JPH07195266A - 研削盤のテーパ補正装置 - Google Patents

研削盤のテーパ補正装置

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JPH07195266A
JPH07195266A JP35003993A JP35003993A JPH07195266A JP H07195266 A JPH07195266 A JP H07195266A JP 35003993 A JP35003993 A JP 35003993A JP 35003993 A JP35003993 A JP 35003993A JP H07195266 A JPH07195266 A JP H07195266A
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JP
Japan
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eccentric shaft
bed
rod
taper
fulcrum
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Application number
JP35003993A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Fujieda
善行 藤枝
Hideo Kusano
日出夫 草野
Yukio Okaji
行男 小梶
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Nippei Toyama Corp
Original Assignee
Nippei Toyama Corp
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Publication date
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Machine Tool Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 微少且つ正確なテーパ補正を行う研削盤のテ
ーパ補正装置を提供する。 【構成】 テーブルの一側部を支点クランプ機構5によ
りベッド1に保持すると共に、前記テーブル2の他側部
をベッド2に対して自由にし、前記テーブル2に、前記
ベッド1に対してこのテーブル2を水平面内で変位させ
る変位付与機構7を設け、この変位付与機構7を、端部
に送りねじ部を有するロッド29と、ベッド1側に設け
られて前記ロッド29を回転可能に保持するロッド保持
機構部31と、テーブル2側に設けられて前記ロッド2
9のねじ部に螺合する雌ねじ部材27を有する雌ねじ支
持機構部24とで構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円筒研削盤のテーパ補
正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】円筒研削盤において工作主軸台は、研削
中は回転を行う部分を必ずもつ。回転を行なうとなんら
かの摩擦熱が発生し、工作主軸台の変形を伴い、センタ
ーに狂いが生じる。一方、心押台はセンターに狂いがな
いために、また、主軸台及び心押台と相対している砥石
台部もその砥石軸の回転による発熱による、及び砥石の
左右の磨耗の違い等による研削を行っていると、ワーク
にテーパが生じる。
【0003】研削に当たって、工作主軸、心押両センタ
ー部材間に支持されたワークの直径を工作主軸台側と心
押台側の研削点で計測しており、この測定値の差により
テーパを知ることができる。
【0004】研削サイクルの粗研削完了点で一度スパー
クアウトを行い、精研削に入る前に一方の定寸装置の読
みAと他方の定寸装置の読みBの差、すなわち(A−
B)の値が(+)の場合は、心押センター部材を(A−
B)/2だけ砥石台側とは反対側に動かし、(A−B)
の値が(−)の場合は、心押センター部材を(A−B)
/2だけ砥石台側に動かす。その後、精研削、スパーク
アウトというように作業を進めていけば、テーパのな
い、正しい円筒度のものが得られる。
【0005】そして、従来、上記のようなテーパ補正時
に、テーブルの中央をスイベルセンターとし、テーブル
の左、右端部のいづれかに送りねじ機構を配し、この送
りねじ機構を作動させることにより、テーブルをスイベ
ルセンターを中心にして水平面内で摺動させ、ワークセ
ンターを砥石軸に対して水平面で傾かせてテーパ補正を
実行するようにしたものがある。
【0006】そして、従来、テーパ補正時に心押センタ
ー部材を移動させる機構をもつ心押台として図12に示
すものがある。この心押台は、その心押台本体を、心押
センター部材76を有する上側台本体70と下側台本体
71とに分割し、この上側台本体70を、板ばね72に
より前記下側台本体71に対して旋回可能にし、クラン
プ機構73で前記上側台本体70を前記下側台本体71
側に弾性をもってクランプし、ワークセンター位置調整
機構74により前記上側台本体70を前記下側台本体7
1に対して隙間を存して保持するようにしたものであ
る。
【0007】そして、心押センタ−部材76を砥石台
側、または砥石台側とは反対側に動かす場合には、ワー
クセンター位置調整機構74を作動して、前記上側台本
体70を板ばね72を支点にして上下いずれかに旋回さ
せることにより行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のテーブルスイベル式のものでは、重量物によりテー
ブルが曲がり易く、微少且つ正確なテーパ補正ができな
かった。
【0009】また、心押台にあっては、前記上側台本体
70の旋回の支点部材に板ばね72を用いており、この
板ばね72は圧縮力に弱く、剛性の低いものであるため
に、大きな力で前記上側台本体70をクランプすること
ができず、大形ワークの心押に使用する心押台の支点部
材としては不向きであり、板ばね72を支点部材とする
限り大形ワークの心押をすることができなかった。ま
た、ワークのテーパ補正の際、板ばね72に、前記上側
台本体70の旋回に伴う振動が生じ、ワークのテーパ補
正を精度よく行うことができないという問題点があっ
た。
【0010】また、従来の研削盤のテーパ補正装置とし
て、図13に示すように中心部にスイベルセンター80
を有するテーブル81の端部の左右にガイドプレート8
2、83を固着し、ガイドプレート82、83に互いに
逆方向に傾斜するガイド孔部84、85を設け、ガイド
プレート82、83に付設した軸案内部84a、85a
に移動軸86、87を移動可能に設け、これらの移動軸
86、87にガイドピン88、89を設けて、ガイドピ
ン88、89をガイド孔部84、85に挿入し、また、
移動軸86、87を連結軸90で互いに連結し、右の移
動軸87に送りねじ部材91を連結し、この送りねじ部
材91にナット部材92を螺合し、ナット部材92にウ
ォームホィール93を固着し、サーボモーター94の出
力側にギア列63を介して連係されたウォーム95をウ
ォームホィール93に噛み合わせたものがある。
【0011】そして、サーボモーター94を回転駆動す
ることにより、ギア列63、ウォーム95、ウォームホ
ィール93を介してナット部材92を回転し、送りねじ
部材91をねじ送りして、移動軸86、87を移動し、
ガイドピン88、89をガイド孔部84、85に摺動さ
せることにより、前記テーブル81の両端部を押し、及
び引きしてセンタースイベルによるテーブル80の曲り
を防止している。しかし、このテーパ補正装置は構造が
複雑で、コスト高になるという問題点があった。
【0012】本発明は、上記の問題点に着目して成され
たものであって、その目的とするところは、テーブルの
左、または右の端部に近い所にスイベルセンターと、そ
の反対側に微少送り機構部を付与することにより、その
構造も簡素化され、低コストになる研削盤のテーパ補正
装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、テーブルの一側部を支点クランプ機構
によりベッドに保持すると共に、前記テーブルの他側部
をベッドに対して自由にし、前記テーブルに、前記ベッ
ドに対してこのテーブルを水平面内で変位させる変位付
与機構を設けたことを特徴とする。
【0014】そして、前記変位付与機構を、端部に送り
ねじ部を有するロッドと、ベッド側に設けられて前記ロ
ッドを回転可能に保持するロッド保持機構部と、テーブ
ル側に設けられて前記ロッドのねじ部に螺合する雌ねじ
部材を有する雌ねじ支持機構部とで構成してもよいし、
また、前記変位付与機構を、偏心軸部を有するエキセン
軸と、テーブル側に設けられて前記エキセン軸を回転可
能に保持し且つこのエキセン軸を回転駆動する駆動部を
有するエキセン軸保持駆動機構部と、ベッド側に設けら
れて前記エキセン軸の偏心軸部を摺接把持する摺接把持
機構部とから構成してもよい。
【0015】
【作用】かかる構成により、前記変位付与機構を動作さ
せてテーブルを、その一端部の支点クランプ機構を支点
にして水平面内で変位させることにより、前記ワークセ
ンターが砥石軸に対して水平面で傾きテーパ補正を実行
する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明に係わるテーパ補正装置を備えた研
削盤の一部省略した正面図、図2(1)はテーブルに平
面図、図2(2)はテーブルに正面図、図3は図2
(1)のA−A線に沿う断面図、図4は図2(1)のB
−B線に沿う断面図、図5は図2(1)のC−C線に沿
う断面図である。
【0017】円筒研削盤は図1に示すようにベッド1の
上面に設けられたテーブル2を備えており、このテーブ
ル2には主軸台3と心押台4とが相対向させて設けてあ
り、ワークセンターSを有している。このテーブル2は
断面の外形が四角形で軸方向に長い長尺物である。そし
て、このテーブル2は、図2に示すようにその左側部で
支点クランプ機構5によりベッド1に保持されており、
テーブル2の右側部はベッド1に対して自由にしてあ
る。そして、この自由端部2aはベッド1に固着された
押え部材1Aに摺接している。
【0018】また、前記テーブル2は、その中央部及び
左右においてテーブルクランプ機構6によりベッド1に
保持されている。また、テーブル2は、その右側部にお
いて、変位付与機構7を介してベッド1に取り付けてあ
る。したがって、テーブル2は、変位付与機構7の作動
により支点クランプ機構5を支点にして一方向に変位さ
れ、テーブル2の自由端部2aが前後方向Xに変位する
ものである。
【0019】前記支点クランプ機構5はテーブル2の左
側部に位置しており、この支点クランプ機構5は図3に
示すようにテーブル2の左側部位2Aに形成された装着
孔部8に装着されたベアリング組立体9を備えている。
このベアリング組立体9は、テーブル2の左側部位2A
に固着された外側ハウジング10にベアリング11を介
して内側ハウジング12を保持し、その上側にリテーナ
13を設けたものであり、このリテーナ13及び内側ハ
ウジング12を貫通したボルト14を前記ベッド1に螺
合し、内側ハウジング12の下端部がベッド1の凹部1
5に挿入してある。
【0020】前記テーブルクランプ機構6は、図4に示
すように前記テーブル2の前後に設けた前、後側クラン
プ6a、6bから構成してある。前側クランプ6aは、
縦方向に形成した装着孔部16に装着してある。すなわ
ち、この装着孔部16は上部に大径部17を有してお
り、装着孔部16内にはスペーサ18が挿入してあり、
また、大径部17内には複数枚の皿ばね19と押さえ部
材20とが重ねて収容してある。また、これらの皿ばね
19と押さえ部材20に締付けボルト21が挿入してあ
り、この締付けボルト21はベッド1に設けたねじ孔2
2に螺合している。また、後側クランプ6bは前側クラ
ンプ6aとほぼ同構成である。
【0021】また、前記変位付与機構7は、図5及び図
6に示すように前記テーブル2の右側部位2Bに前後方
向に形成した装着孔部23に装着してある。すなわち、
変位付与機構7は装着孔部23の後端部に装着された雌
ねじ支持機構部24を備えており、この雌ねじ支持機構
部24はホルダー25を有しており、このホルダー25
には、このホルダー25の横方向の孔部25aに直交す
方向(Z軸方向)に円形孔26が形成してあり、この円
形孔26には断面円形状の棒体である雌ねじ部材27が
回転可能に挿入してあり、この雌ねじ部材27には、孔
部25aに一致するねじ孔28が形成してある。
【0022】そして、前記装着孔部23にはロッド29
が挿入してあり、このロッド29の後端部にはねじ部3
0が形成してあり、このねじ部30が前記ねじ孔28に
螺合している。前記ロッド29の前側部は装着孔部23
外に突出していて、この突出端部は、前記ベッド1側に
設けられたロッド保持機構部31に回転可能に保持され
ている。
【0023】このロッド保持機構部31はベッド1に固
着されたブロック32を備えており、このブロック32
には、このブロック32の横方向の孔部33に直交す方
向(Z軸方向)に円形孔34が形成してあり、この円形
孔34には断面円形状の棒体である駒部材35が回転可
能に挿入してあり、この駒部材35には前記孔部33に
一致する貫通孔36が形成してある、そして、この貫通
孔36を前記ロッド29の前側部の小径部37が回転可
能に貫通していて、この小径部37は、これのねじ部3
7aに螺合したナット部材40とベアリング38、39
によりブロック32に保持されている。前記ロッド29
の前側部の小径部37の端部には断面正六角形状の回転
治具装着孔部41が形成してある。
【0024】次に上記のように構成された研削盤のテー
パ補正装置によるテーパ補正動作について説明する。
【0025】上記したように、前記テーブル2は、その
左側部で支点クランプ機構5によりベッド1に保持され
ており、テーブル2の右側部はベッド1に対して自由に
してある。
【0026】そして、加工後のワークWのテーパを補正
するために、前記ワークセンターSの位置を調整するの
であるが、このワークセンターSの位置調整は次のよう
になされる。すなわち、前記変位付与機構7の回転治具
装着孔部41に回転治具(図示せず)を装着して、手動
によりこの回転治具を操作して前記ロッド29を回転す
る。このロッド29の回転により、これの後端部のねじ
部30に螺合する雌ねじ部材27を前後方向にねじ送り
し、雌ねじ支持機構部24を介してテーブル2を支点ク
ランプ機構5を支点にして前後方向に水平に変位させ、
前記ワークセンターSが砥石軸に対して水平面で傾きテ
ーパ補正が実行される。
【0027】前記変位付与機構7としては、両持式のエ
キセン軸構造や片持式のエキセン軸構造のものがある。
両持式のエキセン軸構造の変位付与機構7はエキセン軸
保持駆動機構部42を備えており、このエキセン軸保持
駆動機構部42は、図7及び図8に示すように前記テー
ブル2の右側部位2Bに縦方向に形成した装着孔部42
aに装着してある。すなわち、エキセン軸保持駆動機構
部42はエキセン軸43を備えており、このエキセン軸
43には偏心軸部44と上、下側支承軸部45、46と
が形成してある。前記装着孔部42aには筒状の上部保
持部材47が挿入固着してあり、この保持筒部材47は
ベアリング48を介してエキセン軸43の上側支承軸部
45を支承している。また、テーブル2の右側部位2B
の下部には下部保持部材49が固着してあり、この下部
保持部材49はベアリング50を介してエキセン軸43
の下側支承軸部46を支承している。
【0028】また、前記ベッド2側には摺接把持機構部
51が設けてある。摺接把持機構部51は、前記ベッド
1に固着された四角枠形状の保持部材51aを備えてお
り、この保持部材51a内に前記エキセン軸43の偏心
軸部44が位置しており、保持部材51aの前側部位5
1bには左右一対、後側部位51cには中央に一つそれ
ぞれに接触子52が設けてあり、これらの接触子52は
ばね部材53により偏心軸部44に付勢されていて、接
触子52の先部は、偏心軸部44に設けたローラーベア
リング55を装着した保持部材51dと、この保持部材
51dに設けた接触子51eの周面に摺接している。
【0029】また、前記エキセン軸43の上部にはウオ
ームホィール54が固着してあり、このウオームホィー
ル54にウオーム56が噛み合っている。ウオーム56
はサーボモーター(図示せず)の駆動制御により回転さ
れる。
【0030】したがって、前記サーボモーターの駆動制
御によりウオーム56を回転し、このウオーム56に噛
み合うウオームホィール54を回転させてエキセン軸4
3を回転し、偏心軸部44を回転させ、接触子52が保
持部材51と共に、ベッド1側に固着されていることに
より、前記エキセン軸43を介して前記テーブル2を前
後方向に水平に変位させ、前記ワークセンターSが砥石
軸に対して水平面で傾きテーパ補正が実行される。
【0031】また、両持式のエキセン軸構造の変位付与
機構7としては、図9及び図10に示すものがある。こ
の変位付与機構7は上記した両持式のエキセン軸構造の
変位付与機構7の上側支承軸部45を除き、また、前記
ベッド1側の保持部材51aには前後に接触子52を設
け、接触子52の先部を偏心軸部44に設けたローラー
ベアリング55の周面に摺接したものであり、他の構成
は両持式のエキセン軸構造と同じである。この場合も、
前記サーボモーターの駆動制御によりウオーム56を回
転し、このウオーム56に噛み合うウオームホィール5
4を回転させてエキセン軸43を回転し、偏心軸部44
を回転させ、接触子52が保持部材51aと共に、ベッ
ド1側に固着されていることにより、前記エキセン軸4
3を介して前記テーブル2を前後方向に水平に変位さ
せ、前記ワークセンターSが砥石軸に対して水平面で傾
きテーパ補正が実行される。
【0032】また、片持式のエキセン軸構造の変位付与
機構7は、図11に示すように前記テーブル2の右側部
位2Bに縦方向に形成した装着孔部57aに装着してあ
る。そして、エキセン軸57には下部の偏心軸部58と
上、下側支承軸部59、60とが形成してある。前記装
着孔部57aには筒状の保持筒部材61が挿入固着して
あり、この保持筒部材61にベアリング62を介してエ
キセン軸57の上側支承軸部59を支承されている。ま
た、装着孔部57aの下部でベアリング63を介してエ
キセン軸57の下側支承軸部60が支承されている。
【0033】また、前記ベッド1側には保持部材63が
固着してあり、この保持部材63にはローラーベアリン
グ64を介して前記エキセン軸57の偏心軸部58が支
承されている。
【0034】また、前記エキセン軸57にはウオームホ
ィール65が固着してあり、このウオームホィール65
にウオーム66が噛み合っている。ウオーム66はサー
ボモーター(図示せず)の駆動制御により回転される。
【0035】したがって、前記サーボモーターの駆動制
御によりウオーム66を回転し、このウオーム66に噛
み合うウオームホィール65を回転させてエキセン軸5
7を回転し、偏心軸部58を回転させ、この偏心軸部5
8がローラーベアリング64を介して保持部材63と共
に、ベッド1側に支持されていることにより、前記エキ
セン軸58を介して前記テーブル2を前後方向に水平に
変位させ、前記ワークセンターSが砥石軸に対して水平
面で傾きテーパ補正が実行される。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にあって
は、テーブルの一側部を支点クランプ機構によりベッド
に保持すると共に、前記テーブルの他側部をベッドに対
して自由にし、前記テーブルに、前記ベッドに対してこ
のテーブルを水平面内で変位させる変位付与機構を設け
たから、この変位付与機構を動作させてテーブルを、こ
れの一端部側の支点クランプ機構を支点にして水平面内
で変位させることにより、前記ワークセンターが砥石軸
に対して水平面で傾きテーパ補正を実行することができ
る。
【0037】このように、テーパ補正をテーブルの弾性
変形を利用するために、微少且つ正確なテーパ補正がで
きるし、また、摺動によるテーパ補正に比べて精度が劣
化し難いものになり、その構造も簡素化され、低コスト
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるテーパ補正装置を備えた研削盤
の一部省略した正面図である。
【図2】(1)はテーブルに平面図である。(2)はテ
ーブルに正面図である。
【図3】図2(1)のA−A線に沿う断面図である。
【図4】図2(1)のB−B線に沿う断面図である。
【図5】図2(1)のC−C線に沿う断面図である。
【図6】図5のD−D線に沿う断面図である。
【図7】変位付与機構の他の実施態様を示す縦断面図で
ある。
【図8】図8のE−E線に沿う断面図である。
【図9】変位付与機構の他の実施態様を示す縦断面図で
ある。
【図10】図9のF−F線に沿う断面図である。
【図11】変位付与機構の他の実施態様を示す縦断面図
である。
【図12】従来のテーブルのテーパ補正装置の構成説明
図である。
【図13】従来のテーブルのテーパ補正装置の構成説明
図である。
【符号の説明】
1 ベッド 2 テーブル 5 支点クランプ機構 7 変位付与機構 24 雌ねじ支持機構部 27 雌ねじ部材 29 ロッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーブルの一側部を支点クランプ機構に
    よりベッドに保持すると共に、前記テーブルの他側部を
    ベッドに対して自由にし、前記テーブルに、前記ベッド
    に対してこのテーブルを水平面内で変位させる変位付与
    機構を設けたことを特徴とする研削盤のテーパ補正装
    置。
  2. 【請求項2】 前記変位付与機構を、端部に送りねじ部
    を有するロッドと、ベッド側に設けられて前記ロッドを
    回転可能に保持するロッド保持機構部と、テーブル側に
    設けられて前記ロッドのねじ部に螺合する雌ねじ部材を
    有する雌ねじ支持機構部とで構成した請求項1記載の研
    削盤のテーパ補正装置。
  3. 【請求項3】 前記変位付与機構を、偏心軸部を有する
    エキセン軸と、テーブル側に設けられて前記エキセン軸
    を回転可能に保持し且つこのエキセン軸を回転駆動する
    駆動部を有するエキセン軸保持駆動機構部と、ベッド側
    に設けられて前記エキセン軸の偏心軸部を摺接把持する
    摺接把持機構部とから構成した請求項1記載の研削盤の
    テーパ補正装置。
JP35003993A 1993-12-30 1993-12-30 研削盤のテーパ補正装置 Pending JPH07195266A (ja)

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