JPH0719646B2 - 発熱パネル - Google Patents

発熱パネル

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JPH0719646B2
JPH0719646B2 JP62062219A JP6221987A JPH0719646B2 JP H0719646 B2 JPH0719646 B2 JP H0719646B2 JP 62062219 A JP62062219 A JP 62062219A JP 6221987 A JP6221987 A JP 6221987A JP H0719646 B2 JPH0719646 B2 JP H0719646B2
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JP
Japan
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heat
plate
heating element
parallel
partition plate
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JP62062219A
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Inventor
元男 松本
晴夫 田中
庸郎 鮫島
八郎 横井
Original Assignee
住金鋼材工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は屋根下地材、あるいは直接屋根材として使用
し、高度の融雪能力を発揮する発熱パネルに関する。
〔従来の技術〕
従来の融雪を目的とした屋根は、それがパネルにせよパ
ネルでないにせよ、第5図に示すように屋根材14の直下
に一定間隔で温水パイプ等の発熱体6を配置し、その周
囲に断熱材10を充填したものとなっている。11は野地
板、11′は垂木である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この場合、発熱体6の近くは良く融雪するが、発熱体6
と発熱体6の中間部では融雪作用が低下し、発熱体6直
上の屋根雪12に空洞13が生じる。空洞が生じると内部の
空気が断熱作用をして周囲の雪12が一層融け難くなり、
屋根融雪の作用が著しく劣化する問題があった。
本発明はこの問題を解決して屋根雪を均一に、しかも強
力に融解できる発熱パネルを提供しようとするものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の第1の発熱パネルは、上面が伝熱板2に形成さ
れた平面長方形状の箱体1であって、その内部空間が長
手側面に平行な融板5により複数に仕切られ、仕切られ
た各々の空間内に隔板5と平行に配設された発熱体6
が、上面の伝熱板2より隔板5と平行に垂下する熱伝導
板製縦フィン7にその上部を固着して支持されているこ
とを特徴とする。
また、本発明の第2の発熱パネルは、全体が熱伝導材で
形成された平面長方形状の箱体1であって、その内部空
間が長手側面に平行な隔板5により複数に仕切られ、仕
切られた各々の空間内に隔板5と平行に配設された発熱
体6が、上面の伝熱板2より隔板5と平行に垂下する熱
伝導板製縦フィン7に上部を固着するとともに、その下
部を、下箱体1下面より突出し上端が発熱体6の全長に
接触する熱伝導板製縦フィン7′に固着して支持されて
いることを特徴とする。
〔作用〕
上記の構成よりなる本発明の発熱パネルを屋根下地材、
あるいは直接屋根材として用い、その発熱体6を発熱さ
せれば、発熱体6からの熱は、縦フィン7を介して箱体
1上面の伝熱板2に直接伝導されるとともに、発熱体6
によって生じる対流が、箱体1内の隔板5および縦フィ
ン7さらには縦フィン7′により整流され、対流どうし
の干渉が可及的に回避されるので、対流により伝熱効果
が促進される。その結果、個々の空間が全体的に効率よ
く加熱され、この熱が伝熱板2を介して上方へ放散する
ことにより、屋根面を均一な温度分布とし、ムラのない
強力な融雪効果が得られる。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例に係る発熱パネルの平面図お
よび断面図、第2図は端部の詳細を示す拡大断面図、第
3図は敷設例を示す模式図である。
第1図において、平面長方形状の箱体1は、広幅帯鋼に
一定間隔でL形リブを形成してなるL型デッキプレート
の開放面を上方に向け、上面に伝熱板2を固着して形成
したものである。したがって、箱体1の長手側面および
箱体1の内部空間を長手側面と平行に仕切る複数の隔板
5は、いずれもL型デッキプレートの前記リブにより、
形成されたものとなっている。
この箱体1は、実施例のようなL型デッキプレートを使
用したものの他に、例えば第4図(イ)に示すような鉄
板を溶接したものでも、(ロ)に示すような基板3の上
にC形鋼4を並列固着したものでもよく、更にアルミニ
ウム等の非鉄金属の型材や合成樹脂の型材を用いたもの
等でもよい。ただし、伝熱板2については、熱伝導性の
良いものが好ましいので、合成樹脂等よりも金属、なか
でもアルミニウムやステンレススチール等が推奨され
る。
又、伝熱板2として、熱伝導性の良い屋根材を直接取り
付けた発熱パネルとしてもよい。
なお、第4図(ロ)に示されるように、発熱パネル下面
に断熱材10を設ければ融雪効果が一層向上する。
箱体1の隔板5によって仕切られた個々の空間内に隔板
5と平行に配設された発熱体6は、温水パイプである。
また、箱体1上面の伝熱板2より前記隔板5にて仕切ら
れた各々の空間内に隔板5と平行に垂下する7は、熱伝
導板で形成された縦フィンである。前記発熱体6は、こ
れらの縦フィン7にその上部を固着されて各々の空間内
に支持されたものとなっている。
発熱体6としては、温水パイプの他、加熱ガスパイプ等
の熱媒供給管でも、電熱ヒーター、セラミックスヒータ
ー等の電気発熱体あるいはヒートパイプでもよく、また
空間内に発熱体6を複数列に設けることも可能である。
発熱体6を、図示例のような縦フィン7で支持すれば、
この縦フィン7が発熱体6の熱を箱体1上面の伝熱板2
に直接伝導する伝熱板としての作用を兼ねる上に、隔板
5と同様に対流どうしの干渉を防止する整流板としての
作用を有し、空間内の対流、整流効果を一層向上させる
ものとなる。
発熱体6の支持は、縦フィン71枚でもよいが、第4図
(ハ)に示すように、発熱体6の配設された各々の空間
内に箱体1の下面より突出し、上端が発熱体6の全長に
接触する下側の縦フィン7′を設け、この下側の縦フィ
ン7′にも発熱体6の下部を固着して、前記上側の縦フ
ィン7と併せて上下各1枚の縦フィン7,7′で発熱体6
を支持するようにしてもよい。この場合、第4図(ロ)
に示すように、下側の縦フィン7′を更に1枚加えて2
枚となし、これらを互いに対向するハ字形に設けて、上
側の縦フィン7と併せて3枚の縦フィン7,7′,7′で人
字形に発熱体6を支持するようにしてもよい。このよう
に発熱体6の上下に縦フィン7,7′を配設すれば、これ
らの縦フィン7,7′は空間内の対流を一層促進する。
81および82は箱体1の長手方向両端において、発熱体6
に接続された温水等の注入管および排出管で、注入管81
より箱体1内の各発熱体6,6…に温水等を供給し、各発
熱体6,6…においてその周囲の空間等と熱交換した温水
等が排出管82より箱体1外に排出されるようになってい
る。
箱体1を複数並列するときは、注入管81および排水管82
が隣接するパネルの注入管81、および排出管82と接続さ
れる。
第3図に示すようにその注入管81から各発熱体6内に温
水等を通じれば、その熱は縦フィン7を介して箱体1上
面の伝熱板2に直接伝導されるとともに、パネルの内部
空間を加熱する。その場合、隔板5によって仕切られた
個々の空間は独立的に加熱され、隣接する空間の間で対
流の干渉がない。また、各々の空間内においても上面の
伝熱板2より隔板5と平行に垂下する縦フィン7が対流
の干渉を防止する役目を果たしている。したがって、各
々の空間内に生じる対流は、第4図(イ)に破線矢印で
示すように、隔板5と縦フィン7に沿ってほとんど乱れ
ることなく流れる。その結果、対流が促進されて空間内
が効率よく、しかも均等に加熱されることになる。この
熱が上面の伝熱板2を経て上方へ放散さる。試験結果に
よれば、第1図構造の発熱パネルに50℃の温水を16/
分通じた場合、フィン7が1枚のときで伝熱板2の温度
のバラツキは最大で3℃であった。これにより融雪ムラ
がなくなり、屋根雪の空洞の発生を効果的に防止するこ
とができた。
また、第4図(ロ)に示した構造の発熱パネルによれば
各々の空間内における対流の干渉が上下3枚の縦フィン
7,7′,7′によって防止され、更にきめ細かく整流され
るから、空間内の対流が一層促進されるとともに、下側
の2枚の縦フィン7′,7′が上側の縦フィン7とともに
発熱体6の熱を箱体1上面の伝熱板2に伝導する伝熱板
の役目も果たし、全体的に極めて優れた融雪効果が得ら
れ、また、発熱体6の支持も一層確実なものとすること
ができた。
なお、夏期においては注入管81あるいは排出管82よりパ
ネル内に通水を行えば、太陽エネルギーによって加熱さ
れたパネル内空間の温度が発熱体6を通る水に伝達さ
れ、排出管82あるいは注入管81より給湯用の温水を得る
ことができる。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明の発熱パネル
は、パネル内の空間を加熱し、その上面を可及的均一に
加熱すると同時に、パネル内空間を隔板と縦フィンで複
数に仕切ったことにより対流が整流されてパネル全体の
発熱効率が上り、全体として屋根雪の融雪効率を著しく
高めることもできる。更にパネル内空間を仕切る隔板は
パネル強度を高め、屋根材あるいは屋根下地材として好
適なパネルを提供することになる。また、実施例で述べ
たように融雪ばかりでなく、給湯にも利用でき、均一放
熱体として利用価値、実用的価値の非常に高いパネルと
いうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る発熱パネルの平面図お
よび縦断正面図、第2図は第1図パネルの端部詳細を示
す拡大縦断側面図、第3図は同パネルの敷設例を示す模
式図、第4図(イ)(ロ)(ハ)はいずれも本発明の他
の実施例に係る発熱パネルの縦断正面図、第5図は従来
の発熱パネルの融雪状態を示す模式図である。 図中、1:L型デッキプレート(箱体)、2:伝熱板、5:隔
板、6:発熱体(温水パイプ)、7,7′:縦フィン。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面が伝熱板(2)に形成された平面長方
    形状の箱体(1)であって、その内部空間が長手側面に
    平行な隔板(5)により複数に仕切られ、仕切られた各
    々の空間内に隔板(5)と平行に配設された発熱体
    (6)が、上面の伝熱板(2)より隔板(5)と平行に
    垂下する熱伝導板製縦フィン(7)に上部を固着して支
    持されていることを特徴とする発熱パネル。
  2. 【請求項2】全体が熱伝導材で形成された平面長方形状
    の箱体(1)であって、その内部空間が長手側面に平行
    な隔板(5)により複数に仕切られ、仕切られた各々の
    空間内に隔板(5)と平行に配設された発熱体(6)
    が、上面の伝熱板(2)より隔板(5)と平行に垂下す
    る熱伝導板製縦フィン(7)に上部を固着するととも
    に、その下部を、下箱体(1)下面より突出し上端が発
    熱体(6)の全長に接触する熱伝導板製縦フィン
    (7′)に固着して支持されていることを特徴とする発
    熱パネル。
  3. 【請求項3】発熱体(6)の下部を支持する熱伝導板製
    縦フィン(7′)が2枚で互いに対向するハ字形に設け
    られていることを特徴とする特許請求の範囲第2項記載
    の発熱パネル。
JP62062219A 1987-03-17 1987-03-17 発熱パネル Expired - Lifetime JPH0719646B2 (ja)

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JPS63228586A JPS63228586A (ja) 1988-09-22
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JPS61233159A (ja) * 1985-04-07 1986-10-17 大和ハウス工業株式会社 複合融雪システム

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