JPH0719562U - ブレーキ機構 - Google Patents

ブレーキ機構

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JPH0719562U
JPH0719562U JP5028393U JP5028393U JPH0719562U JP H0719562 U JPH0719562 U JP H0719562U JP 5028393 U JP5028393 U JP 5028393U JP 5028393 U JP5028393 U JP 5028393U JP H0719562 U JPH0719562 U JP H0719562U
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notch
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手動,電動のウインドレギュレータに使用さ
れるブレーキ機構に関し、ピニオンプレートの爪部及び
コアの破壊を防止し、ブレーキ解除時の異音の発生がな
いブレーキ機構を提供することを目的とする。 【構成】 ピニオンプレート25の爪部25aの一方の
側端部の基端側に、深さがトーションスプリング22の
線径と略等しく、トーションスプリング22のフック部
22aが係合可能な切欠25cを設けるように構成す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、手動,電動のウインドレギュレータに使用されるブレーキ機構に関 する。
【0002】
【従来の技術】
ウインドレギュレータは、図4に示す如く、ベースプレートaに取り付けたブ レーキ機構を有し、ブレーキ機構におけるピニオンbをハンドルcの操作により 回転させ、ドリブンギヤd及びこれと一体的に連結され且つベースプレートaに 回動可能に枢着された主アームeを駆動し、窓ガラスfを昇降させるもので、こ のウインドレギュレータに用いられるブレーキ機構としては、従来から図5及び 図6に示すものが知られている。
【0003】 このブレーキ機構では、ストッパケース1内にトーションスプリング2がスト ッパケース1の内壁を圧接する如く配置されており、トーションスプリング2の 内側に切欠3aが刻設されたコア3が回転可能に挿入されている。又、このコア 3はハンドル軸4に一体的に固着されている。更に、コア3の切欠3aの空間内 であってトーションスプリング2のフック部2a,2b間には、ピニオン(図4 のピニオンb相当)と一体的に形成されたピニオンプレート5の爪部5aがハン ドル軸4を中心に回転可能に挿入配置されている。このピニオンプレート5の爪 部5aの先端側の両方の側端部には、トーションスプリング2の線径と略同じ深 さの切欠5bが形成され、一方の切欠5bには、トーションスプリング2のフッ ク部2bが係合可能なようになっている。
【0004】 従って、ピニオン側からの回転力に対しては、爪部5aの側端部がトーション スプリング2のフック部2a又は2bを押し、トーションスプリング2の外径を 広げるように作用するため、トーションスプリング2とストッパケース1との圧 接力が強くなり、ピニオンの回転が阻止される(ブレーキ状態)。一方、ハンドル 軸4側からの回転力に対しては、トーションスプリング2のフック部2a又は2 bがコア3の側端部3b又は3cから外径を縮める方向の力を受けるので、圧接 力は小さくなりハンドル軸4の回転は可能になり(ブレーキ力解除状態)、トーシ ョンスプリング2及び爪部5aを介してピニオン6を回転させることができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記構成のブレーキ機構においては、次のような問題点がある。図4 において、窓ガラスfを全閉状態とした時に発生する各部の応力(例えば、パネ ルの撓み,主アームeの撓み等)によって、ピニオン6に回転力が作用し、ピニオ ンプレート5の爪部5aの側端部Aがトーションスプリング2のフック部2aを 押圧する。この場合、断面形状が円であるトーションスプリング2のフック部2 aと、ピニオンプレート5の爪部5aとの接触面積が少ないので、接触圧が大き くなりピニオンプレート5の爪部5aに圧痕が形成される。
【0006】 又、この状態(窓ガラス全閉状態)でブレーキ力を解除する場合には、コア3の 側端部3bがトーションスプリング2のフック部2aを押圧するが、この時は、 フック部2aを介して押圧される側のピニオンプレート5の爪部5aや押圧する 側のコア3の側端部3bに圧痕が形成される。
【0007】 これが繰り返されると、ピニオンプレート5の爪部5aやコア3が破壊に至っ たり、破壊に至る前の時点でもブレーキ解除時に大きな異音が発生したりする問 題点がある。
【0008】 本考案は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、ピニオンプレー トの爪部及びコアの破壊を防止し、ブレーキ解除時の異音の発生がないブレーキ 機構を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本考案は、両端にフック部が設けられたトーションスプリ ングをストッパケース内に該ストッパケース内壁に圧接する如く配置し、切欠が 刻設されたハンドル軸側のコアを前記トーションスプリングの内壁に回転可能に 挿入すると共に、前記コアの切欠の空間内であって前記トーションスプリングの フック部間に、ピニオンと一体的に形成されたピニオンプレートの爪部を挿入し たブレーキ機構において、前記ピニオンプレートの爪部の一方の側端部の基端側 に、深さが前記トーションスプリングの線径と略等しく、前記トーションスプリ ングのフック部が係合可能な切欠を設けたものである。
【0010】
【作用】
本考案のブレーキ機構において、トーションスプリングのフック部はピニオン プレートの爪部の一方の側端部の基端側に設けられ、深さがトーションスプリン グの線径と略等しい切欠に係合可能であるので、ピニオンに回転力が作用すると 、トーションスプリングのフック部が切欠に係合するまでピニオンは回転し、ト ーションスプリングの押圧力が減少し、ピニオンプレートの爪部に圧痕が形成さ れない。
【0011】 又、ブレーキ力解除時においても、コアの側端部がトーションスプリングのフ ック部を押圧し、フック部は切欠に係合する。その後、コアの側端部はピニオン プレートの爪部の切欠以外の側端部に押圧する。この場合、接触面積が大きいの でピニオンプレートの爪部やコアに圧痕が形成されない。
【0012】
【実施例】
次に図面を用いて本考案の一実施例を説明する。図1は本考案の第1の実施例 の分解構成斜視図、図2は図1における正面断面図、図3は図1における平面断 面図である。
【0013】 図1及び図2において、ストッパケース21内にはトーションスプリング22 がストッパケース21の内壁を圧接する如く配置されており、トーションスプリ ング22の内側に切欠23aが刻設されたコア23が回転可能に挿入されている 。又、このコア23はハンドル軸24に一体的に固着されている。更に、コア2 3の切欠23aの空間内であってトーションスプリング22のフック部22a, 22b間には、ピニオン26と一体的に形成されたピニオンプレート25の爪部 25aがハンドル軸24を中心に回転可能に挿入配置されている。このピニオン プレート25の爪部25aの先端側の一方の側端部には、トーションスプリング 22の線径と略同じ深さで、トーションスプリング22のフック部22bが係合 可能な第1の切欠25bが形成され、爪部25aの基端側の他方の側端部には、 トーションスプリング22の線径と略同じ深さで、トーションスプリング22の フック部2aが係合可能な第2の切欠25cが形成されている。 これら切欠25b,25cの深さtは、次の関係に設定した。
【0014】 線径 ≦ t ≦ 線径 + 0.5[mm] 又、ピニオンプレート25は焼結金属で製造した。 次に、上記構成の作動を図3を用いて説明する。
【0015】 ブレーキ解除 ハンドル軸24を上昇方向に回転すると、コア23の側端部23cがトーショ ンスプリング22のフック部22bを押圧し、トーションスプリング22が縮径 するので、ブレーキ力が解除される。更にハンドル軸24を回転すると、ピニオ ンプレート25の爪部25aの側端部を押圧し、ピニオンプレート25が回転す る。この時、トーションスプリング22のフック部22bは、第1の切欠25b に係合している。
【0016】 同様に、ハンドル軸24を下降方向に回転すると、コア23の側端部23bが トーションスプリング22のフック部22aを押圧し、トーションスプリング2 2が縮径するので、ブレーキ力が解除される。更にハンドル軸24を回転すると 、ピニオンプレート25の爪部25aの側端部を押圧し、ピニオンプレート25 が回転する。この時、トーションスプリング22のフック部22aは、第2の切 欠25cに係合している。
【0017】 窓ガラスの全閉時 窓ガラスf全閉状態とした時に発生する各部の応力(例えば、パネルの撓み,主 アームeの撓み等)によって、ピニオン26に回転力が作用し、ピニオンプレー ト25の爪部25aがコア23の側端部23b方向に移動する。この爪部25a の移動により、トーションスプリング22のフック部22aが爪部25aの第2 の切欠25cに係合する。
【0018】 上記構成によれば、ブレーキ解除時においては、トーションスプリング22の フック部22a,22bは、ピニオンプレート25の爪部25aの第1の切欠2 5b又は第2の切欠25cに係合し、コア23の側端部23b,23cは、ピニ オンプレート25の爪部25aの第1の切欠254b,第2の切欠25c以外の 側端部を押圧する。よって、接触面積が大きいのでピニオンプレート25の爪部 25aやコア23に圧痕が形成されない。
【0019】 又、窓ガラスの全閉時において、ピニオン26に回転力が作用すると、トーシ ョンスプリング22のフック部22aが第2の切欠25cに係合するまでピニオ ン26は回転し、トーションスプリング22の押圧力が減少し、ピニオンプレー ト25の爪部25aに圧痕が形成されない。
【0020】 よって、ピニオンプレート25の爪部25a及びコア23の破壊を防止し、ブ レーキ解除時の異音の発生がなくなる。
【0021】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、ピニオンプレートの爪部の一方の側端部の 基端側に、深さがトーションスプリングの線径と略等しく、トーションスプリン グのフック部が係合可能な切欠を設けたことにより、ピニオンプレートの爪部及 びコアの破壊を防止し、ブレーキ解除時の異音の発生がないブレーキ機構を実現 することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例の分解構成斜視図であ
る。
【図2】図1における正面断面図である。
【図3】図1における平面断面図である。
【図4】ウインドレギュレータの構成図である。
【図5】従来のブレーキ機構の構成図である。である。
【図6】図5における正面断面図である。
【符号の説明】
21 ストッパケース 22 トーションスプリング 22a,22b フック部 23 コア 23a 切欠 23b,23c 側端部 24 ハンドル軸 25 ピニオンプレート 25a 爪部 25b,25c 切欠 26 ピニオン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端にフック部(22a,22b)が設
    けられたトーションスプリング(22)をストッパケー
    ス(21)内に該ストッパケース(22)内壁に圧接す
    る如く配置し、切欠(23a)が刻設されたハンドル軸
    (24)側のコア(23)を前記トーションスプリング
    (22)の内壁に回転可能に挿入すると共に、前記コア
    (23)の切欠(23a)の空間内であって前記トーシ
    ョンスプリング(22)のフック部(22a,22b)
    間に、ピニオン(26)と一体的に形成されたピニオン
    プレート(25)の爪部(25a)を挿入したブレーキ
    機構において、 前記ピニオンプレート(25)の爪部(25a)の一方
    の側端部の基端側に、深さが前記トーションスプリング
    (22)の線径と略等しく、前記トーションスプリング
    (22)のフック部(22a)が係合可能な切欠(25
    c)を設けたことを特徴とするブレーキ機構。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002195312A (ja) * 2000-12-26 2002-07-10 Delta Kogyo Co Ltd 操作軸の回転送り構造
EP2492136A1 (en) 2011-02-28 2012-08-29 Delta Kogyo Co., Ltd. Seat back structure with lumbar support for vehicle

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JP4691249B2 (ja) * 2000-12-26 2011-06-01 デルタ工業株式会社 操作軸の回転送り構造
EP2492136A1 (en) 2011-02-28 2012-08-29 Delta Kogyo Co., Ltd. Seat back structure with lumbar support for vehicle

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