JPH07193826A - 固体撮像素子の色フィルタ及び固体撮像素子の信号処理装置 - Google Patents
固体撮像素子の色フィルタ及び固体撮像素子の信号処理装置Info
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- JPH07193826A JPH07193826A JP5333858A JP33385893A JPH07193826A JP H07193826 A JPH07193826 A JP H07193826A JP 5333858 A JP5333858 A JP 5333858A JP 33385893 A JP33385893 A JP 33385893A JP H07193826 A JPH07193826 A JP H07193826A
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- Color Television Image Signal Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ビデオカメラなどに用いられる固体撮像素子
の色フィルタ及び固体撮像素子の信号処理装置に関する
もので、ダイナミックレンジを拡大することを目的とす
るものである。 【構成】 4種類以上のフィルタが固体撮像素子の画素
上に配置された色フィルタであって、基準の白色を撮像
したときに、少なくとも3種類のフィルタの画素から出
力される出力信号量が概等しくなるように分光特性を構
成するために、透過率が最大となる画素が飽和する光量
が大きくなり、ダイナミックレンジが拡大する。
の色フィルタ及び固体撮像素子の信号処理装置に関する
もので、ダイナミックレンジを拡大することを目的とす
るものである。 【構成】 4種類以上のフィルタが固体撮像素子の画素
上に配置された色フィルタであって、基準の白色を撮像
したときに、少なくとも3種類のフィルタの画素から出
力される出力信号量が概等しくなるように分光特性を構
成するために、透過率が最大となる画素が飽和する光量
が大きくなり、ダイナミックレンジが拡大する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオカメラなどに用い
られる固体撮像素子の色フィルタ及び固体撮像素子の信
号処理装置に関するものである。
られる固体撮像素子の色フィルタ及び固体撮像素子の信
号処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、固体撮像素子の色フィルタには様
々な種類の物がある。この中でも単板カメラの色フィル
タに関しては感度とダイナミックレンジの関係を考慮し
て設計していく必要がある。以下図面を参照しながら、
従来の固体撮像素子の色フィルタの一例について説明す
る。図13は従来の固体撮像素子の色フィルタの分光特
性を示す模式図である。
々な種類の物がある。この中でも単板カメラの色フィル
タに関しては感度とダイナミックレンジの関係を考慮し
て設計していく必要がある。以下図面を参照しながら、
従来の固体撮像素子の色フィルタの一例について説明す
る。図13は従来の固体撮像素子の色フィルタの分光特
性を示す模式図である。
【0003】色フィルタはホワイト(W)、グリーン
(G)、シアン(Cy)、イェロー(Ye)の4種類と
する。ここで横軸は波長で単位は[nm]、縦軸は任意
の単位である。この分光特性には光学系及び固体撮像素
子の分光特性を含んでいる。また、説明の理解を助ける
ために各分光特性は模式的に直線で表しているが、実際
には滑らかな曲線で表される。
(G)、シアン(Cy)、イェロー(Ye)の4種類と
する。ここで横軸は波長で単位は[nm]、縦軸は任意
の単位である。この分光特性には光学系及び固体撮像素
子の分光特性を含んでいる。また、説明の理解を助ける
ために各分光特性は模式的に直線で表しているが、実際
には滑らかな曲線で表される。
【0004】Wフィルタの画素に関して、基準の白色を
撮像した場合の400nmから500nmの範囲の分光
特性による出力信号成分をb、500nmから600n
mの範囲の分光特性による出力信号成分を2g、600
nmから700nmの範囲の分光特性による出力信号成
分をrとする。このときWフィルタの画素の出力信号W
oはb+2g+rで、Gフィルタの画素の出力信号Go
は2gで、Cyフィルタの画素の出力信号Cyoはb+
2gで、Yeフィルタの画素の出力信号Yeoは2g+
rで表される。これらの信号から(数1)によってr,
g,bの原色信号が得られる。
撮像した場合の400nmから500nmの範囲の分光
特性による出力信号成分をb、500nmから600n
mの範囲の分光特性による出力信号成分を2g、600
nmから700nmの範囲の分光特性による出力信号成
分をrとする。このときWフィルタの画素の出力信号W
oはb+2g+rで、Gフィルタの画素の出力信号Go
は2gで、Cyフィルタの画素の出力信号Cyoはb+
2gで、Yeフィルタの画素の出力信号Yeoは2g+
rで表される。これらの信号から(数1)によってr,
g,bの原色信号が得られる。
【0005】(数1) r=( Wo−Go−Cyo+Yeo)/2 g=(−Wo+Go+Cyo+Yeo)/4 b=( Wo−Go+Cyo−Yeo)/2 このときの各フィルタの画素の光電変換特性を図14に
示す。図14で横軸は光量、縦軸は出力信号量である。
r,g,bの原色の信号量が等しい値aになるように各
色フィルタの分光特性を決めると、基準白色撮像時の各
色フィルタの出力信号はそれぞれ、Wo=4a,Go=
2a,Cyo=3a,Yeo=3aとなる。
示す。図14で横軸は光量、縦軸は出力信号量である。
r,g,bの原色の信号量が等しい値aになるように各
色フィルタの分光特性を決めると、基準白色撮像時の各
色フィルタの出力信号はそれぞれ、Wo=4a,Go=
2a,Cyo=3a,Yeo=3aとなる。
【0006】図14において、Gフィルタの画素の光電
変換特性を実線で、Cy,Yeフィルタの画素の光電変
換特性を破線で、Wフィルタの画素の光電変換特性を一
点鎖線で示す。各フィルタの画素の光電変換特性は各フ
ィルタの分光特性に依存し、その傾きはGフィルタの画
素の傾きを2とした場合、Wフィルタの画素の傾きは
4、Cy,Yeフィルタの画素の傾きは3となる。すな
わち、同じ光量でも出力信号量の大きいWフィルタの画
素は光電変換特性の傾きが急で、少ない光量L3で飽和
する。それに対して同じ光量でも出力信号量の小さいG
は光電変換特性の傾きがゆるやかで、大きい光量L1で
飽和する。このときのL1とL2,L3の比は、L1:
L2:L3=1/2:1/3:1/4となる。
変換特性を実線で、Cy,Yeフィルタの画素の光電変
換特性を破線で、Wフィルタの画素の光電変換特性を一
点鎖線で示す。各フィルタの画素の光電変換特性は各フ
ィルタの分光特性に依存し、その傾きはGフィルタの画
素の傾きを2とした場合、Wフィルタの画素の傾きは
4、Cy,Yeフィルタの画素の傾きは3となる。すな
わち、同じ光量でも出力信号量の大きいWフィルタの画
素は光電変換特性の傾きが急で、少ない光量L3で飽和
する。それに対して同じ光量でも出力信号量の小さいG
は光電変換特性の傾きがゆるやかで、大きい光量L1で
飽和する。このときのL1とL2,L3の比は、L1:
L2:L3=1/2:1/3:1/4となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の構成では、この固体撮像素子は透過率が最
大であるWフィルタの画素が飽和するL3という光量以
上の光量では、Wフィルタの画素の信号が飽和している
ために正確な色信号が得られないので使用することがで
きず、このWフィルタの画素が飽和する光量L3でダイ
ナミックレンジが規定されるという問題がある。
ような従来の構成では、この固体撮像素子は透過率が最
大であるWフィルタの画素が飽和するL3という光量以
上の光量では、Wフィルタの画素の信号が飽和している
ために正確な色信号が得られないので使用することがで
きず、このWフィルタの画素が飽和する光量L3でダイ
ナミックレンジが規定されるという問題がある。
【0008】本発明はかかる点に鑑み、透過率が最大で
あるフィルタの画素の透過率を低下させることによりダ
イナミックレンジを拡大することができる固体撮像素子
の色フィルタ及び固体撮像素子の信号処理装置を提供す
ることを目的とするものである。
あるフィルタの画素の透過率を低下させることによりダ
イナミックレンジを拡大することができる固体撮像素子
の色フィルタ及び固体撮像素子の信号処理装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達す
るため、4種類以上のフィルタが固体撮像素子の画素上
に配置された色フィルタであって、基準の白色を撮像し
たときに、少なくとも3種類のフィルタの画素から出力
される出力信号量が概等しくなるような分光特性を有す
る構成である。
るため、4種類以上のフィルタが固体撮像素子の画素上
に配置された色フィルタであって、基準の白色を撮像し
たときに、少なくとも3種類のフィルタの画素から出力
される出力信号量が概等しくなるような分光特性を有す
る構成である。
【0010】
【作用】基準の白色を撮像したときに、少なくとも3種
類のフィルタの画素から出力される出力信号量が概等し
くなるように分光特性を構成するために、透過率が最大
となる画素が飽和する光量が大きくなり、ダイナミック
レンジが拡大する。
類のフィルタの画素から出力される出力信号量が概等し
くなるように分光特性を構成するために、透過率が最大
となる画素が飽和する光量が大きくなり、ダイナミック
レンジが拡大する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例の固体撮像素子
の色フィルタについて、図面を参照しながら説明する。
本実施例の目的は、透過率が最大であるフィルタの画素
の透過率を低下させることによりダイナミックレンジを
拡大しようというものである。
の色フィルタについて、図面を参照しながら説明する。
本実施例の目的は、透過率が最大であるフィルタの画素
の透過率を低下させることによりダイナミックレンジを
拡大しようというものである。
【0012】図1は本発明の第1の実施例の固体撮像素
子の色フィルタの分光特性を示す模式図である。色フィ
ルタはホワイト(W)、グリーン(G)、シアン(C
y)、イェロー(Ye)の4種類とする。ここで横軸は
波長で単位は[nm]、縦軸は任意の単位である。この
分光特性には光学系及び固体撮像素子の分光特性を含ん
でいる。また、説明の理解を助けるために各分光特性は
模式的に直線で表しているが、実際には滑らかな曲線で
表される。
子の色フィルタの分光特性を示す模式図である。色フィ
ルタはホワイト(W)、グリーン(G)、シアン(C
y)、イェロー(Ye)の4種類とする。ここで横軸は
波長で単位は[nm]、縦軸は任意の単位である。この
分光特性には光学系及び固体撮像素子の分光特性を含ん
でいる。また、説明の理解を助けるために各分光特性は
模式的に直線で表しているが、実際には滑らかな曲線で
表される。
【0013】Cyフィルタの画素に関して、基準の白色
を撮像した場合の400nmから500nmの範囲の分
光特性による出力信号成分をb、500nmから600
nmの範囲の分光特性による出力信号成分を2g、Ye
フィルタの画素に関して、600nmから700nmの
範囲の分光特性による出力信号成分をrとする。このと
きGフィルタの画素の出力信号Goは2gで、Cyフィ
ルタの画素の出力信号Cyoはb+2gで、Yeフィル
タの画素の出力信号Yeoは2g+rで表される。さら
にWフィルタの画素の出力信号Woは3(b+2g+
r)/4で表されるようにWフィルタの分光特性を構成
する。すなわち図13における従来の固体撮像素子の色
フィルタのWの分光特性のみ3/4倍した構成となる。
を撮像した場合の400nmから500nmの範囲の分
光特性による出力信号成分をb、500nmから600
nmの範囲の分光特性による出力信号成分を2g、Ye
フィルタの画素に関して、600nmから700nmの
範囲の分光特性による出力信号成分をrとする。このと
きGフィルタの画素の出力信号Goは2gで、Cyフィ
ルタの画素の出力信号Cyoはb+2gで、Yeフィル
タの画素の出力信号Yeoは2g+rで表される。さら
にWフィルタの画素の出力信号Woは3(b+2g+
r)/4で表されるようにWフィルタの分光特性を構成
する。すなわち図13における従来の固体撮像素子の色
フィルタのWの分光特性のみ3/4倍した構成となる。
【0014】図2は本発明の第1の実施例の固体撮像素
子の色フィルタの信号処理装置の回路構成を示すブロッ
ク図である。図2において、1は固体撮像素子、2は増
幅器、3は増幅率切換手段、4は色分離回路である。
子の色フィルタの信号処理装置の回路構成を示すブロッ
ク図である。図2において、1は固体撮像素子、2は増
幅器、3は増幅率切換手段、4は色分離回路である。
【0015】固体撮像素子1から出力された各フィルタ
の出力信号Wo,Go,Cyo,Yeoは増幅器2に入
力され、それぞれ増幅率切換手段3で切り換えられる増
幅率Aw,Ag,Acy,Ayeで各フィルタの画素毎
に増幅されてWo’,Go’,Cyo’,Yeo’とし
て出力される。すなわちWo,Go,Cyo,Yeoと
Wo’,Go’,Cyo’,Yeo’の関係は(数2)
で表される。
の出力信号Wo,Go,Cyo,Yeoは増幅器2に入
力され、それぞれ増幅率切換手段3で切り換えられる増
幅率Aw,Ag,Acy,Ayeで各フィルタの画素毎
に増幅されてWo’,Go’,Cyo’,Yeo’とし
て出力される。すなわちWo,Go,Cyo,Yeoと
Wo’,Go’,Cyo’,Yeo’の関係は(数2)
で表される。
【0016】(数2) Wo’ = Aw ・Wo Go’ = Ag ・Go Cyo’= Acy・Cyo Yeo’= Aye・Yeo 本実施例ではAw=4/3,Ag=1,Acy=1,A
ye=1である。
ye=1である。
【0017】次に増幅器2から出力された信号は色分離
回路4に入力され、これらの信号から(数3)によって
r,g,bの原色信号が得られる。
回路4に入力され、これらの信号から(数3)によって
r,g,bの原色信号が得られる。
【0018】(数3) r=( Wo’−Go’−Cyo’+Yeo’)/2 g=(−Wo’+Go’+Cyo’+Yeo’)/4 b=( Wo’−Go’+Cyo’−Yeo’)/2 このときの各フィルタの画素の光電変換特性を図3に示
す。図3で横軸は光量、縦軸は出力信号量である。r,
g,bの原色の信号量が等しい値aになるように各色フ
ィルタの分光特性を決めると、基準白色撮像時の各色フ
ィルタの出力信号はそれぞれ、Wo=3a,Go=2
a,Cyo=3a,Yeo=3aとなる。図3でGフィ
ルタの画素の光電変換特性を実線で、Cy,Ye、Wフ
ィルタの画素の光電変換特性を破線で示す。各フィルタ
の画素の光電変換特性は各フィルタの分光特性に依存
し、その傾きはGフィルタの画素の傾きを2とした場
合、W、Cy,Yeフィルタの画素の傾きは3となる。
ここで、基準の白色撮像時のCy,Ye,Wフィルタの
出力信号は等しいので飽和光量L2も等しくなる。この
ときのL1とL2の比は、L1:L2=1/2:1/3
となる。
す。図3で横軸は光量、縦軸は出力信号量である。r,
g,bの原色の信号量が等しい値aになるように各色フ
ィルタの分光特性を決めると、基準白色撮像時の各色フ
ィルタの出力信号はそれぞれ、Wo=3a,Go=2
a,Cyo=3a,Yeo=3aとなる。図3でGフィ
ルタの画素の光電変換特性を実線で、Cy,Ye、Wフ
ィルタの画素の光電変換特性を破線で示す。各フィルタ
の画素の光電変換特性は各フィルタの分光特性に依存
し、その傾きはGフィルタの画素の傾きを2とした場
合、W、Cy,Yeフィルタの画素の傾きは3となる。
ここで、基準の白色撮像時のCy,Ye,Wフィルタの
出力信号は等しいので飽和光量L2も等しくなる。この
ときのL1とL2の比は、L1:L2=1/2:1/3
となる。
【0019】以上のように本実施例によれば、Wフィル
タの透過率を出力信号がCy,Yeと概等しくなるよう
に構成したのでダイナミックレンジはL2となり、図1
4で示した従来の固体撮像素子の色フィルタによるダイ
ナミックレンジL3に対して4/3倍飽和光量が拡大
し、ダイナミックレンジが拡大できる。
タの透過率を出力信号がCy,Yeと概等しくなるよう
に構成したのでダイナミックレンジはL2となり、図1
4で示した従来の固体撮像素子の色フィルタによるダイ
ナミックレンジL3に対して4/3倍飽和光量が拡大
し、ダイナミックレンジが拡大できる。
【0020】以下、本発明の第2の実施例の固体撮像素
子の色フィルタについて、図面を参照しながら説明す
る。図4は本発明の第2の実施例の固体撮像素子の色フ
ィルタの分光特性を示す模式図である。色フィルタはホ
ワイト(W)、グリーン(G)、シアン(Cy)、イェ
ロー(Ye)の4種類とする。ここで図4に示された分
光特性は、図13に示された従来の固体撮像素子の色フ
ィルタの分光特性に対し、Wは1/2倍、Cy、Yeは
2/3倍した場合の特性である。
子の色フィルタについて、図面を参照しながら説明す
る。図4は本発明の第2の実施例の固体撮像素子の色フ
ィルタの分光特性を示す模式図である。色フィルタはホ
ワイト(W)、グリーン(G)、シアン(Cy)、イェ
ロー(Ye)の4種類とする。ここで図4に示された分
光特性は、図13に示された従来の固体撮像素子の色フ
ィルタの分光特性に対し、Wは1/2倍、Cy、Yeは
2/3倍した場合の特性である。
【0021】このときGフィルタの画素の出力信号Go
は2gで、Cyフィルタの画素の出力信号Cyoは2
(b+2g)/3で、Yeフィルタの画素の出力信号Y
eoは2(2g+r)/3で表される。さらにWフィル
タの画素の出力信号Woは(b+2g+r)/2で表さ
れるように各フィルタの分光特性を構成する。
は2gで、Cyフィルタの画素の出力信号Cyoは2
(b+2g)/3で、Yeフィルタの画素の出力信号Y
eoは2(2g+r)/3で表される。さらにWフィル
タの画素の出力信号Woは(b+2g+r)/2で表さ
れるように各フィルタの分光特性を構成する。
【0022】固体撮像素子の出力信号の処理方法は第1
の実施例に準じるので省略するが、本実施例では(数
2)における増幅率はAw=2,Ag=1,Acy=3
/2,Aye=3/2である。
の実施例に準じるので省略するが、本実施例では(数
2)における増幅率はAw=2,Ag=1,Acy=3
/2,Aye=3/2である。
【0023】このときの各フィルタの画素の光電変換特
性を図5に示す。図5で横軸は光量、縦軸は出力信号量
である。r,g,bの原色の信号量が等しい値aになる
ように各色フィルタの分光特性を決めると、基準白色撮
像時の各色フィルタの出力信号はそれぞれ、Wo=2
a,Go=2a,Cyo=2a,Yeo=2aとなる。
図5でG,Cy,Ye、Wフィルタの画素の光電変換特
性を実線で示す。各フィルタの画素の光電変換特性は各
フィルタの分光特性に依存し、その傾きはGフィルタの
画素の傾きを2とした場合、W、Cy,Yeフィルタの
画素の傾きも2となる。ここで、基準の白色撮像時の
W,G,Cy,Yeフィルタの出力信号は等しいので飽
和光量L1も等しくなる。
性を図5に示す。図5で横軸は光量、縦軸は出力信号量
である。r,g,bの原色の信号量が等しい値aになる
ように各色フィルタの分光特性を決めると、基準白色撮
像時の各色フィルタの出力信号はそれぞれ、Wo=2
a,Go=2a,Cyo=2a,Yeo=2aとなる。
図5でG,Cy,Ye、Wフィルタの画素の光電変換特
性を実線で示す。各フィルタの画素の光電変換特性は各
フィルタの分光特性に依存し、その傾きはGフィルタの
画素の傾きを2とした場合、W、Cy,Yeフィルタの
画素の傾きも2となる。ここで、基準の白色撮像時の
W,G,Cy,Yeフィルタの出力信号は等しいので飽
和光量L1も等しくなる。
【0024】以上のように本実施例によれば、W,C
y,Yeフィルタの透過率を出力信号がGと概等しくな
るように構成したので、ダイナミックレンジはL1とな
り、図14で示した従来の固体撮像素子の色フィルタに
よるダイナミックレンジL3に対して2倍飽和光量が拡
大し、ダイナミックレンジが拡大できる。
y,Yeフィルタの透過率を出力信号がGと概等しくな
るように構成したので、ダイナミックレンジはL1とな
り、図14で示した従来の固体撮像素子の色フィルタに
よるダイナミックレンジL3に対して2倍飽和光量が拡
大し、ダイナミックレンジが拡大できる。
【0025】以下、本発明の第3の実施例の固体撮像素
子の色フィルタについて、図面を参照しながら説明す
る。図6は本発明の第3の実施例の固体撮像素子の色フ
ィルタの分光特性を示す模式図である。色フィルタはホ
ワイト(W)、グリーン(G)、シアン(Cy)、イェ
ロー(Ye)の4種類とする。
子の色フィルタについて、図面を参照しながら説明す
る。図6は本発明の第3の実施例の固体撮像素子の色フ
ィルタの分光特性を示す模式図である。色フィルタはホ
ワイト(W)、グリーン(G)、シアン(Cy)、イェ
ロー(Ye)の4種類とする。
【0026】このときGフィルタの画素の出力信号Go
はgで、Cyフィルタの画素の出力信号Cyoは(b+
g)で、Yeフィルタの画素の出力信号Yeoは(g+
r)で表される。さらにWフィルタの画素の出力信号W
oは2(b+g+r)/3で表されるように各フィルタ
の分光特性を構成する。
はgで、Cyフィルタの画素の出力信号Cyoは(b+
g)で、Yeフィルタの画素の出力信号Yeoは(g+
r)で表される。さらにWフィルタの画素の出力信号W
oは2(b+g+r)/3で表されるように各フィルタ
の分光特性を構成する。
【0027】固体撮像素子の出力信号の処理方法は第1
の実施例に準じるので省略するが、本実施例では(数
2)における増幅率はAw=3/2,Ag=Acy=A
ye=1である。
の実施例に準じるので省略するが、本実施例では(数
2)における増幅率はAw=3/2,Ag=Acy=A
ye=1である。
【0028】このときの各フィルタの画素の光電変換特
性を図7に示す。図7で横軸は光量、縦軸は出力信号量
である。r,g,bの原色の信号量が等しい値aになる
ように各色フィルタの分光特性を決めると、基準白色撮
像時の各色フィルタの出力信号はそれぞれ、Wo=2
a,Go=a,Cyo=2a,Yeo=2aとなる。図
7でGフィルタの画素の光電変換特性を実線で、W,C
y,Yeフィルタの画素の光電変換特性を破線で示す。
各フィルタの画素の光電変換特性は各フィルタの分光特
性に依存し、その傾きはGフィルタの画素の傾きを1と
した場合、W、Cy,Yeフィルタの画素の傾きは2と
なる。ここで、基準の白色撮像時のW,Cy,Yeフィ
ルタの出力信号は等しいので飽和光量L2も等しくな
る。このときのL1とL2の比は、L1:L2=2:1
となる。
性を図7に示す。図7で横軸は光量、縦軸は出力信号量
である。r,g,bの原色の信号量が等しい値aになる
ように各色フィルタの分光特性を決めると、基準白色撮
像時の各色フィルタの出力信号はそれぞれ、Wo=2
a,Go=a,Cyo=2a,Yeo=2aとなる。図
7でGフィルタの画素の光電変換特性を実線で、W,C
y,Yeフィルタの画素の光電変換特性を破線で示す。
各フィルタの画素の光電変換特性は各フィルタの分光特
性に依存し、その傾きはGフィルタの画素の傾きを1と
した場合、W、Cy,Yeフィルタの画素の傾きは2と
なる。ここで、基準の白色撮像時のW,Cy,Yeフィ
ルタの出力信号は等しいので飽和光量L2も等しくな
る。このときのL1とL2の比は、L1:L2=2:1
となる。
【0029】以上のように本実施例によれば、W,C
y,Yeフィルタの透過率を出力信号が概等しくなるよ
うに構成したので、ダイナミックレンジが拡大できる。
y,Yeフィルタの透過率を出力信号が概等しくなるよ
うに構成したので、ダイナミックレンジが拡大できる。
【0030】以下、本発明の第4の実施例の固体撮像素
子の色フィルタについて、図面を参照しながら説明す
る。図8は本発明の第4の実施例の固体撮像素子の色フ
ィルタの分光特性を示す模式図である。色フィルタはホ
ワイト(W)、グリーン(G)、シアン(Cy)、イェ
ロー(Ye)の4種類とする。
子の色フィルタについて、図面を参照しながら説明す
る。図8は本発明の第4の実施例の固体撮像素子の色フ
ィルタの分光特性を示す模式図である。色フィルタはホ
ワイト(W)、グリーン(G)、シアン(Cy)、イェ
ロー(Ye)の4種類とする。
【0031】このときGフィルタの画素の出力信号Go
は2gで、Cyフィルタの画素の出力信号Cyoは(b
+g)で、Yeフィルタの画素の出力信号Yeoは(g
+r)で表される。さらにWフィルタの画素の出力信号
Woは2(b+g+r)/3で表されるように各フィル
タの分光特性を構成する。
は2gで、Cyフィルタの画素の出力信号Cyoは(b
+g)で、Yeフィルタの画素の出力信号Yeoは(g
+r)で表される。さらにWフィルタの画素の出力信号
Woは2(b+g+r)/3で表されるように各フィル
タの分光特性を構成する。
【0032】固体撮像素子の出力信号の処理方法は第1
の実施例に準じるので省略するが、本実施例では(数
2)における増幅率はAw=3/2,Ag=1/2,A
cy=Aye=1である。
の実施例に準じるので省略するが、本実施例では(数
2)における増幅率はAw=3/2,Ag=1/2,A
cy=Aye=1である。
【0033】このときの各フィルタの画素の光電変換特
性は図5と同様になる。r,g,bの原色の信号量が等
しい値aになるように各色フィルタの分光特性を決める
と、基準白色撮像時の各色フィルタの出力信号はそれぞ
れ、Wo=2a,Go=2a,Cyo=2a,Yeo=
2aとなる。図5でW,G,Cy,Yeフィルタの画素
の光電変換特性を実線で示す。各フィルタの画素の光電
変換特性は各フィルタの分光特性に依存し、その傾きは
Gフィルタの画素の傾きを2とした場合、W、Cy,Y
eフィルタの画素の傾きは2となる。ここで、基準の白
色撮像時のW,Cy,Yeフィルタの出力信号は等しい
ので飽和光量L1も等しくなる。
性は図5と同様になる。r,g,bの原色の信号量が等
しい値aになるように各色フィルタの分光特性を決める
と、基準白色撮像時の各色フィルタの出力信号はそれぞ
れ、Wo=2a,Go=2a,Cyo=2a,Yeo=
2aとなる。図5でW,G,Cy,Yeフィルタの画素
の光電変換特性を実線で示す。各フィルタの画素の光電
変換特性は各フィルタの分光特性に依存し、その傾きは
Gフィルタの画素の傾きを2とした場合、W、Cy,Y
eフィルタの画素の傾きは2となる。ここで、基準の白
色撮像時のW,Cy,Yeフィルタの出力信号は等しい
ので飽和光量L1も等しくなる。
【0034】以上のように本実施例によれば、W,C
y,Yeフィルタの透過率を出力信号がGと概等しくな
るように構成したので、ダイナミックレンジが拡大でき
る。
y,Yeフィルタの透過率を出力信号がGと概等しくな
るように構成したので、ダイナミックレンジが拡大でき
る。
【0035】以下、本発明の第5の実施例の固体撮像素
子の色フィルタについて、図面を参照しながら説明す
る。図9は本発明の第5の実施例の固体撮像素子の色フ
ィルタの分光特性を示す模式図である。色フィルタはホ
ワイト(W)、グリーン(G)、シアン(Cy)、イェ
ロー(Ye)の4種類とする。
子の色フィルタについて、図面を参照しながら説明す
る。図9は本発明の第5の実施例の固体撮像素子の色フ
ィルタの分光特性を示す模式図である。色フィルタはホ
ワイト(W)、グリーン(G)、シアン(Cy)、イェ
ロー(Ye)の4種類とする。
【0036】このときGフィルタの画素の出力信号Go
は2gで、Cyフィルタの画素の出力信号Cyoは(b
+2g)で、Yeフィルタの画素の出力信号Yeoは
(2g+r)で表される。さらにWフィルタの画素の出
力信号Woは(b+g+r)で表されるように各フィル
タの分光特性を構成する。
は2gで、Cyフィルタの画素の出力信号Cyoは(b
+2g)で、Yeフィルタの画素の出力信号Yeoは
(2g+r)で表される。さらにWフィルタの画素の出
力信号Woは(b+g+r)で表されるように各フィル
タの分光特性を構成する。
【0037】固体撮像素子の出力信号の処理方法は第1
の実施例に準じるので省略するが、本実施例では(数
2)における増幅率はAw=1,Ag=1/2,Acy
=Aye=1である。
の実施例に準じるので省略するが、本実施例では(数
2)における増幅率はAw=1,Ag=1/2,Acy
=Aye=1である。
【0038】このときの各フィルタの画素の光電変換特
性は図3と同様になる。r,g,bの原色の信号量が等
しい値aになるように各色フィルタの分光特性を決める
と、基準白色撮像時の各色フィルタの出力信号はそれぞ
れ、Wo=3a,Go=2a,Cyo=3a,Yeo=
3aとなる。図3でGフィルタの画素の光電変換特性を
実線で、W,Cy,Yeフィルタの画素の光電変換特性
を破線で示す。各フィルタの画素の光電変換特性は各フ
ィルタの分光特性に依存し、その傾きはGフィルタの画
素の傾きを2とした場合、W、Cy,Yeフィルタの画
素の傾きは3となる。ここで、基準の白色撮像時のW,
Cy,Yeフィルタの出力信号は等しいので飽和光量L
2も等しくなる。
性は図3と同様になる。r,g,bの原色の信号量が等
しい値aになるように各色フィルタの分光特性を決める
と、基準白色撮像時の各色フィルタの出力信号はそれぞ
れ、Wo=3a,Go=2a,Cyo=3a,Yeo=
3aとなる。図3でGフィルタの画素の光電変換特性を
実線で、W,Cy,Yeフィルタの画素の光電変換特性
を破線で示す。各フィルタの画素の光電変換特性は各フ
ィルタの分光特性に依存し、その傾きはGフィルタの画
素の傾きを2とした場合、W、Cy,Yeフィルタの画
素の傾きは3となる。ここで、基準の白色撮像時のW,
Cy,Yeフィルタの出力信号は等しいので飽和光量L
2も等しくなる。
【0039】以上のように本実施例によれば、W,C
y,Yeフィルタの透過率を出力信号が概等しくなるよ
うに構成したので、ダイナミックレンジが拡大できる。
y,Yeフィルタの透過率を出力信号が概等しくなるよ
うに構成したので、ダイナミックレンジが拡大できる。
【0040】以下、本発明の第6の実施例の固体撮像素
子の色フィルタについて、図面を参照しながら説明す
る。本実施例の目的は、透過率が最大であるフィルタの
画素の透過率を低下させることにより、ダイナミックレ
ンジを拡大しようというものである。図10は本発明の
第6の実施例の固体撮像素子の色フィルタの分光特性を
示す模式図である。色フィルタはマゼンタ(Mg)、グ
リーン(G)、シアン(Cy)、イェロー(Ye)の4
種類とする。
子の色フィルタについて、図面を参照しながら説明す
る。本実施例の目的は、透過率が最大であるフィルタの
画素の透過率を低下させることにより、ダイナミックレ
ンジを拡大しようというものである。図10は本発明の
第6の実施例の固体撮像素子の色フィルタの分光特性を
示す模式図である。色フィルタはマゼンタ(Mg)、グ
リーン(G)、シアン(Cy)、イェロー(Ye)の4
種類とする。
【0041】ここで横軸は波長で単位は[nm]、縦軸
は任意の単位である。この分光特性には光学系及び固体
撮像素子の分光特性を含んでいる。また、説明の理解を
助けるために各分光特性は模式的に直線で表している
が、実際には滑らかな曲線で表される。Cyフィルタの
画素に関して、基準の白色を撮像した場合の400nm
から500nmの範囲の分光特性による出力信号成分を
b、500nmから600nmの範囲の分光特性による
出力信号成分をg、Yeフィルタの画素に関して、60
0nmから700nmの範囲の分光特性による出力信号
成分をrとする。
は任意の単位である。この分光特性には光学系及び固体
撮像素子の分光特性を含んでいる。また、説明の理解を
助けるために各分光特性は模式的に直線で表している
が、実際には滑らかな曲線で表される。Cyフィルタの
画素に関して、基準の白色を撮像した場合の400nm
から500nmの範囲の分光特性による出力信号成分を
b、500nmから600nmの範囲の分光特性による
出力信号成分をg、Yeフィルタの画素に関して、60
0nmから700nmの範囲の分光特性による出力信号
成分をrとする。
【0042】このときGフィルタの画素の出力信号Go
は2gで、Cyフィルタの画素の出力信号Cyoはb+
gで、Yeフィルタの画素の出力信号Yeoはg+rで
表される。さらにMgフィルタの画素の出力信号Mgo
は(b+r)で表されるようにMgフィルタの分光特性
を構成する。
は2gで、Cyフィルタの画素の出力信号Cyoはb+
gで、Yeフィルタの画素の出力信号Yeoはg+rで
表される。さらにMgフィルタの画素の出力信号Mgo
は(b+r)で表されるようにMgフィルタの分光特性
を構成する。
【0043】図12は本発明の第6の実施例の固体撮像
素子の色フィルタの信号処理装置の回路構成を示すブロ
ック図である。図12において、1は固体撮像素子、2
は増幅器、3は増幅率切換手段、4は色分離回路であ
る。
素子の色フィルタの信号処理装置の回路構成を示すブロ
ック図である。図12において、1は固体撮像素子、2
は増幅器、3は増幅率切換手段、4は色分離回路であ
る。
【0044】固体撮像素子1から出力された各フィルタ
の出力信号Mgo,Go,Cyo,Yeoは増幅器2に
入力され、それぞれ増幅率切換手段3で切り換えられる
増幅率Amg,Ag,Acy,Ayeで各フィルタの画
素毎に増幅されてMgo’,Go’,Cyo’,Ye
o’として出力される。すなわちMgo,Go,Cy
o,YeoとMgo’,Go’,Cyo’,Yeo’の
関係は(数4)で表される。
の出力信号Mgo,Go,Cyo,Yeoは増幅器2に
入力され、それぞれ増幅率切換手段3で切り換えられる
増幅率Amg,Ag,Acy,Ayeで各フィルタの画
素毎に増幅されてMgo’,Go’,Cyo’,Ye
o’として出力される。すなわちMgo,Go,Cy
o,YeoとMgo’,Go’,Cyo’,Yeo’の
関係は(数4)で表される。
【0045】(数4) Mgo’=Amg・Wo Go’ =Ag ・Go Cyo’=Acy・Cyo Yeo’=Aye・Yeo 本実施例ではAmg=1,Ag=1/2,Acy=1,
Aye=1である。
Aye=1である。
【0046】次に増幅器2から出力された信号は色分離
回路4に入力され、これらの信号から(数5)によって
r,g,bの原色信号が得られる。
回路4に入力され、これらの信号から(数5)によって
r,g,bの原色信号が得られる。
【0047】(数5) r=( Mgo’ −Cyo’+Yeo’)/2 g=(−Mgo’+Go’+Cyo’+Yeo’)/4 b=( Mgo’ +Cyo’−Yeo’)/2 このときの各フィルタの画素の光電変換特性を図11に
示す。図11で横軸は光量、縦軸は出力信号量である。
r,g,bの原色の信号量が等しい値aになるように各
色フィルタの分光特性を決めると、基準白色撮像時の各
色フィルタの出力信号はそれぞれ、Mgo=2a,Go
=2a,Cyo=2a,Yeo=2aとなる。図11で
Mg,G,Cy,Yeフィルタの画素の光電変換特性を
実線で示す。各フィルタの画素の光電変換特性は各フィ
ルタの分光特性に依存し、その傾きはGフィルタの画素
の傾きを2とした場合、Mg、Cy,Yeフィルタの画
素の傾きも2となる。ここで、基準の白色撮像時のM
g,G,Cy,Yeフィルタの出力信号は等しいので飽
和光量L1も等しくなる。
示す。図11で横軸は光量、縦軸は出力信号量である。
r,g,bの原色の信号量が等しい値aになるように各
色フィルタの分光特性を決めると、基準白色撮像時の各
色フィルタの出力信号はそれぞれ、Mgo=2a,Go
=2a,Cyo=2a,Yeo=2aとなる。図11で
Mg,G,Cy,Yeフィルタの画素の光電変換特性を
実線で示す。各フィルタの画素の光電変換特性は各フィ
ルタの分光特性に依存し、その傾きはGフィルタの画素
の傾きを2とした場合、Mg、Cy,Yeフィルタの画
素の傾きも2となる。ここで、基準の白色撮像時のM
g,G,Cy,Yeフィルタの出力信号は等しいので飽
和光量L1も等しくなる。
【0048】以上のように本実施例によれば、Mgフィ
ルタの透過率を出力信号がG,Cy,Yeと概等しくな
るように構成したのでダイナミックレンジはL1とな
り、図14で示した従来の固体撮像素子の色フィルタに
よるダイナミックレンジL3に対して2倍飽和光量が拡
大し、ダイナミックレンジが拡大できる。
ルタの透過率を出力信号がG,Cy,Yeと概等しくな
るように構成したのでダイナミックレンジはL1とな
り、図14で示した従来の固体撮像素子の色フィルタに
よるダイナミックレンジL3に対して2倍飽和光量が拡
大し、ダイナミックレンジが拡大できる。
【0049】なお、第1から第6の実施例で示したよう
に、本発明を実現するためのフィルタの分光特性の組合
せはかなりの自由度を持って構成することができる。
に、本発明を実現するためのフィルタの分光特性の組合
せはかなりの自由度を持って構成することができる。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、最大透過
率の色フィルタの透過率を出力信号が他の色フィルタと
概等しくなるように構成したので、従来の固体撮像素子
の色フィルタによるダイナミックレンジに対して飽和光
量が拡大し、ダイナミックレンジが拡大できる。
率の色フィルタの透過率を出力信号が他の色フィルタと
概等しくなるように構成したので、従来の固体撮像素子
の色フィルタによるダイナミックレンジに対して飽和光
量が拡大し、ダイナミックレンジが拡大できる。
【図1】本発明の第1の実施例の固体撮像素子の色フィ
ルタの分光特性を表す模式図
ルタの分光特性を表す模式図
【図2】第1の実施例の固体撮像素子の色フィルタの信
号処理装置のブロック図
号処理装置のブロック図
【図3】第1の実施例の固体撮像素子の色フィルタの光
電変換特性図
電変換特性図
【図4】本発明の第2の実施例の固体撮像素子の色フィ
ルタの分光特性を表す模式図
ルタの分光特性を表す模式図
【図5】第2の実施例の固体撮像素子の色フィルタの光
電変換特性図
電変換特性図
【図6】本発明の第3の実施例の固体撮像素子の色フィ
ルタの分光特性を表す模式図
ルタの分光特性を表す模式図
【図7】本発明の第3の実施例の固体撮像素子の色フィ
ルタの光電変換特性図
ルタの光電変換特性図
【図8】本発明の第4の実施例の固体撮像素子の色フィ
ルタの分光特性を表す模式図
ルタの分光特性を表す模式図
【図9】本発明の第5の実施例の固体撮像素子の色フィ
ルタの分光特性を表す模式図
ルタの分光特性を表す模式図
【図10】本発明の第6の実施例の固体撮像素子の色フ
ィルタの分光特性を表す模式図
ィルタの分光特性を表す模式図
【図11】第6の実施例の固体撮像素子の色フィルタの
光電変換特性図
光電変換特性図
【図12】第6の実施例の固体撮像素子の色フィルタの
信号処理装置のブロック図
信号処理装置のブロック図
【図13】従来の固体撮像素子の色フィルタの分光特性
を表す模式図
を表す模式図
【図14】従来の固体撮像素子の色フィルタの光電変換
特性図
特性図
1 固体撮像素子 2 増幅器 3 増幅率切換手段 4 色分離回路
Claims (2)
- 【請求項1】4種類以上のフィルタが固体撮像素子の画
素上に配置された色フィルタであって、基準の白色を撮
像したときに、少なくとも3種類のフィルタの画素から
出力される出力信号量が概等しくなる分光特性を有する
ことを特徴とする固体撮像素子の色フィルタ。 - 【請求項2】基準の白色を撮像したときに、少なくとも
3種類のフィルタの画素から出力される出力信号量が概
等しくなる分光特性を持つ色フィルタを有する固体撮像
素子と、前記固体撮像素子の出力信号を入力とする増幅
器とを備え、 前記増幅器は、前記4種類以上の色フィルタの画素の出
力信号のうち、同種類の色フィルタの画素の出力信号に
対しては増幅率を等しくし、異なる種類の色フィルタの
画素の出力信号に対しては増幅率を変化させて増幅する
ことを特徴とする固体撮像素子の信号処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5333858A JPH07193826A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 固体撮像素子の色フィルタ及び固体撮像素子の信号処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5333858A JPH07193826A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 固体撮像素子の色フィルタ及び固体撮像素子の信号処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07193826A true JPH07193826A (ja) | 1995-07-28 |
Family
ID=18270735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5333858A Pending JPH07193826A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 固体撮像素子の色フィルタ及び固体撮像素子の信号処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07193826A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007194971A (ja) * | 2006-01-20 | 2007-08-02 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 画像処理装置および画像処理方法 |
EP2034746A2 (en) | 2003-07-02 | 2009-03-11 | Nikon Corporation | Color photographing device |
KR100917365B1 (ko) * | 2007-07-06 | 2009-09-16 | 삼성전자주식회사 | 영상 생성 장치 및 방법 |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP5333858A patent/JPH07193826A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2034746A2 (en) | 2003-07-02 | 2009-03-11 | Nikon Corporation | Color photographing device |
US7656458B2 (en) | 2003-07-02 | 2010-02-02 | Nikon Corporation | Color photographing device |
JP2007194971A (ja) * | 2006-01-20 | 2007-08-02 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 画像処理装置および画像処理方法 |
JP4666681B2 (ja) * | 2006-01-20 | 2011-04-06 | 株式会社日立国際電気 | 画像処理装置および画像処理方法 |
KR100917365B1 (ko) * | 2007-07-06 | 2009-09-16 | 삼성전자주식회사 | 영상 생성 장치 및 방법 |
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