969085 U JP 16969085U JP H0719878 Y2 JPH0719878 Y2 JP H0719878Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boot
- shift lever
- bellows
- boots
- inner boot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Diaphragms And Bellows (AREA)
- Mechanical Control Devices (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、自動車のシフトレバーブーツ、特にその形状
に関する。
に関する。
従来技術 自動車のシフトレバーのフロア貫通部は防塵と遮音の目
的で、シフトレバーのフロア貫通部上方にインナブーツ
とアウタブーツの二重のブーツを被せてフロア貫通部の
開口を密閉している。上記2つのブーツはシフトレバー
の操作に追随して容易に前後左右に所定の角度内で傾く
ことができるように、蛇腹部を有し、しかも軟質合成樹
脂やゴム等の可撓性の材料で構成されている。
的で、シフトレバーのフロア貫通部上方にインナブーツ
とアウタブーツの二重のブーツを被せてフロア貫通部の
開口を密閉している。上記2つのブーツはシフトレバー
の操作に追随して容易に前後左右に所定の角度内で傾く
ことができるように、蛇腹部を有し、しかも軟質合成樹
脂やゴム等の可撓性の材料で構成されている。
第5図は従来のシフトレバーブーツの一例を示す図であ
って、このブーツはシフトレバー1のフロア貫通部10a
上方を覆うインナーブーツ2と、その上に被せられたア
ウタブーツ3を有しており、これらブーツ2,3は上から
下方に向かうに従って拡がり、その少なくとも一部に蛇
腹部が形成されている。ところで、従来のシフトレバー
ブーツの蛇腹部の断面形状は、第6図に詳細に示すよう
に、突出端4と凹入端5がU字形に形成され、その間を
ほぼ直線で結んだ形状に形成されているのが一般的であ
る。このような形状の蛇腹部を有するインナブーツは、
第5図に鎖線で示す如くシフトレバー1を操作したとき
に圧縮される側(図の右側に位置する蛇腹部)では収縮
し難く、また引張られる側(同じく左側の蛇腹部)では
伸び難いため、伸縮を容易にするため蛇腹部の突出量を
大きくしていた。ところがこのように蛇腹部の突出量を
大きくすると、第5図の鎖線から判るようにインナブー
ツの蛇腹部の動きが大きくなり、収縮側におけるインナ
ブーツの蛇腹部突出端がアウタブーツの内面に干渉し、
シフトレバーの操作力が増大する不具合を生じる。
って、このブーツはシフトレバー1のフロア貫通部10a
上方を覆うインナーブーツ2と、その上に被せられたア
ウタブーツ3を有しており、これらブーツ2,3は上から
下方に向かうに従って拡がり、その少なくとも一部に蛇
腹部が形成されている。ところで、従来のシフトレバー
ブーツの蛇腹部の断面形状は、第6図に詳細に示すよう
に、突出端4と凹入端5がU字形に形成され、その間を
ほぼ直線で結んだ形状に形成されているのが一般的であ
る。このような形状の蛇腹部を有するインナブーツは、
第5図に鎖線で示す如くシフトレバー1を操作したとき
に圧縮される側(図の右側に位置する蛇腹部)では収縮
し難く、また引張られる側(同じく左側の蛇腹部)では
伸び難いため、伸縮を容易にするため蛇腹部の突出量を
大きくしていた。ところがこのように蛇腹部の突出量を
大きくすると、第5図の鎖線から判るようにインナブー
ツの蛇腹部の動きが大きくなり、収縮側におけるインナ
ブーツの蛇腹部突出端がアウタブーツの内面に干渉し、
シフトレバーの操作力が増大する不具合を生じる。
そこで従来はインナブーツとアウタブーツの隙を大きく
とり、シフトレバー操作時にインナブーツの蛇腹部突出
端がアウタブーツの内面に干渉して操作力が増大する不
具合を阻止していたが、この構成によると、アウタブー
ツが大型化し、その分、室内空間が挟められてしまう欠
点を免れなかった。
とり、シフトレバー操作時にインナブーツの蛇腹部突出
端がアウタブーツの内面に干渉して操作力が増大する不
具合を阻止していたが、この構成によると、アウタブー
ツが大型化し、その分、室内空間が挟められてしまう欠
点を免れなかった。
目的 本考案は、従来のシフトレバーブーツの上述の問題点を
解決し、シフトレバー操作時のブーツの動き量が少な
く、これによりブーツの小型化が可能となるシフトレバ
ーブーツを提供することを目的とする。
解決し、シフトレバー操作時のブーツの動き量が少な
く、これによりブーツの小型化が可能となるシフトレバ
ーブーツを提供することを目的とする。
構成 本考案は、上記の目的を達成するため、インナブーツと
アウタブーツのうち少なくともインナブーツの蛇腹部の
外から見て上向面を凸面とし、下向面を凹面としたこと
を特徴とする。
アウタブーツのうち少なくともインナブーツの蛇腹部の
外から見て上向面を凸面とし、下向面を凹面としたこと
を特徴とする。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に従って説明する。
第1図は本考案の実施例を示す断面図である。1はシフ
トレバー、10は自動車のフロアパネル、そして10aはシ
フトレバー1のフロア貫通部をそれぞれ示している。ま
た2はシフトレバーブーツのインナブーツ、3はアウタ
ブーツであり、これらブーツ2,3はその下部がフロアパ
ネル10に固定され、防塵と防音の働きを為している。シ
フトレバー1は実線で示すニュートラル位置から鎖線で
示すように作動することができ、これに伴って可撓性材
料から成るインナブーツ2とアウタブーツ3も鎖線のよ
うに動くことができる。
トレバー、10は自動車のフロアパネル、そして10aはシ
フトレバー1のフロア貫通部をそれぞれ示している。ま
た2はシフトレバーブーツのインナブーツ、3はアウタ
ブーツであり、これらブーツ2,3はその下部がフロアパ
ネル10に固定され、防塵と防音の働きを為している。シ
フトレバー1は実線で示すニュートラル位置から鎖線で
示すように作動することができ、これに伴って可撓性材
料から成るインナブーツ2とアウタブーツ3も鎖線のよ
うに動くことができる。
アウタブーツ3は、第5図に示した従来のものと同一の
形状にされている。インナブーツ2の形状は従来のもの
と異なり、第2図に詳細に示す如く、蛇腹部の外から見
て上向面6は凸面に形成され、外から見て下向面7は凹
面に形成されており、突出端8および凹入端9は従来と
異なり鋭角状になっている。
形状にされている。インナブーツ2の形状は従来のもの
と異なり、第2図に詳細に示す如く、蛇腹部の外から見
て上向面6は凸面に形成され、外から見て下向面7は凹
面に形成されており、突出端8および凹入端9は従来と
異なり鋭角状になっている。
第3図および第4図はそれぞれインナブーツの外観の例
を示すもので、第3図では全体として傾斜円錐形をな
し、第4図では全体として傾斜四角錐形をなしている。
を示すもので、第3図では全体として傾斜円錐形をな
し、第4図では全体として傾斜四角錐形をなしている。
蛇腹の形状を上記の如く形成したことにより次のような
作用が得られる。すなわち第1図の鎖線のようにシフト
レバー1を操作したとき、引張作用を受ける第1図の左
側のインナブーツ部分の伸び量は従来と特に変りはない
が、第1図の右側の圧縮側のインナブーツ部分において
は、その蛇腹部の上向面6の凸出量は増加し、下向面7
では凹入量が増加する方向に容易に撓み、圧縮側のイン
ナブーツ部分は外方に大きく突出することなく折り畳ま
れる。このためインナブーツ2は容易にシフトレバーの
動きに追随し、シフトレバー操作時にインナブーツ2の
蛇腹部が外方に突出する量が少なくなる。換言すれば、
第1図に鎖線で示した如く、シフトレバー操作時のイン
ナブーツ2の動き量は第5図に示したインナブーツの動
き量に比して少なくなり、インナブーツとアウタブーツ
の隙を特に大きくしなくとも、両者の干渉、ひいては操
作力が増大するという不具合を防止できる。
作用が得られる。すなわち第1図の鎖線のようにシフト
レバー1を操作したとき、引張作用を受ける第1図の左
側のインナブーツ部分の伸び量は従来と特に変りはない
が、第1図の右側の圧縮側のインナブーツ部分において
は、その蛇腹部の上向面6の凸出量は増加し、下向面7
では凹入量が増加する方向に容易に撓み、圧縮側のイン
ナブーツ部分は外方に大きく突出することなく折り畳ま
れる。このためインナブーツ2は容易にシフトレバーの
動きに追随し、シフトレバー操作時にインナブーツ2の
蛇腹部が外方に突出する量が少なくなる。換言すれば、
第1図に鎖線で示した如く、シフトレバー操作時のイン
ナブーツ2の動き量は第5図に示したインナブーツの動
き量に比して少なくなり、インナブーツとアウタブーツ
の隙を特に大きくしなくとも、両者の干渉、ひいては操
作力が増大するという不具合を防止できる。
なお、上記の実施例ではインナブーツのみに本考案によ
る形状の蛇腹部を使用した例を示したが、アウタブーツ
の蛇腹部にもこの形状を適用することができ、これによ
り、シフトレバーブーツの外形を小さくすることができ
る。
る形状の蛇腹部を使用した例を示したが、アウタブーツ
の蛇腹部にもこの形状を適用することができ、これによ
り、シフトレバーブーツの外形を小さくすることができ
る。
効果 以上の如く、本考案によればシフトレバー操作時にイン
ナブーツはシフトレバーの動きに容易に追随し、ブーツ
の動き量が少なくなり、アウタブーツとの干渉を防止す
ることができる。その結果、アウタブーツの寸法を小さ
くすることが可能となる。
ナブーツはシフトレバーの動きに容易に追随し、ブーツ
の動き量が少なくなり、アウタブーツとの干渉を防止す
ることができる。その結果、アウタブーツの寸法を小さ
くすることが可能となる。
第1図は本考案の実施例を示す断面図、第2図は第1図
中のII部の拡大断面図、第図および第4図はそれぞれ本
考案によるインナブーツの外形を示す斜視図、第5図は
従来のシフトレバーブーツの一例の断面図、第6図は第
5図中のVI部の拡大断面図である。 1……シフトレバー、2……インナブーツ 3……アウタブーツ、6……上向面 7……下向面、10a……フロア貫通部
中のII部の拡大断面図、第図および第4図はそれぞれ本
考案によるインナブーツの外形を示す斜視図、第5図は
従来のシフトレバーブーツの一例の断面図、第6図は第
5図中のVI部の拡大断面図である。 1……シフトレバー、2……インナブーツ 3……アウタブーツ、6……上向面 7……下向面、10a……フロア貫通部
Claims (1)
- 【請求項1】シフトレバーのフロア貫通部上方を覆う、
蛇腹部を有するインナブーツの外側に、同じく蛇腹部を
有するアウタブーツを被せ、二重にフロア貫通部を密閉
したシフトレバーブーツにおいて、少なくともインナブ
ーツの蛇腹部の外から見て上向面を凸面とし、下向面を
凹面としたことを特徴とするシフトレバーブーツ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985169690U JPH0719878Y2 (ja) | 1985-11-04 | 1985-11-04 | シフトレバ−ブ−ツ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985169690U JPH0719878Y2 (ja) | 1985-11-04 | 1985-11-04 | シフトレバ−ブ−ツ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6277020U JPS6277020U (ja) | 1987-05-16 |
JPH0719878Y2 true JPH0719878Y2 (ja) | 1995-05-10 |
Family
ID=31103728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985169690U Expired - Lifetime JPH0719878Y2 (ja) | 1985-11-04 | 1985-11-04 | シフトレバ−ブ−ツ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0719878Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107654631A (zh) * | 2017-10-11 | 2018-02-02 | 宁波高发汽车控制系统股份有限公司 | 一种排档式电子换挡器 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54133411U (ja) * | 1978-03-09 | 1979-09-17 | ||
JPS57159527U (ja) * | 1981-03-30 | 1982-10-06 |
-
1985
- 1985-11-04 JP JP1985169690U patent/JPH0719878Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6277020U (ja) | 1987-05-16 |
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