JPH07194548A - 角膜形状測定装置 - Google Patents

角膜形状測定装置

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JPH07194548A
JPH07194548A JP5353467A JP35346793A JPH07194548A JP H07194548 A JPH07194548 A JP H07194548A JP 5353467 A JP5353467 A JP 5353467A JP 35346793 A JP35346793 A JP 35346793A JP H07194548 A JPH07194548 A JP H07194548A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cornea
optical system
eye
observation targets
same position
Prior art date
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Pending
Application number
JP5353467A
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English (en)
Inventor
Yasufumi Fukuma
康文 福間
Takeshi Hayashi
健史 林
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Topcon Corp
Original Assignee
Topcon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、高い精度で角膜形状を測定できる
角膜形状測定装置を提供する。 【構成】 本発明の角膜形状測定装置1は、被検眼Eの
角膜の同じ位置又は略同じ位置に2種類の観察視標を投
影する投影光学系6と、角膜上の前記投影光学系6によ
る2種類の観察視標の像を撮像する撮像光学系7と、こ
の撮像光学系7により撮像した2種類の観察視標の像を
基に前記投影位置での角膜の形状情報を算出する演算手
段20とを有するものである。この構成により、高い精
度で角膜形状を測定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、角膜形状測定装置に関
し、より詳しくは、コンタクトレンズの装着の際や角膜
手術の前後の角膜形状の測定に用いて有用な角膜形状測
定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の角膜形状測定装置の従来例を図
6を参照して説明する。
【0003】同図に示す角膜形状測定装置30は、被検
眼Eに至る光軸を形成する鏡胴31の端部に被検眼Eと
対峙するように取り付けたカメラ32と、前記鏡胴31
の被検眼E側の端部に固設した同心円状の数本の遮光帯
34を有する平板状のプラチド板33と、このプラチド
板33の背後に設けたプラチド板33を後方から照射す
る環状の照明灯35とを具備している。
【0004】この角膜形状測定装置30によれば、前記
プラチド板33の被検眼Eの角膜への投影による同心円
像(反射像)を前記カメラ32により撮影することで図
7に示すような写真36を得て、この写真上の同心円像
を計測して前記被検眼Eの曲率半径等の角膜形状を算出
することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た角膜形状測定装置30の場合、略球面状の角膜に写っ
た同心円像を前記カメラ32により平面状の写真フィル
ムに撮影するため、前記角膜表面からカメラ32の写真
フィルム面までの距離、即ち、作動距離によっては、写
真上の同心円像の直径等の寸法に誤差が生じてしまう。
このため、前記カメラ32のピント合わせに極めて厳格
性が要求され、かつ、作動距離も大きくしなければなら
ないという問題があった。
【0006】また、上述した角膜形状測定装置30の場
合、同心円状の数本の遮光帯34を有する平板状のプラ
チド板33を用いているため、このプラチド板33が大
きくなり装置全体の大型化を招くという問題もあった。
【0007】上述したような角膜形状測定装置30の欠
点に鑑み、この角膜形状測定装置30の構成に加えて、
作動距離の測定手段を設け、この測定手段により求めた
作動距離の値で前記写真36上の同心円像の直径等の寸
法誤差を補正する試みもなされている。
【0008】しかし、この場合には、作動距離の測定手
段として別の光学系を必要とし、装置の複雑化、高価格
化を招くという問題があった。
【0009】そこで、本発明は、高い精度で角膜形状を
測定でき、しかも、作動距離が小さく、装置全体の大型
化,複雑化,高価格化を回避できる角膜形状測定装置を
提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の角膜形状
測定装置は、被検眼の角膜の同じ位置又は略同じ位置に
2種類の観察視標を投影する投影光学系と、角膜上の前
記投影光学系による2種類の観察視標の像を撮像する撮
像光学系と、この撮像光学系により撮像した2種類の観
察視標の像を基に前記投影位置での角膜の形状情報を算
出する演算手段とを有するものである。
【0011】請求項2記載の角膜形状測定装置は、前記
投影光学系により、被検眼の角膜の同じ位置又は略同じ
位置に、装置本体側から被検眼に向かって拡開する椀状
体の内周面に付したプラチド環の像と、このプラチド環
の背後に配置した点光源からの無限遠とみなせる像とを
投影するものである。
【0012】請求項3記載の角膜形状測定装置は、前記
演算手段により、前記撮像光学系の複数の作動距離によ
る撮像結果を基に前記投影位置での角膜の装置誤差が除
去された曲率半径の値を含む形状情報を算出するもので
ある。
【0013】
【作用】以下に前記各発明の作用を説明する。
【0014】請求項1記載の角膜形状測定装置によれ
ば、投影光学系により被検眼の角膜の同じ位置又は略同
じ位置に2種類の観察視標を投影し、撮像光学系により
角膜上の2種類の観察視標の像を撮像して、演算手段に
より2種類の観察視標の像を基に前記投影位置での角膜
の形状情報を算出するものであるから、撮像光学系によ
り撮像される角膜上の2種類の観察視標の像は、この角
膜の同じ位置又は略同じ位置のものとなり、この結果、
曲率を有する角膜の形状情報を高精度で求めることがで
きる。
【0015】請求項2記載の角膜形状測定装置によれ
ば、前記投影光学系により、被検眼の角膜の同じ位置又
は略同じ位置に、装置本体側から被検眼に向かって拡開
する椀状体の内周面に付したプラチド環の像と、このプ
ラチド環の背後に配置した点光源からの無限遠とみなせ
る像とを投影するものであるから、プラチド環を平板状
の部材に形成する従来装置に比べ、作動距離を小さくで
き、かつ、装置全体を小型に構成できる。
【0016】請求項3記載の角膜形状測定装置によれ
ば、前記演算手段により、前記撮像光学系の複数の作動
距離による撮像結果を基に前記投影位置での角膜の装置
誤差が除去された曲率半径の値を含む形状情報を算出す
るものであるから、別途に作動距離を測定する手段が不
要で装置全体の複雑化,高価格化を回避できる。
【0017】
【実施例】以下に本発明の実施例を詳細に説明する。
【0018】図1に示す角膜形状測定装置1は、基台2
上に立設した被検者の顔、被検眼Eを所定の位置に固定
する顎受け台3と、前記基台2上において操作レバー5
の操作で図1に矢印で示す前後方向及び紙面と垂直な左
右方向に移動可能な装置本体4とを具備している。
【0019】前記装置本体4は、図2に示すように、被
検眼Eの角膜の同じ位置又は略同じ位置に2種類の観察
視標を投影する投影光学系6と、角膜上の前記投影光学
系6による2種類の観察視標の像を撮像するテレセント
リックな撮像光学系7と、情報処理系8と、表示手段9
と、各種操作情報を入力するマウス,キーボード等の入
力手段10とを具備している。
【0020】前記投影光学系6は、装置本体4側から被
検眼Eに向かって拡開する光透過率の良い材料で形成し
た椀状体11の内周面に付した観察視標としての複数の
遮蔽帯から形成されるプラチド環12と、このプラチド
環12の背後に配置した観察視標としての一対の点光源
13a,13bと、一対の点光源13a,13bの像を
前記角膜に対して無限遠からの光(平行光)として投影
する一対のレンズ14a,14bとを具備し、プラチド
環12の像と、前記点光源13a,13bからの無限遠
とみなせる像とを角膜の同じ位置又は略同じ位置に投影
するようになっている。
【0021】尚、図示してないが、前記椀状体11の背
面側(点光源13a,13b側)には照明ランプが配置
され、椀状体11の背面を照明してプラチド環12の像
を角膜に投影するようになっている。
【0022】前記撮像光学系7は、椀状体11の最深部
に配置した撮像レンズ15と、被検眼Eから撮像レンズ
15を経る光軸の延長線上に垂直に配置した撮像素子1
6とを具備している。
【0023】前記情報処理系8は、全体の制御を行うC
PU18と、前記撮像素子16の出力信号を取り込み画
像処理を行う画像処理部19と、この画像処理部19の
処理結果を基に前記投影位置での角膜の形状情報を算出
する演算手段20とを具備している。
【0024】次に、前記角膜形状測定装置1の作用を図
3,図4,図5をも参照して説明する。
【0025】前記投影光学系6により被検眼Eの角膜の
同じ位置又は略同じ位置に2種類の観察視標、即ち、前
記プラチド環12の像及び前記点光源13a,13bか
らの無限遠とみなせる像を投影し、撮像光学系7により
角膜上の2種類の観察視標の像を撮像して、前記画像処
理部19により処理することで表示手段9の画面に図3
に示すプラチド環12及び点光源13a,13bの各像
を表示することができる。
【0026】いま、図4,図5に示すように、2回の測
定時の被検眼Eの角膜表面から点光源13a,13bの
像に対応すべきプラチド環12の位置に至る作動距離を
L1(装置誤差ΔL),L2 (装置誤差ΔL)とし、点
光源13a,13bの像間の間隔を2h1 ,2h2 、前
記プラチド環12の半径をH1 ,H2 、投影位置での角
膜の曲率半径をrとする。
【0027】このとき、1回目の測定時の角膜の曲率半
径をrは下記式(1) で表せる。
【0028】 r=2h1 (L1 +ΔL)/(H1 −h1 ) …(1)
【0029】また、2回目の測定時の角膜の曲率半径r
は下記式(2) で表せる。
【0030】 r=2h2 (L2 +ΔL)/(H2 −h2 ) …(2)
【0031】式(1) ,(2) からΔLを消去すると、曲率
半径rは下記式(3) となる。
【0032】 r=2/(L1 −L1 )・(h1/H1 −h2/H2 ) …(3)
【0033】このような演算を前記演算手段20で行う
ことにより、別途に作動距離L1 ,L2 を測定する手段
が不要で装置全体の複雑化,高価格化を回避しつつ投影
位置での角膜の曲率半径rの値、さらには、角膜の形状
情報を装置誤差を伴うことなく高精度に求めることがで
きる。
【0034】また、撮像光学系7により撮像される角膜
上の2種類の観察視標の像は、この角膜の同じ位置又は
略同じ位置のものであるため、この点からも角膜の曲率
半径rの値を含む角膜の形状情報の高精度化を図ること
ができる。
【0035】さらに、装置本体4側から被検眼Eに向か
って拡開する椀状体11の内周面に付したプラチド環1
2を用いているので、プラチド環を平板状の部材に形成
する従来装置に比べ、作動距離を小さくでき、かつ、装
置全体を小型に構成できる。
【0036】このような角膜形状測定装置1によれば、
例えば角膜の中央部をレーザ光を用いた手術により除去
したような場合、その周辺部に上述した2種類の観察視
標の像を投影してその位置の角膜形状の情報を正確に求
めることができ、手術前,手術後の同一部位の観察に極
めて有益である。
【0037】また、角膜周辺部の歪みが大きいような場
合には、角膜の中央部に上述した2種類の観察視標の像
を投影してその位置の角膜形状の情報を正確に求めるこ
ともできる。
【0038】本発明は、上述した実施例のほか、その要
旨の範囲内で種々の変形が可能である。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、曲率を有
する角膜の形状情報を高精度で求めることが可能な角膜
形状測定装置を提供することができる。
【0040】請求項2記載の発明によれば、従来装置に
比べ、作動距離を小さくでき、かつ、装置全体を小型に
構成できる角膜形状測定装置を提供することができる。
【0041】請求項3記載の発明によれば、別途に作動
距離を測定する手段が不要で装置全体の複雑化,高価格
化を回避できる角膜形状測定装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例装置の側面図である。
【図2】本発明の実施例装置の全体構成を示す概略説明
図である。
【図3】本発明の実施例装置における表示手段の表示例
を示す説明図である。
【図4】本発明の実施例装置における角膜の曲率半径を
求める場合の説明図である。
【図5】本発明の実施例装置における角膜の曲率半径を
求める場合の説明図である。
【図6】従来装置の概略断面図である。
【図7】従来装置の表示例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 角膜形状測定装置 4 装置本体 6 投影光学系 7 撮像光学系 12 プラチド環 13a,13b 点光源 20 演算手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検眼の角膜の同じ位置又は略同じ位置
    に2種類の観察視標を投影する投影光学系と、角膜上の
    前記投影光学系による2種類の観察視標の像を撮像する
    撮像光学系と、この撮像光学系により撮像した2種類の
    観察視標の像を基に前記投影位置での角膜の形状情報を
    算出する演算手段とを有することを特徴とする角膜形状
    測定装置。
  2. 【請求項2】 前記投影光学系は、被検眼の角膜の同じ
    位置又は略同じ位置に、装置本体側から被検眼に向かっ
    て拡開する椀状体の内周面に付したプラチド環の像と、
    このプラチド環の背後に配置した点光源からの無限遠と
    みなせる像とを投影するものである請求項1記載の角膜
    形状測定装置。
  3. 【請求項3】 前記演算手段は、前記撮像光学系の複数
    の作動距離による撮像結果を基に前記投影位置での角膜
    の装置誤差が除去された曲率半径の値を含む形状情報を
    算出するものである請求項1又は2記載の角膜形状測定
    装置。
JP5353467A 1993-12-29 1993-12-29 角膜形状測定装置 Pending JPH07194548A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7812973B2 (en) 2004-02-27 2010-10-12 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Print data transmission to imager of print data for downloadable font in data transmitting sequence reflecting differences in page sequence between original pages and print pages
JP2022105110A (ja) * 2017-09-22 2022-07-12 株式会社トプコン 眼科装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7812973B2 (en) 2004-02-27 2010-10-12 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Print data transmission to imager of print data for downloadable font in data transmitting sequence reflecting differences in page sequence between original pages and print pages
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