JPH07198659A - 排気ガス酸素センサの故障検出方法及び装置 - Google Patents

排気ガス酸素センサの故障検出方法及び装置

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JPH07198659A
JPH07198659A JP6273814A JP27381494A JPH07198659A JP H07198659 A JPH07198659 A JP H07198659A JP 6273814 A JP6273814 A JP 6273814A JP 27381494 A JP27381494 A JP 27381494A JP H07198659 A JPH07198659 A JP H07198659A
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voltage
csd
flag
signal
exhaust gas
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JP6273814A
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Thomas S Gee
スコット ジー トーマス
Fredrick Smith Paul
フレデリック スミス ポール
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Ford Motor Co
Original Assignee
Ford Motor Co
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/02Circuit arrangements for generating control signals
    • F02D41/14Introducing closed-loop corrections
    • F02D41/1438Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor
    • F02D41/1493Details
    • F02D41/1495Detection of abnormalities in the air/fuel ratio feedback system
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/02Circuit arrangements for generating control signals
    • F02D41/14Introducing closed-loop corrections
    • F02D41/1401Introducing closed-loop corrections characterised by the control or regulation method
    • F02D2041/1413Controller structures or design
    • F02D2041/1432Controller structures or design the system including a filter, e.g. a low pass or high pass filter

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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 排気ガス酸素センサの故障を検出し特性下方
偏移故障を同センサの他の信号故障と区別する一方、フ
ロントエンド演算増幅器を採用可能とする。 【構成】 排気ガス酸素(EGO)センサの故障を検出
する方法及び装置において、もしEGOセンサ出力信号
が許容不可能な電圧に近づくならば第1電圧を有し及び
もしEGOセンサ出力信号が許容不可能な電圧を有する
ならば第2電圧を有する第1信号を発生し、第1時刻に
第1信号の電圧を測定し(102)、測定電圧が第1電
圧を有するならば第1フラグをセットし(104)、後
続時刻に第1信号を測定し(106)、もし第1信号が
第2電圧を有しかつ第1フラグがセットされているか検
査し(114)、検査結果が肯定ならばEGOセンサ故
障を指示する第2フラグをセットする(116)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排気ガス酸素センサの
故障を検出する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車エンジンからの排気ガスを制御す
ることが、しばらくの間自動車の設計上の重要な焦点に
なっている。近く予定さている車上診断II(On−B
oard Diagnostics II(OBDI
I))排気ガス規則に伴ってますます注目を集めてい
る。
【0003】車両排気ガス制御システムにおいて、重要
な構成要素は、排気ガス酸素(以下、EGOと称する)
センサである。車両は、1つ以上のEGOセンサを有す
ると云える。これらのセンサは、車両排気中の酸素量を
測定する。これらのセンサの出力は、典型的には、電子
エンジンコントローラへ帰還される。電子エンジンコン
トローラは、立ち代わって、所望吸気−燃料比(以下、
吸気−燃料比を空燃比と称する)でエンシンを運転維持
する企図のためにいくつかのエンジンパラメータを制御
する。所望エンジン空燃比の首尾よい維持は、エンジン
からの好ましくない排気ガスを減少することを助成す
る。
【0004】正常動作において、典型的EGOセンサ
は、2つの電圧レベルの間で遷移する出力信号を発生す
る。1つの電圧レベルは車両排気内に過剰酸素があると
きに発生され、エンジンがリーン空燃比で運転している
と云うインジケータである。他の電圧レベルは車両排気
内に酸素の不足しているときにEGOセンサによって発
生され、エンジンがリッチ空燃比で運転していると云う
インジケータである。正常エンジン動作において、電子
エンジンコントローラが所望空燃比を維持するように連
続的に努めるに従い、EGOセンサの出力はこれら2つ
の電圧レベルの間で頻繁にスイッチすることになる。
【0005】典型的に、EGOセンサは、大気に開口し
ているポート内に配置された基準電極を有する。この電
極は、大気に露出されているので、比較的一定かつ既知
の酸素量に露出されている。この比較的一定の酸素量は
基準として働き、これに対して車両排気ガスが比較され
る。EGOセンサは、このようにして、車両排気ガスの
酸素含有量を指示する出力信号を発生することができ
る。
【0006】自動排気ガス制御はこのような重要な試み
であるので、及びEGOセンサが自動排気ガス制御にお
いてこのような重要な役割を演じるので、EGOセンサ
出力信号の故障を診断することが重要である。EGOセ
ンサ出力信号の故障は、いくつかの原因を持ち得るし、
及びEGOセンサ出力信号へのいついかの影響によって
明示され得る。例えば、EGOセンサ出力信号を電子エ
ンジンコントローラへ搬送する電気配線が短絡又は開路
されることがあり、その結果、過電圧又は不足電圧EG
Oセンサ信号を生じる。更に、車両排気システム内の空
気漏れが原因でEGOセンサが故障信号を発生すること
があり得る。また、特性下方偏移(character
istic shift downward)(以下、
CSDと称する)として知られる現象が起こり得る。C
SDの通常の原因は、EGOセンサの大気酸素ポートに
入り込みかつ基準電極の大気酸素への露出を減少させる
汚染である。このような汚染が起こると、EGOセンサ
出力信号の電圧は、下方へ偏移する。例えば、EGOセ
ンサは約零ポルトと1ボルトとの間で動作しないで、E
GOセンサ出力信号が下方へ偏移して、代わりに約−1
ボルトと零ボルトの間で動作することがある。
【0007】EGOセンサ出力信号に故障が起こると、
その故障を検出することが重要であり、検出の結果、電
子エンジンコントローラによって車両の所有車にその車
両を修理のために販売権者の許へ持って行くように通告
することができる。しかしながら、EGOセンサ出力信
号故障の種々の原因の間を区別にすることができること
もまた有利である。異なる原因は、修理技術者による異
なる処置(例えば、車両排気システム内の短絡線を修理
する、空気漏れを修理する、又はEGOセンサを交換す
る)を必要とする。
【0008】上述のように、EGOセンサ出力信号は、
典型的に、電子エンジンコントローラによって読み出さ
れる。電子エンジンコントローラ内でEGOセンサ信号
は典型的「フロントエンド」電子回路内へ送られるが、
この電子回路は演算増幅器を含む。このような演算増幅
器の2つの電源入力は、典型的に正電圧源と接地に接続
される。演算増幅器は、EGOセンサ信号出力がこの演
算増幅器によってバッファされるがしかし他の点ではほ
ぼ変化されないように、典型的に「単位利得」形態に構
成されている。このような単位利得形態においては、E
GOセンサ出力信号は、演算増幅器の非反転入力へ送ら
れる。次いで、演算増幅器の出力は、或る形で、電子エ
ンジンコントローラ内のマイクロプロセッサへ送られ
る。一般に、ここに説明したような電子エンジンコント
ローラのフロントエンドにおける演算増幅器の使用は、
非常に経済的である。したがって、本願に対して演算増
幅器を使用することが望ましい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、演算増
幅器の使用に起因して、EGOセンサがCSD故障を経
験するとき。問題が起こり得る。これは、正電圧源と接
地に接続されたときの典型的演算増幅器の特性に起因す
る。上述したように、EGOセンサ出力信号がCDSを
経験するとき、その電圧は負へ偏移する傾向がある。小
さな端数ボルトを少しでも超える大きさの負電圧が正電
圧源と接地に接続された演算増幅器に入力すると、演算
増幅器は比較的大きな正電圧を出力する。この正電圧
は、演算増幅器への正電圧源の電圧に接近する傾向があ
る。演算増幅器からのこの大きな正電圧出力は、もしE
GOセンサ出力信号が過電圧故障に陥っていたとしたな
らば起こっているであろう出力に類似している。EGO
センサがCSDを経験するときの演算増幅器からの出力
がEGOセンサが過電圧故障を経験するときとほぼ同じ
であるので、電子エンジンコントローラは、典型的に、
これら2つの状態の間の相違を通告することができな
い。
【0010】電子エンジンコントローラが、CSD故障
と過電圧故障との間の相違を一般に通告できないので、
車両に作業し及び電子エンジンコントローラの診断メモ
リに質問するサービス技術者は、どちらの状態が起こっ
たかについてほとんど又は全く案内を持たない。結果と
して、サービス技術者は、正しくない又は不必要な修繕
手順を遂行するかもしれない。
【0011】したがって、CSDを検出しかつこれによ
ってそれを他のEGOセンサ信号故障から区別する一
方、なお経済的演算増幅器フロントエンドを採用する手
段は、先行技術に優る大きな利点を提供することにな
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、CSDの性質
を持つEGOセンサの故障を検出する方法を提供する。
本方法は、まず、第1信号を発生するステップを含む。
この第1信号は、もしEGOセンサ信号電圧が第1しき
い値の下にありかつ第2しきい値の上にあれば、第1電
圧を有する。しかしながら、もしEGOセンサ信号電圧
が第2しきい値の下にあるならば、第1信号は代わって
第2電圧を有する。本方法は、更に、第1時刻に第1信
号の電圧を測定するステップを含む。本方法は、また、
もし測定電圧が第1電圧と実質的に等しいならば可能な
EGOセンサ故障を指示するフラグをセットすることを
含む。加えて、本方法は、後続時刻に第1信号を測定す
ることを含む。最終的に、本方法は、もしその後に測定
された電圧が第2電圧に近ければかつもし可能なEGO
センサ故障を指示するフラグがセットされているなら
ば、EGOセンサ故障を指示するフラグをセットするス
テップを含む。
【0013】本発明によって提供される方法は、CSD
を他のEGOセンサ故障から区別する問題を解決する。
CSDを指示するフラグは、可能なCSDを指示するフ
ラグが既にセットされている場合にのみ、セットされ
る。したがって、CSD故障に類似して見え得る他の故
障は、CSD故障を指示するフラグをセットすることは
ない。
【0014】本発明は、更に、CSD故障の性質を持つ
EGOセンサ故障を検出する装置を提供する。本装置
は、まず、もしEGOセンサ信号電圧が第1しきい値の
下にありかつ第2しきい値の上にあれば第1電圧を有
し、しかしもしEGOセンサ信号電圧が第2しきい値の
下にあるならば第2電圧を有する第1信号を発生する手
段を含む。本装置は、更に、第1時刻に第1信号の電圧
を測定する手段を含む。加えて、本装置は、可能なEG
Oセンサ故障をフラグする第1フラグ手段を含む。ま
た、本装置は、もし測定電圧が第1電圧と実質的に等し
いならば第1フラグ手段をセットする手段を含む。本装
置は、更に、その後の時刻に第1信号の電圧を測定する
手段を含む。また、本装置は、EGOセンサ故障をフラ
グする第2フラグ手段を含む。最終的に、本装置は、も
しその後に測定された電圧が第2電圧に近いならばかつ
もし可能なEGOセンサ故障を指示するフラグがセット
されているならば、EGOセンサ故障を指示するフラグ
をセットする手段を含む。
【0015】
【実施例】図1を参照すると、EGOセンサ14は、フ
ォードEEC−V電子エンジンコントローラのような電
子エンジンコントローラ10の入力16に接続される。
追加のEGOセンサを、電子エンジンコントローラ10
の類似の入力に接続することもできる。入力16に近く
配置されたコンデンサ20は、雑音をフィルタ除去す
る。抵抗器22は、EGOセンサ14に対する電気的負
荷を提供する。抵抗器24及びコンデンサ26は、低域
通過フィルタとして動作し、EGOセンサ信号から更に
雑音をフィルタ除去する。コンデンサ20も、抵抗器2
4とコンデンサ26の組み合わせによって形成されるフ
ィルタもいずれも、EGOセンサ14からの出力信号を
顕著に変化させることはない。これらは、EGOセンサ
14からの出力信号内に全般的に含まれている周波数よ
り高い周波数の電気雑音を単にフィルタ除去する。ナシ
ョナルセミコンダクタ社(National Semi
conductor Corporation)から発
売されているLM124のような、演算増幅器34は、
単位利得形態になるように接続される。抵抗器24及び
コンデンサ26によって形成された低域通過フィルタの
後、EGOセンサ信号は、演算増幅器34の非反転入力
30へ供給される。
【0016】入力30における電圧の関数としての演算
増幅器34の出力42における電圧は、図2に示されて
いる。演算増幅器34が単位利得形態になるように接続
されていると云う事実に因り、入力30における電圧の
零ボルトから約4ボルトまでの範囲にわたって、出力4
2における電圧は、入力30における電圧と実質的に等
しい。約4ボルトの上の入力30では、演算増幅器34
は飽和してかつ出力42に約4ボルト(好適実施例の演
算増幅器34の「飽和電圧」又は「最大出力電圧」)を
発生する。約零ボルトから約−0.3ボルトの入力に対
しは、演算増幅器34は、出力42に約零ボルトの電圧
を発生する。約−0.3ボルトより低い(好適実施例の
演算増幅器34の「反転しきい電圧」)入力30に対し
ては、演算増幅器34の出力42は、約4ボルトである
図2に示された電圧で飽和する。
【0017】EGOセンサ14からの典型的出力信号
は、図3に示されている。図3において領域Iとして命
名された、EGOセンサ14の正常動作中、EGOセン
サ14からの出力信号の電圧は、零ボルトと約1ポルト
とによってほぼ跳ね返される。リッチ空燃比状態を指示
する、車両排気ガス内の酸素の不足があるとき、この信
号は、その範囲の上端に近くにある。リーン空燃比状態
を指示する、車両排気ガス内の酸素の比較的豊富である
とき、この信号は、その範囲の下端に近にある。図3に
領域IIIとして命名された、CSD故障中、EGOセ
ンサ14からの出力信号の電圧は、下方へ偏移する。図
3の図解において、EGOセンサからの出力信号の電圧
は、−1ボルトと零ボルトによってほぼ跳ね返される。
図3の領域IとIIIとの間に、遷移領域IIが典型的
に存在する。この領域において、EGOセンサ14から
の出力信号は、領域Iにおける正常動作から領域III
のCSD状態へ偏移する。
【0018】図1を再び参照すると、EGOセンサ14
からの出力信号が約零ボルトの上かつ約4ボルトの下に
留まっている限り、演算増幅器34の出力42はEGO
センサ14からの出力信号と実質的に同じであることに
なる。もしEGOセンサ14からの出力信号が約零ボル
トの下へ降下するならば、図2に従って、演算増幅器3
4の出力42は約零ボルトへ移行するであろう。更にな
お、もしEGOセンサ14からの出力信号が約−0.3
ボルトの下へ降下するならば、また図2に従って、演算
増幅器34の出力42は約4ボルトへ移行するであろ
う。
【0019】注意すべきことは、約−0.3ボルトの下
へ移行するEGOセンサ14からの出力信号に起因して
いったん演算増幅器34の出力42が約4ボルトへ移行
してしまうと、その4ボルト信号が電子エンジンコント
ローラ10によってリッチ空燃比状態として解釈される
と云うことである。したがって、電子エンジンコントロ
ーラ10は、空燃比を増大しようとすることになる。こ
の作用はEGOセンサ14からの出力信号を負へ更に駆
動するが、これは、エンジンがリーン空燃比で運転して
いるときEGOセンサ14からの出力信号がその低値へ
向かう傾向があるからである。−0.3ボルトの下であ
り続けるEGOセンサ14からの出力信号は、演算増幅
器34からの高出力を更に永続させることになる。した
がって、いったんCSDがEGOセンサ14からの出力
信号を−0.3ボルトの下へ降下させてしまうと、演算
増幅器34からの出力42は約4ボルトに留まることに
なる。
【0020】図1を参照して続けると、演算増幅器34
の出力42は、抵抗器38とコンデンサ40によって形
成された低域通過フィルタによってフィルタされる。こ
のフィルタは、雑音を除去するためにのみ使用され、出
力42からの到来信号を顕著に変化させることはない。
信号はこのフィルタを通過した後、接続点45に出現
し、信号はアナログ−ディジタル変換器47へ送られ
る。アナログ−ディジタル変換器47は、接続点45に
おける信号をディジタル形式に変換する。したがって、
この信号は、インテル(Intel)8065マイクロ
プロセッサのようなマイクロプロセッサ49によってア
クセス可能である。
【0021】図4は、マイクロプロセッサ49によって
実行される論理を図解する。この論理は、好適には、2
0から50ミリ秒毎に遂行される。ステップ102にお
いて、アナログ−ディジタル変換器47(図1)によっ
てディジタル形式に変換された、接続点45における電
圧が、検査される。もしその電圧が零であるならば、こ
れは、図2に従えば、EGOセンサ14からの出力信号
が零ボルトと−0.3ボルトとの間にあることに起因し
ている。この場合、この論理はステップ104へ移動す
る。ステップ104において、EGOセンサ14からの
出力信号が正常電圧のその下限に接近していると云う事
実の認識の下にメモリ内のCSD_LIKELYフラグ
がセットされる。直面しているCSD故障が、このよう
にして認識される。好適には、CSD_LIKELYフ
ラグは「不揮発性」メモリ、すなわち、車両の点火がス
イッチオフされても保持されるメモリ内に配置される。
ステップ104において、ソフトウエアタイマCSD_
TIMERが、小さい初期値CSD_TM、好適には、
約2秒に初期化される。ステップ106において、接続
点45における電圧が、再び検査される。もしこの電圧
がしきい値CSD_EGO_VOLT、典型的には、
3.5ボルトより高いならば、EGOセンサからの出力
信号が範囲の外にあることが認識される。(しかしなが
ら、図2から、接続点45における約3.5ボルトの上
の電圧は、入力30における過電圧又は入力30におけ
る約−0.3ボルトより低い電圧のいずれかに起因し得
ると云うことを思い出されたい。接続点45における電
圧がしきい値CSD_EGO_VOLTの上にあること
の正確な原因は、したがって、なお知られていない)。
【0022】もしこの電圧がしきい値CSD_EGO_
VOLTより高いならば、CSD故障フィルタ内に含ま
れる値が、ステップ110において増大される。CSD
故障フィルタは、マイクロプロセッサ49内のソフトウ
エア内で実現される一次低域通過ディジタルフィルタで
ある。このフィルタは、好適には、約5秒の時定数を有
する。このフィルタ内に含まれる値は、このフィルタを
階段関数入力に露出させることによって増大される。C
SD故障フィルタ内に含まれる値が増大された後、この
論理はステップ112へ進む。ここで、CSD故障フィ
ルタ内の値は、この値がしきい値CSD_LVL、好適
には、このフィルタの全増分値の63%、より大きいか
どうかを判定する。(当技術における熟練者ならば、階
段関数入力に露出された一次フィルタがこのフィルタの
時定数に等しい時間期間内にその最終値の約63%に到
達することを認識するであろう)。もしこのフィルタ内
の値がCSD_LVLより大きいならば、EGOセンサ
14からの出力信号が可なりの時間量にわたって範囲の
外にあったこと、及び範囲の外にあることは、したがっ
て、単なる瞬間的な逸脱でないことが認識される。
【0023】試験は、次いで、ステップ114へ進む。
ステップ114において、CSD_LIKLEYフラグ
が試験される。もしCSD_LIKLEYフラグがセッ
トされているならば、EGOセンサ14からの出力信号
が、この出力信号の過電圧を起こすような他の原因に反
して、CSDに起因して範囲の外にあることが認識され
る。したがって、CSD故障が現在存在することを信号
するために、ステップ116においてメモリ内のCSD
_FAULTフラグがセットされる。好適には、CSD
_FAULTフラグは、不揮発性メモリ内に配置され
る。加えて、CSD故障コードが、メモリ内に記憶され
る。これは、電子エンジンコントローラ10が他の故障
コードを記憶するのとメモリの同じ領域であり、このメ
モリは、また、好適には、不揮発性メモリである。更
に、ステップ114において、もしCSD_FAULT
フラグが既にセットされたならば、これは、ステップ1
16においてセットされたままである。次いで、この論
理を出る。
【0024】更にステップ106に関して、もし接続点
45(図1)における電圧がしきい値CSD_EGO_
VOLTより高くないならば、この論理はステップ10
8へ進む。ステップ108において、CSD故障フィル
タ内の値は、EGOセンサ14からの出力信号が範囲の
外にないと云う認識の下に減少される。CSD故障フィ
ルタ内に含まれる値は、このフィルタを零入力に露出し
かつステップ110においてこのフィルタによって使用
されたのと同じ時定数を採用することによって減少され
る。次いで、この論理を出る。
【0025】更にステップ102に関して、もし接続点
45(図1)における電圧が零ボルトに等しくないなら
ば、EGOセンサ14からの出力信号が零ボルトと−
0.3ボルトとの間にないことが認識される。これが成
立するならば、この論理はステップ118へ分岐し、こ
こでCSD_LIKELYフラグ及びCSD_FAUL
Tフラグをクリヤするプロセスが開始される。ステップ
118において、タイマCSD_TIMERが、減分さ
れる。次いで、ステップ120は、タイマCSD_TI
MERが時間切れしたかどうか(すなわち、タイマCS
D_TIMERが零に到達したかどうか)を判定するた
めに試験する。もしそれが否であったならば、EGOセ
ンサ14からの出力信号が零ボルトと−0.3ボルトと
の範囲にあってからCSD_LIKELYフラグ及びC
SD_FAULTフラグをリセットするまでに充分な時
間が経過していない。したがって、試験は、CSD_L
IKELYフラグ及びCSD_FAULTフラグをリセ
ットすることなくステップ106へ移動する。
【0026】もしタイマCSD_TIMERが時間切れ
したならば、この論理はステップ122へ移動し、ここ
でCSD故障フィルタの内容が検査される。もしCSD
故障フイルタ内が零より大きい値を含むならば、EGO
センサ14からの出力信号が、最近、範囲の外になって
いることが認識される。このような状況の下でCSD_
LIKELYフラグ及びCSD_FAULTフラグはリ
セットされず、試験はステップ106へ進む。もしCS
D故障フィルタが零の値を含むならば、CSD故障が存
在しないか又は公算がないことが認識される。次いで、
ステップ124が実行され、CSD_LIKELYフラ
グ及びCSD_FAULTフラグをクリヤする。次い
で、この論理はステップ106へ進む。
【0027】
【発明の効果】本発明は、他の故障からCSD故障を区
別する問題を解決する。EGOセンサ14からの範囲の
外にある出力信号は、CSD故障の公算があったことの
先行認識ががあった場合にのみCSD故障としてフラグ
されることになる。結果として、電子エンジンコントロ
ーラ10は、CSD故障と演算増幅器34の出力42に
類似の過電圧を発生する他のEGOセンサ故障との間の
相違を認識することができる。
【0028】種々の変形及び変更は、本発明が係わる技
術における熟練者に恐らく思い当たるであろう。本開示
はいくつかの教示を通してその技術を進歩させてきてお
りこれらの教示に全体的に頼るこのような変更は、本発
明の範囲内にあると当然考えられる。例えば、CSD故
障フィルタは、CSD_FAULTフラグのセッチング
を遅延させるソフトウエアタイマのような、他の遅延手
段によって置換され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の電気回路図。
【図2】図1に示された演算増幅器についての入力対出
力特性曲線図。
【図3】正常出力信号及びCSD故障中に発生される出
力信号の両方を示すEGOセンサ信号の波形図。
【図4】図1におけるマイクロプロセッサによって遂行
される論理を図解する流れ図。
【符号の説明】
10 電子エンジンコントローラ 14 EGOセンサ 34 演算増幅器 47 アナログ−ディジタル変換器 49 マイクロプロセッサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの排気ガス酸素センサ故障を検
    出する方法であって、前記排気ガス酸素センサは上側境
    界と下側境界とを持つ正常出力電圧範囲を有する出力信
    号を発生するデバイスであり、前記方法であって、 もし前記排気ガス酸素センサ出力信号が第1しきい値V
    T1の下にあるがしかし第2しきい値VT2の上にある
    電圧を有するならば電圧V1に実質的に等しい第1信号
    を発生し、もし前記排気ガス酸素センサ出力信号が前記
    第2しきい値VT2の下にある電圧を有するならば電圧
    V2に実質的に等しい第1信号を発生するステップと、 前記第1信号の電圧の第1測定を遂行するステップと、 もし前記第1測定された電圧が電圧V1と実質的に等し
    いならば第1フラグをセットするステップであって、前
    記第1フラグが可能な排気ガス酸素センサ故障を指示す
    る、前記第1フラグをセットするステップと、 前記第1信号の電圧の後続測定を遂行するステップと、 前記電圧の前記後続測定の後に遅延を採用するステップ
    と前記第1フラグがセットされている場合、もし前記後
    続測定された電圧がしきい値VT3より高いならば酸素
    ガス排気センサ故障を指示する第2フラグをセットする
    ステップであって、前記しきい値VT3は電圧V2より
    低い、前記第2フラグをセットするステップとを含み、 前記しきい値VT1は前記排気ガス酸素センサに対する
    前記正常出力電圧範囲の前記下側境界近くにあり、かつ
    前記しきい値VT2は前記しきい値VT1と前記排気ガ
    ス酸素センサに対する前記正常出力電圧範囲の前記下側
    境界との両方の下にある、方法。
  2. 【請求項2】 排気ガス酸素センサ故障を検出する試験
    方法であって、前記排気ガス酸素センサは上側境界と下
    側境界とを持つ正常出力電圧範囲を有する出力信号を発
    生するデバイスであり、前記試験方法であって、 前記試験方法を開始するステップと、 排気ガス酸素センサ故障をフラグするためにCSD_F
    AULTフラグと前記フラグのセッチングを遅延させる
    ためにCSD故障フィルタとを提供するステップと、 もし前記排気ガス酸素センサ出力信号がしきい値VT1
    の下にあるがしかししきい値VT2の上にある電圧を有
    するならば電圧V1に実質的に等しい第1信号を発生す
    るステップと、 もし前記排気ガス酸素センサ出力信号が前記しきい値V
    T2の下にある電圧を有するならば電圧V2に実質的に
    等しい第1信号を発生するステップと、 前記第1信号の電圧の第1測定を遂行するステップと、 もし前記第1測定された電圧が電圧V1に実質的に等し
    いならばCSD_LIKELYフラグをセットしかつC
    SD_TMの所定時間期間へタイマCSD_TIMER
    を初期化し、もし前記第1測定された電圧が電圧V1に
    実質的に等しくないならば前記タイマCSD_TIME
    Rを減分し、かつ前記減分されたタイマCSD_TIM
    ERが零であり、前記CSD_FAULTフラグが零で
    あり、前記CSD故障フィルタが零である場合、前記C
    SD_LIKELYフラグをリセットするステップと、 前記第1信号の電圧の後続測定を遂行するステップと、 もし前記後続測定された電圧がしきい値VT3より高い
    ならば前記CSD故障フィルタを増分し、もし前記後続
    測定された電圧が前記しきい値VT3より高くないなら
    ば前記CSD故障フィルタを減分しかつ試験を出るステ
    ップと、 前記CSD故障フィルタが所定値T1より大きいかどう
    か判定するために比較し、もし肯定ならば前記CSD_
    LIKELYフラグがセットされているか又は前記CS
    D_FAULTフラグがセットされているかのいずれか
    の場合前記CSD_FAULTフラグをセットし、否定
    ならば前記試験方法の開始へ復帰するステップと、 前記試験方法の開始へ復帰するステップとを含み、 前記しきい値VT1は前記排気ガス酸素センサに対する
    前記正常出力電圧範囲の前記下側境界近くにあり、かつ
    前記しきい値VT2は前記しきい値VT1と前記排気ガ
    ス酸素センサに対する前記正常出力電圧範囲の前記下側
    境界との両方の下にある、方法。
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