JPH07194188A - 車両用空気調和装置 - Google Patents
車両用空気調和装置Info
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- JPH07194188A JPH07194188A JP5334030A JP33403093A JPH07194188A JP H07194188 A JPH07194188 A JP H07194188A JP 5334030 A JP5334030 A JP 5334030A JP 33403093 A JP33403093 A JP 33403093A JP H07194188 A JPH07194188 A JP H07194188A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】片側のインバータが故障しても、車室の他側の
温度上昇を最小限に抑える。 【構成】片側の空気調和装置2Aのインバータ3Aの負
荷側に電磁接触器10Aを接続し、空気調和装置2Aのイ
ンバータ4Aの負荷側に電磁接触器11Aを接続する。同
じく、他側の空気調和装置2Bのインバータ3Bの負荷
側に電磁接触器10Bを接続し、インバータ4Bの負荷側
に電磁接触器11Bを接続する。電磁接触器10A,10Bの
負荷側を電磁接触器8Aで接続し、インバータ3A,3
Bのうち、片側が故障すると、電磁接触器8Aを介して
故障した側のファンに電力を供給する。
温度上昇を最小限に抑える。 【構成】片側の空気調和装置2Aのインバータ3Aの負
荷側に電磁接触器10Aを接続し、空気調和装置2Aのイ
ンバータ4Aの負荷側に電磁接触器11Aを接続する。同
じく、他側の空気調和装置2Bのインバータ3Bの負荷
側に電磁接触器10Bを接続し、インバータ4Bの負荷側
に電磁接触器11Bを接続する。電磁接触器10A,10Bの
負荷側を電磁接触器8Aで接続し、インバータ3A,3
Bのうち、片側が故障すると、電磁接触器8Aを介して
故障した側のファンに電力を供給する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用空気調和装置に
係り、特に、1台の車両に複数箇所に分けて設けられた
車両用空気調和装置に関する。
係り、特に、1台の車両に複数箇所に分けて設けられた
車両用空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の車両用空気調和装置の一
例を示す接続配置図で、1車両に2セットの空気調和装
置が設けられた場合を示す。図3において、車両1の片
側(例えば前側)の上部には、空気調和装置12Aが搭載
され、車両1の他側(例えば後側)の上部には、空気調
和装置12Aと同一仕様の空気調和装置12Bが搭載されて
いる。
例を示す接続配置図で、1車両に2セットの空気調和装
置が設けられた場合を示す。図3において、車両1の片
側(例えば前側)の上部には、空気調和装置12Aが搭載
され、車両1の他側(例えば後側)の上部には、空気調
和装置12Aと同一仕様の空気調和装置12Bが搭載されて
いる。
【0003】このうち、空気調和装置12Aには、冷媒を
高圧に圧縮するコンプレッサ7Aと、このコンプレッサ
7Aの電動機に可変周波数の電力を供給するインバータ
4Aが収納されている。さらに、空気調和装置12Aに
は、コンプレッサ7Aで高圧に圧縮された冷媒に冷却風
を吹きつけて車両1の外部に放出するとともに、高圧の
冷媒を液化させるコンデンサファン6Aと、このコンデ
ンサファン6Aで液化された冷媒で冷却される室内熱交
換器に冷却風を吹き付けて、この冷却風を室内に導くエ
バポレータファン5Aが収納されている。さらに、空気
調和装置12Aには、これらのコンデンサファン6A及び
エバポレータファン5Aに可変周波数の電力を供給する
インバータ3Aが収納されている。これらのインバータ
3A,4Aの電源側は、共通の補助電源(例えば、AC
440V)に接続され、図示しない制御装置に接続されて
いる。
高圧に圧縮するコンプレッサ7Aと、このコンプレッサ
7Aの電動機に可変周波数の電力を供給するインバータ
4Aが収納されている。さらに、空気調和装置12Aに
は、コンプレッサ7Aで高圧に圧縮された冷媒に冷却風
を吹きつけて車両1の外部に放出するとともに、高圧の
冷媒を液化させるコンデンサファン6Aと、このコンデ
ンサファン6Aで液化された冷媒で冷却される室内熱交
換器に冷却風を吹き付けて、この冷却風を室内に導くエ
バポレータファン5Aが収納されている。さらに、空気
調和装置12Aには、これらのコンデンサファン6A及び
エバポレータファン5Aに可変周波数の電力を供給する
インバータ3Aが収納されている。これらのインバータ
3A,4Aの電源側は、共通の補助電源(例えば、AC
440V)に接続され、図示しない制御装置に接続されて
いる。
【0004】同様に、空気調和装置12Bには、冷媒を高
圧に圧縮するコンプレッサ7Bと、このコンプレッサ7
Bの電動機に可変周波数の電力を供給するインバータ4
Bが収納されている。さらに、空気調和装置12Bには、
コンプレッサ7Bで高圧に圧縮された冷媒に冷却風を吹
きつけて車両1の外部に放出するとともに、高圧の冷媒
を液化させるコンデンサファン6Bと、このコンデンサ
6Bで液化された冷媒で冷却される室内熱交換器に冷却
風を吹き付けて、この冷却風を室内に導くエバポレータ
ファン5Bが収納されている。さらに、空気調和装置12
Bには、これらのコンデンサファン6B及びエバポレー
タファン5Bに可変周波数の電力を供給するインバータ
3Bが収納されている。これらのインバータ3B,4B
の電源側は、空気調和装置12Aと共通の補助電源(例え
ば、AC 440V)に接続され、図示しない制御装置に接
続されている。
圧に圧縮するコンプレッサ7Bと、このコンプレッサ7
Bの電動機に可変周波数の電力を供給するインバータ4
Bが収納されている。さらに、空気調和装置12Bには、
コンプレッサ7Bで高圧に圧縮された冷媒に冷却風を吹
きつけて車両1の外部に放出するとともに、高圧の冷媒
を液化させるコンデンサファン6Bと、このコンデンサ
6Bで液化された冷媒で冷却される室内熱交換器に冷却
風を吹き付けて、この冷却風を室内に導くエバポレータ
ファン5Bが収納されている。さらに、空気調和装置12
Bには、これらのコンデンサファン6B及びエバポレー
タファン5Bに可変周波数の電力を供給するインバータ
3Bが収納されている。これらのインバータ3B,4B
の電源側は、空気調和装置12Aと共通の補助電源(例え
ば、AC 440V)に接続され、図示しない制御装置に接
続されている。
【0005】車両1の内部には、図示しない複数の温度
検出器が取り付けられ、これらの温度検出器で検出され
た車両1の内部の気温の信号は、前述した図示しない制
御装置に入力され、この制御装置は、入力された温度信
号に従って上記各インバータ3A,4A,3B,4Bを
オン・オフし、更に出力周波数を制御して各ファンの回
転数を所定の値に制御している。
検出器が取り付けられ、これらの温度検出器で検出され
た車両1の内部の気温の信号は、前述した図示しない制
御装置に入力され、この制御装置は、入力された温度信
号に従って上記各インバータ3A,4A,3B,4Bを
オン・オフし、更に出力周波数を制御して各ファンの回
転数を所定の値に制御している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
構成された車両用空気調和装置においては、例えば、イ
ンバータ3Aが故障で運転を停止した場合には、車両1
の片側(例えば前側)は冷房することができなくなる。
同じく、インバータ3Bが故障で運転を停止すると、車
両1の他側(例えば後側)は冷房されない。
構成された車両用空気調和装置においては、例えば、イ
ンバータ3Aが故障で運転を停止した場合には、車両1
の片側(例えば前側)は冷房することができなくなる。
同じく、インバータ3Bが故障で運転を停止すると、車
両1の他側(例えば後側)は冷房されない。
【0007】そのため、前後の空気調和装置12A,12B
の定格を上げて、万一片側が故障したときには、車両1
の他側もカバーする方法も考えられるが、すると、定常
時の空気調和装置の効率が低下し、設置所要空間も増え
るだけでなく、単独運転のときには、運転された空気調
和装置の近くは冷えすぎて、可変速制御を採用した空気
調和装置の特長を損う。
の定格を上げて、万一片側が故障したときには、車両1
の他側もカバーする方法も考えられるが、すると、定常
時の空気調和装置の効率が低下し、設置所要空間も増え
るだけでなく、単独運転のときには、運転された空気調
和装置の近くは冷えすぎて、可変速制御を採用した空気
調和装置の特長を損う。
【0008】また、もし、インバータ4Aが故障したと
きには、エバポレータファンとコンデンサファン6Aは
運転することはできるが、冷媒を高圧に圧縮することが
できなくなるので、室内熱交換器から冷却風を室内に送
ることができず、車室の片側の冷房はできない。
きには、エバポレータファンとコンデンサファン6Aは
運転することはできるが、冷媒を高圧に圧縮することが
できなくなるので、室内熱交換器から冷却風を室内に送
ることができず、車室の片側の冷房はできない。
【0009】そこで、本発明の目的は、片側のインバー
タが故障で停止しても、車室内を空調することができ、
車室の片側と他側の温度差を減らすことのできる車両用
空気調和装置を得ることである。
タが故障で停止しても、車室内を空調することができ、
車室の片側と他側の温度差を減らすことのできる車両用
空気調和装置を得ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、車室の片側に設けられた第1の空調装置のファンに
電力を供給する第1のインバータと、第1の空調装置の
圧縮機に電力を供給する第2のインバータと、車室の他
側に設けられた第2の空調装置のファンに電力を供給す
る第3のインバータと、第2の空調装置の圧縮機に電力
を供給する第4のインバータを備えた車両用空気調和装
置において、第1のインバータ及び第3のインバータの
負荷側に開閉器を接続し、これらの開閉器の負荷側を受
給電開閉器で接続したことを特徴とする。
は、車室の片側に設けられた第1の空調装置のファンに
電力を供給する第1のインバータと、第1の空調装置の
圧縮機に電力を供給する第2のインバータと、車室の他
側に設けられた第2の空調装置のファンに電力を供給す
る第3のインバータと、第2の空調装置の圧縮機に電力
を供給する第4のインバータを備えた車両用空気調和装
置において、第1のインバータ及び第3のインバータの
負荷側に開閉器を接続し、これらの開閉器の負荷側を受
給電開閉器で接続したことを特徴とする。
【0011】また、請求項2に記載の発明は、車室の片
側に設けられた第1の空調装置のファンに電力を供給す
る第1のインバータと、第1の空調装置の圧縮機に電力
を供給する第2のインバータと、車室の他側に設けられ
た第2の空調装置のファンに電力を供給する第3のイン
バータと、第2の空調装置の圧縮機に電力を供給する第
4のインバータを備えた車両用空気調和装置において、
第2のインバータ及び第4のインバータの負荷側に開閉
器を接続し、これらの開閉器の負荷側を受給電開閉器で
接続したことを特徴とする。さらに、請求項3に記載の
発明は、車室の片側に設けられた第1の空調装置のファ
ンに電力を供給する第1のインバータと、第1の空調装
置の圧縮機に電力を供給する第2のインバータと、車室
の他側に設けられた第2の空調装置のファンに電力を供
給する第3のインバータと、第2の空調装置の圧縮機に
電力を供給する第4のインバータを備えた車両用空気調
和装置において、第1のインバータの負荷側に第1の開
閉器を接続し、第2のインバータの負荷側に第2の開閉
器を接続し、第3のインバータの負荷側に第3の開閉器
を接続し、第4のインバータの負荷側に第4の開閉器を
接続し、第1の開閉器と第3の開閉器の負荷側を第1の
受給電開閉器で接続し、第2の開閉器と第4の開閉器の
負荷側を第2の受給電開閉器で接続したことを特徴とす
る。
側に設けられた第1の空調装置のファンに電力を供給す
る第1のインバータと、第1の空調装置の圧縮機に電力
を供給する第2のインバータと、車室の他側に設けられ
た第2の空調装置のファンに電力を供給する第3のイン
バータと、第2の空調装置の圧縮機に電力を供給する第
4のインバータを備えた車両用空気調和装置において、
第2のインバータ及び第4のインバータの負荷側に開閉
器を接続し、これらの開閉器の負荷側を受給電開閉器で
接続したことを特徴とする。さらに、請求項3に記載の
発明は、車室の片側に設けられた第1の空調装置のファ
ンに電力を供給する第1のインバータと、第1の空調装
置の圧縮機に電力を供給する第2のインバータと、車室
の他側に設けられた第2の空調装置のファンに電力を供
給する第3のインバータと、第2の空調装置の圧縮機に
電力を供給する第4のインバータを備えた車両用空気調
和装置において、第1のインバータの負荷側に第1の開
閉器を接続し、第2のインバータの負荷側に第2の開閉
器を接続し、第3のインバータの負荷側に第3の開閉器
を接続し、第4のインバータの負荷側に第4の開閉器を
接続し、第1の開閉器と第3の開閉器の負荷側を第1の
受給電開閉器で接続し、第2の開閉器と第4の開閉器の
負荷側を第2の受給電開閉器で接続したことを特徴とす
る。
【0012】
【作用】請求項1に記載の発明においては、第1又は第
3のインバータが故障したときには、故障した側のイン
バータに接続されたファンには、健全な側のインバータ
から開閉器を介して電力が供給される。
3のインバータが故障したときには、故障した側のイン
バータに接続されたファンには、健全な側のインバータ
から開閉器を介して電力が供給される。
【0013】また、請求項2に記載の発明においては、
第1又は第4のインバータが故障したときには、故障し
た側のインバータに接続された圧縮機は、健全な側のイ
ンバータから受給電開閉器を介して電力が供給される。
第1又は第4のインバータが故障したときには、故障し
た側のインバータに接続された圧縮機は、健全な側のイ
ンバータから受給電開閉器を介して電力が供給される。
【0014】さらに、請求項3に記載の発明において
は、第1又は第3のインバータが故障したときには、故
障した側のインバータに接続されたファンには、第1,
第3のインバータのうちの健全側のインバータから電力
が供給され、第2又は第4のインバータが故障したとき
には、故障した側のインバータに接続された圧縮機に
は、第2,第4のインバータのうちの健全側のインバー
タから電力が供給される。
は、第1又は第3のインバータが故障したときには、故
障した側のインバータに接続されたファンには、第1,
第3のインバータのうちの健全側のインバータから電力
が供給され、第2又は第4のインバータが故障したとき
には、故障した側のインバータに接続された圧縮機に
は、第2,第4のインバータのうちの健全側のインバー
タから電力が供給される。
【0015】
【実施例】以下、本発明の車両用空気調和装置の一実施
例を図面を参照して説明する。図1は、本発明の車両用
空気調和装置の一例を示す主回路接続図で、従来の技術
で示した図3に対応する図である。なお、図3と同一部
分には、同一符号を付して説明を省く。
例を図面を参照して説明する。図1は、本発明の車両用
空気調和装置の一例を示す主回路接続図で、従来の技術
で示した図3に対応する図である。なお、図3と同一部
分には、同一符号を付して説明を省く。
【0016】図1において、図3と異なるところは、空
気調和装置2Aのインバータ3Aの負荷側には、ファン
用の三相交流電磁接触器(以下、接触器という)10Aが
接続され、この接触器10Aの負荷側には、エバポレータ
ファン5Aとコンデンサファン6Aが接続されている。
気調和装置2Aのインバータ3Aの負荷側には、ファン
用の三相交流電磁接触器(以下、接触器という)10Aが
接続され、この接触器10Aの負荷側には、エバポレータ
ファン5Aとコンデンサファン6Aが接続されている。
【0017】同じく、空気調和装置2Aのインバータ4
Aの負荷側には、コンプレッサ11Aが接続され、この接
触器11Aの負荷側には、コンプレッサ7Aが接続されて
いる。
Aの負荷側には、コンプレッサ11Aが接続され、この接
触器11Aの負荷側には、コンプレッサ7Aが接続されて
いる。
【0018】一方、空気調和装置2Bのインバータ3B
の負荷側には、ファン用の接触器10Bが接続され、この
接触器10Bの負荷側には、エバポレータファン5Bとコ
ンデンサファン6Bが接続されている。
の負荷側には、ファン用の接触器10Bが接続され、この
接触器10Bの負荷側には、エバポレータファン5Bとコ
ンデンサファン6Bが接続されている。
【0019】同じく、空気調和装置2Bのインバータ4
Bの負荷側には、コンプレッサ11Bが接続され、この接
触器11Bの負荷側には、コンプレッサ7Bが接続されて
いる。
Bの負荷側には、コンプレッサ11Bが接続され、この接
触器11Bの負荷側には、コンプレッサ7Bが接続されて
いる。
【0020】さらに、空気調和装置2Aと空気調和装置
2Bとの間には、空気調和装置2Aの接触器10Aの負荷
側と、空気調和装置2Bの接触器10Bの負荷側を接続す
る接触器8Aが接続され、この接触器8Aと前述した接
触器10A,10B,11A,11Bの操作コイルをオン・オフ
する信号線は、図示しない制御装置に接続されている。
2Bとの間には、空気調和装置2Aの接触器10Aの負荷
側と、空気調和装置2Bの接触器10Bの負荷側を接続す
る接触器8Aが接続され、この接触器8Aと前述した接
触器10A,10B,11A,11Bの操作コイルをオン・オフ
する信号線は、図示しない制御装置に接続されている。
【0021】このように構成された車両用空気調和装置
においては、定常時には、接触器8Aの主接点は開極さ
れ、接触器10A,10B,11A,11Bは投入されている。
この結果、エバポレータファン5Aとコンデンサファン
6Aは、インバータ3Aによって駆動され、コンプレッ
サ7Aはインバータ4Aによって駆動される。他側の空
気調和装置2Bも同様である。
においては、定常時には、接触器8Aの主接点は開極さ
れ、接触器10A,10B,11A,11Bは投入されている。
この結果、エバポレータファン5Aとコンデンサファン
6Aは、インバータ3Aによって駆動され、コンプレッ
サ7Aはインバータ4Aによって駆動される。他側の空
気調和装置2Bも同様である。
【0022】一方、万一、インバータ3Aが故障で停止
したときには、図示しない制御装置からの指令によって
接触器10Aは開極され、次いで、接触器8Aが投入され
る。すると、エバポレータファン5Aとコンデンサファ
ン6Aは、インバータ3Bから接触器10Bを介して供給
される電力によって、空気調和装置2B側のエバポレー
タファン5B及びコンデンサファン6Bと同一回転数に
駆動されるので、車室1の片側に冷却風を供給すること
ができる。
したときには、図示しない制御装置からの指令によって
接触器10Aは開極され、次いで、接触器8Aが投入され
る。すると、エバポレータファン5Aとコンデンサファ
ン6Aは、インバータ3Bから接触器10Bを介して供給
される電力によって、空気調和装置2B側のエバポレー
タファン5B及びコンデンサファン6Bと同一回転数に
駆動されるので、車室1の片側に冷却風を供給すること
ができる。
【0023】次に、図2は、本発明の車両用空気調和装
置の他の実施例を示す主回路接続図である。図2におい
ては、空気調和装置2Aと空気調和装置2Bとの間に
は、空気調和装置2Aの接触器11Aの負荷側と、空気調
和装置2Bの接触器11Bの負荷側を接続する接触器8B
が更に接続され、この接触器8Bの操作コイルをオン・
オフする信号線は、図示しない制御装置に接続されてい
る。
置の他の実施例を示す主回路接続図である。図2におい
ては、空気調和装置2Aと空気調和装置2Bとの間に
は、空気調和装置2Aの接触器11Aの負荷側と、空気調
和装置2Bの接触器11Bの負荷側を接続する接触器8B
が更に接続され、この接触器8Bの操作コイルをオン・
オフする信号線は、図示しない制御装置に接続されてい
る。
【0024】このように構成された車両用空気調和装置
においては、定常時には、接触器8A,8Bの主接点は
開極され、接触器10A,10B,11A,11Bは投入されて
いる。この結果、エバポレータファン5Aとコンデンサ
ファン6Aは、インバータ3Aによって駆動され、コン
プレッサ7Aはインバータ4Aによって駆動される。他
側の空気調和装置2Bも同様である。
においては、定常時には、接触器8A,8Bの主接点は
開極され、接触器10A,10B,11A,11Bは投入されて
いる。この結果、エバポレータファン5Aとコンデンサ
ファン6Aは、インバータ3Aによって駆動され、コン
プレッサ7Aはインバータ4Aによって駆動される。他
側の空気調和装置2Bも同様である。
【0025】一方、万一、インバータ4Aが故障で停止
したときには、図示しない制御装置からの指令によって
接触器11Bは開極され、次いで、接触器8Bが投入され
る。すると、コンプレッサ7Aは、インバータ4Bから
接触器11Bを介して供給される電力によって、空気調和
装置2B側のコンプレッサ7Bと同一回転数に駆動され
るので、車室1の他側に冷却風を供給することができ
る。
したときには、図示しない制御装置からの指令によって
接触器11Bは開極され、次いで、接触器8Bが投入され
る。すると、コンプレッサ7Aは、インバータ4Bから
接触器11Bを介して供給される電力によって、空気調和
装置2B側のコンプレッサ7Bと同一回転数に駆動され
るので、車室1の他側に冷却風を供給することができ
る。
【0026】したがって、図1及び図2に示した車両用
空気調和装置においては、定格冷却容量の2分の1の程
度であれば、片側のインバータが故障しても、車室内を
均一に空調することができるので、たとえ、盛夏の日中
にインバータが故障しても、従来の車両用空気調和装置
において発生したインバータの故障時のような車室の片
側と他側の温度差を緩和することができる。
空気調和装置においては、定格冷却容量の2分の1の程
度であれば、片側のインバータが故障しても、車室内を
均一に空調することができるので、たとえ、盛夏の日中
にインバータが故障しても、従来の車両用空気調和装置
において発生したインバータの故障時のような車室の片
側と他側の温度差を緩和することができる。
【0027】なお、上記実施例では、車室の片側と他側
にそれぞれ空気調和装置が設けられた例で説明したが、
車室の中間部にも設置されたときには、この中間部の負
荷と片側及び他側の負荷の電源側を接触器で接続するこ
とで、対応することができる。
にそれぞれ空気調和装置が設けられた例で説明したが、
車室の中間部にも設置されたときには、この中間部の負
荷と片側及び他側の負荷の電源側を接触器で接続するこ
とで、対応することができる。
【0028】
【発明の効果】以上、請求項1に記載の発明によれば、
車室の片側に設けられた第1の空調装置のファンに電力
を供給する第1のインバータと、第1の空調装置の圧縮
機に電力を供給する第2のインバータと、車室の他側に
設けられた第2の空調装置のファンに電力を供給する第
3のインバータと、第2の空調装置の圧縮機に電力を供
給する第4のインバータを備えた車両用空気調和装置に
おいて、第1のインバータ及び第3のインバータの負荷
側に開閉器を接続し、これらの開閉器の負荷側を受給電
開閉器で接続することで、第1又は第3のインバータが
故障したときには、故障した側のインバータに接続され
たファンには、健全な側のインバータから開閉器を介し
て電力が供給したので、片側のインバータが故障で停止
しても、車室内を空調することができ、車室の片側と他
側の温度差を減らすこのできる車両用空気調和装置を得
ることができる。
車室の片側に設けられた第1の空調装置のファンに電力
を供給する第1のインバータと、第1の空調装置の圧縮
機に電力を供給する第2のインバータと、車室の他側に
設けられた第2の空調装置のファンに電力を供給する第
3のインバータと、第2の空調装置の圧縮機に電力を供
給する第4のインバータを備えた車両用空気調和装置に
おいて、第1のインバータ及び第3のインバータの負荷
側に開閉器を接続し、これらの開閉器の負荷側を受給電
開閉器で接続することで、第1又は第3のインバータが
故障したときには、故障した側のインバータに接続され
たファンには、健全な側のインバータから開閉器を介し
て電力が供給したので、片側のインバータが故障で停止
しても、車室内を空調することができ、車室の片側と他
側の温度差を減らすこのできる車両用空気調和装置を得
ることができる。
【0029】また、請求項2に記載の発明によれば、車
室の片側に設けられた第1の空調装置のファンに電力を
供給する第1のインバータと、第1の空調装置の圧縮機
に電力を供給する第2のインバータと、車室の他側に設
けられた第2の空調装置のファンに電力を供給する第3
のインバータと、第2の空調装置の圧縮機に電力を供給
する第4のインバータを備えた車両用空気調和装置にお
いて、第2のインバータ及び第4のインバータの負荷側
に開閉器を接続し、これらの開閉器の負荷側を受給電開
閉器で接続することで、第1又は第4のインバータが故
障したときには、故障した側のインバータに接続された
圧縮機は、健全な側のインバータから受給電開閉器を介
して電力を供給したので、片側のインバータが故障で停
止しても、車室内を空調することができ、車室の片側と
他側の温度差を減らすことのできる車両用空気調和装置
を得ることができる。
室の片側に設けられた第1の空調装置のファンに電力を
供給する第1のインバータと、第1の空調装置の圧縮機
に電力を供給する第2のインバータと、車室の他側に設
けられた第2の空調装置のファンに電力を供給する第3
のインバータと、第2の空調装置の圧縮機に電力を供給
する第4のインバータを備えた車両用空気調和装置にお
いて、第2のインバータ及び第4のインバータの負荷側
に開閉器を接続し、これらの開閉器の負荷側を受給電開
閉器で接続することで、第1又は第4のインバータが故
障したときには、故障した側のインバータに接続された
圧縮機は、健全な側のインバータから受給電開閉器を介
して電力を供給したので、片側のインバータが故障で停
止しても、車室内を空調することができ、車室の片側と
他側の温度差を減らすことのできる車両用空気調和装置
を得ることができる。
【0030】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
車室の片側に設けられた第1の空調装置のファンに電力
を供給する第1のインバータと、第1の空調装置の圧縮
機に電力を供給する第2のインバータと、車室の他側に
設けられた第2の空調装置のファンに電力を供給する第
3のインバータと、第2の空調装置の圧縮機に電力を供
給する第4のインバータを備えた車両用空気調和装置に
おいて、第1のインバータの負荷側に第1の開閉器を接
続し、第2のインバータの負荷側に第2の開閉器を接続
し、第3のインバータの負荷側に第3の開閉器を接続
し、第4のインバータの負荷側に第4の開閉器を接続
し、第1の開閉器と第3の開閉器の負荷側を第1の受給
電開閉器で接続し、第2の開閉器と第4の開閉器の負荷
側を第2の受給電開閉器で接続することで、第1又は第
3のインバータが故障したときには、故障した側のイン
バータに接続されたファンには、第1,第3のインバー
タのうちの健全側のインバータから電力が供給され、第
2又は第4のインバータが故障したときには、故障した
側のインバータに接続された圧縮機には、第2,第4イ
ンバータのうちの健全側のインバータから電力が供給し
たので、片側のインバータが故障で停止しても、車室内
を空調することができ、車室の片側と他側の温度差を減
らすことのできる車両用空気調和装置を得ることができ
る。
車室の片側に設けられた第1の空調装置のファンに電力
を供給する第1のインバータと、第1の空調装置の圧縮
機に電力を供給する第2のインバータと、車室の他側に
設けられた第2の空調装置のファンに電力を供給する第
3のインバータと、第2の空調装置の圧縮機に電力を供
給する第4のインバータを備えた車両用空気調和装置に
おいて、第1のインバータの負荷側に第1の開閉器を接
続し、第2のインバータの負荷側に第2の開閉器を接続
し、第3のインバータの負荷側に第3の開閉器を接続
し、第4のインバータの負荷側に第4の開閉器を接続
し、第1の開閉器と第3の開閉器の負荷側を第1の受給
電開閉器で接続し、第2の開閉器と第4の開閉器の負荷
側を第2の受給電開閉器で接続することで、第1又は第
3のインバータが故障したときには、故障した側のイン
バータに接続されたファンには、第1,第3のインバー
タのうちの健全側のインバータから電力が供給され、第
2又は第4のインバータが故障したときには、故障した
側のインバータに接続された圧縮機には、第2,第4イ
ンバータのうちの健全側のインバータから電力が供給し
たので、片側のインバータが故障で停止しても、車室内
を空調することができ、車室の片側と他側の温度差を減
らすことのできる車両用空気調和装置を得ることができ
る。
【図1】請求項1に記載の車両用空気調和装置の一実施
例を示す主回路単線結線図。
例を示す主回路単線結線図。
【図2】請求項2及び請求項3記載の空気調和装置の一
実施例を示す主回路単線結線図。
実施例を示す主回路単線結線図。
【図3】従来の車両用空気調和装置の一例を示す主回路
単線結線図。
単線結線図。
1…車室、2A,2B…空気調和装置、3A,3B,4
A,4B…インバータ、5A,5B…エバポレータファ
ン、6A,6B…コンデンサファン、7A,7B…圧縮
機、8A,8B,10A,10B,11A,11B…接触器。
A,4B…インバータ、5A,5B…エバポレータファ
ン、6A,6B…コンデンサファン、7A,7B…圧縮
機、8A,8B,10A,10B,11A,11B…接触器。
Claims (3)
- 【請求項1】 車室の片側に設けられた第1の空調装置
のファンに電力を供給する第1のインバータと、前記第
1の空調装置の圧縮機に電力を供給する第2のインバー
タと、前記車室の他側に設けられた第2の空調装置のフ
ァンに電力を供給する第3のインバータと、前記第2の
空調装置の圧縮機に電力を供給する第4のインバータを
備えた車両用空気調和装置において、前記第1のインバ
ータ及び前記第3のインバータの負荷側に開閉器を接続
し、これらの開閉器の負荷側を受給電開閉器で接続した
ことを特徴とする車両用空気調和装置。 - 【請求項2】 車室の片側に設けられた第1の空調装置
のファンに電力を供給する第1のインバータと、前記第
1の空調装置の圧縮機に電力を供給する第2のインバー
タと、前記車室の他側に設けられた第2の空調装置のフ
ァンに電力を供給する第3のインバータと、前記第2の
空調装置の圧縮機に電力を供給する第4のインバータを
備えた車両用空気調和装置において、前記第2のインバ
ータ及び前記第4のインバータの負荷側に開閉器を接続
し、これらの開閉器の負荷側を受給電開閉器で接続した
ことを特徴とする車両用空気調和装置。 - 【請求項3】 車室の片側に設けられた第1の空調装置
のファンに電力を供給する第1のインバータと、前記第
1の空調装置の圧縮機に電力を供給する第2のインバー
タと、前記車室の他側に設けられた第2の空調装置のフ
ァンに電力を供給する第3のインバータと、前記第2の
空調装置の圧縮機に電力を供給する第4のインバータを
備えた車両用空気調和装置において、前記第1のインバ
ータの負荷側に第1の開閉器を接続し、前記第2のイン
バータの負荷側に第2の開閉器を接続し、前記第3のイ
ンバータの負荷側に第3の開閉器を接続し、前記第4の
インバータの負荷側に第4の開閉器を接続し、前記第1
の開閉器と前記第3の開閉器の負荷側を第1の受給電開
閉器で接続し、前記第2の開閉器と前記第4の開閉器の
負荷側を第2の受給電開閉器で接続したことを特徴とす
る車両用空気調和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5334030A JPH07194188A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 車両用空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5334030A JPH07194188A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 車両用空気調和装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07194188A true JPH07194188A (ja) | 1995-07-28 |
Family
ID=18272723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5334030A Pending JPH07194188A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 車両用空気調和装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07194188A (ja) |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP5334030A patent/JPH07194188A/ja active Pending
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