JPH07196258A - ボビンホルダの上に載置された巻管をクリーニングする方法と装置 - Google Patents

ボビンホルダの上に載置された巻管をクリーニングする方法と装置

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JPH07196258A
JPH07196258A JP6305222A JP30522294A JPH07196258A JP H07196258 A JPH07196258 A JP H07196258A JP 6305222 A JP6305222 A JP 6305222A JP 30522294 A JP30522294 A JP 30522294A JP H07196258 A JPH07196258 A JP H07196258A
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winding
tube
monitor
cleaner
residual
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JP6305222A
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English (en)
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Rene Bucken
ブッケン レネ
Helmut Kohlen
コーレン ヘルムート
Hans-Jakob Reuters
ロイタース ハンス−ヤーコプ
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Oerlikon Textile GmbH and Co KG
Original Assignee
W Schlafhorst AG and Co
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H13/00Other common constructional features, details or accessories
    • D01H13/32Counting, measuring, recording or registering devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H73/00Stripping waste material from cores or formers, e.g. to permit their re-use
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ボビンホルダに載置され、巻取り機(25)
のボビンホルダ搬送系(21)において循環する、巻解
くのにふさわしくない残留巻糸(72)を有する巻管
(41)をクリーニングする方法と装置に関し、巻管ク
リーニング装置は有利には巻取り機(25)の集中制御
ユニット(27)に接続された巻管監視器(24)並び
に同様に集中制御ユニット(27)に接続された巻管ク
リーナ(26)を有し、巻管監視器(24)がボビンホ
ルダ(45)の上で供給された巻管(41,42,4
3,44)の巻き状態を検出し、その結果を集中制御ユ
ニット(27)に告げ、この制御ユニット(27)が巻
管監視器(24)によって検出された巻き状態のデータ
に相応して巻管クリーナ(26)の掻取り工具(81)
を規定して制御すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は巻管の巻上がり状態を監
視する巻管監視器と、もはや巻解くのにふさわしくない
巻管から残留巻糸を除去する巻管クリーナとを用いて、
繊維機械のボビンホルダ搬送系において循環する、ボビ
ンホルダの上に載置された巻管をクリーニングする方法
に関する。
【0002】
【従来技術】普通の場合には巻取り機の巻取り個所にお
けるコップは完全に空になるまで巻解かれる。すなわち
コップは巻取り個所を空の巻管としてあとにする。しか
しながら多かれ少なかれ残留巻糸が残ることがある。こ
の残留巻糸の糸始端は巻取り個所内で適当な糸供給機構
もしくは糸結合装置にもはや供給することができない。
巻取り個所から放出された空の巻管、わずかな残留巻糸
を有する巻管及び大きな、再使用可能な残留巻糸を有す
る巻管は通常は一緒に搬出される。これらの巻管は異な
って処理されなければならないので共通の戻し路に検出
器を配置して、異なる巻糸状態を検出し、分岐器を種々
の搬送路へ制御することが必要である。残留巻糸のコン
トロールは公知技術では機械的又はフォトオプティック
に行われる。
【0003】DE4008795A1号明細書によって
はフォトオプティックなベースで働く残留糸検出器が公
知である。この残留糸検出器は測定のために巻管に沿っ
て移動し、その際に空の巻管とわずかな残留糸を有する
巻管とを識別する。大きな残留糸を有する巻管は前置さ
れた装置において確認され、選別される。
【0004】機械的又はフォトオプティックなベースで
働く、改良された巻管監視器はDE4110626A1
号もしくはDE4110729A1号明細書に記載され
ている。これらの公知の残留糸検出器では種々の巻糸状
態が無段に区別される。さらにこれらの装置は巻管の上
での残留巻糸の正確な位置を確認することを可能にす
る。
【0005】巻取り機において後続加工するのにもはや
適しないボビンにおいては、この残留巻糸を除去する必
要性がある。何故ならばこのような残留巻糸は例えばリ
ング紡糸機において巻管にあらためて糸を巻くばあいに
妨げとなるからである。
【0006】このような残留巻糸を除去するためには種
々の装置が公知である。これらの装置は例えば吸込み空
気と巻管の回転によって糸を巻解き、糸を分断しかつそ
れを吸い出すか又は装置は残留巻糸を完全に、ホルダ内
に懸吊されている巻管からその巻管先端に向かって下に
引き抜く。この場合には残留巻糸に接触させることがで
きる工具が存在する。この工具と繊維ボビン巻管は繊維
ボビンの長手方向へ残留巻糸の掻取りを目的として互い
に相対的に移動可能である。この場合には掻取り結果に
関しては相対運動を生ぜしめるために繊維ボビン巻管が
動かされるか又は掻取り工具が動かされるかはどちらで
もよい。
【0007】DE4131667A1号明細書によって
は巻取り機のボビンホルダ搬送系内で循環する、単個ホ
ルダの上に配置された巻管から有害な残留巻糸を除去す
る巻管クリーナが公知である。この公知の装置は特別な
巻管クリーニング区間の範囲に配置され、巻管に沿って
移動可能な掻取りヘッドを有している。掻取りヘッド
は、巻管表面に当付け可能で、残留巻糸を巻管先端を越
えて、対応保持体により固定された巻管から引抜く、複
数の掻取りナイフを有している。
【0008】前述の巻管クリーナの改良された構成はあ
とで公開された西ドイツ特許出願第P4332787.
7号明細書の対象である。この場合には掻取り工具は残
留巻糸が掻取りナイフの外へ向けられた切断エッジによ
って切り開かれるように構成されている。
【0009】
【発明の課題】本発明の課題は前述の装置から出発し
て、単個ボビンホルダに載置された、ボビンホルダ搬送
系内で循環する巻管のクリーニングを改良することであ
る。
【0010】
【課題を解決する手段】本発明の課題は請求項1から4
までの方法及び請求項6項記載の装置によって解決され
た。
【0011】
【発明の効果】巻管監視器により検出された巻きデータ
を制御ユニットにおいて加工すること及び残留巻糸の掻
取りを制御ユニットで指示することは、クリーニング工
具が実際の巻き状態とは無関係に所定の固定したプログ
ラムにしたがって使用される公知の方法に比較して著し
く時間が節減されるという利点がある。何故ならば本発
明では巻管の実際の巻き状態が考慮されるからである。
【0012】この方法において特に有利であることは制
御ユニットが巻管クリーナの掻取り工具を直接的に、巻
管監視器により検出された巻きデータによって制御する
ことである。この場合には有害な残留巻糸を有する巻管
範囲においてしか掻取りは行われない。
【0013】本発明の方法を使用することにより巻管ク
リーナの行程出力が高められ、全体として巻取り機の効
率が高められる。
【0014】本発明の別の実施例においては、制御ユニ
ットはボビンホルダに載置された、もはや巻解くにふさ
わしくない残留巻糸を有する巻管を、巻管監視器により
検出されたデータに相応して異なった構想の巻管クリー
ナに分配するようになっている。この場合、第1の巻管
クリーナは解離の容易な残留巻糸を除去するのに対し、
比較的に解離しにくい残留巻糸を有する巻管は第2の巻
管クリーナに供給される。比較的に簡単に構成された、
重度の小さい残留巻糸のための別の巻管クリーナを使用
することにより、巻管クリーニング装置の行程出力はさ
らに改善される。
【0015】択一的な方法においては、巻管監視器の範
囲にコード化装置が配置され、このコード化装置が巻管
監視器により検出された巻きデータをボビンホルダの上
に配置された情報担体の上に記録するようになってい
る。情報担体の上に移されたデータは巻管クリーナの範
囲における読取り装置により読取られ、このデータに相
応して掻取り過程が開始される。すなわち、巻管クリー
ナの掻取り工具が規定されて制御されるか又はボビンホ
ルダに載置された巻管が巻き状態に相応して異なる巻管
クリーナに分配される。
【0016】第1実施例においては巻管監視器はDE4
110626A1号明細書によって公知であるように機
械的な巻管探査器として構成しておくことができる。
【0017】有利な実施例においては巻管監視器はもち
ろん、DE4110726A1号明細書に記載されてい
るようにフォトプティックな測定ヘッドを備えて構成す
ることができる。分配区間の範囲に配置された巻管監視
器は巻管クリーナに、制御ユニット、有利には巻取り機
の集中制御ユニットを介して機能的に結合されている。
巻管クリーナはこの場合には分配区間に対して平行に延
びる巻管クリーニング区間の範囲に存在している。この
巻管クリーニング区間自体は通路を介して分配区間に接
続されている。さらに通路もしくは巻管クリーニング区
間への入口の範囲にはそれぞれ1つの磁石転轍器が配置
され、この磁石転轍器は制御導線を介して集中制御ユニ
ットと接続されている。
【0018】本発明の詳細は図示の実施例に基づき以下
に説明する。
【0019】
【実施例】図1においては図面を見やすくするために概
略的に示された巻取り機25のボビンホルダ搬送系21
が斜視図で示されている。この場合、巻取り機25の図
示はほぼ機械端部側に配置されたエネルギー及び操作ユ
ニット22並びに巻取り個所A,B……等の位置表示器
に限られている。
【0020】全体が符号20で示されたシャーシの上に
はボビンホルダ搬送系21が配置されている。搬送系2
1は種々異なる多数の搬送区間を有している。これらの
搬送区間の機能については以後簡単に説明する。
【0021】受取り区間1は生産プロセスラインにおい
て前置された繊維機械における搬送系と前置搬送系との
交差個所を形成する。この前置された繊維機械は通常は
リング紡糸機である。
【0022】受取り区間1の範囲においては置換え器
(図示せず)を用いて、リング紡糸機で製造されたコッ
プが巻取り機の搬送系によって受取られかつ巻解かれた
巻管が戻される。巻取り機固有のボビンホルダに載置さ
れたコップは機械長さの搬送区間2を介して単数又は複
数の準備区間3に搬送され、そこで準備ステーション
(図示せず)において周知のようにコップのアンダワイ
ンディングが解かれ、コップに先端ワインディングが備
えられる。次いでコップは搬出区間4を介して、貯え区
間として構成されたコップ供給区間に達する。交互に右
移動から左移動に切換えられるコップ供給区間5から、
ボビンホルダの上に位置決めされたコップは横搬送区間
6の入口範囲に達する。この横搬送区間6は通常は3つ
のコップを受容する。この場合、1つのコップは巻取り
個所A,B……等の、図1に示されていないベロー室内
の巻取り位置に位置している。これに対して同様にボビ
ンホルダの上に位置決めされた2つの別のコップはベロ
ー室の前の貯え及び待機位置に停止させられている。
【0023】巻解かれた巻管は戻し区間8もしくは分配
区間9を介して引渡し区間1に戻し搬送され、そこで、
冒頭に述べたように置換え器によってリング紡糸機の搬
送系に戻される。
【0024】準備区間の範囲に配置された準備装置によ
って加工されることのできないコップは結合区間7を介
して直接的に戻し区間8に供給され、ただちに分配区間
9に達する。
【0025】分配区間9の範囲においては図3に示され
た、あとで短く触れることにする巻管監視器24が取付
けられている。巻管監視器24は巻取り機25の集中制
御ユニット27を介して巻管クリーニング区間13に配
置された巻管クリーナ26と結合されている。
【0026】特に図2に示されているように集中制御ユ
ニット27は制御導線30もしくは32を介して磁石転
轍器29もしくは28と接続されている。この磁石転轍
器は通路10もしくは巻管クリーニング区間13の入口
範囲に位置せしめられている。
【0027】分配区間9の範囲に配置された巻管監視器
24は分配区間9にボビンホルダ45の上で送られてき
た巻管41,42,43,44をその巻き状態に関して
検査し、その結果を集中制御ユニット27に告げる。こ
の集中制御ユニット27は磁石転轍器29,28を適当
に制御してわずかな残留糸を有する巻管41、残留コッ
プ42及び準備されていない巻管43を通路10に送り
込み、そこから巻管又はコップを巻き状態に応じて残り
準備区間11、反復区間12又は巻管クリーニング区間
13に分配する。反復区間12の範囲に配置された、特
別な準備ステーションにおいても加工できないコップは
手動準備区間14に搬出される。これは、巻解くのにふ
さわしくないわずかな残留巻糸は集中制御ユニット27
により制御された磁石転轍器28,29により巻管クリ
ーニング区間13に変向され、ひいては巻管クリーナ2
6の作用範囲に達することを意味する。巻管クリーナ2
6の機械的な構造についてはあとで説明する。
【0028】図3に示されかつ既に述べたような、DE
4110729A1号明細書によって公知である巻管監
視器24は分配区間9の範囲に位置決めされている。こ
の分配区間においては循環する搬送ベルト46によって
単個ボビンホルダ45が搬送される。この単個ボビンホ
ルダ45には異なる巻き状態を有する巻管が装着されて
いる。巻管監視器24において単個ボビンホルダ45は
搬送路に突入するストッパ49によって所定の位置に停
止させられる。
【0029】巻管監視器24はスタンド48に、検査し
ようとする巻管をセンタリングもしくは位置調整する装
置並びにフォトオプティック式の測定ヘッドとして構成
された測定装置を有している。
【0030】センタリング装置はセンタリングヘッド5
1を有し、このセンタリングヘッド51の、各巻管の巻
管先端に向いたプロフィールは、巻管がその円錐性に相
当する角度だけ鉛直な位置から旋回できるように円錐状
に構成されている。このような形式で測定ヘッド50が
その行程路に沿って巻管表面に対して等しい間隔を維持
するようになる。図3に示すようにセンタリングヘッド
51は押しピストン伝動装置54のための保持装置53
のように保持体55に固定されている保持装置52にお
いて案内されている。保持体55自体は長孔案内装置に
移動可能に固定されているので、センタリング装置49
を種々の巻管長さに適合させることが可能である。
【0031】測定ヘッド50は平行リング対56を介し
て往復台57に枢着されている。往復台57は案内レー
ル58に沿って鉛直方向に移動可能に案内され、保持装
置59を介して昇降ベルト60と結合されている。エン
ドレスな昇降ベルト60は端部側の変向ローラ61もし
くは62に巻掛けられており、変向ローラ62は伝動装
置63を介してモータ64で駆動される。
【0032】変向ローラ62を伝動装置63と結合する
軸には磁石の装着された磁極輪65が配置されている。
極磁石は無接触で2つのホールセンサ66で走査され
る。ホールセンサ66は制御導線67を介して巻取り機
25の集中制御ユニット27と接続されている。両方の
ホールセンサ66から送られたパルスは集中制御ユニッ
ト27内で処理される。すなわちそのつどのカウント結
果に基づき測定ヘッド50の位置、ひいては残留巻糸の
位置と大きさが確認される。図示の実施例では残留巻糸
は例えば範囲XとYとの間にある。
【0033】図4に示された巻管クリーナ26は単個ボ
ビンホルダ45の上に配置された、わずかな残留巻糸を
有する巻管41を受容する巻管クリーニング区間13の
範囲に配置されている。搬送路の詳細、例えばボビンホ
ルダ45が載置されている搬送ベルト並びに場合によっ
て存在する、巻管クリーナ26の前のボビンホルダの待
機列は図面を見やすくするために図示されていない。巻
管クリーナ26の内部に配置された単個ボビンホルダ4
5のためのストップ装置は電磁石70並びにストッパ7
1から成っている。ボビンホルダ45の底板はそのため
に強磁性材料から成る環状のリングを保持しており、単
個ボビンホルダは電磁石において固持され得るようにな
っている。単個ボビンホルダ45が載置されている、図
示されない搬送ベルトは通常は常時駆動されているの
で、ストッパ71は単個ボビンホルダが電磁石の力に抗
して引続き搬送することを阻止する付加的な安全装置と
して用いられる。
【0034】単個ボビンホルダ45の差嵌めマンドレル
の上に差嵌められた巻管41は巻管クリーナ26によっ
て除去しようとする残留巻糸72を保持している。この
ために巻管クリーナ26はスリッタ73の形をしたクリ
ーニング工具を有している。このスリッタ73のフレー
ムは巻管クリーナの掻取り工具の保持体と同時に形成し
ている。このスリッタはローラチェーン74に取付けら
れている。ローラチェーン74の変向点は鎖歯車によっ
て形成されており、鎖歯車は図4においては機械フレー
ム75の適当なフレーム部分もしくは軸受76で覆われ
ている。この鎖歯車は通常の鎖歯車であるので、詳細な
図示は省略してある。上方の鎖歯車には駆動装置78と
結合された駆動軸77が示されている。駆動装置78の
モータ軸の上には磁極輪が配置され、この磁極輪には増
分カウンタと協働する1つ又は2つのホールセンサが向
き合っている。これによってモータ回転は1回転の部分
で正確に監視される。したがって往復台の上にモータ回
転が形状接続によって伝達されることにより往復台の運
動も監視可能である。増分力カウンタを往復台の所定の
位置に関して検定することによって往復台の高さ位置は
常時監視されかつ制御される。検定のためにセンサ79
は往復台73の昇降区間の下死点にセンサ79が配置さ
れ、このセンサ79は往復台73の往復行程のたびに増
分カウンタを零にセットしかつ検定する。これによって
往復台は昇降行程の各任意の位置に停止可能でかつその
位置を覚えさせたままで任意の方向へ再び始動させるこ
とができる。
【0035】この場合には磁極板と増分カウンタのため
の信号発生器としてのホールセンサの配置についての図
示は、このような位置信号発生器が例えばDE4025
003A1号明細書に記載されているので省略してあ
る。
【0036】コップ巻管の巻管足に隣接して2つの押し
ばね80が図示してある。往復台73は下降運動の終わ
りでこの押しばね80に当接しかつまだ存在する運動エ
ネルギを利用してこの押しばねを緊縮する。次いでこの
下死点から往復台は図示の残留巻糸72を上方へ掻取る
ために再び始動する。この場合、押しばね80の貯えら
れたポテンシャルエネルギはチェーン64を介して駆動
装置78により生ぜしめられた力を増強するために利用
される。このような配置は、下死点からの始動点から出
発して、残留巻糸を除くために、全行程の間、最大の力
が使用されるので有利である。往復台73の下降運動に
比べて往復台73は前述の運動期においては著しく低速
で移動させられなければならないために駆動装置78は
公称回転数では運転され得ない。これによって駆動装置
の全出力は与えられない。しかしながらこの出力差はこ
の実施例の巻管クリーナにおいては押しばね80の貯え
られたポテンシャルエネルギによって補償されるだけで
はなく、公称出力に対する余剰エネルギすら達成され
る。このような形式で簡単な手段で残留巻糸72を除く
ために必要なエネルギが生ぜしめられる。
【0037】往復台73のフレームはこの実施例では巻
管表面に当付け可能な、90°の間隔で同心的に配置さ
れた4つの掻取りジョー81のための保持体を形成して
いる。
【0038】図6には本発明の別の実施例が示されてい
る。この場合には巻管クリーニング区間13の範囲には
2つの異なる巻管クリーナ26,26′が配置されてい
る。巻管クリーナ26,26′は機能的に、分配区間9
の範囲に配置された巻管監視器24と結合されている。
この機能的な結合は例えば、図示のように制御ユニット
27、有利には巻取り機25の集中制御ユニットを介し
て行うことができる。
【0039】この場合、巻管クリーナ26は前述の、図
4に示された巻管クリーナに相応することができるのに
対し、巻管クリーナ26′は簡単構造として、特に固着
の程度が低い、すなわち問題のない残留巻糸72′を除
去するために構成されていることができる。
【0040】この単純巻管クリーナ26′は略示的に図
7と図8とに示されている。単純巻管クリーナは例えば
回転可能に支承された2つのブラシ状のクリーニング部
材85を有している。このクリーニング部材85はばね
部材88又はそれに類似したもので巻管表面に当付け可
能である。例えば駆動可能であるクリーニング部材85
は鉛直方向に巻管41に沿って走行可能であり、その際
に残留巻糸72′を巻管表面から解離する。略示されて
いるように巻管41はクリーニング位置において負圧ベ
ロー86によって取囲まれている。負圧ベロー86自体
は負圧源87に接続されている。
【0041】次に図2の実施例に基づき装置の働きを説
明する:図示されていない巻取り個所から来る、単個ボ
ビンホルダ45の上で搬送された巻管41,42,4
3,44は戻し区間8を介して分配区間9、ひいては巻
管監視器24の作用範囲に達する。巻管監視器24は巻
管を走査し、この戻された巻管が空管44であるか準備
されていない巻管であるか又は残留コップ42であるか
又はわずかな残留巻糸を有する巻管41であるかを識別
する。検出された巻き状態並びに巻糸72の位置は制御
導線31を介して巻取り機25の集中制御ユニット27
に告げられる。集中制御ユニット27は告げられデータ
に相応して制御導線30を介して通路10の入口におけ
る磁石転轍器を制御する。この結果、わずかな残留巻糸
を有する巻管41、残留コップ42及び準備されていな
いコップ43は通路10へ変向されるのに対し、空管4
4は受取り区間1に送られる。さらに巻管クリーニング
区間13の入口に配置された磁石転轍器28は制御ユニ
ット27により、わずかな残留巻糸を有する巻管41、
すなわち、もはや巻解くにふさわしくない残留巻糸72
を有する巻管が巻管クリーニング区間13に変向される
ように制御される。
【0042】集中制御ユニット27は巻管クリーニング
区間13の範囲に配置された巻管クリーナ26の掻取り
工具81をも制御する。つまり、掻取り工具81はそれ
ぞれ巻管監視器24により検出された、巻き状態に関す
るデータに相応して個々に制御され、ひいては掻取り工
具81は残留巻糸72の検出された大きさと位置とに相
応して規定されて使用される。
【0043】図3に基づき記述した巻管監視器及び図4
に基づき説明した巻管クリーナは有利な実施例であるに
過ぎない。しかしながら記載したフォトオプティック式
に働く巻管探査器の代わりに機械的に働く巻管探査器を
使用することもできる。同様に図4に示された巻管クリ
ーナの代わりに後から公開されたドイツ連邦共和国特許
出願4332787.7号明細書に記載されているよう
な巻管クリーナを使用することもできる。さらに記述し
た実施例の種々の組合せも考えられる。例えば図5の情
報伝達系を図6の実施例において利用することもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】巻管監視器と後ろに接続された巻管クリーナと
を有するボビンホルダ搬送系の概略図。
【図2】巻管監視器と巻管クリーナとを有するボビンホ
ルダ搬送系の端部範囲の拡大図。
【図3】巻管監視器の1実施例を示した図。
【図4】巻管クリーナの第1実施例を示した図。
【図5】本発明の別の実施例を示した図。
【図6】本発明の第3実施例を示した図。
【図7】巻管クリーナの第2実施例を示した図。
【図8】図7の巻管クリーナのVIII−VIII線に
沿った断面図。
【符号の説明】
1 受取り区間、 2 搬送区間、 3 準備区間、
4 搬出区間、 5コップ供給区間、 6 横搬送区
間、 7 結合区間、 8 戻し区間、 9分配区間、
13 巻管クリーニング区間、 24 巻管監視器、
25 巻取り機、 26 巻管クリーナ、 27 制
御ユニット、 28,29 磁石転轍器、 30,32
制御導線、 41,42,43,44 巻管、 45
ボビンホルダ、 46 搬送ベルト、 47 ストッ
パ、 48 スタンド、 49センタリング装置、 5
0 測定ヘッド、 51 センタリングヘッド、 52
保持装置、 53 保持装置、 54 押しピストン
伝動装置、 55 保持体、 56 平行リング対、
57 往復台、 58 案内レール、 59保持装置、
60 昇降ベルト、 61,62 変向ローラ、 6
3 伝動装置、 64 モータ、 65 磁極輪、 6
6 ホールセンサ、 67 制御導線、 70 電磁
石、 71 ストッパ、 72 残留巻糸、 73 往
復台、74 ローラチェーン、 75 機械フレーム、
76 軸受、 77 駆動軸、 78 駆動装置、
79 センサ、 80 押しばね、 81 掻取り工
具、 85 クリーニング部材、 86 負圧ベロー、
87 負圧源、 88ばね部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハンス−ヤーコプ ロイタース ドイツ連邦共和国 フィーアゼン オンパ ーター ヴェーク 51

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻管の巻上がり状態を監視する巻管監視
    器と、もはや巻解くのにふさわしくない巻管から残留巻
    糸を除去する巻管クリーナとを用いて、繊維機械のボビ
    ンホルダ搬送系において循環する、ボビンホルダの上に
    載置された巻管をクリーニングする方法において、巻管
    (41)の上にある残留巻糸(72)の寸法と状態とに
    関して巻管監視器(24)によって検出されたデータを
    制御ユニット(27)において加工し、制御ユニット
    (27)が前記データに相応して残留巻糸(72)の掻
    取りを行うように仕向けることを特徴とする、ボビンホ
    ルダの上に載置された巻管をクリーニングする方法。
  2. 【請求項2】 巻管クリーナ(26)の掻取り工具(8
    1)が巻管監視器(24)によって検出されたデータに
    相応して、残留巻糸(72)を有する巻管範囲に沿って
    規定されて移動するように制御ユニット(27)が巻管
    クリーナ(26)を制御する、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 ボビンホルダ(45)の上に載置され
    た、巻解くのにふさわしくない残留巻糸(72)を有す
    る巻管(41)を巻管監視器(24)により検出された
    データに相応して、構想の異なる巻管クリーナ(26,
    26′)に分配することを前記制御ユニット(27)が
    行う、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 巻管の巻き状態を監視する巻管監視器
    と、もはや巻解くのにふさわしくない巻管から残留巻糸
    を除去する巻管クリーナとを用いて、繊維機械のボビン
    ホルダ搬送系において循環する、ボビンホルダの上に載
    置された巻管をクリーニングする方法において、巻管監
    視器(24)により検出された巻きデータをコード化装
    置(82)を用いてボビンホルダ(45)又は巻管に配
    置された情報担体(84)に付与し、巻管クリーナ(2
    6)の範囲に配置された読取り装置(83)で巻きデー
    タを検出し、このデータに相応して残留巻糸の掻取りが
    指示されることを特徴とする、ボビンホルダの上に載置
    された巻管をクリーニングする方法。
  5. 【請求項5】 ボビンホルダ(45)の上に載置され
    た、巻解くのにふさわしくない残留巻糸(72)を有す
    る巻管(41)を情報担体(84)の上に保有されたデ
    ータに相応して、異なる構想の巻管クリーナ(26,2
    6′)に分配する、請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 請求項1及び4の方法を実施する装置に
    おいて、分配区間(9)の範囲に配置された巻管監視器
    (24)が巻管の上にある残留巻糸の寸法及び状態を検
    出するための測定装置を有し、後ろに接続された巻管ク
    リーナ(26)が巻管クリーナ(26)の掻取り工具
    (81)を規定された状態で走行させるための装置を有
    し、巻管監視器(24)と巻管クリーナ(26)とが機
    能的に結合されていることを特徴とする、ボビンホルダ
    の上に載置された巻管をクリーニングする装置。
  7. 【請求項7】 巻管監視器(24)と巻管クリーナ(2
    6)とが制御装置(27)を介して機能的に結合されて
    おり、この制御装置(27)が巻管監視器(24)によ
    り検出された巻きデータを、巻管クリーナ(26)の掻
    取り工具(81)の規定された制御のために加工する、
    請求項6記載の装置。
  8. 【請求項8】 巻管監視器(24)と巻管クリーナ(2
    6)とが、少なくとも1つのコード化装置(82)と少
    なくとも1つの読取り装置(83)と多数の情報担体
    (84)とから成る情報伝達系を介して結合されてい
    る、請求項6記載の装置。
  9. 【請求項9】 巻管クリーニング区間(13)の範囲に
    複数の、有利には構想の異なる巻管クリーナ(26,2
    6′)が配置されている、請求項6から8までのいずれ
    か1項記載の装置。
  10. 【請求項10】 制御ユニット(27)が制御導線(3
    0)を介して通路(10)の入口における磁石転轍器
    (29)と接続されかつ制御導線(32)を介して巻管
    クリーニング区間(13)の入口における磁石転轍器
    (28)と接続されており、巻管監視器(24)により
    巻解くのにふさわしくないと識別された巻管監視器(2
    4)が磁石転轍器(28,29)を適当に制御すること
    により巻管クリーニング区間(13)に偏向可能であっ
    て、単数又は複数の巻管クリーナ(26,26′)に供
    給可能である、請求項6から9までのいずれか1項記載
    の装置。
JP6305222A 1993-12-08 1994-12-08 ボビンホルダの上に載置された巻管をクリーニングする方法と装置 Pending JPH07196258A (ja)

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DE4341731A1 (de) 1995-06-14
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ITMI942395A1 (it) 1996-05-25

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