JPH07194701A - 薬液注入器具 - Google Patents
薬液注入器具Info
- Publication number
- JPH07194701A JPH07194701A JP5351667A JP35166793A JPH07194701A JP H07194701 A JPH07194701 A JP H07194701A JP 5351667 A JP5351667 A JP 5351667A JP 35166793 A JP35166793 A JP 35166793A JP H07194701 A JPH07194701 A JP H07194701A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring
- drug solution
- drum
- container
- recess
- Prior art date
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- Granted
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- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 価格が低く、構造が簡単で、使い捨てに適
し、流量制御性能に勝れた条件を全て満足する薬液注入
器具を提供する。 【構成】 薬液容器部と、ネジ部材を持つ駆動部と、バ
ネを持つ駆動源と、薬液容器部の薬液出口にチューブを
介して接続された圧力制御弁からなり、薬液容器部は筒
状薬液容器と、薬液容器の基端内腔に挿入されたガスケ
ットからなり、駆動部は、薬液容器の基端側に設けたハ
ウジングと、薬液容器の軸線に同心な一対の雄,雌ネジ
部材のいずれかが駆動源により回転され、ネジ部材のい
ずれかが軸方向に進んで、ガスケットを薬液容器内で直
線移動させる螺進機構とを含み、駆動源は、ハウジング
内に薬液容器と同軸上のバネ巻取ドラムと、その軸に平
行な軸を持ったバネ巻取リールと、一端がバネ巻取ドラ
ムに,止着され他端がバネ巻取リールに止着され、バネ
巻取リール側に自然に巻き付く定荷重バネとを含む。
し、流量制御性能に勝れた条件を全て満足する薬液注入
器具を提供する。 【構成】 薬液容器部と、ネジ部材を持つ駆動部と、バ
ネを持つ駆動源と、薬液容器部の薬液出口にチューブを
介して接続された圧力制御弁からなり、薬液容器部は筒
状薬液容器と、薬液容器の基端内腔に挿入されたガスケ
ットからなり、駆動部は、薬液容器の基端側に設けたハ
ウジングと、薬液容器の軸線に同心な一対の雄,雌ネジ
部材のいずれかが駆動源により回転され、ネジ部材のい
ずれかが軸方向に進んで、ガスケットを薬液容器内で直
線移動させる螺進機構とを含み、駆動源は、ハウジング
内に薬液容器と同軸上のバネ巻取ドラムと、その軸に平
行な軸を持ったバネ巻取リールと、一端がバネ巻取ドラ
ムに,止着され他端がバネ巻取リールに止着され、バネ
巻取リール側に自然に巻き付く定荷重バネとを含む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薬液注入器具に関し、
さらに詳しくは、各種の薬液を一定の圧力で持続的に人
体に注入するための薬液注入器具に関する。
さらに詳しくは、各種の薬液を一定の圧力で持続的に人
体に注入するための薬液注入器具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の薬液注入器具に関しては、シリン
ジポンプ型(特開昭59ー11867号公報,特開平2
ー121672号公報,特開平5ー42209号公
報),バルーン圧利用型(特開平3ー170163号公
報)などが存在している。
ジポンプ型(特開昭59ー11867号公報,特開平2
ー121672号公報,特開平5ー42209号公
報),バルーン圧利用型(特開平3ー170163号公
報)などが存在している。
【0003】上記シリンジポンプ型は、電動モータの回
転を歯車等で減速してシリンジに挿入したプランジャー
を低速直線移動させるものである。即ち、シリンジとプ
ランジャーを着脱自在にセットさせた台箱の内側に、シ
リンジの軸線方向に平行な送りネジ棒が回転自在に設置
され、該ネジ棒を回転させるモータ,減歯車,電源,コ
ンピュータ制御回路などが同様に内蔵されている。そし
て、台箱の表面に制御盤が設けられている。
転を歯車等で減速してシリンジに挿入したプランジャー
を低速直線移動させるものである。即ち、シリンジとプ
ランジャーを着脱自在にセットさせた台箱の内側に、シ
リンジの軸線方向に平行な送りネジ棒が回転自在に設置
され、該ネジ棒を回転させるモータ,減歯車,電源,コ
ンピュータ制御回路などが同様に内蔵されている。そし
て、台箱の表面に制御盤が設けられている。
【0004】これに対し、バルーン圧利用型は、球殻ハ
ウジングの直径上を円筒体が貫通し、この円筒体の外周
に弾性膜スリーブが装着される。スリーブと円筒体との
間に薬液が導入され、スリーブは球殻内で球状に膨ら
む。そして、スリーブの弾性復元力により一定圧力が保
持されつつ、スリーブ内の薬液は円筒体の内側からチュ
ーブにより外側へ導かれる。
ウジングの直径上を円筒体が貫通し、この円筒体の外周
に弾性膜スリーブが装着される。スリーブと円筒体との
間に薬液が導入され、スリーブは球殻内で球状に膨ら
む。そして、スリーブの弾性復元力により一定圧力が保
持されつつ、スリーブ内の薬液は円筒体の内側からチュ
ーブにより外側へ導かれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前者で
は、電源,モータ,歯車等を収納した台箱の表面に薬液
を収容したシリンジをセットするので器具全体が大型で
高価になり、薬液を収容したシリンジだけを交換して使
用されており、器具全体を使い捨てにできない欠点があ
る。
は、電源,モータ,歯車等を収納した台箱の表面に薬液
を収容したシリンジをセットするので器具全体が大型で
高価になり、薬液を収容したシリンジだけを交換して使
用されており、器具全体を使い捨てにできない欠点があ
る。
【0006】これに対し、後者では、流量制御性に劣る
という問題がある。即ち、バルーン圧利用型は図8の線
bが示すように有効ストロークの最初と終わりで内圧の
変動が大きく、摺動抵抗や外圧による流量変動が大きい
という欠点がある。
という問題がある。即ち、バルーン圧利用型は図8の線
bが示すように有効ストロークの最初と終わりで内圧の
変動が大きく、摺動抵抗や外圧による流量変動が大きい
という欠点がある。
【0007】本発明は上記課題を解決し、上記いずれか
のタイプの薬液ポンプも達成し得なかった諸条件、即
ち、価格が低く、構造が簡単で、使い捨てに適し、流量
制御性能に勝れた条件を全て満足する薬液注入器具を提
供することを目的とする。
のタイプの薬液ポンプも達成し得なかった諸条件、即
ち、価格が低く、構造が簡単で、使い捨てに適し、流量
制御性能に勝れた条件を全て満足する薬液注入器具を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の構成は次のとおりとする。即ち、本発明の
第1の構成は、薬液容器部と、駆動部と、駆動源と、前
記薬液容器部の薬液出口にチューブを介して接続された
圧力制御弁からなり、前記駆動部は、前記薬液容器の基
端側に設けられるハウジングと、前記薬液容器の軸線に
同心なる互いに螺合する一対の雄,雌ネジ部材のいずれ
かが前記駆動源により回転され、前記ネジ部材のいずれ
かが軸方向に進んで、前記ガスケットを前記薬液容器内
において基端側から先端側に向けて直線移動させる螺進
機構とを含み、前記駆動源は、前記ハウジング内に回転
自在かつ前記薬液容器と同軸上に支持されたバネ巻取ド
ラムと、該バネ巻取ドラムの軸に平行な軸を持って前記
ハウジング内に回転自在に支持されたバネ巻取リール
と、一端が前記バネ巻取ドラムに止着され他端が前記バ
ネ巻取リールに止着され、外力を加えない状態で前記バ
ネ巻取リール側またはドラム側に自然に巻き付くように
付勢された定荷重バネとを含むことである。
め、本発明の構成は次のとおりとする。即ち、本発明の
第1の構成は、薬液容器部と、駆動部と、駆動源と、前
記薬液容器部の薬液出口にチューブを介して接続された
圧力制御弁からなり、前記駆動部は、前記薬液容器の基
端側に設けられるハウジングと、前記薬液容器の軸線に
同心なる互いに螺合する一対の雄,雌ネジ部材のいずれ
かが前記駆動源により回転され、前記ネジ部材のいずれ
かが軸方向に進んで、前記ガスケットを前記薬液容器内
において基端側から先端側に向けて直線移動させる螺進
機構とを含み、前記駆動源は、前記ハウジング内に回転
自在かつ前記薬液容器と同軸上に支持されたバネ巻取ド
ラムと、該バネ巻取ドラムの軸に平行な軸を持って前記
ハウジング内に回転自在に支持されたバネ巻取リール
と、一端が前記バネ巻取ドラムに止着され他端が前記バ
ネ巻取リールに止着され、外力を加えない状態で前記バ
ネ巻取リール側またはドラム側に自然に巻き付くように
付勢された定荷重バネとを含むことである。
【0009】第2の構成は第1構成に加え、前記薬液容
器部と前記駆動部とが取付手段により着脱自在に結され
てなり、前記取付手段が、前記駆動部のハウジングに形
成された前記薬液容器と略同径の円筒部の外周に形成さ
れた雄ネジ部と、前記薬液容器の基端部外周に形成され
た抜止め突起に係合して基端方向外側に抜け出ないよう
に薬液容器外周に取り付けられたナットからなり、該ナ
ットを前記雄ネジ部に螺合して薬液容器に前記駆動部を
取り付けたことである。
器部と前記駆動部とが取付手段により着脱自在に結され
てなり、前記取付手段が、前記駆動部のハウジングに形
成された前記薬液容器と略同径の円筒部の外周に形成さ
れた雄ネジ部と、前記薬液容器の基端部外周に形成され
た抜止め突起に係合して基端方向外側に抜け出ないよう
に薬液容器外周に取り付けられたナットからなり、該ナ
ットを前記雄ネジ部に螺合して薬液容器に前記駆動部を
取り付けたことである。
【0010】第3の構成は第1の構成に加え、前記螺進
機構が、前記バネ巻取ドラムと一体の雄ネジ棒と、該雄
ネジ棒に螺合する雌ネジ部を基端部内周に備え先端部に
前記ガスケットに着脱自在に結合される結合部を設けた
中空ロッドと、該中空ロッドの回転を阻止する回転防止
ストッパとからなることである。
機構が、前記バネ巻取ドラムと一体の雄ネジ棒と、該雄
ネジ棒に螺合する雌ネジ部を基端部内周に備え先端部に
前記ガスケットに着脱自在に結合される結合部を設けた
中空ロッドと、該中空ロッドの回転を阻止する回転防止
ストッパとからなることである。
【0011】第4の構成は第1構成に加え、前記螺進機
構が、前記バネ巻取ドラムと一体の角柱と、該角柱に軸
方向移動自在に外挿され先端部に前記ガスケットと結合
する結合部を設けた中空ネジ棒と、該中空ネジ棒に螺合
し前記ハウジングに固定されている雌ネジ部材とからな
ることである。
構が、前記バネ巻取ドラムと一体の角柱と、該角柱に軸
方向移動自在に外挿され先端部に前記ガスケットと結合
する結合部を設けた中空ネジ棒と、該中空ネジ棒に螺合
し前記ハウジングに固定されている雌ネジ部材とからな
ることである。
【0012】第5の構成は第1〜第4構成のいずれかに
加え、前記バネ巻取ドラムまたはリールを手動回転させ
て、該バネ巻取ドラムまたはリールに前記定荷重バネを
巻付けるための巻上げ手段を設けたことである。
加え、前記バネ巻取ドラムまたはリールを手動回転させ
て、該バネ巻取ドラムまたはリールに前記定荷重バネを
巻付けるための巻上げ手段を設けたことである。
【0013】第6の構成は第1〜第5構成のいずれかに
加え、ブレーキ手段を持ち、該ブレーキ手段は、前記バ
ネ巻取ドラムと同心で固定された第1プーリと、該第1
プーリに対し外円周面を対向させて前記バネ巻取リール
に同心で固定された第2プーリと、前記第1,第2プー
リの境界部で外円周面が互いに接近する側に進退自在と
されたクサビ部材とを含むことである。
加え、ブレーキ手段を持ち、該ブレーキ手段は、前記バ
ネ巻取ドラムと同心で固定された第1プーリと、該第1
プーリに対し外円周面を対向させて前記バネ巻取リール
に同心で固定された第2プーリと、前記第1,第2プー
リの境界部で外円周面が互いに接近する側に進退自在と
されたクサビ部材とを含むことである。
【0014】第7の構成は第1〜第6構成に加え、前記
圧力制御弁は弁棒の長さ方向に順に第1,第2,第3部
材からなり、前記第1部材には弁孔、弁座,第1凹所お
よび流体出口が設けられ、第2部材には弁棒貫通孔と前
記第1凹所側の第2凹所,反対側の第3凹所が設けら
れ、前記第3部材には前記第3凹所側に第4凹所および
パイロット孔が設けられてなる弁箱と、前記弁座に対応
して前記弁棒貫通孔を融通貫通し、他端が前記第3,第
4凹所内にある弁棒と、前記第1,第2部材間に介在さ
れ、前記弁棒を貫通させて液密に固定された第1ダイヤ
フラムと、前記第2,第3部材間に介在され、前記弁棒
の他端に液密に固定された第2ダイヤフラムと、該第2
ダイヤフラムと前記第3凹所の底との間に介在された圧
縮バネとを含むことである。
圧力制御弁は弁棒の長さ方向に順に第1,第2,第3部
材からなり、前記第1部材には弁孔、弁座,第1凹所お
よび流体出口が設けられ、第2部材には弁棒貫通孔と前
記第1凹所側の第2凹所,反対側の第3凹所が設けら
れ、前記第3部材には前記第3凹所側に第4凹所および
パイロット孔が設けられてなる弁箱と、前記弁座に対応
して前記弁棒貫通孔を融通貫通し、他端が前記第3,第
4凹所内にある弁棒と、前記第1,第2部材間に介在さ
れ、前記弁棒を貫通させて液密に固定された第1ダイヤ
フラムと、前記第2,第3部材間に介在され、前記弁棒
の他端に液密に固定された第2ダイヤフラムと、該第2
ダイヤフラムと前記第3凹所の底との間に介在された圧
縮バネとを含むことである。
【0015】
【作用】薬液容器部と駆動部を組付けた状態で、巻上げ
手段により定荷重バネをバネ巻取ドラムに巻き付け、そ
の後解放すると、バネが巻取リールに巻付けられた巻取
ドラムが回転させられる。このバネ巻取ドラム回転が螺
進機構のネジ部材によってガスケットの直線運動に変換
され、ガスケットが薬液容器の基端部から先端側へ進行
し、薬液を押し出す。このとき、バネ巻取ドラムよび螺
進機構の回転トルクは一定であり、流量は回転トルクで
決まるので、流量は経時的に変化が極めて少ないという
特徴がある。また、圧力制御弁を介して薬液を注入する
ので薬液の供給圧力がほぼ一定となる。この結果、長時
間微量注入が可能となる。そして、螺進機構により直線
方向押出力が増大するので、高い押出圧力が得られると
いう利点がある。
手段により定荷重バネをバネ巻取ドラムに巻き付け、そ
の後解放すると、バネが巻取リールに巻付けられた巻取
ドラムが回転させられる。このバネ巻取ドラム回転が螺
進機構のネジ部材によってガスケットの直線運動に変換
され、ガスケットが薬液容器の基端部から先端側へ進行
し、薬液を押し出す。このとき、バネ巻取ドラムよび螺
進機構の回転トルクは一定であり、流量は回転トルクで
決まるので、流量は経時的に変化が極めて少ないという
特徴がある。また、圧力制御弁を介して薬液を注入する
ので薬液の供給圧力がほぼ一定となる。この結果、長時
間微量注入が可能となる。そして、螺進機構により直線
方向押出力が増大するので、高い押出圧力が得られると
いう利点がある。
【0016】また、薬液容器と駆動部とが取付手段で取
り付けられる場合には、使用後に薬液容器部のみを捨て
ることができ、使い捨てが可能である。そして、予め薬
液容器部に薬液を充填し、薬液容器の先端のコネクター
等取付部をキャップなどで密閉して滅菌できるので、薬
液容器部のみを薬液充填滅菌した状態で輸送保管するこ
とで可能である。さらに、使用時に駆動部を取付けた状
態で巻き上げ手段により螺進機構を逆転させ、ガスケッ
トを薬液容器内で後退させることにより、薬液を薬液容
器内に充填する用時充填も可能である。
り付けられる場合には、使用後に薬液容器部のみを捨て
ることができ、使い捨てが可能である。そして、予め薬
液容器部に薬液を充填し、薬液容器の先端のコネクター
等取付部をキャップなどで密閉して滅菌できるので、薬
液容器部のみを薬液充填滅菌した状態で輸送保管するこ
とで可能である。さらに、使用時に駆動部を取付けた状
態で巻き上げ手段により螺進機構を逆転させ、ガスケッ
トを薬液容器内で後退させることにより、薬液を薬液容
器内に充填する用時充填も可能である。
【0017】
【実施例】以下に本発明の実施態様を図面に示す一実施
例にもとづき説明する。図1において、本実施例の薬液
注入器具Aは基本的に薬液容器部10と駆動部30とか
らなり、これらが別体ユニットであり、ナット21によ
り着脱自在に結合されている点に特徴がある。
例にもとづき説明する。図1において、本実施例の薬液
注入器具Aは基本的に薬液容器部10と駆動部30とか
らなり、これらが別体ユニットであり、ナット21によ
り着脱自在に結合されている点に特徴がある。
【0018】薬液容器部10は薬液容器11とガスケッ
ト12から構成される。薬液容器11は、両端の解放さ
れたガラス,プラスティック等の円筒本体11aの狭窄
された先端にコネクター等取付部11bが形成されてな
り、このコネクター等取付部11bは使用前に図12に
示すようにキャップCで密閉される。薬液容器11の基
端部外側には半径方向外側に突出する抜止め突条11c
が形成されている。ガスケット12は、ポリプロピレン
やポンエチレン等の合成樹脂製の傘状部材からなるガス
ケット本体12aの外周に複数のOリング12bが装着
され、内周に後述する中空ロッド32bの雄ネジ部32
dと螺合する雌ネジ部12cが形成されてなり、薬液容
器11の基端内に液密かつ摺動自在に挿入されている。
ト12から構成される。薬液容器11は、両端の解放さ
れたガラス,プラスティック等の円筒本体11aの狭窄
された先端にコネクター等取付部11bが形成されてな
り、このコネクター等取付部11bは使用前に図12に
示すようにキャップCで密閉される。薬液容器11の基
端部外側には半径方向外側に突出する抜止め突条11c
が形成されている。ガスケット12は、ポリプロピレン
やポンエチレン等の合成樹脂製の傘状部材からなるガス
ケット本体12aの外周に複数のOリング12bが装着
され、内周に後述する中空ロッド32bの雄ネジ部32
dと螺合する雌ネジ部12cが形成されてなり、薬液容
器11の基端内に液密かつ摺動自在に挿入されている。
【0019】薬液容器11の外周にはナット21が外挿
され、その薬液容器先端側には半径方向内側に突出した
係合突条22が形成され、前記抜止め突条11cに係合
して薬液容器11の基端部から外方に抜け出ないように
構成されている。
され、その薬液容器先端側には半径方向内側に突出した
係合突条22が形成され、前記抜止め突条11cに係合
して薬液容器11の基端部から外方に抜け出ないように
構成されている。
【0020】図1,3において、駆動部30はハウジン
グ31を有し、このハウジング31の本体31aの薬液
容器11側に前記薬液容器と同心で、略同径の中間円筒
部31bおよびそれより小径の先端円筒部31cが順に
形成される。中間円筒部の外周に雄ネジ31dが形成さ
れ、それに前記ナット21を螺合して取付手段20を構
成し、薬液容器11に駆動部30が着脱自在に結合され
る。前記ハウジングの中間円筒部31bと本体部は、ビ
スB1等で互いに結合されている。
グ31を有し、このハウジング31の本体31aの薬液
容器11側に前記薬液容器と同心で、略同径の中間円筒
部31bおよびそれより小径の先端円筒部31cが順に
形成される。中間円筒部の外周に雄ネジ31dが形成さ
れ、それに前記ナット21を螺合して取付手段20を構
成し、薬液容器11に駆動部30が着脱自在に結合され
る。前記ハウジングの中間円筒部31bと本体部は、ビ
スB1等で互いに結合されている。
【0021】ハウジング本体部31aには、薬液容器1
1と同軸上にバネ巻取ドラム41が支持孔により回転自
在に支持されている。該バネ巻取ドラムの軸に平行な軸
をもって、前記ハウジングにバネ巻取リール42が回転
自在に支持される。定荷重バネ43の一端が前記バネ巻
取ドラム41に止着され、他端が前記バネ巻取リール4
2に止着されており、外力を加えない状態で前記バネ巻
取リール側に自然に巻き付くように付勢されている。こ
の定荷重バネは薄板状のバネ材を巻付けた渦巻バネであ
る。また、その巻付き力(換言すれば巻戻し時に発生す
る巻取ドラムの回転トルク)は図8の線aに示すよう
に、有効回転数の全域で一定である特性を有している。
なお、線cは公知のゼンマイによるものである。
1と同軸上にバネ巻取ドラム41が支持孔により回転自
在に支持されている。該バネ巻取ドラムの軸に平行な軸
をもって、前記ハウジングにバネ巻取リール42が回転
自在に支持される。定荷重バネ43の一端が前記バネ巻
取ドラム41に止着され、他端が前記バネ巻取リール4
2に止着されており、外力を加えない状態で前記バネ巻
取リール側に自然に巻き付くように付勢されている。こ
の定荷重バネは薄板状のバネ材を巻付けた渦巻バネであ
る。また、その巻付き力(換言すれば巻戻し時に発生す
る巻取ドラムの回転トルク)は図8の線aに示すよう
に、有効回転数の全域で一定である特性を有している。
なお、線cは公知のゼンマイによるものである。
【0022】図1で、前記バネ巻取ドラム41と同軸で
その内側に螺進機構32が接続される。即ち、バネ巻取
ドラム同心に雄ネジ棒32aが結合され、該雄ネジ棒の
先端は前記ハウジング先端円筒部31c内にほぼ同心に
位置する。前記雄ネジ棒32aの外周に中空ロッド32
bが配置され、その基端部内周に形成された雌ネジ部3
2cが前記雄ネジ棒に螺合する。また、中空ロッドの先
端部外周に雄ネジ部32dが形成され、前記ガスケット
12の雌ネジ部12cと螺合する。中空ロッド32bの
側面には、図2,図6に示すように、軸方向に長い回転
防止溝32fが形成され、この溝内に長く嵌まる回転防
止ストッパ32eはハウジング先端円筒部31c内面に
固定されている。従って、雄ネジ棒32aが回転する
と、中空ロッド32bは回転することなく軸方向に進退
し、ガスケット12を薬液容器11内で軸方向に進退さ
せることになる。
その内側に螺進機構32が接続される。即ち、バネ巻取
ドラム同心に雄ネジ棒32aが結合され、該雄ネジ棒の
先端は前記ハウジング先端円筒部31c内にほぼ同心に
位置する。前記雄ネジ棒32aの外周に中空ロッド32
bが配置され、その基端部内周に形成された雌ネジ部3
2cが前記雄ネジ棒に螺合する。また、中空ロッドの先
端部外周に雄ネジ部32dが形成され、前記ガスケット
12の雌ネジ部12cと螺合する。中空ロッド32bの
側面には、図2,図6に示すように、軸方向に長い回転
防止溝32fが形成され、この溝内に長く嵌まる回転防
止ストッパ32eはハウジング先端円筒部31c内面に
固定されている。従って、雄ネジ棒32aが回転する
と、中空ロッド32bは回転することなく軸方向に進退
し、ガスケット12を薬液容器11内で軸方向に進退さ
せることになる。
【0023】雄ネジ棒32aの中心には、好ましくは、
軸心に沿って六角孔44aが形成されている。そして、
この六角孔に六角レンチ44bを挿入して、手動で回転
させると、定荷重バネ43を巻取ドラム41に巻取るこ
とができるようになっている。この六角孔と六角レンチ
は、特許請求の範囲にいう巻上げ手段44を構成してい
る。
軸心に沿って六角孔44aが形成されている。そして、
この六角孔に六角レンチ44bを挿入して、手動で回転
させると、定荷重バネ43を巻取ドラム41に巻取るこ
とができるようになっている。この六角孔と六角レンチ
は、特許請求の範囲にいう巻上げ手段44を構成してい
る。
【0024】また、ブレーキ手段45が設けられる。即
ち図4で、前記バネ巻取ドラム41と同心で固定された
第1プーリ45aと、該第1プーリに対し外円周面を対
向させて前記バネ巻取リール42に同心で固定された第
2プーリ45bと、前記第1、第2プーリ45a,45
bの境界部で外円周面が互いに接近する側に進退自在と
されたクサビ部材45fを持つストッパ45cからな
る。そして、ハウジング本体31aに形成した通孔に該
ストッパが通されている。このストッパはつまみ45
d,胴部45e,クサビ部45fおよびクサビ部とハウ
ジングとの間に介装したスプリング46gからなる。そ
して、常時はスプリング46gの付勢力によりクサビ部
45fが両プーリ45a,45b間に嵌って、クサビ作
用により巻取ドラム41は回転しない。
ち図4で、前記バネ巻取ドラム41と同心で固定された
第1プーリ45aと、該第1プーリに対し外円周面を対
向させて前記バネ巻取リール42に同心で固定された第
2プーリ45bと、前記第1、第2プーリ45a,45
bの境界部で外円周面が互いに接近する側に進退自在と
されたクサビ部材45fを持つストッパ45cからな
る。そして、ハウジング本体31aに形成した通孔に該
ストッパが通されている。このストッパはつまみ45
d,胴部45e,クサビ部45fおよびクサビ部とハウ
ジングとの間に介装したスプリング46gからなる。そ
して、常時はスプリング46gの付勢力によりクサビ部
45fが両プーリ45a,45b間に嵌って、クサビ作
用により巻取ドラム41は回転しない。
【0025】ここで、ストッパ45cを引き抜くと、巻
取ドラム41は自由に回転できる状態となり、定荷重バ
ネ43の巻戻し力によって巻取ドラムが回転させられ
る。すると、図7のように、雄ネジ棒32aは同方向に
回転し、中空ロッド32bが前進し、ガスケット12が
や薬液容器11の先端側に向かってれ前進する。これに
より、薬液容器内の薬液が排出される。
取ドラム41は自由に回転できる状態となり、定荷重バ
ネ43の巻戻し力によって巻取ドラムが回転させられ
る。すると、図7のように、雄ネジ棒32aは同方向に
回転し、中空ロッド32bが前進し、ガスケット12が
や薬液容器11の先端側に向かってれ前進する。これに
より、薬液容器内の薬液が排出される。
【0026】前記薬液容器部の薬液出口11bには、図
14,図15のように、チューブ1を介して圧力制御弁
50が接続される。該弁の弁箱50Aは、弁棒54の長
さ方向に順に第1,第2,第3部材51,52,53か
らなる。前記第1部材51には弁孔51a,弁座51
b,第1凹所51cおよび流体出口51dが設けられ、
第2部材52には弁棒貫通孔52aと前記第1凹所51
c側の第2凹所52b,反対側の第3凹所52cおよび
空気孔52dが設けられ、前記第3部材53には前記第
3凹所側52cに第4凹所53aおよびパイロット孔5
3bが設けられている。
14,図15のように、チューブ1を介して圧力制御弁
50が接続される。該弁の弁箱50Aは、弁棒54の長
さ方向に順に第1,第2,第3部材51,52,53か
らなる。前記第1部材51には弁孔51a,弁座51
b,第1凹所51cおよび流体出口51dが設けられ、
第2部材52には弁棒貫通孔52aと前記第1凹所51
c側の第2凹所52b,反対側の第3凹所52cおよび
空気孔52dが設けられ、前記第3部材53には前記第
3凹所側52cに第4凹所53aおよびパイロット孔5
3bが設けられている。
【0027】弁棒54は前記弁座51bに対応して前記
弁棒貫通孔52aを融通貫通し、他端が前記第3,第4
凹所52c,53b内にある。第1ダイヤフラム55は
前記第1、第2部材51,52間に介在され、前記弁棒
54を貫通させて液密に固定される。第2ダイヤフラム
56は前記第2,第3部材52,53間に介在され、前
記弁棒54の他端に液密に固定される。該第2ダイヤフ
ラム56と前記第3凹所52cの底との間に圧縮バネ5
7が介在される。
弁棒貫通孔52aを融通貫通し、他端が前記第3,第4
凹所52c,53b内にある。第1ダイヤフラム55は
前記第1、第2部材51,52間に介在され、前記弁棒
54を貫通させて液密に固定される。第2ダイヤフラム
56は前記第2,第3部材52,53間に介在され、前
記弁棒54の他端に液密に固定される。該第2ダイヤフ
ラム56と前記第3凹所52cの底との間に圧縮バネ5
7が介在される。
【0028】図15において、薬液注入器具Pからの圧
力(最初は1.5kgf/cm2)は圧力制御弁50に
導かれる。このとき、圧縮バネ57に弁棒54は押し上
げられて弁開となり、注射針3の方へ流れる。しかし、
すぐに第4凹所53bの圧力が上昇するので(注射針は
一種の毛細管現象絞りとなる)、第1凹所51cの圧力
にバネ57の力を加えた値より大きくなり、弁棒54は
下方向に押され弁閉とする。そのまま注射針3の流れが
あると第2,第3凹所52b,52cの圧力は低下する
ので、バネ57の力で弁棒54は再び上昇し弁開とす
る。以下この動作を繰り返して、出口51dで常に0.
5kgf/cm2の圧力を保つ。この圧力制御弁は構造
簡単で安価に得られ、使い捨てに好適である。また、弁
棒貫通孔52aを融通孔とすれば、弁棒54が接触せず
摩擦なく、作動が正確である。しかも、第2,第3凹所
52b,52cは薬液に触れない。
力(最初は1.5kgf/cm2)は圧力制御弁50に
導かれる。このとき、圧縮バネ57に弁棒54は押し上
げられて弁開となり、注射針3の方へ流れる。しかし、
すぐに第4凹所53bの圧力が上昇するので(注射針は
一種の毛細管現象絞りとなる)、第1凹所51cの圧力
にバネ57の力を加えた値より大きくなり、弁棒54は
下方向に押され弁閉とする。そのまま注射針3の流れが
あると第2,第3凹所52b,52cの圧力は低下する
ので、バネ57の力で弁棒54は再び上昇し弁開とす
る。以下この動作を繰り返して、出口51dで常に0.
5kgf/cm2の圧力を保つ。この圧力制御弁は構造
簡単で安価に得られ、使い捨てに好適である。また、弁
棒貫通孔52aを融通孔とすれば、弁棒54が接触せず
摩擦なく、作動が正確である。しかも、第2,第3凹所
52b,52cは薬液に触れない。
【0029】上記実施例において、各部の材料はつぎの
ものが好適である。雄ネジ棒32a,中空ロッド32
b:金属(鉄,真ちゅう),ABS樹脂,ナイロン,ポ
リアセタール樹脂,ポリエチレン,ポリカーボネート樹
脂など,ハウジング31:ABS樹脂,ポリエチレン樹
脂など,ナット21:ABS樹脂,ポリエチレン樹脂,
ナイロンなど,ガスケット12:ポリエチレン樹脂な
ど,Oリング12b:天然ゴム,合成ゴム(ブチルゴ
ム,ブタジエンゴム,シリコンゴム,フッ素ゴム)な
ど,キャップC:天然ゴム,ブチルゴム,ポリエチレン
樹脂。
ものが好適である。雄ネジ棒32a,中空ロッド32
b:金属(鉄,真ちゅう),ABS樹脂,ナイロン,ポ
リアセタール樹脂,ポリエチレン,ポリカーボネート樹
脂など,ハウジング31:ABS樹脂,ポリエチレン樹
脂など,ナット21:ABS樹脂,ポリエチレン樹脂,
ナイロンなど,ガスケット12:ポリエチレン樹脂な
ど,Oリング12b:天然ゴム,合成ゴム(ブチルゴ
ム,ブタジエンゴム,シリコンゴム,フッ素ゴム)な
ど,キャップC:天然ゴム,ブチルゴム,ポリエチレン
樹脂。
【0030】そして、上記構成での次の仕様の薬液注入
器具では内圧600mHgをコンスタントに発生するこ
とができた。薬液容器は内径50mm,同断面積19.
6cm2,容量60cc,雄ネジ棒32aは8回転でス
トローク31mmである。
器具では内圧600mHgをコンスタントに発生するこ
とができた。薬液容器は内径50mm,同断面積19.
6cm2,容量60cc,雄ネジ棒32aは8回転でス
トローク31mmである。
【0031】図14は上記実施例の薬液注入器具の使用
状態を示す。同図(A)に示すように、薬液注入器具P
にチューブ1を接続し、その途中に圧力制御弁50、流
量制御器2を介装し、先端に穿刺針3を取り付け、人体
に穿刺する。薬液注入器具から押出される薬液は流量制
御器2で流量をコントロールされ、微量の持続注入が長
時間にわたり、効果的に行われる。あるいは同図(B)
に示すように、チューブにコネクター4でカテーテル5
を接続して人体に挿入する。
状態を示す。同図(A)に示すように、薬液注入器具P
にチューブ1を接続し、その途中に圧力制御弁50、流
量制御器2を介装し、先端に穿刺針3を取り付け、人体
に穿刺する。薬液注入器具から押出される薬液は流量制
御器2で流量をコントロールされ、微量の持続注入が長
時間にわたり、効果的に行われる。あるいは同図(B)
に示すように、チューブにコネクター4でカテーテル5
を接続して人体に挿入する。
【0032】前記制御器2としては、例えばチューブ1
の途中に内径10〜50μの微細内径のパイプを設置す
ると、薬液注入器具内の薬液の流出速度が遅くなり、人
体への薬液注入時間を長くすることができる。パイプの
長さは1cm以上で外径は内径の5〜500倍の大きさ
である。パイプの長さが30mmを越えると、微細内径
パイプを捲縮構造にして収納したケースを使用すれば、
チューブ1の長さが短くなって好ましい。流量制御器2
としては、本出願人が既に出願した特開平2−1116
0号公報あるいは特開平3−140163号公報に記載
されたもので、金属製パイプ,合成樹脂製パイプ,ガラ
ス製パイプなども用いられる。
の途中に内径10〜50μの微細内径のパイプを設置す
ると、薬液注入器具内の薬液の流出速度が遅くなり、人
体への薬液注入時間を長くすることができる。パイプの
長さは1cm以上で外径は内径の5〜500倍の大きさ
である。パイプの長さが30mmを越えると、微細内径
パイプを捲縮構造にして収納したケースを使用すれば、
チューブ1の長さが短くなって好ましい。流量制御器2
としては、本出願人が既に出願した特開平2−1116
0号公報あるいは特開平3−140163号公報に記載
されたもので、金属製パイプ,合成樹脂製パイプ,ガラ
ス製パイプなども用いられる。
【0033】図9は本発明の第2実施例で、薬液容器の
基端に外フランジ11dを設け、これと駆動部のハウジ
ング31aをビスB1で結合したものである。その他の
構成は前記第1実施例と実質的に同様であるので、主要
部に同一符号を付して説明を省略する。この実施例では
薬液容器部10と駆動部30を分離不能にして薬液注入
器具の全体を使い捨てにすることも可能である。
基端に外フランジ11dを設け、これと駆動部のハウジ
ング31aをビスB1で結合したものである。その他の
構成は前記第1実施例と実質的に同様であるので、主要
部に同一符号を付して説明を省略する。この実施例では
薬液容器部10と駆動部30を分離不能にして薬液注入
器具の全体を使い捨てにすることも可能である。
【0034】図10は本発明の第3実施例である。本実
施例ではガスケット12がゴム状弾性体で形成されてい
る点と、螺進機構33とそれらの結合部が第1実施例と
異なっている。即ち、駆動源40の受動軸43bと同心
に角柱33aが結合され、この角柱には同心状に六角孔
が形成されている。角柱の断面形状は三角から八角程度
の任意の多角形が用いられる。この角柱の外周には中空
雄ネジ棒33bが外挿されている。この中空雄ネジ棒の
空洞の断面形状は角柱の断面形状と相似形であり、互い
に独立して回転することなく、常に同方向に回転しなが
ら、軸方向の移動を許容するようになっている。そし
て、前記中空雄ネジ棒の外周に螺合した雌ネジ部材33
cが、ハウジングの円筒部31bに固定されている。
施例ではガスケット12がゴム状弾性体で形成されてい
る点と、螺進機構33とそれらの結合部が第1実施例と
異なっている。即ち、駆動源40の受動軸43bと同心
に角柱33aが結合され、この角柱には同心状に六角孔
が形成されている。角柱の断面形状は三角から八角程度
の任意の多角形が用いられる。この角柱の外周には中空
雄ネジ棒33bが外挿されている。この中空雄ネジ棒の
空洞の断面形状は角柱の断面形状と相似形であり、互い
に独立して回転することなく、常に同方向に回転しなが
ら、軸方向の移動を許容するようになっている。そし
て、前記中空雄ネジ棒の外周に螺合した雌ネジ部材33
cが、ハウジングの円筒部31bに固定されている。
【0035】従って、受動軸43bが回転し、角柱33
aも回転させられると、同方向に中空雄ネジ棒33bが
回転し、かつ、ケーシングと一体の雌ネジ部材33cと
螺合していることにより軸方向に前進する。
aも回転させられると、同方向に中空雄ネジ棒33bが
回転し、かつ、ケーシングと一体の雌ネジ部材33cと
螺合していることにより軸方向に前進する。
【0036】また、前記中空雄ネジ棒33bの先端には
笠形の結合部33dが形成され、ガスケット12に形成
された係合凹部12dに弾性変形により嵌まり、かつ、
互いに回転自在となるように隙間が存する。これによ
り、中空雄ネジ棒33bはガスケット12と着脱自在に
取り付けられる。
笠形の結合部33dが形成され、ガスケット12に形成
された係合凹部12dに弾性変形により嵌まり、かつ、
互いに回転自在となるように隙間が存する。これによ
り、中空雄ネジ棒33bはガスケット12と着脱自在に
取り付けられる。
【0037】本実施例においては、中空雄ネジ棒33b
が回転しながら前進して、ガスケット12を薬液容器の
先端方向に押し込んで行く。これにより薬液を定圧排出
することができる。
が回転しながら前進して、ガスケット12を薬液容器の
先端方向に押し込んで行く。これにより薬液を定圧排出
することができる。
【0038】なお、本実施例のガスケット12はOリン
グを用いず、ガスケット自体を天然ゴムやブチルゴムな
どのゴム状弾性体で形成し、外周面に薬液容器の内周に
接触してOリングと同様の役割を果たす環状突条を形成
している。
グを用いず、ガスケット自体を天然ゴムやブチルゴムな
どのゴム状弾性体で形成し、外周面に薬液容器の内周に
接触してOリングと同様の役割を果たす環状突条を形成
している。
【0039】本発明の薬液容器のコネクター等結合部1
1bの形状は任意であり、例えば次のものが例示でき
る。図12の例は、結合部がルアーチップ11eであ
り、これに結合するメスコネクターDが用いられる。ま
た、穿刺針(図示省略)をルアーチップに直接接続して
もよい。
1bの形状は任意であり、例えば次のものが例示でき
る。図12の例は、結合部がルアーチップ11eであ
り、これに結合するメスコネクターDが用いられる。ま
た、穿刺針(図示省略)をルアーチップに直接接続して
もよい。
【0040】図13の例は、結合部が巻締タイプの口部
11dであり、これには先端側に結合手段(ルアーチッ
プ)を有する両頭針6や、このような両頭針と穿刺針7
を取り付けた組み合わせ、あるいは金属製の両頭針9を
取り付けることができる。
11dであり、これには先端側に結合手段(ルアーチッ
プ)を有する両頭針6や、このような両頭針と穿刺針7
を取り付けた組み合わせ、あるいは金属製の両頭針9を
取り付けることができる。
【0041】本発明の各実施例の利点は次のとおりであ
る。各実施例において、薬液容器部10と駆動部30
が別体であり、薬液容器部10は容器11とガスケット
12からなる低廉なものであるため、薬液容器部のみを
使用後に捨てる使い捨てが可能である。
る。各実施例において、薬液容器部10と駆動部30
が別体であり、薬液容器部10は容器11とガスケット
12からなる低廉なものであるため、薬液容器部のみを
使用後に捨てる使い捨てが可能である。
【0042】図12の薬液容器部10に示すように、
薬液容器11に薬液を充填した後、ガスケット12を封
入すれば、その状態で滅菌が可能であるので、薬液の無
菌性を保証できる。また、薬液容器に薬液を充填した状
態で輸送保管するプレフィルド化が可能である。この場
合、使用時に薬液容器10と駆動部30をナット21で
結合するだけで、簡単に使用可能となる。特に第1およ
び第3実施例ではナット21を締めるだけで結合できる
ので、手間が掛からず便利である。
薬液容器11に薬液を充填した後、ガスケット12を封
入すれば、その状態で滅菌が可能であるので、薬液の無
菌性を保証できる。また、薬液容器に薬液を充填した状
態で輸送保管するプレフィルド化が可能である。この場
合、使用時に薬液容器10と駆動部30をナット21で
結合するだけで、簡単に使用可能となる。特に第1およ
び第3実施例ではナット21を締めるだけで結合できる
ので、手間が掛からず便利である。
【0043】プレフィルドタイプだけでなく、予め空
の薬液容器部10と駆動部30を結合しておく用時充填
型としても使用可能である。この場合、ガスケット12
を薬液容器11内に前進させた状態から、六角レンチ4
4bなどを使って巻取ドラム41を巻き上げると、徐々
にガスケット12が後退するので、薬液容器11内に薬
液を充填することができる。第2実施例はこのような使
い方に好適である。
の薬液容器部10と駆動部30を結合しておく用時充填
型としても使用可能である。この場合、ガスケット12
を薬液容器11内に前進させた状態から、六角レンチ4
4bなどを使って巻取ドラム41を巻き上げると、徐々
にガスケット12が後退するので、薬液容器11内に薬
液を充填することができる。第2実施例はこのような使
い方に好適である。
【0044】駆動部30は主として定荷重バネ43と
巻取ドラム41,巻取リール42,螺進機構32等の機
構部品で構成され、電源や電気回路は不要であるから構
造が簡単であり、低価格で製造できる。
巻取ドラム41,巻取リール42,螺進機構32等の機
構部品で構成され、電源や電気回路は不要であるから構
造が簡単であり、低価格で製造できる。
【0045】定荷重バネ43による一定トルクで薬液
を押し出すので流量の変動が少なく、吐出圧が高く、か
つ、圧力制御弁50による一定圧力の保持により、正確
な量の薬液投与が可能である。また、流量制御器2と組
み合わせることにより、長時間の微量持続注入が可能と
なる。
を押し出すので流量の変動が少なく、吐出圧が高く、か
つ、圧力制御弁50による一定圧力の保持により、正確
な量の薬液投与が可能である。また、流量制御器2と組
み合わせることにより、長時間の微量持続注入が可能と
なる。
【0046】薬液の保存容器と注入装置の両方の機能
を兼ね備えることができる。
を兼ね備えることができる。
【0047】本発明は前記した実施例や実施態様に限定
されず、特許請求の精神および範囲を逸脱せずに種々の
変形を含む。
されず、特許請求の精神および範囲を逸脱せずに種々の
変形を含む。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、価格が低く、構造が簡
単で、使い捨てに適し、流量制御性能がシリンジポンプ
に近い正確さがあり、予充填および用時充填のいずれも
可能な薬液注入器具を提供できる。
単で、使い捨てに適し、流量制御性能がシリンジポンプ
に近い正確さがあり、予充填および用時充填のいずれも
可能な薬液注入器具を提供できる。
【図1】本発明の第1実施例の縦断面図である。
【図2】図1のII線断面図である。
【図3】図1のIII線断面図である。
【図4】図1のIV線断面図である。
【図5】図1の底面図である。
【図6】図1のVI線断面図である。
【図7】動作中の部分縦断面図である。
【図8】定荷重バネ等のトルク(出力)特性図である。
【図9】本発明の第2実施例の部分縦断面図である。
【図10】本発明の第3実施例の縦断面図である。
【図11】第3実施例の押出動作中の縦断面である。
【図12】薬液容器11と結合具の一例を示す断面図で
ある。
ある。
【図13】薬液容器11と結合具の他の例を示す断面図
である。
である。
【図14】本発明の使用状態の説明図である。
【図15】圧力制御弁50の断面図である。
10…薬液容器部 11…薬液容器 11a…円筒本体 11b…コネクター等取付部 11c…抜止め突条 12…ガスケット 12a…蓋本体 12b…Oリング 12c…雌ネジ部 20…取付手段 21…ナット 22…係合突条 30…駆動部 31…ハウジング 31a…本体 31b…中間円筒部 31c…先端円筒部 31d…雄ネジ 32…螺進機構 32a…雄ネジ棒 32b…中空ロッド 32c…雌ネジ部 32d…雄ネジ部 32e…回転防止ストッパ 32f…回転防止溝 33…螺進機構 33a…角柱 33b…中空雄ネジ棒 33c…雌ネジ部材 40…駆動源(定圧バネ) 41…バネ巻取ドラム 42…バネ巻取リール 43…定荷重バネ 44…巻上げバネ 44a…六角穴 44b…六角レンチ 45…ブレーキ手段 45a…第1プーリ 45b…第2プーリ 45c…ストッパ 45d…つまみ 45e…胴部 45f…クサビ部 46g…スプリング 50…圧力制御弁 50A…弁箱 51…第1部材 51a…弁孔 51b…弁座 51c…第1凹所 51d…流体出口 52…第2部材 52a…弁棒貫通孔 52b…第2凹所 52c…第3凹所 52d…空気孔 53…第3部材 53a…パイロット孔 53b…第4凹所 54…弁棒 54a…弁体 54b…棒体 55…第1ダイヤフラム 56…第2ダイヤフラム 57…圧縮バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 姫島 憲次 大阪府大阪市北区本庄西3丁目9番3号 株式会社ニッショー内
Claims (7)
- 【請求項1】 薬液容器部と、ネジ部材を持つ駆動部
と、バネを持つ駆動源と、前記薬液容器部の薬液出口に
チューブを介して接続された圧力制御弁からなり、 前記薬液容器部は、狭窄された先端と開放された基端を
有し、先端にコネクター等取付部が形成された筒状の薬
液容器と、該薬液容器の基端内腔に液密かつ摺動自在に
挿入されたガスケットからなり、 前記駆動部は、前記薬液容器の基端側に設けられるハウ
ジングと、前記薬液容器の軸線に同心なる互いに螺合す
る一対の雄,雌ネジ部材のいずれかが前記駆動源により
回転され、前記ネジ部材のいずれかが軸方向に進んで、
前記ガスケットを前記薬液容器内において基端側から先
端側に向けて直線移動させる螺進機構とを含み、 前記駆動源は、前記ハウジング内に回転自在かつ前記薬
液容器と同軸上に支持されたバネ巻取ドラムと、該バネ
巻取ドラムの軸に平行な軸を持って前記ハウジング内に
回転自在に支持されたバネ巻取リールと、一端が前記バ
ネ巻取ドラムに止着され他端が前記バネ巻取リールに止
着され、外力を加えない状態で前記バネ巻取リール側ま
たはドラム側に自然に巻き付くように付勢された定荷重
バネとを含むことを特徴とする薬液注入器具。 - 【請求項2】 前記薬液容器部と前記駆動部とが取付手
段により着脱自在に結合されてなり、前記取付手段が、
前記駆動部のハウジングに形成された前記薬液容器と略
同径の円筒部の外周に形成された雄ネジ部と、前記薬液
容器の基端部外周に形成された抜止め突起に係合して基
端方向外側に抜け出ないように薬液容器外周に取り付け
られたナットからなり、該ナットを前記雄ネジ部に螺合
して薬液容器に前記駆動部を取り付けられた請求項1記
載の薬液注入器具。 - 【請求項3】 前記螺進機構が、前記バネ巻取ドラムと
同心に固定された雄ネジ棒と、該雄ネジ棒に螺合する雌
ネジ部を基端部内周に備え、先端部に前記ガスケットに
着脱自在に結合される結合部を設けた中空ロッドと、該
中空ロッドの回転を阻止する回転防止ストッパとからな
ることを特徴とする請求項1記載の薬液注入器具。 - 【請求項4】 前記螺進機構が、前記バネ巻取ドラムと
同心に固定された角柱と、該角柱に軸方向移動自在に外
挿され先端部に前記ガスケットと結合する結合部を設け
た中空ネジ棒と、該中空ネジ棒に螺合し前記ハウジング
に固定された雌ネジ部材とからなることを特徴とする請
求項1記載の薬液注入器具。 - 【請求項5】 前記バネ巻取ドラムまたはリールを手動
回転させて、該バネ巻取ドラムまたはリールに前記定荷
重バネを巻き付けるための巻上げ手段を設けたことを特
徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の薬液注入器
具。 - 【請求項6】 ブレーキ手段を持ち、 該ブレーキ手段は、前記バネ巻取ドラムと同心で固定さ
れた第1プーリと、 該第1プーリに対し外円周面を対向させて前記バネ巻取
リールに同心で固定された第2プーリと、前記第1,第
2プーリの境界部で外円周面が互いに接近する側に進退
自在とされたクサビ部材とを含むことを特徴とする請求
項1〜5のいずれかに記載の薬液注入器具。 - 【請求項7】 前記圧力制御弁は、 弁棒の長さ方向に順に第1,第2,第3部材からなり、
前記第1部材には弁孔,弁座,第1凹所および流体出口
が設けられ、第2部材には弁棒貫通孔と前記第1凹所側
の第2凹所,反対側の第3凹所が設けられ、前記第3部
材には前記第3凹所側に第4凹所およびパイロット孔が
設けられてなる弁箱と、 前記弁座に対応して前記弁棒貫通孔を融通貫通し、他端
が前記第3,第4凹所内にある弁棒と、 前記第1,第2部材間に介在され、前記弁棒を貫通させ
て液密に固定された第1ダイヤフラムと、 前記第2,第3部材間に介在され、前記弁棒の他端に液
密に固定された第2ダイヤフラムと、 該第2ダイヤフラムと前記第3凹所の底との間に介在さ
れた圧縮バネとを含むことを特徴とする請求項1〜6項
いずれかに記載の薬液注入器具。
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